JP5507339B2 - 流量パルス発生器 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスメータに後付けして、そのカウンタの回転ドラムに取り付けられている銀線の回転を光学的に検出してガス流量を表す流量パルスを出力する流量パルス発生器に関する。
ガスメータは、近年においては、料金徴収のための検針値確認の他にエネルギー監視のためにガス流量を確認する必要性がでてきている。例えば、一般住宅などにおいて、ガスコンロ、ガス湯沸かし器などのガス器具のガス使用状況を監視するための監視システムを構築するためには、ガスメータからガス流量を表すパルス信号をコンピュータを中心とする監視装置の側に取り込み、データ処理を行う必要がある。
パルス発信式のマイコンガスメータの場合には当該ガスメータを監視装置に接続すればよいが、流量パルス出力機能が備わっていない機械式のガスメータなどの場合には、そのカウンタの最小表示桁の回転ドラムに取り付けられているメータ検定用の銀線の回転を光学的に検出して流量パルスを得る必要がある。このような流量パルス発生器は特許文献1において提案されており、既設のガスメータのメータケースに着脱可能に取り付けて用いることができるようになっている。
ガスメータに流量パルス発生器を後付けして用いる場合には次のような解決すべき課題がある。
第1に、ガスメータには形状の異なる複数種類のものがある。例えば、小型のガスメータの場合には、そのメータケースは前面からカウンタ表示部が突出した形状をしている。これに対して、大型のガスメータでは、そのメータケースは前面から僅かにカウンタ表示部が突出した形状をしている。従来においては、形状の異なるガスメータ毎に異なる構造の流量パルス発生器が用意されており、形状の異なるガスメータに共通に用いることのできる汎用性の高い流量パルス発生器は提案されていない。
第2に、流量パルス発生器では、光センサで銀線を検出するために、銀線の付いている表示桁を覆い隠して暗部とし、外光が入らないようにする必要がある。このために、流量パルス発生器を取り付けた状態では、ガスメータのカウンタ表示部においては、銀線が取り付けられている表示桁および、これに隣接する複数の表示桁が流量パルス発生器によって覆い隠され、これらの桁の数字が見えないという不便さがある。また、ガスメータの外面に取り付けられている操作部材が流量パルス発生器によって覆い隠されてしまうと、これらの操作に支障を来すので好ましくない。
第3に、流量パルス発生器は光学センサによって銀線を検出しているので、ガスメータのカウンタ表示部と流量パルス発生器の裏面のセンサ面との間に外乱光が入り込むと、銀線の回転を精度良く検出できない。また、銀線が取り付けられている回転ドラムが回転方向の前後にガタ付く場合などにおいては、光学センサが不要にオンオフを繰り返してしまい、ガス流量に対応するパルスを得ることができない。
第4に、ガスメータに流量パルス発生器を取り付けると、流量パルス発生器の光学センサの検出面がガスメータの銀線が位置しているカウンタ表示部の表面に密接あるいは近接した状態になる。雨水などがこれらの間に侵入すると、光学センサの検出面、カウンタ表示部の表面などに結露が発生し、光学的に銀線を精度良く検出できない場合がある。また、流量パルス発生器内部への水の浸入を確実に防止できるようにする必要がある。
特開2005−77292号公報
本発明の課題は、このような点に鑑みて、形状の異なるガスメータに取り付け可能な汎用性のある流量パルス発生器を提案することにある。
本発明の課題は、ガスメータに取り付けた状態において、ガスメータのカウンタ表示部の全表示桁を目視できるようにした流量パルス発生器を提案することにある。
本発明の課題は、外乱光による検出精度の低下などを防止して精度良く流量パルスを発生可能な流量パルス発生器を提案することにある。
本発明の課題は、内部への水の浸入、光学センサ表示面などの結露を防止できるようにした流量パルス発生器を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、ガスメータのメータケースの外面に着脱可能に取り付け、当該ガスメータのカウンタにおける一つの表示桁を表す回転ドラムに取り付けられている銀線の回転を光学的に検出してガス流量を表す流量パルスを出力する流量パ
ルス発生器であって、
本体ケースと、
前記銀線の回転を検出するために前記本体ケースに内蔵されている発光素子および受光素子からなる光学センサと、
前記本体ケースを前記ガスメータのメータケースに着脱可能に取り付け可能なメーター取付部と、
前記ガスメータのメータケースに取り付けた状態において前記カウンタのカウンタ表示部の全表示桁を目視可能な表示窓とを有し、
前記メーター取付部は、第1形状の前記ガスメータのメータケースに取付可能な第1メーター取付部と、前記第1形状とは異なる第2形状の前記ガスメータのメータケースに取付可能な第2メーター取付部とを備えており、
前記メーター取付部は、前記本体ケースにおける前記ガスメータのメータケースに対峙するケース裏面に取り付けた取付板を備え、
前記表示窓は、前記銀線が配置されている前記回転ドラムの表示桁を目視するための1桁表示窓と、それ以外の複数の表示桁を目視するための複数桁表示窓とを備えており、
前記1桁表示窓は前記本体ケースに形成されており、
前記複数桁表示窓は前記取付板に形成した貫通穴であり、
前記本体ケースはケース表面板とケース背面板を備えており、
前記1桁表示窓は、前記ケース表面板に形成した表面側貫通穴と、前記ケース背面板における前記表面側貫通穴に対峙する部位に形成した背面側貫通穴と、前記表面側貫通穴を封鎖している赤外線カットフィルターとを備えており、
前記光学センサは、赤外線通過フィルターおよび前記背面側貫通穴を介して前記ケース背面板の内側から外側に赤外線検出光を射出する発光素子と、前記背面側貫通穴および赤外線通過フィルターを介して前記ケース背面板の外側から内側に入射する前記赤外線検出光の反射光を受光する受光素子とを備えていることを特徴としている。
光学センサの検出面である1桁表示窓の表面側には赤外線カットフィルターが配置されている。したがって、1桁表示窓を介して、銀線が取り付けられている表示桁を外側から目視することができ、しかも、光学センサの検出に障害となる外乱光の侵入を防止できる。よって、本発明の流量パルス発生器をガスメータに取り付けた状態において、ガスメータのカウンタ表示部の全表示桁を見ることが可能であり、外乱光による検出精度の低下も防止できる。
ここで、ガスメータとしては、メータケースの表面からカウンタ表示部が突出している形状の小型のガスメータと、メータケースの表面からカウンタ表示部が殆ど突出していない大型のガスメータが一般的に用いられている。したがって、前記第1メータ取付部を、小型のガスメータのメータケースから突出している前記カウンタ表示部を両側からクランプすることにより当該カウンタ表示部に取付可能なクランプ機構とすることができる。また、前記第2メータ取付部を、大型のガスメータのメータケースに巻き付けて固定可能な締結バンドと、この締結バンドのバンド掛けとを備えた構成とすることができる。
この場合、これらクランプ機構および締結バンドを、前記本体ケースに取り付けた取付板に対して着脱可能としておくことが望ましい。このようにすれば、小型のガスメータに取り付ける場合には締結バンドを外しておくことができ、大型のガスメータに取り付ける場合にはクランプ機構を外しておくことができる。
また、ガスメータに取り付ける際の位置決めを簡単に行うことができるようにするために、前記ガスメータのメータケースに対する前記本体ケースの取付位置を規定するための位置決め部を設けておくことが望ましい。この位置決め部を、前記取付板に形成した複数の位置決め用貫通穴とし、これらの位置決め用貫通穴のそれぞれを、前記ガスメータの前記カウンタ表示部の表示面の窓枠を前記メータケースに固定している複数本の固定ネジのそれぞれに対応する部位に形成しておけばよい。このようにすれば、各位置決め用貫通穴にガスメータの側の各固定ネジが一致するように目視により位置決めを簡単に行うことができる。
ここで、前記本体ケースに、前記光学センサの駆動制御回路と、前記光学センサおよび前記駆動制御回路の駆動電力源である電池を内蔵することにより、流量パルス発生器を電池駆動式とすることができる。この場合には、省電力化を図るために、前記駆動制御回路は、前記発光素子および前記受光素子を同期させて間欠駆動させることが望ましい。また、銀線が取り付けられている回転ドラムのガタ付きに起因して不要なパルスが発生することを防止するために、受光素子の受光量に基づき前記銀線を検出した時に、一定の遅延時間の経過後に一つの流量パルスを出力させることが望ましい。
次に、本発明の流量パルス発生器は、前記ケース背面板の外側表面には、前記赤外線通過フィルターの外周縁から前記ケース背面板の外周縁に向かって延びる複数本の結露防止用の通気溝が形成されていることを特徴としている。
流量パルス発生器のケース背面板と、ガスメータのカウンタ表示部との間が密閉状態になると、これらの間に水が浸入した場合に、これらの表面部分に結露が発生しやすい。通気溝を形成しておくことにより結露を効果的に防止できる。
また、本体ケースの前記ケース表面板と前記ケース背面板の接合部分を前記取付板によって覆い隠すことにより、この接合部分から水が本体ケース内部に侵入することを防止できる。このようにすれば、別部材を取り付けることなく本体ケースの防水性を確保できるので望ましい。
さらに、前記取付板に、前記ガスメータのメータケースとの間に水が浸入することを防止するための庇部分を形成しておくことが望ましい。
一方、ガスメータのメータケース表面には、当該ガスメータ操作用の複数の操作部材が配置されている。したがって、流量パルス発生器の前記本体ケースおよび前記取付板を、前記ガスメータに取り付けた状態において、前記操作部材を覆い隠すことのない輪郭形状に設定しておくことが望ましい。
以上説明したように、本発明によれば、ガスメータへの取付部として第1取付部および第2取付部を備えているので、形状の異なるガスメータに取り付けて使用可能な汎用性の高い流量パルス発生器を実現できる。
(a)は本発明を適用した流量パルス発生器を用いたガス流量監視システムを示す説明図であり、(b)はカウンタ表示部の銀線を示す説明図であり、(c)は小型のガスメータのカウンタ表示部を示す説明図であり、(d)は流量パルス発生器を小型のガスメータに取り付けた状態を示す概略側面図である。 小型のガスメータに流量パルス発生器が取り付けられた状態を示す斜視図である。 (a)は大型のガスメータに流量パルス発生器が取り付けられた状態を示す正面図であり、(b)はその斜視図であり、(c)は大型のガスメータのカウンタ表示部を示す説明図である。 流量パルス発生器を示す斜視図である。 流量パルス発生器の分解斜視図である。 流量パルス発生器の正面図である。 流量パルス発生器の背面図である。 流量パルス発生器の側面図である。 (a)は流量パルス発生器の取付板を示す正面図であり、(b)はその背面図である。 流量パルス発生器のケース本体を示す分解斜視図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した流量パルス発生器の実施の形態を説明する。
(ガス流量監視システム)
図1(a)〜(d)は本実施の形態に係る流量パルス発生器を用いたガス流量監視システムを示す説明図であり、図2は流量パルス発生器の取付状態を示す部分斜視図である。ガス流量監視システム1は、図1(a)に示すように、小型のガスメータ2Aと、このガスメータ2Aに後付けされた流量パルス発生器3と、この流量パルス発生器3から引き出されているリード線4を介して出力される流量パルスをカウントしてカウント値を表示するパルスカウント装置5とを備えている。パルスカウント装置5のカウント値は上位のコンピュータからなる監視装置6に取り込むことができる。
ガスメータ2Aは機械式のものであり、図1(b)、(c)に示すように、そのカウンタ表示部21Aはメータケース22Aの上ケース23Aの前面下部から前方に突出した横長の直方体形状をしており、その前面の長方形の表示面24を介して内部に配列されている複数の表示桁25(n)(n=1、2、3・・・)の数字を目視可能である。本例では、最下位の表示桁25(1)の回転ドラムに、ガスメータ検定用の銀線26が取り付けられている。
流量パルス発生器3は、図1(d)、図2に示すように、前方に突出しているカウンタ表示部21Aを上下からクランプ機構50によってクランプした状態で、カウンタ表示部21Aの前側に固定されている。流量パルス発生器3は後述のように光学センサを備えており、ガスメータ2Aの銀線26に照射した検出光の反射光の受光量に基づき、回転する銀線26が検出され、銀線26が検出される毎に流量パルスを発生する。
図3(a)、(b)は流量パルス発生器3を大型のガスメータに後付けした状態を示す正面図および斜視図であり、図3(c)はカウンタ表示部を示す部分斜視図である。大型のガスメータ2Bは全体として上側に向かって僅かに先細りの台形状をしており、その前面の上側中央部分に、カウンタ表示部21Bが配置されている。カウンタ表示部21Bは、メータケース22Bの前面とほぼ同一面上に位置しており、クランプ機構50によって流量パルス発生器3を取り付けることができない。
流量パルス発生器3は大型のガスメータ2Bに取り付けるための締結バンド60を備えている。締結バンド60は流量パルス発生器3に対して着脱可能であり、流量パルス発生器3に取り付けた締結バンド60をガスメータ2Bのメータケース21Bに巻き付けて締結することにより、流量パルス発生器3をカウンタ表示部21Bの前側に固定することができる。
なお、クランプ機構50は流量パルス発生器3から取り外し可能であり、大型のガスメータ2Bに流量パルス発生器3を取り付ける場合にはクランプ機構50が取り外される。逆に、小型のガスメータ2Aに流量パルス発生器3を取り付ける場合には締結バンド60が取り外される。このように、流量パルス発生器3はメータ取付部としてクランプ機構50および締結バンド60を備えているので、双方のガスメータ2A、2Bに対して取付可能であり汎用性が高い。
(流量パルス発生器)
図4は流量パルス発生器3を示す斜視図であり、図5はその分解斜視図であり、図6はその正面図であり、図7はその背面図であり、図8はその側面図である。流量パルス発生器3は、プラスチック成形品からなる本体ケース31と、この本体ケース31の背面側に取り付けた板金製のメータ取付部32とを備えており、メータ取付部32によってガスメータ2A、2Bに取り付け可能となっている。
本体ケース31は、下端側部分が直方体形状をしたバッテリー収納部33となっており、この内部には電源用の電池(図示せず)が収納される。バッテリー収納部33の上側には括れた状態で斜め上方に延びる連結部34が形成され、この連結部34の上側には上方に延びる直方体形状のセンサ収納部35が形成されている。連結部34およびセンサ収納部35には、駆動制御回路が搭載された回路基板(図示せず)が収納されている。また、センサ収納部35の内部には、図7に破線で示すように、発光素子36および受光素子37を備えた反射型の光学センサ38が収納されている。
センサ収納部35における光学センサ38の収納部位には矩形の1桁表示窓39が形成されている。ガスメータ2A、2Bに取り付けた状態においては、この1桁表示窓39を介して前側からカウンタ表示面24の最下位の表示桁25(1)(銀線26が付いている表示桁)を目視できるようになっている。
メータ取付部32は、本体ケース31の背面に締結ネジによって固定されている取付板41と、この取付板41に着脱可能に取り付けたクランプ機構50を備えている。取付板41には、その中央部分に横長の長方形の貫通穴43が形成されている。また、貫通穴43の3つの角の外側の部位には、それぞれ、円形の位置決め用貫通穴44a、44b、44cが形成されている。さらに、取付板41の左右の縁には背面側に直角に折り曲げられた側板部分45、46が形成されており、これらの側板部分45、46には、締結バンド60を掛けるための上下に細長いバンド掛け用のスリット45a、46aが形成されている。
ここで、図1(b)、(c)から分かるように、ガスメータ2Aのカウンタ表示部21Aの前面の四隅には締結ネジ27a〜27dによって長方形の窓枠28が取り付けた構成となっている。大型のガスメータ2Bの場合も同様である。流量パルス発生器3をガスメータ2A、2Bに取り付ける際には、取付板41の3つの位置決め用貫通穴44a、44b、44cを対応するカウンタ表示部21A、21Bの締結ネジ27a〜27cに合わせることにより、流量パルス発生器3の位置決めができるようになっている。
流量パルス発生器3を位置決めしてガスメータ2A、2Bに取り付けた状態では、貫通穴43がカウンタ表示部21A、21Bの表示面24の表示枠に一致した状態になり、貫通穴43は、ここを通して、最下位桁以外の表示桁を前側から目視可能な複数桁表示窓として機能する。したがって、本体ケース31の1桁表示窓39と取付板41の複数桁表示窓(43)によって、流量パルス発生器3を取り付けた状態において、カウンタ表示部21A、21Bの全桁を前側から目視することが可能である。
また、図1(a)から分かるように、流量パルス発生器3は、ガスメータ2Aの前面に配置されている操作部材、表示部材、その他の部材を覆い隠すことのないように、その輪郭形状が設定されている。例えば、ガスメータ2Aの前面に配置されている復帰ボタン2a、LED表示部2b、認印玉2cなどを覆い隠すことの無い輪郭形状に設定されている。このため、流量パルス発生器3をガスメータ2A、2Bに取り付けた状態において、ガスメータ2A、2Bの操作に支障を来すことがない。また、LED表示部2bなどの表示部が見えなくなることもないので、流量パルス発生器3が取り付けられていない状態と同様な操作性を維持できる。
(クランプ機構)
図9(a)および(b)はメータ取付部32を示す正面図および背面図である。図7、図8および図9を参照してメータ取付部32のクランプ機構50を説明する。クランプ機構50は、取付板41の上端部分に着脱可能に取り付けた上クランプ金具51と、取付板41の下端部分に着脱可能に取り付けた下クランプ金具52と、2本の締結ネジ53を備えている。上側クランプ金具51は、取付板41の背面側において後方に開口している溝形断面形状のものであり、上水平板51aと、これにより長い下水平板51bと、これらを連結している垂直板51cとを備えている。下水平板51bの下面には当接板54が貼り付けられている。下水平板51bは下側の貫通穴43とほぼ同一の長さのものである。上水平板51aには左右一対のネジ穴51dが形成されており、ここには上側からクランプ用の締結ネジ53がねじ込まれており、締結ネジ53の脚部下端が下水平板52bの上面に当接している。
取付板41の上端縁には背面側に直角に折れ曲がっている一定幅の庇部分41aが形成されており、これに隣接する部位にも、一段下がった位置において同様に形成した一定幅の庇部分41bが形成されている。庇部分41aには左右一対のネジ穴41cが形成されており、2本の締結ネジ53は、ネジ穴41cからねじ込まれて、下側に位置する上クランプ金具51のネジ穴51dにねじ込まれている。したがって、2本の締結ネジ53をねじ込むと、上クランプ金具51を下方に押し込むことできる。
下クランプ金具52は、取付板41の背面側において後方に開口している溝形断面形状のものであり、上水平板52aと、下水平板52bと、これらの間を連結している垂直板52cとを備えている。下クランプ金具52は貫通穴43と同一長さのものであり、貫通穴43の下側において当該貫通穴43に一致した位置に配置されている。また、上水平板52aの上面には下当接板55が貼り付けられている。
取付板41の下端縁には背面側に直角に折れ曲がった下端板部分41dが形成されており、この上面には左右一対の位置決め用のボス56が上方に垂直に突出している。下クランプ金具52の下水平板52bには、ボス56を受入れ可能な位置決め穴52dが形成されている。したがって、上側からボス56に位置決め穴52dを位置決めした状態で、下クランプ金具52を下端板部分41dに落とし込むことにより、下クランプ金具52を取付板41の下端板部分41dに取り付けることができる。
この構成のクランプ機構50では、図8に示すように、上クランプ金具51および下クランプ金具52の間に、小型のガスメータ2Aのカウンタ表示部21Aを挿入した状態で、2本の締結ネジ53をねじ込むと、上クランプ金具51が下方に押し込まれる。この結果、カウンタ表示部21Aを上下からクランプした状態で、流量パルス発生器3が小型のガスメータ2Aの前面に固定される。
流量パルス発生器3を大型のガスメータ2Bに取り付ける場合には、2本の締結ネジ53を取付板41の上端板部分41aから外すことにより、上クランプ金具51を外すことができる。また、下クランプ金具52を上方に持ち上げることにより、取付板41の下端板部分41dから外すことができる。
(本体ケース)
図10は本体ケース31を示す分解斜視図である。本体ケース31は、ケース表面板71とケース背面板72を組み合わせることにより構成されており、ケース表面板71は上側ケース部分73と下側のバッテリカバー74から構成されている。
ケース表面板71の上側ケース部分73には矩形の表面側貫通穴73aが形成されており、この表面側貫通穴73aは、透明な赤外線カットフィルター75によって封鎖されている。図7に示すように、表面側貫通穴73aに対応するケース背面板72の部位にも、同一形状の背面側貫通穴72aが形成されている。これらの表面側貫通穴73a、赤外線カットフィルター75、背面側貫通穴72aによって1桁表示窓39が構成されている。
図7に示すように、ケース背面板72における背面側貫通穴72aのケース内側には、上下に発光素子36および受光素子37を備えた光学センサ38が組み込まれている。発光素子36からの検出光は、その表面を覆う状態に取り付けた赤外線透過フィルター76aを介してケース背面側に射出される。下側の受光素子37は、その表面を覆う状態に取り付けた赤外線透過フィルター76bを介してケース背面側から下向きに斜めに入射する検出光の反射光を受光する。
なお、図10においては省略してあるが、本体ケース31の内部には電源用の電池および駆動制御回路が搭載された制御基板が組み込まれている。制御基板からは配線用のリード線(図示せず)が引き出されて、本体ケース31の下端板部部分31aからケース外に引き出されて外部装置に接続されるようになっている。
(水侵入防止構造、結露防止構造)
ここで、ケース背面板72に対して、ケース表面板71を構成している上側ケース部分73を組み付けた状態においては、背面側において、上側ケース部分73の外周板部分73bの内周面と、ケース背面板72の外周板部分72bの外周面との嵌合面が背面側に露出した状態になっている。この嵌合面を介して水が本体ケース31の内部に侵入するおそれがある。しかしながら、本例では、図7から分かるように、本体ケース31の背面側には取付板41が取り付けられており、取付板41の輪郭形状は、上側ケース部分73とケース背面板72の嵌合面を実質的に覆い隠すことができるように設定されている。これにより、本体ケース31の内部に水が浸入してしまうことを防止できる。
また、取付板41の上端には庇部分41a、41bが形成されている。したがって、例えば、小型のガスメータ2Aに流量パルス発生器3を取り付けた状態においては、図8に示すように、光学センサ38の検出面38a(背面側貫通穴72a、赤外線透過フィルター76)と、ガスメータ2Aの側のカウンタ表示部21Aの表示面24との間に、雨水などが入り込むことを防止できる。
さらに、図7に示すように、ケース背面板72における光学センサ38の検出面38aの下側部分および側方部分には、斜め方向に直線状に延びる一定深さおよび溝の複数本の通気溝72cが刻まれている。また、図7、図9(b)に示すように、取付板41の背面においても、貫通穴43の下側の左右の角部から左右の外周縁まで直線状に延びる複数本の一定深さおよび幅の通気溝41gが形成されている。
したがって、流量パルス発生器3をガスメータ2Aのカウンタ表示部21Aに取り付けた状態において、光学センサ38の検出面38a、カウンタ表示部21Aの表面の部分の通気性を確保できる。よって、これらの表面に結露ができ、表示桁が見えなくなるなどの弊害を防止できる。
(外乱光防止構造)
本例では、銀線26が付いている最下位桁を目視できるように1桁表示窓39が形成されている。このような窓を形成すると、ここを介して、光学センサ38の検出面38aに外乱光が侵入して検出誤差が発生するおそれがある。しかし、1桁表示窓39には、その表面側には赤外線カットフィルター75が貼り付けられているので、外乱光が検出面に侵入して検出誤差が発生することを防止できる。
なお、本例の流量パルス発生器3は電池電源により駆動するので、省電力化を図るために、発光素子36、受光素子37を常時駆動せずに、同期させて間欠駆動させることが望ましい。また、銀線26が取り付けられている回転ドラムのガタ付きに起因して不要なパルスが発生することを防止するために、受光素子37の受光量に基づき銀線26を検出した時に、一定の遅延時間をおいて流量パルスを出力させることが望ましい。
1 ガス流量監視システム
2A、2B ガスメータ
2a 復帰ボタン
2b LED表示部
2c 認印玉
3 流量パルス発生器
4 リード線
5 パルスカウント装置
6 監視装置
21A、21B カウンタ表示部
22A、22B メータケース
23A 上ケース
24 表示面
25(n) 表示桁
25(1) 最下位の表示桁
26 銀線
31 本体ケース
32 メータ取付部
33 バッテリー収納部
34 連結部
35 センサ収納部
36 発光素子
37 受光素子
38 光学センサ
38a 検出面
39 1桁表示窓
41 取付板
41a、41b 庇部分
41c ネジ穴
41d 下端板部分
41g 通気溝
43 貫通穴
44a、44b、44c 位置決め用貫通穴
45、46 側板部分
45a、46a バンド掛け用スリット
50 クランプ機構
51 上クランプ金具
51a 上水平板
51b 下水平板
51c 垂直板
51d ネジ穴
52 下クランプ金具
52a 上水平板
52b 下水平板
52c 垂直板
52d 位置決め穴
53 締結ネジ
54、55 当接板
56 ボス
60 締結バンド
71 ケース表面板
72 ケース背面板
72a 背面側貫通穴
72b 外周板部分
72c 通気溝
73 上側ケース部分
73a 表面側貫通穴
73b 外周板部分
74 バッテリカバー
75 赤外線カットフィルター
76a、76b 赤外線通過フィルター

Claims (8)

  1. ガスメータのメータケースの外面に着脱可能に取り付け、当該ガスメータのカウンタにおける一つの表示桁を表す回転ドラムに取り付けられている銀線の回転を光学的に検出してガス流量を表す流量パルスを出力する流量パルス発生器であって、
    本体ケースと、
    前記銀線の回転を検出するために前記本体ケースに内蔵されている発光素子および受光素子からなる光学センサと、
    前記本体ケースを前記ガスメータのメータケースに着脱可能に取り付け可能なメーター取付部と、
    前記ガスメータのメータケースに取り付けた状態において前記カウンタのカウンタ表示部の全表示桁を目視可能な表示窓とを有し、
    前記メーター取付部は、第1形状の前記ガスメータのメータケースに取付可能な第1メーター取付部と、前記第1形状とは異なる第2形状の前記ガスメータのメータケースに取付可能な第2メーター取付部とを備えており、
    前記メーター取付部は、前記本体ケースにおける前記ガスメータのメータケースに対峙するケース裏面に取り付けた取付板を備え、
    前記表示窓は、前記銀線が配置されている前記回転ドラムの表示桁を目視するための1桁表示窓と、それ以外の複数の表示桁を目視するための複数桁表示窓とを備えており、
    前記1桁表示窓は前記本体ケースに形成されており、
    前記複数桁表示窓は前記取付板に形成した貫通穴であり、
    前記本体ケースはケース表面板とケース背面板を備えており、
    前記1桁表示窓は、前記ケース表面板に形成した表面側貫通穴と、前記ケース背面板における前記表面側貫通穴に対峙する部位に形成した背面側貫通穴と、前記表面側貫通穴を封鎖している赤外線カットフィルターとを備えており、
    前記光学センサは、赤外線通過フィルターおよび前記背面側貫通穴を介して前記ケース背面板の内側から外側に赤外線検出光を射出する発光素子と、前記背面側貫通穴および前記赤外線通過フィルターを介して前記ケース背面板の外側から内側に入射する前記赤外線検出光の反射光を受光する受光素子とを備えていることを特徴とする流量パルス発生器。
  2. 請求項1において
    前記第1メーター取付部は、前記ガスメータのメータケースから突出している前記カウ
    ンタ表示部を両側からクランプすることにより当該カウンタ表示部に取付可能なクランプ機構を備えており、
    前記第2メーター取付部は、前記ガスメータのメータケースに巻き付けることにより固定可能な締結バンドを備えており、
    前記クランプ機構および前記締結バンドのそれぞれは、前記取付板に対して着脱可能に取り付けられていることを特徴とする流量パルス発生器。
  3. 請求項1または2において、
    前記ガスメータのメータケースに対する前記本体ケースの取付位置を規定するための位置決め部を備えており、
    前記位置決め部は前記取付板に形成した複数の位置決め用貫通穴を備えており、
    前記位置決め用貫通穴のそれぞれは、前記ガスメータの前記カウンタ表示部の窓枠を前記メータケースに固定している複数本の固定ネジのそれぞれに対応する部位に形成されていることを特徴とする流量パルス発生器。
  4. 請求項1、2または3において、
    前記本体ケースには、前記光学センサの駆動制御回路と、前記光学センサおよび前記駆動制御回路の駆動電力源である電池が内蔵されており、
    前記駆動制御回路は、前記発光素子および前記受光素子を同期させて間欠駆動させ、受光素子の受光量に基づき前記銀線を検出すると、一定の遅延時間の経過後に一つの流量パルスを出力させることを特徴とする流量パルス発生器。
  5. 請求項1ないし4のうちのいずれか一つの項において、
    前記ケース背面板の外側表面には、前記赤外線通過フィルターの外周縁から前記ケース背面板の外周縁に至る複数本の結露防止用の通気溝が形成されていることを特徴とする流量パルス発生器。
  6. 請求項1ないし5のうちのいずれか一つの項において、
    前記ケース表面板と前記ケース背面板の接合部分は、前記取付板によって覆い隠されていることを特徴とする流量パルス発生器。
  7. 請求項1ないし6のうちのいずれか一つの項において、
    前記取付板は、前記ガスメータのメータケースとの間に水が浸入することを防止するための庇部分を備えていることを特徴とする流量パルス発生器。
  8. 請求項1ないし7のうちのいずれか一つの項において、
    前記ガスメータのメータケース表面には、当該ガスメータ操作用の複数の操作部材が配置されており、
    前記本体ケースおよび前記取付板は、前記ガスメータに取り付けた状態において、前記操作部材を覆い隠すことのない輪郭形状に設定されていることを特徴とする流量パルス発生器。
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