JP5507230B2 - レーザ切断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、固体レーザ発振器又はファイバレーザ発振器から出射されたレーザビームをリング状に形成して被切断材に照射すると共にリング状のビームの軸に沿って酸素ガスを噴射して被切断材を切断し得るように構成したレーザ切断装置に関するものである。
被切断材に向けてレーザトーチからレーザビームを照射すると共にアシストガスを噴射して切断することが行われている。このレーザ切断では、レーザ発振器から出射されたレーザビームはレンズによって集光され、被切断材にエネルギ密度の高いレーザスポットを形成する。レーザスポットが形成された被切断材では母材が蒸発又は溶融し、噴射されたアシストガスによって母材から排除される。そして、レーザトーチを移動させることで被切断材に連続した溝を形成して切断する。
被切断材が軟鋼を含む鋼板である場合、波長が10.6μmの炭酸ガスレーザが一般的に用いられる。しかし、最近ではYAGレーザを含む固体レーザやファイバレーザ等の炭酸ガスレーザの波長の約1/10の波長を持つレーザも鋼材を切断するための手段として注目されている。
例えば特許文献1には、YAGレーザを採用して溶接或いは切断するレーザ加工装置及びレーザ加工ヘッドの発明が記載されている。この発明は、従来のレーザ光の周囲から切断ガスを供給することによる切断ガスの圧力が、集光レンズ系の耐圧強度に影響されて高くするのに限度がある、という点を解決すべき課題の一つとしている。
特許文献1の技術では、レーザ加工ヘッドが、レーザ光を複数の束に分割する光学系と、レーザ光を被加工部に集光する複数の集光光学系と、複数の集光光学系によって集光されるレーザ光の束の間に加工手段を交換自在に支持し加工手段の加工部位を被加工部に向けて配置する支持部を備えることによって、同一の被加工部に対して常に一致させてレーザ加工と他の加工を同時に行うことができる。この結果、被加工部に対してレーザビームと、他の加工の加工用動力とを同時にしかもレンズ系に影響を与えることなく供給して良好な加工ができる。
特許第3752112号公報
炭酸ガスレーザを用いて鋼板を切断するレーザ切断方法、及び特許文献1に記載されたレーザ加工装置によって鋼板を切断する方法の何れもレーザビームの焦点を被加工材の略表面に位置させてレーザスポットを形成している。そして、レーザスポットに向けてアシストガス或いは切断ガスを噴射することで被切断材を切断している。従って、被切断材に対する切断プロセスの主役はレーザビームが演じており、アシストガス、切断ガスは補助的な役割を演じるに過ぎない。
このため、レーザビームとアシストガス又は切断ガスとの関係を見直してより合理的な切断を実現することが求められている。特に、固体レーザやファイバレーザを利用して軟鋼板を切断する場合、切断し得る厚さは12mm〜16mm程度が限界である。このため、切断可能な板厚をより大きくすることできる切断装置が求められている。
また、波長が1μm近傍の固体レーザやファイバレーザを用いた場合、レーザビームが漏れて周囲の物体に照射されると、照射された物体に損傷を与える虞がある。
本発明の目的は、固体レーザやファイバレーザによる被切断材の切断可能厚さを向上させることができ且つ該被切断材を二次元的に切断することができるレーザ切断装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係るレーザ切断装置は、レールに沿って走行可能に構成された走行台車と、前記走行台車に搭載され該走行台車の走行方向とは直交する方向に横行可能に構成された横行台車と、前記横行台車に搭載された固体レーザ発振器又はファイバレーザ発振器と、前記横行台車に搭載され被切断材の表面と対向して配置されたノズルを有するレーザトーチと、前記固体レーザ発振器又はファイバレーザ発振器から前記レーザトーチのノズルの間に構成された光学系と、前記レーザトーチに接続された酸素ガス供給系と、を有し、前記固体レーザ発振器又はファイバレーザ発振器から出射されたレーザビームを前記光学系を介してリング状のビームに形成して前記レーザトーチのノズルから被切断材に向けて照射すると共に前記酸素ガス供給系から供給された酸素ガスを前記レーザトーチのノズルから被切断材に向けて噴射することで被切断材を切断するように構成したものである。
上記レーザ切断装置に於いて、前記光学系は、少なくとも円錐プリズムと凸レンズと光ファイバを有することが好ましい。
本発明に係るレーザ切断装置では、固体レーザ発振器又はファイバレーザ発振器(以下「レーザ発振器」という)から出射されたレーザビームをリング状のビームに形成してレーザトーチから被切断材に向けて照射すると共に酸素ガスを噴射することで、被切断材を加熱し且つ加熱部位を切断することができる。そして、走行台車及び横行台車を所望の方向に所望の速度で移動させることによって、横行台車に搭載したレーザトーチを被切断材に対し二次元的に移動させることで、所望の形状を切断することができる。
特に、被切断材に照射されるレーザビームがリング状に形成されていることから、被切断材に於ける被照射部位を蒸発或いは溶融させることなく加熱することができ、このレーザビームと同時に酸素ガスを噴射することによって、加熱された被切断材の母材を燃焼させると共に溶融物を母材から排除して切断することができる。即ち、従来のレーザ切断法とは異なり、従来のガス切断法と類似することになる。このため、母材の燃焼発熱による被切断材の加熱を実現することが可能となり、同じ出力のレーザ発振器を用いた場合でも、より厚い被切断材を切断することができる。
また、少なくとも円錐プリズムと凸レンズと光ファイバを有する光学系を設けることで、レーザ発振器から出射されたレーザビームを円錐プリズムによってリング状にし、凸レンズによってリング状のビームに形成してノズルから被切断材に向けて照射することができる。
第1実施例に係るレーザ切断装置の構成を説明する図である。 レーザトーチとカバーの関係を説明する図である リング状に形成したレーザビームによって切断する方法を説明する図である。 レーザ切断装置に於ける光学系の構成を説明する模式図である。 レーザトーチの構成を説明する図である。 円錐プリズムと凸レンズによってリング状のビームを形成する説明図である。 第2実施例に係るレーザ切断装置の構成を説明する図である。
以下、本発明に係るレーザ切断装置について説明する。本発明に係るレーザ切断装置は、リング状に形成したレーザビームによって被切断材を加熱し、この加熱部位に酸素ガスを噴射して母材を燃焼させると共に酸素ガスの持つ運動エネルギによって燃焼生成物、溶融物を母材から排除することで被切断材を切断するものである。即ち、本発明に係るレーザ切断装置で採用する切断方法は従来のガス切断法に近く、レーザビームのエネルギによって被切断材を蒸発或いは溶融させて切断する従来のレーザ切断方法とは異なる切断方法を実現したものである。
このため、被切断材は、酸素ガスによって母材が燃焼し得る材質であることが必要である。即ち、被切断材としては、従来よりガス切断法によって良好な切断を実現し得る材質のもの全てを対象とすることが可能であり、好ましくは軟鋼、炭素鋼、合金鋼等の材質を含む鋼板である。
本実施例に係るレーザ切断装置の構成を説明するのに先立って、図3〜図6によりリング状に形成したレーザビームを採用したレーザ切断方法について説明する。本実施例では、Nd.YAGレーザ、DlSCレーザ等の固体レーザ発振器又はファイバレーザ発振器等のレーザ発振器から出射されたレーザビームをリング状のビーム(以下「リングビーム」という)1に形成してレーザトーチのノズル3から被切断材4に照射している。
リングビーム1は、レーザビームがリング状に形成されていれば良く、如何なる手段でリング状に形成するかを限定するものではない。リングビーム1を形成する方法としては、後述するレーザ切断装置のように、円錐プリズム13と凸レンズ14を組み合わせて利用する方法や、短焦点レンズを利用する方法等の方法があり、これらを選択的に採用することが好ましい。
リングビーム1のエネルギ密度はレンズによって集光して形成されたレーザスポットのエネルギ密度と比較して低くなり、リングビーム1が照射された被切断材4の母材は温度が上昇するものの蒸発或いは溶融することはない。特に、リングビーム1は、ガス切断の予熱原理と同様に被切断材4に対する被照射部位が約900℃〜約1000℃程度まで上昇し得るエネルギ密度であることが好ましい。そして、被切断材4に於けるリングビーム1による被照射部位が約900℃〜約1000℃まで上昇することで、リングビーム1の軸5に沿って酸素ガス2を噴射することによって母材を燃焼させることが可能である。
リングビーム1の軸5に沿って噴射される酸素ガス2としては、通常のガス切断に用いる酸素ガスと同じ純度のものを用いることが可能である。特に、酸素ガス2をリングビーム1の軸5に沿って噴射したとき、噴射された酸素ガス2はリングビーム1の内径1aに沿うことが好ましい。
即ち、ノズル3から噴射された酸素ガス2は、外径がリングビーム1の内径1aと一致するか、或いは僅かに小さいことが好ましい。しかし、酸素ガス2はノズル3に対し大気圧よりも高い圧力を持って供給されるため、ノズル3から噴射されたと同時に膨張し、リングビーム1の内径1aに沿って噴射することを保証し得ない。
このため、レーザトーチに於けるリングビーム1の出射孔であり且つ酸素ガス2の噴射孔であるノズル3の孔3aをリングビーム1の内径1aと略等しいか或いは僅かに小さい値で形成することによって、ノズル3から噴射された酸素ガス2をリングビーム1の内径1aに略沿わせることが可能となる。ノズル3の孔3aの形状は、ノズル3に供給される酸素ガスの圧力との関係で、ストレート状、末広がり状等に適宜設定することが好ましい。
また、ノズル3の孔3aから噴射された酸素ガス2が正確にリングビーム1の内径1aに沿う必要はなく、例えば、酸素ガス2がリングビーム1の内径1aよりも大きく、一部がリングビーム1に重複していても問題はない。また酸素ガス2がリングビーム1の内径1aよりも小さく、両者の間に隙間が形成されているような場合、被切断材4に対する切断を開始する際に多少時間が余計にかかることもあるが、一度切断が開始された後は大きな問題が生じることはない。しかし、酸素ガス2がリングビーム1と全く重なるか、外径1bよりも大きくなった場合、バーニングが生じる虞がある。
リングビーム1の内径1aの寸法は特に限定するものではない。このリングビーム1の内径1aは被切断材4に対する加熱範囲を規定するものであり、酸素ガス2を噴射したときに燃焼する母材の範囲を規定し、被切断材4に形成される切幅の値を規定することとなる。従って、リングビーム1の内径1aの寸法は被切断材4の厚さに応じて変化するものの、約0.5mm〜約2mmの範囲であることが好ましい。
また、リングビーム1の外径1bの寸法も限定するものではない。特に、リングビーム1の外径1bと内径1aの差の1/2(ビーム幅)が被切断材4に対する加熱機能を有する部位(加熱部)となる。この加熱部の寸法は、被切断材4の厚さに応じて変化するものの、約0.5mm程度あれば充分である。従って、リングビーム1の外径1bの寸法は約1.5mm〜約3mm程度であることが好ましい。
しかし、リングビーム1の内径1a、外径1bの寸法は前述の寸法に限定するものではなく、被切断材4の表面を短時間でガス切断の予熱原理と同様な約900℃〜1000℃まで上昇させるのに必要なエネルギ密度を有する寸法に設定することが可能な寸法であることは当然である。
またノズル3の被切断材4の表面からの距離(ノズル3の高さ)は限定するものではないが、該ノズル3から噴射された酸素ガス2の膨張や空気による純度の低下、を考慮すると可及的に接近していることが好ましい。しかし、ノズル3の高さを低くすると、被切断材4に歪みが生じたときに接触したり、切断部位から生じるスパッタが付着し或いは孔3aの内部に入り込むことがある。このため、ノズル3の高さを約3mm以上に設定することが好ましい。
特に、リングビーム1が平行光線によって形成されている場合には、ノズル3の高さが如何なる値であっても変化することはないが、凸レンズを利用して集光しているような場合、凸レンズの焦点距離との関係も考慮する必要がある。
上記の如きリングビーム1及び酸素ガス2によって被切断材4に対してピアシング、及びピアシング点を起点として切断する手順について説明する。先ず、ノズル3の高さを設定すると共に被切断材4に予め設定されている切断の開始点(ピアシング点)まで移動させて停止させる。
所定の停止位置で、ノズル3から被切断材4に向けてリングビーム1を照射すると、リングビーム1に照射された部位の母材温度が上昇する。そして、被切断材4に於けるリングビーム1による照射部位の温度がガス切断の予熱原理と同様な約900℃〜約1000℃の範囲にまで上昇したとき、リングビーム1の軸5に沿ってノズル3の孔3aから酸素ガス2を噴射すると、温度上昇した部位の母材が燃焼し、溶融物が生じる。
母材の燃焼に伴って発生する流動性を持った燃焼生成物、及び溶融物は、噴射された酸素ガスの運動エネルギによって母材から排除され、新たな母材が露出する。また、母材の燃焼に伴う燃焼熱によって母材は厚さ方向に加熱される。即ち、被切断材4は表面側がリングビーム1によって加熱され、厚さ方向が燃焼熱によって加熱される。このため、引き続く酸素ガス2の噴射により、母材の燃焼が継続し、被切断材4には厚さ方向に貫通した孔が形成(ピアシング)される。
被切断材4に貫通孔を形成した後、リングビーム1の照射、酸素ガス2の噴射を継続させた状態でノズル3を予め設定された方向に移動させると、ノズル3の移動に伴って、リングビーム1は連続して被切断材4の表面に対する加熱を行い、同時に酸素ガス2は被切断材4に対し母材の燃焼、燃焼生成物及び溶融物の母材からの排除を継続する。前記の如くして被切断材4に連続した溝を形成することで、被切断材4を切断することが可能である。
上記の如きリングビーム1を形成するための装置は、レーザ発振器11と、ノズル3を有するレーザトーチ12と、レーザ発振器11とノズル3との間に構成され少なくとも円錐プリズム13と凸レンズ14と光ファイバ15とを有する光学系16と、ホース17aを介してレーザトーチ12に接続された酸素ガス供給系17と、を有して構成されている。
レーザ発振器11は、Nd.YAGレーザ、DlSCレーザ等の固体レーザ発振器又はファイバレーザ発振器等の中から選択されたレーザ発振器によって構成されている。これらのレーザ発振器から出射されるレーザビームは波長が約1μmであり、炭酸ガスレーザ発振器から出射されたレーザビームの波長の約1/10である。
レーザ発振器11が固体レーザ発振器である場合、レーザビームの開口数(NA)は0.2であり、約32度と大きく、レーザ発振器11とレーザトーチ12は光ファイバ15を介して直接接続される。光ファイバ15のコア径は特に限定するものではないが、開口数を0.2又はそれ以上とし、コア径が0.3mm〜0.6mmの光ファイバを用いている。
しかし、レーザ発振器11がファイバレーザ発振器である場合、レーザビームの開口数は0.1であり、広がり角が個体レーザ発振器から出射されたレーザビームの広がり角の1/2である。このため、レーザ発振器11に凸レンズ18a、18bを設けたカップリング18を配置し、このカップリング18内でレーザビームの開口数を0.1から0.2に変換した後、光ファイバ15に入射し得るように構成している。
図5に示すように、レーザトーチ12の内部には、レーザビームを通過させることが可能で、且つ円錐プリズム13、凸レンズ14を設置することが可能な室12aが形成されている。また、レーザトーチ12は、本体部12bと、本体部12bに対し着脱可能に構成されたレンズユニット部12cと、レンズユニット部12cに対し着脱可能に構成されたノズルユニット部12dと、を有して構成されている。そして、本体部12bに対し、レンズユニット部12c、ノズルユニット部12dを取り付けることで、内部に室12aを有するレーザトーチ12が構成される。
レーザトーチ12の本体部12bの上端側に、保護チューブ15aによって保護された光ファイバ15が接続され、この光ファイバ15が室12aに開口してレーザビームを出射し得るように構成されている。
レーザトーチ12の室12aの上流側に対応する本体部12bに、レーザビームを拡大するための凹レンズ19aと凸レンズ19bとの組み合わせによって構成された光学系19が設けられており、この光学系19の下流側にダイクロイックミラー20が設けられている。そして、ダイクロイックミラー20によって、該ダイクロイックミラーに入射したレーザビームの大部分が円錐プリズム13、凸レンズ14を経てレーザトーチ12の下端に設けたノズル3方向に分光され、一部分が監視系21に分光される。
監視系21は、CCDカメラ22と、ミラー23と、レンズユニット24と、を有して構成されており、各構成部材22〜24はダイクロイックミラー20に対し45度の光軸21aに沿って配置されている。このように構成された監視系21では、ダイクロイックミラー20から分光したレーザビームは光軸21aに沿って進行し、レンズユニット24によって集光されつつミラー23によって経路が変化してCCDカメラ22に入射する。
従って、CCDカメラ22はダイクロイックミラー20に於けるレーザビームを撮影することとなり、該CCDカメラ22によって撮影されたレーザビームは、図示しないディスプレイに表示され、レーザビームの稼動状況がオペレーターによって監視される。
円錐プリズム13及び凸レンズ14は、レーザトーチ12の本体部12bに着脱可能に設けたレンズユニット部12cに設けられており、夫々の光軸が同一の軸5に一致して配置されている。このため、ダイクロイックミラー20を通過して円錐プリズム13に入射したレーザビームを軸5を有するリングビーム1に形成することが可能である。
レンズユニット部12cは、二重の円筒によって構成されており、内周面に円錐プリズム13と凸レンズ14が取り付けられている。また、二重の円筒の内部には冷却水通路28が構成されている。そして、レンズユニット部12cの外周面には冷却水通路28に冷却水を供給し、或いは排水する給排水口29が設けられている。従って、一方の給排水口29から冷却水通路28に冷却水を供給することで、レンズユニット部12cを構成する円筒部材を介して円錐プリズム13、凸レンズ14を冷却することが可能である。
円錐プリズム13及び凸レンズ14は、調整リング25を介してレンズユニット部12cに取り付けられることで、両者の間隔が一定に保持されている。また、円錐プリズム13及び凸レンズ14の外周面がレンズユニット部12cの内周面に対し接触し得るように配置されることで、良好な冷却を実現し得るように構成されている。特に、レーザトーチ12の室12aには、圧力を持った酸素ガスが供給されるため、円錐プリズム13、凸レンズ14を前記の如く構成しておくことで、互いの間隔が変化することがなく、安定したレーザビームの屈折と集光を実現することが可能となる。
円錐プリズム13及び凸レンズ14の仕様は、円錐プリズム13に入射するレーザビームの直径や、形成すべきリングビーム1の寸法に対応して適宜設定される。本実施例に於いて、円錐プリズム13に於ける底面と法線とのなす角度を1度に設定し、凸レンズ14は焦点距離が30mm、50mm、100mmのものを選択的に用いて円錐プリズム13と組み合わせている。
上記の如く組み合わせた円錐プリズム13と凸レンズ14では、図6に示すように、円錐プリズム13に入射したレーザビームは円錐面の傾きに対応して屈折することでリングビームが形成される。そして、円錐プリズム13から出射されたリングビーム1は凸レンズ14に入射して集光され、焦点を通過した後拡大して被切断材4にリングビーム1を形成する。
ノズルユニット部12dは、レーザトーチ12の本体部12bに取り付けたレンズユニット部12cの下端部に対し着脱可能に構成され、先端にリングビーム1を出射し且つ酸素ガス2を噴射する孔3aが形成されている。前記孔3aの中心軸は円錐プリズム13、凸レンズ14の光軸5、即ち、リングビーム1の軸5と一致しており、被切断材4に対し孔3aからリングビーム1を照射すると共に酸素ガス2を噴射することで、リングビーム1の軸5に沿って酸素ガスを噴射することが可能である。
ノズルユニット部12dの所定位置にはニップル17bが取り付けられており、該ニップル17b、ホース17aを介して酸素ガス供給系17と接続されている。酸素ガス供給系17の構造は特に限定するものではなく、酸素ボンベ、工場配管を含む酸素ガス供給系を採用することが可能である。
また、酸素ガス供給系17からノズルユニット部12dに供給する供給圧は、ノズル3に形成された孔3aの断面形状に応じて設定される。即ち、前記供給圧は、孔3aから噴射した酸素ガス噴流が可及的に直線性を保持し、且つ効率良く圧力エネルギを速度エネルギに変換し得るような圧力に設定されることが好ましい。
上記構成に於いて、レーザ発振器11から出射されたレーザビームは該レーザ発振器11の構造に応じて、直接光ファイバ15によって、或いはカップリング18を経た後光ファイバ15によってレーザトーチ12の室12aに至る。次いで、室12aで光ファイバ15から出射し、光学系19を構成する凹レンズ19a、凸レンズ19bを経て略平行なビームとなりダイクロイックミラー20に入射する。
ダイクロイックミラー20では、入射したレーザビームの一部分が光軸21aに沿って監視系21に導かれ、大部分が軸5に沿って円錐プリズム13、凸レンズ14に導かれる。監視系21では、CCDカメラ22によって撮影された画像が図示しないディスプレイに表示され、レーザビームの稼動状況がオペレータによって監視される。
円錐プリズム13に入射したレーザビームは軸5に向けて屈折し、凸レンズ14に入射して集光され、リングビーム1が形成される。形成されたリングビーム1はノズル3の孔3aを通過し、図1に示すように、被切断材4に照射されて該被切断材4を加熱する。
リングビーム1による被切断材4の加熱と同時に、或いは所定時間経過した後、酸素ガス供給系17からノズルユニット部12dに酸素ガスを供給する。ノズルユニット部12dに供給された酸素ガスは、ノズル3の孔3aから被切断材4の加熱部位に向けて噴射し、予め加熱されていた母材を燃焼させると共に、燃焼熱によって母材を加熱し、且つ燃焼生成物を排除する。
上記の如くして母材の燃焼、燃焼生成物の排除を行いつつ、レーザトーチ12を予め設定された切断方向に移動させることで、被切断材を切断することが可能である。
次に、図1、2により第1実施例に係るレーザ切断装置の構成について説明する。本実施例に係るレーザ切断装置は、平行に敷設された一対のレール31に搭載された走行台車となる門型のフレーム32を有している。このフレーム32は、レール31毎に設けられたサドル32aと、レール31の敷設方向に対し直交方向に配置されてサドル32aに連結されたガーター32bを有しており、走行モーター32cに駆動されてレール31に沿って所望の方向に所望の速度で走行し得るように構成されている。
フレーム32を構成するガーター32bにはレール31に対し直交方向に横行レール32dが敷設されており、該横行レール32dに横行台車となる横行キャリッジ33が搭載され、横行モーター33aに駆動されて横行レール32dに沿って所望の方向に所望の速度で横行し得るように構成されている。
横行キャリッジ33に設けた昇降ブラケット33bにはレーザトーチ12が設けられており、昇降モーター33cに駆動されて昇降し得るように構成されている。また昇降ブラケット33bの下端部分にはトーチブラケット34が設けられており、該トーチブラケット34にレーザトーチ12が装着されている。尚、図1には示していないが、トーチブラケット34に装着したレーザトーチ12は、前述したように監視系21(図5参照)が構成されている。
横行キャリッジ33には、ファイバレーザ発振器からなるレーザ発振器11、カップリング18、及び図示しない酸素ガスのホースや冷却水の給排水ホースの中継器具を含む作業に必要な機器類が搭載されている。そして、レーザ発振器11とカップリング18は光ファイバ15によって接続され、更に、カップリング18とレーザトーチ12が光ファイバ15によって接続されている。尚、前述したように、レーザ発振器11が固体レーザ発振器である場合、カップリング18を介することなく、レーザ発振器11とレーザトーチ12は光ファイバ15によって直接接続される。
また、横行キャリッジ33に設けた昇降ブラケット33bには、ケーブル類を支持案内するための装置となるケーブルベア(登録商標)35が設けられており、該ケーブルベア(登録商標)35に光ファイバ15や、図示しない酸素ガスのホース、冷却水の給排水ホース、監視系21の通信ケーブルを含む複数のホース類やケーブル類及び光ファイバ等が配置され、夫々が無理なくレーザトーチ12に接続し得るように構成されている。
トーチブラケット34の下方には、レーザトーチ12の先端部分及びノズル3を覆うカバー36が構成されている。カバー36は、ノズル3から被切断材4に向けて照射されたリングビーム1によって該被切断材4を加熱し、酸素ガスを噴射して切断しているとき、周囲にいる作業員が被切断材4の加熱部位或いは切断部位を直接目視するのを防ぐと共に被切断材4の表面から反射したレーザビームの反射光37の漏洩を防ぐものである。
カバー36の形状は特に限定するものではなく、レーザトーチ12による被切断材4の加熱時に或いは切断時に被切断材4から反射したレーザビームの反射光37の漏洩を防ぐことが可能な形状であれば良い。このような形状としては、水平断面がレーザトーチ12を中心とする円形、四角形を含む多角形等を含む如何なる形状であっても良い。
またカバー36の寸法も特に限定するものではないが、リングビーム1による被切断材4の加熱時に生じる輻射熱、酸素ガス2の噴射による切断時に生じる輻射熱とスパッタ、等による悪影響を受けることがないように、レーザトーチ12のノズル3から離隔していることが必要である。
このため、カバー36は水平断面が円形に形成され、トーチブラケット34に固定された取付部36aと、取付部36aに連続したテーパ部36bと、テーパ部36bに連続したスカート部36cと、を有して構成されている。特に、スカート部36cの下端部分は被切断材4の表面に対し隙間なく接触し得るように構成された接触部36dが設けられており、これによりレーザビームの反射光37が漏洩するのを防止することが可能である。この接触部36dは下端部分が被切断材4の表面と接触して擦れて消耗するため、スカート部36cに対し着脱可能に構成されている。
カバー36を構成する材料としては、リングビーム1を構成するレーザ光の波長を透過し得ないものであれば良い。このような材料としては、鋼板やステンレス鋼板、或いは緑色に着色された透明なガラスやアクリル、軟質塩化ビニルを含む合成樹脂等があり、これらの材料を選択的に用いることが可能である。
本実施例に於いて、カバー36は、取付部36a、テーパ部36b、スカート部36cは鋼板によって構成され、接触部36dは軟質塩化ビニルによって構成されている。また、テーパ部36bには内部を視認し得るように開口部を形成しておき、この開口部を緑色に着色した透明ガラス等によって窓状に構成することが好ましい。
フレーム32の一方の端部側であって敷設されたレール31よりも外側にステップ38が設けられており、このステップ38に制御盤39が設けられている。制御盤39にはレーザ切断装置全体の動作を制御する制御装置が収容されており、表面には、動作を進行させる上で必要な情報を表示するディスプレイ等の出力部39aや、切断に必要なデータを入力するキーボード等の入力部39bが設けられている。
一対のレール31の間に切断定盤41が構成されている。この切断定盤41は、被切断材4を載置して支持するものであり、略一定の間隔を保持して配置された複数の差し板42を有して構成されている。
上記の如く構成されたレーザ切断装置では、切断定盤41に被切断材4を載置し、この被切断材4の材質や板厚に対応した切断速度等の被切断材情報、被切断材4から切断する形状や数量等の切断情報を制御装置に入力し、酸素ガス供給系17を操作してレーザトーチ12のノズル3から噴射させる酸素ガス2の圧力を設定し、更に、レーザトーチ12に対する冷却水の給排水等を含む切断を開始するにあたっての準備作業を行う。
その後、被切断剤4に対する切断作業を開始させると、フレーム32が走行すると共に横行キャリッジ33が横行してレーザトーチ12のノズル3を切断開始位置(ピアシング位置)まで移動させる。ノズル3がピアシング位置に到達すると、レーザ発振器11の作動が開始されレーザビームが出射される。このレーザビームは光ファイバ15、カップリング18、光ファイバ15を通ってレーザトーチ12に至り、ノズル3から出射されて被切断材4の表面にリングビーム1を形成する。
リングビーム1が形成された被切断材4は、被照射位置が溶融したり蒸発することなく一様に加熱され、これにより、ガス切断に於ける予熱が行われる。所定時間の加熱を行った後、ホース17aを通って酸素ガスが供給され、ノズル3から被切断材4のリングビーム1の形成位置に向かって噴射される。噴射された酸素ガス2は被切断材4の加熱部位を燃焼させると共に、燃焼により生成した溶融物を排除することでピアシングを行う。
ピアシングによって被切断材4の切断開始位置には厚さ方向に貫通した孔が形成され、この孔を開始点として目的の切断が行われる。被切断材4に対する切断は、連続したリングビーム1の形成と連続した酸素ガス2の噴射、フレーム32及び横行キャリッジ33の所望の方向に対する所望の速度での移動の合成によるレーザトーチ12の移動によって行われる。
そして、被切断剤4に対する目的の切断が終了したとき、レーザトーチ12のノズル3に対する酸素ガス2の供給が遮断されると共にレーザ発振器11からのレーザビームの出射が停止する。このような一連の作業を行うことで、被切断材4から目的の形状を切断することが可能である。
次に、第2実施例に係るレーザ切断装置の構成について図7により説明する。本実施例のレーザ切断装置は前述の第1実施例に係るレーザ切断装置と比較するとカバーの構成のみが異なっており、他の構成は同じである。このため、カバーの構成についてのみ説明する。
本実施例では、カバー45はフレーム32の略全体を覆うように構成されている。即ち、カバー45から露出している部分は、ステップ38及びステップ38に設けた制御盤39、更にフレーム32を構成するガーター32bのステップ38が取り付けられる端部、となっており、他の部分は全てカバー45に覆われている。
カバー45は、天面45a、正面45b、裏面45c、側面45dを有して構成されている。カバー45を構成する正面45bと裏面45cは天面45aから下方に向けて互いに離隔するように傾斜しており、該傾斜の下端部分に略垂直なスカート部45eが形成されている。このため、カバー45は、正面視が略長方形に、側面視が略台形状に、形成されており、正面45b側にレーザトーチ12が配置された構成となっている。
またカバー45を構成する正面45bと裏面45cのスカート部45eと側面45dの下端部分には、夫々接触部45fが形成されている。従って、接触部45fはカバー45の下端部分の全周を取り巻いて構成されている。接触部45fは被切断材4の表面に接触して反射光37の漏洩を防ぐものであり、消耗したときには適宜交換し得るように構成されている。
正面45bの傾斜面には、二つの開閉扉46a、46bがスライド可能に設けられており、これらの開閉扉46a、46bを開放することによって、カバー45の内部空間を開放して保守点検作業を含む必要な諸作業を行うことが可能なように構成されている。尚、開閉扉46a、46bには、夫々内部を視認し得るように緑色に着色した透明ガラスを装着した窓が形成されている。
カバー45の内部空間の大きさは特に限定するものではないが、保守点検時に作業員が内部空間に入り込んで作業を行える程度の広さであることが必要である。特に、カバー45を構成する正面45bのスカート部45eからレーザトーチ12までの距離は、切断定盤41の底部で反射したレーザビームの反射光(37)が漏洩することがないような寸法を有している。
切断定盤41は一対のレール31の間に設けられており、被切断材4から発生した溶融物が落下して収容される大型の箱状の容器(図示せず)を有している。そして、前記容器の上部に複数の差し板42を起立させることで、該差し板42の上部に被切断材4を載置し得るように構成されている。従って、差し板42は容器の底部まで到達しているものではなく、該容器の上方に並列していることになる。
このため、レーザトーチ12のノズル3から照射され、被切断材4の表面にリングビーム1を形成したレーザビームが、例えば被切断材4に形成されている切溝を通して切断定盤41を構成する容器の底部に照射されたとき、反射光は隣接する差し板42の下方の空間を通過して上方へと反射することになる。従って、カバー45の正面45bに於けるスカート部45eとレーザトーチ12との距離は、前記反射光が漏洩することのない寸法を有することが必要である。
例えば、レーザトーチ12のノズル3から被切断材4に向けて照射され、該被切断材4の表面にリングビーム1を形成するレーザビームの広がり角度を2θとし、切断定盤41の差し板42の上端面から底部までの高さをHとしたとき、底部で反射したレーザビームの反射光が差し板42の上端面に到達した位置はレーザトーチ12の軸心5から略2×H× tanθ離隔することになる。従って、カバー45の正面45bのスカート部45eからレーザトーチ12までの距離は、2×H× tanθよりも大きければ、反射光のカバー45からの漏洩を防ぐことが可能となる。
本発明に係るレーザ切断装置は、従来のガス切断装置によって切断されていた鋼板の切断に利用して有利である。
1 リングビーム
1a 内径
1b 外径
2 酸素ガス
3 ノズル
3a 孔
4 被切断材
5 軸
11 レーザ発振器
12 レーザトーチ
12a 室
12b 本体部
12c レンズユニット部
12d ノズルユニット部
13 円錐プリズム
14 凸レンズ
15 光ファイバ
15a 保護チューブ
16 光学系
17 酸素ガス供給系
17a ホース
17b ニップル
18 カップリング
18a、18b 凸レンズ
19 光学系
19a 凹レンズ
19b 凸レンズ
20 ダイクロイックミラー
21 監視系
21a 光軸
22 CCDカメラ
23 ミラー
24 レンズユニット
25 調整リング
28 冷却水通路
29 給排水口
31 レール
32 フレーム
32a サドル
32b ガーター
32c 走行モーター
32d 横行レール
33 横行キャリッジ
33a 横行モーター
33b 昇降ブラケット
33c 昇降モーター
34 トーチブラケット
35 ケーブルベア(登録商標)
36 カバー
37 反射光
36a 取付部
36b テーパ部
36c スカート部
36d 接触部
38 ステップ
39 制御盤
39a 出力部
39b 入力部
41 切断定盤
42 差し板
45 カバー
45a 天面
45b 正面
45c 裏面
45d 側面
45e スカート部
45f 接触部
46a、46b 開閉扉

Claims (2)

  1. レールに沿って走行可能に構成された走行台車と、
    前記走行台車に搭載され該走行台車の走行方向とは直交する方向に横行可能に構成された横行台車と、
    前記横行台車に搭載された固体レーザ発振器又はファイバレーザ発振器と、
    前記横行台車に搭載され被切断材の表面と対向して配置されたノズルを有するレーザトーチと、
    前記固体レーザ発振器又はファイバレーザ発振器から前記レーザトーチのノズルの間に構成された光学系と、
    前記レーザトーチに接続された酸素ガス供給系と、を有し、
    前記固体レーザ発振器又はファイバレーザ発振器から出射されたレーザビームを前記光学系を介してリング状のビームに形成して前記レーザトーチのノズルから被切断材に向けて照射すると共に前記酸素ガス供給系から供給された酸素ガスを前記レーザトーチのノズルから被切断材に向けて噴射することで被切断材を切断するように構成したことを特徴とするレーザ切断装置。
  2. 前記光学系は、少なくとも円錐プリズムと凸レンズと光ファイバを有することを特徴とする請求項1に記載したレーザ切断装置。
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