JP5506720B2 - ガスエンジンシステム - Google Patents

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本発明は、オンラインで燃料ガスの組成を把握して、燃焼状態の良否を判定して安定燃焼を継続するガスエンジンシステムに関する。
従来から、気薄混合ガス燃料をエンジンの主室に導入し、主室に隣接して設けられた副室内に、ガス燃料及び主室内の気薄混合ガス燃料を着火しやすい濃度になるように導入して混合し、副室内で混合ガス燃料を着火し、複数の噴孔から噴出する火炎により主室に向けてトーチを形成して、主室内の気薄混合ガス燃料を燃焼させる副室式ガスエンジンが知られている(特許文献1)。
特開2009−203952号公報
ところで、ガスエンジンにおいては、副室に導入されるガス燃料のカロリーが変動した場合、副室内の安定燃焼が実現されず、ガスエンジン全体の燃焼が不安定化する、という問題がある。
1)そのため、燃焼状態が安定しているかを常時監視する必要がある。
2)燃焼状態の安定性を監視する手段として、例えば排ガス組成の分析があり、例えば光吸収法やガスクロマトグラフ(GC)分析等が知られている。
3)しかしながら、燃焼状態を把握する際において、GC分析では、例えば水(H2O)、光吸収分析では例えばN2、H2等の等核二原子分子の判定が困難であるという問題がある。
4)よって、排ガス組成分析手段としてH2O、N2、H2等の分析が可能なラマン散乱光分析手法が注目されている。
5)ところで、このラマン散乱分析手法をエンジンの排ガス分析に適用する場合、ラマン散乱分析が、一点分析法であるので、分析装置が大掛かりとなる、という問題がある。
6)例えばガスエンジンでは、多気筒にて構成されるのが一般的であり、排ガスのサンプリング点が、複数存在する。
7)よって、複数点の排ガス組成を同時に測定することができるガスエンジンシステムの出現が切望されている。
本発明は、前記問題に鑑み、ガスエンジンからの排ガスをオンライン計測し、燃焼状態の把握が可能なガスエンジンシステムを提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、レーザ光を発振するレーザ照射装置、前記レーザ照射装置から発振されたレーザ光をガスエンジンの複数の気筒の排気管内の排ガスにそれぞれ照射してラマン散乱光を発生させる測定領域、及び発生した前記ラマン散乱光を計測するレーザ受光手段を備え、前記各排気管内の排ガス中の排ガス組成をそれぞれ分析するレーザ分析装置と、前記レーザ分析装置での分析の結果、分析結果に応じて燃焼の良否を判定する燃焼判定手段とを具備し、前記燃焼判定手段の判定結果に基づいて前記ガスエンジンの運転状態を制御する、ことを特徴とするガスエンジンシステムにある。
第2の発明は、第1の発明において、前記レーザ分析装置は、前記レーザ照射手段から照射されるパルスレーザ光のパルス幅に応じて連続撮影が可能な撮像手段を有することを特徴とするガスエンジンシステムにある。
第3の発明は、第1又は2の発明において、前記エンジンの運転制御が、各気筒への燃料の供給を遮断することを特徴とするガスエンジンシステムにある。
第4の発明は、第1乃至3のいずれか一つの発明において、前記燃焼判定手段は、排ガス中の水分(H O)、窒素(N )、及び酸素(O )を計測し、燃焼状態を判定することを特徴とするガスエンジンシステムにある。
第5の発明は、第4の発明において、前記燃焼判定手段の判定の結果、燃焼状態が不安定であると判断された排気管の排ガスは燃料ガス処理手段に導入する制御を行うことを特徴とするガスエンジンシステムにある。
第6の発明は、第4又は5の発明において、前記排気ガスと燃料ガスのガス組成を計測するレーザ分析装置を共用し、燃料ガス組成と排ガス組成とを同時に監視し、その燃焼状態を把握することを特徴とするガスエンジンシステムにある。
本発明によれば、ガスエンジンに導入する燃料ガスをオンラインで連続して燃焼状態の良否を判定して安定したガスエンジンの燃焼を確保することができる。
図1は、実施例1に係るガスエンジンシステムの概略図である。 図2は、実施例1に係るガスエンジンシステムの排ガス処理の装置の概略図である。 図3は、実施例1に係るガスエンジンシステムの排ガス処理監視状態を示す図である。 図4は、実施例1に係る他のガスエンジンシステムの排ガス処理監視状態を示す図である。 図5は、実施例2に係るガスエンジンシステムの概略図である。 図6は、実施例1に係るガスエンジンシステムの排ガス計測チャートである。 図7は、低カロリーガスを燃料とするガスエンジンの構成を示す燃焼室周りの構成図である。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
例えばガス化炉からのガス化ガス等のメタン濃度が低い低カロリーガスを燃料とするガスエンジンは、該低カロリーガスを副室内に噴射し点火プラグにて着火させて、かかる副室の着火燃焼により発生した着火火炎を、前記副室と主燃焼室を接続する連絡孔を通して該主燃焼室に噴出させて、該噴出火炎により、前記副室側と分離して給気ポートを通して吸入した低カロリーガスにより形成した主燃焼室の混合気を燃焼させるように構成されている。
図7は、低カロリーガスを燃料とするガスエンジンの構成を示す燃焼室周りの構成図である。図7において、符号100で示されるエンジン(ガスエンジン)は、点火プラグを用いた副室点火式4サイクルガスエンジンであり、シリンダライナ102a内に往復摺動自在に嵌合されたピストン102、シリンダヘッド105の下面と前記ピストン102の上面とシリンダライナ102aの内面との間に区画形成される主燃焼室101を備えている。
また、前記エンジン100は、前記主燃焼室101に接続される給気ポート103、該給気ポート103を開閉する給気弁104、該主燃焼室101に接続される排気ポート106、該排気ポート106を開閉する排気弁107等を備えている。
前記排気ポート106は、排気管108を経て排気ターボ過給機109のタービン109aに接続される。該タービン109aを駆動した後の排ガスは排気管108を通って、触媒層等からなる排ガス浄化装置110に入り、該排ガス浄化装置110で浄化されてから、排ガス管111から大気中に排出される。
一方、該タービン109aに同軸駆動されるコンプレッサ109bは、空気112を圧縮し、圧縮空気は空気管113を通ってガスミキサー114に入る。
燃料ガス11は、例えば炭鉱メタン等のメタン濃度が低い低カロリーガスを使用し、該低カロリーガスが燃料ガス供給源115に収納されている。
また、燃料ガス11は燃料ガス供給管12から分岐された主室用燃料ガス管12Aを通して、ガス量調整弁116に至り、該ガス量調整弁116にてガス量及び開閉期間を調整されて、ガスミキサー114に入る。
該ガスミキサー114では、前記空気管113からの空気112と前記主室用燃料ガス管12Aからの低カロリーの燃料ガス11とを予混合して予混合ガスを生成して、この予混合ガスをエンジンの給気ポート103に投入する。
そして、この予混合ガスは給気ポート103を経て給気弁104に達し、該給気弁104の開弁によって前記主燃焼室101内に供給されている。
副室口金117は、口金押え118によりシリンダヘッド105に上面から固定されている。前記副室口金117内には、一定容積を有する副室119が形成されている。該副室119の上部には点火プラグ120が固定され、該点火プラグ120によって副室119内のガスに点火するようになっている。また、前記口金押え118には継手121がねじ込まれ、該継手121は、一端側が前記燃料ガス供給管12から分離した副室用燃料ガス管12Bに接続され、他端側が副室119に開孔する燃料通路122に接続している。
燃焼時においては、前記のように、低カロリーガス供給源115からの低カロリーの燃料ガス11は、前記燃料ガス供給管12を通って、副室用燃料ガス管12Bを介して燃料通路122に入り、該燃料通路122から副室119内に噴出される。この際に所定の時期に前記点火プラグ120によって火花放電され、この着火燃焼により発生した着火火炎が、連絡孔123を通して該主燃焼室101に噴出される。
一方、前記主室用燃料ガス管12Aを通った分岐後の低カロリーガスは、ガス量調整弁116にてガス量及び開閉期間を調整されて、ガスミキサー114に入る。
前記ガスミキサー114では、前記のようにして、低カロリーガスと空気との予混合ガスが生成されて、この予混合ガスをガスエンジン100の給気ポート103に投入する。この予混合ガスは給気ポート103を経て給気弁104に達し、該給気弁104の開弁によって前記主燃焼室101内に供給される。
一方、前記点火プラグ120によって火花放電され、この着火燃焼により発生した着火火炎が、前記連絡孔123を通して該主燃焼室101中の予混合ガスに噴出され、主燃焼室101のガスが燃焼される。
主燃焼室101にて燃焼した燃焼後の排ガス124は排気ポート106を通り、排気管108を経て排気ターボ過給機109のタービン109aに送られる。
本発明では、このようなガスエンジンからの排ガスを各気筒ごとにその性状を分析して適切な運転となるように制御するものである。
図1は、本実施例に係る燃料ガスエンジンシステムの概略図である。
図1に示すように、本実施例に係るガスエンジンシステム10Aは、ガスエンジン100の各々の気筒(本例では4気筒)からの排ガス124A〜124Dのガス組成をレーザ分析装置14により計測している。なお、図1においては、燃料ガス11のガス導入管は各気筒への図示を省略している。
なお、ガスエンジン100は4気筒に限らず、その用途に応じて8気筒、15気筒等の複数の気筒を備えることができる。
ここで、ガスエンジン100に供給する燃料ガス11としては、炭鉱メタン等の低カロリーガス、シェールガス、熱分解ガス、プロセスガス、石炭ガス、バイオマスガス化ガス、コンバータガス等を挙げることができる。
前記レーザ分析装置14は、図1に示すように、レーザ光13を発振するレーサ゛照射装置15と、各排気管108A〜108D内に発振されたレーザ光13を導入し、燃料ガス11に照射してラマン散乱光16を発生させる測定領域と、発生したラマン散乱光16を計測する分光部18a及び撮像手段18bを有するレーザ受光手段18とを具備するものである。
図1中、符号26はビームダンパ、27a、27bは石英窓を図示する。また、排ガスによる窓27bの汚れを防止するために、窓27bの内側に窒素パージを行い、清浄化を保つようにしている。
ここで、レーザ照射装置15からのレーザ光13は、図示しない集光手段により集光し、次いで各排気管108A〜108D内へ送られ、測定領域内にレーザ光13を入射させ、排ガス124A〜124Dへ照射している。
なお、本実施例では、排気管内に直接レーザ光13を導入するものであるが、排気管から分枝するサンプルラインを設け、このサンプルラインにレーザ光13を導入するようにしてもよい。
また、測定領域から散乱されたラマン散乱光16は、例えば偏光子、集光レンズ及びフィルタ等の光学群(図示せず)を介して分光部18aで分光され、該分光部18aに接続された例えばICCDカメラ等の撮像手段18bにより各波長の光の強度を計測する。
前記ICCDカメラからの計測データは、データ処理手段(CPU)19に送られ、ここで計測データの処理がなされ、処理したデータは燃焼判定手段20に送られ、ここで、排ガス中の水分(H2O)、窒素(N2)、酸素(O2)を計測し、燃焼状態を燃焼判定手段20により、判定する。
ここで、レーザ分析装置14は、複数の排ガスと同時に計測するので、光検出器18bとしてストリークカメラを用いている。
レーザ照射装置15から発振されるレーザ光13がパルスレーザ光の場合、パルスレーザのパルス幅は1×10-9s(1ns)で空間分解能は約30cmであり、パルス幅が1×10-12s(1ps)で空間分解能は約0.3mmである。光検出器18bにおいてストリークカメラを用いることにより、30psの連続撮影が可能となる。ここで、このときの空間分解能は1.0cm程度である。よって、パルスレーザのパルス幅はストリークカメラの連続撮影が可能な撮影スピードに対応可能であり、パルスレーザのパルス幅とストリークカメラの撮影スピードとの間隔を調整することで、排ガス124A〜124Dの計測が可能となる。
このストリークカメラを用いて、排ガスを分析することで、排ガス組成が一定である場合には、燃焼が良好であると判断し、排ガス組成が不安定(例えば燃料ガス組成が検出される等)の場合、燃焼が不安定であると判断する。
本実施例では、各排気管の排ガスの性状を同時に計測するように、排気管108A〜108Dに対して1本のレーザ光13を通過可能となるように、排気管を配置している。
また、ストリークカメラで計測する場合には、光ファイバ44(44A〜44D)の長さを同じとしているが、光ファイバ44の長さを調節して、検出の時間を広げることにより、ICCDカメラでの検出も可能である。
また、光ファイバの長さの調節による、遅延回路以外には、図4に示すように、各排気管の間に4箇所のミラー51a〜51dを設置し、ミラー51b、51cは可動部52に設置して、移動自在として、レーザ光の移動距離を可変としている。
これにより、時間差を用いてストリークカメラで計測することができる。
前述したように、ストリークカメラで排ガスの成分を計測する際、レーザ光13のパルスは1nsであり、光は約30km/sの速さで進むので、1nsのパルスレーザ光は約30cm/nsとなる。排気管108A〜108Dの配管同士の間隔P1〜P3が1.2mであると、4ns進むので、4nsごとにずれたラマン散乱を受光部43A〜43Dで受光することができる。
図6は、排気管ごとの排ガスのラマン散乱計測結果である。
そして、ラマン散乱計測の結果より、排ガス124A〜124D(図6中、チャートNo.1〜No.4に対応)中に燃料ガス成分の発生があるか否かをレーザ分析装置14Bで計測し、燃料ガス成分の発生がある場合(図6ではNo.3の排ガス124C)には、図3に示す燃料ガス処理手段41を有するバイパスライン42へ排ガスを供給して、ここで燃料ガス成分を処理する対策(対策3:※3)を行う。
これと同時に、制御手段25では、該当する気筒への燃料ガス11の供給を遮断する対策(対策4:※4)を行う。
なお、燃料ガス11の遮断はガスエンジン100の能力に応じて適宜変更することができる。
これにより、ガスエンジン100に導入する燃料ガス11をオンラインで連続しての燃焼状態の良否を判定し、安定したガスエンジン100の燃焼を確保することができる。
次に、本発明の実施例2について説明する。なお、実施例1の構成部材と同一部材には同一符号を付してその説明は省略する。
図5は、実施例3に係るガスエンジンシステムの概略図である。
図5に示すように、本実施例に係るガスエンジンシステム10Bは、実施例1のガスエンジンシステム10Bにおいて、さらに燃料ガス供給管12内にレーザ光を照射可能とし、ガスエンジン100に導入する燃料ガス11も同時にレーザ分析装置14で計測している。
これにより、燃料ガス組成と排ガス組成から、多点同時にガス組成(H2、N2、O2、H2O、CO、CO2、CH4)計測することができ、燃料状態を監視することができる。
また、排ガス組成から燃焼不安定と判断された場合、燃料ガス供給を遮断する制御を制御装置25により行う。
また、エンジン状態監視手段30により測定されたデータ(内筒圧、筒内温度、エンジン回転数等)を踏まえ、燃焼状態を判断することができる。
具体的には、この燃焼判定手段20において、燃焼状態が悪化する燃料組成である又は排ガス組成から燃焼不良であると判定すると、制御手段25により、警告を発する(対策1:※1)。
さらに、これ以上運転を継続すると失火のおそれがあると判断する場合には、対策を講じる警告を発する。具体的にはエンジン状態の監視手段30からのデータと総合的に判断し、エンジン制御(内筒圧力調整等)による失火対策(対策2:※2)を行う。それでも失火が予測される場合には、気筒ごとに燃料供給を遮断すし、燃料ガスの外部への放出を防止する。
また、燃料の遮断の気筒が所定本数を超える場合には、ガスエンジン全体を停止し、燃料ガスの外部への放出を防止する。
これにより、ガスエンジン100に導入する燃料ガス11をオンラインで連続しての燃焼状態の良否を判定し、安定したガスエンジンの燃焼を確保することができる。
以上説明したように、本発明によれば、燃料ガス11のカロリーの計測と、排気ガス124A〜124Dの計測とを1台のレーザ分析装置14Bで計測することができ、多点同時にガス組成を計測することができる、安定したエンジン燃焼に寄与することとなる。
10A〜10C ガスエンジンシステム
100 ガスエンジン
101 主燃焼室
119 副室
11 燃料ガス
12 燃料ガス供給管
13 レーザ光
14 レーザ分析装置
15 レーザ照射装置
16 ラマン散乱光
17 測定領域
18 レーザ受光手段
25 制御手段

Claims (6)

  1. レーザ光を発振するレーザ照射装置、前記レーザ照射装置から発振されたレーザ光をガスエンジンの複数の気筒の排気管内の排ガスにそれぞれ照射してラマン散乱光を発生させる測定領域、及び発生した前記ラマン散乱光を計測するレーザ受光手段を備え、前記各排気管内の排ガス中の排ガス組成をそれぞれ分析するレーザ分析装置と、
    前記レーザ分析装置での分析の結果、分析結果に応じて燃焼の良否を判定する燃焼判定手段とを具備し、
    前記燃焼判定手段の判定結果に基づいて前記ガスエンジンの運転状態を制御する、
    ことを特徴とするガスエンジンシステム。
  2. 請求項1において、
    前記レーザ分析装置は、前記レーザ照射手段から照射されるパルスレーザ光のパルス幅に応じて連続撮影が可能な撮像手段を有することを特徴とするガスエンジンシステム。
  3. 請求項1又は2において、
    前記エンジンの運転制御が、各気筒への燃料の供給を遮断することを特徴とするガスエンジンシステム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一つにおいて、
    前記燃焼判定手段は、排ガス中の水分(H O)、窒素(N )、及び酸素(O )を計測し、燃焼状態を判定することを特徴とするガスエンジンシステム。
  5. 請求項4において、
    前記燃焼判定手段の判定の結果、燃焼状態が不安定であると判断された排気管の排ガスは燃料ガス処理手段に導入する制御を行うことを特徴とするガスエンジンシステム。
  6. 請求項4又は5において、
    前記排気ガスと燃料ガスのガス組成を計測するレーザ分析装置を共用し、燃料ガス組成と排ガス組成とを同時に監視し、その燃焼状態を把握することを特徴とするガスエンジンシステム。
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