JP5505764B2 - 車載カメラ装置のキャリブレーション支援方法及びキャリブレーション支援装置、並びに車載カメラ装置 - Google Patents

車載カメラ装置のキャリブレーション支援方法及びキャリブレーション支援装置、並びに車載カメラ装置 Download PDF

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Description

本発明は、車に設置して用いられる車載カメラ装置のキャリブレーションを利用者が簡単に行えるようにするキャリブレーション支援方法及びキャリブレーション支援装置、並びにそれを備えた車載カメラ装置に関する。
従来から駐車時における車両後退動作等を支援するため、車両の後方部等に設置して車両の後方周辺等を撮影し、その撮像画像を車内に設置した表示装置にモニタ表示する車載カメラが知られている。
従来、このような車載カメラのキャリブレーション方法としては、地面に設置されたターゲットバーや基準マーカー等の指標を車載カメラで撮像して表示装置上に表示し、該指標の表示に所定のウィンドウやマーカー等を重ね合わせてカメラの姿勢パラメータや設置情報を算出し、それをもとに画像処理を行って撮像画像を調整して、車載カメラの設置誤差をソフト的に吸収する方法が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
従来技術の、地面に設置されたターゲットバーや基準マーカー等の指標を車載カメラで撮像し、画像処理を行って、車載カメラの設置誤差をソフト的に吸収するキャリブレーション方法は、ターゲットバーや基準マーカー等の指標を必要とすることに加えて、回路規模や処理が増加し、コスト高になるという問題があった。
コストを軽減するためには、車載カメラの設置誤差をソフト的に吸収するキャリブレーション機能を装置に備えることをやめ、利用者が手作業でキャリブレーションを行えばよい。車載カメラの利用を考えると、その設置精度は極端に厳密である必要はなく、利用者が手作業でキャリブレーションを行っても、通常、支障をきたすことはない。手作業でキャリブレーションを行う際の問題は、試行錯誤で行うため、面倒くさく、時間が掛かることである。
本発明は、利用者が面倒くさがることなく、簡単に車載カメラのキャリブレーションを行うことができるキャリブレーション支援方法及びキャリブレーション支援装置、並びに低コストの車載カメラ装置を提供することにある。
本発明は、車載カメラで撮影された、駐車枠やそれに類似の標識を含む路面の撮像画像データを取得し、該撮像画像データを俯瞰変換し、必要なら2値化して、2値化俯瞰画像データを生成し、俯瞰画像データあるいは2値化俯瞰画像データを用いて、車載カメラの設置誤差を評価する評価値を計算し、該評価値から車載カメラの設置誤差判定を行い、該判定結果に基づいて、前記車載カメラの設置状態を調整するためのキャリブレーション操作を利用者に通知することを主要な特徴としている。
第1の実施形態では、俯瞰画像データあるいは2値化俯瞰画像データの所定のライン上の白画素のX座標の平均値を計算して評価値Aとし、該評価値Aと画像中心のX座標の位置関係から、車載カメラの横方向の位置ずれを判定する。
第2の実施形態では、俯瞰画像データあるいは2値化俯瞰画像データの第1のライン上の白画素のX座標の平均値を計算して評価値Aとし、第1のラインから所定距離はなれた第2のライン上の白画素のX座標の平均値を計算して評価値Aとし、評価値Aと評価値Aとの位置関係から、車載カメラの横方向の傾きを判定する。
第3の実施形態では、俯瞰画像データあるいは2値化俯瞰画像データの第1のライン上の白画素のX座標の中心からの距離の平均値を計算して評価値Bとし、第1のラインから所定距離はなれた第2のライン上の白画素のX座標の中心からの距離の平均値を計算して評価値Bとし、評価値Bと評価値Bとの大小関係から、車載カメラの縦方向の傾きを判定する。
第4の実施形態では、俯瞰画像データあるいは2値化俯瞰画像データの第1のライン上の白画素のX座標の平均値を計算して評価値Aとし、第1のライン上の白画素のX座標の中心からの距離の平均値を計算して評価値Bとし、第1のラインから所定距離はなれた第2のライン上の白画素のX座標の平均値を計算して評価値Aとし、該第2のライン上の白画素のX座標の中心からの距離の平均値を計算して評価値Bとし、評価値AあるいはAと画像中心のX座標の位置関係から車載カメラの横方向の位置ずれを判定し、評価値Aと評価値Aとの位置関係から車載カメラの横方向の傾きを判定し、評価値Bと評価値Bとの大小関係から車載カメラの縦方向の傾きを判定する。
利用者にキャリブレーション操作を通知する手段は、表示装置や音声出力装置とする。
本発明によれば、利用者が面倒くさがることなく、簡単に、しかも、所望の精度でもって、車載カメラのキャリブレーションを行うことができる。したがって、車載カメラ装置は、その設置誤差をソフト的に吸収する機能を備える必要がなく、低コスト化が達成できる。
本発明の車載カメラ装置の一実施形態の全体構成図である。 図1中の校正支援処理部の一実施例のフローチャートである。 本発明の適用条件を説明する図である。 2値化俯瞰画像データの一例を模式的に示した図である。 車載カメラの横方向の位置ずれ、横方向の傾きを評価する評価値Aを説明する図である。 車載カメラの縦方向の傾きを評価する評価値Bを説明する図である。 エラーパターンとキャリブレーション操作メッセージとの対応例を示す図である。 車載カメラの位置が左右にずれている場合のエラーパターン1,2の一例を示す図である。 車載カメラの位置が左右に傾いてる場合のエラーパターン3,4の一例を示す図である。 車載カメラの位置が上下に傾いてる場合のエラーパターン5,6の一例を示す図である。
図1は、本発明のキャリブレーション支援機能を適用した車載カメラ装置の一実施形態の全体構成図を示す。図1において、撮像装置10と処理装置20と記憶装置30は一般に一つの筐体内に構成され、車の後部等に設置される。表示装置50は車内の前面部、音声出力装置60は車内の後部などに設置され、処理装置20とはケーブル等で接続される。処理装置20と操作部40とはケーブルあるいは無線で接続される。操作部40はナビゲーション装置のリモコンが兼ねてもよい。表示装置50もナビゲーション装置の表示部が兼ねてもよい。また、音声出力装置は、音響機器のスピーカーが兼ねてもよい。
撮像装置10は、車の後方等を撮影し、撮像画像データを取得する。具体的には、該撮像装置10は、広角のレンズ光学系、撮像素子、オートゲインコントロール(AGC)回路、アナログ・デジタル変換器などからなる。撮像素子は、CCDセンサやCMOSセンサなどで構成され、光学系により集光された光学像を、その光強度に応じて強弱を持った電気信号(アナログ信号)に変換する。撮像素子から出力されたアナログ信号は、AGC回路でゲイン調整された後、アナログ・デジタル変換器によりデジタル信号(撮像画像データ)に変換される。一般に撮像素子にはベイヤー配列などの色フィルタが設けられており、撮像装置10から出力されるデータは、ベイヤー配列などの撮像画像データである。なお、撮像装置10は、モノクロ撮像画像データを出力する構成でも構わない。
処理装置20は、FPGAやASIC、DSPなどで構成され、画像処理部210、校正支援処理部220、及び、これら処理部の動作を制御する制御部230などからなる。他に処理装置20は、処理部210、220や制御部230で使用される作業用メモリとしてのRAMなどを備えているが、図1では省略してある。
画像処理部210は、撮像装置10から出力された撮像画像データについて、ベイヤー補完処理、倍率色収差補正処理、色空間変換処理(RGB/YCC変換)、MTF補正処理、歪曲収差補正処理、ガンマ補正処理等の所定の画像処理を実施する。画像処理部210で所定の処理を施された撮像画像データは、NTSC方式の映像信号に変換された後、表示装置50に表示される。NTSCエンコーダは、処理装置20あるいは表示装置50のいずれが備えてもよい。画像処理部210の構成は、従来と基本的に同様であるので、これ以上の詳細な説明は省略する。
校正(キャリブレーション)支援処理部220は、キャリブレーション操作時、撮像装置10から出力された撮像画像データを入力して、それを俯瞰変換し、さらに必要なら2値化して、2値化俯瞰画像データを生成し、俯瞰画像データあるいは2値化俯瞰画像データの所定の2ラインを走査して評価値を求め、該評価値から車載カメラの設置誤差(横方向の位置ずれ、横方向の傾き、縦方向の傾き等)を判定し、該判定結果に基づき、利用者に必要なキャリブレーション操作を通知する。利用者へのキャリブレーション操作の通知は、表示装置50及び/又は音声出力装置60によって行う。この校正支援処理部220が本発明の主要な特徴であり、その具体的処理については後述する。
なお、図1では、撮像装置10から出力された撮像画像データを校正支援処理部220に直接入力するとしたが、画像処理部210の途中の撮像画像データ(例えば、ベイヤー補完処理後の撮像画像データ等)、あるいは、画像処理部210から出力される画像処理後の撮像画像データを入力することでもよい。また、俯瞰画像に加工した画像をモニタ表示するため、画像処理部210が撮像画像データを俯瞰画像データに変換する機能を備えていれば、画像処理部210から俯瞰画像データを取り込むことでもよい。
記憶装置30は、PROMなどの書き換え可能な不揮発性メモリであり、処理装置20の処理部210、220や制御部230での処理や制御に必要なプログラム、種々のパラメータ、その他の情報を記憶する。後述するように、記憶装置30には、校正支援処理部220が車載カメラの設置誤差の判定結果に基づいて利用者に通知するキャリブレーション操作のメッセージ情報が予め記憶されている。
操作部40は、利用者が制御部230に対して種々の動作を指示するユーザインターフェースである。制御部230は、操作部40からの指示を受けて、校正支援処理部220を起動することになる。先に述べたように、車にナビゲーション装置が装備されている場合、そのリモコンが操作部40を兼ねることができる。
図2は、本発明の主要構成である校正支援処理部(キャリブレーション支援装置)220の一実施形態の処理フローチャートを示している。以下、図2に従って校正支援処理部220の一実施形態の処理を詳述する。
ここで、図3に示すように、車は、その中心軸と路上の中心線とが一致するように駐車させる。この状態で、車載カメラは駐車枠を含む路上を撮影するようにする。もちろん、駐車枠である必要はなく、車幅線などでもよい。キャリブレーションの対象は、車載カメラの横方向の位置ずれ(車の中心線からの左あるいは右側への位置ずれ)、横方向の傾き(左あるいは右方向への傾き)、及び、縦方向の傾き(上あるいは下方向への傾き)の全部とするが、これらの一部でもよい。
校正支援処理部220は、制御部230から起動されると、撮像装置10が出力する駐車枠を含む撮像画像データを入力する(ステップ1001)。先に述べたように、撮像装置10から出力される撮像画像データを直接入力するかわりに、画像処理部210の途中の画像データや画像処理部210から出力される画像データを入力することでもよい。要は、撮像画像内の駐車枠が識別できればよい。
次に、校正支援処理部220は、入力した撮像画像データを俯瞰画像データに変換する(ステップ1002)。すなわち、車載カメラで撮影された画像を上から見下ろした画像(俯瞰画像)に変換する。これにより、駐車枠は、ほぼ直線状に補正される。俯瞰変換処理は、従来から種々提案されており、それを利用すればよいので(例えば、特許文献3参照)、詳しい説明は省略する。
なお、車載カメラで撮影した画像に俯瞰処理を施してモニタ表示して、利用者に違和感与えないようにする場合、画像処理部210が俯瞰変換機能を備えることになる。このような場合は、画像処理部210から俯瞰画像データを取り込むことができる。このような構成も本発明に含まれる。
次に、校正支援処理部220は、俯瞰画像データを2値化して、2値化俯瞰画像データを生成する(ステップ1003)。2値化俯瞰画像データは、基本的に駐車枠の領域は白(0)、それ以外の領域は黒(1)で表わされる。図4に、2値化俯瞰画像データの一例を模式的に示す。ここで、図4(a)は、車載カメラが正しい位置に取り付けられている場合の例、図4(b)は車載カメラが車の中心軸から左にずれた位置に取り付けられている場合の例である。
俯瞰画像データを2値化することにより、後述の評価値計算の効率化が実現する。しかし、例えば、真黒な路面に駐車枠などが描かれている場合には、俯瞰画像データをそのまま利用することが可能であり、2値化を省略できる。もちろん、このような構成も本発明に含まれる。
次に、校正支援処理部220は、俯瞰画像データあるいは2値化俯瞰画像データについて、所定の2ライン(ライン1,2とする)を走査して、それぞれの評価値A,Bとして、
A=白画素のX座標の平均値
B=白画素のX座標の中心からの距離の平均値
を計算する(ステップ1004)。ここで、ライン1,2は、Y方向に所定の距離はなれていればよく、着目する2ラインは任意でよいが、例えば、画像の中心を基準に、Y方向に対称な所定のY座標を通る2ラインとするのが好ましい。
具体的に、評価値Aは、ライン1,2のそれぞれについて、当該ライン上の画素値が0(白)の全画素の平均X座標(重心)を計算して得られる。ここで、ライン1の評価値AをAとし、ライン2の評価値AをAとする。図5に評価値A,Aの一例を示す。評価値AあるいはAと画像中心のX座標の位置関係から、車載カメラの横方向の位置ずれを判定することができる。また、評価値AとAの位置関係から、車載カメラの横方向の傾きを判定することができる。
評価値Bは、ライン1,2のそれぞれについて、当該ライン上の画素値が0(白)の一方のランと他方のランの各平均X座標を計算し、その絶対値の平均値として得られる。ここで、ライン1の評価値BをBとし、ライン2の評価値BをBとする。図6に評価値B,Bの算出法を示す。すなわち、評価値Bは(l+l)/2として計算され、評価値Bは(l+l)/2として計算される。評価値Bと評価値Bの大小関係から、車載カメラの縦方向の傾きを判定することができる。
正支援処理部220は、評価値A,Bを用いて車載カメラの設置誤差を判定し(ステップ1005)、その判定結果に基づいて、利用者に表示装置50や音声出力装置60を用いて、必要なキャリブレーションの操作を通知する(ステップ1006)。ここで、対象とする車載カメラの設置誤差は、車載カメラの横方向の位置ずれ(車の中心軸から左あるいは右側への位置ずれ)、横方向の傾き(左あるいは右方向の傾き)、縦方向の傾き(上あるいは下方向への傾き)の三つである。校正支援処理部220では、評価値AあるいはBを用いて、順次、これら三つのケースを判定し、その判定結果に基づいて、利用者に必要なキャリブレーション操作を通知する。判定の順番は基本的に任意でよい。
以下、ステップ1005の処理について詳述する。ここで、車載カメラが車の中心軸から左へずれている場合をエラーパターン1、右へずれている場合をエラーパターン2とする。また、車載カメラが左の方向に傾いている場合をエラーパターン3、右の方向に傾いている場合をエラーパターン4とする。また、車載カメラが上の方向に傾いている場合をエラーパターン5、下の方向に傾いている場合をエラーパターン6とする。また、正しく取り付けられている場合を正常パターンと称す。図7に各パターンと利用者に通知するメッセージの対応関係を示す。なお、図7のメッセージの内容は一例であり、もちろん、これに限るものではない。
(I)横方向の位置ずれ(エラーパターン1,2の判定)
評価値A−画像中心のX座標 > 閾値1 (1)
の場合、エラーパターン1(カメラの取り付け位置が左より)と判定する。
評価値A−画像中心のX座標 < 閾値2 (2)
の場合、エラーパターン2(カメラの取り付け位置が右より)と判定する。
ここで、式(1),(2)の閾値1,2は、必要な許容度(マージン)によって決まるもので、あらかじめ記憶装置30などに保持しておけばよい。また、閾値1,2は必要に応じて変更することが可能である。さらに、閾値1,2の値として、それぞれ異なる値を複数用意すれば、「ずれ」を細かく分けることが可能となる。なお、これらは、後述の各式の閾値についても同様である。
図8(a),(b)にエラーパターン1,2の一例を示す。先の図4(b)は、図8(a)のエラーパターン1を示したものである。なお、ライン1の評価値Aのかわりに、ライン2の評価値Aを用いることでもよい。
(II)横方向の傾き(エラーパターン3,4の判定)
評価値A−評価値A < 閾値3 (3)
の場合、エラーパターン3(カメラの横方向の取り付け状態が左向き)と判定する。
評価値A−評価値A > 閾値4 (4)
の場合、エラーパターン4(カメラの横方向の取り付け状態が右向き)と判定する。
図9(a),(b)にエラーパターン3,4の一例を示す。ここで、評価値AとAの大小関係を比較して、A<Aの場合はエラーパターン3、A>Aの場合はエラーパターン4と判定することもできる。ただし、式(3),(4)を適用すれば、判定に許容度(マーシン)を持たせることが可能になる。
(III)縦方向の傾き(エラーパターン5,6の判定)
評価値B−評価値B <>閾値5 (5)
の場合、エラーパターン5(カメラの縦方向の取り付け状態が上向き)と判定する。
評価値B−評価値B < 閾値6 (6)
の場合、エラーパターン6(カメラの縦方向の取り付け状態が下向き)と判定する。
図10(a),(b)にエラーパターン5,6の一例を示す。ここでも、評価値BとBの大小関係を比較して、B>Bの場合はエラーパターン5、B<Bの場合はエラーパターン4と判定することもできる。ただし、式(3),(4)を適用すれば、判定に許容度(マージン)を持たせることが可能になる。
そして、エラーパターン1〜6のいずれにも属さない場合、正常パターン(カメラの取り付けは正しい)と判定する。先の図4(a)は、これを示したものである。
校正支援処理部220は、判定されたパターンをもとに、利用者に必要なキャリブレーションの操作を通知する(ステップ1006)。具体的には、例えば、図7のようなテーブルをあらかじめ記憶装置30に用意しておき、判定されたパターンをもとに、記憶装置30から対応するメッセージを読み出し、表示装置50に表示して通知するか、音声出力装置60から音声で通知する。通知を受けて、利用者は車載カメラの取り付け状態を調整する。
図2のステップ1005,1006の処理は、上記(I),(II),(III)のケースごとに繰り返される。基本的に処理の順番は任意でよいが、(II)の処理の前に(I)の処理を行った場合、車載カメラの取り付け状態によっては、(II)の処理を行った後に再び(I)の処理を行わなければならない場合が生じる。これを避けるためには、(I)の処理の前に(II)の処理を行う方向が望ましい。(III)は、どの順番で行ってもよい。
なお、車載カメラの取り付け位置が、あらかじめ車の中心軸上に定められている場合には、(I)の処理を省略することができる。また、車載カメラの縦方向の傾きは、取り付ける高さにも関係し、また、利用者の好みもあり、ある程度自由であり、極端でない限り(III)の処理は省略することができる。これらは、例えば、利用者が操作部40などから指示すればよい。
なお、校正支援処理部220は、判定したパターンを制御部230に送り、制御部230が記憶装置30から該当するメッセージを読み出して表示装置50や音声装置60に出力することでもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、もちろん、本発明は、図1の構成や図2の処理に限定されるものではなく、後述の特許請求の範囲の記載の範囲内において種々の変更が可能である。
10 撮像装置
20 処理装置
30 記憶装置
40 操作部
50 表示装置
60 音声出力装置
210 画像処理部
220 校正支援処理部
230 制御部
特開2001−245326号公報 特開2004−200819号公報 特許第3871614号公報

Claims (17)

  1. 利用者による車載カメラのキャリブレーションを支援するキャリブレーション支援方法であって、
    前記車載カメラで撮影された、駐車枠やそれに類似の標識を含む路面の撮像画像データを取得する工程と
    前記撮像画像データを俯瞰変換して、俯瞰画像データを生成する工程と
    前記俯瞰画像データを用いて、前記車載カメラの設置誤差を評価する評価値を計算する工程と
    前記評価値から前記車載カメラの設置誤差判定を行う工程と
    前記判定結果に基づいて、前記車載カメラの設置状態を調整するためのキャリブレーション操作を利用者に通知する工程とを有することを特徴とするキャリブレーション支援方法。
  2. 前記評価値を計算する工程では、前記俯瞰画像データの所定のライン上の白画素のX座標の平均値を計算して評価値Aとし、
    前記設置誤差の判定を行う工程では、前記評価値Aと画像中心のX座標の位置関係から、前記車載カメラの横方向の位置ずれを判定する、ことを特徴とする請求項1に記載のキャリブレーション支援方法。
  3. 前記評価値を計算する工程では、前記俯瞰画像データの第1のライン上の白画素のX座標の平均値を計算して評価値Aとし、前記第1のラインから所定距離はなれた第2のライン上の白画素のX座標の平均値を計算して評価値Aとし、
    前記設置誤差の判定を行う工程では、前記評価値Aと前記評価値Aとの位置関係から、前記車載カメラの横方向の傾きを判定する、ことを特徴とする請求項1に記載のキャリブレーション支援方法。
  4. 前記評価値を計算する工程では、前記俯瞰画像データの第1のライン上の白画素のX座標の中心からの距離の平均値を計算して評価値Bとし、前記第1のラインから所定距離はなれた第2のライン上の白画素のX座標の中心からの距離の平均値を計算して評価値Bとし、
    前記設置誤差の判定を行う工程では、前記評価値Bと前記評価値Bとの大小関係から、前記車載カメラの縦方向の傾きを判定する、ことを特徴とする請求項1に記載のキャリブレーション支援方法。
  5. 前記評価値を計算する工程では、前記俯瞰画像データの第1のライン上の白画素のX座標の平均値を計算して評価値Aとし、該第1のライン上の白画素のX座標の中心からの距離の平均値を計算して評価値Bとし、前記第1のラインから所定距離はなれた第2のライン上の白画素のX座標の平均値を計算して評価値Aとし、該第2のライン上の白画素のX座標の中心からの距離の平均値を計算して評価値Bとし、
    前記設置誤差の判定を行う工程では、前記評価値AあるいはAと画像中心のX座標の位置関係から前記車載カメラの横方向の位置ずれを判定し、前記評価値Aと前記評価値Aとの位置関係から前記車載カメラの横方向の傾きを判定し、前記評価値Bと前記評価値Bとの大小関係から前記車載カメラの縦方向の傾きを判定する、ことを特徴とする請求項1に記載のキャリブレーション支援方法。
  6. 前記設置誤差の判定を行う工程では、前記車載カメラの横方向の傾きの判定、少なくとも前記車載カメラの横方向の位置ずれの判定に先立って行う、ことを特徴とする請求項5に記載のキャリブレーション支援方法。
  7. 前記キャリブレーション操作を利用者に通知する工程では、表示装置及び/又は音声出力装置を用いて、前記キャリブレーション操作を利用者に通知する、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のキャリブレーション支援方法。
  8. 前記俯瞰画像データを生成する工程では、前記撮像画像データを俯瞰変換した後、2値化して2値化俯瞰画像データを生成し、
    前記評価値を計算する工程では、前記2値化俯瞰画像データを用いて、前記車載カメラの設置誤差を評価する評価値を計算する、ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のキャリブレーション支援方法。
  9. 利用者による車載カメラのキャリブレーションを支援するキャリブレーション支援装置であって、
    前記車載カメラで撮影された、駐車枠やそれに類似の標識を含む路面の撮像画像データを取得する手段と、
    前記撮像画像データを俯瞰変換して、俯瞰画像データを生成する手段と、
    前記俯瞰画像データを用いて、前記車載カメラの設置誤差を評価する評価値を計算する手段と、
    前記評価値から前記車載カメラの設置誤差判定を行う手段と、
    前記判定結果に基づいて、前記車載カメラの設置状態を調整するためのキャリブレーション操作を利用者に通知する手段と、を有することを特徴とするキャリブレーション支援装置。
  10. 前記評価値を計算する手段は、前記俯瞰画像データの所定のライン上の白画素のX座標の平均値を計算して評価値Aとし、
    前記設置誤差の判定を行う手段は、前記評価値Aと画像中心のX座標の位置関係から、前記車載カメラの横方向の位置ずれを判定する、ことを特徴とする請求項9に記載のキャリブレーション支援装置。
  11. 前記評価値を計算する手段は、前記俯瞰画像データの第1のライン上の白画素のX座標の平均値を計算して評価値Aとし、前記第1のライン上から所定距離はなれた第2のライン上の白画素のX座標の平均値を計算して評価値Aとし、
    前記設置誤差の判定を行う手段は、前記評価値Aと前記評価値Aとの位置関係から、前記車載カメラの横方向の傾きを判定する、ことを特徴とする請求項9に記載のキャリブレーション支援装置。
  12. 前記評価値を計算する手段は、前記俯瞰画像データの第1のライン上の白画素のX座標の中心からの距離の平均値を計算して評価値Bとし、前記第1のライン上から所定距離はなれた第2のライン上の白画素のX座標の中心からの距離の平均値を計算して評価値Bとし、
    前記設置誤差の判定を行う手段は、前記評価値B1と前記評価値B2との大小関係から、前記車載カメラの縦方向の傾きを判定する、ことを特徴とする請求項9に記載のキャリブレーション支援装置。
  13. 前記評価値を計算する手段は、前記俯瞰画像データの第1のライン上の白画素のX座標の平均値を計算して評価値Aとし、該第1のライン上の白画素のX座標の中心からの距離の平均値を計算して評価値Bとし、前記第1のラインから所定距離はなれた第2のライン上の白画素のX座標の平均値を計算して評価値Aとし、該第2のライン上の白画素のX座標の中心からの距離の平均値を計算して評価値Bとし、
    前記設置誤差の判定を行う手段は、前記評価値AあるいはAと画像中心のX座標の位置関係から前記車載カメラの横方向の位置ずれを判定し、前記評価値Aと前記評価値Aとの位置関係から前記車載カメラの横方向の傾きを判定し、前記評価値Bと前記評価値Bとの大小関係から前記車載カメラの縦方向の傾きを判定する、ことを特徴とする請求項9に記載のキャリブレーション支援装置。
  14. 前記設置誤差判定を行う手段は、前記車載カメラの横方向の傾きの判定を、少なくとも前記車載カメラの横方向の位置ずれの判定に先立って行う、ことを特徴とする請求項13に記載のキャリブレーション支援装置。
  15. 記キャリブレーション操作を利用者に通知する手段は、表示装置及び/又は音声出力装置を用いて通知する、ことを特徴とする請求項9乃至14のいずれか1項に記載のキャリブレーション支援装置。
  16. 記俯瞰画像データを生成する手段は、前記撮像画像データを俯瞰変換した後、2値化して2値化俯瞰画像データを生成し、
    前記評価値を計算する手段は、前記2値化俯瞰画像データを用いて、前記車載カメラの設置誤差を評価する評価値を計算する、ことを特徴とする請求項9乃至15のいずれか1項に記載のキャリブレーション支援装置。
  17. 車に取り付け、車の周囲を撮影し、撮影した画像を処理し、表示装置に表示する車載カメラ装置であって、
    請求項9乃至16のいずれか1項に記載のキャリブレーション支援装置を備えていることを特徴とする車載カメラ装置。
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