JP5504753B2 - 基地局、通信システムおよび通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信を行う基地局、通信システムおよび通信方法に関する。
3.9世代携帯電話システムであるLTE(Long Term Evolution)システムにおいては、下りリンクで周波数繰り返し数が1のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiple)が採用された。このため、セル境界においてはセル間干渉が増大してスループットの劣化を招くことが懸念され、FFR(Fractional Frequency Reuse)の技術を用いたICIC(Inter−Cell Interference Coordination)の適用が検討されている(たとえば、下記非特許文献1,2参照。)。
LTEのICICにおいては、帯域ごとの送信電力のレベルを表わす信号であるRNTP(Relative Narrowband Transmission Power)が基地局間で交換される。RNTPを用いることにより、静的なFFRと比べて干渉低減効果を向上させることが可能であると考えられる。
また、現実の環境では、さまざまな基地局配置や電波伝搬環境により入り組んだセル形状になることや、時間帯により各UE(User Equipment:ユーザ端末)の分布が変化することなどが考えられる。このため、複雑な環境の変化に適応して常にICICの効果が得られるようにRNTPを利用するアルゴリズムの開発が求められている。
セル間で情報のやり取りを行なわない従来のFFR方式においては、まずシステム帯域を複数の帯域に分割し、その一部をセル端帯域として決定する。セル端帯域は、周辺セル間でなるべく異なるように、各セルにおいてセル固有のパラメータとして設定される(たとえば、下記非特許文献3参照。)。
基地局のスケジューラは、各UEの平均SINR(Signal to Interference and Noise Ratio:信号対干渉雑音比)などを元にセル内のUEをセル端端末とセル中心端末に区別し、セル端端末をセル端帯域にスケジューリングする。さらに、セル端端末に対しては相対的に大きな電力で送信し、セル中心端末には相対的に小さい電力で送信することで、セル端端末における干渉を抑える。
A.Simonsson,他、"Frequency Reuse and Intercell Interference Co−ordination in E−UTRA"、VTC2007−Spring.、p.3091−3095、2007年 ウー ジャンミン,他、「ステップ関数を用いた適応型周波数再利用方式の検討」、社団法人 電子情報通信学会 信学技報,vol.108,no.391 RCS2008−178,p.35−38,2009年 "OFDMA Downlink inter−cell interference mitigation"、3GPP TSG RAN WG1 Meeting #44 R1−060291、Denver,Colorado,February 13−17,2006
しかしながら、上述した従来技術では、現実の環境下においては、セル端端末を割り当てるセル端帯域を適切に決定することが困難であり、セル端端末の干渉を効率的に抑えることができないという問題がある。複雑なセル形状を持つセル配置においては、セル端帯域の決定がさらに困難である。なお、このような問題は、LTEシステムに限らず、無線通信を行う他の通信システムにおいても生じる可能性がある。
開示の基地局、通信システムおよび通信方法は、上述した問題点を解消するものであり、セル端端末に与えられる干渉を抑えることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、開示技術は、各ユーザ端末を受信品質に基づいてセル中心端末とセル端端末に区別する通信システムにおいて、他の基地局から送信される、周辺セルのセル端端末が前記周辺セルで実際に割り当てられているセル端帯域を示すセル端帯域情報を受信し、受信される複数の周辺セルのセル端帯域情報に基づいて自セルのセル端帯域を決定し、決定されたセル端帯域によって自セルのセル端端末との間で通信を行うことを要件とする。
開示の基地局、通信システムおよび通信方法によれば、セル端端末の干渉を抑えることができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる通信システムの構成例を示す図である。 セル内のUEによる受信品質の測定を示す図である。 実施の形態1にかかる基地局の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態2にかかる基地局の構成例を示すブロック図である。 図5に示したセル端帯域決定部の構成例を示すブロック図である。 自セルにおけるUEの分布の一例を示す図である。 図7に示した例におけるセル端帯域の決定の一例を示す図である。 実施の形態2にかかる通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態3にかかるセル端帯域決定部の構成例を示すブロック図である。 実施の形態4にかかるセル端帯域決定部の構成例を示すブロック図である。 実施の形態5にかかる基地局の構成例を示すブロック図である。 実施の形態6にかかる基地局の構成例を示すブロック図である。 実施の形態7にかかる自セルを示す図である。 他セルに起因する干渉メトリックの計算例を示す図である。 帯域ごとの干渉メトリックの計算例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、開示の基地局、通信システムおよび通信方法の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる通信システムの構成例を示す図である。図1に示すように、通信システム100は、基地局111〜116を含んでいる。基地局111〜116は、それぞれセル121〜126を形成し、それぞれ自セルに位置するUEとの間で無線通信を行う。また、通信システム100において、基地局111〜116のそれぞれは、各UEを受信品質に基づいてセル中心端末とセル端端末に区別して通信を行う。
たとえば、基地局111は、セル121に位置する各UEのうちの、受信品質が比較的高いUEをセル中心端末とし、受信品質が比較的低いUEをセル端端末として区別する。具体的には、基地局111は、受信品質が閾値以上のUEをセル中心端末とし、受信品質が閾値未満のUEをセル端端末として区別する。同様に、基地局112〜116は、それぞれセル122〜126に位置する各UEのうちの、受信品質が比較的高いUEをセル中心端末とし、受信品質が比較的低いUEをセル端端末として区別する。
また、基地局111は、セル121のセル端端末に対する送信電力を、セル121のセル中心端末に対する送信電力よりも大きくする。同様に、基地局112〜116のそれぞれは、自セルのセル端端末に対する送信電力を、自セルのセル中心端末の送信電力よりも大きくする。
また、基地局111〜116は、自セルのセル端端末が実際に割り当てられる帯域(セル端帯域)を示すセル端帯域情報を互いに送受信する。たとえば、基地局111は、セル122〜126の各セルのセル端帯域情報を基地局112〜116から受信するとともに、セル121のセル端帯域情報を基地局112〜116へ送信する。セル端帯域情報の送受信は、たとえばRNTPによって実現することができる。
以下、セル122〜126をセル121の周辺セルとして説明する。セル121の周辺セルは、セル121の周辺に位置し、セル121との間で干渉が生じる可能性があるセルである。周辺セルは、セル121との間の関係によりあらかじめ定められている。たとえば、基地局111から一定距離以内の地域のセルを周辺セルとして定められる。
通信システム100においては、全体の周波数帯域(システム帯域)が帯域f1〜f3に分割されているとする。また、符号132〜136に示すように、基地局112〜116の各セル端帯域がそれぞれ帯域f3,f2,f1,f2,f1であるとする。したがって、基地局111が基地局112〜116から受信する各セル端帯域情報は、それぞれ帯域f3,f2,f1,f2,f1を示す。なお、それぞれの帯域は周波数軸上で連続していなくともよい。
基地局111は、基地局112〜116からの各セル端帯域情報が示す帯域f3,f2,f1,f2,f1に基づいてセル121(自セル)のセル端帯域を決定する。たとえば、基地局111は、各セル端帯域情報が示す帯域の数を帯域ごとに積算し、積算結果が小さい帯域を優先的にセル121のセル端帯域として決定する。
図1に示す例では、基地局112〜116から受信した各セル端帯域情報が示すセル端帯域を帯域ごとに積算すると、帯域f1の積算結果が2、帯域f2の積算結果が2、帯域f3の積算結果が1になる。このため、基地局111は、たとえば積算結果が最も少ない帯域f3をセル121のセル端帯域として決定する。
図2は、セル内のUEによる受信品質の測定を示す図である。図2に示すUE210は、基地局111のセル121に位置するUEである。UE210は、基地局111から送信される参照信号を受信することで受信品質を測定する。UE210は、測定した受信品質を示す受信品質情報を基地局111へ送信する。たとえば、基地局111は、UE210から受信した受信品質情報に基づいて、UE210をセル中心端末またはセル端端末に区別する。
また、UE210は、セル121に位置しているときに、セル122の基地局112から送信される参照信号を受信してもよい。たとえば、UE210は、基地局111から受信する参照信号の受信品質よりも基地局112から受信する参照信号の受信品質が高くなると、セル121からセル122へのハンドオーバを行う。
図3は、実施の形態1にかかる基地局の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、基地局111は、受信アンテナ301と、受信機302と、受信処理部303と、受信部304と、セル端帯域決定部305と、送信部306と、スケジューラ307と、送信信号作成部308と、送信機309と、送信アンテナ310と、を備えている。
基地局間ネットワーク320は、基地局111〜116を互いに接続するネットワークである。基地局間ネットワーク320は、たとえば有線のネットワークである。受信機302は、基地局111のセル121(図1参照)に位置する各UE(たとえば図2のUE210)から無線により送信された信号を、受信アンテナ301を介して受信する。受信機302は、受信した受信信号を受信処理部303へ出力する。
受信機302によって受信される受信信号には、各UEにおいて測定された基地局111からの受信品質を示す受信品質情報(たとえばSINR)が含まれている。受信処理部303は、受信機302から出力された受信信号に対してチャネル補償や誤り訂正を行うことで受信品質情報を取得し、取得した受信品質情報をスケジューラ307へ出力する。
受信部304は、基地局間ネットワーク320を介して、基地局112〜116から送信されたセル122〜126の各セル端帯域情報を受信する。受信部304は、各セル端帯域情報を、基地局112〜116から直接受信してもよいし、基地局111〜116の上位のサーバなどを介して受信してもよい。受信部304は、受信した各セル端帯域情報をセル端帯域決定部305へ出力する。
セル端帯域決定部305は、受信部304から出力された各セル端帯域情報に基づいて、セル121(自セル)のセル端帯域を決定する。たとえば、セル端帯域決定部305は、セル端帯域情報が示す帯域の数を帯域ごとに積算し、積算結果が小さい帯域ほど優先的にセル端帯域として決定する。具体的には、セル端帯域決定部305は、下記(1)式によって帯域kごとの干渉メトリックAkを計算する。
Figure 0005504753
上記(1)式において、Jは、基地局111の周辺セルjの集合(セル122〜126)を示している。Xj,kは、周辺セルjのセル端帯域情報を示している。jは周辺セル(セル122〜126)のインデックスを示している。kは全体の帯域を分割した各帯域のインデックスを示している。Xj,kは、周辺セルjの帯域kがセル端帯域である場合は「1」をとり、周辺セルjの帯域kがセル端帯域でない場合は「0」をとる。
たとえば、セル122(インデックスを1とする)のセル端帯域が帯域f3(インデックスを2とする)である場合は、基地局112からのセル端帯域情報は、X1,0=0、X1,1=0、X1,2=1となる。セル端帯域決定部305は、計算した干渉メトリックAk(積算結果)が小さい帯域ほど優先的に自セルのセル端帯域として決定する。なお、セル端帯域決定部305は、自セルのセル端帯域として、全体の帯域を分割した各帯域のうち1つの帯域を選択するとは限らず、複数の帯域を選択してもよい。
セル端帯域決定部305は、決定したセル端帯域を示すセル端帯域情報を送信部306およびスケジューラ307へ出力する。送信部306は、セル端帯域決定部305から出力された自セルのセル端帯域情報を、基地局間ネットワーク320を介して基地局112〜116へ送信する。これにより、基地局112〜116のそれぞれも、セル121のセル端帯域情報に基づいて自セルのセル端帯域を決定することができる。
スケジューラ307、送信信号作成部308および送信機309は、セル端帯域決定部305によって決定されたセル端帯域によってセル121のUEとの間で通信を行う通信部である。スケジューラ307は、各UEへの通信リソース(たとえば周波数リソース)を割り当てる。具体的には、スケジューラ307は、受信処理部303から出力された受信品質情報が示す受信品質に基づいて、セル121の各UEをセル中心端末とセル端端末に区別する。たとえば、スケジューラ307は、受信品質が所定の閾値以上のUEはセル中心端末とし、受信品質が所定の閾値未満のUEはセル端端末として区別する。
また、スケジューラ307は、セル端帯域決定部305から出力されたセル端帯域情報が示すセル端帯域に対してセル端端末を割り当てる。また、スケジューラ307は、セル端端末とは異なる帯域に対してセル中心端末を割り当てる。たとえば、スケジューラ307は、セル端帯域とは異なる帯域に対してセル中心端末を割り当てる。ただし、セル端帯域に空きがある場合には、セル端帯域に対してセル中心端末を割り当ててもよい。
また、スケジューラ307は、基地局111から各UEへの送信電力を決定する。具体的には、スケジューラ307は、セル中心端末に割り当てる送信電力よりも大きな送信電力をセル端端末に割り当てる。たとえば、セル端帯域の帯域幅が全体の帯域幅の1/3である場合は、セル端端末に対する送信電力を基準送信電力に対して+3[dB]とし、セル中心端末に対する送信電力を−3[dB]とする。
これにより、全UEの合計の送信電力を変化させずに、セル中心端末との通信に用いる送信電力よりも大きな送信電力を用いてセル端端末と通信を行うことができる。スケジューラ307は、周波数リソースと送信電力の各割当結果を示す割当情報を送信信号作成部308へ出力する。
送信信号作成部308は、スケジューラ307から出力された割当情報に基づいて、各UEの送信情報のチャネル符号化や変調を行うことで送信信号を生成する。送信信号作成部308は、生成した送信信号を送信機309へ出力する。また、送信信号作成部308は、スケジューラ307から出力された割当情報を送信信号に格納する。
送信機309は、送信信号作成部308から出力された送信信号を、送信アンテナ310を介してセル121の各UEへ無線送信する。セル121の各UEは、基地局111から無線送信された送信信号を受信する。また、セル121の各UEは、受信した送信信号に格納された割当情報に基づいて、基地局111との間で通信を行う。
セル端帯域決定部305およびスケジューラ307は、たとえばDSP(Digital Signal Processor)などの演算手段によって実現することができる。また、受信部304および送信部306は、たとえば有線通信の通信インターフェースによって実現することができる。ここでは基地局111の構成例について説明したが、たとえば、基地局112〜116(図1参照)も基地局111と同様の構成を有する。
図4は、実施の形態1にかかる通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。ここでは、セル121においてUE210がセル端端末に区別されているものとする。図4に示すように、まず、基地局112〜116のそれぞれが、セル122〜126のセル端帯域情報を基地局111へ送信する(ステップS401)。
つぎに、基地局111が、ステップS401によって送信されたセル端帯域情報が示す各セル端帯域に基づいて干渉メトリックを計算する(ステップS402)。つぎに、基地局111が、ステップS402によって計算された干渉メトリックに基づいてセル121(自セル)のセル端帯域を決定する(ステップS403)。
つぎに、基地局111が、ステップS403によって決定されたセル端帯域を示すセル端帯域情報を基地局112〜116へ送信する(ステップS404)。つぎに、基地局111が、ステップS403によって決定されたセル端帯域に基づいてUE210のスケジューリングを行う(ステップS405)。つぎに、基地局111が、ステップS405のスケジューリングの結果を示す割当情報をUE210へ送信する(ステップS406)。
つぎに、基地局111が、ステップS406のスケジューリングの結果に基づいてUE210へデータを送信する(ステップS407)。つぎに、UE210が、ステップS406によって送信された割当情報に基づいて、ステップS407によって送信されたデータの受信処理を行い(ステップS408)、一連の動作を終了する。なお、図4に示す各ステップとは別に、基地局111は、セル121の各UEをセル中心端末とセル端端末とに区別する動作を行っているものとする。
このように、実施の形態1にかかる基地局111によれば、周辺セルの各セル端帯域情報を周辺セルの各基地局から受信し、セル端帯域情報が示すセル端帯域に基づいて自セルのセル端帯域を決定することができる。このため、自セルのセル端端末における周辺セルとの干渉を抑えたセル端帯域を容易に決定することが可能になる。
また、周辺セルの各セル端帯域が変化しても、周辺セルの各セル端帯域の変化に対して、自セルのセル端端末における干渉を抑えたセル端帯域を適応的に決定することができる。また、基地局111によれば、決定された自セルのセル端帯域を示すセル端帯域情報を周辺セルの各基地局へ送信することで、周辺セルの各基地局においてもセル端端末における干渉を抑えたセル端帯域を容易に決定することができる。
また、基地局111は、セル端帯域情報が示す帯域の数を帯域ごとに積算し、積算結果が小さい帯域ほど優先的にセル端帯域として決定する。これにより、周辺セルにおけるセル端帯域としての使用数が少ない帯域を自セルのセル端帯域とすることができるため、自セルのセル端端末における干渉を効率的に抑えたセル端帯域を決定することができる。
(実施の形態2)
図5は、実施の形態2にかかる基地局の構成例を示すブロック図である。図5において、図3に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図5に示すように、実施の形態2にかかる受信機302および受信処理部303(電力情報受信部)は、各UEにおいて測定された受信電力を示す受信電力情報を受信する。
受信機302および受信処理部303によって受信される受信電力情報には、基地局112〜116からセル121の各UEへの受信電力を示す受信電力情報と、基地局111からセル121の各UEへの受信電力を示す受信電力情報と、が含まれる。受信処理部303は、受信した受信電力情報をセル端帯域決定部305へ出力する。
セル端帯域決定部305は、受信処理部303から出力された受信電力情報に基づいて、受信電力が大きい周辺セルほど大きな係数により重み付けして帯域の数を積算する。たとえば、セル端帯域決定部305は、下記(2)式によって帯域kごとの干渉メトリックAkを計算する。下記(2)式において、wjは、周辺セルjの重み係数を示している。wjは、受信電力が大きい周辺セルほど大きな値とする。
Figure 0005504753
図6は、図5に示したセル端帯域決定部の構成例を示すブロック図である。図6に示すように、セル端帯域決定部305は、重み係数計算部601と、干渉メトリック計算部602と、セル端帯域選択部603と、を備えている。重み係数計算部601は、受信処理部303から出力された受信電力情報に基づいて、セル122〜126の各重み係数を計算する。重み係数計算部601は、たとえば下記(3)式によって重み係数を計算する。
Figure 0005504753
上記(3)式において、Pi,jは、セル121のUEiにおける周辺セルjからの受信電力を示している。Pi,servingは、セル121のUEiにおけるセル121(基地局111)からの受信電力を示している。Thresholdは閾値を示している。Iはセル121におけるUEiの集合を示している。H(x)は階段関数を示している。H(x)は、たとえば下記(4)式によって定義される。
Figure 0005504753
また、上記(3)式において、Lは規格化係数である。規格化係数Lは、たとえば下記(5)式を満たすように値が決定される。
Figure 0005504753
重み係数計算部601は、計算したセル122〜126の重み係数wjを干渉メトリック計算部602へ出力する。干渉メトリック計算部602は、重み係数計算部601から出力された重み係数wjと、受信部304から出力されたセル122〜126の各セル端帯域情報と、に基づいて帯域ごとの干渉メトリックを計算する。
具体的には、セル端帯域決定部305は、上記(3)式によって計算した重み係数wjを用いて、上記(2)式によって帯域kごとの干渉メトリックAkを計算する。これにより、干渉メトリック計算部602は、周辺セルからの受信電力と、自セルからの受信電力と、の差分が閾値を超えるユーザ端末が多い周辺セルほど大きな係数により重み付けして帯域の数を積算することができる。
干渉メトリック計算部602は、計算した帯域kごとの干渉メトリックAkをセル端帯域選択部603へ出力する。セル端帯域選択部603は、たとえば、干渉メトリック計算部602から出力される干渉メトリックAkが最も小さい帯域kをセル端帯域として選択する。セル端帯域選択部603は、選択したセル端帯域を示すセル端帯域情報を送信部306およびスケジューラ307へ出力する。
図7は、自セルにおけるUEの分布の一例を示す図である。図7において、図1に示したセル125,126は省略している。セル121におけるセル122に近いセル端領域701には3台のUEが存在している。また、セル121におけるセル123に近いセル端領域702には5台のUEが存在している。また、セル121におけるセル124に近いセル端領域703には2台のUEが存在している。
グラフ711〜713は、それぞれセル121の各UEにおけるセル122〜124からの受信電力を示している。ここでは、セル122〜124のセル端帯域はそれぞれ帯域f2,f1,f3であるとする。このため、グラフ711においては帯域f2の受信電力が最も大きくなり、グラフ712においては帯域f1の受信電力が最も大きくなり、グラフ713においては帯域f3の受信電力が最も大きくなっている。
図7に示す例では、セル122の基地局112からのセル端帯域情報は、X1,1=0、X1,2=1、X1,3=0となる。また、セル123の基地局113からのセル端帯域情報は、X2,1=1、X2,2=0、X2,3=0となる。また、セル124の基地局114からのセル端帯域情報は、X3,1=0、X3,2=0、X3,3=1となる。
また、図7に示す例では、上記(3)式において、セル122〜124のインデックスjをそれぞれ1〜3とすると、セル122の重み係数w1=3となり、セル123の重み係数w2=5となり、セル124の重み係数w3=2となる。このように、大きな干渉を受けるセル121のUEの数が多い周辺セルほど大きな重み係数を割り当てる。
図8は、図7に示した例におけるセル端帯域の決定の一例を示す図である。図8において、横軸は周波数(f)を示し、縦軸は干渉メトリックAkを示している。図7に示した例においては、図8に示すように、帯域kにおける干渉メトリックAkは、A1=5、A2=3、A3=2となる。この場合は、セル端帯域選択部603は、干渉メトリックAkが最小となる帯域f3(k=3)をセル端帯域として決定する。したがって、セル121(インデックスを0とする)のセル端帯域情報としてX0,1=0、X0,2=0、X0,3=1を送信部306およびスケジューラ307へ出力する。
図9は、実施の形態2にかかる通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。ここでは、セル121においてUE210がセル端端末に区別されているものとする。図9に示すように、まず、セル121に位置するUE210が、セル122〜126の基地局112〜116からの各参照信号と、セル121の基地局111からの参照信号と、を受信する(ステップS901)。
つぎに、UE210が、ステップS901によって受信された各参照信号に基づく各受信電力を測定する(ステップS902)。つぎに、UE210が、ステップS902によって測定された各受信電力を示す各受信電力情報を基地局111へ送信する(ステップS903)。つぎに、基地局111が、ステップS903によって送信された各受信電力情報に基づいてセル122〜126の各重み係数を計算する(ステップS904)。
図9に示すステップS905〜S912は、図4に示したステップS401〜S408と同様であるため説明を省略する。ただし、ステップS906において、基地局111は、ステップS904によって計算された重み係数により重み付けして干渉メトリックを計算する。なお、図9に示す各ステップとは別に、基地局111は、セル121の各UEをセル中心端末とセル端端末とに区別する動作を行っているものとする。
このように、実施の形態2にかかる基地局111は、周辺セルごとに異なる係数により重み付けして帯域の数を積算する。これにより、実施の形態1と同様の効果を奏するとともに、自セルに対する干渉が大きい周辺セルを優先的に考慮して、自セルのセル端端末における干渉を抑えたセル端帯域を決定することが可能になる。
また、基地局111は、自セルのUEにおける周辺セルからの受信電力を示す受信電力情報を受信し、受信電力が大きい周辺セルほど大きな係数により重み付けして帯域の数を積算する。これにより、自セルに対する干渉が大きい周辺セルを優先的に考慮して、自セルのセル端端末における干渉をより効率的に抑えたセル端帯域を決定することができる。時々刻々と変化するUEの分布に対して、自セルのセル端端末における干渉を抑えたセル端帯域を適応的に決定することができる。
また、基地局111は、周辺セルからの受信電力と、自セルからの受信電力と、の差分が閾値を超えるUEが多い周辺セルほど大きな係数により重み付けして帯域の数を積算する。これにより、干渉を受けるUEが多い周辺セルを優先的に考慮して、自セルのセル端端末における干渉をより効率的に抑えたセル端帯域を決定することができる。
(重み係数の他の計算例)
重み係数計算部601は、たとえば下記(6)式によって重み係数wjを計算してもよい。下記(6)式において、Tpは閾値を示している。
Figure 0005504753
上記(6)式により、セル121のUEiにおける周辺セルjからの信号の受信電力が閾値Tpを超えた場合に重み係数wjが加算される。これにより、受信電力が大きい周辺セルほど大きな係数により重み付けして帯域の数を積算することができる。このため、自セルに対する干渉が大きい周辺セルを優先的に考慮して、セル121のセル端端末における干渉を効率的に抑えたセル端帯域を決定することができる。また、下記(6)式によって重み係数wjを計算する場合は、セル121のUEiにおけるセル121(自セル)からの受信電力情報を用いなくてもよいため、情報量を削減することができる。
または、重み係数計算部601は、受信処理部303(品質情報受信部)によって受信されたSINRに基づいて、たとえば下記(7)式によって重み係数wjを計算してもよい。下記(7)式において、γiは、セル121のUEiのSINRを示している。
Figure 0005504753
上記(7)式において、関数f(x,y)は、たとえば下記(8)式によって示すことができる。
Figure 0005504753
上記(7)式により、セル121のUEiのうちの、SINRが閾値未満のUEの分だけ重み係数wjが加算される。したがって、重み係数計算部601は、SINRが閾値未満のUEが多い周辺セルほど大きな係数により重み付けして帯域の数を積算することができる。これにより、SINRが低いUEを優先的に考慮して、セル121のセル端端末における干渉を効率的に抑えたセル端帯域を決定することができる。
(実施の形態3)
図10は、実施の形態3にかかるセル端帯域決定部の構成例を示すブロック図である。図10において、図6に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図10に示すように、実施の形態3にかかるセル端帯域決定部305は、図6に示した構成に加えてハンドオーバ情報取得部1001を備えている。
ハンドオーバ情報取得部1001は、セル121(自セル)とセル122〜126(周辺セル)との間におけるUEのハンドオーバの多さを示すハンドオーバ情報を周辺セルごとに取得する。ハンドオーバ情報は、たとえば、時間当たりのUEのハンドオーバ数や、自セルや周辺セルに位置するUE数に対するハンドオーバ数などを示す情報である。
たとえば、基地局111のスケジューラ307においては、自セルと周辺セルとの間のハンドオーバを常に監視している。ハンドオーバ情報取得部1001は、スケジューラ307からハンドオーバ情報を取得する。ハンドオーバ情報取得部1001は、取得したハンドオーバ情報を重み係数計算部601へ出力する。重み係数計算部601は、ハンドオーバ情報取得部1001から出力されたハンドオーバ情報に基づいて、自セルとの間のハンドオーバが多い周辺セルほど大きな重み係数となるように重み係数wjを計算する。
これにより、自セルとの間のハンドオーバが多い周辺セルを優先的に考慮して、セル121のセル端端末における干渉を抑えたセル端帯域を決定することができる。ハンドオーバが多い周辺セルは、自セルのセル端端末に対する干渉が大きいと考えられる。このため、自セルとの間のハンドオーバが多い周辺セルを優先的に考慮することで、セル121のセル端端末における干渉を効率的に抑えたセル端帯域を決定することができる。
このように、実施の形態3にかかる基地局111は、自セルと周辺セルとの間における各UEのハンドオーバの多さを示すハンドオーバ情報を周辺セルごとに取得し、ハンドオーバが多い周辺セルほど大きな係数により重み付けして帯域の数を積算する。これにより、実施の形態1と同様の効果を奏するとともに、自セルのセル端端末における干渉を効率的に抑えたセル端帯域を決定することができる。
(実施の形態4)
図11は、実施の形態4にかかるセル端帯域決定部の構成例を示すブロック図である。図11において、図6に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図11に示すように、実施の形態4にかかるセル端帯域決定部305は、図6に示した重み係数計算部601に代えて重み係数記憶部1101を備えている。重み係数記憶部1101は、周辺セルj(セル122〜126)ごとに重み係数wjを対応付けて記憶している。たとえば、重み係数記憶部1101は、自セルとの距離(たとえば基地局同士の距離)が近い周辺セルほど大きい重み係数wjを対応付けて記憶している。
干渉メトリック計算部602は、周辺セルj(セル122〜126)ごとの重み係数wjを重み係数記憶部1101から読み出し、読み出した重み係数wjに基づいて重み付けして帯域の数を積算する。具体的には、干渉メトリック計算部602は、重み係数記憶部1101から読み出した重み係数wjを用いて、上記(2)式によって帯域kごとの干渉メトリックAkを計算する。
このように、実施の形態4にかかる基地局111は、周辺セルごとに重み係数を対応付けて記憶しておき、記憶しておいた重み係数に基づいて重み付けして帯域の数を積算する。これにより、実施の形態1と同様の効果を奏するとともに、自セルに対する干渉が大きい周辺セルを優先的に考慮して、自セルのセル端端末における干渉を抑えたセル端帯域を決定することが可能になる。
たとえば、基地局111は、自セルとの距離が近い周辺セルほど大きい重み係数を対応付けて記憶しておくことで、自セルに対する干渉が大きい周辺セルを優先的に考慮して、自セルのセル端端末における干渉を効率よく抑えたセル端帯域を決定することができる。
(実施の形態5)
図12は、実施の形態5にかかる基地局の構成例を示すブロック図である。図12において、図3に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図12に示すように、実施の形態5にかかる受信部304(積算結果受信部)は、セル122〜126(周辺セル)のセル端帯域における各干渉メトリックを受信する。受信部304は、受信した各干渉メトリックをセル端帯域決定部305へ出力する。セル端帯域決定部305は、たとえば下記(9)式により帯域kごとの干渉メトリックAkを計算する。
Figure 0005504753
上記(9)式において、A′jは、周辺セルjから受信した、周辺セルjのセル端帯域の干渉メトリックを示している。上記(9)式により、セル端帯域決定部305は、セル122〜126のセル端帯域における各干渉メトリック(積算結果)によって重み付けして帯域の数を積算することができる。
また、セル端帯域決定部305は、自セルのセル端帯域情報とともに、決定した自セルのセル端帯域における干渉メトリックAk(kはセル端帯域)を送信部306へ出力する。送信部306(積算結果送信部)は、セル端帯域決定部305から出力された自セルのセル端帯域情報および干渉メトリックAkを基地局112〜116へ送信する。これにより、基地局112〜116も、セル121のセル端帯域における干渉メトリック(積算結果)によって重み付けして帯域の数を積算することができる。
このように、実施の形態5にかかる基地局111は、周辺セルの基地局において決定されたセル端帯域の積算結果を受信し、受信された積算結果によって重み付けして帯域の数を積算する。これにより、セル端帯域の干渉メトリックが大きい周辺セルと自セルのセル端帯域が同じになる確率を減らすことができる。このため、実施の形態1と同様の効果を奏するとともに、自セルに対する干渉が大きい周辺セルを優先的に考慮して、自セルのセル端端末における干渉を効率的に抑えたセル端帯域を決定することができる。
また、基地局111は、決定した自セルのセル端帯域の積算結果を周辺セルの各基地局へ送信する。これにより、周辺セルの各基地局のそれぞれにおいても、自セルに対する干渉が大きい周辺セルを優先的に考慮して、自セルのセル端端末における干渉を抑えたセル端帯域を決定することが可能になる。
(実施の形態6)
図13は、実施の形態6にかかる基地局の構成例を示すブロック図である。図13において、図3に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図13に示すように、実施の形態6にかかる受信部304(係数受信部)は、基地局112〜116におけるセル121の重み係数を基地局112〜116から受信する。受信部304は、受信した重み係数をセル端帯域決定部305へ出力する。セル端帯域決定部305は、たとえば下記(10)式によって帯域kごとの干渉メトリックAkを計算する。
Figure 0005504753
上記(10)式において、w′jは、周辺セルjの基地局におけるセル121の重み係数を示している。上記(10)式により、セル端帯域決定部305は、周辺セルjにおけるセル121の重み係数w′jによって重み付けして帯域の数を積算することができる。
また、セル端帯域決定部305は、自セルのセル端帯域情報とともに、基地局111における周辺セルごとの重み係数wjを送信部306へ出力する。送信部306(係数送信部)は、セル端帯域決定部305から出力された周辺セルごとの重み係数wjを、それぞれ対応する周辺セルの基地局112〜116へ送信する。これにより、基地局112〜116も、セル121におけるセル122〜126の重み係数wjによって重み付けして帯域の数を積算することができる。
また、セル端帯域決定部305は、たとえば下記(11)式によって帯域kごとの干渉メトリックAkを計算してもよい。
Figure 0005504753
この場合も、セル端帯域決定部305は、周辺セルjにおけるセル121の重み係数w′jによって重み付けして帯域の数を積算することができる。
このように、実施の形態6にかかる基地局111は、周辺セルの基地局における自セルに対応する重み係数によって重み付けして帯域の数を積算する。これにより、自セルの重み係数が大きい周辺セルと自セルのセル端帯域が同じになる確率を減らすことができる。このため、実施の形態1と同様の効果を奏するとともに、自セルに対する干渉が大きい周辺セルを優先的に考慮して、自セルのセル端端末における干渉を抑えたセル端帯域を決定することができる。
また、基地局111は、自局における周辺セルごとの重み係数を、それぞれ対応する周辺セルの各基地局へ送信する。これにより、周辺セルの各基地局のそれぞれにおいても、自セルに対する干渉が大きい周辺セルを優先的に考慮して、自セルのセル端端末における干渉を抑えたセル端帯域を決定することが可能になる。
(実施の形態7)
図14は、実施の形態7にかかる自セルを示す図である。図14に示すように、実施の形態7にかかる基地局111のセル121は、複数のセクタ(セクタ1401,1402)を含んでいるとする。セクタ1401,1402のインデックス番号iをそれぞれ1,2とする。セル121のセクタ数をM(図14に示す例では2)、帯域の分割数をNとし、セクタmのセル端帯域をFmとすると、セル端帯域Fmの組み合わせはMN通りある。
セル端帯域決定部305は、M個のセクタのセル端帯域をそれぞれ決定する。たとえば、セル端帯域決定部305は、MN通りのセル端帯域Fmのそれぞれについて、下記(12)式によって干渉メトリックAm,Fmを計算する。
Figure 0005504753
セル端帯域決定部305は、計算したMN通りのAm,Fmについて、M個のセクタmごとにAm,Fmの最大値を算出する。そして、セル端帯域決定部305は、M個のセクタmごとのAm,Fmの最大値が最小となるセル端帯域Fmの組み合わせを選択する。または、セル端帯域決定部305は、計算したMN通りのAm,Fmについて、M個のセクタmごとにAm,Fmの平均値を算出する。そして、セル端帯域決定部305は、M個のセクタmごとのAm,Fmの平均値が最小となるセル端帯域Fmの組み合わせを選択してもよい。
セル端帯域決定部305は、選択したセル端帯域Fmの組み合わせを示すセル端帯域情報を送信部306およびスケジューラ307へ出力する。以下に、セル端帯域の組み合わせの選択における具体例について説明する。セクタiにおける帯域kの干渉メトリックAi,kは、たとえば下記(13)式によって示すことができる。
Figure 0005504753
上記(13)式において、wijは、セクタiにおいて計算したセクタjの重み係数を示している。また、Jselfは、自セル(セル121)のセクタの集合を示している。Jothersは、周辺セル(セル122〜126)のセクタの集合を示している。また、上記(13)式において、第一項は干渉メトリックAi,kに対する自セルの寄与分を示し、第二項は干渉メトリックAi,kに対する周辺セルの寄与分を示している。
セクタiにおけるセクタ数をMとし、帯域の分割数をNとすると、セル端帯域の選び方(上述したセル端帯域Fm)はMN通りある。セル端帯域の選び方のインデックスをlとし、セクタiにおけるセル端帯域のインデックスをfl(i)で示す。選び方lを選択した場合のセル端帯域fl(i)における干渉メトリックAi (l)は、たとえば下記(14)式によって示すことができる。
Figure 0005504753
上記(14)式において、Xj,k (l)は、選び方lを選択した場合のセクタjにおけるセル端帯域を示すセル端帯域情報である。セル端帯域決定部305は、たとえば下記(15)式を用いて、干渉メトリックAi (l)のセル内における最大値を最も小さくする選び方lを選択する。
Figure 0005504753
以下に、セクタ数M=2(図14参照)、帯域の分割数N=3とした場合の例を示す。この場合は、セクタ1(セクタ1401)のセル端帯域における干渉メトリックは下記(16)式のようになり、セクタ2(セクタ1402)のセル端帯域における干渉メトリックは下記(17)式のようになる。
Figure 0005504753
Figure 0005504753
さらに、セル端帯域の選び方l=0、すなわちセクタ1およびセクタ2が帯域0をセル端帯域として決定すると、上記(16)式は下記(18)式のようになり、上記(17)式は下記(19)式のようになる。
Figure 0005504753
Figure 0005504753
図15は、他セルに起因する干渉メトリックの計算例を示す図である。図15に示すテーブル1500は、セクタi(i=1,2)と、帯域k(k=0,1,2)と、他セルに起因する干渉メトリックAi,k (others)の計算例と、の対応を示している。セクタ1におけるセクタ2の重み係数をw12=3とし、セクタ2におけるセクタ1の重み係数をw21=6とする。また、他セルに起因する干渉メトリックAi,k (others)についての計算結果がテーブル1500に示す通りであるとする。この場合は、上記(18)式は下記(20)式のようになり、上記(19)式は下記(21)式のようになる。
Figure 0005504753
Figure 0005504753
図16は、帯域ごとの干渉メトリックの計算例を示す図である。図16に示すテーブル1600においては、セル端帯域の選び方lと、セクタ1,2におけるセル端帯域の各インデックスと、セクタ1,2における各干渉メトリックと、セクタごとの干渉メトリックの最大値の計算結果と、の対応を示している。
たとえば、セル端帯域の選び方l=0の場合は、セクタ1,2におけるセル端帯域の各インデックスは0,0であり、セクタ1,2における各干渉メトリックは8,10であり、セクタごとの干渉メトリックの最大値の計算結果は10である。テーブル1600に示すように、セクタごとの干渉メトリックの最大値は、セル端帯域の選び方l=1の場合に最小の5となる。したがって、セル端帯域決定部305は、セクタ1のセル端帯域のインデックスを0と決定し、セクタ2のセル端帯域のインデックスを1と決定する。
このように、セル端帯域決定部305は、セクタ1とセクタ2の各干渉メトリックをまとめて最適化するセル端帯域の組み合わせを決定する。これにより、セクタ1とセクタ2においてセル端端末における干渉を均等に抑えたセル端帯域を決定することができる。ただし、セル端帯域決定部305は、セクタ1とセクタ2の各干渉メトリックを順番に最適化することも可能である。
たとえば、最適化前の初期値としてセクタ1とセクタ2のセル端帯域がともに0であると仮定する。セル端帯域決定部305は、セクタ2のセル端帯域が0なので、最も干渉メトリックが小さくなるセル端帯域2をセクタ1のセル端帯域として選択する(l=0,3,6の比較)。つぎに、セル端帯域決定部305は、セクタ1のセル端帯域が2なので、最も干渉メトリックが小さくなるセル端帯域1をセクタ2のセル端帯域として選択する(l=6,7,8の比較)。
このように、実施の形態7にかかる基地局111によれば、自セルが複数のセクタを含む場合において、自セルのセル端端末における干渉を抑えたセクタごとのセル端帯域を決定することができる。また、基地局111は、セクタごとの積算結果の最大値を算出し、算出したセクタごとの最大値が最小となるようにセクタごとのセル端帯域をそれぞれ決定する。これにより、セクタごとのセル端端末の干渉を均等に抑えたセル端帯域を決定することができる。
または、基地局111は、セクタごとの積算結果の平均値を算出し、算出したセクタごとの平均値が最小となるようにセクタごとのセル端帯域をそれぞれ決定するようにしてもよい。これにより、セクタごとのセル端端末の干渉を全体的に抑えたセル端帯域を決定することができる。
以上説明したように、基地局、通信システムおよび通信方法によれば、セル端端末の干渉を抑えることができる。なお、上述した各実施の形態においては、各UEを受信品質の閾値によってセル端端末とセル中心端末に区別する例について説明したが、セル端端末を受信品質に基づいてセル端端末とセル中心端末に区別する方法はこれに限らない。
たとえば、各UEのうちの受信品質が低い順に所定数のUEをセル端端末とし、それ以外のUEをセル中心端末としてもよい。または、各UEのうちの受信品質が低い順に所定割合の数のUEをセル端端末とし、それ以外のUEをセル中心端末としてもよい。また、受信品質は、SINRに限らず、受信電力やエラーレートなどであってもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)各ユーザ端末を受信品質に基づいてセル中心端末とセル端端末に区別する通信システムの基地局において、
他の基地局から送信される、周辺セルのセル端端末が前記周辺セルで実際に割り当てられているセル端帯域を示すセル端帯域情報を受信する受信部と、
前記受信部によって受信される複数の周辺セルの前記セル端帯域情報に基づいて自セルのセル端帯域を決定する決定部と、
前記決定部によって決定されたセル端帯域によって自セルのセル端端末との間で通信を行う通信部と、
を備えることを特徴とする基地局。
(付記2)前記決定されたセル端帯域を示すセル端帯域情報を前記周辺セルの基地局へ送信する送信部を備えることを特徴とする付記1に記載の基地局。
(付記3)前記通信部は、前記セル端端末とは異なる帯域によって自セルのセル中心端末との間で通信を行い、
前記通信部は、前記セル中心端末との通信に用いる送信電力よりも大きな送信電力を用いて前記セル端端末と通信を行うことを特徴とする付記1または2に記載の基地局。
(付記4)前記受信部は、複数の周辺セルからの前記セル端帯域情報を受信し、
前記決定部は、前記セル端帯域情報が示す帯域の数を帯域ごとに積算し、積算結果が小さい帯域ほど優先的に前記セル端帯域として決定することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の基地局。
(付記5)前記決定部は、前記周辺セルごとに異なる係数により重み付けして前記帯域の数を積算することを特徴とする付記4に記載の基地局。
(付記6)自セルのユーザ端末において測定された前記周辺セルからの受信電力を示す受信電力情報を受信する電力情報受信部を備え、
前記決定部は、前記電力情報受信部によって受信された受信電力情報に基づいて、前記受信電力が大きい端末が多い周辺セルほど大きな係数により重み付けして前記帯域の数を積算することを特徴とする付記4に記載の基地局。
(付記7)自セルのユーザ端末において測定された前記周辺セルからの受信電力と自セルからの受信電力を示す受信電力情報を受信する電力情報受信部を備え、
前記決定部は、前記電力情報受信部によって受信された受信電力情報に基づいて、前記周辺セルからの受信電力と、前記自セルからの受信電力と、の差分が閾値を超えるユーザ端末が多い周辺セルほど大きな係数により重み付けして前記帯域の数を積算することを特徴とする付記4に記載の基地局。
(付記8)自セルの各ユーザ端末のSINR(Signal to Interference and Noise Ratio)を受信する品質情報受信部を備え、
前記決定部は、前記品質情報受信部によって受信されたSINRに基づいて、SINRが閾値未満のユーザ端末が多い周辺セルほど大きな係数により重み付けして前記帯域の数を積算することを特徴とする付記4〜7のいずれか一つに記載の基地局。
(付記9)自セルと前記周辺セルとの間における前記各ユーザ端末のハンドオーバの多さを示すハンドオーバ情報を前記周辺セルごとに取得する取得部を備え、
前記決定部は、前記取得部によって取得されたハンドオーバ情報に基づいて、自セルとの間における前記各ユーザ端末のハンドオーバが多い周辺セルほど大きな係数により重み付けして前記帯域の数を積算することを特徴とする付記4に記載の基地局。
(付記10)前記周辺セルごとに前記係数を対応付けて記憶する記憶部を備え、
前記決定部は、前記記憶部によって記憶された係数に基づいて重み付けして前記帯域の数を積算することを特徴とする付記5に記載の基地局。
(付記11)前記記憶部は、自セルとの距離が近い周辺セルほど大きい係数を対応付けて記憶していることを特徴とする付記10に記載の基地局。
(付記12)前記周辺セルの基地局において決定されたセル端帯域の前記積算結果を受信する積算結果受信部を備え、
前記決定部は、前記積算結果受信部によって受信された積算結果によって重み付けして前記帯域の数を積算することを特徴とする付記4に記載の基地局。
(付記13)前記決定部によって決定されたセル端帯域の前記積算結果を前記周辺セルの基地局へ送信する積算結果送信部を備えることを特徴とする付記12に記載の基地局。
(付記14)前記周辺セルの基地局における自セルに対応する係数を受信する係数受信部を備え、
前記決定部は、前記係数受信部によって受信された係数によって重み付けして前記帯域の数を積算することを特徴とする付記4に記載の基地局。
(付記15)自局における前記周辺セルごとの前記係数を、それぞれ対応する周辺セルの基地局へ送信する係数送信部を備えることを特徴とする付記14に記載の基地局。
(付記16)自セルは複数のセクタを含み、
前記決定部は、前記セクタごとのセル端帯域をそれぞれ決定することを特徴とする付記1〜15のいずれか一つに記載の基地局。
(付記17)自セルは複数のセクタを含み、
前記決定部は、前記セクタごとの前記積算結果の最大値を算出し、算出した前記セクタごとの最大値が最小となるように前記セクタごとのセル端帯域をそれぞれ決定することを特徴とする付記4に記載の基地局。
(付記18)自セルは複数のセクタを含み、
前記決定部は、前記セクタごとの前記積算結果の平均値を算出し、算出した前記セクタごとの平均値が最小となるように前記セクタごとのセル端帯域をそれぞれ決定することを特徴とする付記4に記載の基地局。
(付記19)受信品質に基づいてセル中心端末とセル端端末に区別されるユーザ端末と、
他の基地局から送信される、周辺セルでセル端端末に実際に割り当てられているセル端帯域を示すセル端帯域情報を受信し、複数の周辺セルの前記セル端帯域情報が示す帯域に基づいて決定したセル端帯域によって自セルのセル端端末との間で通信を行う基地局と、
を含むことを特徴とする通信システム。
(付記20)各ユーザ端末を受信品質に基づいてセル中心端末とセル端端末に区別する通信システムにおいて、
他の基地局から送信される、周辺セルでセル端端末に実際に割り当てられているセル端帯域を示すセル端帯域情報を受信し、複数の周辺セルの前記セル端帯域情報が示す帯域に基づいて決定したセル端帯域によって自セルのセル端端末との間で通信を行う複数の基地局を含むことを特徴とする通信システム。
(付記21)各ユーザ端末を受信品質に基づいてセル中心端末とセル端端末に区別する通信システムの基地局の通信方法において、
他の基地局から送信される、周辺セルのセル端端末が前記周辺セルで実際に割り当てられているセル端帯域を示すセル端帯域情報を受信する受信工程と、
前記受信工程によって受信された複数の周辺セルの前記セル端帯域情報に基づいて、自セルのセル端帯域を決定する決定工程と、
前記決定工程によって決定されたセル端帯域によって自セルのセル端端末との間で通信を行う通信工程と、
を含むことを特徴とする通信方法。
100 通信システム
111〜116 基地局
121〜126 セル
210 UE
301 受信アンテナ
310 送信アンテナ
320 基地局間ネットワーク
701〜703 セル端領域
1〜f3 帯域

Claims (10)

  1. 各ユーザ端末を受信品質に基づいてセル中心端末とセル端端末に区別する通信システムの基地局において、
    他の基地局から送信される、周辺セルのセル端端末が前記周辺セルで実際に割り当てられているセル端帯域を示すセル端帯域情報を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信される複数の周辺セルの前記セル端帯域情報に基づいて、帯域ごとに、当該帯域をセル端帯域として割り当てを行っている周辺セルまたは基地局の数を、前記周辺セルごとに異なる係数により重み付けして積算し、積算結果が小さい帯域ほど優先的に自セルのセル端帯域として決定する決定部と、
    前記決定部によって決定されたセル端帯域によって自セルのセル端端末との間で通信を行う通信部と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  2. 前記通信部は、前記セル端端末とは異なる帯域によって自セルのセル中心端末との間で通信を行い、
    前記通信部は、前記セル中心端末との通信に用いる送信電力よりも大きな送信電力を用いて前記セル端端末と通信を行うことを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  3. 自セルは複数のセクタを含み、
    前記決定部は、前記セクタごとのセル端帯域をそれぞれ決定することを特徴とする請求項1または2に記載の基地局。
  4. 各ユーザ端末を受信品質に基づいてセル中心端末とセル端端末に区別する通信システムの基地局において、
    他の基地局から送信される、周辺セルのセル端端末が前記周辺セルで実際に割り当てられているセル端帯域を示すセル端帯域情報を受信する受信部と、
    自セルのユーザ端末において測定された前記周辺セルからの受信電力を示す受信電力情報を受信する電力情報受信部と、
    前記受信部によって受信される複数の周辺セルの前記セル端帯域情報および前記電力情報受信部によって受信された前記受信電力情報に基づいて、帯域ごとに、当該帯域をセル端帯域として割り当てを行っている周辺セルまたは基地局の数を、前記受信電力が大きい端末が多い周辺セルほど大きな係数により重み付けして積算し、積算結果が小さい帯域ほど優先的に自セルのセル端帯域として決定する決定部と、
    前記決定部によって決定されたセル端帯域によって自セルのセル端端末との間で通信を行う通信部と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  5. 前記周辺セルの基地局において決定されたセル端帯域の前記積算結果を受信する積算結果受信部を備え、
    前記決定部は、前記積算結果受信部によって受信された積算結果によって重み付けして前記帯域の数を積算することを特徴とする請求項4に記載の基地局。
  6. 各ユーザ端末を受信品質に基づいてセル中心端末とセル端端末に区別する通信システムの基地局において、
    他の基地局から送信される、周辺セルのセル端端末が前記周辺セルで実際に割り当てられているセル端帯域を示すセル端帯域情報を受信する受信部と、
    前記周辺セルの基地局における自セルに対応する係数を受信する係数受信部と、
    前記受信部によって受信される複数の周辺セルの前記セル端帯域情報に基づいて、帯域ごとに、当該帯域をセル端帯域として割り当てを行っている周辺セルまたは基地局の数を、前記係数受信部によって受信された係数によって重み付けして積算し、積算結果が小さい帯域ほど優先的に自セルのセル端帯域として決定する決定部と、
    前記決定部によって決定されたセル端帯域によって自セルのセル端端末との間で通信を行う通信部と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  7. 受信品質に基づいてセル中心端末とセル端端末に区別されるユーザ端末と、
    他の基地局から送信される、周辺セルでセル端端末に実際に割り当てられているセル端帯域を示すセル端帯域情報を受信し、複数の周辺セルの前記セル端帯域情報に基づいて、帯域ごとに、当該帯域をセル端帯域として割り当てを行っている周辺セルまたは基地局の数を、前記周辺セルごとに異なる係数により重み付けして積算し、積算結果が小さい帯域ほど優先的に自セルのセル端帯域として決定し、決定したセル端帯域によって自セルのセル端端末との間で通信を行う基地局と、
    を含むことを特徴とする通信システム。
  8. 各ユーザ端末を受信品質に基づいてセル中心端末とセル端端末に区別する通信システムの基地局の通信方法において、
    他の基地局から送信される、周辺セルのセル端端末が前記周辺セルで実際に割り当てられているセル端帯域を示すセル端帯域情報を受信する受信工程と、
    前記受信工程によって受信された複数の周辺セルの前記セル端帯域情報に基づいて、帯域ごとに、当該帯域をセル端帯域として割り当てを行っている周辺セルまたは基地局の数を、前記周辺セルごとに異なる係数により重み付けして積算し、積算結果が小さい帯域ほど優先的に自セルのセル端帯域として決定する決定工程と、
    前記決定工程によって決定されたセル端帯域によって自セルのセル端端末との間で通信を行う通信工程と、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  9. 受信品質に基づいてセル中心端末とセル端端末に区別されるユーザ端末と、
    他の基地局から送信される、周辺セルでセル端端末に実際に割り当てられているセル端帯域を示すセル端帯域情報を受信し、自セルのユーザ端末において測定された前記周辺セルからの受信電力を示す受信電力情報を受信し、複数の周辺セルの前記セル端帯域情報および前記受信電力情報に基づいて、帯域ごとに、当該帯域をセル端帯域として割り当てを行っている周辺セルまたは基地局の数を、前記受信電力が大きい端末が多い周辺セルほど大きな係数により重み付けして積算し、積算結果が小さい帯域ほど優先的に自セルのセル端帯域として決定し、決定したセル端帯域によって自セルのセル端端末との間で通信を行う基地局と、
    を含むことを特徴とする通信システム。
  10. 各ユーザ端末を受信品質に基づいてセル中心端末とセル端端末に区別する通信システムの基地局の通信方法において、
    他の基地局から送信される、周辺セルのセル端端末が前記周辺セルで実際に割り当てられているセル端帯域を示すセル端帯域情報を受信する受信工程と、
    自セルのユーザ端末において測定された前記周辺セルからの受信電力を示す受信電力情報を受信する電力情報受信工程と、
    前記受信工程によって受信された複数の周辺セルの前記セル端帯域情報および前記電力情報受信工程によって受信された前記受信電力情報に基づいて、帯域ごとに、当該帯域をセル端帯域として割り当てを行っている周辺セルまたは基地局の数を、前記受信電力が大きい端末が多い周辺セルほど大きな係数により重み付けして積算し、積算結果が小さい帯域ほど優先的に自セルのセル端帯域として決定する決定工程と、
    前記決定工程によって決定されたセル端帯域によって自セルのセル端端末との間で通信を行う通信工程と、
    を含むことを特徴とする通信方法。
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