JP5504640B2 - ナビゲーションシステム、情報センター、ナビゲーション装置、および移動端末 - Google Patents

ナビゲーションシステム、情報センター、ナビゲーション装置、および移動端末 Download PDF

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Description

本発明は、情報センター、ナビゲーション装置、および移動端末、ならびにこれらからなるナビゲーションシステムに関するものである。
従来、ナビゲーション装置を搭載する車両と、携帯可能な移動端末を携帯する人との合流位置を、車両と人とが最も早く合流できる位置の周辺に存在する施設などに設定する技術が知られている(特許文献1)。
特開2003−130655号公報
しかしながら、従来技術では、移動端末を携帯するユーザが徒歩で移動していることを前提として、ナビゲーション装置を搭載する車両のユーザと移動端末を携帯するユーザとの合流位置を算出しているので、移動端末を携帯するユーザが路線バスや電車などを利用して移動している場合は、適切な合流位置を提示できないという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、移動端末を携帯するユーザが路線バスや電車などを利用して移動している場合においても、適切な合流位置を提示できるナビゲーションシステムを提供することである。
本発明は、移動端末の位置情報の時系列データに基づいて、ユーザが実際に移動した移動速度を算出するとともに、地図情報と移動端末の位置情報の時系列データとに基づいて、ユーザが実際に移動した移動軌跡を算出し、ユーザの移動速度とユーザの移動軌跡とに基づいて移動端末を携帯するユーザの移動方法を推定し、ユーザが公共交通機関を利用していると推定された場合に、ユーザが利用している公共交通機関を特定するとともに、運行ダイヤに基づいて、ユーザが現在乗車している公共交通機関の車両を推定し、ユーザが現在乗車している公共交通機関の車両の各停車位置における停車時刻を特定することで、移動端末を携帯するユーザの予想経路に基づくユーザの移動後の位置情報である移動位置情報を算出し、算出した移動位置情報と車両の位置情報とに基づいて合流位置を算出することにより、上記課題を解決する。
本発明によれば、移動端末を携帯するユーザが路線バスや電車などを利用して移動している場合においても、適切な合流位置を提示することができる。
第1実施形態に係るナビゲーションシステムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る待ち合わせ処理を説明するフローチャートである。 第1実施形態に係るナビゲーション装置を搭載する車両のユーザと移動端末を携帯するユーザとの待ち合わせの一場面例を示す図である。 第1実施形態に係る移動方法推定処理を示すフローチャート(その1)である。 第1実施形態に係る移動方法推定処理を示すフローチャート(その2)である。 第2実施形態に係るナビゲーションシステムの構成を示すブロック図である。
≪第1実施形態≫
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るナビゲーションシステムの構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態において例示するナビゲーションシステムは、車両に搭載されるナビゲーション装置1と、移動端末2と、情報センター3とから構築される。ナビゲーション装置1と、移動端末2と、情報センター3とは、それぞれ無線通信により相互にデータの授受が可能となっている。本実施形態においては、ナビゲーション装置1および移動端末2がそれぞれ取得した現在位置を情報センター3に送信し、情報センター3はこれら受信した現在位置に基づいてナビゲーション装置1を搭載した車両のユーザと移動端末2を携帯するユーザとの合流に適した合流位置を算出して、情報センター3からナビゲーション装置1および移動端末2に合流位置を送信することで、ナビゲーション装置1および移動端末2において受信した合流位置をユーザに提示することができる。
まず、ナビゲーション装置1について説明する。図1に示すように、ナビゲーション装置1は、コントローラ11と、送受信機12と、アンテナ13と、表示デバイス14と、GPS(Global Positioning System)15と、GPSアンテナ16と、ジャイロセンサ17と、距離センサ18とを有することで、情報センター3にナビゲーション装置1の位置情報を送信し、また情報センター3から合流位置を受信してユーザに提示することができる。なお、ナビゲーション装置1の各構成は、CAN(Controller Area Network)その他の車載LANによって接続される。
ナビゲーション装置1のコントローラ11は、情報センター3へナビゲーション装置1の位置情報を送信するためのプログラム、および情報センター3から受信した合流位置をユーザに提示するためのプログラムを格納したROM(Read Only Memory)111と、このROM111に格納されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)112と、アクセス可能な記憶装置として機能するRAM(Random Access Memory)113とから構成される。
コントローラ11は、ROM111に格納したプログラムをCPU112により実行することにより、車両位置取得機能、車両位置送信機能、受信機能、および提示機能の各機能を実現する。以下に、コントローラ11が備える各機能について詳細に説明する。
コントローラ11の車両位置取得機能は、ナビゲーション装置1の現在位置である車両位置情報を取得する。車両位置取得機能は、測位衛星から発信される電波をGPS15に備えるGPSアンテナ16で受信することで、車両位置情報を取得する。加えて、車両位置取得機能は、自律航法を用いて、ジャイロセンサ17および距離センサ18から入力される測位データに基づいて測位した車両位置情報を取得する。
コントローラ11の車両位置送信機能は、送受信機12のアンテナ13を介して、車両位置取得機能により取得された車両位置情報を、情報センター3に送信する。
コントローラ11の受信機能は、送受信機12のアンテナ13を介して、情報センター3から合流位置を受信する。
コントローラ11の提示機能は、受信機能により受信した合流位置を表示デバイス14に送信する。表示デバイス14は、コントローラ11から合流位置を受信し、この合流位置をユーザに提示する。なお、表示デバイス14は、特に限定されず、例えば、ディスプレイが挙げられる。例えば、表示デバイス14がディスプレイの場合は、合流位置をディスプレイに備える画面上に表示することで、ユーザに合流位置を提示できる。なお、スピーカーを用いて、合流位置をアナウンスする音声を出力してもよい。
次に、移動端末2について説明する。移動端末2としては、例えば、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、PND(Personal Navigation Device)などの携帯機器、あるいは携帯可能なパーソナルコンピュータが挙げられる。図1に示すように、移動端末2は、コントローラ21と、送受信機22と、アンテナ23と、表示デバイス24と、GPS25と、GPSアンテナ26とを有することで、情報センター3に移動端末2の位置情報を送信し、また情報センター3から合流位置を受信してユーザに提示することができる。なお、移動端末2の送受信機22はナビゲーション装置1の送受信機12と、移動端末2のアンテナ23はナビゲーション装置1のアンテナ13と、移動端末2の表示デバイス24はナビゲーション装置1の表示デバイス14と、移動端末2のGPS25はナビゲーション装置1のGPS15と、および移動端末2のGPSアンテナ26はナビゲーション装置1のGPSアンテナ16とそれぞれ同様の機能を有する。
移動端末2のコントローラ21は、ナビゲーション装置1のコントローラ11と同様に、情報センター3へ移動端末2の位置情報を送信するためのプログラム、および情報センター3から受信した合流位置をユーザに提示するためのプログラムを格納したROM211と、このROM211に格納されたプログラムを実行するCPU212と、アクセス可能な記憶装置として機能するRAM213とから構成される。
また、コントローラ21は、ROM211に格納したプログラムをCPU212により実行することにより、端末位置取得機能、端末位置送信機能、受信機能、提示機能、および記憶機能の各機能を実現する。ここで、コントローラ21の端末位置取得機能はコントローラ11の車両位置取得機能と、コントローラ21の端末位置送信機能はコントローラ11の車両位置送信機能と、コントローラ21の受信機能はコントローラ11の受信機能と、およびコントローラ21の提示機能はコントローラ11の提示機能とそれぞれ同様の機能を有する。
コントローラ21の記憶機能は、端末位置取得機能により所定の間隔で取得した端末位置情報をコントローラ21に備えるRAM213に記憶する。加えて、記憶機能は、端末位置情報を記憶する際に、端末位置情報を取得した時刻である時刻情報を、取得した端末位置情報に関連付けて記憶する。これにより、移動端末2は、取得時刻の異なる端末位置情報を複数記憶することができる。
次に、情報センター3について説明する。図1に示すように、情報センター3は、コントローラ31と、送受信機32と、アンテナ33と、地図情報データベース34と、電車ダイヤデータベース35と、路線バス経路データベース36と、路線バスダイヤデータベース37とを備える。
地図情報データベース34は、電車の線路データおよび道路データを含む地図情報を格納している。地図情報データベース34に格納された地図情報は、情報センター3により、移動端末2を携帯するユーザの移動方法を推定する際に参照される。
電車ダイヤデータベース35は、電車のダイヤ情報を格納している。電車ダイヤデータベース35に格納された電車のダイヤ情報は、情報センター3により、移動端末2を携帯するユーザが電車に乗車しているかを推定する際、および移動端末2を携帯するユーザが乗車している電車を推定する際に参照される。
路線バス経路データベース36は、路線バスが通行する経路情報が格納している。路線バス経路データベース36に格納された経路情報は、情報センター3により、移動端末2を携帯するユーザの移動方法が路線バスであるかを推定する際に参照される。
路線バスダイヤデータベース37は、路線バスのダイヤ情報を格納している。路線バスダイヤデータベース37に格納された路線バスのダイヤ情報は、情報センター3により、移動端末2を携帯するユーザが路線バスに乗車しているかを推定する際、および移動端末2を携帯するユーザが乗車している路線バスを推定する際に参照される。
次に、情報センター3のコントローラ31について説明する。コントローラ31はナビゲーション装置を搭載する車両のユーザと移動端末2を携帯するユーザとの合流位置を算出するためのプログラムを格納したROM311と、このROM311に格納されたプログラムを実行するCPU312と、ナビゲーション装置1や移動端末2から送信された位置情報などを記憶し、アクセス可能な記憶装置として機能するRAM313とから構成される。
本実施形態のコントローラ31は、ROM311に格納したプログラムをCPU312により実行することにより、位置情報受信機能と、移動方法推定機能と、合流位置算出機能と、合流位置送信機能とを実現する。以下に、上述したコントローラ31が備える各機能についてそれぞれ詳細に説明する。
コントローラ31の位置情報受信機能は、送受信機32のアンテナ33を介して、ナビゲーション装置1から送信された車両位置情報と、移動端末2から送信された端末位置情報および時刻情報とを受信する。
コントローラ31の移動方法推定機能は、移動端末2を携帯するユーザの移動方法を推定する。具体的には、移動方法推定機能は、地図情報データベース34に格納した地図情報と、移動端末2から送信された端末位置情報から移動端末2を携帯するユーザの移動軌跡を算出する。また、移動方法推定機能は、端末位置情報および時刻情報に基づいて移動端末2を携帯するユーザの移動速度を算出する。そして、移動方法推定機能は、地図情報データベース34に格納した線路データおよび道路データ、電車ダイヤデータベース35に格納した電車ダイヤ情報、路線バス経路データベース36に格納した路線バス経路データ、および路線バスダイヤデータベース37に格納した路線バスダイヤ情報を参照して、移動端末2を携帯するユーザの移動軌跡から移動端末2を携帯するユーザが、電車、路線バス、自家用車やタクシーなどの路線バス以外の車両、または徒歩のいずれの移動方法により移動しているかを推定する。さらに、移動方法推定機能は、移動端末2を携帯するユーザの端末位置情報や、電車ダイヤ情報または路線バスダイヤ情報などを参照することで、移動端末2を携帯するユーザが乗車している電車または路線バスを推定する。
コントローラ31の合流位置算出機能は、ナビゲーション装置1を搭載する車両のユーザと移動端末2を携帯するユーザとの合流位置を算出する。具体的には、合流位置算出機能は、移動端末2を携帯するユーザが、移動方法推定機能により推定した移動方法で移動する場合の経路を予測し、予測したユーザの移動経路においてユーザの移動後の位置情報である移動位置情報を算出する。そして、合流位置算出機能は、算出したユーザの移動位置情報と、ナビゲーション装置1から送信された車両位置情報とに基づいて、移動端末2を携帯するユーザとナビゲーション装置1を搭載する車両のユーザとが適切に合流できる合流位置を算出する。例えば、合流位置算出機能は、移動位置情報と車両位置情報とに基づいて、移動端末2を携帯するユーザとナビゲーション装置1を搭載する車両のユーザとが最も早く合流できる位置を算出し、算出した位置の周辺に存在する合流に適した施設を合流位置として算出する。なお、合流に適した施設とは、例えば、車両を駐車できるコンビニエンスストアや駐車場などの施設、または車両を停車しやすいロータリーや幅員の広い道路などが挙げられる。
コントローラ31の合流位置送信機能は、送受信機33のアンテナ34を介して、合流位置算出機能により算出した合流位置をナビゲーション装置1および移動端末2へ送信する。
続いて、図2に基づいて、本実施形態に係る待ち合わせ処理について説明する。ここで、図2は本実施形態に係る待ち合わせ処理を説明するフローチャートである。本実施形態においては、ナビゲーション装置1を搭載する車両のユーザが、移動端末2を携帯するユーザとの通話を開始し、ナビゲーション装置1を搭載する車両のユーザと移動端末2を携帯するユーザとの通話中に、ナビゲーション装置1を搭載する車両のユーザが、移動端末2を携帯するユーザとの待ち合わせのために、所定のキーを押下することにより、本実施形態に係る待ち合わせ処理が開始する。なお、ナビゲーション装置1を搭載する車両のユーザと移動端末2を携帯するユーザとの通話中でなくても、ナビゲーション装置1を搭載する車両のユーザが、待ち合わせの対象となる移動端末2を携帯するユーザを特定し、待ち合わせのための所定の操作を行うことにより、本実施形態に係る待ち合わせ処理を開始してもよい。
まず、ステップS1では、情報センター3のコントローラ31は、位置情報受信機能により、送受信機32のアンテナ33を介して、ナビゲーション装置1から送信された車両位置情報と、移動端末2から送信された端末位置情報および時刻情報とを取得する。そして、コントローラ31は、取得した端末位置情報および時刻情報を関連付けて、コントローラ31に備えるRAM313に記憶する。なお、移動端末2は、一定の間隔、例えば2分間隔毎に、端末位置情報および時刻情報を情報センター3に送信しており、情報センター3は、取得時刻の異なる複数の端末位置情報および時刻情報を移動端末2から取得してRAM313に記憶することになる。
ここで、ナビゲーション装置1および移動端末2は、例えば、以下に説明する手順で、情報センター3へそれぞれの位置情報を送信する。まず、ナビゲーション装置1のコントローラ11が、通話が開始されたこと、およびナビゲーション装置1の所定のキーが押下されたことを検出して、通話により特定された移動端末2に、移動端末2の現在位置を情報センター3に送信させるための位置情報送信要求を送信する。また、コントローラ11は、位置情報送信要求の送信とともに、車両位置取得機能によりナビゲーション装置1の現在の位置情報である車両位置情報を取得し、車両位置送信機能によりこの車両位置情報を情報センター3に送信する。一方、移動端末2のコントローラ21は、送受信機22のアンテナ23を介して、ナビゲーション装置1から送信された位置情報送信要求を受信する。コントローラ21は、位置情報送信要求を受信すると、端末位置取得機能により移動端末2の現在の位置情報である端末位置情報を取得し、記憶機能により端末位置情報および端末位置情報を取得した時刻情報をRAM213に記憶して、端末位置送信機能により端末位置情報および時刻情報を情報センター3に送信する。なお、移動端末2のコントローラ21は端末位置情報および時刻情報を、一定の間隔、例えば2分間隔毎に取得して、情報センター3に送信する。
ここで、図3は、本実施形態における、ナビゲーション装置1を搭載する車両のユーザと、移動端末2を携帯するユーザとの待ち合わせ処理の一場面例示す図である。ここで、図3に示す待ち合わせ処理においては、ナビゲーション装置1を搭載する車両のユーザは図3におけるナビゲーション装置1の位置に、移動端末2を携帯するユーザは図3におけるC地点を移動しているものとして説明する。図3に示すように、情報センター3は、位置情報受信機能により移動端末2から送信されたC地点の位置情報および17時42分の時刻情報を受信し、コントローラ31は受信した端末位置情報と時刻情報とを対応付けてRAM313に記憶する。なお、情報センター3は、移動端末2からA地点の端末位置情報および17時38分の時刻情報を受信してRAM313に記憶している。また、情報センター3は、同様に、移動端末2から送信されたB地点の位置情報および17時40分の時刻情報を受信してRAM313に記憶している。
ステップS2では、移動端末2を携帯するユーザの移動方法を推定する移動方法推定処理が行われる。ステップS2の移動方法推定処理の具体的なフローについては、図4および図5のステップS201〜S214で詳細に説明する。ここで、図4および図5は、ステップS2の移動方法推定処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS201では、コントローラ31の移動方法推定機能は、RAM313に記憶した複数の端末位置情報と、地図情報データベース34に格納した地図データとを照合し、移動端末2を備えるユーザの移動軌跡を算出する。図3に示す例においては、移動方法推定機能は、例えば、地図情報データベース34に格納した地図情報を参照して、記憶した端末位置情報であるA地点、B地点、およびC地点の3つの地点を通過する道路または線路を探索する。その結果、移動方法推定機能は、A地点、B地点、およびC地点を通過する線路を移動軌跡として算出する。
ステップS202では、移動方法推定機能は、RAM313に記憶した端末位置情報および当該端末位置情報に関連付けられた時刻情報とから、移動端末2を携帯するユーザの移動速度を算出する。
ステップS203では、移動方法推定機能は、地図情報データベース34に格納した線路データを参照して、移動端末2を携帯するユーザが線路上を移動しているか否かを判断する。具体的には、移動方法推定機能は、ステップS201で算出した移動軌跡と線路データとを照合し、移動軌跡が線路上にあるか判断する。移動軌跡が線路上にある場合は、移動端末2を携帯するユーザは線路上を移動していると判断し、ステップS204に進む。一方、移動軌跡が線路上にない場合は、移動端末2を携帯するユーザは線路上を移動していないと判断し、ステップS208に進む。図3に示す例においては、A地点、B地点、およびC地点の端末位置情報から算出した移動軌跡は線路上にある。そのため、移動方法推定機能は、移動端末2を携帯するユーザは線路上を移動していると判断し、ステップS204に進む。
ステップS204では、移動方法推定機能は、電車ダイヤデータベース35に格納した電車ダイヤ情報と移動端末2を携帯するユーザの移動速度とを比較して、移動端末2を携帯するユーザが電車に乗車していると推定できるかを判断する。例えば、移動方法推定機能は、電車ダイヤ情報から求めた電車の走行速度とステップS202で算出したユーザの移動速度とを比較して、ユーザの移動速度と電車の走行速度との一致度が所定値以上であるかを判定して、ユーザの移動速度と電車の走行速度との一致度が所定値以上である場合は、移動端末2を携帯するユーザは電車に乗車していると推定してよい。また、移動方法推定機能は、移動端末2を携帯するユーザが電車に乗車していると推定できるかを判断する際に、ユーザの移動速度が線路周辺に存在する道路における法定速度を超える速度であるかを判断して、移動端末2を携帯するユーザの移動速度が線路周辺の道路における法定速度を超える速度である場合は、移動端末2を携帯するユーザは電車に乗車していると推定してもよい。移動方法推定機能が、移動端末2を携帯するユーザは電車に乗車していると推定できる場合は、ステップS205に進む。一方、移動方法推定機能が、移動端末2を携帯するユーザは電車に乗車していると推定できない場合は、ステップS206に進む。
ステップS205では、移動方法推定機能は、ステップS204における電車ダイヤ情報と移動端末2を携帯するユーザの移動速度との比較の結果、移動端末2を携帯するユーザの移動方法は電車であると推定する。また、ステップS205において、移動方法推定機能は、移動端末2を携帯するユーザが乗車している電車を推定する。例えば、移動方法推定機能は、電車ダイヤ情報を参照して、時刻情報と同じ時刻に端末位置情報の位置周辺を通過または停車する電車があるかを判断することで、移動端末2を携帯するユーザが乗車している電車を推定できる。例えば、図3に示す例では、移動方法推定機能は、電車ダイヤ情報を参照して、17時38分にA地点、17時40分にB地点、17時42分にC地点を通過または停車する電車があるかを判断することで、移動端末2を携帯するユーザが乗っている電車は、例えば、「○○線 17:00 △△発 □□行き 急行」の電車であると推定できる。これに加え、移動方法推定機能は、電車ダイヤ情報と移動速度とを参照して、移動端末2を携帯するユーザが電車の停車駅において減速または停止したかを判断することで、移動端末2を携帯するユーザが乗車している電車を推定してもよい。ステップS205において、移動方法推定機能が、移動端末2を携帯するユーザが乗車している電車を推定した後、または移動端末2を携帯するユーザが乗車している電車を推定できなくても、移動端末2を携帯するユーザの移動方法は電車であると推定した後は、S2の移動方法推定処理を終了する。
一方、ステップS204において、移動方法推定機能が移動端末2を携帯するユーザが電車に乗車していると推定できない場合は、ステップS206に進む。ステップS206では、移動方法推定機能は、地図情報データベース34に格納した地図情報を参照して、ユーザの移動軌跡が位置する線路に平行して隣接する道路が存在するか否かを判定する。例えば、線路と道路とが平行して隣接する場合では、ステップS201において移動軌跡を算出する際に、移動端末2で取得した端末位置情報の誤差などにより、実際に移動端末2を携帯するユーザが移動している道路ではなく、道路と平行に隣接する線路を移動軌跡として算出してしまう場合があるためである。移動方法推定機能が、移動軌跡が位置する線路に平行して隣接する道路がないと判断した場合は、ステップS207に進む。一方、移動方法推定機能が、移動軌跡が位置する線路に平行して隣接する道路が有ると判断した場合は、ステップS208に進む。
ステップS207では、移動方法推定機能は、移動端末2を携帯するユーザの移動方法は徒歩と推定して、ステップS2の移動方法推定処理を終了する。
ステップS208では、移動方法推定機能は、路線バス経路データベース36に格納した路線バス経路データを参照して、移動端末2を携帯するユーザが路線バス経路上を移動しているか否かを判断する。具体的には、移動方法推定機能は、ステップS201で算出した移動軌跡と路線バス経路データとを照合し、移動軌跡が路線バス経路上にあるか判断する。移動軌跡が路線バス経路上にある場合は、移動端末2を携帯するユーザは路線バス経路上を移動していると判断し、ステップS209に進む。一方、移動軌跡が路線バス経路上にない場合は、移動端末2を携帯するユーザは路線バス経路上を移動していないと判断し、ステップS211に進む。
ステップS209では、移動方法推定機能は、端末位置情報および時刻情報と、路線バス経路データベース36に格納したバス停情報と、路線バスダイヤデータベース37に格納した路線バスダイヤ情報とを参照して、移動端末2を携帯するユーザが路線バスに乗車していると推定できるかを判断する。例えば、移動方法推定機能は、移動端末2を携帯するユーザがバス停付近で所定回数以上停車したかを判断して、移動端末2を携帯するユーザがバス停付近で所定回数以上停車した場合に、移動端末2を携帯するユーザは路線バスに乗車していると推定する。さらに、路線バスは、バス停で乗車しようとする者または降車しようとする者がいない場合には、そのバス停付近で停車せずに、バス停を通過する場合がある。そこで、移動方法推定機能は、さらに、路線バスダイヤデータベース37に格納した路線バスダイヤ情報および外部から取得した道路渋滞情報を参照して、時刻情報と同じ時刻に端末位置情報の位置周辺を通過または停車する路線バスがあるかを判断する。移動方法推定機能は、これらを総合的に判断して、移動端末2を携帯するユーザが路線バスに乗車していると推定できるかを判断する。ステップS209において、移動方法推定機能が、移動端末2を携帯するユーザが路線バスに乗車していると推定できた場合は、ステップS210に進む。一方、移動方法推定機能が、移動端末2を携帯するユーザが路線バスに乗車していると推定できない場合は、ステップS212に進む。
ステップS210では、移動方法推定機能は、ステップS209における移動端末2を携帯するユーザが路線バスに乗車していると推定できるとの判断の結果、移動端末2を携帯するユーザの移動方法は路線バスと推定する。これに加え、ステップS210では、移動方法推定機能は、移動端末2を携帯するユーザが乗車している路線バスを推定する。例えば、移動方法推定機能は、路線バスダイヤデータベース37に格納した路線バスダイヤ情報および外部から取得した道路渋滞情報を参照して、時刻情報と同じ時刻に端末位置情報の位置周辺を通過または停車する路線バスを、移動端末2を携帯するユーザが乗車している路線バスであると推定する。ステップS210において、移動方法推定機能が、移動端末2を携帯するユーザが乗車している路線バスを推定した後、または、移動端末2を携帯するユーザが乗車している路線バスを推定できなくても、移動端末2を携帯するユーザの移動方法は路線バスであると推定した後は、S2の移動方法推定処理を終了する。
ステップS208において、移動方法推定機能が、移動端末2を携帯するユーザが路線バス経路上を移動していないと判断した場合は、ステップS211に進む。ステップS211では、移動方法推定機能は、地図情報データベース34に格納した道路データを参照して、移動端末2を携帯するユーザが道路上を移動しているかを判断する。具体的には、移動方法推定機能は、ステップS201で算出した移動軌跡と道路データとを照合し、移動軌跡が道路上にあるかを判断する。移動軌跡が道路上にある場合は、移動端末2を携帯するユーザは道路上を移動していると判断し、ステップS212に進む。一方、移動軌跡が道路上にない場合は、移動端末2を携帯するユーザは道路上を移動していないと判断し、ステップS214に進む。
ステップS212では、移動方法推定機能は、移動端末2を携帯するユーザの移動速度が、所定の速度以上であるかを判断する。ここで、所定の速度とは、ユーザが徒歩で移動しているか否かを判断するための速度であり、移動端末2を携帯するユーザが所定の速度以下で移動した場合にユーザの移動方法は徒歩であると判断できる速度である。ユーザの移動速度が所定の速度以上である場合は、ステップS213に進む。一方、移動端末2を携帯するユーザの移動速度が所定の速度より遅い場合は、ステップS214に進む。
ステップS213では、移動方法推定機能は、移動端末2を携帯するユーザの移動方法は路線バス以外の車両、例えば、自家用車やタクシーなどであると推定する。また、ステップS214では、移動方法推定機能は、移動端末2を携帯するユーザの移動方法は徒歩であると推定する。ステップS213またはステップS214において移動端末2を携帯するユーザの移動方法を推定した後は、ステップS2の移動方法推定処理を終了する。
次に、図2に戻りステップS3以降の処理について説明する。ステップS3では、コントローラ31の合流位置算出機能は、ステップS2の移動方法推定処理で推定した移動方法と端末位置情報とから、移動端末2を携帯するユーザが移動する経路を予測する。そして、合流位置算出機能は、予測した経路をユーザが移動した後の移動位置情報を算出する。合流位置算出機能は、移動端末2を携帯するユーザの移動位置情報と、ナビゲーション装置1から送信された車両位置情報および外部から取得した道路渋滞情報とから、ナビゲーション装置1を搭載する車両のユーザと移動端末2を携帯するユーザとの合流位置を算出する。
図3に示す例において、移動方法推定機能により、移動端末2を携帯するユーザは○○線の電車で移動しているものと推定されている場合、合流位置算出機能は、ユーザは○○線のイ駅またはロ駅方面の経路を移動するものと予測する。ここで、ステップS2の移動方法推定処理において、移動端末2を携帯するユーザが「○○線 17:00 △△発 □□行き 急行」に乗っていると推定できた場合は、合流位置算出機能は、電車ダイヤデータベース35に格納した電車ダイヤ情報を参照して、「○○線 17:00 △△発 □□行き 急行」の電車に乗っているユーザは、17時44分にイ駅、17時46分にロ駅に到着するものと予測する。また、ステップS2の移動方法推定処理において、移動端末2を携帯するユーザが乗車している電車を推定できなかった場合でも、電車ダイヤ情報および端末位置情報とから、ユーザがイ駅およびロ駅に到着する時間を予測する。一方、合流位置算出機能は、車両位置情報および外部から取得した道路渋滞情報から、ナビゲーション装置1を搭載する車両のユーザは、17時50分にイ駅、17時47分にロ駅に到着できると予測する。この結果、合流位置算出機能は、ナビゲーション装置1を搭載する車両のユーザと移動端末2を携帯するユーザとの合流位置を最も早く合流できるロ駅と算出する。さらに、合流位置算出機能は、算出した合流位置の周辺に存在する合流に適した施設をユーザに提示する合流位置として算出する。図3に示す例では、合流位置算出機能は、算出したロ駅の周辺にある駐車場やロータリーなどの合流に適した施設を優先して合流位置として算出する。本実施形態においては、移動端末2を携帯するユーザの移動方法を推定して適切な合流位置を算出するため、合流位置算出機能は、複数の合流位置の候補を算出せずに、移動端末2を携帯するユーザの移動方法を考慮した適切な合流位置を1か所算出する。これにより、合流位置を受信したナビゲーション装置1のユーザおよび移動端末2のユーザが複数の合流位置の候補から合流位置を選択する手間を省くことができる。ただし、合流位置算出機能は、複数の合流位置の候補を算出するようにしてもよい。
ステップS4では、情報センター3のコントローラ31の合流位置送信機能は、送受信機32のアンテナ33を介して、ナビゲーション装置1および移動端末2にステップS4で算出した合流位置を送信する。これにより、図2に示す情報センター3における待ち合わせ処理は終了する。
その後、ナビゲーション装置1のコントローラ11は、受信機能により、送受信機12のアンテナ13を介して、情報センター3から送信された合流位置を受信して、提示機能により受信した合流位置を表示デバイス14に送信する。これにより、表示デバイス14は、合流位置をナビゲーション装置1のユーザに提示できる。同様に、移動端末2のコントローラ21は、受信機能により、送受信機22のアンテナ23を介して、情報センター3から送信された合流位置を受信して、提示機能により受信した合流位置を表示デバイス24に送信する。これにより、表示デバイス24は、合流位置を移動端末2のユーザに提示できる。
また、上記とは異なり、移動端末2から端末位置情報を情報センター3へ送信する際に、移動端末2を携帯するユーザが電車に乗っているなどの理由で、移動端末2が所定の間隔で端末位置情報を送信できない間は、移動端末2は、所定の間隔で取得した端末位置情報および時刻情報をコントローラ21の記憶機能によりRAM213に記憶しておき、移動端末2が端末位置情報を送信できるようになった場合に、移動端末2が端末位置情報を送信する際に、移動端末2は、作成したメールに添付して、今回取得した端末位置情報および時刻情報と、前回までに送信できずに記憶していた端末位置情報および時刻情報とをあわせて一括して送信してもよい。
以上のように、本実施形態によれば、情報センター3は、移動端末2を携帯するユーザの移動方法を推定して、ナビゲーション装置1を搭載するユーザと移動端末2を携帯するユーザとの合流位置を算出する。そのため、情報センター3は、あらゆる移動方法を考慮して合流位置を算出する場合と比べて、推定したユーザの移動方法に基づく適切な合流位置を算出でき、結果として、ナビゲーション装置1を搭載する車両のユーザと移動端末2を携帯するユーザとが時間通りに待ち合わせできなくなる可能性を低減することができる。加えて、本実施形態において、合流位置算出機能は、ナビゲーション装置1を搭載する車両のユーザと移動端末2を携帯するユーザとの合流に適した施設があるかを考慮して合流位置を算出するため、ナビゲーション装置1を搭載する車両のユーザと移動端末2を携帯するユーザとが最も早く合流できるだけではなく、合流のし易い合流位置をユーザに提示することができる。
さらに、本実施形態では、ナビゲーション装置1を備える車両のユーザおよび移動端末2を携帯するユーザが通話中であっても、移動端末2は、端末位置情報を所定の間隔で情報センター3へ送信するため、情報センター3は、リアルタイムで適切な合流位置を算出することができる。また、移動端末2を携帯するユーザが電車に乗っているなどの理由で、移動端末2が所定の間隔で端末位置情報を送信できない場合には、移動端末2は、所定の間隔で取得した端末位置情報を移動端末2のRAM213に記憶して蓄積し、蓄積した複数の端末位置情報をメールに添付して一括して情報センター3に送信することで、情報センター3において、合流位置を適切に算出することができる。
≪第2実施形態≫
次に、第2実施形態に係るナビゲーションシステムについて説明する。図6は、第2実施形態に係るナビゲーションシステムの他の構成を示すブロック図である。図6に示すように、本発明の第2実施形態に係るナビゲーションシステムはナビゲーション装置1aと移動端末2とから構成されている。第2実施形態では、ナビゲーション装置1aは、第1実施形態のナビゲーション装置1と比較して、地図情報データベース191、電車ダイヤデータベース192、路線バス経路データベース193、および路線バスダイヤデータベース194をさらに備える。また、第2実施形態では、コントローラ11aは、第1実施形態のコントローラ11と比較して、移動方法推定機能および合流位置算出機能をさらに備える。
続いて、第2実施形態に係る待ち合わせ処理ついて説明する。なお、第2実施形態においても、ナビゲーション装置1aを搭載する車両のユーザが、移動端末2を携帯するユーザとの通話を開始し、ナビゲーション装置1aを搭載する車両のユーザと移動端末2を携帯するユーザとの通話中に、ナビゲーション装置1aを搭載する車両のユーザが、移動端末2を携帯するユーザとの待ち合わせのために、所定のキーを押下することにより、第2実施形態に係るナビゲーションシステムの待ち合わせ処理が開始する。
まず、ナビゲーション装置1aは、コントローラ11aの車両位置取得機能により車両位置情報を取得し、また移動端末2から送信された端末位置情報および時刻情報を取得する(ステップS1)。ここで、移動端末2から端末位置情報および時刻情報が送信されるまでの手順は、第1実施形態と同様である。すなわち、ナビゲーション装置1aのコントローラ11aは、通話が開始されたこと、およびナビゲーション装置1aの所定のキーが押下されたことを検出し、移動端末2に位置情報送信要求を送信する。そして、移動端末2は、ナビゲーション装置1aから送信された位置情報送信要求を受信し、端末位置情報を所定の間隔で取得して、取得した端末位置情報および時刻情報をナビゲーション装置1aに送信する。なお、第2実施形態においては、移動端末2は、端末位置情報および時刻情報を、通話データとともにナビゲーション装置1aに送信してもよい。このような場合であって、移動端末2を携帯するユーザが電車や路線バスなどに乗っているために通話を望まない場合は、移動端末2は、ユーザによる所定の操作に基づき、取得した端末位置情報を記憶機能により移動端末2のRAM213に記憶して蓄積し、蓄積された複数の端末位置情報をメールに添付して一括してナビゲーション装置1aに送信してもよい。
移動端末2から端末位置情報および時刻情報を取得したナビゲーション装置1aは、第1実施形態と同様に、コントローラ11aの移動方法推定機能により、地図情報データベース191に格納した地図情報などを参照して、移動端末2を携帯するユーザの移動方法を推定する(ステップS2)。そして、ナビゲーション装置1aは、第1実施形態と同様に、合流位置算出機能により、移動端末2を携帯するユーザが推定した移動方法で移動する経路を予測し、予測した経路におけるユーザの移動後の移動位置情報を算出する。そして、ナビゲーション装置1aは、合流位置算出機能により、移動端末2を携帯するユーザとナビゲーション装置1aを搭載する車両のユーザとの合流位置を算出して(ステップS3)。算出した合流位置を移動端末2に送信する(ステップS4)。これにより移動端末2において、受信した合流位置をユーザに提示するとともに、ナビゲーション装置1aにおいても算出した合流位置をユーザに提示することができる。
以上のように、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、移動端末2を携帯するユーザの移動方法を推定し、推定した移動方法から移動端末2を携帯するユーザが移動する経路を予測する。そして、予測した経路におけるユーザの移動後の移動位置情報を算出して、ナビゲーション装置1aを搭載するユーザと移動端末2を携帯するユーザとの合流位置を算出するため、あらゆる移動方法を考慮して合流位置を算出する場合と比べて適切な合流位置を算出する事ができ、結果として、ナビゲーション装置1aを搭載する車両のユーザと移動端末2を携帯するユーザとが時間通りに待ち合わせできなくなる可能性を低減することができる。
なお、本実施形態においては、ナビゲーション装置1aが、移動端末2を携帯するユーザの移動方法を推定して、推定したユーザの移動方法に基づいてナビゲーション装置1aを搭載するユーザと移動端末2を携帯するユーザとの合流位置を算出しているが、ナビゲーション装置1aと同様の構成および機能を有する移動端末により、移動端末を携帯するユーザの移動方法を推定して、推定したユーザの移動方法に基づいて合流位置を算出してもよい。すなわち、このような移動端末は、移動端末において取得した端末位置情報および時刻情報と、当該移動端末が備える地図情報データベースや電車ダイヤデータベースなどに格納した地図情報や電車ダイヤ情報などとに基づいて移動端末を携帯するユーザの移動方法を推定し、推定した移動方法から移動端末2を携帯するユーザの移動経路を予測し、予測したユーザの移動経路においてユーザが移動した後の移動位置情報を算出し、算出した移動位置情報とナビゲーション装置から取得した車両位置情報とを用いて合流位置を算出してもよい。
加えて、本実施形態におけるナビゲーション装置1aは、移動端末2を携帯するユーザの移動方法を推定するために必要な情報を地図情報データベース191や電車ダイヤデータベース192などのデータベースを備えているが、ナビゲーション装置1aは、移動端末2を携帯するユーザの移動方法を推定するために必要な地図情報や電車ダイヤ情報などの情報を外部から取得してもよい。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、移動端末2を携帯するユーザが地下鉄を利用している場合などに、移動端末2のGPSアンテナ26により端末位置情報が取得できない場合は、移動端末2は、駅にある移動端末2の基地局の位置情報を端末位置情報として情報センター3に送信してもよい。これにより、情報センター3は、移動端末2を携帯するユーザの移動方法が、例えば、地下鉄(電車)と推定することができる。これにより、移動端末2において端末位置情報が取得できない場合であっても、ナビゲーション装置1および移動端末2において合流位置を適切に提示することができる。
また、上述した実施形態においては、合流位置の提示を望む者が、所定のキーを押下することにより、ナビゲーション装置1を備える車両のユーザと移動端末2を携帯するユーザとの待ち合わせ処理を開始したが、待ち合わせ処理を開始するためのトリガは上述した例に限らない。例えば、移動端末2を携帯するユーザが駅周辺やバス停周辺にいる際に、ナビゲーション装置1を備える車両のユーザと移動端末2を携帯するユーザとの通話が開始されることにより、待ち合わせ処理を自動的に開始してもよいし、移動端末2において電車乗り換え用のアプリケーションなどの待ち合わせに用いられるアプリケーションを起動した場合に待ち合わせ処理を自動的に開始してもよい。また、移動端末2を携帯するユーザの移動速度が所定値以上に変化した場合にも待ち合わせ処理を開始してよい。これらを待ち合わせ処理を開始するためのトリガとすることで、ナビゲーション装置1を搭載する車両のユーザや移動端末2を携帯するユーザ自信が所定の操作を行うことなく、待ち合わせ処理が必要な状況に応じて、適切な合流位置を取得することができる。なお、移動端末2を携帯するユーザの移動速度が所定値以上に変化した場合とは、例えば、移動端末2を携帯するユーザが、自家用車によりある地点まで送ってもらい、そのあと徒歩で移動することになった場合など、移動端末2を携帯するユーザの移動方法が変更されたと判断できる場合である。
加えて、本発明に係るナビゲーション装置の構成は上述した実施形態に限定されず、例えば、複数のナビゲーション装置または複数の移動端末を含める構成であってもよい。また、ナビゲーション装置は車両に搭載されるナビゲーション装置に限らず、例えば、PNDやPDA、または携帯電話機などの携帯機器であってもよい。すなわち、ナビゲーション装置1を携帯するユーザと移動端末2を携帯するユーザがともに電車や路線バスなどを利用する場合にも、本発明を適用することができる。
なお、上述した実施形態のナビゲーション装置1のコントローラ11の車両位置取得機能は本発明の車両位置取得手段に、コントローラ11の車両位置送信機能は本発明の車両位置送信手段に、コントローラ11の受信機能は本発明のナビゲーション装置の受信手段に、コントローラ11の提示機能は本発明のナビゲーション装置の提示手段に、移動端末2のコントローラ21の端末位置取得機能は本発明の端末位置取得手段に、コントローラ21の端末位置送信機能は本発明の端末位置送信手段に、コントローラ21の受信機能は本発明の移動端末の受信手段に、コントローラ21の提示機能は本発明の移動端末の提示機能に、コントローラ21の記憶機能は本発明の記憶手段に、情報センター3のコントローラ31の位置情報受信機能は本発明の位置情報受信手段に、地図情報データベース34と線路ダイヤデータベース35と路線バス経路データベース36と路線バスダイヤデータベース37とは本発明の地図情報記憶手段に、コントローラ31の移動方法推定機能は本発明の移動方法推定手段に、コントローラ31の合流位置算出機能は本発明の合流位置算出手段に、コントローラ31の合流位置送信機能は本発明の合流位置送信手段にそれぞれ相当する。
1…ナビゲーション装置
11…コントローラ
12…送受信機
13…アンテナ
14…表示デバイス
15…GPS
16…GPSアンテナ
17…ジャイロセンサ
18…距離センサ
2…移動端末
21…コントローラ
22…送受信機
23…アンテナ
24…表示デバイス
25…GPS
26…GPSアンテナ
3…情報センター
31…コントローラ
32…送受信機
33…アンテナ
34…地図情報データベース
35…電車ダイヤデータベース
36…路線バス経路データベース
37…路線バスダイヤデータベース

Claims (4)

  1. 情報センターと、車両に搭載されるナビゲーション装置と、移動端末とを備えるナビゲーションシステムであって、
    前記情報センターは、前記ナビゲーション装置の現在位置である車両位置情報および前記移動端末の現在位置である端末位置情報を受信する位置情報受信手段と、線路データおよび道路データを含む地図情報と、公共交通機関の運行経路や運行ダイヤを含む公共交通機関情報とを記憶する地図情報記憶手段と、前記端末位置情報および前記地図情報に基づいて前記移動端末を携帯するユーザの現在の移動方法を推定する移動方法推定手段と、前記移動方法推定手段により推定した前記ユーザの移動方法、前記端末位置情報、および前記車両位置情報に基づいて合流位置を算出する合流位置算出手段と、前記合流位置を前記ナビゲーション装置および前記移動端末へ送信する合流位置送信手段と、を有し、
    前記ナビゲーション装置は、前記車両位置情報を取得する車両位置取得手段と、前記車両位置取得手段により取得された車両位置情報を前記情報センターに送信する車両位置送信手段と、前記情報センターから前記合流位置を受信する受信手段と、前記情報センターから受信した前記合流位置をユーザに提示する提示手段と、を有し、
    前記移動端末は、前記端末位置情報を取得する端末位置取得手段と、前記端末位置取得手段により取得された前記端末位置情報を前記情報センターに送信する端末位置送信手段と、前記情報センターから前記合流位置を受信する受信手段と、前記情報センターから受信した前記合流位置をユーザに提示する提示手段と、を有し、
    前記情報センターの移動方法推定手段は、前記端末位置情報の時系列データに基づいて、ユーザが実際に移動した移動速度を算出するとともに、前記地図情報と前記端末位置情報の時系列データとに基づいて、ユーザが実際に移動した移動軌跡を算出し、前記ユーザの移動速度と前記ユーザの移動軌跡とに基づいて、前記ユーザの現在の移動方法を推定し、
    前記情報センターの合流位置算出手段は、前記移動方法推定手段によりユーザが公共交通機関を利用していると推定された場合に、前記ユーザが利用している公共交通機関を特定するとともに、前記運行ダイヤに基づいて、ユーザが現在乗車している前記公共交通機関の車両を推定し、前記ユーザが現在乗車している公共交通機関の車両の各停車位置における停車時刻を特定することで、前記移動端末を携帯するユーザの予想経路に基づくユーザの移動後の位置情報である移動位置情報を算出し、算出した前記移動位置情報と前記車両位置情報とに基づいて前記合流位置を算出することを特徴とするナビゲーションシステム。
  2. 請求項1に記載のナビゲーションシステムであって、
    前記移動端末は、ユーザが通話するための通話手段をさらに有し、前記通話手段による通話中には、前記通話手段により通話データを送信する際に、前記端末位置送信手段により前記端末位置情報を送信することを特徴とするナビゲーションシステム。
  3. 請求項1または2に記載のナビゲーションシステムであって、
    前記移動端末は、時間の異なる前記端末位置情報を複数記憶する記憶手段をさらに有し、前記記憶手段により記憶された複数の前記端末位置情報を、前記端末位置送信手段により一括して送信することを特徴とするナビゲーションシステム。
  4. 請求項3に記載のナビゲーションシステムであって、
    前記移動端末は、前記端末位置送信手段により前記端末位置情報を送信できなかった場合に、送信できなかった前記端末位置情報を現在の位置情報とあわせて前記端末位置送信手段により一括して送信することを特徴とするナビゲーションシステム。
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