JP5503681B2 - 熱伝達アセンブリ及びリソグラフィ装置 - Google Patents

熱伝達アセンブリ及びリソグラフィ装置 Download PDF

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Description

[0001] 本発明は、熱伝達アセンブリ、この熱伝達アセンブリを有するリソグラフィ装置、および製造方法に関する。
[0002] リソグラフィ装置は、基板上に、通常は基板のターゲット部分上に所望のパターンを与えるマシンである。リソグラフィ装置は、例えば集積回路(IC)の製造に使用することができる。その場合、マスクまたはレチクルとも呼ばれるパターニングデバイスは、ICの個々の層上に形成するべき回路パターンを生成するために使用され得る。このパターンは、基板(例えばシリコンウェーハ)上のターゲット部分(例えばダイの一部、1つのダイ、またはいくつかのダイを含む)に転写することができる。パターンの転写は、一般に基板上に与えられた放射感応性材料(レジスト)の層上に結像することによって行われる。一般に、単一の基板は、次々とパターニングされる網状の隣接するターゲット部分を含むことになる。既知のリソグラフィ装置は、ターゲット部分上に全パターンを一度に露光することによって各ターゲット部分が照射される、いわゆるステッパと、放射ビームによってパターンを所定方向(「スキャン」方向)にスキャンし、同時に、基板をこの方向と平行または逆平行に同期してスキャンすることによって、各ターゲット部分が照射される、いわゆるスキャナとを含む。基板上にパターンをインプリントすることによりパターニングデバイスから基板へパターンを転写することも可能である。
[0003] リソグラフィ投影装置内で基板を、屈折率が相対的に高い液体、例えば水の中に、投影システムの最終エレメントと基板の間の空間を充填するように浸漬することが提案されてきた。一実施形態では、この液体は蒸留水であるが、他の液体を使用することもできる。本発明の一実施形態では、液体に関して説明する。しかし他の流体、特に濡れ性の流体、非圧縮性流体、および/または空気よりも高い屈折率、望ましくは水よりも高い屈折率を有する流体も適切でありうる。気体を除く流体が特に望ましい。この趣旨は、より小さなフィーチャの結像を可能にすることにある。というのは、露光放射は液体中で波長が短くなるからである。(液体の効果はまた、システムの有効開口数(NA)を増大させること、およびまた焦点深度を増大させることであるとも考えられる。)他の液浸液が、固体粒子(例えば水晶)を懸濁させた水、またはナノ粒子サスペンション(例えば、最大直径が10nmまでの粒子)を懸濁した液体を含み、提案されてきた。これらの懸濁粒子は、それらが懸濁される液体と類似または同一の屈折率を有しても有しなくてもよい。適切でありうる他の液体には、芳香族、フッ化炭化水素、および/または水溶液などの炭化水素が含まれる。
[0004] 基板または基板と基板テーブルを液体の槽内に浸漬することは(例えば、米国特許第4,509,852号を参照)、スキャン露光中に加速されなければならない大きな塊の液体があることを意味する。これには追加のモータまたはより強力なモータが必要とされ、また液体中の乱流が、望ましくないまたは予測不可能な影響をもたらしうる。
[0005] 液浸装置内では、液浸流体は、流体ハンドリングシステム、構造体または装置によって取り扱われる。一実施形態では、流体ハンドリングシステムは液浸流体を供給することができ、したがって流体供給システムとすることができる。一実施形態では、流体ハンドリングシステムは、少なくとも部分的に液浸流体を閉じ込めることができ、そのために、流体閉じ込めシステムとすることができる。一実施形態では、流体ハンドリングシステムは、液浸流体に対するバリアを設けることができ、そのために、流体閉じ込め構造体などのバリア部材とすることができる。一実施形態では、流体ハンドリングシステムは、ガスの流れを生成または使用して、例えば液浸流体の流れおよび/または位置の制御を助けることができる。ガスの流れは、液浸流体を閉じ込めるシールを形成することができ、したがって流体ハンドリング構造体はシール部材と呼ばれることがあり、このようなシール部材は、流体閉じ込め構造体とすることができる。一実施形態では、液浸液は液浸流体として使用される。その場合、流体ハンドリングシステムは、液体ハンドリングシステムとすることができる。上述の説明に関して、流体に対して定義される特徴についてのこの段落での言及は、液体に対して定義される特徴を含むと理解されてよい。
[0006] 提案された構成の1つは、基板の局部的領域の上だけで、投影システムの最終エレメントと基板の間に液体を液体閉じ込めシステムを使用して供給する液体供給システムに関するものである(基板は一般に、投影システムの最終エレメントよりも大きな表面積を有する)。これを構成するために提案された1つの方法が、PCT特許出願公開第99/49504号に記載されている。図2および図3に示されたように、液体が、少なくとも1つの入口から基板W上に、好ましくは最終エレメントに対する基板Wの移動方向に沿って供給され、それが投影システムPSの下を通過した後、少なくとも1つの出口から排除される。すなわち、基板Wがエレメントの下で−X方向にスキャンされるにつれて、液体がエレメントの+X側で供給され、−X側で吸収される。図2では、液体が入口を経由して供給され、エレメントの他方の側で、低圧力源に接続された出口から吸収される構成を概略的に示す。図2では、液体は、最終エレメントに対する基板Wの移動方向に沿って供給されているが、実状がこうである必要はない。様々な方向、ならびに最終エレメントのまわりに配置された多数の入口および出口が実施可能であり、図3には、両側に出口を伴う4組の入口が最終エレメントのまわりに規則的なパターンで設けられた一例が示されている。図2および図3の矢印は液体の流れを示すことに注意されたい。
[0007] 局部的な液体供給システムを用いた別の液浸リソグラフィ解決策が図4に示されている。液体は、投影システムPSの両側の2つの溝入口から供給され、入口INの半径方向外側に配置された複数の個別出口から排除される。入口は、中心に孔がある平板内に配置することができ、この孔を通して投影ビームが投影される。液体は、投影システムPSの一方の側の1つの溝入口から供給され、投影システムPSの他方の側の複数の出口から排除され、それによって、投影システムPSと基板Wの間に液体の薄い膜の流れが生じる。使用すべき入口と出口の組合せの選択は、基板Wの移動の方向によって決まりうる(もう一方の入口と出口の組合せは非活動状態にある)。図4の矢印は液体の流れを示すことに注意されたい。
[0008] 欧州特許出願公開第1420300号、および米国特許出願公開第2004−0136494号には、ツインまたはデュアルステージ液浸リソグラフィ装置の概念が開示されている。このような装置には、基板を支持するための2つのテーブルが備えられる。水平化測定が、第1の位置のテーブルを用いて液浸液なしで実施され、露光が、第2の位置のテーブルを用いて実施され、この場合には液浸液が存在する。あるいは、装置はテーブルを1つだけ有する。
[0009] PCT国際特許出願公開第2005/064405号では、液浸液が閉じ込められないオールウェットの構成を開示している。このようなシステムでは、基板の上面全体が液体で覆われる。その場合には、基板の上面全体がほぼ同じ条件で露光されるので有利なことがある。これには、温度制御および基板の処理に関して利点がある。国際公開第2005/064405号では、液体供給システムが、投影システムの最終エレメントと基板の間のギャップに液体を供給する。その液体は、基板の残りの上に漏洩してよい。液体を制御された方法で基板テーブルの上面から排除できるように、基板テーブルの縁部のバリアが液体の漏れを防止する。このようなシステムは、温度制御および基板の処理を改善するが、液浸液の蒸発が依然として起こりうる。その問題を軽減する助けとなる1つの方法が、米国特許出願公開第2006/0119809号に記載されている。すべての位置で基板を覆う部材が設けられ、この部材は、それと基板の上面との間および/または基板を保持する基板テーブルの上面との間に液浸液が広がるように配置される。
[0010] リソグラフィ装置では、リソグラフィ装置の1つまたは複数の部分の温度を制御することが望ましい。例えば、ある部分の温度を、その部分にかかる加熱負荷および/または冷却負荷に対してほぼ一定に保持することが望ましい。このような加熱負荷または冷却負荷は、液浸リソグラフィ装置において流体の供給および/または排除により生じうる。一例として、ガス排除が、そのガス排除部に隣接する液体の望ましくない蒸発をもたらしうる。これは次に局部的冷却を招く。局部的な冷却は、それが隣接部分の熱収縮を招き、それによってエラーが起こりうることになるので、望ましくない。局部的な冷却は、例えば、液体閉じ込め構造体、基板テーブルなどの中または近傍で起こりうる。
[0011] 例えば、改善された熱伝達アセンブリ、このような熱伝達アセンブリを有するリソグラフィ装置、およびこのような熱伝達アセンブリを製造する方法を提供することが望ましい。
[0012] 一態様では、リソグラフィ装置の少なくとも一部分を温度制御するように構成された熱伝達アセンブリを含むリソグラフィ装置が提供される。熱伝達アセンブリは、プリント回路基板、および複数の熱伝達エレメントを含む。プリント回路基板および複数の熱伝達エレメントは、リソグラフィ装置の一部分に取り付けられるように構成される。複数の熱伝達エレメントは、プリント回路基板と別個であるが電気的には結合されている。
[0013] 一態様では、熱伝達アセンブリを製造する方法が提供される。この方法は、プリント回路基板を用意するステップと、プリント回路基板と分かれている複数の熱伝達エレメントを用意するステップと、複数の熱伝達エレメントの少なくとも一部分をプリント回路基板の少なくとも一部分と相互接続するステップとを含む。プリント回路基板は、装置の少なくとも一部分に取り付けられるように構成され、複数の熱伝達エレメントは、装置のその一部分に取り付けられるように構成される。
[0014] 一態様では、熱伝達アセンブリが提供される。この熱伝達アセンブリは、プリント回路基板および複数の熱伝達エレメントを含む。プリント回路基板は、装置の少なくとも一部分に取り付けられるように構成される。複数の熱伝達エレメントは、装置のその一部分に取り付けられるように構成される。複数の熱伝達エレメントは、プリント回路基板と別個であるが電気的には結合されている。
[0015] 本発明の上記その他の態様、ならびに動作方法、構造体の関連エレメントの機能、部品の組合せ、および製造の節約手段は、そのすべてが本明細書の一部を形成する添付の図面を参照して以下の説明および添付の特許請求の範囲を考慮することによってより明らかになろう。図面では同じ参照数字が、それぞれ異なる図の対応する部分を示す。図面は、例示および説明だけを目的とするものであり、本発明の限界を定義するものではないことを特に理解されたい。また、本明細書で開示された一実施形態の特徴は、本明細書で開示された他の実施形態にも使用できることも理解されたい。本明細書および特許請求の範囲では、「a」、「an」および「the」の単数形は、文脈上別に明示されない限り複数の指示物を含む。
[0016] 次に、本発明の諸実施形態を、ほんの一例として、対応する参照符号が対応する部分を示す添付の概略図を参照して説明する。
[0017]本発明の一実施形態によるリソグラフィ装置を示す図である。 [0018]リソグラフィ投影装置に使用するための液体供給システムを示す図である。 [0018]リソグラフィ投影装置に使用するための液体供給システムを示す図である。 [0019]リソグラフィ投影装置に使用するための別の液体供給システムを示す図である。 [0020]本発明の一実施形態で使用することができる流体閉じ込め構造体の断面図である。 [0021]本発明の一実施形態で使用することができる別の流体閉じ込め構造体の断面図である。 [0022]基板の縁部を取り囲む基板テーブルの一部分の断面図である。 [0023]本発明の一実施形態による、熱伝達アセンブリが基板テーブルに取り付けられた状態の基板テーブルの底面斜視図である。 [0024]本発明の一実施形態による熱伝達アセンブリの斜視図である。 [0025]本発明の一実施形態による熱伝達アセンブリの底面図である。 [0026]本発明の一実施形態による熱伝達アセンブリの斜視図である。 [0027]本発明の一実施形態による熱伝達アセンブリの底面図である。 [0028]本発明の一実施形態によるプリント回路基板の第1の係合部材を示す図である。 [0029]本発明の一実施形態による熱伝達エレメントの第2の係合部材を示す図である。 [0030]本発明の一実施形態による、プリント回路基板の第1の係合部材が熱伝達エレメントの第2の係合部材と接続された相互接続アセンブリを示す図である。 [0031]本発明の一実施形態による基板テーブルの中央部分の平面図である。 [0032]本発明の一実施形態による基板テーブルの中央部分の平面図である。
[0033] 図1は、本発明の一実施形態によるリソグラフィ投影装置を概略的に示す。この装置は、放射ビームB(例えば、UV放射またはDUV放射)を調節するように構成された照明システム(イルミネータ)ILと、パターニングデバイス(例えば、マスク)MAを支持するように構築され、かつ、いくつかのパラメータに従ってパターニングデバイスMAを正確に位置決めするように構成された第1のポジショナPMに接続されたサポート構造(例えば、マスクテーブル)MTと、基板(例えば、レジストコートウェーハ)Wを保持するように構築され、かつ、いくつかのパラメータに従って基板Wを正確に位置決めするように構成された第2のポジショナPWに接続された基板テーブル(例えば、ウェーハテーブル)WTと、パターニングデバイスMAによって放射ビームBに与えられたパターンを基板Wの(例えば、1つまたは複数のダイを含む)ターゲット部分C上に投影するように構成された投影システム(例えば、屈折投影レンズシステム)PSとを備える。
[0034] 照明システムILは、放射を誘導し、形作り、または制御するために、屈折タイプ、反射タイプ、磁気タイプ、電磁タイプ、静電タイプ、または他のタイプの光学コンポーネント、あるいはそれらの任意の組合せなど様々なタイプの光学コンポーネントを含むことができる。
[0035] サポート構造MTは、パターニングデバイスMAを保持する。サポート構造MTはパターニングデバイスMAを、パターニングデバイスMAの向き、リソグラフィ装置の設計、および例えばパターニングデバイスMAが真空環境内で保持されるか否かのような他の条件に応じる方式で保持する。サポート構造MTは、パターニングデバイスMAを保持するために、機械的クランプ技法、真空クランプ技法、静電クランプ技法、または他のクランプ技法を使用することができる。サポート構造MTは、例えばフレームでも、テーブルでもよく、これらは必要に応じて固定されても、可動でもよい。サポート構造MTは、確実にパターニングデバイスMAが、例えば投影システムPSに対して所望の位置にあるようにすることができる。本明細書において「レチクル」または「マスク」という用語を使用している場合、より一般的な用語である「パターニングデバイス」と同義語と見なすことができる。
[0036] 本明細書で使用される「パターニングデバイス」という用語は、基板のターゲット部分内でパターンを生み出すようになど、放射ビームにその断面でパターンを与えるために使用することができる任意のデバイスを指すものとして広く解釈するべきである。放射ビームに与えられるパターンは、例えば、パターンが位相シフトフィーチャ、またはいわゆるアシストフィーチャを含む場合、基板のターゲット部分内の所望のパターンに正確に対応しない可能性があることに留意されたい。一般に、放射ビームに与えられるパターンは、集積回路など、ターゲット部分内で生み出されるデバイス内の特定の機能層に対応することになる。
[0037] パターニングデバイスMAは、透過型または反射型とすることができる。パターニングデバイスの諸例には、マスク、プログラマブルミラーアレイ、プログラマブルLCDパネルが含まれる。マスクはリソグラフィでよく知られており、バイナリ、レベンソン型(alternating)位相シフト、ハーフトーン型(attenuated)位相シフトなどのマスクタイプ、ならびに様々なハイブリッドマスクタイプを含む。プログラマブルミラーアレイの一例では、小さな鏡の行列構成を使用し、鏡のそれぞれは、入来放射ビームを様々な方向に反射するように個別に傾けることができる。傾斜式鏡は、鏡行列によって反射される放射ビーム内でパターンを与える。
[0038] 本明細書で使用される「投影システム」という用語は、使用される露光放射にとって、あるいは、液浸液の使用または真空の使用など他の要因にとって適切なように、屈折光学システム、反射光学システム、反射屈折光学システム、磁気光学システム、電磁光学システム、静電光学システム、またはそれらの任意の組合せを含めて、任意のタイプの投影システムを包含するものとして広く解釈するべきである。本明細書において「投影レンズ」という用語の使用があればそれは、「投影システム」という、より一般的な用語と同義と見なすことができる。
[0039] 本明細書では、本装置は、(例えば、透過マスクを使用する)透過タイプのものである。別法として、本装置は、(例えば、上記で参照されているタイプのプログラマブルミラーアレイを使用する、または反射マスクを使用する)反射タイプのものとすることができる。
[0040] リソグラフィ装置は、2つの基板テーブル(デュアルステージ)またはそれよりも多い基板テーブル(および/または2つ以上のパターニングデバイステーブル)を有するタイプとすることができる。そのような「マルチステージ」機械では、追加のテーブルを並列に使用することができ、あるいは1つまたは複数の他のテーブルを露光のために使用しながら1つまたは複数のテーブルで準備ステップを実行することができる。
[0041] 図1を参照すると、イルミネータILは放射源SOから放射ビームを受け取る。例えばこの放射源がエキシマレーザであるとき、放射源とリソグラフィ装置は別個の実体でよい。そのような例では、放射源がリソグラフィ装置の一部を形成するとは見なされず、放射ビームは、放射源SOからイルミネータILまで、例えば適当な誘導ミラーおよび/またはビームエキスパンダを備えるビームデリバリシステムBDを用いて通される。他の例では、例えば放射源が水銀灯であるとき、放射源はリソグラフィ装置の一体型部品でよい。放射源SOおよびイルミネータILは、必要に応じてビームデリバリシステムBDも一緒に、放射システムと呼ばれてよい。
[0042] イルミネータILは、放射ビームの角度強度分布を調整するように構成されたアジャスタADを備えることができる。通常、イルミネータILの瞳面内における強度分布の少なくとも外側および/または内側半径範囲(一般に、それぞれσ-outerおよびσ-innerと呼ばれている)は調整が可能である。また、イルミネータILは、インテグレータINおよびコンデンサCOなどの他の様々なコンポーネントを備えることができる。このイルミネータILを使用して、所望の均一性および強度分布をその断面に有するように放射ビームを調整することができる。
[0043] 放射ビームBは、サポート構造(例えばマスクテーブル)MTに保持されるパターニングデバイス(例えばマスク)MAに入射し、パターニングデバイスMAによってパターン付けされる。放射ビームBはパターニングデバイスMAを通過した後、投影システムPSを通過し、投影システムPSはビームを基板Wのターゲット部分C上に合焦する。第2のポジショナPWおよび位置センサIF(例えば、干渉計デバイス、リニアエンコーダ、または容量センサ)を用いて、例えば放射ビームBの経路中に様々なターゲット部分Cを位置決めするように基板テーブルWTを正確に移動することができる。同様に、第1のポジショナPMおよび別の位置センサ(図1に明確には示されていない)を使用して、例えばマスクライブラリからの機械的抽出の後にまたはスキャン中に、パターニングデバイスMAを放射ビームBの経路に対して正確に位置決めすることができる。一般に、サポート構造MTの移動は、第1のポジショナPMの一部を形成するロングストロークモジュール(粗動位置決め)およびショートストロークモジュール(微動位置決め)を用いて実現することができる。同様に、基板テーブルWTの移動は、第2のポジショナPWの一部を形成するロングストロークモジュールおよびショートストロークモジュールを使用して実現することができる。ステッパの場合(スキャナとは対照的に)、サポート構造MTはショートストロークアクチュエータにのみ接続することができ、または固定することができる。パターニングデバイスMAおよび基板Wは、パターニングデバイスアライメントマークM1、M2および基板アライメントマークP1、P2を使用して位置合わせすることができる。図示のような基板アライメントマークは専用のターゲット部分を占めるが、それらはターゲット部分間の空間に配置することができる(これらはスクライブラインアライメントマークとして知られている)。同様に、1つよりも多いダイがパターニングデバイスMA上に設けられている状況では、パターニングデバイスアライメントマークはダイ間に配置することができる。
[0044] 図示された装置は、以下のモードのうち少なくとも1つで使用することができる。
[0045] 1.ステップモードでは、サポート構造MTおよび基板テーブルWTを本質的に静止したままにしながら、放射ビームBに付与されたパターン全体がターゲット部分C上に一度に投影される(すなわち単一静的露光)。次に、基板テーブルWTは、異なるターゲット部分Cを露光することができるようにXおよび/またはY方向に移動される。ステップモードでは、露光フィールドの最大サイズは、単一静的露光で結像されたターゲット部分Cのサイズを制限する。
[0046] 2.スキャンモードでは、サポート構造MTと基板テーブルWTとが同期してスキャンされるとともに、放射ビームBに付与されたパターンがターゲット部分C上に投影される(すなわち単一動的露光)。サポート構造MTに対する基板テーブルWTの速度および方向は、投影システムPSの拡大(縮小)および像反転特性によって決定することができる。スキャンモードでは、露光フィールドの最大サイズが単一動的露光におけるターゲット部分Cの(非スキャン方向の)幅を制限するのに対して、スキャン運動の長さがターゲット部分Cの(スキャン方向の)高さを決定する。
[0047] 3.別のモードでは、サポート構造MTは本質的に静止したままでプログラマブルパターニングデバイスを保持し、基板テーブルWTが移動またはスキャンされるとともに、放射ビームBに付与されたパターンがターゲット部分C上に投影される。このモードでは、一般に、パルス放射源が使用され、基板テーブルWTの各移動の後、またはスキャン中の連続する放射パルス間に、必要に応じてプログラマブルパターニングデバイスが更新される。この操作モードは、上述したタイプのプログラマブルミラーアレイなどのプログラマブルパターニングデバイスを利用するマスクレスリソグラフィに容易に適用することができる。
[0048] 前述の使用モードまたはまったく異なる使用モードの組合せおよび/または変形形態もまた用いることができる。
[0049] 投影システムPSの最終エレメントと基板Wの間に液体を供給するための構成は、いくつかの種類に分類することができる。第1の種類は、基板Wの全体と、任意選択により基板テーブルWTの一部とが液体の槽に浸漬される槽タイプの構成である。別の種類は、いわゆる局部浸漬システムであり、このシステムは、液体が基板の局部領域にだけ供給される液体供給システムを使用する。液体で充填される空間は、基板の上面よりも平面視で小さく、液体で充填される領域は、その領域の下を基板Wが移動する間、投影システムPSに対して実質的に静止したままである。別の種類は、液体が閉じ込められないオールウェット解決策である。この構成では、基板上面のほぼ全体、および基板テーブルのすべてまたは一部が液浸液で覆われる。少なくとも基板を覆う液体の深度は小さい。液体は、基板上の液体の、薄膜などの膜とすることができる。図2〜5の液体供給デバイスのどれでもそのようなシステムに使用できるが、封止フィーチャが存在しないか、活動化されないか、通常ほど能率的ではないか、さもなければ局部領域だけに液体を封止するには効果的ではない。4つの異なる種類の局部液体供給システムが図2〜5に示されている。図2〜4に開示された液体供給システムを上記で説明した。
[0050]
[0051] 図5は、流体閉じ込め構造体12、IHを有する局部液体供給システムを概略的に示す。流体閉じ込め構造体12は、投影システムPSの最終エレメントと基板テーブルWTまたは基板Wとの間の空間11の境界の少なくとも一部分に沿って延びる。(以下の文での基板Wの表面についての言及はまた、別に言明されない限り、基板テーブルWTの表面に加えて、またはそれに代えて言及することに留意されたい。)流体閉じ込め構造体12は、XY面では投影システムPSに対して実質的に静止しているが、Z方向(光軸の方向)にはいくらかの相対的移動がありうる。一実施形態では、シールが流体閉じ込め構造体12と基板Wの表面の間に形成され、このシールは、流体シール、望ましくはガスシールなどの非接触シールとすることができる。このようなシステムは、米国特許出願公開第2004−0207824号に開示されている。
[0052] 流体閉じ込め構造体12は、投影システムPSの最終エレメントと基板Wとの間の空間11内に、少なくとも部分的に液体を封じ込める。基板Wに対するガスシール16などの非接触シールは、液体が基板Wの表面と投影システムPSの最終エレメントとの間の空間11の中に閉じ込められるように、投影システムPSのイメージフィールドの周囲に形成することができる。空間11は、投影システムPSの最終エレメントの下および周囲に配置された流体閉じ込め構造体12によって少なくとも部分的に形成される。液体が、投影システムPSの下で流体閉じ込め構造体12内部の、空間11の中に液体入口13から入れられる。この液体は、液体出口13から非除することができる。液体閉じ込め構造体12は、投影システムPSの最終エレメントの少し上に延びることができる。液体レベルは最終エレメントの上に上昇し、その結果、液体のバッファが形成されるようになる。一実施形態では、流体閉じ込め構造体12は、その上端で投影システムPSまたはその最終エレメントの形状とよく一致する内側周辺部を有し、これは例えば円形とすることができる。底部では、内側周辺部はイメージフィールドの形状、例えば長方形とよく一致するが、実状がこうである必要はない。
[0053] 一実施形態では、液体は、使用時に流体閉じ込め構造体12の底面と基板Wの表面との間に形成されるガスシール16によって、空間11内に封じ込められる。ガスシール16は、例えば空気または合成空気によって、ただし一実施形態ではNによって、あるいは他では不活性ガスであるガスによって形成される。ガスシール16内のガスは圧力を受け、入口15を経由して流体閉じ込め構造体12と基板Wの間のギャップに供給される。ガスは出口14を経由して抽出される。ガス入口15にかかる過圧力、出口14の真空レベル、およびギャップの形状は、液体を閉じ込める高速ガス流が内向きにあるように構成される。流体閉じ込め構造体12と基板Wの間の液体にかかるガスの力で液体を空間11内に封じ込める。入口/出口は、空間11を取り囲む環状の溝とすることができる。環状の溝は、連続していても断続していてもよい。ガスの流れは液体を空間11内に封じ込めるのに効果的である。このようなシステムは、米国特許出願公開第2004−0207824号に開示されている。
[0054] 他の構成も実現可能であり、以下の説明から明らかになるように、本発明の一実施形態は、任意のタイプの液体供給システムと共に用いることができ、あるいはそのシステムの一部とすることができる。
[0055] 図6は、液体供給システムの一部である液体閉じ込め構造体12の一実施形態を示す。液体閉じ込め構造体12は、投影システムPSの最終エレメントの周辺部のまわり(例えば周縁)に延びる。
[0056] 空間11を画定する面の複数の開口20が、空間11に液体を供給する。液体は、空間11に入る前に、側壁28、22それぞれの開口29、20を通過する。
[0057] 液体閉じ込め構造体12の底面と基板Wの間にシールが設けられる。図6では、シールデバイスが、非接触シールを形成するように構成されて、いくつかのコンポーネントで作り上げられる。投影システムPSの光軸から半径方向外側に(任意選択の)流れ制御板50が設けられ、この流れ制御板は空間11の中に延び(ただし投影ビームの経路の中には延びない)、出口20から出て空間11を横切る液浸液の実質的に並行な流れを維持することを助ける。流れ制御板50は、投影システムPSおよび/または基板Wに対して流体閉じ込め構造体12が光軸方向に移動することに対する抵抗を低減するために、その中に貫通孔55を有する。
[0058] 流体閉じ込め構造体12の底面上の流れ制御板50の半径方向外側に、液体閉じ込め構造体12と基板Wおよび/または基板テーブルWTとの間から液体を抽出するための抽出器アセンブリ70がありうる。抽出器アセンブリ70は、単相または複相の抽出器として動作することができる。
[0059] 抽出器アセンブリ70の半径方向外側に凹部80がありうる。凹部80は、入口82を通して大気と接続される。凹部80は、放出孔84を介して低圧源に接続される。凹部80の半径方向外側にガスナイフ90がありうる。抽出器アセンブリ、凹部およびガスナイフからなる構成は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2006/0158627号に詳細に開示されている。
[0060] 抽出器アセンブリ70は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2006−0038968号に開示されているものなどの、液体排除デバイスまたは抽出器または入口を含む。一実施形態では、液体排除デバイス70は入口を含み、この入口は、液体をガスから分離して単一の液相液体抽出を可能にするために使用される多孔質材料75で覆われる。チャンバ78内の減圧力は、多孔質材料75の孔の中に形成されるメニスカスが、液体排除デバイス70のチャンバ78の中に大気ガスが引き込まれることを防ぐように選択される。しかし、多孔質材料75の表面が液体と接触する場合には流れを制限するメニスカスがなく、その液体は、液体排除デバイス70のチャンバ78の中に自由に流れ込むことができる。多孔質材料75の表面は、流体閉じ込め構造体12に沿って半径方向内側に(ならびに空間11のまわりに)延びる。多孔質材料75の表面を通した抽出の速度は、多孔質材料75がどれだけ液体で覆われるかによって変わる。
[0061] 多孔質材料75は多数の小さな孔を有し、それぞれが寸法、例えば幅が5〜50mmの範囲の直径dholeなどである。多孔質材料75は、液体が排除されるべき表面、例えば基板Wの表面の上方に50〜300mmの範囲の高さに維持することができる。一実施形態では、多孔質材料75は、少なくともわずかに親液性であり、すなわち、液浸液、例えば水との動的接触角が90°未満、望ましくは85°未満、または望ましくは80°未満である。
[0062] 図6には具体的に示されていないが、液体供給システムは、液の高さの変動に対処するための構成を有する。これにより、投影システムPSと液体閉じ込め構造体12の間に蓄積する液体を処理することができ、液体がこぼれないようになる。この液体を処理する1つの方法は、親液性(例えば親水性)の被覆を設けることである。この被覆は、液体閉じ込め構造体12の上面まわりにその開口を取り囲んで、および/または投影システムPSの最終光学エレメントのまわりに、バンドを形成することができる。被覆は、投影システムPSの光軸の半径方向外側に向かうものとすることができる。親液性(例えば親水性)被覆は、液浸液を空間11内に保持することを助ける。
[0063] 液浸リソグラフィ装置では、基板は通常、基板テーブル内の凹部の中に配置される。基板の幅(例えば直径)のばらつきに対応するために、凹部は通常、基板の予想最大サイズよりも少し大きく作られる。したがって、基板の縁部と基板テーブルの間にギャップが存在する。液体を供給するためのすべての構成に関し、基板と基板テーブルの間のギャップの処置についての問題がありうる。これは、液体がこのギャップに入りうることによる。液体が基板の下に出ないようにギャップから液体を排除することが望ましい。ギャップからガスの泡が液浸液に入らないようにすることもまた望ましい。この目的で、基板の縁部と基板テーブルの間のギャップの下に入口を設けることができる。この入口は、液体および/またはガスをギャップから排除できるように減圧源に接続される。
[0064] 図7は、基板テーブルWTと、基板テーブルWTの基板支持領域上に支持されている基板Wとを通る概略断面図である。ギャップ5が基板Wの縁部と基板テーブルWTの縁部との間に存在する。ギャップ5は、結像時に基板Wが中に配置される凹部の外側領域または縁部にある。局部領域液体供給システムを使用する液浸リソグラフィ機では、基板Wの縁部の像が形成されるとき(あるいは前述のように、基板Wが投影システムPSの下で最初に移動するときなど他のときに)、ギャップ5は、例えば液体供給システム12からの液体で充填された空間11の下を通過する。その結果、液体が空間11からギャップ5に入ることになりうる。他の液体供給システムでは、液体がギャップ5にいつでも入ることができる。
[0065] ギャップ5に入る液体を処置するために、少なくとも1つの配水路10、17を基板Wの縁部に設けて、ギャップ5に入る液体があれば排除することができる。図7の実施形態では、2つの排水路10、17が示されているが、排水路が1つだけあることも、あるいは2つより多い排水路があることもある。排水路10、17は、例えば、基板Wの周辺部全体が取り囲まれるように環状である。
[0066] 第1の排水路10の主要な機能は、ガスの泡が液体供給システム12の液体11に入らないようにすることである。このような泡があると、基板Wの結像に有害な影響を及ぼすおそれがある。ピンプル(pimple)テーブル30の下に第2の排水路17を設けると、ギャップ5から基板Wの下にまで到達する液体により起こりうる問題が軽減され、あるいはなくなる。基板Wの下の液体は、例えば、基板の結像後に基板テーブルWTから基板Wを効率的に解放することを妨げ、かつ/または基板のゆがみを引き起こしうる。従来と同様に、基板Wは、複数の突起32を備えるピンプルテーブル30によって保持される。基板Wと基板テーブルWTの間でピンプルテーブル30によって加えられる減圧力により、基板Wが所定の位置に堅固に保持されることが保証される。しかし、液体が基板Wとピンプルテーブル30の間に入ると、このことが、特に基板Wを取り出すときに問題になりうる。
[0067] 第1の排水路10は、出口142を介して減圧源に接続され、この減圧源は、第1の排水路10に入る液体を効果的に排除する。減圧源は、基板テーブルWTの上のギャップ5の外側からガスを第1の排水路10を通して引き込み、出口142を通して引き出すのに効果的である。液体がギャップ5に入る可能性がある場合に、出口142を減圧源に接続するためだけの措置を取ることができる。
[0068] 一般に第1の排水路10は、チャンバ140をギャップ5と流体連通にする入口110を備える。チャンバ140は、例えば環状にすることができる。出口(1つまたは複数)142は、チャンバ140と流体連通している。チャンバ140は、圧力変動を抑制し、それによって振動を低減するのを助けるのに有用である。ガスおよび/または液体が入口110(連続溝でも複数の個別貫通孔でもよい)を通して引き込まれると、ギャップ5に入った液体が蒸発することになりうる。液体が蒸発すると、局部冷却することになる。局部冷却は、周囲の基板テーブルWTの機械的収縮を招く可能性があり、ひいてはオーバーレイエラーになるおそれがある。
[0069] 第2の排出路17は、減圧(例えば0.6バール)された出口95を備え、この圧力は、ピンプルテーブル30の減圧力(例えば0.5バール)よりも少し大きい。これは、ピンプルテーブル30ならびにギャップ5から出口95へのガスの流れがあることを保証する助けになる。一代替実施形態では、第2の排出路17を過圧力に保持することができる。この場合には、出口95から出てギャップ5に向かうガスの流れがある。これを毛管圧力と併せて用いて、ピンプルテーブル30と基板Wの間に入る液浸液を低減または阻止することができる。
[0070] 図から分かるように、2つの突起91および92が基板Wの下に設けられている。半径方向外側の突起91は、いわゆる「ウェットシール」であり、それと基板Wの底面との間を液浸液が通過する可能性が高い。半径方向内側の突起92は、「ドライシール」であり、それと基板Wとの間には実質的にガスだけが通過する可能性が高い。
[0071] 2つの突起91、92の間に、チャンバ94に通じているチャネル93がある。チャンバ94は、減圧源に接続された出口95と流体連通している。この第2の排出路17および第1の排水路10についてのさらなる詳細は、米国特許出願公開第2008−0297744号に見出すことができる。
[0072] 上記で論じたように、加熱負荷または冷却負荷は、リソグラフィ装置の一部分の温度安定性に有害な影響を及ぼすおそれがある。このような加熱負荷または冷却負荷は、これが一部分(例えば、基板テーブルまたは液体閉じ込め構造体)の熱膨張/収縮を招き、それによってエラー(例えばオーバーレイエラー)が起こりうることになるので、望ましくない。冷却負荷は、液体の望ましくない蒸発により生じうる。このような蒸発は、例えば、液体閉じ込め構造体を通すガス排除により、あるいは基板と基板テーブルの間のギャップを通すガス排除により起こりうる。したがって、熱伝達アセンブリを設けてリソグラフィ装置の一部分の温度を制御することができる。
[0073] 図8、9および10は、本発明の一実施形態による熱伝達アセンブリ500を示す。一実施形態では、熱伝達アセンブリ500は、リソグラフィ装置(図1に示す)の少なくとも一部分を加熱するように構成される。熱伝達アセンブリ500は、プリント回路基板502および複数の熱伝達エレメント504を含む。プリント回路基板502および複数の熱伝達エレメント504は、リソグラフィ装置(図1に示す)の同じ部分に取り付けられるように構成される。言い換えると、複数の熱伝達エレメント504は、リソグラフィ装置(図1に示す)の、プリント回路基板502が取り付けられる部分に取り付けられるように構成される。複数の熱伝達エレメント504は、プリント回路基板502と別個であるが電気的には結合されている。言い換えると、複数の熱伝達エレメント504は、プリント回路基板502とは一体化して形成されていない。図8では、3つの熱伝達エレメント504が符号表示されているが、6つの熱伝達エレメント504が示されている。任意の数の熱伝達エレメント504を設けることができる。
[0074] 図示の実施形態では、図8に示されるように、リソグラフィ装置の一部分は、基板テーブル506である。しかし、熱伝達アセンブリ500は、熱制御を必要とするリソグラフィ装置のいかなる部分にも取り付けできることが企図されており、例えば、液浸液を中に閉じ込め、投影システムPL(図1に示す)の最終エレメントと基板W(図1に示す)の間の空間に液浸液を供給し、かつ/またはそこから液浸液を排除する液体閉じ込め構造体の一部分、閉鎖構造体(すなわち、基板テーブルが、液体閉じ込め構造体から遠くに移動され、基板テーブルから分離した、液体閉じ込め構造体の下に移動可能なテーブルを含みうる場合、あるいは基板テーブルが、別の基板テーブルの所定の位置の液体閉じ込め構造体の下で1つの基板テーブルが移動できるように2つ以上の基板テーブルの間に配置された、または配置可能な交換ブリッジを含みうる場合に、隣接する液体を液体閉じ込め構造体内に封じ込めるために使用される面)、リソグラフィ装置内のセンサ、あるいは熱伝達制御を用いることができるリソグラフィ装置の他の任意のコンポーネントに取り付けできることが企図されている。
[0075] 一実施形態では、図8に示されるように、基板テーブル506は、上向き対向面508および下向き対向面510を含む。一実施形態では、上向き対向面508は、基板テーブル506上に基板W(図1に示す)を支持するように構築され配置された基板支持領域508の形をしている。下向き対向面510は、プリント回路基板502の内側面512と係合するように構築され配置されている。言い換えると、プリント回路基板502は、基板支持領域508の反対側にある基板テーブル506の面510に取り付けられる。したがって、実際には、図8の加熱アセンブリ、および基板テーブル506は通常、典型的な使い方では裏返される。
[0076] 一実施形態では、図8に示されるように、基板テーブル506は一般に複数の貫通孔548を含むことができ、この貫通孔は、そこにピン(図示せず)を通すことができて基板テーブル506の基板支持領域508から基板Wを分離できるようにし、かつ/または使用の際に基板支持領域508上に支持される基板に減圧力を加えられるようにして、その領域508上に基板を保持する。
[0077] 一実施形態では、図10に示されるように、プリント回路基板502は、中央に開口536が配置されたリング形部分534を含むことができる。一実施形態では、プリント回路基板502はフレキシブルプリント回路基板とすることができる。プリント回路基板502は、複数の取付け部材516を含むことができ、これらは、プリント回路基板502の内側面512(図8に示す)を基板テーブル506の下向き対向面510に取り付けるように構築され配置される。図示の実施形態では、図8および図10に1つだけ例が示されているように、複数の取付け部材516には、プリント回路基板502に沿って均等に分布して全体に配置された18個の取付け部材516を含むことができる。しかし、プリント回路基板502に沿って全体に配置された取付け部材516の数は、合計で変わりうる。
[0078] 図示の実施形態では、図9に示されたように、取付け部材516は取付け部518を含む。取付け部518は、プリント回路基板502を基板テーブル506(図8に示す)に取り付けるために、基板テーブル506の下向き対向面510(図8に示す)に配置された係合部材(図示せず)と係合するように構築され配置される。
[0079] 一実施形態では、図8および図10に示されるように、プリント回路基板502は、複数の切取り領域524を含むことができ、これらは、プリント回路基板502を基板テーブル506に整合させ取り付けるために、基板テーブル506の下向き対向面510上に配置された複数の突出部材526と係合するように構築され配置される。図示の実施形態では、図8および図10に1つだけ例が示されているように、複数の切取り領域524は2つの切取り領域524を含むことができ、複数の突出部材526は2つの突出部材526を含むことができる。しかし、プリント回路基板502上の全体に配置される切取り領域524の数、および基板テーブル506上の全体に配置される突出部材526の数は、合計で変わりうる。図示の実施形態では、切取り領域524は一般に半円形の構成を有することができ、突出部材526は一般に円形の構成を有することができる。しかし、この実施形態は、実現できる様々なタイプの突出部材および切取り領域の形状、構成および/または構造のうちの1つの例にすぎないことを理解されたい。
[0080] 一実施形態では、図8および図10に示されるように、プリント回路基板502は、プリント回路基板502および複数の熱伝達エレメント504に電力を供給するように構築され配置された電源端子544を含むことができる。一実施形態では、電源端子544は、可撓(または曲げることができる)延長部材546を用いてプリント回路基板502のリング形部分534に接続される。
[0081] 一実施形態では、図10に示されるように、プリント回路基板502は延長部分532を含み、この延長部分は、プリント回路基板502にいくらかのたるみを与えて、プリント回路基板502のリング型部分534の熱膨張および/または熱収縮しやすくするように構築され配置される。一実施形態では、たるみの量は、プリント回路基板502の材料の熱膨張係数、および/またはプリント回路基板502のリング型部分534の半径に基づいて決定することができる。
[0082] 図示の実施形態では、図8および図10に、単なる1つの例として示されるように、熱伝達アセンブリ500の複数の熱伝達エレメント504には、基板支持領域508の縁部514をほぼ取り囲んで延びるように配置された6つの熱伝達エレメント504A〜Fを含むことができる。しかし、基板支持領域508の縁部514をほぼ取り囲んで延びるように配置された熱伝達エレメント504の数は、合計で変わりうる。一実施形態では、複数の熱伝達エレメント504のそれぞれが、円弧形の構成を含むことができる。しかし、この実施形態は、実現できる様々なタイプの熱伝達エレメントの形状、構成および/または構造のうちの1つの例にすぎないことを理解されたい。一実施形態では、熱伝達エレメント504は、熱を発生するように構築され配置された加熱抵抗を含むことができ、熱伝達エレメントによって発生される熱量は、加熱抵抗に供給される電力量に基づく。一実施形態では、熱伝達エレメント504は、ペルチェエレメントなど、冷却をもたらすように構築され配置された冷却デバイスとすることができる。
[0083] 図10、11および12に示されるように、熱伝達エレメント504は、第1の部材550および第2の部材552を含むことができる。図示の実施形態では、図10〜12に示されるように、第1の部材550および第2の部材552が同じ面内にある場合、第2の部材552は一般に第1の部材550から延び、それと直角をなす。図示の実施形態では、第1の部材550は、概して形状が長方形であり、第2の部材552は、概してT字形またはI字形の構成を含むことができる。一実施形態では、第1の部材550と第2の部材552は一体化しており、すなわち単一片の材料から形成されている。一実施形態では、第1の部材550は第1の接続部分554を含むことができ、第1の接続部分554は、第2の部材552の第2の接続部分556と接続するように構築され配置されて、第1の部材550を第2の部材552と接続する。第1の部材550の第1の接続部分554と、第2の部材552の第2の接続部分556とは、当業者には理解されるように、接着剤接合、接着、溶接、または他の付着方法を用いて互いに付着させることができる。
[0084] 図10〜12に示されるように、一実施形態では、熱伝達エレメント504の第2の部材552が曲げられていない場合、熱伝達エレメント504の第1の部材550および第2の部材552は一般に、プリント回路基板502のリング型部分534と同じ面にありうる。
[0085] 第2の部材552は、熱伝達エレメント504とプリント回路基板502の間の接続を容易にするように構築され配置された第2の係合部材530を含むことができる。第2の部材552は、第2の係合部材530と第2の接続部556の間に配置された可撓(または曲げることができる)部分560を含むことができる。可撓(または曲げることができる)部分560は、第2の部材552の第2の係合部材530が第2の接続部分556の面に概して垂直な面にあるように構築され配置されて曲げられる。
[0086] 一実施形態では、図13に示されるように、第1の係合部材528は、プリント回路基板502と一体化した部分であり、熱伝達エレメント504上に配置された対応する第2の係合部材530(図12および図14に示す)と係合するように構築され配置されて、熱伝達エレメント504をプリント回路基板502と接続する。
[0087] 一実施形態では、複数の熱伝達エレメント504がハンダ付け工程によってプリント回路基板502に結合または接続される。図13〜15に示されるように、第1の係合部材528および第2の係合部材530はそれぞれ、ハンダ場所538および540を含む。ハンダ場所538またはハンダ場所540、あるいは両方は、ハンダ材料で覆うことができる。ハンダ材料を有するハンダ場所538および/または540は、ハンダ材料をリフローするように、かつ第1の係合部材528と第2の係合部材530が重ねて配置された場合に整合するそれぞれのハンダ付け場所の間にハンダ接合部542を生成するように構築され配置される。したがって、各ハンダ接合部542で、複数の熱伝達エレメント504をプリント回路基板502と電気的および物理的に接続することができる。しかし、この実施形態は、実現できる様々なタイプのハンダ接合部および/または係合部材の形状、構成および/または構造のうちの1つの例にすぎないことを理解されたい。
[0088] 一実施形態では、第1の係合部材528および第2の係合部材530は重ねて配置され、サーモードホットバーリフローハンダ工程を用いて一緒にハンダ付けされ、それによって、必要な場合に除去または再配置できるハンダ接続部が形成される。サーモードホットバーリフローハンダ工程中、第1の係合部材528および第2の係合部材530は重ねて配置され、標準的な信頼性の高いハンダ接続部が得られるように、サーモードホットバーリフローハンダ装置のサーモードホットバーとホットプレートの間に一緒に入れられる。一般に、サーモードホットバーリフローハンダ付け工程には、事前にフラックス塗布されハンダコーティングされた2つのコンポーネント(例えば、第1の係合部材528および第2の係合部材530)をハンダが溶解するように十分な温度まで加熱エレメント(例えばサーモード)で加熱することが含まれる。冷却工程中にコンポーネントが所定の場所にとどまることを保証するために、ハンダ付け工程中に圧力が加えられる。加熱エレメントは、接続ごとに加熱され冷却される。
[0089] 熱伝達エレメント504およびプリント回路基板502をモジュール化することによって、熱伝達アセンブリ500のコンポーネント(すなわち、プリント回路基板502および熱伝達エレメント504)は簡単に組み立てることができる。複数の熱伝達エレメント504は、代替または追加の取付け工程、例えば、積層化工程、溶接工程、導電接着工程、またはワイヤボンディング工程によって、プリント回路基板502に結合または接続することができる。一実施形態では、プリント回路基板502と熱伝達エレメント504の間の接続を容易にするために、ゼロ挿入力(ZIF)型コネクタ、フレキシブルプリント回路(FPC)型コネクタ、またはフレキシブルフラットケーブル(FFC)型コネクタを使用することができる。一実施形態では、プリント回路基板502と熱伝達エレメント504の間の接続を容易にするために、異方性導電フィルム(ACF)を使用することができる。
[0090] 一実施形態では、複数の熱伝達エレメント504のうちの少なくとも1つが、外せるようにしてプリント回路基板502に接続される。したがって、熱伝達アセンブリ500の2つのコンポーネントのうちの1つ(すなわち、プリント回路基板502または熱伝達エレメント504)が破損した場合、熱伝達アセンブリ500のモジュラー設計により、熱伝達アセンブリ500の両方のコンポーネント(すなわち、熱伝達エレメント504およびプリント回路基板502)を取り替え変えなくても、熱伝達アセンブリ500の破損したコンポーネントだけを容易に取替えることが可能になる。
[0091] さらに、モジュラー設計により、プリント回路基板502のアップグレードを簡単にすることができ(すなわち、熱伝達エレメント504を破損させる、または取り替えることがない)、かつ/または熱伝達エレメント504のアップグレードを簡単にすることができる(すなわち、プリント回路基板502を破損させる、または取り替えることがない)。これにより、プリント回路基板のアップグレード、熱伝達エレメントのアップグレード、および修繕あるいは古い機械または基板テーブルモジュールをオーバホールすることが簡単になる。
[0092] 熱伝達アセンブリ500のモジュラー設計では、複数または異なる供給業者で別々のコンポーネントを製造する可能性により、またより簡単で標準的な製造技術をより高い歩留まりで用いる可能性により、熱伝達アセンブリ500のコンポーネント(熱伝達エレメント504およびプリント回路基板502)のコストを低減することができる。言い換えると、熱伝達アセンブリ500のモジュラー設計により、熱伝達エレメント504を1つまたは複数の熱伝達エレメント製造業者でその技術/工程を用いて製造すること、プリント回路基板502を1つまたは複数のプリント回路基板製造業者でその工程/技術を用いて製造すること、および熱伝達アセンブリ500を1つまたは複数のプリント回路組立て業者で組み立てることが可能になる。必要に応じて、フレキシブルプリント回路基板502および熱伝達エレメント504は、改善または変更することが簡単に低コストでできる。したがって、熱伝達アセンブリ500のモジュラー設計では、標準的な技術を用いることによって熱伝達アセンブリ500の全体設計の改善を簡単にし、それによって、熱伝達アセンブリ500の歩留まりおよび信頼性を改善することができる。
[0093] 熱伝達アセンブリ500のモジュラー設計により、熱伝達アセンブリ500のコンポーネント(熱伝達エレメント504およびプリント回路基板502)を別々に検査することが可能になり、それによって、より厳しい製造公差(より高精度)およびよりよい診断/問題解決が可能になる。
[0094] 複数の熱伝達エレメント504のうちの少なくとも1つを基板支持領域508の縁部514のまわりにプリント回路基板502と分けて並べるように、複数の熱伝達エレメント504のうちの少なくとも1つは、プリント回路基板502と分けて移動可能である。
[0095] 一実施形態では、熱伝達アセンブリ500を製造する方法が提供される。この方法は、プリント回路基板502を用意するステップと、プリント回路基板502と分かれた複数の熱伝達エレメント504を用意するステップと、複数の熱伝達エレメント504をプリント回路基板502と相互接続するステップとを含む。プリント回路基板502は、装置の少なくとも一部分に取り付けられるように構成され、複数の熱伝達エレメント504は、装置のその一部分に取り付けられるように構成される。一実施形態では、この装置はリソグラフィ装置(図1に示す)とすることができる。
[0096] 一実施形態では、熱伝達エレメントの位置は、それが取り付けられる部位の設計に従って選択される。例えば、その部位の特定の一部分では、その部位の他の部分よりも高い熱伝達負荷がかかりうる。例えば、基板テーブルまたは液体閉じ込め構造体の入口は、その部位の他の部分よりも大きい局部冷却を受ける可能性がある。別の例として、基板の縁部に隣接する基板テーブルの一部分は、その縁部が液浸リソグラフィ液体ハンドリングシステムの局部液体空間の下を通る場合には、より大きい局部冷却を受ける可能性がある。上記その他の場合で、少なくとも1つの熱伝達エレメントを該当する領域(例えば入口、または基板の縁部に近い基板テーブル部分)に近接して、他のところに存在する別の熱伝達エレメントも任意選択により伴って、配置することができる。
[0097] 一実施形態では、熱伝達アセンブリ500は、1つまたは複数のセンサを含むことができる。一実施形態では、このセンサは、プリント回路基板502と一体化させることができる。一実施形態では、センサは、熱伝達エレメント504と同様に、または熱伝達エレメント504の一部として、プリント基板502に別個に取り付けることができる。別個に取付け可能なセンサにより、センサのアップグレードまたは取替えが、プリント回路基板502の取替えを伴うことなく容易になる。
[0098] 一実施形態では、センサは温度センサを含む。この温度センサは点センサとすることもできる。その場合、1つの熱伝達エレメントあたり複数の温度センサが必要になる可能性が高い。熱伝達エレメントのどんな特定の構成でも、その熱応答は、1つの熱伝達エレメントあたり1つだけの温度センサではなく3つの温度センサからの信号によってその応答が制御されるならば、よりよくなりうる。各センサの平均値が採用されるべきである。センサは、並列または直列に接続することができる。一実施形態では、温度センサはリボンセンサとすることもでき、これはその本質によって、ある領域にわたり温度を平均する。センサは、例えば図9に示されるように、取付け部分518の表面522に装着される負温度係数(NTC)センサ520とすることもできる。
[0099] 一実施形態では、コントローラが設けられる。このコントローラは、測定温度を所与の設定点に維持しようとする。その応答が早いほど、期待できる性能はよくなる。熱時定数が急速であるほど、熱負荷が加わることによって生じる正味の最大温度変化が小さくなる。コントローラは、1つまたは複数のセンサからのフィードバックに基づいて熱伝達エレメントを制御することができる。フィードフォワード制御が、例えば、液体ハンドリングシステムの相対位置に基づいて実現可能である。
[00100] 本発明の一実施形態を液浸リソグラフィ装置に関して上記で説明してきたが、必ずしも実状がこうである必要はない。他のタイプの装置では、不均一な冷却(または加熱)をこうむることがある。例えば、超紫外線(EUV)放射リソグラフィ装置では、投影ビームが当たることによる加熱が起こりうる。これは、基板テーブルなど装置の一部分に局部加熱をもたらしうる。その一部分に、通常の動作条件での望ましい温度に対して小さな負の温度オフセットが与えられた場合、熱伝達エレメントをオフに切り替えることによって局部冷却負荷をかけることができる。別法として、または加えて、例えば熱伝達エレメントのペルチェエレメントを使用して熱伝達エレメントを冷却することもできる。したがって、理解されるように、本発明の一実施形態は、リソグラフィ装置であろうとなかろうと、どんなタイプの装置でも実施することができる。
[00101] 熱伝達エレメントは、関連する任意の場所に配置することができる。例えば、基板テーブルの場合、熱伝達エレメントは、基板テーブルの基板支持領域の中心からそれぞれ異なる半径方向距離のところに配置することができる。
[00102] 図16は、基板テーブルWTとの関連で、熱伝達アセンブリ500の応用例を示す。図16は、基板テーブルWTの基板支持領域の平面図である。図示のように、入口110がチャンバ140をギャップ5(図7に示す)と流体連通にする。熱伝達流体用の中央チャネル200が設けられている。中央チャネル200は、基板Wの一部分の下の経路に続く。基板チャネル200の経路は、加熱流体をチャネル200中に通すことによって均一な加熱を施すことができるようになっている。チャネル200に入る熱伝達流体の温度は、第1の温度センサ210によって検出される。チャネル200を出る熱伝達流体の温度は、第2の温度センサ220によって検出される。第3の温度センサ230をチャネル200内に設けて、局部的な箇所の温度を検出することができる。温度センサ210、220、230からのデータをコントローラに供給することができ、このコントローラは、ヒータ240を使用して熱伝達流体の温度を制御することができる。ヒータ240は熱伝達流体を、熱伝達流体がチャネル200に入る前に加熱するために使用される。
[00103] 第1の排水路10(図7に示す)によって起こりうる過剰な冷却に対処するために、熱伝達アセンブリ500の一実施形態では、加熱エレメント250を設けることができる。加熱エレメント250は、単一の加熱エレメントであり、入口110に隣接し、入口110の周辺部(例えば周囲)を取り囲んで延びる。
[00104] 加熱エレメント250は、図7に示されるチャンバ140の下、またはチャンバ140の両側に配置することができる。加熱エレメント250には他の適切な位置もありうる。
[00105] 第4の温度センサ260が設けられる。第4の温度センサ260は、入口110の近傍に設けられる。コントローラが、第4の温度センサ260から得られた情報を用いて、加熱エレメント250に加えられる電力を制御することができる。
[00106] 図17は、基板テーブルWTとの関連で、熱伝達アセンブリ500の別の応用例を示す。図17は、図16と同様に基板支持領域を平面図で示す。複数の熱伝達エレメント310、322、324、330、342、344、350、360(熱伝達エレメント504と同様)が入口110に隣接して設けられる。複数の熱伝達エレメント310、322、324、330、342、344、350、360のうちの少なくとも2つが、基板支持領域の縁部の別々のセグメントに沿って配置される。すなわち、入口110の周辺部がセグメント化され、それぞれのセグメントが、それに付随する少なくとも1つの熱伝達エレメント310、322、324、330、342、344、350、360を有する。一実施形態では、入口110の周辺部は、6つの区域またはセグメントに分割されている。各区域またはセグメントは、少なくとも1つの熱伝達エレメント310、322、324、330、342、344、350、360を備える。説明が目的の図17では、各区域は、熱伝達エレメント310、322、324、330、342、344、350、360のそれぞれ異なる組合せを備える。しかし、熱伝達エレメントの任意の組合せを使用することができ、実のところ区域のすべてが同じ熱伝達エレメント構成を有することもでき、あるいは区域のいくつかだけが同じ熱伝達エレメント構成を有することもできることを理解されたい。
[00107] 第1のセグメント91には、単一の熱伝達エレメント310だけが存在する。単一の熱伝達エレメント310は、セグメント91の全長に沿って延びる。第2のセグメント92には、3つの熱伝達エレメント322、324が示されている。熱伝達エレメント322、324は同じ長さであり、合わさってセグメント92の全長に沿って延びる。
[00108] 第3のセグメント93には、2つの熱伝達エレメント330が設けられている。これらの熱伝達エレメント330は、短い熱伝達エレメントであり、合わさっても第3のセグメント93の全長に及ばない。
[00109] 熱伝達エレメントの電力は、可能性のある熱負荷の冷却電力に厳密に適合するように選ばれる。この結果、予測されなかった熱負荷に対応するための別の熱伝達エレメントが必要になりうる。第4のセグメント94では、熱伝達エレメント342がセグメント94の全長に及ぶ。別の熱伝達エレメント344が設けられ、これはセグメント94の小部分だけに及ぶ。これは、例えば、使用時に、セグメントの特定の部分での局部冷却が他の部分での局部冷却よりも頻繁に起こることが分かっている場合に有用になりうる。2つの熱伝達エレメント342、344は、基板テーブル内の別々の位置に設けることができる。図17の熱伝達エレメントの位置は、加熱エレメント250の位置と同じとすることもできる。すなわち、これらは、第1の排水路10の下、またはその両側、または他の場所に配置することもできる。 図17の第4のセグメント94内など、部分的に重なる2つの熱伝達エレメントの場合では、一方の熱伝達エレメントはチャンバ140の右側に設け、他方の熱伝達エレメントは第1の排水路10の下、またはチャンバ140の左側に設けることもできる。
[00110] 図17では、第5のセグメント95は単一の熱伝達エレメント350を有し、熱伝達エレメント350は、セグメント95の全長に沿っては延びない。第6のセグメント96では、2つの熱伝達エレメント360が存在し、これらは、第3のセグメント93の場合に反して、セグメント96の全長に沿って延びる。
[00111] 理解されるように、各熱伝達エレメントは、一群として、隣り合う熱伝達エレメントの間にギャップがありうるにしても、基板支持領域の縁部をほぼ取り囲んで延びる。少なくとも2つの熱伝達エレメントを非並行とすることができ、こうすることは、基板支持領域の縁部の向かい合う側の一部分だけが、付随する熱伝達エレメントを有することのないように保証する助けになる(例えば、米国特許第7,304,715号の並行ヒータの配置と同様に)。
[00112] 熱伝達エレメントのそれぞれは、それが付随する基板支持領域の縁の部分に平面視で厳密に一致するように形づくられる。すなわち、熱伝達エレメントは、平面視でまっすぐではなく湾曲している。熱伝達エレメントのそれぞれは、図17に示されるように、周辺の方に細長くするだけでなく、垂直または水平の方向に細長くすることができる。任意の水平熱伝達エレメントと垂直熱伝達エレメントの組合せ、および/または任意の数の熱伝達エレメント(1つまたは複数)、および/または任意の場所を各セグメントにおいて用いることができる。
[00113] 一実施形態では、複数の熱伝達エレメントが、複数の熱伝達エレメントのうちの少なくとも2つが互いに独立して制御可能であるという意味で、独立して制御可能である。しかし、同じセグメント内の2つの熱伝達エレメントが同調して制御される場合もある。例えば、図17の第3のセグメント93および第6のセグメント96において、熱伝達エレメント330、360を同じように制御することができる。
[00114] 一実施形態では、熱伝達エレメントの制御は、セグメント内に配置された温度センサの結果に基づいて行われる。図17から分かるように、各セグメントは、第1のセグメント91に示されるように、単一のセンサ410を備えることができる。別法として、または加えて、1つのセグメントにつき複数の温度センサを設けることもできる。このような例の1つが第2のセグメント92に示されており、セグメント92の長手方向に沿って配置された3つの温度センサ420がある。
[00115] 独立して制御可能な複数の熱伝達エレメントを設けることによって、局部領域液体供給システムが使用される場合にありそうな局部熱変動に対応することが可能である。すなわち、入口110が局部液体供給システムの下を通る場合、冷却は、液体で覆われた領域の下を通る入口110の長手方向に沿ってだけ起こる可能性が高い。図17のシステムでは、その領域だけを加熱し、そうして基板テーブルWTをより一定の温度に維持し、それによってオーバーレイエラーを低減することが可能である。熱伝達エレメントをセグメントの群として設けることによって、局部温度を慎重に制御することが可能である。
[00116] 熱伝達エレメントのそれぞれに加えられる電力を制御するために、コントローラを設けることができる。このコントローラは、各熱伝達エレメント310、322、324、330、342、344、350、360に供給される電力量を1つまたは複数の温度センサから受け取る信号に基づかせることができる。別法として、または加えて、電力は、液体ハンドリングシステムの下の基板テーブルWTの位置に基づいて熱伝達エレメントに加えることもできる。したがって、基板テーブルWTの位置で、特定の位置にある第1の排水路10により熱負荷がかけられている可能性があることが示されるとき、その位置の熱伝達エレメントに通電して補償することができる。コントローラは、コンピュータソフトウェアの形とすることができる。コントローラは、単一セグメントの複数の熱伝達エレメントを一群として制御でき、あるいはこれらの熱伝達エレメントを個々に制御することができる。
[00117] 熱伝達エレメントを入口110のまわりで少なくとも3つのセグメント、望ましくは少なくとも4つ、または少なくとも6つの別々のセグメントに分割すると有利になりうる。セグメントの理想的な数は、液体供給システムが液体を供給する基板テーブルおよび/または基板の上面の局部領域の幅(例えば直径)とリンクする。各セグメントが局部領域の幅(例えば直径)の3分の1以下の長さを有する場合には、温度調節に関して著しい改善を実現することができる。
[00118] 入口110が、入口110の周辺に沿って配置された複数の個別貫通孔を経由して減圧力に接続される場合、熱伝達エレメントが分布するセグメントの数は、個別貫通孔の数の整数倍とすることができる。例えば、3つの個別貫通孔がある場合、セグメントの数は3、または6、または9、または12などとすることができる。
[00119] 一態様では、リソグラフィ装置の少なくとも一部分を温度制御するように構成された熱伝達アセンブリを備えるリソグラフィ装置が提供され、この熱伝達アセンブリは、リソグラフィ装置のその一部分に取り付けられるように構成されたプリント回路基板と、リソグラフィ装置のその一部分に取り付けられるように構成された複数の熱伝達エレメントとを含み、複数の熱伝達エレメントは、プリント基板と別個であるが電気的には結合されている。
[00120] 一実施形態では、リソグラフィ装置の一部分は基板テーブルである。
[00121] 一実施形態では、複数の熱伝達エレメントがハンダ付け工程によってプリント回路基板に接続される。
[00122] 一実施形態では、複数の熱伝達エレメントは、基板テーブルの基板支持領域の縁部をほぼ取り囲んで延びるように配置される。
[00123] 一実施形態では、複数の熱伝達エレメントのうちの少なくとも1つは、基板テーブルの基板支持領域の縁部をほぼ取り囲んで延びる円弧形の構成を含むことができる。
[00124] 一実施形態では、複数の熱伝達エレメントのうちの少なくとも1つは、複数の熱伝達エレメントのうちの少なくとも1つを基板支持領域の縁部まわりにプリント回路基板と別個に並べるように、プリント回路基板と別個に移動可能である。
[00125] 一実施形態では、プリント回路基板は、基板支持領域の向かい合う面に取り付けられる。
[00126] 一実施形態では、複数の熱伝達エレメントのうちの少なくとも1つが、外せるようにしてプリント回路基板に接続される。
[00127] 一実施形態では、プリント回路基板は、複数の熱伝達エレメントをプリント回路基板に接続するために、複数の熱伝達エレメントの第2の係合部材と係合するように構成された第1の係合部材を備える。
[00128] 一実施形態では、熱伝達アセンブリは、リソグラフィ装置の一部分を加熱するように構成される。
[00129] 一態様では、熱伝達アセンブリを製造する方法が提供され、この方法は、装置の少なくとも一部分に取り付けられるように構成されたプリント回路基板を用意するステップと、プリント回路基板と分かれている複数の熱伝達エレメントを用意するステップとを含み、複数の熱伝達エレメントが装置の一部分に取り付けられるように構成され、さらに、複数の熱伝達エレメントのうちの少なくとも一部分をプリント回路基板の少なくとも一部分と相互接続するステップを含む。
[00130] 一実施形態では、相互接続するステップは、ハンダ付け工程を用いて複数の熱伝達エレメントをプリント回路基板に接続するステップを含む。
[00131] 一実施形態では、複数の熱伝達エレメントのうちの少なくとも1つが、外せるようにしてプリント回路基板に接続される。
[00132] 一実施形態では、プリント回路基板は、複数の熱伝達エレメントをプリント回路基板と接続するために、複数の熱伝達エレメントの第2の係合部材と係合するように構成された第1の係合部材を備える。
[00133] 一実施形態では、複数の熱伝達エレメントのうちの少なくとも1つは、複数の熱伝達エレメントのうちの少なくとも1つを装置の一部分の上にプリント回路基板と別個に並べるように、プリント回路基板と別個に移動可能である。
[00134] 一態様では、装置の少なくとも一部分に取り付けられるように構成されたプリント回路基板と、装置のその一部分に取り付けられるように構成された複数の熱伝達エレメントとを備える熱伝達アセンブリが提供され、複数の熱伝達エレメントは、プリント回路基板と別個であるが電気的には結合されている。
[00135] 一実施形態では、複数の熱伝達エレメントは、ハンダ付け工程によってプリント回路基板に接続される。
[00136] 一実施形態では、複数の熱伝達エレメントのうちの少なくとも1つが、外せるようにしてプリント回路基板に接続される。
[00137] 一実施形態では、プリント回路基板は、複数の熱伝達エレメントをプリント回路基板と接続するために、複数の熱伝達エレメントの第2の係合部材と係合するように構成された第1の係合部材を備える。
[00138] 一実施形態では、複数の熱伝達エレメントのうちの少なくとも1つは、複数の熱伝達エレメントのうちの少なくとも1つを装置の一部分の上にプリント回路基板と別個に並べるように、プリント回路基板と別個に移動可能である。
[00139] 一実施形態では、熱伝達アセンブリは、装置の一部分を加熱するように構成される。
[00140] 本明細書では、ICの製造におけるリソグラフィ装置の使用について具体的に言及されることがあるが、本明細書に説明されたリソグラフィ装置が、集積光学システム、磁気ドメインメモリ用の誘導パターンおよび検出パターン、フラットパネルディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッドなどの製造など、他の用途を有し得ることを理解されたい。当業者であれば、そのような代替適用例の文脈では、本明細書で用語「ウェーハ」または「ダイ」が使用されるならば、それぞれ、より一般的な用語「基板」または「ターゲット部分」と同義なものと見なしてよいことは理解されよう。本明細書で言及する基板は、露光前または露光後に、例えばトラック(一般に基板にレジストの層を与え、露光後のレジストを現像するツール)、メトロロジーツールおよび/またはインスペクションツール内で処理されてよい。適用可能であれば、本開示は、そのようなものおよび他の基板処理ツールに適用されてよい。その上、基板は、例えば多層ICを作成するために複数回処理されてよく、そのため、本明細書に用いられる用語の基板は、既に複数の処理層を含む基板も意味してよい。
[00141] 本明細書において使用されている「放射」および「ビーム」という用語には、紫外線(UV)放射(例えば365nm、248nm、193nm、157nmまたは126nmの波長を有する放射またはその近辺の波長を有する放射)を含むあらゆるタイプの電磁放射が包含されている。
[00142] 用語「レンズ」は、状況が許す場合、屈折および反射光学コンポーネントを含めて様々なタイプの光学コンポーネントのいずれか1つまたは組合せを意味することができる。
[00143] 以上、本発明の特定の実施形態について説明したが、本発明は、説明されている方法以外の方法で実施することも可能であることは理解されよう。例えば、本発明の実施形態は、上で開示した方法を記述した機械読取可能命令の1つまたは複数のシーケンスを含んだコンピュータプログラムの形態を取ることができ、あるいはこのようなコンピュータプログラムを記憶したデータ記憶媒体(例えば半導体記憶装置、磁気ディスクまたは光ディスク)の形態を取ることができる。さらに、機械読取可能命令は、複数のコンピュータプログラムの中で具体化することができる。これらの複数のコンピュータプログラムは、1つまたは複数の異なるメモリおよび/またはデータ記憶媒体上に記憶することができる。
[00144] 上述のコントローラは、信号を受け取り、処理し、送出するための適切な任意の構成を有することができる。例えば、各コントローラは、1つまたは複数のプロセッサを含むことができ、このプロセッサは、上述の方法のための機械読取り可能な命令を含むコンピュータプログラムを実行する。コントローラはまた、このようなコンピュータプログラムを記憶するデータ記憶媒体、および/またはこのような媒体を受け入れるハードウェアを含むこともできる。
[00145] 本発明の1つまたは複数の実施形態は、任意の液浸リソグラフィ装置、特に、それだけには限らないが上述のタイプに対し、液浸液が槽の形式で基板の局部表面領域にのみ供給されるにせよ、液浸液が基板上および/または基板テーブル上に閉じ込められないにせよ、適用することができる。閉じ込められない構成では、液浸液が基板および/または基板テーブルの表面上に流れ、その結果、基板テーブルおよび/または基板の覆われていない表面のほぼ全体が濡れることになりうる。このような閉じ込められていない液浸システムでは、液体供給システムは、液浸液を閉じ込めることができず、あるいはある割合の液浸液閉じ込めを実現できても、液浸液のほぼ完全な閉じ込めを実現することはできない。
[00146] 本明細書で企図されている液体供給システムは、広く解釈されるべきである。特定の実施形態では、これは、投影システムと基板および/または基板テーブルの間の空間に液体を供給する機構、または構造体の組合せとすることができる。これは、1つまたは複数の構造体、1つまたは複数の液体入口、1つまたは複数のガス入口、1つまたは複数のガス出口、および/または液体を空間に供給する1つまたは複数の出口の組合せを備えることができる。一実施形態では、空間の一面は、基板および/または基板テーブルの一部分とすることができ、あるいは空間の一面は、基板および/または基板テーブルの一面を完全に覆うことができ、あるいは空間は、基板および/または基板テーブルを包むこともできる。液体供給システムは、任意選択によりさらに、位置、量、特性、形状、流量、または任意の他の液体の特質を制御するための1つまたは複数のエレメントを含むことができる。
[00147] 本発明を例示の目的で詳細に説明してきたが、このような詳細はただ単にその目的のためのものであること、および本発明は開示された実施形態に限定されず、それに反して、添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲内にある改変形態および同等の構成を包含するものであることを理解されたい。加えて、本発明では、可能な範囲で、任意の実施形態の1つまたは複数の特徴を他の任意の実施形態の1つまたは複数の特徴と一緒にできることが企図されていると理解されたい。

Claims (14)

  1. リソグラフィ装置の少なくとも一部分を温度制御する熱伝達アセンブリであって、
    前記リソグラフィ装置の前記一部分に取り付けられるプリント回路基板と、
    前記リソグラフィ装置の前記一部分に取り付けられる複数の熱伝達エレメントとを備え、
    前記複数の熱伝達エレメントが、前記プリント回路基板と別個であるが電気的には結合されており、
    前記リソグラフィ装置の前記一部分が基板テーブルであり、
    前記プリント回路基板が、前記基板テーブルの基板支持領域の向かい合う面に取り付けられる、熱伝達アセンブリ。
  2. 前記複数の熱伝達エレメント及び前記プリント回路基板がモジュール化されている、請求項1に記載の熱伝達アセンブリ。
  3. 前記複数の熱伝達エレメントが、ハンダ付け工程、積層化工程、溶接工程、導電接着工程、またはワイヤボンディング工程によって前記プリント回路基板に接続される、請求項1又は2に記載の熱伝達アセンブリ。
  4. 前記複数の熱伝達エレメントが、前記基板支持領域の縁部をほぼ取り囲んで延びるように配置される、請求項からのいずれかに記載の熱伝達アセンブリ。
  5. 前記複数の熱伝達エレメントのうちの少なくとも1つが、前記基板支持領域の前記縁部をほぼ取り囲んで延びる円弧形の構成を含むことができる、請求項に記載の熱伝達アセンブリ。
  6. 前記複数の熱伝達エレメントのうちの少なくとも1つが、前記複数の熱伝達エレメントのうちの前記少なくとも1つを前記基板支持領域の前記縁部まわりに前記プリント回路基板と別個に並べるように、前記プリント回路基板と別個に移動可能である、請求項またはに記載の熱伝達アセンブリ。
  7. リソグラフィ装置の少なくとも一部分を温度制御する熱伝達アセンブリであって、
    前記リソグラフィ装置の前記一部分に取り付けられるプリント回路基板と、
    前記リソグラフィ装置の前記一部分に取り付けられる複数の熱伝達エレメントとを備え、
    前記複数の熱伝達エレメントが、前記プリント回路基板と別個であるが電気的には結合されており、
    前記複数の熱伝達エレメントのうちの少なくとも1つが、外せるようにして前記プリント回路基板に接続される、熱伝達アセンブリ。
  8. 前記リソグラフィ装置の前記一部分が基板テーブルである、請求項7に記載の熱伝達アセンブリ。
  9. 前記複数の熱伝達エレメント及び前記プリント回路基板がモジュール化されている、請求項7又は8に記載の熱伝達アセンブリ。
  10. 前記プリント回路基板が、前記複数の熱伝達エレメントを前記プリント回路基板に接続するために、前記複数の熱伝達エレメントの第2の係合部材と係合する第1の係合部材を備える、請求項1から9のいずれかに記載の熱伝達アセンブリ。
  11. 前記熱伝達エレメントが、前記リソグラフィ装置の前記一部分を加熱する、請求項1から10のいずれかに記載の熱伝達アセンブリ。
  12. 1つまたは複数のセンサをさらに備える、請求項1から11のいずれかに記載の熱伝達アセンブリ。
  13. 前記センサが、前記プリント回路基板と一体化されている、または前記プリント回路基板に別個に取り付けられている、請求項12に記載の熱伝達アセンブリ。
  14. 請求項1から13のいずれかに記載の熱伝達アセンブリを備える、リソグラフィ装置。
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