JP5503175B2 - クラッキングエアゾール組成物 - Google Patents

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本発明は、クラッキングエアゾール組成物に関するものであり、更に詳しくは、クラッキング性に優れ、みずみずしい使用感であり、かつ、塗布後の肌のなめらかさにも優れたエアゾール組成物に関するものである。
クラッキングエアゾール組成物とは、エアゾール缶から泡状で吐出した内容物を肌上で塗り伸ばす際に、破泡によりパチパチとはじける感触が得られるものであり、その感触や音の面白さと爽快感等を利用するため、様々な検討がなされてきた(例えば特許文献1、2)。しかしこれらのクラッキングエアゾール組成物は、破泡音のために低級アルコールを必須成分とし、冷却感が強いものであったり、また、増粘剤である水溶性高分子を必須成分として含有するため、べたつき感が気になったりするなど、化粧料としての使用感や肌効果に満足のいくものではなかった。
特開2003−335629号公報(第1頁−第12頁) 特開2000−345146号公報(第1頁−第8頁)
したがって本発明は、クラッキング性と、みずみずしい使用感や塗布後の肌のなめらかさ等の化粧料としての肌効果を両立させる、クラッキングエアゾール組成物を提供することを課題とした。
かかる実情に鑑み、本発明者らは鋭意検討した結果、リン脂質、特定の非イオン性界面活性剤、高級アルコール及び油を含有する水中油型乳化物である原液と、噴射剤からなるクラッキングエアゾール組成物が、上記課題を解決することを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、次の成分(a)〜(d);
(a)リン脂質
(b)HLB7〜18の非イオン性界面活性剤
(c)高級アルコール
(d)油剤
を含有する水中油型乳化物である原液と、噴射剤からなるエアゾール組成物であって、該水中油型乳化物の乳化滴の平均粒子径が500nm以下であることを特徴とするクラッキングエアゾール組成物を提供するものである。
そして、成分(b)がポリオキシエチレンコレステロールエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロールエーテル及びポリオキシエチレンフィトスタノールエーテルから選ばれる一種又は二種以上であり、さらには、原液と噴射剤の質量配合比が、原液:噴射剤=90:10〜30:70であることを特徴とする、前記クラッキングエアゾール組成物を提供するものである。
本発明のクラッキングエアゾール組成物は、クラッキング性が良好で、破泡による爽快感と薄く均一なのび広がりを実現しつつ、みずみずしい使用感で、塗布後の肌のなめらかさにも優れ、化粧料としての肌効果が高いという利点がある。
本発明に用いられる成分(a)リン脂質は、本発明の水中油型乳化物である原液において、界面活性を発揮するものであり、通常の化粧料に用いられるリン脂質であれば何れのものも用いることができる。具体的には、大豆由来リン脂質、大豆由来水素添加リン脂質、大豆由来リゾリン脂質、大豆由来水素添加リゾリン脂質、卵黄由来リン脂質、卵黄由来水素添加リン脂質、卵黄由来リゾリン脂質、卵黄由来水素添加リゾリン脂質等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。
本発明における成分(a)の水中油型乳化物中の含有量は、0.1〜10質量%(以下、単に「%」と略す。)が好ましく、0.5〜5%がより好ましい。成分(a)の含有量がこの範囲であると、より経時安定性に優れる水中油型乳化物を得ることができる。
本発明に用いられる成分(b)の非イオン性界面活性剤は、本発明の水中油型乳化物である原液において、乳化剤として機能するものであり、HLBが7〜18の非イオン性界面活性剤であれば、通常の化粧料に用いられる何れものも用いることができる。具体的には、ポリオキシエチレンコレステロールエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロールエーテル、ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、エチレングリコール脂肪酸エステル等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。これらの中でも、ポリオキシエチレンコレステロールエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロールエーテル及びポリオキシエチレンフィトスタノールエーテルの何れかを選択すると、より微細な乳化滴が得られ、みずみずしい使用感の水中油型乳化物を得ることができる点で好ましい。
本発明における成分(b)の含有量は、水中油型乳化物中の0.1〜10%が好ましく、0.5〜5%がより好ましい。成分(b)の含有量がこの範囲であると、より乳化性が良好であり、経時安定性に優れる水中油型乳化物を得ることができる。
本発明に用いられる成分(c)高級アルコールは、本発明の水中油型乳化物である原液において、乳化助剤として機能するものであり、通常の化粧料に用いられる高級アルコールであれば何れのものも用いることができる。具体的には、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール、セトステアリルアルコール、2−デシルテトラデシノール、コレステロール、フィトステロール等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。これらの中でも、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、コレステロール、フィトステロールの何れかを選択すると、より微細な乳化滴を得られ、みずみずしい使用感で、経時安定性が良好な水中油型乳化物を得ることができる。
本発明における成分(c)の含有量は、水中油型乳化物中の0.01〜10%が好ましく、0.1〜5%がより好ましい。成分(c)の含有量がこの範囲であると、より乳化性が良好であり、より経時安定性に優れる水中油型乳化物を得ることができる。
本発明に用いられる成分(d)油剤は、有効成分としての効果を発揮するものであり、通常の化粧料に用いられる油であれば、固形、ペースト、液体の何れのものも用いることができる。具体的には、液体油として、アボガド油、アマニ油、アーモンド油、オリーブ油、キョウニン油、小麦胚芽油、ゴマ油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サフラワー油、大豆油、トウモロコシ油、ホホバ油、マカデミアナッツ油、ミンク油、綿実油、ヤシ油、ヒマシ油、液状ラノリン、スクワラン、スクワレン、流動パラフィン、プリスタン、ポリイソブチレン、ウンデシレン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、イソステアリン酸、アジピン酸−2−ヘキシルデシル、モノイソステアリン酸−アルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、コハク酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリイソステアリン酸グリセライド、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセライド、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル等が挙げられる。また、ペースト油としては、カカオ脂、シアバター、硬化ヒマシ油、硬化ヤシ油、ラノリン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ワセリン、モノステアリン酸硬化ヒマシ油、モノヒドロキシステアリン酸硬化ヒマシ油、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジペンタエリトリット脂肪酸(12−ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン)エステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、マカデマナッツ油脂肪酸フィトステリル等が挙げられる。更に、固形油としては、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、鯨ロウ、ミツロウ、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ステアリン酸、ベヘン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、パルミチン酸セチル、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸グリセライド、トリベヘン酸グリセリル、ステアリル変性ポリシロキサン等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。
本発明における成分(d)の含有量は、特に限定されないが、水中油型乳化物中の1〜30%であることが好ましく、5〜25%がより好ましい。成分(d)の含有量がこの範囲であると、化粧料としてより肌効果の高いクラッキングエアゾール組成物を得ることができる。
本発明において、水中油型乳化物の乳化滴の平均粒子径は、500nm以下である。乳化滴の平均粒子径が500nmを超えると、エアゾール缶から吐出した内容物がムース状のフォームを形成してしまったり、霧状に噴霧されてしまったりして、クラッキング効果を得ることができない。なお、この平均粒子径は、コールターカウンター(ベックマン・コールター株式会社製:サブミクロン粒子アナライザーN5)による測定値である。
本発明の水中油型乳化物である原液には、上記必須成分の他に、水が必須成分として用いられる他、本発明の効果を損なわない量的、質的範囲で、通常の水中油型乳化化粧料で用いられる多価アルコール、低級アルコール、界面活性剤、pH調整剤、紫外線吸収剤、美容成分、水溶性高分子、粉体、酸化防止剤、香料、殺菌剤、防腐剤、着色剤、美容成分等を配合することができる。
本発明の水中油型乳化物の調製法は、特に限定されないが、通常公知の乳化方法を用いられ、デスパーミキサー、ホモジナイザー等によって乳化させる方法が挙げられる。また、該水中油型乳化物をマイクロフルイダイザー等の高圧乳化機を用いて処理してもよく、さらには、成分(a)〜(d)を加温し均一に混合溶解したものに、加温した水を添加混合して調製すると、より微細な乳化滴が得られ、安定性に優れた水中油型乳化物が得られるため好ましい。乳化温度は、成分(d)油剤の組成等によっても異なるが、50℃〜90℃が好ましい。
本発明に用いられる噴射剤は、通常のエアゾール組成物に用いられる噴射剤であれば特に限定されず、液化石油ガス(以下、LPGと記す)、ジメチルエーテル(DME)等が挙げられるが、エアゾール組成物の安定性の観点から、LPGがより好ましい。
本発明のクラッキングエアゾール組成物において、原液と噴射剤の質量配合比は、原液:噴射剤=90:10〜30:70であり、より好ましくは80:20〜40:60である。原液に対して噴射剤の配合量が少なすぎると、エアゾール缶から吐出した内容物が十分に発泡しなかったり、内容物が出にくくなったりすることがあり、原液に対して噴射剤の配合量が多すぎると、エアゾール缶から吐出した内容物がフォームを形成せず、クラッキング性が得られない。
本発明のクラッキングエアゾール組成物は、乳液、化粧水、日焼け止め料、整髪料、ヘアトニック、シェービングクリーム等の基礎化粧料、下地、ファンデーション、白粉等のメーキャップ化粧料等に適用可能である。
以下に実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。なお、これらは本発明を何ら限定するものではない。
実施例1〜7及び比較例1〜4:日焼け止め料
表1及び表2に示す組成の日焼け止め料を以下に示す製造方法により調製し、「クラッキング性の良さ」、「みずみずしい使用感」、「塗布後の肌のなめらかさ」「乳化滴の平均粒子径」の各項目について、以下に示す評価方法及び判定基準により評価判定し、結果を併せて表1及び表2に示した。
(製造方法:実施例1〜7、比較例2)
A:成分1〜7を70℃に加温し、混合する。
B:成分8を70℃に加温する。
C:[A]に[B]を添加して、乳化する。
D:成分9〜11を混合する。
E:[C]を40℃まで冷却し、[D]を添加し、均一に混合する。
F:[E]および成分12、13をエアゾール容器に充填して、日焼け止め料を得た。
(製造方法:比較例1)
A:成分1〜4および7を70℃に加温し、混合する。
B:成分8を50℃に加温する。
C:[A]に[B]を添加し、均一に混合する。
D:成分5、6を40℃に加温し、混合する。
E:[C]に[D]を添加して、乳化する。
F:成分9〜11を混合する。
G:[E]を40℃まで冷却し、[F]を添加し、均一に混合する。
H:[F]および成分12をエアゾール容器に充填して、日焼け止め料を得た。
(製造方法:比較例3、4)
A:成分1〜6を80℃に加温し、混合する。
B:成分7を70℃に加温する。
C:[A]に[B]を添加して、乳化する。
D:[C]を40℃まで冷却し、成分8を添加し、均一に混合する。
E:[C]および成分9をエアゾール容器に充填して、日焼け止め料を得た。
〔評価方法:「クラッキング性の良さ」、「みずみずしい使用感」、「塗布後の肌のなめらかさ」〕
化粧品評価専門パネル20名に、前記実施例及び比較例の日焼け止め料を使用してもらい、「クラッキング性の良さ」、「みずみずしい使用感」、「塗布後の肌のなめらかさ」の其々の項目について、各自が以下の評価基準に従って5段階評価し日焼け止め料毎に評点を付し、更に全パネルの評点の平均点を以下の判定基準に従って判定した。
評価基準:
[評価結果] : [評 点]
非常に良好 : 5点
良好 : 4点
普通 : 3点
やや不良 : 2点
不良 : 1点
判定基準:
[評点の平均点] : [判 定]
4.5以上 : ◎
3.5以上〜4.5未満 : ○
1.5以上〜3.5未満 : △
1.5未満 : ×
〔評価方法:「乳化滴の粒径」〕
前記実施例及び比較例の日焼け止め料の原液を、1cm×1cmのPMMA製セルに入れ、コールターカウンターを用いて、光源レーザーの波長が632.8nmでの平均粒子径を測定した。
表1及び表2の結果から明らかなように、本発明の実施例1〜7の日焼け止め料は、「クラッキング性の良さ」、「みずみずしい使用感」、「塗布後の肌のなめらかさ」の全ての項目に優れるクラッキングエアゾール組成物であった。これに対して、原液の乳化滴の平均粒子径が500nmを超える比較例1では、「クラッキング性の良さ」が良好ではなかった。また、原液に対して噴射剤の配合量が多すぎる比較例2では、噴霧時にフォームを形成せず、クラッキング性が得られなかった。さらに、原液の乳化滴の平均粒子径が500nm以下であっても、成分(a)を配合していない比較例3および4では、いずれの評価項目でも満足のいくものが得られなかった。
実施例8:ボディ用乳液
(成分)
〈原液〉 (%)
1.水素添加大豆リン脂質 7
2.ポリオキシエチレン(30)コレスタノールエーテル 6
3.濃グリセリン 10.5
4.1,3−ブチレングリコール 10.5
5.流動パラフィン 15
6.ベヘニルアルコール 6
7.精製水 残量
8.エタノール 2
9.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
〈エアゾール組成物〉 (%)
上記原液 60
噴射剤(LPG) 40
(製造方法)
A:成分1〜6を70℃に加温し、混合する。
B:成分7を70℃に加温する。
C:[A]に[B]を添加して、乳化する。
D:成分8、9を混合する。
E:[C]を40℃まで冷却し、[D]を添加して均一に混合し、原液(平均粒子径;180nm)を得た。
F:原液と噴射剤をエアゾール容器に充填して、エアゾール組成物であるボディ用乳液を得た。
本発明の実施品である実施例8のボディ用乳液は、「クラッキング性の良さ」、「みずみずしい使用感」、「塗布後の肌のなめらかさ」の全ての項目に優れたクラッキングエアゾール組成物であった。
実施例9:ヘアトニック
(成分)
〈原液〉 (%)
1.水素添加大豆リン脂質 2
2.ポリオキシエチレン(30)コレスタノールエーテル 2
3.濃グリセリン 3
4.1,3−ブチレングリコール 3
5.流動パラフィン 3
6.セトステアリルアルコール 1.8
7.精製水 残量
8.エタノール 10
9.l−メントール 0.75
10.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
〈エアゾール組成物〉 (%)
上記原液 60
噴射剤(LPG) 40
(製造方法)
A:成分1〜6を70℃に加温し、混合する。
B:成分7を70℃に加温する。
C:[A]に[B]を添加して、乳化する。
D:成分8〜10を混合する。
E:[C]を40℃まで冷却し、[D]を添加して均一に混合し、原液(平均粒子径;230nm)を得た。
F:原液と噴射剤をエアゾール容器に充填して、エアゾール組成物であるヘアトニックを得た。
本発明の実施品である実施例9のヘアトニックは、「クラッキング性の良さ」、「みずみずしい使用感」、「塗布後の肌のなめらかさ」の全ての項目に優れたクラッキングエアゾール組成物であった。

Claims (3)

  1. 次の成分(a)〜(d);
    (a)リン脂質
    (b)HLB7〜18の非イオン性界面活性剤
    (c)高級アルコール
    (d)油剤
    を含有する水中油型乳化物である原液と、噴射剤とからなるエアゾール組成物であって、成分(a)の水中油型乳化物中の含有量が0.1〜10質量%であり、
    成分(b)の水中油型乳化物中の含有量が0.1〜10質量%であり、
    成分(c)の水中油型乳化物中の含有量が0.01〜10質量%であり、
    成分(d)の水中油型乳化物中の含有量が1〜30質量%であり、
    原液の乳化滴の平均粒子径が500nm以下であり、
    原液と噴射剤の質量配合比が、原液:噴射剤=90:10〜30:70であることを特徴とするクラッキングエアゾール組成物。
  2. 成分(b)がポリオキシエチレンコレステロールエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロールエーテル及びポリオキシエチレンフィトスタノールエーテルから選ばれる一種又は二種以上であることを特徴とする請求項1に記載のクラッキングエアゾール組成物。
  3. 乳液、化粧水、日焼け止め料、整髪料またはヘアトニックである、請求項1または2に記載のクラッキングエアゾール組成物。
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