JP5502589B2 - レンジフード - Google Patents
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Description
ちなみに、フィルタ部材としては、カットベンドタイプ、或いはパンチングメタルタイプ、そしてラス網などからなる網目状タイプなどが一般的に知られている。
例えば、パンチングメタルタイプのフィルタ部材の場合では、汚染空気の下流側に向けて突出する立上り孔縁部を備えて無数に開口されている通気孔を汚染空気が通り抜けるときに、排気風路の上流側に位置するフィルタ部材の表面や立上り孔縁部への汚染空気の衝突(接触)によって油脂分が表面や通気孔の立上り孔縁部などに付着されて回収されるようになっている。
すなわち、レンジフードのフィルタ部材は、汚染空気が通り抜ける細かい孔の集合によって形成されているために、使用とともに徐々に堆積される油脂分などの付着物(汚れ)によって孔が塞がれる目詰まりを引き起こし、ひいては吸引力が低下するなどの様々な不具合が生じる原因となる。そのために、付着物を取り除く清掃(洗浄)を定期的に行う必要がある。
このように、フィルタ部材から付着物を取り除く作業は、大変面倒で手間が掛かるものとなっていた。特に、フィルタ部材の表面などにこびり付くように付着している頑固な油脂分の除去にはかなりの労力と手間が掛かるものとなっていた。
しかしながら、このような従来技術では、フィルタ部材から取り除かれた汚れがブラシの植毛繊維の間に入り込んでしまい、特に、取り除かれた油脂分が植毛繊維の間に入り込んで固まり、ひいては、汚れをフィルタ部材の表面から取り除くブラシ本来の掃き取り作用が低下してしまうおそれがある。
そして、使用とともに植毛繊維の間に油脂分が徐々に堆積し、最悪の場合には植毛繊維の間に入り込んだ油脂分によって植毛繊維同士が結合してしまい、ブラシ自体の目詰まりを引き起こして掃き取り作用が完全に失ってしまうおそれがあった。
そのために、ブラシを用いた従来技術では、清掃のためのブラシそのものを定期的に取り外して、植毛繊維の間に入り込んだ油脂分などの汚れを取り除く必要があった。
また、植毛繊維の間に入り込んで固まってしまった油脂分を取り除くことはかなりの労力を必要とするばかりか、取り除くことができずに、新しいものと交換せざる得ない状態を招くおそれがあった。
前記フィルタ部材を回転可能に具備するフィルタ清掃装置を前記排気風路に、排気上流側と排気下流側とを仕切るように配設してなり、前記フィルタ清掃装置は、円盤形状に形成されている前記フィルタ部材を駆動回転させる駆動手段と、前記フィルタ部材のフィルタ面に沿わせて線状または面状に圧接させて、該フィルタ部材に付着している付着物を取り除く付着物除去手段と、を備えてなり、記駆動手段は、モータと、このモータの動力を前記フィルタ部材に伝達する動力伝達機構と、から構成され、前記付着物除去手段は、前記フィルタ部材の回転中心部近傍からその外周に至る該フィルタ部材の半径直線に対して斜め線上に位置して配設されていることを特徴とする。
前記フィルタ部材を回転可能に具備するフィルタ清掃装置を、前記排気風路に、排気上流側と排気下流側とを仕切るように配設してなり、前記フィルタ清掃装置は、円盤形状に形成されている前記フィルタ部材を駆動回転させる駆動手段と、前記フィルタ部材のフィルタ面に沿わせて線状または面状に圧接させて、該フィルタ部材に付着している付着物を取り除く付着物除去手段と、を備えてなり、記駆動手段は、モータと、このモータの動力を前記フィルタ部材に伝達する動力伝達機構と、から構成され、前記フィルタ部材を挟み、排気風路の排気上流側に面するフィルタ面に沿わせて前記付着物除去手段を配設するとともに、前記付着物除去手段と対向する位置に、排気風路の排気下流側に面するフィルタ面に沿わせてフィルタ受け部材を配設し、前記フィルタ受け部材は、前記フィルタ部材の回転中心部近傍からその外周に至る程度の長さを有する円筒状または円柱状に形成されて、フィルタ面への接触により前記フィルタ部材の駆動回転とともに回転することを特徴とする。
さらに、前記付着物除去部材は、略平面板状に形成されていること、前記付着物除去部材は、油脂分や水分の吸収作用に優れた素材からなるシート材を着脱自在に装着し得るように形成されていること、前記フィルタ部材に、親水性または撥水性の表面処理が施されていること、などの構成を採用することが好適なものとなる。
このとき、フィルタ部材の駆動回転は、モータによって回転する第1の歯車からフィルタ部材の外周に沿って備えられている第2の歯車を介して行われる。また、付着物除去手段が、フィルタ部材の回転中心部からその外周縁に至る該フィルタ部材の半径直線に対してフィルタ面と平行とする斜め線上に位置して配設されている場合、フィルタ面から取り除かれた汚れは、フィルタ部材の駆動回転によって、フィルタ部材の回転中心部側、または、外周縁部側の何れかにおける付着物除去手段の片側に寄せ集められる。特に、フィルタ部材の外周縁部側における付着物除去手段の片側に寄せ集められることで、汚れのフィルタ面への再付着を防ぎながら、付着物除去手段によって取り除かれた汚れをフィルタ面から効率的に、かつ、確実に取り除くことができる。
また、付着物除去部材が略平面板状、例えば、フィルタ面に圧接させる先端側が先細の略ヘラ形状に形成されている場合、フィルタ面にへばり付くように付着している油脂分などの汚れを取り除くときに、ヘラ先で汚れを掻き落すように取り除くことができるので、有効である。そして、付着物除去部材が、油や水分の吸収作用に優れた素材からなるシート材を着脱自在に装着し得るように形成されている場合では、フィルタ面から汚れを拭き取られるように取り除くことができる。
また、フィルタ受け部材がフィルタ部材の駆動回転とともに回転するときに、フィルタ受け部材の外周部分が、通気口に弾性的に入り込む、または、付着物除去手段が配設されている排気風路の排気上流側に弾性的に飛び出すことで、排気上流側に面するフィルタ面側から排気下流側に面するフィルタ面側に流れ込むなどによって、排気下流側のフィルタ面に付着している油脂分などの汚れを、フィルタ部材の通気口から排気上流側のフィルタ面側に押し出すことができる。これにより、排気上流側のフィルタ面側に押し出された汚れを、当該フィルタ面に沿って圧接されている付着物除去手段によって取り除くことができる。
これにより、高速回転させるなどの高価なモータ使用による製品の高騰を抑えることができ、しかも、継続して湿気に晒されることによる腐食などの発生を抑え、チッキン壁面などのへの悪影響をも抑えることができる。
これにより、清掃機能を低下させることなく長期使用が可能となる。つまり、使用者に対するメンテナンスなどの手間を軽減させることができる。
これにより、油脂分の除去効率がよく、しかも、清掃時間の短縮化が図られて省エネ効果をも期待することができる。
図1は、本実施形態に係るレンジフードを示す縦断面図であり、図2および図3は、要部を拡大して示す断面図である。
なお、レンジフードとしては、捕獲空間が浅く形成されている薄型(平型)タイプと、捕獲空間が深く形成されている深型タイプとの2種類に大別されるが、本実施形態では、図1に示すように、薄型タイプのレンジフードを挙げて説明する。また、薄型タイプのレンジフードでは、フード部の上に送風機が縦置きに設置される縦置きタイプと、送風機が横置きに設置される横置きタイプとがあるが、本実施形態では、図1に示すように、横置きタイプのレンジフードを挙げて説明する。
レンジフードAは、調理中に発生する油煙、湯煙(水蒸気)、熱気、そして廃ガスなどの汚染空気Gを吸込み捕集し、図示省略の排気ダクトを通して屋外に排気するように構成されている。
このレンジフードAは、図1に示すように、薄型(平型)で下向きに開口する捕獲空間Mを有するフード部1と、このフード部1の上に設置される送風機2と、捕獲空間Mの下向き開口部に取り付けられる整流板3とを備えて構成されている。
オイルパネル5は、周辺縁部を残して上方に膨出させた凹みを備え、周辺縁部がフード部1の開口内側にスポット溶着やネジ止めなどの止着手段を用いて取り付けられるように形成されている。
これにより、フード部1の厚さ(高さ)内に収まる深さで、キッチン壁面Kに突き合わせされるフード部1の背面側(図1紙面右側)からキッチン側(図1紙面左側)に位置するフード部1の前面側に至るにしたがって深さが徐々に深くなる捕獲空間Mが、フード部1の開口内側に形成される。
ファンケーシング2bは、排気ダクトが接続される吐出し口7を有するボリュート形状に形成され、ファンモータ2cに軸支されて同軸上に収容される排気ファン2dを収容している。
このスイッチ操作部9は、送風機2およびフィルタ清掃装置Bの運転開始と運転停止との切り替え、そして、送風機2の運転(強・中・弱)切り替えなどの操作を行うタッチやプッシュタイプなどからなるスイッチ類(図示省略)を備えている。
これにより、吸込み口8から捕獲空間Mに吸い込み捕獲された汚染空気Gが排気風路10を通り吐出し口7側へと吸引されて流れるとき、汚染空気中から分離回収されてフィルタ部材11に付着した油脂分や塵埃などの汚れ(付着物)を、フィルタ部材11を駆動回転させることでフィルタ部材11から掻き落とすように取り除くことができるように構成している。
フィルタ部材11は、周知のカットベンドタイプ、或いはパンチングメタルタイプ、そしてラス網などからなる網目状タイプなどからなり、本実施形態では、後記の図4に示すように、パンチングメタルタイプを採用し、適宜の外径寸法を有する円盤形状に形成している。
すなわち、フィルタ部材11は、図3および後記の図5に示すように、排気風路10の排気上流側と排気下流側に面するフィルタ面11a,11bに通じる無数の通気孔11−1を備え、回転中心部が回転部材12、回転支軸部材13、そして上下の止め部材14によってフィルタ清掃装置Bの後記するフィルタケース15の間において回転可能に支持収容されるように形成されている。
図4および図5は、第1の実施形態に係る付着物除去手段を備えたフィルタ清掃装置を示す分解斜視図である。ここでは、図1〜図3を適宜参照しながら説明する。
なお、図4および図5に示すフィルタケース15の方向性において、紙面斜め下向き右側がレンジフードAの前側(調理者側)となり、紙面斜め上向き左側がレンジフードAの後側(キッチン壁K側)となり、紙面斜め上向き右側と斜め下向き左側がレンジフードAの左右両側になる。
このフィルタ清掃装置Bは、図2、図4および図5に示すように、フィルタ部材11を回転可能に支持収容するフィルタケース15と、フィルタ部材11を所定の回転角速度にて駆動回転させる駆動手段16と、排気風路10の排気上流側に面するフィルタ部材11のフィルタ面11aに沿わせて線状または面状に圧接させる付着物除去手段17と、排気風路10の排気下流側に面するフィルタ部材11のフィルタ面11bに沿わせて配設するフィルタ受け部材18とを備えて構成されている。
フィルタケース15は、鋼板やその他の不燃性材料を用いてフィルタ部材11の外径よりも大きめの各辺寸法を有する底面視で略四角形状に形成されている上下に2分割されたケース部15a,15bから形成されている。
そして、上下のケース部15a,15bのうち、上側ケース部15aは、図4に示すように、両側縁辺部における前側縁辺部寄りに、外向きに延設させた取付け片部19−1をそれぞれ備えている。一方、下側ケース部15bは、図5に示すように、後側縁辺部に沿わせて外向きに屈曲させた取付け掛止片部19−2を備えている。
これにより、フィルタケース15は、前側寄りの両取付け片部19−1のネジ止めと、後側の取付け掛止片部19−2のオイルパネル5への引っ掛けによって、オイルパネル5に係脱自在に装着されるように形成されている。つまり、フィルタ部材11を具備するフィルタ清掃装置Bは、適宜取り外し可能な状態で、レンジフードAの排気風路10に、排気上流側と排気下流側とを仕切るように配設される。
これにより、上下の取付け部21a,21bにそれぞれ備えられている軸支孔22a,22bに、図2に示すように、フィルタ部材11の回転中心部にネジ止めによって取り付けられる回転部材12を、回転支軸部材13と上下の止め部材14とによって取り付けることで、上下の取付け部21a,21bの部分を除いて、上下の通気開口部20a,20bに露出させた(臨ませた)状態でフィルタ部材11を、上下のケース部15a,15bの間に回転可能に支持収容し得るようにしている。
なお、図示を省略しているが、上下の取付け部21a,21bの通気開口部20a,20bの開口円周縁の一部から開口中心部の近傍に向けた突出形状は、長方形状などの略矩形形状などであってもよい。
この取付け開口部23は、下側取付け部21bの内向き突出端側から下側ケース部15bの後側縁辺部側に向けた略長孔形状に開口されている。
これにより、図2に示すように、付着物除去手段17の後記する支持部材17cの一側短辺枠側に設けられている掛止溝43を、取付け開口部23の他側短辺開口縁に嵌め合せ掛止させた状態で、支持部材17cの他側短辺枠側に設けられている掛止凹欠部44を挟持片部材24に弾発的に掛止させることによって、付着物除去手段17の支持部材17cおよび後記する第1,第2の付着物除去部材17a,17bを、上下のケース部15a,15bの間に臨ませた状態で、付着物除去手段17が下側取付け部21bに掛脱自在に取り付けられるようにしている。
これにより、駆動手段16を構成する後記のモータ16aを上側ケース部15aの外側(排気下流側)に取付け状態で、その出力軸30に固着される第1の歯車31を、上下のケース部15a,15bの間に臨ませ内在し得るようにしている。つまり、上下のケース部15a,15bの間に回転可能に支持収容されるフィルタ部材11の外周に沿って備えられる動力伝達機構16bの後記する第2の歯車32に対して第1の歯車31を噛合連繋し得るようになっている。
これにより、上側ケース部15aは、通気開口部20a,20bの開口中心部を回転支軸部として第2の歯車32を、内側に回転可能に支持し得るように形成されている。
なお、図示を省略しているが、歯車支持部材28は、合成樹脂材などからなる潤滑性の高い部材を掴持部の内側に備えて、第2の歯車32を滑り性よく回転可能に掴持し得るようになっている。
このように形成されている上下のケース部15a,15bの間に回転可能に支持収容されるフィルタ部材11を駆動回転させる駆動手段16は、モータ16aと、このモータ16aの動力をフィルタ部材11に伝達する動力伝達機構16bとを備えて構成されている。
モータ16aは、モータ支持台29を介して上側ケース部15a側に設置される。
モータ支持台29は、略櫓形状に形成されており、窓孔27の開口中心線上に位置させた上側ケース部15aのコーナー部外側(排気下流側)にネジ止め設置される。これにより、モータ6aの出力軸30を、窓孔27から上下のケース部15a,15bの間に下向き突出状に内在させるようにしている。
これにより、フィルタ清掃用スイッチのON操作によって起動し、動力伝達機構16bを介してフィルタ部材11を駆動回転させ、OFF操作によって停止するようになっている。つまり、フィルタ清掃装置Bは、スイッチ操作部9のフィルタ清掃スイッチのON/OFF操作によって、運転を開始、停止するようになっている。
この動力伝達機構16bは、モータ16aの出力軸30に取り付けられる第1の歯車31と、フィルタ部材11の外周に沿って取り付けられる第2の歯車32とを備えて構成されている。
第1の歯車31は、所定の外径を有するピニオンギア(小歯車)であり、モータ16aの出力軸30に回転不能に固着される。
これにより、リング外周縁部を円周数ヶ所の歯車支持部材28の掴持部に対して掴持させて、フィルタ部材11をフィルタケース15内に、回転支軸部材13を支点に回転可能に支持収容し得るようにしている。つまり、モータ16aの動力よって駆動回転し得るようにフィルタ部材11をフィルタケース15内に回転可能に支持収容させる。
図6は、第1の実施形態に係る付着物除去手段を示す分解斜視図であり、図7は、同組立て状態の斜視図および断面図である。
付着部除去手段17は、フィルタ部材11の駆動回転のもとで、排気風路10の排気上流側に面するフィルタ面11aに付着されている油脂分や塵埃などの汚れを、フィルタ面11aから掻き落とすように取り除くものである。
この付着物除去手段17は、フィルタ部材11のフィルタ面11aに沿わせて適宜の弾性力にて線状または面状に圧接させるように配設する第1の付着物除去部材17aおよび第2の付着物除去部材17bと、この第1,第2の付着物除去部材17a,17bをフィルタ面11aの方向に常時付勢させた状態で支持する支持部材17cと、排気風路10の排気下流側に面するフィルタ部材11のフィルタ面11bに沿わせて配設するフィルタ受け部材18とを備えて構成されている。
第1,第2の付着物除去部材17a,17bは、フィルタ部材11の回転方向に並列させて支持部材17cに支持されて、フィルタ部材11の清掃時にフィルタ面11aに付着している汚れを、フィルタ面11aから協同で掻き落とすように取り除く役目を成すものである。
具体的に説明すると、第1の付着物除去部材17aは、後端側17a−2(図6において紙面斜め下向き右側)を回転軸支部33となし、この回転軸支部33から先端側17a−1(図6において紙面斜め上向き左側)を先細状とする断面視で略ヘラ形状に形成されている。
そして、この第1の付着物除去部材17aは、回転軸支部33の両端に回転軸部34をそれぞれ備えている。
これにより、第1の付着物除去部材17aは、回転軸部34に巻回させた状態で支持部材17cとの間にわたり弾装されるバネ材35によって、図7の(b)に示すように、略ヘラ形状を呈する先端側17a−1がフィルタ部材11のフィルタ面11a方向に常時付勢された状態で支持部材17cに回転可能に取り付け支持されるようになっている。
そして、図6および図7に示すように、フィルタ部材11のフィルタ面11aに圧接させる柱状先端側17b−1を略半円形状となし、支持部材17cに支持させる柱状後端側17b−2における長さ方向中央部位の両側には長手方向に延びる係止凸部36を備えている。
これにより、第2の付着物除去部材17bは、図7の(b)に示すように、係止凸部36を支持部材17cの後記するスライド孔部37に対して遊嵌状に係合させることによって、フィルタ面11a方向に移動可能とする状態で支持部材17cに取り付け支持されるようになっている。
これにより、第2の付着物除去部材17bは、バネ取付け凹部38に一端側が固着されるバネ材39によって、先端側17b−1がフィルタ部材11のフィルタ面11a方向に常時付勢された状態で支持部材17cに移動可能(スライド可能)に取り付け支持されるようになっている。
また、第2の付着物除去部材17bは、図7の(c)に示すように、油や水分の吸収作用に優れた素材からなるシート材40を先端側17b−1に装着し得るように形成されている。
シート材40は、第2の付着物除去部材17bの長手方向略全長に至る長さで、その先端側17b−1から高さ方向(図7の(c)において紙面上下方向)の途中部位に至る範囲で第2の付着物除去部材17bの先端側17b−1を包み込む幅を有する略帯状に形成されている。
そして、このシート材40は、第2の付着物除去部材17bに止め具41によって着脱交換可能に装着されるように形成されている。
これにより、シート材40を第2の付着物除去部材17bに対して着脱交換可能に装着し得るようにしている。つまり、大量の油脂分や水などが浸透して汚れがひどいときなどには、第2の付着物除去部材17bからシート材40を取り外して洗うまたは新しいものと交換するなどを適宜行うことができるなっている。
支持部材17cは、適宜の剛性を有する不燃性材料を用いて、下側ケース部15bの取付け開口部23と略同径の大きさを有する底面視で略矩形形状の枠状に形成されている。
そして、この支持部材17cは、その一側短辺枠側に掛止辺部42を有する掛止溝43を備えているとともに、他側短辺枠側に掛止凹欠部44を備えて、前記したように、取付け開口部23に掛脱自在に取り付けられるように形成されている。
これにより、フィルタ清掃装置BをレンジフードAから取り外すことなく、支持部材17cのみを取り外して、この支持部材17cを含めて第1,第2の付着物除去部材17a,17bをシンクなどにおいて丸洗いすることができる。
この凹状溝46は、第2の付着物除去部材17bの長さ形状および幅形状に略適合させた凹溝形状にて所定の深さに形成されているとともに、その長さ方向中央部における両溝壁に係止孔部37を備えて、前記したように、第2の付着物除去部材17bをフィルタ面11a方向に移動可能とする状態でその後端側17b−2が支持部材17cに取り付け支持されるようになっている。
フィルタ受け部材18は、排気風路10の排気下流側に面するフィルタ部材11のフィルタ面11bに圧接させた状態で、その半径方向に沿わされる付着物除去手段17の第1,第2の付着物除去部材17a,17bに押されてフィルタ部材11が、排気下流側へ撓むなどの変形を防ぐ役目、そして排気下流側に面するフィルタ面11bに付着した汚れを、フィルタ部材11の通気孔11−1から排気上流側に面するフィルタ面11a側に押し出す役目を成すものである。
これにより、フィルタ受け部材18は、図3に示すように、フィルタ部材11を挟んで、第1,第2の付着物除去部材17a,17bが配設されている排気上流側のフィルタ部材11のフィルタ面11aに対し、反対側(裏面側)の排気下流側のフィルタ部材11のフィルタ面11bに沿って配設される。
図8および図9は、フィルタ受け部材の他の実施形態を示す要部の拡大断面図である。
また、本実施形態に係るフィルタ受け部材18−1は、図8および図9に示すように、フィルタ面11bに接触する外周部分が弾性材料により形成されて、フィルタ部材11の駆動回転とともに回転するときに、該フィルタ部材11に設けられている通気口11−1に弾性的に入り込むように形成されている。
すなわち、フィルタ受け部材18−1は、円筒状の回転芯材49を備え、その外周に弾性ゴム材や弾性ウレタン材などの弾性材料を用いて適宜の外周径(直径)に形成されている円筒外周体50を取り付けた構成を成している。
そして、フィルタ受け部材18−1は、図8および図9に示すように、フィルタケース15の上側ケース部15bの内側にブラケット51によって回動可能に取り付けられるように形成されている。
これにより、フィルタ受け部材18−1は、図9に示すように、フィルタ部材11のフィルタ面11b側への接触によってフィルタ部材11の駆動回転とともに回転するようになっている。
これにより、フィルタ受け部材18−1は、フィルタ部材11の駆動回転とともに回転すると同時に、フィルタ面11bに接する外周部分が、図9に示すように、フィルタ部材11の通気口11−1に弾性的に入り込むことで、フィルタ面11a側からフィルタ面11b側に流れ込んで付着している汚れを、フィルタ部材11の通気口11−1からフィルタ面11a側に押し出す。
つまり、付着物除去部材17aの先端側17a−1が圧接されているフィルタ面11aの圧接位置より先に、フィルタ面11b側に付着している汚れを、フィルタ受け部材18−1によって通気口11−1からフィルタ面11a側に押し出しながら、当該フィルタ面11aに沿って圧接されている付着物除去手段17の第1,第2の付着物除去部材17a,17bによって取り除くことができる。
つぎに、第1の実施形態に係る付着物除去手段17を備えるフィルタ清掃装置Bを適用させたレンジフードAについて簡単に説明する。
調理が終わり、使用者が操作スイッチ部9を操作して送風機2の運転を停止させた後に、操作スチッチ部9のフィルタ清掃スイッチをON操作すると、フィルタ清掃装置Bのモータ16aが起動し、該モータ16aから出力される動力が、第1の歯車31、第2の歯車32を介してフィルタ部材11に伝達され、フィルタ部材11が所定の回転角速度で駆動回転し、フィルタ清掃装置Bの運転が開始する。
フィルタ部材11が駆動回転すると、調理中に汚染空気G中から分離されて排気上流側に面するフィルタ面11aに付着回収された油脂分や塵埃などの汚れは、フィルタ面11aに沿って圧接されている第1の付着物除去部材17aと第2の付着物除去部材17bとによってフィルタ面11aから取り除かれる。例えば、第1の付着物除去部材17aの場合は、略ヘラ形状をなす先端側17a−1で、フィルタ面11aから汚れを掻き落すように取り除く。そして、第2の付着物除去部材17bの場合は、第1の付着物除去部材17aに取り除かれずに残る汚れを、フィルタ面11aから擦り取るように取り除くものである。
このようにして、第1の付着物除去部材17aと第2の付着物除去部材17bとによってフィルタ面10aから取り除かれた汚れは、下方のオイルトレイ25に落下して回収される。
なお、フィルタ清掃装置Bの運転時間は、予め定められている設定時間によって行われ、設定時間が経過したところで、モータ16aが止まり、運転が自動的に停止するようにすることもできる。
また、本実施形態では、送風機2の運転がスイッチ操作部9の操作により停止(ファンモータ2cが停止)したときに、その運転停止に連動させてフィルタ部材11を駆動回転させる連動運転制御装置52を備えている。
つまり、調理が終わり、使用者がフード部1のスイッチ操作部9の図示省略の送風機運転スイッチのOFF操作により送風機2の運転が停止したときに、その停止に連動させてフィルタ部材11を、予め定められた設定時間Tにて駆動回転させるように構成している。
図10は、送風機の運転停止に連動させてフィルタ清掃装置の運転を開始させる連動運転制御装置の概略構成を示すブロック図である。
このように構成されている連動運転制御装置52をフィルタ清掃装置Bに備えてなる本実施形態に係るレンジフードAによれば、調理が終わり、使用者によるスイッチ操作部9の操作によって送風機2の運転が停止すると、フィルタ清掃装置Bのモータ16aが起動してフィルタ部材11を駆動回転させ、前記の実施形態のように、フィルタ面11aに付着回収された油脂分や塵埃などの汚れは、フィルタ面11aに沿ってそれぞれ圧接されている付着物除去手段17の第1の付着物除去部材17aおよび第2の付着物除去部材17bによってフィルタ面11aから取り除かれる。
また、本実施形態では、フィルタ部材11の駆動回転を逆転させる制御装置を備えている。具体的には、フィルタ部材11の回転角速度を検知してフィルタ部材11の駆動回転を逆回転させるフィルタ監視制御装置53を備えている。
図11は、フィルタ部材の回転角速度を監視するフィルタ監視制御装置の概略構成を示すブロック図である。
センサ54、判定手段201、逆転運転制御手段202、タイマ手段203は、フィルタ清掃装置Bに運転中に機能するように設定されている。
つぎに、このように構成されているフィルタ監視制御装置53を備えているフィルタ清掃装置Bを適用させた本実施形態に係るレンジフードAについて説明する。
図12は、フィルタ監視制御装置によるフィルタ部材の回転角速度の監視動作の一例を示すフローチャートである。
フィルタ清掃装置Bの運転中、フィルタ部材11を駆動回転させるモータ16aの出力軸30の回転角速度がセンサ54によって検知され、判定手段201により検知回転角速度値ωtと設定回転角速度値ω0とを比較することをフィルタ監視制御装置53によって逐次実行させる。
具体的に述べると、モータ16aによりフィルタ部材11を駆動回転させて、フィルタ面11aにそれぞれ圧接されている付着物除去手段17の第1,第2の付着物除去部材17a,17bとによってフィルタ面11aから汚れを取り除くフィルタ部材11の清掃中、モータ16aの出力軸30の回転角速度がセンサ54によって検知され(ステップ55)、検知された検知回転角速度値ωtは、判定手段201へと出力される。判定手段201に検知回転角速度値ωtが入力されてくると、判定手段201による検知回転角速度値ωtと設定回転角速度値ω0とを比較する判定が実行される(ステップ56)。
逆転運転制御手段202は、判定手段201から運転開始信号が入力されてきた時点で、フィルタ清掃装置Bのモータ16aを逆回転させる。つまり、フィルタ部材11の駆動回転を逆回転させる。このとき、検知回転角速度値ωtが設定回転角速度値ω0より小さくないと判定(NOと判定)されると、ステップ55に戻される。
このとき、フィルタ部材11の逆回転による第1,第2の付着物除去部材17a,17bに対する汚れの付着堆積度合いが改善されず、判定手段201から逆転運転制御手段202に運転開始信号が出力されてくると、タイマ手段203によるフィルタ部材11の逆転運転の設定時間Tがカウント実行された場合でも、モータ16aは停止することなく、継続してフィルタ部材11の駆動回転を逆回転させる。
これにより、フィルタ面11aから汚れを取り除く清掃機能を低下させることなく、長期間にわたり使用を継続させることができる。つまり、使用者に対するメンテナンスなどの手間を軽減させることができる。
また、フィルタ部材11を駆動回転させるモータ16aへの過剰負荷などを抑えて、過剰負荷によるモータ16aの短期間での故障を防ぐことができる。つまり、モータ16aの耐用年数を延ばすことができるなどの効果を期待することができる。
つぎに、第2の実施形態に係る付着物除去手段60について説明する。
図13は、第2の実施形態に係る付着物除去手段を示す斜視図および断面図である。
なお、この第2の実施形態に係る付着物除去手段60は、図13の(a)および(b)に示すように、第1の付着物除去部材60aおよび第2の付着物除去部材60bの形態を変え、なおかつ、この第1の付着物除去部材60aと第2の付着物除去部材60bとのそれぞれの先端側60a−1,60b−1をフィルタ部材11のフィルタ面11aにそれぞれ圧接させる手法として、第1,第2両付着物除去部材60a,60bの間にわたり弾装されるバネ材61によって行う構成を採用している。それ以外の構成要素は前記の第1の実施形態と基本的に同じことから同じ符合を付することで重複説明は省略する。
このバネ受け辺部63には、第2の付着物除去部材60b側に備えられる後記のバネ取付け凹部65と対向する位置にバネ材61の他端側が固着されるバネ取付け凹部64が備えられている。
また、第2の付着物除去部材60bの先端側60b−1は、第1の付着物除去部材60aの先端側60a−1と略同じヘラ形状としていることで、第1の付着物除去部材60aによる汚れの掻き落し除去後においてフィルタ面11aに付着残留している油脂分や塵埃などの汚れを掻き落すように取り除くことができる。
つぎに、第3の実施形態に係る付着物除去手段70について説明する。
図14は、第3の実施形態に係る付着物除去手段を示す斜視図および断面図であり、図15は、付着物除去手段の下側ケース部の取付け部への取付け状態を示す斜視図であり、図16は、同取り付けた状態を示す平面図および要部を拡大して示す断面図である。
なお、この第3の実施形態に係る付着物除去手段70は、図14の(b)に示すように、第1の付着物除去部材70aの形態を変え、なおかつ、図16の(b)に示すように、支持部材70cをフィルタケース15の取付け部21b側に回転可能に装着してなる構成を採用している。それ以外の構成要素は前記の第1および第2の実施形態と基本的に同じことから同じ符合を付することで重複説明は省略する。
これにより、支持部材70cは、図15に示すように、下側ケース15bの取付け開口部23の一側長辺開口縁側における両側短辺口縁側位置して折り曲げ垂設されている両側の回転支持部74の間に回転可能で、かつ、バネ材75によって、第1の付着物除去部材70aが装着されている他側長辺側がフィルタ部材11の方向に常時付勢されるように下側ケース部15の取付け部21bに装着されるようになっている。
つまり、支持部材70cは、図16の(b)に示すように、第1の付着物除去部材70aのバネ材76による回転付勢方向に対して逆向き回転方向に常時付勢されて、両側の枢着部Pを支点とする回転によって第1の付着物除去部材70aが装着されている他側長辺側が、取付け開口部23の他側長辺開口縁の縁辺面に対して接離自在(実線の状態と二点鎖線の状態)となるように取付け部21bに装着される。
この回動動作凸部77は、フィルタ部材11側に備えられる後記の回転起動凸部78に、フィルタ部材11の駆動回転のもとで乗り上げることで、支持部材70cが枢着部Pを支点としてバネ材75による回転付勢方向に抗して回動するように、支持部材7cの一側端側に形成されている。
これにより、支持部材70cの回転動作凸部77が回転起動凸部78に乗り上げたときの軸支部Pを支点とする回転付勢方向に抗した支持部材70cの回転動作によって、フィルタ面11aから離れる第1の付着物除去部材70aの先端側70a−1を、該付着物除去部材70aの回転付勢方向の回転によって接触させて、当該先端側70a−1に付着している付着物を払い落とすように構成している。
つぎに、以上のように構成されている第3の付着物除去手段70を備えているフィルタ清掃装置Bが適用された本実施形態に係るレンジフードBについて簡単に説明する。
図17は、フィルタ部材の駆動回転に伴う第3の付着物除去手段70の動きを示す概略説明図である。
まず、前記した実施例形態詳述のように、汚染空気G中からフィルタ面11aに回収付着されている油脂分や塵埃などの汚れ(付着物)が、駆動回転するフィルタ部材11の一回転中に、図17の(a)および(b)に示すように、フィルタ部材11(フィルタ面11a)にバネ材76によって圧接されている第1の付着物除去部材70aの先端側70a−1によって掻き落すように取り除かれ、図17の(c)に示すように、第1の付着物除去部材70aの先端側70a−1に付着堆積する。
回転動作凸部77が回転起動凸部78に乗り上がり始めると、支持部材70cは、図17の(b)〜(d)に示すように、軸支部Pを支点とする回転付勢方向に抗した回転動作方向に徐々に回転する動作を開始する。すると、フィルタ部材11(フィルタ面11a)に圧接されていた第1の付着物除去部材70aの先端側70a−1がフィルタ部材11から徐々に離れる動作を開始する。
先端側70a−1がフィルタ部材11から離れると、第1の付着物除去部材70aは、図17の(b)に示すように、バネ材76による回転付勢方向に回転し始め、同回転付勢方向に存在している接触部79に接触する。
先端側70a−1から払い落とされた汚れ(付着物)は、図17の(f)に示すように、下方のオイルトレイ25に落下して回収される。
以後、前記動作が、駆動回転するフィルタ部材11の一回転ごとに繰り返される。つまり、フィルタ部材11の駆動回転中(フィルタ面11aの清掃中)において、フィルタ部材11の一回転ごとに、フィルタ面11aから取り除かれて第1の付着物除去部材70aの先端側70a−1に付着堆積した付着物を払い落としながらフィルタ面11aから汚れを取り除く清掃を継続させることができる。
例えば、駆動手段16を構成する動力伝達機構16bを、モータ16aの出力軸30に小径のプーリーを取り付け、フィルタ部材11の外周には大径なプーリーを取り付けて、両プーリーにVベルトやタイミングベルトを巻回架け渡す、または、小径なスプロケット、大径なスプロケットをそれぞれ取り付けて、両スプロケットにチェーンを巻回架け渡すなどによって構成することができる。
また、モータ16aを、減速歯車機構を備えているものとすることができる。
また、スイッチ操作部9にフィルタ逆転用スイッチを備えて、使用者によるON操作によってフィルタ部材11が所定の回転数または所定の時間逆転するように設定することができる。
B フィルタ清掃装置
1 フード部
2 送風機
7 吐出し口
8 吸込み口
10 排気風路
11 フィルタ部材
11a,11b フィルタ面
11−1 通気孔
15 フィルタケース
15a 上側ケース部
15b 下側ケース部
16 駆動手段
16a モータ
16b 動力伝達機構
17,60,70 付着物除去手段
17a,60a,70a 第1付着物除去部材
17b,60b,70b 第2付着物除去部材
17c,60c,70c 支持部材
21a,21b 取付け部
23 取付け開口部
30 出力軸(モータ)
31 第1の歯車
32 第2の歯車
52 連動運転制御装置
53 フィルタ監視制御装置(制御装置)
77 回転動作凸部
78 回転起動凸部
79 接触部
G 汚染空気
Claims (13)
- 調理中の汚染空気を吸い込み捕獲する吸込み口から汚染空気を屋外に排気する吐出し口に至る排気風路にフィルタ部材を配設しているレンジフードであって、
前記フィルタ部材を回転可能に具備するフィルタ清掃装置を、前記排気風路に、排気上流側と排気下流側とを仕切るように配設してなり、
前記フィルタ清掃装置は、円盤形状に形成されている前記フィルタ部材を駆動回転させる駆動手段と、
前記フィルタ部材のフィルタ面に沿わせて線状または面状に圧接させて、該フィルタ部材に付着している付着物を取り除く付着物除去手段と、を備えてなり、
前記駆動手段は、モータと、このモータの動力を前記フィルタ部材に伝達する動力伝達機構と、から構成され、
前記付着物除去手段は、前記フィルタ部材の回転中心部近傍からその外周に至る該フィルタ部材の半径直線に対して斜め線上に位置して配設されていることを特徴とするレンジフード。 - 調理中の汚染空気を吸い込み捕獲する吸込み口から汚染空気を屋外に排気する吐出し口に至る排気風路にフィルタ部材を配設しているレンジフードであって、
前記フィルタ部材を回転可能に具備するフィルタ清掃装置を、前記排気風路に、排気上流側と排気下流側とを仕切るように配設してなり、
前記フィルタ清掃装置は、円盤形状に形成されている前記フィルタ部材を駆動回転させる駆動手段と、
前記フィルタ部材のフィルタ面に沿わせて線状または面状に圧接させて、該フィルタ部材に付着している付着物を取り除く付着物除去手段と、を備えてなり、
前記駆動手段は、モータと、このモータの動力を前記フィルタ部材に伝達する動力伝達機構と、から構成され、
前記フィルタ部材を挟み、排気風路の排気上流側に面するフィルタ面に沿わせて前記付着物除去手段を配設するとともに、前記付着物除去手段と対向する位置に、排気風路の排気下流側に面するフィルタ面に沿わせてフィルタ受け部材を配設し、
前記フィルタ受け部材は、前記フィルタ部材の回転中心部近傍からその外周に至る程度の長さを有する円筒状または円柱状に形成されて、フィルタ面への接触により前記フィルタ部材の駆動回転とともに回転することを特徴とするレンジフード。 - 前記付着物除去手段は、前記フィルタ部材の回転中心部近傍からその外周に至る該フィルタ部材の半径直線上に位置して配設されていることを特徴とする請求項2に記載のレンジフード。
- 前記フィルタ受け部材は、少なくともフィルタ面に接触する外周部分が弾性材料により形成されて、前記フィルタ部材の駆動回転とともに回転するときに、該フィルタ部材に設けられている汚染空気の通気口に弾性的に入り込むようにしていることを特徴とする請求項2に記載のレンジフード。
- 前記動力伝達機構は、前記モータにより回転する第1の歯車と、
前記フィルタ部材の外周に沿って設けられて前記第1の歯車に噛合する第2の歯車と、から構成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のレンジフード。 - 前記付着物除去手段は、前記フィルタ部材の回転中心部近傍からその外周に至る程度の長さに形成されて、前記フィルタ部材のフィルタ面に沿わせて線状または面状に圧接させる1乃至複数の付着物除去部材と、
この付着物除去部材を支持する支持部材と、から構成され、
前記付着物除去部材および前記支持部材の何れか一方または双方が、前記フィルタ部材側に付勢されていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のレンジフード。 - 前記付着物除去部材は、略平面板状に形成されていることを特徴とする請求項6に記載のレンジフード。
- 前記付着物除去部材は、油や水分の吸収作用に優れた素材からなるシート材を着脱自在に装着し得るように形成されていることを特徴とする請求項7に記載のレンジフード。
- 前記フィルタ清掃装置は、前記フィルタ部材を回転可能に支持収容するユニットケースを備え、
前記ユニットケースは、開口中心部を、前記フィルタ部材の回転中心部と略一致させた汚染空気の通気開口部を備え、該通気開口部に、前記開口中心部からその開口円周縁に至る前記付着物除去手段の取付け部を備えてなり、
前記支持部材は、フィルタ面と平行な軸を中心に回転可能で、かつ、前記フィルタ部材側に付勢回転された状態で前記取付け部に取り付けられ、
前記フィルタ部材の駆動回転によって、前記支持部材が付勢回転方向に抗する回転方向に回転したときに、前記付着物除去部材を接触させて、該付着物除去部材から付着物を取り除くための接触部を前記取付け部に備えていることを特徴とする請求項2、請求項6〜8の何れかに記載のレンジフード。 - 前記支持部材に、前記フィルタ部材側に向けて突出させた回転動作凸部を備え、
前記回転動作凸部と対向する前記フィルタ部材の回転円周上に、該フィルタ部材の駆動回転によって前記回転動作凸部が乗り上げて、前記支持部材を付勢回転方向に抗する回転方向に回転させることを繰り返す回転起動凸部を備えていることを特徴とする請求項2、請求項6〜9の何れかに記載のレンジフード。 - 前記フィルタ部材に、親水性または撥水性の表面処理が施されていることを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載のレンジフード。
- 汚染空気を吸い込み捕獲する吸引力を発生させる送風機の運転が停止したときに、前記フィルタ清掃装置の運転を開始させる連動運転制御装置を備えていることを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載のレンジフード。
- 前記フィルタ部材の駆動回転を逆転させる制御装置を備えていることを特徴とする請求項1〜12の何れかに記載のレンジフード。
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