JP5502477B2 - コーヒー及びお茶定量分配システム - Google Patents

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Description

本発明は、概して、自動コーヒー及びお茶抽出デバイスに関し、特に、定量分配システムを備えるコーヒー及びお茶抽出デバイスに関する。
全自動コーヒー及びお茶抽出デバイスが知られている。これらの抽出デバイスは、通常、例えば、全部のコーヒー豆をホッパー内に貯蔵する。ユーザは、通常、所望のタイプのコーヒー、すなわち、エスプレッソ、カプチーノ、ラッテ等を選択し、デバイスはホッパーからのコーヒー豆を挽く。次に、デバイスは、挽き豆を抽出チャンバ内に落下させ、挽き豆を圧縮して抽出可能なコーヒーブロックを生成し、そこを通して高圧高温の熱湯を強制的に通過させることによりブロックを抽出する。
しかし、これらの周知の自動コーヒー抽出デバイスは、幾つかの欠点を有する場合がある。例えば、コーヒー豆が数日以上ホッパー内に残っていると、コーヒー豆がその新鮮さを失い、香りがぬけた状態になる可能性がある。更に、これらの機械で使用するグラインダは、エスプレッソのようなある種のタイプの飲料に所望の細かい粒子にコーヒーを挽くのに適していない場合がある。「バリスタ(Barista)」品質の飲料を提供するためには、適切なエスプレッソ挽き加減を通常一定に調整する必要がある。しかし、このような調整を実際に行うのは難しく、実際には、自動抽出装置の目的を達成することができなくなる恐れがある。最後に、周知の自動デバイスは、詰まりを起こしがちであり、及び/又は所望のコーヒーの分量より多いか又は少ないコーヒーを提供する傾向がある。そのため、最終的にできあがった飲料の味が満足のいかないものになってしまう恐れがある。
お茶の場合も同様に、お茶の抽出物及び濃縮物は、大量のお茶を迅速に提供することができ、また貯蔵寿命を長くすることができる。しかし、このような抽出物及び濃縮物から作ったお茶の品質は、多くの場合、従来のティーバッグから作ったお茶の品質に及ばない。更に、お茶の葉が必要に応じて流れず、又は抽出することができない場合には、通常のお茶の葉からの従来の抽出方法で抽出したお茶には問題がある。
従って、迅速かつ効率的な方法で、新鮮で、適切な量のコーヒー、お茶及び他のタイプの抽出した飲料を提供する自動コーヒー及びお茶抽出デバイスが求められている。好適には、このデバイスは、種々のタイプの飲料に使用することができるものであることが好ましい。
それ故、本出願は、所定の量の材料を分配するための定量分配装置について記載する。この定量分配装置は、自身内に材料を貯蔵している旋回攪拌デバイスと、旋回攪拌システムと協働する定量分配ブロックとを含むことができる。
定量分配ブロックは、定量分配ブロックの第1の側面上に位置する第1の開口部と、定量分配ブロックの第2の側面上に位置する第2の開口部と、第1の側面と第2の側面の間に位置するスライディングプレートとを含むことができる。スライディングプレートは、第1の開口部と第2の開口部との間を移動することができる定量分配開口部を含むことができる。
旋回攪拌デバイスは、その内部で1つ又は複数のボックスを位置決めするためのボックスシューを含むことができる。旋回攪拌デバイスは、それと一緒に移動するように定量分配ブロックに取り付けられている1つ又は複数のカムブロックを含むことができる。1つ又は複数のホイールピンをカムブロック上に装着することができる。1つ又は複数のカムを1つ又は複数のホイールピンと協働するために、ボックスシューの周囲に装着することができる。旋回攪拌デバイスは、定量分配ブロックの周囲を旋回する。
定量分配ブロックは、定量分配ブロックの第1の側面上に位置する第1の数の開口部と、定量分配ブロックの第2の側面上に位置する第2の数の開口部と、第1の側面と第2の側面の間に位置するスライディングプレートとを含むことができる。スライディングプレートは、第1の数の開口部と第2の数の開口部の間を移動することができる幾つかの定量分配開口部を含むことができる。定量分配ブロックは、第2の数の開口部と整合している幾つかのスライディングプレートを含むことができる。幾つかのソレノイドは、スライディングプレートにつながることができる。
定量分配装置は、更に、旋回攪拌デバイスと定量分配ブロックとの間に位置する接続システムを含むことができる。接続システムは、その上に位置するランスを含むことができる。材料は、材料ボックス内に収容することができる。
本出願は、更に、所定の量の材料を分配するための定量分配装置について記載する。定量分配装置は、シューを有して自身内に材料を貯蔵している旋回攪拌デバイスと、シューの周囲に位置する第1の位置決め要素と、旋回攪拌デバイスと協働する定量分配ブロックとを含むことができる。旋回攪拌デバイスは、シューの周囲に位置する第1の位置決め要素と協働するように、定量分配ブロックにつながっている第2の位置決め要素を含むことができる。
第1の位置決め要素は、カムを含むことができる。第2の位置決め要素は、ホイールピンを含むことができる。定量分配装置の定量分配ブロックは、定量分配ブロックの第1の側面上に位置する第1の開口部と、定量分配ブロックの第2の側面上に位置する第2の開口部と、第1の側面と第2の側面の間に位置するスライディングプレートとを含むことができる。スライディングプレートは、第1の開口部と第2の開口部との間を移動することができる定量分配開口部を含むことができる。旋回攪拌デバイスは、定量分配ブロックの周囲を旋回する。
本出願は、更に、所定の量のお茶の葉を定量分配する方法について記載する。この方法は、お茶の容器内にお茶の葉を貯蔵するステップと、定量開口部内に所定の量のお茶の葉を流し込むステップと、第1の位置から第2の位置に定量分配開口部内で所定の量のお茶の葉をスライドするステップと、定量分配開口部がスライドした場合に、お茶の容器を定量分配開口部の方向に引っ張るステップと、その内部でお茶の葉を攪拌するためにお茶の容器を解放するステップとを含む。
本明細書に記載するコーヒー定量分配システムの一例の斜視図である。 図1のコーヒー定量分配システムの定量分配ブロックの側断面図である。 図1のコーヒー定量分配システムの逆テーパ結合の斜視図である。 本明細書に記載するお茶定量分配システムの斜視図である。 動作中の図4のお茶定量分配システムの側面図である。 動作中の図4のお茶定量分配システムの側面図である。 動作中の図4のお茶定量分配システムの側面図である。 動作中の図4のお茶定量分配システムの側面図である。 動作中の図4のお茶定量分配システムの側面図である。 動作中の図4のお茶定量分配システムの底面図である。 動作中の図4のお茶定量分配システムの底面図である。 動作中の図4のお茶定量分配システムの底面図である。 動作中の図4のお茶定量分配システムの底面図である。 動作中の図4のお茶定量分配システムの底面図である。 本明細書に記載するお茶定量分配システムの他の実施形態の斜視図である。 図7のお茶定量分配システムのもう1つの斜視図である。 本明細書に記載するお茶定量分配システムを使用する飲料ディスペンサの斜視図である。 図9の飲料ディスペンサの他の斜視図である。
数枚の図面を通して類似の参照番号が類似の要素を示す図面について説明すると、図1及び図2は、本明細書に記載するコーヒー定量分配システム100を示す。コーヒー定量分配システム100は、挽き豆用バッグ110を含む。挽き豆用バッグ110は、フォイルを含む多層合成材、EVOH(エチレンビニルアルコールポリマー)フィルム等、又は類似のタイプの材料のようなガス不浸透性の材料から作ることができる。挽き豆用バッグ110は、ある量のコーヒー挽き豆120で満たすことができる。任意の他のタイプの抽出可能な又は混合可能な材料も本発明で使用することができる。実際には、任意のタイプの流動性の材料又は粒子も本発明で使用することができる。挽き豆用バッグ120は、その内部のコーヒー挽き豆120又は他の材料の新鮮さを保存するために、窒素又は類似のガスで満たすことができる。
コーヒー定量分配システム100は、また、定量分配ブロック130を含むことができる。定量分配ブロック130は、プラスチック、金属又は類似のタイプの材料から作ることができる。定量分配ブロック130は、第1の開口部150を含む頂部ブロック140と、第2の開口部170を含む底部ブロック160とを含むことができる。定量分配ブロック130は、更にその内部にスライドすることができるように配置されているプレート180を含むことができる。プレート180は、モータ駆動カム、スライド組立体、ピストン、ソレノイド、又は類似のタイプの機構で駆動することができる。プレート180は、その内部に位置する定量分配開口部190を有することができる。定量分配開口部190は、頂部ブロック140の第1の開口部150に隣接する第1の位置と底部ブロック160の第2の開口部170に隣接する第2の位置との間をスライドすることができる。プレート180は、種々の材料、食品等級の潤滑剤又は類似の手段により潤滑することができる。
コーヒー定量分配システム100は、また、結合機構200を含むことができる。結合機構200は、定量分配ブロック130の頂部ブロック140上の第1の開口部150の周囲に位置する雄の部材210と、挽き豆用バッグ110の一方の端部の周囲に位置する雌の部材220とを含むことができる。(必要に応じて、部材210、220のそれぞれの位置を逆にすることができる。)好適には、部材210、220は、逆テーパ225を有することが好ましい。すなわち、部材210、220の直径は、部材210、220が挽き豆用バッグ110から第1の開口部150の方向に延びるにつれて大きくなっている。逆のテーパ状になっているために、すべてのコーヒーが定量分配開口部190内に移動するように、コーヒー挽き豆120のブリッジが確実に防止される。また、逆テーパ225により、確実に反復可能な計量ができるように、コーヒー挽き豆120又は他の材料上の圧力が確実にほぼ一定になる。コーヒーの濃さもほぼ一定でなければならない。コーヒー定量分配100は、また、出口導管230を含むことができる。出口導管230は、周知のように抽出デバイス(図示せず)又は他のものと接続することができる。
コーヒー定量分配システム100は、更に、1つ又は複数の振動アーム240を含むことができる。振動アーム240は、結合機構200に隣接する挽き豆用バッグ110の周囲に配置することができる。振動アーム240は、スライド機構、直線運動又は振動運動を提供する独立の駆動システム、又は類似のデバイスにより作動するカム従動子のような従来の駆動機構(図示せず)により駆動することができる。振動アーム240により、結合機構200及び定量分配ブロック130の定量分配開口部190内へのコーヒー挽き豆120又は他の材料の適切な流れが確保される。
使用中、コーヒー挽き豆120は、窒素フラッシュ又は類似の技術を使用した場合には、最長約1年間の間、挽き豆用バッグ110内で新鮮な状態を維持しなければならない。コーヒー120は、必要に応じて挽くことができる。「コーヒー及びティーポッド」(Coffee and Tea Pod)という名称の共通所有米国特許出願第10/908,350号に特定のコーヒーを挽く技術が開示されている。この場合、挽き豆用バッグ110は、結合機構200を介して定量分配ブロック130に取り付けられる。抽出した飲料が所望される場合には、プレート180は、定量分配開口部190が、結合機構200と整合している頂部ブロック140の第1の開口部150の下に位置するようにスライドする。定量分配開口部190が第1の開口部150と整合すると、ある量のコーヒー挽き豆120が定量分配開口部190内に落下する。定量分配開口部190のサイズ、形状、奥行き及び/又は直径を、特定の飲料の要件に応じて所定の量のコーヒー挽き豆120又は他の材料に対して配置することができる。
所定の長さの時間又は他の所定の量の変数が経過した後で、プレート180は、定量分配ブロック130の底面ブロック160上の第2の開口部170の方向にスライドを開始する。プレート180が第1の開口部150から遠ざかる方向に移動すると、挽き豆用バッグ110が酸素の浸透を遮断する。挽き豆用バッグ110内に酸素が入ることができる唯一の可能性は、定量分配開口部190が第1の開口部150の周囲に位置する短い時間だけである。しかし、このシナリオの場合でも、酸素は使用しようとしているコーヒー挽き豆120に接触できるだけである。
結合機構200内で逆テーパ225を使用することにより、この場合も、すべてのコーヒー挽き豆120が定量開口部190に確実に移動し、コーヒー挽き豆120のブリッジを確実に防止することができる。定量分配開口部190が底部ブロック160上の第2の開口部170と整合すると、コーヒー挽き豆120が定量分配ブロック130から出口導管230へ落下する。所望の飲料の性質により、複数の量のコーヒー挽き豆120又は他の材料を、一度に出口導管230内に分配することができる。次に、コーヒー挽き豆120は、抽出デバイス(図示せず)又は他の場所に移動する。コーヒー挽き豆120が挽き豆用バッグ110から全部流出すると、挽き豆用バッグ110を取り外し、再充填又は置換することができる。
図4〜図6は、本明細書に記載するお茶定量分配システム300を示す。お茶定量分配システム300は、お茶のボックス310又は類似のタイプの容器を含む。お茶のボックス310は、ボール紙、プラスチック、又は任意の他の所望の材料からできている外部ボックスを含むことができる。お茶のボックス310の内部は、実質的にガスが浸透しない材料からできているバッグ又は他のタイプの容器を含むことができる。ティーバッグ310は、ある量のお茶の葉320又は任意の他のタイプの抽出可能な又は混合可能な材料で満たすことができる。実際には、任意のタイプの流動性の材料又は粒子を本発明で使用することができる。お茶のボックス310は、その一方の端部のところに開口部を有することができる。開口部は、空気の流入を制限するためのダイアフラム式の開口部であってもよい。お茶のボックス310は、任意の所望のサイズ又は形状にすることができる。
お茶定量分配システム300は、また、定量分配ブロック330を含むことができる。定量分配ブロック330は、上記定量分配ブロック130類似のものであってもよい。より詳細には、定量分配ブロック330は、第1の開口部350を含む頂部ブロック340、及び第2の開口部370を含む底部ブロック360を含むことができる。定量分配ブロック330は、更に、その内部にスライドすることができるように配置されているプレート380を含むことができる。プレート380は、その内部に配置されている定量分配開口部390を含むことができる。定量分配開口部390は、頂部ブロック340の第1の開口部350に隣接する第1の位置と、底部ブロック360の第2の開口部370に隣接する第2の位置との間をスライドすることができる。すでに説明したように、第1の開口部350及び間隔を置いて位置する第2の開口部370を使用することにより、お茶のボックス310の中身が外部の空気に触れる時間を確実に短くすることができる。プレート380は、食品等級の潤滑剤のような様々な材料を使用することにより又は他の方法により潤滑することができる。
コーヒー定量分配システム300は、また、上記結合機構200のような結合機構を含むことができる。類似のタイプの接続デバイスも本発明で使用することができる。
お茶定量分配システム300は、また、定量分配ブロック330と協働するそれに取り付けられている攪拌デバイス400を含むことができる。攪拌デバイス400は、ボックスシュー410を含む。ボックスシュー410は、1つ又は複数のお茶のボックス310を収容できる大きさのものである。ボックスシュー410は、一方の端部上に位置する開口部420を有することができる。結合機構200の一部は、開口部420内に配置することができる。
ボックスシュー410は、一対の側部バー430を介して定量分配プレート330に取り付けることができる。側部バー430は、定量分配ブロック330のどちらかの側面上に配置することができる。ボックスシュー410は、一対のロッド440を介して、又は類似のタイプの接続手段により側部バー430の周囲を旋回することができる。
一対のカムブロック450を、側部バー430に隣接して配置し、定量分配ブロック330のプレート380に取り付けることができる。カムブロック450は、それと一緒に移動することができるようにプレート380に固定状態に取り付けることができる。カムブロック450は、その内部に位置する開口部460を有することができる。一対のホイールピン470を、開口部460を通して配置することができる。各ホイールピン470は、シャフト480を有し、このシャフトは、開口部460及び上記シャフトに取り付けられているホイール490を通して延びる。
一対のピボットブロック500をボックスシュー410に取り付けることができる。ピボットブロック500は、それに固定状態で取り付けることができる。ピボットブロック500は、それぞれその内部に位置する開口部510を含むことができる。カムシャフト520は、開口部510を通して延びることができる。一対のカム530は、カムシャフト520のどちらかの端部に取り付けることができる。カム530は、細長い楕円形をしている。任意の所望の形状を使用することができる。カム530は、以下に更に詳細に説明するように、ホイールピン470と協働する。
図5A〜図5E及び図6A〜図6Eは、お茶定量分配システム300の動作を示す。図5A及び図6Aのスタート位置において、ボックスシュー410及びお茶のボックス310は、上昇した位置に位置する。同様に、お茶の葉320が、そこを通過することができるように、定量分配ブロック330のプレート380の定量分配開口部390は、ボックスシュー410の開口部420及び接続システム200の周囲に位置する。
定量分配ブロック330のプレート380が、図5B及び図6Bに示すように前方に移動すると、ホイールピン470及びカムブロック450も前方に移動し、そのためホイールピン470のホイール490は、ボックスシュー410及びお茶のボックス310を押し下げるためにカム530を下方に押し下げ始める。同様に、お茶のボックス310を閉じるために、定量分配開口部390は、頂部ブロック340の開口部350から遠ざかる方向に移動する。
定量分配ブロック330のプレート380が、図5C及び図6Cに示すように、更に前進すると、ホイールピン470は、カム530及びお茶のボックス310と一緒にボックスシュー410を定量分配ブロック330に対してほぼ水平位置に移動させる。同様に、定量分配開口部390及び定量分配ブロック330のプレート380は、底部ブロック360の開口部370の方向に移動する。
定量分配ブロック330のプレート380が、図5D及び図6Dに示すように、引き続き前進すると、ホイールピン470は、カム530の上に来る。ボックスシュー410及びお茶のボックス310は、もはや拘束されず、そのためボックスシュー410は、その元の位置に向かって上方に旋回する。ボックスシュー410は、上昇位置に、スプリングにより装填することもできるし、又は他の方法でバイアスすることもできる。この旋回動作は、また、お茶のボックス310内でお茶の葉320を粉砕する働きもする。この急激な動作により、適切な量のお茶の葉320が定量分配ブロック330に確実に流入する。定量分配ブロック370のプレート380の定量分配開口部390も、引き続き底部ブロック360の開口部370の方向に移動する。プレート380がその最も遠い位置に到達すると、定量分配開口部390は、定量分配ブロック330の底部ブロック360の開口部370と整合し、計量したお茶の葉320がそこを通して分配される。
次に、定量分配ブロック330のプレート380がその元のスタート位置に向かって後方に移動する。図5E及び図6Eに示す動作を行っている最中に、攪拌デバイス400のホイールピン470はカム530の下に来る。ホイールピン470がカム530から離れると、カム530は、若干下方に回転し、そのためホイールピン470は、次のサイクル中に再度カム530と係合する。定量分配ブロック300の両方の側面上に位置する構成要素と一緒に攪拌デバイス400を図示してきたが、一組の構成要素だけを使用することもできる。
それ故、お茶定量分配システム300の動作により、攪拌デバイス400によりお茶の葉320を流動状態に維持しながら、定量分配ブロック330を使用しているために正確に計量した量のお茶の葉320が供給される。それ故、お茶定量分配システム300は、各サイクルで正確な量のお茶の葉320を供給する。
図7及び図8は、お茶定量分配システム550の他の実施形態を示す。お茶定量分配システム550は、複数のお茶のボックス310を使用することができる。この実施形態の場合には、幾つかの開口部555が、ボックスシュー560内に配置されている。各開口部555は、その内部に位置する接続システム565を有することができる。接続システム565は、お茶のボックス310を貫通するためのランス570又は類似の構造を有することができる。同様に、定量分配ブロック575は、そこを通して接続システム565と整合している複数の開口部580を有することができる。定量分配ブロック575上には幾つかのスライディングナイフ585を配置することができる。各スライディングナイフ585は、各開口部580を開閉するプレート590又は他のタイプのエンクロージャを含むことができる。各スライディングナイフ585は、往復運動を行うためのソレノイド595又は任意の他のタイプのデバイスで作動することができる。
特定のタイプのお茶の葉320を必要とする場合には、ソレノイド595は、適当なお茶のボックス310に関連する適当な開口部580を開閉する。次に、お茶定量分配システム550は、お茶定量分配システム300のところですでに説明したのと同じ方法で動作する。スライディングナイフ585がどこに位置しているかにより、選択した1つ又は複数のお茶のボックス310からのお茶の葉320だけが開口部580を通過する。任意の数のお茶のボックス310を本発明で使用することができる。
図9及び図10は、本明細書に記載するお茶ディスペンサ600を示す。お茶ディスペンサ600は、すでに説明したように、お茶定量分配システム300を使用することができる。より詳細には、側部バー430は、所望される場合には、ディスペンサのフレーム610に取り付けられる。定量分配ブロック330のスライディングプレート380は、ピストン620により作動することができる。すでに説明したように、往復運動を行うピストン、ソレノイド又は任意の他のタイプのデバイスを本発明で使用することができる。定量分配ブロック330の底部ブロック360の開口部370は、抽出デバイス630とつながることができる。抽出デバイス630は、オランダのSliedrecht所在のde jong Duke社から入手することができる。類似のタイプのデバイスも本発明で使用することができる。
抽出デバイス630は、定量分配システム300が供給する量のお茶の葉320を受け取り、1回分のお茶を抽出し、次に、お茶をノズル640を介して分配する。所望の量に応じて複数回分のお茶を抽出することができる。抽出デバイス用の熱湯は、ボイラー650又は他のタイプの水供給デバイスにより供給することができる。本明細書に記載するお茶定量分配システム300は、任意のタイプの抽出システムと一緒に使用することができる。
お茶ディスペンサ600は自動化することができる。図10に示すように、お茶ディスペンサ600は、任意の数の選択ボタン660を含むことができる。選択ボタン660は、所望の飲料のサイズ(小、中、及び大)、天然又は人工甘味料、香味料、ニュートラシューティカル等の添加剤を添加すべきか否か、どのくらいの量を添加すべきなのかを表示することができる。「飲料分配システム」(Beverage Dispensing System)という名称の2006年3月6日付けの共通所有の米国特許出願第11/276,550号に、本発明で使用することができる類似のタイプの選択デバイスの一例が開示されている。同様に、「分配ノズル組立体」(Dispensing Nozzle Assembly)という名称の2006年3月6日付けの共通所有の米国特許出願第11/276,551号に開示されているような多重フレーバーノズルを介して種々の成分を分配することができる。調合水の量もノズル640に追加することができるように、お茶自体を濃縮することができる。「濃縮した新鮮な抽出したてのお茶」(Concentrated Fresh Brewed Tea)という名称の、Kirschnerの共通所有の米国特許出願第11/530,962号に、濃縮したお茶を抽出する方法が開示されている。

Claims (15)

  1. 所定の量の材料を分配するための定量分配装置であって、
    前記材料が自身内に貯蔵される攪拌デバイスと、
    前記攪拌デバイスと協働する定量分配ブロックと、を備え、
    前記攪拌デバイスは、バイアス力に抗して移動し、バイアス力から解放されることによって前記定量分配ブロックに対し旋回する、定量分配装置。
  2. 前記定量分配ブロックが、前記定量分配ブロックの第1の側面上に位置する第1の開口部と、前記定量分配ブロックの第2の側面上に位置する第2の開口部と、前記第1の側面と前記第2の側面との間に位置するスライディングプレートとを備え、前記スライディングプレートが、前記第1の開口部と前記第2の開口部との間を移動することができる定量分配開口部を有する、請求項1に記載の定量分配装置。
  3. 前記攪拌デバイスが、その内部で1つ又は複数の材料ボックスを位置決めするためのボックスシューを備える、請求項1に記載の定量分配装置。
  4. 前記攪拌デバイスが、それと一緒に移動するように前記定量分配ブロックに取り付けられている1つ又は複数のカムブロックと、前記1つ又は複数のカムブロック上に装着されている1つ又は複数のホイールピンと、前記1つ又は複数のホイールピンと接触し協働して前記攪拌デバイスを移動させるための、前記ボックスシューの周囲に装着されている1つ又は複数のカムを備える、請求項3に記載の定量分配装置。
  5. 前記定量分配ブロックが、前記定量分配ブロックの第1の側面上に位置する第1の複数の開口部と、前記定量分配ブロックの第2の側面上に位置する第2の複数の開口部と、前記第1の側面と前記第2の側面との間に位置するスライディングプレートとを備え、前記スライディングプレートが、前記第1の複数の開口部と前記第2の複数の開口部との間を移動することができる複数の定量分配開口部を有する、請求項1に記載の定量分配装置。
  6. 前記定量分配ブロックが、前記第2の複数の開口部と整合している複数のスライディングプレートを備える、請求項に記載の定量分配装置。
  7. 前記定量分配ブロックが、前記複数のスライディングプレートにつながっている複数のソレノイドを備える、請求項に記載の定量分配装置。
  8. 前記攪拌デバイスと前記定量分配ブロックとの間に位置する接続システムを更に備える、請求項1に記載の定量分配装置。
  9. 前記接続システムが、材料ボックスを貫通するためのランスを備える、請求項に記載の定量分配装置。
  10. 前記攪拌デバイスが材料ボックスを備え、前記材料が前記材料ボックス内に位置する、請求項1に記載の定量分配装置。
  11. 前記攪拌デバイスが、シューを備え、前記材料が前記シューの周囲に貯蔵され、
    前記攪拌デバイスが、前記シューの周囲に位置する第1の位置決め要素を備え、
    前記攪拌デバイスが、前記シューの周囲に位置する前記第1の位置決め要素と協働するように、前記定量分配ブロックにつながっている第2の位置決め要素を備える、請求項1に記載の定量分配装置。
  12. 前記第1の位置決め要素が、カムを備える、請求項11に記載の定量分配装置。
  13. 前記第2の位置決め要素が、ホイールピンを備える、請求項11に記載の定量分配装置。
  14. 前記定量分配ブロックが、前記定量分配ブロックの第1の側面上に位置する第1の開口部と、前記定量分配ブロックの第2の側面上に位置する第2の開口部と、前記第1の側面と前記第2の側面との間に位置するスライディングプレートとを備え、前記スライディングプレートが、前記第1の開口部と前記第2の開口部との間を移動することができる定量分配開口部を有する、請求項11に記載の定量分配装置。
  15. 所定の量のお茶の葉を定量分配する方法であって、
    お茶の容器内に前記お茶の葉を貯蔵することと、
    前記お茶の容器から所定の量の前記お茶の葉を定量分配開口部内に流すことと、
    前記定量分配開口部内で第1の位置から第2の位置に所定の量の前記お茶の葉をスライドさせることと、
    前記定量分配開口部がスライドした場合に、前記定量分配開口部のある方向に前記お茶の容器を引っ張りバイアス力に抗して移動することと、
    その内部で前記お茶の葉を攪拌するために前記お茶の容器を前記バイアス力から解放し元の位置に旋回させることと、を含む方法。
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