JP4980354B2 - コーヒー計量供給システム - Google Patents

Description

本発明は、概して、自動コーヒー抽出機に関し、特にコーヒー計量供給システムを備えるコーヒー抽出機に関する。

全自動のコーヒー抽出機は周知である。これらの抽出機は、一般に、コーヒー抽出装置の頂部にあるホッパー内にコーヒー豆全体を貯蔵している。使用者は、一般に、所望のコーヒーのタイプ、すなわちエスプレッソ、カプチーノ、ラテなどを選択し、その機械がホッパーからの豆を挽く。次に、機械は、挽いた豆を抽出室内に落下させ、挽いた豆を圧縮して、抽出可能なコーヒーブロックを生成し、それに高圧の湯を強制的に通すことによってブロックを抽出する。

しかし、これらの周知の自動コーヒー抽出機は、いくつかの欠点を有する。例えば、豆がホッパー内に数日以上残されていると、豆は新鮮さを失う傾向があり、風味が抜ける場合がある。さらに、これらの機械に使用されるグラインダは、エスプレッソなどのいくつかのタイプの飲料にとって望ましいほど細かくコーヒーを挽くには適切でない場合がある。十分にエスプレッソを挽くには、一般に、「バリスタ」品質の飲料を提供するように一定の調節が必要である。しかし、このような調節は実際的でなく、実際に自動抽出機の目的を駄目にしてしまう場合がある。

最後に、周知の自動装置は、詰まる傾向があり、および／または所望の１回分のコーヒーより多く、または少なく提供する傾向がある。最終的に満足できない味の飲料となる場合がある。

したがって、新鮮で、適切に計量供給されたコーヒーおよび他のタイプの抽出飲料を高速かつ効率的な方法で提供する自動コーヒー抽出機が望まれている。その機械は、好ましくは種々のタイプの飲料に適応可能であることが望ましい。

それ故、本出願は、材料計量供給システムについて記述する。材料計量供給システムは、材料源と、計量供給ブロックとを含むことができる。計量供給ブロックは、第１の側に配置された第１の開口部と、第２の側に配置された第２の開口部とを含むことができる。計量供給ブロックは、さらに、第１の側と第２の側の間に配置され、第１の開口部と第２の開口部の間で移動可能な計量供給開口部を有する摺動プレートを含むことができる。結合部が、材料源と計量供給ブロックの第１の開口部とを接続することができる。

材料源は、気体不透過性容器内の挽いたコーヒーの源を含むことができる。材料源は、その内部に窒素を含むことができる。計量供給開口部は、所定のサイズを含むことができる。結合部は、材料源に接続された第１の部材と、計量供給ブロックに接続された第２の部材とを含むことができる。結合部は、計量供給ブロックの方向に逆テーパを含むことができる。

計量供給システムは、さらに、振動システムを含むことができる。振動システムは、材料源の周囲に配置された１対のアームを含むことができる。計量供給システムは、また、計量供給ブロックの第２の開口部の周囲に配置された出口導管を含むことができる。

本出願は、さらに、コーヒー計量供給システムについて記述する。コーヒー計量供給システムは、コーヒー源と、計量供給ブロックとを含むことができる。計量供給ブロックは、第１の側に配置された第１の開口部と、第２の側に配置された第２の開口部とを含むことができる。計量供給ブロックは、さらに、第１の側と第２の側の間に配置された摺動プレートを含むことができる。摺動プレートは、第１の開口部と第２の開口部の間で移動可能な計量供給開口部を含むことができる。結合部は、コーヒー源と計量供給ブロックの第１の開口部とを接続することができる。結合部は、計量供給ブロックの方向に逆テーパを含むことができる。

本出願は、さらに、所定量のコーヒー粉を計量供給する方法について記述する。この方法は、コーヒー粉を貯蔵するステップと、所定量のコーヒー粉を計量供給開口部内に流すステップと、所定量のコーヒー粉を計量供給開口部内で第１の位置から第２の位置へとスライドさせるステップとを含むことができる。

貯蔵するステップは、コーヒー粉を空気不透過性容器内に貯蔵することを含むことができる。第１の位置は貯蔵位置を含み、第２の位置は出口位置を含むことができる。流すステップは、所定量のコーヒー粉を、逆テーパ結合部を介して計量供給開口部内に流すことを含むことができる。この方法は、さらに、コーヒー粉を振動させるステップを含むことができる。この方法は、いくつかの流すステップと、スライドさせるステップとを含むことができる。

本発明の上記および他の特徴は、図面および添付の特許請求の範囲を参照しながら以下の詳細な説明を読めば明らかになるだろう。

次に図面を参照すると、いくつかの図を通して、類似の参照番号は類似の要素を示し、図１および図２は、本明細書に記載するコーヒー計量供給システム１００を示している。コーヒー計量供給システム１００は、粉袋１１０を含む。粉袋１１０は、箔、ＥＶＯＨフィルム（エチレンビニルアルコールポリマー）などの多層複合体、または類似のタイプの材料のような気体不透過性材料で作成することができる。粉袋１１０は、ある量の挽いたコーヒー１２０で充填することができる。任意の他のタイプの抽出可能または混合可能な材料も、本明細書では使用することができる。実際、本明細書では、任意のタイプの流動性材料または粒子を使用することができる。粉袋１２０は、挽いたコーヒー１２０または他の材料の新鮮さを保つために、窒素または類似の気体で充填することができる。

コーヒー計量供給システム１００は、また、計量供給ブロック１３０を含むことができる。計量供給ブロック１３０は、プラスチック、成形あるいは機械加工した金属、または類似のタイプの材料で作成することができる。計量供給ブロック１３０は、第１の開口部１５０がある上側１４０、および第２の開口部１７０がある底側１６０を含むことができる。計量供給ブロック１３０は、さらに、その内部に摺動自在に配置されたプレート１８０を含むことができる。プレート１８０は、モータで駆動したカム、スライドアセンブリ、または類似のタイプの機構で駆動することができる。プレート１８０は、その内部に配置された計量供給開口部１９０を有することができる。計量供給開口部１９０は、上側１４０の第１の開口部１５０に隣接する第１の位置と、底側１６０の第２の開口部１７０に隣接する第２の位置との間で摺動することができる。プレート１８０は、異なる材料、食品等級の潤滑剤、または類似の手段を使用することによって潤滑することができる。

コーヒー計量供給システム１００は、また、結合機構２００を含むことができる。結合機構２００は、計量供給ブロック１３０の上側１４０で第１の開口部１５０の周囲に配置されたオス部材２１０と、粉袋１１０の一方端の周囲に配置されたメス部材２２０とを含むことができる。（部材２１０、２２０のそれぞれの位置は、所望に応じて逆転することができる。）部材２１０、２２０は、逆テーパ２２５を有することが望ましい。すなわち、部材２１０、２２０の直径は、部材２１０、２２０が粉袋１１０から第１の開口部１５０に向かって延びるにつれて増加する。逆テーパにすると、すべてのコーヒーが計量供給開口部１９０内へと移動するように、挽いたコーヒー１２０のブリッジングが確実にないようにされる。また、逆テーパ２２５は、挽いたコーヒー１２０または他の材料にほぼ一定の圧力がかかり、再現可能な重量を確保することを確実にする。コーヒーの密度もほぼ一定でなければならない。コーヒー計量供給システム１００は、また、出口導管２３０を含むことができる。出口導管２３０は、周知のように抽出装置（図示せず）に、または他の場所に通じていてもよい。

コーヒー計量供給システム１００は、さらに、１つまたは複数の振動アーム２４０を含むことができる。振動アーム２４０は、粉袋１１０の周囲で、結合機構２００に隣接して配置することができる。振動アーム２４０は、スライド機構によって起動されるカムフォロワなどの従来通りの駆動機構（図示せず）、直線運動または振動運動を提供する別個の駆動システム、または類似の装置によって駆動することができる。振動アーム２４０は、挽いたコーヒー１２０または他の材料が結合機構２００と計量供給ブロック１３０の計量供給開口部１９０とへと確実に適切に流れるようにする。

使用時には、挽いたコーヒー１２０は、窒素フラッシュまたは類似の技術があれば、最高約１年の間、粉袋１１０内で新鮮なまま保たれる。コーヒー１２０は、所望に応じて挽くことができる。特定のコーヒー挽き技術が、「ＣＯＦＦＥＥ ＡＮＤ ＴＥＡ ＰＯＤ」という名称の、共通所有の米国特許出願第１０／９０８，３５０号に記載されている。次に、粉袋１１０が、結合機構２００を介して計量供給ブロック１３０に取り付けられる。抽出した飲料が望ましい場合は、計量供給開口部１９０が、結合機構２００と一直線上で上側１４０の第１の開口部１５０の下方に配置されるように、プレート１８０が摺動する。計量供給開口部１９０が第１の開口部１５０と位置合わせされると、一定量の挽いたコーヒー１２０が計量供給開口部１９０に落下する。計量供給開口部１９０のサイズ、形状、深さおよび／または直径は、特定の飲料の必要に応じて、挽いたコーヒー１２０または他の材料の所定量に合わせて配置することができる。

所定時間または他の変量の後、プレート１８０は、計量供給ブロック１３０の底側１６０にある第２の開口部１７０に向かって摺動し始める。プレート１８０が第１の開口部１５０から離れて移動するにつれ、粉袋１１０が酸素の浸透を封鎖する。酸素が粉袋１１０に入る唯一の機会は、計量供給開口部１９０が第１の開口部１５０の周囲に配置される短い瞬間である。しかし、このシナリオでも、酸素は、使用直前の挽いたコーヒー１２０と接触するだけである。

結合機構２００に逆テーパ２２５を使用すると、これも、挽いたコーヒー１２０のすべてが計量供給開口部１９０へと移動し、挽いたコーヒー１２０のブリッジングが確実に生じないようにする。計量供給開口部１９０が底側１６０の第２の開口部１７０と位置合わせされると、挽いたコーヒー１２０が計量供給ブロック１３０から出口導管２３０内に落下する。所望の飲料の性質に応じて、１回で複数回分の挽いたコーヒー１２０または他の材料を取り出すことができる。次に、挽いたコーヒー１２０は抽出装置（図示せず）または他の場所に向かって移動する。粉袋１１０に挽いたコーヒー１２０がなくなると、粉袋１１０を外して、再充填または交換することができる。

本明細書に記載するコーヒー計量供給システムの例を示す斜視図である。 図１のコーヒー計量供給システムの計量供給ブロックの側断面図である。 図１のコーヒー計量供給システムの逆テーパ結合部の斜視図である。

Claims (16)

1. 材料計量供給システムであって、
   材料源と、
   計量供給ブロックと、
   を備え、
   前記計量供給ブロックが、前記計量供給ブロックの第１の側に配置された第１の開口部と、前記計量供給ブロックの第２の側に配置された第２の開口部とを備え、
   前記計量供給ブロックが、前記第１の側と前記第２の側の間に配置された摺動プレートをさらに備え、
   前記摺動プレートが、前記第１の開口部と前記第２の開口部の間で移動可能な計量供給開口部を有し、
   当該材料計量供給システムが、前記材料源と前記計量供給ブロックの前記第１の開口部とを接続する結合部を備え、
   前記結合部が、前記計量供給ブロックの方向に拡開した逆テーパを有する、材料計量供給システム。
2. 前記材料源が、挽いたコーヒーの源を備える、請求項１の計量供給システム。
3. 前記材料源が、気体不透過性容器を備える、請求項１に記載の計量供給システム。
4. 前記材料源が、その内部に窒素を含む、請求項１に記載の計量供給システム。
5. 前記計量供給開口部が、所定のサイズを有する、請求項１に記載の計量供給システム。
6. 前記結合部が、前記材料源に接続された第１の部材と、前記計量供給ブロックに接続された第２の部材とを備える、請求項１に記載の計量供給システム。
7. 振動システムをさらに備える、請求項１に記載の計量供給システム。
8. 前記振動システムが、前記材料源の周囲に配置された一対のアームを備える、請求項７に記載の計量供給システム。
9. 前記計量供給ブロックの前記第２の開口部の周囲に配置された出口導管をさらに備える、請求項１に記載の計量供給システム。
10. コーヒー計量供給システムであって、
    コーヒー源と、
    計量供給ブロックと、
    を備え、
    前記計量供給ブロックが、前記計量供給ブロックの第１の側に配置された第１の開口部と、前記計量供給ブロックの第２の側に配置された第２の開口部とを備え、
    前記計量供給ブロックが、前記第１の側と前記第２の側の間に配置された摺動プレートをさらに備え、
    前記摺動プレートが、前記第１の開口部と前記第２の開口部の間で移動可能な計量供給開口部を有し、
    当該コーヒー計量供給システムが、前記コーヒー源と前記計量供給ブロックの前記第１の開口部とを接続する結合部を備え、
    前記結合部が、前記計量供給ブロックの方向に拡開した逆テーパを有するコーヒー計量供給システム。
11. 所定量のコーヒー粉を計量供給する方法であって、
    前記コーヒー粉を貯蔵するステップと、
    前記所定量の前記コーヒー粉を、前記計量供給ブロックの方向に拡開した逆テーパを介して計量供給開口部内に流すステップと、
    前記所定量のコーヒー粉を前記計量供給開口部内で第１の位置から第２の位置へとスライドさせるステップと、
    を含む方法。
12. 前記貯蔵するステップが、前記コーヒー粉を空気不透過性容器内に貯蔵することを含む、請求項１１に記載の方法。
13. 前記第１の位置が貯蔵位置を含み、前記第２の位置が出口位置を含む、請求項１１に記載の方法。
14. 前記流すステップが、前記所定量のコーヒー粉を、逆テーパ結合部を介して前記計量供給開口部内に流すことを含む、請求項１１に記載の方法。
15. 前記コーヒー粉を振動させるステップをさらに含む、請求項１１に記載の方法。
16. 複数の流すステップおよびスライドさせるステップをさらに含む、請求項１１に記載の方法。

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