JP5500655B2 - 時系列データを最適なタイムスケールで表示するユーザインタフェースプログラム、端末、システム及び方法 - Google Patents

時系列データを最適なタイムスケールで表示するユーザインタフェースプログラム、端末、システム及び方法 Download PDF

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本発明は、時系列データを表示するユーザインタフェース画面の技術に関する。例えば医療従事者によって観察される電子カルテ情報を表示する画面に適用される。
従来、プロジェクト管理用の時系列データを、ユーザが理解しやすいように様々な観点から表示する「ユーザインタフェースアプリケーション」がある。特に、医療用の電子カルテ情報については、医療従事者が、患者毎に、次の治療計画を検討するために、過去の治療行為を時間軸に沿って迅速に観察できることが望まれる。このようなユーザインタフェースアプリケーションとして、スケジュール表によって医療行為を観察することができる、例えば「クリニカルパス」と称される技術がある。
電子カルテ情報を表示するユーザインタフェースとして、横軸に、例えば年単位・月単位・日単位のような多段階の時間軸を表示し、縦軸に医療行為(病名・投薬・診断・検査等)を表示する技術がある(例えば特許文献1〜3参照)。この技術によれば、実際に行われた医療行為が、時間軸に沿ったイベントオブジェクトとして表示されている。観察者は、時間軸の一定のタイムスケール(時間尺度)を、任意の段階に変更することができ、過去の医療行為の経緯について俯瞰することができる。この情報の俯瞰性の高さは、医療従事者の思考に対して、行為項目同士の因果関係の推定等を容易にするようサポートする。
特開2008−192002号公報 特開2009−134713号公報 特開2009−282557号公報
しかしながら、医療行為データの観察対象とその視点によっては、観察したいタイムスケールが異なる。例えば風邪のように短い期間で治癒する病気や検査は、短い期間のタイムスケールを長く表示することが所望される。一方で、生活習慣病のように過去の治療や検査は、比較的長い期間のタイムスケールで表示することが所望される。即ち、医療従事者にとっては、観察対象となる病気や検査に応じて、最適なタイムスケールで視覚的に俯瞰したいとする要求がある。
また、前述した特許文献1〜3に記載された技術によれば、電子カルテ情報は、時間軸に沿ってイベントをテキスト入力するのみであり、タイムスケールの選択はユーザによって操作される。そのために、ユーザは、観察対象毎に、所望のタイムスケールを選択しなければならない。
そこで、本発明は、観察対象となる行為項目に応じて、その時系列データを最適なタイムスケールで表示することができるユーザインタフェースプログラム、端末、システム及び方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、時系列データをディスプレイに表示するべく、端末に搭載されたコンピュータを機能させるユーザインタフェースプログラムであって、
行為項目と、行為時刻(又は時刻幅)とを対応付けたイベントを記憶するイベント記憶手段と、
時間軸を、異なる所定時間単位に区分した複数の異なるタイムスケールのラインを表示するタイムスケール表示手段と、
タイムスケールの時間軸に対して、行為項目毎に且つ所定時間単位毎に、イベントのオブジェクトを表示するイベントオブジェクト表示手段と、
ユーザ操作によって、複数のラインのいずれか1つを選択させるタイムスケール選択手段と、
選択された1つのタイムスケールの下で、行為項目と行為時刻(又は時刻幅)とを対応付けたイベントをユーザに入力させるイベント入力手段と、
ユーザによってイベントが入力された際に、行為項目毎に、当該ユーザに選択されたタイムスケールをカウントして記憶するタイムスケールカウント記憶手段と、
ユーザに表示すべき行為項目を選択させる行為項目選択手段と、
タイムスケールカウント記憶手段を用いて、入力された行為項目について最も多くカウントされたタイムスケールを選択し、当該タイムスケールのラインを表示するべくタイムスケール表示手段へ指示するタイムスケール表示制御手段と
を有することを特徴とする。
本発明のユーザインタフェースプログラムにおける他の実施形態によれば、
行為項目同士の相関度を予め蓄積した相関度蓄積手段を更に有し、
タイムスケール表示制御手段は、ユーザによって入力された行為項目と相関度が高い1つ以上の他の行為項目を、同一のタイムスケールで並列に表示する
ものであってもよい。
本発明のユーザインタフェースプログラムにおける他の実施形態によれば、
相関度蓄積手段は、イベント入力手段へユーザによって入力されたイベントと共に、更に他のイベントが入力された場合、両イベントの行為項目同士の相関度を増分するものであってもよい。
本発明のユーザインタフェースプログラムにおける他の実施形態によれば、
当該ユーザインタフェースプログラムは、医療従事者によって観察される電子カルテ情報を表示するものであり、
行為項目は、医療行為を意味し、
イベントは、医療行為の時刻幅及び数値を表す
ものであってもよい。
本発明によれば、時系列データをディスプレイに表示する端末において、
行為項目と、行為時刻(又は時刻幅)とを対応付けたイベントを記憶するイベント記憶手段と、
時間軸を、異なる所定時間単位に区分した複数の異なるタイムスケールのラインを表示するタイムスケール表示手段と、
タイムスケールの時間軸に対して、行為項目毎に且つ所定時間単位毎に、イベントのオブジェクトを表示するイベントオブジェクト表示手段と、
ユーザ操作によって、複数のラインのいずれか1つを選択させるタイムスケール選択手段と、
選択された1つのタイムスケールの下で、行為項目と行為時刻(又は時刻幅)とを対応付けたイベントをユーザに入力させるイベント入力手段と、
ユーザによってイベントが入力された際に、行為項目毎に、当該ユーザに選択されたタイムスケールをカウントして記憶するタイムスケールカウント記憶手段と、
ユーザに表示すべき行為項目を選択させる行為項目選択手段と、
タイムスケールカウント記憶手段を用いて、入力された行為項目について最も多くカウントされたタイムスケールを選択し、当該タイムスケールのラインを表示するべくタイムスケール表示手段へ指示するタイムスケール表示制御手段と
を有することを特徴とする。
本発明によれば、ディスプレイを有する端末と、時系列データを蓄積した管理サーバとがネットワークを介して接続された時系列データ管理システムにおいて、
端末は、
時間軸を、異なる所定時間単位に区分した複数の異なるタイムスケールのラインを表示するタイムスケール表示手段と、
ユーザ操作によって、複数のラインのいずれか1つを選択させるタイムスケール選択手段と、
選択された1つのタイムスケールの下で、行為項目と、行為時刻(又は時刻幅)とを対応付けたイベントをユーザに入力させ、当該イベントを管理サーバへ送信するイベント入力手段と、
ユーザに表示すべき行為項目を選択させ、当該行為項目を、管理サーバへ送信する行為項目選択手段と、
管理サーバから、当該端末のディスプレイに表示すべきイベントを受信し、タイムスケールの時間軸に対して、所定時間単位毎に、イベントのオブジェクトを表示するイベントオブジェクト表示手段と
を有し、
管理サーバは、
端末から受信した、行為項目と、行為時刻(又は時刻幅)とを対応付けたイベントを記憶するイベント記憶手段と、
ユーザによって入力されたイベントを端末から受信した際に、行為項目毎に、当該ユーザに選択されたタイムスケールをカウントして記憶するタイムスケールカウント記憶手段と、
ユーザによって選択された行為項目を端末から受信した際に、タイムスケールカウント記憶手段を用いて、当該行為項目について最も多くカウントされたタイムスケールを選択し、当該タイムスケールのラインを表示するべく端末へ、タイムスケール表示制御メッセージを送信するタイムスケール表示制御手段と
を有することを特徴とする。
本発明によれば、端末のディスプレイに、時系列データを表示するユーザインタフェース表示方法であって、
行為項目と、行為時刻(又は時刻幅)とを対応付けたイベントを記憶するイベント記憶部を有し、
イベント入力ステップとして、
時間軸を、異なる所定時間単位に区分した複数の異なるタイムスケールのラインを表示するステップと、
タイムスケールの時間軸に対して、行為項目毎に且つ所定時間単位毎に、イベントのオブジェクトを表示するステップと、
ユーザ操作によって、複数のラインのいずれか1つを選択させるステップと、
選択された1つのタイムスケールの下で、行為項目と行為時刻(又は時刻幅)とを対応付けたイベントをユーザに入力させるステップと、
ユーザによってイベントが入力された際に、行為項目毎に、当該ユーザに選択されたタイムスケールをカウントして記憶するステップと
を有し、
イベント表示ステップとして、
ユーザに表示すべき行為項目を選択させるステップと、
入力された行為項目について最も多くカウントされたタイムスケールを選択し、当該タイムスケールのラインを表示するステップと、
タイムスケールの時間軸に対して、行為項目毎に且つ所定時間単位毎に、イベントのオブジェクトを表示するステップと、
を有することを特徴とする。
本発明のユーザインタフェースプログラム、端末、システム及び方法によれば、観察対象となる行為項目に応じて、その時系列データを最適なタイムスケールで表示することができる。
時系列データが表示されたディスプレイにおけるユーザインタフェース画面である。 本発明における端末に搭載されたコンピュータを機能させる、時系列データ用のユーザインタフェースプログラムの機能構成図である。 本発明におけるタイムスケールの切り替えを表す説明図である。 本発明における端末及び管理サーバからなるシステム構成図である。 複数の端末に入力されたイベントを用いて、管理サーバがタイムスケールを表示制御する説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、時系列データが表示されたディスプレイにおけるユーザインタフェース画面である。
図1のユーザインタフェース画面には、医療従事者によって観察される電子カルテ情報(時系列データ)が表示されている。図1によれば、縦軸に複数の行為項目(医療行為)が表示され、横軸に時間軸が表示されている。時間軸の上部には、多段階の時間尺度(タイムスケール)を持つ複数の「ライン」が表示されている。例えば、以下のような3つのラインが表示される。
・年単位のライン(タイムスケールが大きい)
・月単位のライン
・日単位のライン(タイムスケールが小さい)
医療従事者は、その患者の過去の診療経緯に基づいて、多段階のタイムスケールのラインのいずれか1つを選択することができる。選択されたラインに応じて、所望の時点(例えば現日時)から過去の診療経緯を表示する。
また、図1によれば、行為項目毎に、その行為が実行された旨のイベントが、時間軸上の該当位置に表示されている。イベントは、簡単な長方形のオブジェクトとして表示されている。
更に、図1によれば、医療従事者によって、イベントが入力されている。イベントは、行為項目及び行為時刻からなり、患者に対する医療行為と、その時刻とが入力される。一般的な電子カルテシステムであっても、このような情報が入力される。
図2は、本発明における端末に搭載されたコンピュータを機能させる、時系列データ用のユーザインタフェースプログラムの機能構成図である。
図2によれば、端末1は、ユーザに観察させるディスプレイ101と、ユーザの操作を受け付ける入力インタフェース102とを有する。例えばこれら2つの機能を搭載した、タッチパネルディスプレイであってもよい。
図2によれば、端末1に搭載されたコンピュータを、イベント記憶部111と、タイムスケール表示部112と、イベントオブジェクト表示部113と、タイムスケール選択部114と、イベント入力部115と、タイムスケールカウント記憶部116と、行為項目選択部117と、タイムスケール表示制御部118と、相関度蓄積部119として機能させる。また、これら機能部の処理の流れは、時系列データ表示方法としても理解できる。
[イベント記憶部111]
イベント記憶部111は、その行為に基づく情報単位であるイベントを記憶する。イベントは、「行為項目」と「行為時刻(又は時刻幅)」とを対応付けたものである。電子カルテ情報に関する「行為項目」としては、例えば「処方投薬」「検査」「注射」等となる。「行為時刻」としては、例えば投薬された日時となる。また、「時刻幅」とは、当該行為項目に関連する開始時刻及び終了時刻の時刻幅となる。
図2(a)によれば、イベント記憶部111のデータ構成が表されている。イベント記憶部111は、患者を特定するユーザ識別子毎に、行為項目と行為時刻とが対応付けられて記憶されている。
[タイムスケール表示部112]
タイムスケール表示部112は、ディスプレイ101に対して、時間軸を、所定時間単位に区分したタイムスケールを表示する。所定時間単位とは、図1によれば「年」「月」「日」ベースとなっている。また、図1によれば、これら所定時間単位が異なる複数のタイムスケールが、多段階に複数のラインによって表示されている。タイムスケール表示部112は、タイムスケール表示制御部118からの指示に応じてタイムスケールの表示を切り替える。
[イベントオブジェクト表示部113]
イベントオブジェクト表示部113は、ディスプレイ101に対して、タイムスケールの時間軸の時間単位毎に、イベントオブジェクトを表示する。イベントオブジェクトは、タイムスケール表示制御部118からの指示に応じて表示される。「イベントオブジェクト」は、例えば1つのイベントを長方形のマークで表したものである。
ユーザインタフェース画面には、時間軸上に複数のオブジェクトが表示されている。これらオブジェクト同士の間の距離は、選択されたラインにおけるタイムスケールによって変化する。即ち、タイムスケールが大きいほど、オブジェクト同士の間の距離は短くなり、タイムスケールが小さいほど、その距離は長くなる。
例えば、隣り合う2つのオブジェクトの時間差がわずか1日分しかない場合、日単位のラインでは、2つのオブジェクトの間の差は観察者にとって明確に認識されるが、年単位のラインでは、その間の差はほとんど認識できない。
[タイムスケール選択部114]
タイムスケール選択部114は、ユーザ操作によって、複数のラインのいずれか1つを選択させる。時間軸のタイムスケールは、ユーザ操作に応じて、任意に変更可能である。図1によれば、例えば、ユーザが、多段階に表示されたタイムスケールのラインのいずれか1つを指で接触することによって、タイムスケールが選択される。
[イベント入力部115]
イベント入力部115は、選択された1つのタイムスケールの下で、例えば図1のように、行為項目と行為時刻(時刻幅)とを対応付けたイベントをユーザに入力させる。入力されたイベントは、イベント記憶部111へ記憶される。また、イベント入力部115は、入力されたイベントの行為項目を、タイムスケールカウント記憶部116及び相関度蓄積部119へ出力する。
[タイムスケールカウント記憶部116]
タイムスケールカウント記憶部116は、行為項目毎に、当該ユーザに選択されたタイムスケールをカウントして記憶する。ここで、タイムスケールカウント記憶部116は、タイムスケール選択部114から、ユーザによって選択されたタイムスケールを入力すると共に、イベント入力部115から、ユーザによって入力された行為項目を入力する。そして、行為項目毎に、タイムスケールがカウントされる。図2(b)によれば、行為項目毎に、各タイムスケールの回数がカウントされている。
[行為項目選択部117]
行為項目選択部117は、ユーザに対して、行為項目を選択させる。例えば、ユーザの指によって、列挙された複数の行為項目の中から1つに接触させるものであってもよい。ユーザによって選択された行為項目は、タイムスケール表示制御部118へ出力される。例えば、行為項目「注射1」が選択されたとする。
[タイムスケール表示制御部118]
タイムスケール表示制御部118は、タイムスケールカウント記憶部116を用いて、入力された行為項目について最も多くカウントされたタイムスケールを選択し、当該タイムスケールのラインを表示するべくタイムスケール表示部112へ指示する。行為項目選択部117によって選択された行為項目「注射1」について、図2(b)によれば、日単位のタイムスケールが、最も多くカウントされている。従って、タイムスケール表示制御部118は、タイムスケール表示部112に対して、日単位のタイムスケールで表示するべく指示する。また、タイムスケール表示制御部118は、イベントオブジェクト表示部113に対して、イベント記憶部111に記憶された行為項目「注射1」のイベントオブジェクトを出力する。これによって、ディスプレイ101には、行為項目「注射1」のイベントオブジェクトが、日単位のタイムスケールで表示される。
図3は、本発明におけるタイムスケールの切り替えを表す説明図である。
図3(a)によれば、年単位のタイムスケールで、イベントオブジェクトが表示されている。このとき、ユーザが、行為項目「注射1」を選択したとする。次に、行為項目「注射1」に対するタイムスケールのカウント数が検索され、日単位のタイムスケールのカウント数が最も多いとする。そうすると、図3(b)のように、「日単位」のタイムスケールによって、イベントオブジェクトが再表示される。図3(b)によれば、2008年6月1日〜30日の日単位のタイムスケールが表示される。医療従事者は、行為項目「注射1」ついて、最も適切な日単位のタイムスケールで、俯瞰することができる。
[相関度蓄積部119]
相関度蓄積部119は、行為項目同士の相関度を予め蓄積している。図2(c)によれば、行為項目同士の総当たりの表が展開されている。ここで、医療従事者が、行為項目「注射1」のイベントを入力する共に、「検査1」「投薬1」のイベントも入力されたとする。このとき、相関度蓄積部119は、それらイベントの行為項目同士の相関度を増分する。具体的には、「注射1」と「検査1」、「注射1」と「投薬1」、「検査1」と「投薬1」との相関度について1増分される。即ち、「注射1」「検査1」「投薬1」は互いに比較的相関度が高いと認識できる。
ここで、タイムスケール表示制御部118は、ユーザによって入力された行為項目と、相関度が高い1つ以上の他の行為項目を、同一のタイムスケールで並列に表示する。図3によれば、行為項目「注射1」と共に、行為項目「検査1」「投薬1」も同時に表示される。
尚、相関度蓄積部119は、システムオペレータによって、行為項目同士の相関度が予め設定されているものであってもよい。医療行為同士には、その相関度は概ね決まっている場合も多い。
また、各行為項目を、類似度に応じて予めベクトルとして数値化して表すものであってもよい。例えば、ベクトル毎の重心における「距離」(重心同士の離れ具合)であってもよい。類似度は、クラスタ分析、k−近傍法(k- Nearest Neighbor algorithm)、多次元尺度構成法などの様々な分析法によって算出できる。
図4は、本発明における端末及び管理サーバからなるシステム構成図である。
図4のシステムによれば、医療従事者が観察する端末1と、その端末にネットワークを介して接続された電子カルテ管理サーバ2とを有する。端末1は、ユーザ操作におけるタイムスケール及びイベントと、ユーザによって選択された行為項目とを、管理サーバ2へ送信する。これに対し、管理サーバ2は、端末に表示すべきタイムスケールとイベントオブジェクトとを送信する。端末1は、管理サーバ2から受信したタイムスケールでイベントオブジェクトを、ディスプレイに表示する。
図4によれば、端末1は、タイムスケール表示部112と、イベントオブジェクト表示部113と、タイムスケール選択部114と、イベント入力部115と、行為項目選択部117とを有する。これら機能構成部は、前述した図2と全く同様である。但し、タイムスケール表示部112及びイベントオブジェクト表示部113は、管理サーバ2からタイムスケール及びイベントオブジェクトを受信する。タイムスケール選択部114、イベント入力部115及び行為項目選択部117はそれぞれ、ユーザによって入力されたこれら情報を、管理サーバ2へ送信する。
一方で、管理サーバ2は、イベント記憶部211(図2の111)と、タイムスケールカウント記憶部216(図2の116)と、タイムスケール表示制御部218(図2の118)と、相関度蓄積部219(図2の119)とを有する。これら機能構成部も、前述した図2と全く同様である。但し、イベント記憶部211、タイムスケールカウント記憶部216及び相関度蓄積部219は、それぞれの情報を、端末1からネットワークを介して受信する。また、タイムスケール表示制御部218は、タイムスケール及びイベントオブジェクトを、ネットワークを介して端末1へ送信する。
図5は、複数の端末に入力されたイベントを用いて、管理サーバがタイムスケールを表示制御する説明図である。
図5によれば、医療従事者B及びCが、過去に、日単位のタイムスケールで、行為項目「注射1」のイベントを入力している。そして、医療従事者Aが、行為項目「注射1」を選択した場合、過去の他の医療従事者B及びCによって入力されたタイムスケールを考慮して、端末aには、日単位のタイムスケールで表示される。このように、図4のようなシステムを構成することによって、図5のように他のユーザによって過去に入力されたイベントを考慮して、最適なタイムスケールを表示させることができる。
以上、詳細に説明したように、本発明のユーザインタフェースプログラム、システム及び方法によれば、観察対象となる行為項目に応じて、その時系列データを最適なタイムスケールで表示することができる。
前述した本発明の種々の実施形態について、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
1 端末
101 ディスプレイ
102 入力インタフェース
103 通信インタフェース
111、211 イベント記憶部
112 タイムスケール表示部
113 イベントオブジェクト表示部
114 タイムスケール選択部
115 イベント入力部
116、216 タイムスケールカウント記憶部
117 行為項目選択部
118、218 タイムスケール表示制御部
119、219 相関度蓄積部
2 管理サーバ

Claims (7)

  1. 時系列データをディスプレイに表示するべく、端末に搭載されたコンピュータを機能させるユーザインタフェースプログラムであって、
    行為項目と、行為時刻(又は時刻幅)とを対応付けたイベントを記憶するイベント記憶手段と、
    時間軸を、異なる所定時間単位に区分した複数の異なるタイムスケールのラインを表示するタイムスケール表示手段と、
    前記タイムスケールの時間軸に対して、前記行為項目毎に且つ所定時間単位毎に、前記イベントのオブジェクトを表示するイベントオブジェクト表示手段と、
    ユーザ操作によって、複数のラインのいずれか1つを選択させるタイムスケール選択手段と、
    選択された1つのタイムスケールの下で、行為項目と行為時刻(又は時刻幅)とを対応付けたイベントをユーザに入力させるイベント入力手段と、
    ユーザによってイベントが入力された際に、前記行為項目毎に、当該ユーザに選択されたタイムスケールをカウントして記憶するタイムスケールカウント記憶手段と、
    ユーザに表示すべき前記行為項目を選択させる行為項目選択手段と、
    前記タイムスケールカウント記憶手段を用いて、入力された前記行為項目について最も多くカウントされたタイムスケールを選択し、当該タイムスケールのラインを表示するべく前記タイムスケール表示手段へ指示するタイムスケール表示制御手段と
    を有することを特徴とするユーザインタフェースプログラム。
  2. 前記行為項目同士の相関度を予め蓄積した相関度蓄積手段を更に有し、
    前記タイムスケール表示制御手段は、ユーザによって入力された前記行為項目と相関度が高い1つ以上の他の行為項目を、同一のタイムスケールで並列に表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェースプログラム。
  3. 前記相関度蓄積手段は、前記イベント入力手段へユーザによって入力されたイベントと共に、更に他のイベントが入力された場合、両イベントの行為項目同士の相関度を増分することを特徴とする請求項2に記載のユーザインタフェースプログラム。
  4. 当該ユーザインタフェースプログラムは、医療従事者によって観察される電子カルテ情報を表示するものであり、
    前記行為項目は、医療行為を意味し、
    前記イベントは、医療行為の時刻幅及び数値を表す
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のユーザインタフェースプログラム。
  5. 時系列データをディスプレイに表示する端末において、
    行為項目と、行為時刻(又は時刻幅)とを対応付けたイベントを記憶するイベント記憶手段と、
    時間軸を、異なる所定時間単位に区分した複数の異なるタイムスケールのラインを表示するタイムスケール表示手段と、
    前記タイムスケールの時間軸に対して、前記行為項目毎に且つ所定時間単位毎に、前記イベントのオブジェクトを表示するイベントオブジェクト表示手段と、
    ユーザ操作によって、複数のラインのいずれか1つを選択させるタイムスケール選択手段と、
    選択された1つのタイムスケールの下で、行為項目と行為時刻(又は時刻幅)とを対応付けたイベントをユーザに入力させるイベント入力手段と、
    ユーザによってイベントが入力された際に、前記行為項目毎に、当該ユーザに選択されたタイムスケールをカウントして記憶するタイムスケールカウント記憶手段と、
    ユーザに表示すべき前記行為項目を選択させる行為項目選択手段と、
    前記タイムスケールカウント記憶手段を用いて、入力された前記行為項目について最も多くカウントされたタイムスケールを選択し、当該タイムスケールのラインを表示するべく前記タイムスケール表示手段へ指示するタイムスケール表示制御手段と
    を有することを特徴とする端末。
  6. ディスプレイを有する端末と、時系列データを蓄積した管理サーバとがネットワークを介して接続された時系列データ管理システムにおいて、
    前記端末は、
    時間軸を、異なる所定時間単位に区分した複数の異なるタイムスケールのラインを表示するタイムスケール表示手段と、
    ユーザ操作によって、複数のラインのいずれか1つを選択させるタイムスケール選択手段と、
    選択された1つのタイムスケールの下で、行為項目と、行為時刻(又は時刻幅)とを対応付けたイベントをユーザに入力させ、当該イベントを前記管理サーバへ送信するイベント入力手段と、
    ユーザに表示すべき前記行為項目を選択させ、当該行為項目を、前記管理サーバへ送信する行為項目選択手段と、
    前記管理サーバから、当該端末のディスプレイに表示すべきイベントを受信し、前記タイムスケールの時間軸に対して、所定時間単位毎に、前記イベントのオブジェクトを表示するイベントオブジェクト表示手段と
    を有し、
    前記管理サーバは、
    前記端末から受信した、行為項目と、行為時刻(又は時刻幅)とを対応付けたイベントを記憶するイベント記憶手段と、
    ユーザによって入力された前記イベントを前記端末から受信した際に、前記行為項目毎に、当該ユーザに選択されたタイムスケールをカウントして記憶するタイムスケールカウント記憶手段と、
    ユーザによって選択された前記行為項目を前記端末から受信した際に、前記タイムスケールカウント記憶手段を用いて、当該行為項目について最も多くカウントされたタイムスケールを選択し、当該タイムスケールのラインを表示するべく前記端末へ、タイムスケール表示制御メッセージを送信するタイムスケール表示制御手段と
    を有することを特徴とする時系列データ管理システム。
  7. 端末のディスプレイに、時系列データを表示するユーザインタフェース表示方法であって、
    行為項目と、行為時刻(又は時刻幅)とを対応付けたイベントを記憶するイベント記憶部を有し、
    イベント入力ステップとして、
    時間軸を、異なる所定時間単位に区分した複数の異なるタイムスケールのラインを表示するステップと、
    タイムスケールの時間軸に対して、前記行為項目毎に且つ所定時間単位毎に、前記イベントのオブジェクトを表示するステップと、
    ユーザ操作によって、複数のラインのいずれか1つを選択させるステップと、
    選択された1つのタイムスケールの下で、行為項目と行為時刻(又は時刻幅)とを対応付けたイベントをユーザに入力させるステップと、
    ユーザによってイベントが入力された際に、前記行為項目毎に、当該ユーザに選択されたタイムスケールをカウントして記憶するステップと
    を有し、
    イベント表示ステップとして、
    ユーザに表示すべき前記行為項目を選択させるステップと、
    入力された前記行為項目について最も多くカウントされたタイムスケールを選択し、当該タイムスケールのラインを表示するステップと、
    タイムスケールの時間軸に対して、前記行為項目毎に且つ所定時間単位毎に、前記イベントのオブジェクトを表示するステップと、
    を有することを特徴とするユーザインタフェース表示方法。
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