JP5500496B2 - キャビネット - Google Patents
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Description
ただし、既存の建築物に多目的トイレを設置する場合、後から補強用の鉄骨を入れることは困難な作業であり、既存建築物そのものを改修する大掛かりな工事となってしまい、大幅なコストや工期が掛かるという課題が存在していた。
その一方で、車椅子フットレスト部6がキャビネット2に当るところまでしか接近できず、正面アプローチでの使用勝手が悪化、斜めに寄せるようなアプローチを強いることになる。
このような場合もキャビネット2を壁面に固定する必要があり、壁強度の必要性が施工工事の制約となっていた。
このようなキャビネットをトイレルーム内に設置しようとした場合、支持脚が車椅子と干渉し、車椅子使用者の使用勝手を悪化させる恐れがある。また、トイレルームはその寸法、構成がさまざまであり、車椅子使用者と干渉しない支持脚設置位置を一義的に決定することが不可能である、という課題が存在していた。
れるトイレルーム用キャビネットにおいて、前記キャビネットの後面は壁面に固定されて
おり、前記キャビネットの底面の任意の範囲を移動可能な支持脚を垂下して設け、前記キャビネットの底面には溝が設けられており、前記支持脚は前記溝と嵌合していることを特徴とするトイレルーム用キャビネットが提供される。
これによれば、キャビネットの荷重を支持脚を通じて分散させることが可能となり、キ
ャビネットを取り付ける壁面に要求される強度を減らすことが可能となると同時に、設置
場所に応じて適宜支持脚の位置を変更可能なため、車椅子使用者が旋回できるスペースを
確実に確保することが可能となる。また、支持脚はキャビネット底面に設けられた溝と嵌合することにより、溝の中を自由に移動することが可能となる。
ラーを備えていることを特徴とする請求項1に記載のキャビネットが提供される。
これによれば、トイレルーム内の床仕上面と接触している支持脚に直接触れることなく
、好みの位置まで支持脚を移動させることが可能となる。
を備え、前記センサが使用者、あるいは車椅子の接近を感知出来ない場合、一定時間経過
後に支持脚を所定の位置に移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャビネットが提供される。
これによれば、非使用時に支持脚をもっとも荷重が分散される位置に移動させることが可能となり、壁面に掛かる荷重を低減することが可能となる。
図1は本発明におけるキャビネット2を含めた多目的トイレルーム全体の側面概略図である。
キャビネット2は床仕上面から離間し、図示していないトイレルームの壁面に固定されている。このとき、キャビネット2の上部には洗面器1が載置されている。また、キャビネット2と床仕上面の間には支持脚4が複数配置されている。この支持脚4により、キャビネット2に掛かる荷重の一部が支持脚4を通じて床仕上面に掛かることとなり、壁面に要求される強度を軽減することが可能となる。
このとき、溝12はトイレルームの壁面と並行となるように、キャビネット2の前端部に設けられているが、キャビネット2に掛かる荷重を適切に分散できる位置であれば、垂直方向や斜め方向に設けられていても問題ない。例えば、図2に示したキャビネット2では、コーナー部の支持脚4に限り、壁面と垂直方向で移動可能な溝を形成している。
支持脚4の上端には車輪13が設けられており、この車輪13が溝12に嵌合することによって、支持脚4がキャビネット2と嵌合し、移動できる構造となっている。
コーナー部の支持脚4は図2に示したようにトイレルームの壁面と垂直方向に移動可能となっている。これにより、キャビネット2のコーナー部近傍に洗面器1などを設置した場合でも、車椅子使用者7がキャビネットに接近できる位置に支持脚4を設置することが可能となる。
なお、このリモートコントローラ14は温水洗浄便座やトイレ本体などのリモートコントローラと兼用することができる。これにより、使用者はひとつのリモートコントローラによって、トイレ室内のさまざまな機器を使用することが可能となる。
2…キャビネット
3…カウンター
4…支持脚
5…車椅子
6…フットレスト
7…車椅子使用者
8…多目的トイレルーム
9…壁掛洗面器
10…バックハンガー
11…補強フレーム
12…溝
13…車輪
14…リモートコントローラ
15…ロック板
Claims (3)
- トイレルームの壁面に設置されるトイレルーム用キャビネットにおいて、
前記キャビネットの後面は壁面に固定されており、
前記キャビネットの底面の任意の範囲を移動可能な支持脚を垂下して設け、
前記キャビネットの底面には溝が設けられており、前記支持脚は前記溝と嵌合していることを特徴とするトイレルーム用キャビネット。 - 前記支持脚の移動を操作するリモートコントローラーを備えていることを特徴とする請求項1に記載のキャビネット。
- 使用者、あるいは車椅子の接近を感知するセンサを備え、前記センサが使用者、あるいは
車椅子の接近を感知出来ない場合、一定時間経過後に支持脚を所定の位置に移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャビネット
Priority Applications (1)
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JP2009225696A JP5500496B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | キャビネット |
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JP2009225696A JP5500496B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | キャビネット |
Publications (2)
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Family
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Family Applications (1)
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JP2009225696A Expired - Fee Related JP5500496B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | キャビネット |
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-
2009
- 2009-09-30 JP JP2009225696A patent/JP5500496B2/ja not_active Expired - Fee Related
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