JP5500473B1 - 折りたたみ式津波シェルター - Google Patents

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Abstract

【課題】津波襲来時、漂流しながら救助を待つ事ができる津波シェルターを提供する。
【解決手段】激流の中のテニスボールをイメージし、軟質の外幕20に弾性の骨格部材を接続した折りたたみ式津波セルター10を備える。詳しくは、軟質の外幕20があり、横型骨格部材22と縦型骨格部材21が接続された外幕の内部に居住部材30が設置され、外幕に人が出入りできる開閉部が設けられている津波シェルターであって、平時は、小さく折りたたんで収納でき、津波襲来時は、弾性の骨格部材を開放する事によって外幕20が拡大して略球体となり、避難者は、略球体内に搭乗し、安全に漂流する事ができる折りたたみ式津波シェルター10を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、津波シェルターに関する。
詳しくは、大津波が襲来した時は、津波に押し流されながら海面上に浮上し、漂流しながら救助を待つ事が出来る、折りたたみ式津波シェルターに係るものである。
近い将来、発生が予測されている東南海沖巨大地震によって、太平洋岸にある平野部には大津波の襲来が予測されており、高台の無い平地では、安全で確実な津波シェルターが求められています。
このような大津波に備え、地上に避難用シェルターを設置し、或いは浮上式シェルターなどの取組が行われています。
例えば、特許文献1は、自由漂流型シェルターであって、漂流中の姿勢安定装置が設けられた津波用シェルターが考案されています。
特開2012−254783号 特開2013−139255号
しかしながら、特許文献1に記載された津波用シェルターは、定型のシェルターである事から、平時の保管や緊急時の移動が大変であり、漂流時の天候、気温、飲料水など、人の生死にも係わる現象が考慮されていない。
本発明は、以上の点を鑑み創案されたもので、平時にはコンパクトに折りたたんで収納する事ができ、津波襲来時に拡大させて搭乗し、漂流しながら救助を待つ事ができる津波シェルターの提供を課題とする。
上記の目的を達成するために本発明は、弾性の骨格部材が接続された外幕で形成されている、折りたたみ式津波シェルターであって、前記外幕は、所定体積を有し、軟質部材で形成された略球体或いは略球錐体の、外幕であって、前記骨格部材は、所定の硬度と弾力性を有する部材で形成されて、小さく折りたたむ事もでき、少なくとも一部が前記外膜に接続されて、前記外膜を略球体或いは略球錐体に保つ事ができる、骨格部材であって、前記外膜の内部に、居住部空間を形成する居住部材が内蔵されており、前記外膜に、人が出入りする事ができる開閉部が設けられている折りたたみ式津波シェルター、を備える。
過去の関東大震災、阪神淡路大震災、東日本大震災は、何れも日中に発生しましたが、それはたまたまの偶然であって、一日の半分は、つまり50%は夜です。
しかも、大津波が発生するほどの大地震は、必然的に停電事故が起き、月明かりの時間帯を差し引いても、30〜40%の確率で暗黒の闇夜におきる可能性があり、闇夜にも対応できる避難手段を準備する事が好ましい。
本発明の折りたたみ式津波シェルターは、軽量で、簡単に、素早く組立てられる事を最重要項目とし、平時はコンパクトに折りたたんで収納でき、津波発生時に戸外へ持ち出し、折りたたんだ弾性の骨格部材を解き放す事によって外幕が拡大し、津波シェルターとして形成される事を目指しており、外幕は、接続された弾性部材によって略球体或いは略球錐体に変化できるために、軟質部材である事が必要です。
外幕を構成する軟質部材は、プラスチックのフィルムやシート、或いは不織布や布、単独の軟質部材、或いはこれらが複合した軟質部材、或いは樹脂や長繊維が加わった軟質部材である事が好ましい。
折りたたみ式津波シェルターが津波に遭遇した初期は、様々な障害物との接触や圧迫等の危険が想定されるため、接触面を小さくする事によって回避できるよう、外幕は、略球体或いは略球錐体である事が好ましい。
本発明で記載する略球体とは、軟式テニスボールの様な真円の球体、硬式野球ボールの様な突起部がある球体、ラグビーボールの様な楕円球体、或いは、サッカーボールの様な平面体が重なった丸い多面体、ゴルフボールの様な凹凸がある球体、或いは軟式テニスボールが加圧された変形体等も含め、たとえ平面部があっても全体として丸い形をした立方体を総称し、略球体と記載しました。
本発明で記載した略球錐体とは、半球体の上部に楕円球の半分が合体したような球錐体、或いは、半球体の上部に直線状のとんがり帽子が合体したような錐体など、上部が細長くなった球体を総称して略球錐体と記載しました。
骨格部材は、所定の硬度と弾力性を有し、力を加えれば小さく折りたたむ事もでき、加えた力を開放すれば拡大して元の姿に戻り、横型骨格部材と縦型骨格部材に、或いは横型骨格部材と曲線状骨格部材に分割されていて、外幕を柔軟な略球体或いは略球錐体に保つ事ができます。
本発明は、略球体或いは略球錐体の外幕の中に安定した居住部空間を内蔵します。
居住部空間を形成する居住部材は、軟質部材で構成された居住部の外側部材と避難者が座る居住部床材と避難者を固定する固定用ネット部材と下方の収納部材があり、これら軟質部材が弾性の居住部骨格部材に接合されて形態が定まり、居住部空間が形成されます。
固定用ネット部材は、大きさが異なる大小の網目を有しており、何ら操作をしなくとも、避難者が任意の網目の中に入るだけで居場所が固定され、激しい衝撃にあっても安定した姿勢が確保される固定機能を持っています。
漂流して予期せぬ場所に漂着した場合、或いは漂流が長くなる場合、飲料水や非常食が保管できる収納部が必要です。
収納部は、収納品の重力を利用して、略球体或いは略球錐体の上下を安定させる役目も担うため、最下部に位置する事が好ましい。
外膜は、浮力を確保し避難者の安全を守るのが主目的ですが、その他にも低温や風雨を防ぐ防護壁の役目も担っており、夏や冬、或いは風雨など困難な外的環境に備えて、外幕の開閉部は自由意志で内外から操作できる事が好ましい。
本発明の折りたたみ式津波シェルターは、大きな略球体或いは略球錐体です。
大きな略球体或いは略球錐体は、大きな浮力を生む反面で帆船の様に風を受け、はるか遠方まで流される欠点をも併せ持っています。
従ってこの欠点を補うため、水の抵抗を受ける物体を海中に吊下げる事によって、水の抵抗を利用し、移動を制限する水中抵抗手段の付設が好ましい。
この水中抵抗手段は、一部を取り外す事によって、移動補助部材(オール)として使用する事もできます。
予測されている東南海沖巨大地震は、震源地が近いため地震発生から短時間で津波の襲来が予測されていますが、地震によって家屋の倒壊や移動手段が寸断されており、近くに高台や高層建築のない地域の人達は、安全な避難手段がありません。
従って本発明は、平時はコンパクトに収納しておき、津波襲来時に、折りたたまれた弾性の骨格部材を解き放す事によって外幕が拡張して大きな略球体或いは略球錐体が出現し、大きな浮力を得て海面上に浮上し、救助を待つ事ができる折りたたみ式津波シェルターを提供します。
折りたたみ式津波シェルターは、軽量で、小さく折りたたまれて、平らな収納袋に入れられ、壁に掛けて保管する事ができます。
大津波は、その原因となる巨大地震によって収納庫の物品が散乱し、収納場所が判らない、或いは取り出せなくなる事態が予測されますが、玄関など出入口近くの壁に吊るしておけば、容易に持ち出す事ができます。
戸外へ持ち出された、折りたたみ式津波シェルターは、収納袋から取り出して束縛を解除する事で、弾性の骨格部材が拡大して球体構造に変身し、短時間で、簡単に、津波シェルターが完成します。
外幕は、激流の中のテニスボールをイメージし、シンプルな球体構造にする事によって障害物との接触面を小さくし、弾性の骨格部材と軟質の外幕が変形する事で圧迫や衝撃を緩和し、引裂き強度の強い素材を使用する事で破袋を防ぎます。
骨格部材は、略球体或いは略球錐体を形成する複数の縦型骨格部材と、その球体を補強する横型骨格部材に分かれており、それぞれが重要な働きを担っています。
横型骨格部材は、縦型骨格部材の何れよりも大きいが、縦型骨格部材の内側に接続されているため、縦型骨格部材を外側へ押し広げ、変形させます。
この横型骨格部材が外側へ押し広げる力と、変形した縦型骨格部材が元に戻ろうとする力を拮抗させ、外幕の球体構造を補強します。
居住部空間は、硬度と弾力性を有する居住部骨格部材が、最拡大部の中央より下方にあって縦型骨格部材の内側に接しているため、そこから下方へ移動する事ができず、収納部の外側部材を介して外幕底部に軟接続されているため、その位置より上方へ移動する事もできず、津波初期の激しい衝撃にあっても、外幕内にあって安定した位置が確保されています。
その居住部骨格部材に、形状と大きさが異なる網目を持った固定用ネット部材が接続されていて、何ら操作をしなくても、避難者が任意の網目の中に入るだけで身体が固定され、安定した位置が確保されます。
特に、停電で真っ暗になった夜間において、或いは老人や子供において、非常に大切な固定手段でありながら、至って簡便な仕組みになっています。
居住部(収納部)の外側部材は、防水素材で形成されており、万一外幕が破袋した時は、居住部自体が浮力を持った舟となって、漂流を続ける事ができます。
避難者は、津波襲来初期の激しい衝撃にあっても、外幕に守られているので外へ投げ出される事がなく、さらに固定用ネット部材によって位置が固定され、収納部の物品重量と避難者の体重によって略球体或いは略球錐体の上下位置(天井と底)が確定し、安定した姿勢で漂流しながら救助を待つ事ができます。
本発明の折りたたみ式津波シェルターの基本形であって、外幕内の骨格部材と、内蔵されている居住部材の概要を、外幕を透視した透視図で表示しました。 図1の折りたたみ式津波シェルター内の居住部であって、固定用ネット部材と収納部材、及び居住部床板(収納部天井)を表示した概略図です。 洋上を漂流している折りたたみ式津波シェルターをイメージした断面図です。 略球錐体をした折りたたみ式津波シェルターの断面図です。 図1の折りたたみ式津波シェルターにおいて、横型骨格部材が外幕の外側に設置されている形態を表した概略図です。 図1の折りたたみ式津波シェルターにおいて、横型骨格部材が複数で構成されている概略図です。 略球形の外幕の下方を4分割にして平面状に広げ、上下2個の曲線状骨格部材によって形成されている様子を表した概略図です。 居住部骨格部材に、外周部が接続された固定用ネット部材の平面図です。 外幕上方の開閉部を表した平面図です。 折りたたみ式津波シェルターが格納されている、収納袋の外観です。
本発明の折りたたみ式津波シェルター10の形態について、図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、請求項1に記載した折りたたみ式津波シェルター10の基本形であって、略球体の外幕20(透視して、外周部のみ)が、軟接続された円形の3個の縦型骨格部材21が6角形に広がる事によって略球形に拡張され、側面中央部に軟接続した横型骨格部材22が球体を補強し、下方に居住部材が内蔵されている概略図です。
また単純化を図るため外幕開閉部40は省略しました。
折りたたみ式津波シェルター10は、平時は小さく折りたたんで収納し、津波襲来時に戸外へ持ち出して素早く拡大させる必要があり、外幕20を伸縮自在な軟質部材で製作し、外幕を拡大させる骨格部材は、硬度と弾力性を併せ持つプラスチック、或いはグラスファイバー、或いは金属製バネ等があるが、本発明は、SUS304ステンレスの線バネを用いて試作しました。
折りたたみ式津波シェルター10の使用頻度は、たった1回です、しかも短時間です。
しかし、使用時間が短くとも保存期間が長期に亘る可能性が大きく、外幕20を構成する部材は、経時変化が少なく、一定の強度があり、気密性が高く、軽量である事などから、プラスチックで構成された複合素材が好ましい。
前記のプラスチック素材の中にあっても、気密性が高く、軽量で、引裂き強度に優れ、小さく折りたたむ性能に長けた繊維、ナイロンやポリエステル繊維からなる防水布が好ましい。
外幕20は、両端が細長く、中央へ行くに従って広がる部品を接合して略球体に仕上げ、開閉部(図9で記述)を設け、弾性の骨格部材を接続します。
弾性の骨格部材は、大きさが異なる円形の骨格部材4個で形成されています。
4個の円形骨格部材は、1番目骨格部材の内径の内側に2番目骨格部材の外径があり、2番目骨格部材の内径の内側に3番目骨格部材の外径があり、3番目骨格部材の内径の内側に4番目骨格部材の外径があって、4個の骨格部材は平面状に並べる事ができます。
一番大きい1番目骨格部材を横型骨格部材22として使用し、2番目〜4番目の小さい骨格部材を縦型骨格部材21として使用します。
縦型骨格部材21は、最外側にある2番目縦型骨格部材21を細長い袋状に包んで外幕に接続し、さらに3番目4番目の骨格部材が60度に展開できるように、上下を軟接続35します。
1番大きな横型骨格部材22は、一番小さい4番目の縦型骨格部材21の内側の横中央部に軟接続35します。
従って横型骨格部材22は、縦型骨格部材21のどれよりも大きいため、並列状にたたんだ時には、接続されていない部分が外側にはみ出します。
次に、外幕20を円形にする使用時の工程を記述します。
外幕は、2番目の最外側の縦型骨格部材21に接続されており、フリーである3番目と4番目の骨格部材を約60度に展開させて略球体にし、脱着式テープで固定します。
続いて、4番目の内側に軟接続されている一番大きな横型骨格部材22を半転させて横方向に向かせ、球体を補強します。
従って、一番大きい横型骨格部材22は、縦型骨格部材21の中央部を内側から押し広げて縦型骨格部材21を変形させ、変形した縦型骨格部材21が内に戻ろうとする力と拮抗させ、外幕20が略球形の形状を保つ働きを増強させます。
縦型骨格部材21と横型骨格部材22は、外幕20を拡大する時は別方向にありますが、収納する時には、4個の骨格部材を同じ方向に合流させ、重なり合わせたら8の字にねじって半分に折りたたみ、収納する事ができます。
本発明で記載する軟接続35とは、接続点が完全な固定でなく、互いの物体は袋状素材に包まれて或いは紐で結ばれて接続されており、方向や距離が一定範囲内で動かす事ができる、接続方法です。
折りたたみ式津波シェルター10は、居住部空間0を形成する居住部材を下方に内蔵しますが、居住部材に関しては図2にて説明します。
図2は、請求項1、請求項3に記載した居住部の概要を表す構成図であって、外幕20内に弾性の居住部骨格部材31があり、その骨格部材に固定用ネット部材32と収納部の外側部材33と居住部床材34が接続され、さらに外幕に軟接続35されて、居住部空間30が形成されていいます。
弾性の居住部骨格部材31は、外幕の骨格部材と同水準、或いはそれよりも強度を持った部材で形成し、縦型骨格部材21の内部にあって独立しており、固定用ネット部材32の端部を円形に保つ働きと、縦型骨格部材21の円形を補佐する役目を併せ持ち、収納部の外側部材33を介して外幕底部に軟接続されており、津波初期の衝撃にあっても上方へ移動する事はありません。
固定用ネット部材32の詳細は、図8にて説明します。
居住部(収納部)の外側部材33は、外幕20の内側に沿った半球形の形状をしており、外幕20と同じ防水部材で形成され、上部を居住部骨格部材31に接続し、最下点を外幕20に軟接続35します。
居住部(収納部)外側部材33の中間に仕切を設け、仕切の上方を避難者が座る居住部空間となり下方が収納庫となります。
仕切の上方に居住部床材(エアーマット)34を敷詰め、居住部空間30が完成します。
図3は、津波が襲来し、折りたたみ式津波シェルター10に避難者51が搭乗し、海面52を漂流している状態をイメージした断面図です。
避難者51は、居住部空間30の固定用ネット部材32の網目に下半身を沈め、上半身を上に出して漂流しますが、この時小さな網目は、手を乗せる肘掛けになり、物を乗せるテーブルの役目をも兼ね備えています。
水中抵抗手段54は、居住部材から紐で接続された棒があり、棒の先端に小判型平板を接続する事によってオール(移動補助手段)になり、さらに、錘を付加した平板を90度の角度でそのオールに接続し、水中に垂らす事によって水中抵抗手段54となります。
この水中抵抗手段54は、風の影響を受けた時、四方に広がった小判型平板が水の抵抗を受け、球体の移動を制限する働きを持っています。
図4は、略球体の横型骨格部材から上部が球錐体になった折りたたみ式の津波シェルターであって、折りたたみからが複雑になってしまうので、予行演習後の収納が厄介であるため、実用的でない。
図5は、基本形である図1の横型骨格部材22が外幕20の外側にある構図であって、横型骨格部材22は、外幕を挟んで最外側の縦型骨格部材21に軟接続35しており、外幕20の球体が完成した後で回転させ、脱着式テープで外幕に接続する方法です。
この他にも、縦型骨格部材21も含めて外側にある方法、或いは一部を外幕と一体化させる方法もあります。
図6は、基本形である図1の横型骨格部材22が複数になった構図であって、球体としての硬度は増すものの、設営と予行演習後の折りたたみ方法が複雑で難解になる欠点を併せ持っています。
図7は、球形の下方を4分割して平面状に広げた略図であって、縦型骨格部材21(ロロ間の直線)の上下に8の字を描く曲線状骨格部材23(イイ部分)を軟接続35した球体であって、中央部の横型骨格部材22で球体構造を補強しました。
図8は、図2に示した固定用ネット部材32の平面図であって、外周部を居住部骨格部材31に接続する事で完成します。
固定用ネット部材32は、大きさや形状が異なる網目(A、B、C)を持ち、中央にある6角形の網目(A)は、収納庫出入口の真上に位置する事から、収納品の出し入れに利用します。
側方にある6個の変形6角形の網目(B)は、避難者が入る穴として利用され、(C)の小さな網目のロープを掴んでおけば、津波襲来時の激しい振動から姿勢を保つ事ができます。
図8固定用ネット部材32の構図は、数ある中での一例であって、種々の構成が考えられ、図示した方式が唯一の方法ではありません。
また落ち着いた漂流時には、ネット部材を取り外す事もできます。
図9は、外幕20上方の開閉部を表した平面図であって、縦型骨格部材21の間に開閉位置42を設けると、Xの開口面が出現し、1個の縦型骨格部材21をまたいで開閉位置42を設けると、Yの開口面が出現する事になり、様々な用途に利用できます。
また開閉部のチャック41は、開口部毎に2個設ける事により、さらに様々な気象条件に応じた対応が可能になります。
また開閉部は、漂流時には海面上にある事から浸水の恐れがなく、寒気や風雨が阻止できれば良いのであって、操作が簡易な両面操作式チャック41が最適です。
また図示した開閉位置42(開閉範囲)は、数ある中での一例であって、この他にも種々の方法があり、何れも長所と欠点を併せ持っています。
図10は、折りたたみ式津波シェルター10を、折りたたんで収納している姿を現した外観図であって、初めに居住部材を二つ折りにして収納しておき、次に骨格部材を同方向に並べ、(外幕と一緒に)8の字を描いて二つに折って直径を半分にし、外装袋50に収納して保管します。
また請求項4に記載する牽引手段と反射手段は、反射テープなど公知の技術を設置する者であるから、説明を省略します。
10 折りたたみ式津波シェルター
20 外幕
21 縦型骨格部材
22 横型骨格部材
23 曲線状骨格部材
30 居住部(居住部空間・収納部空間)
31 居住部骨格部材
32 固定用ネット部材
33 居住部(収納部)の外側部材
34 居住部床材(収納部天井)
35 軟接続部
41 開閉部のチャック
42 開閉位置(開閉範囲)
50 収納袋
51 避難者
52 海面
53 牽引手段
54 水中抵抗手段
イ・ロ 曲線骨格部材の位置
X・Y 開口面
A・B・C 固定用ネット部材の網目

Claims (5)

  1. 弾性の骨格部材が接続された外幕で形成されている、折りたたみ式津波シェルターであって、
    前記外幕は、所定体積を有し、軟質部材で形成された略球体或いは略球錐体の、外幕であって、
    前記骨格部材は、所定の硬度と弾力性を有する部材で形成されて、小さく折りたたむ事もでき、少なくとも一部が前記外膜に接続されて、前記外膜を略球体或いは略球錐体に保つ事ができる、骨格部材であって、
    前記外膜の内部に、居住部空間を形成する居住部材が内蔵されており、
    前記外膜に、人が出入りする事ができる開閉部が設けられている
    折りたたみ式津波シェルター。
  2. 前記骨格部材が、横型骨格部材と縦型骨格部材に、或いは横型骨格部材と曲線状骨格部材によって構成され、外幕の内側にある、或いは外幕の外側にある、或いは少なくとも一部が外幕と一体化している
    請求項1に記載されている折りたたみ式津波シェルター。
  3. 前記居住部材が、弾性の居住部骨格部材と、固定用ネット部材と、収納部材で構成されて、前記居住部空間が形成されている
    請求項1に記載されている折りたたみ式津波シェルター。
  4. 前記折りたたみ式津波シェルターに、水中抵抗手段、或いは移動補助部材が付設されている
    請求項1に記載されている折りたたみ式津波シェルター。
  5. 前記折りたたみ式津波シェルターに、牽引手段、或いは反射手段が付設されている
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4のいずれかに記載されている折りたたみ式津波シェルター。
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