JP5499909B2 - 車両用シート - Google Patents

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本発明は、送風装置を内蔵の車両用シートに関する。
この種の車両用シートとして、特許文献1に開示の車両用シートが公知である。この車両用シートは、シートクッションと、シートバックと、送風装置を有する。
シートバックは、シートクッションに起立可能に連結する部材であり、着座面に開口する複数の孔部を有する。
また送風装置は、シートバックに内蔵される円筒状の箱体であり、遠心式の送風機構(装置軸方向から吸気しつつ遠心方向に送風する機構)と、複数の孔部(第一開口部,第二開口部)を有する。第一開口部は、送風装置の前面側(装置の軸芯方向側)に形成された貫通孔であり、送風機構に気体を供給できる。また第二開口部は、送風装置の周面側(装置の遠心方向)に形成された貫通孔であり、送風機構の送風を装置外に吹出できる。
そして公知技術では、送風装置(第二開口部)から吹出される気体を、シートバックの孔部を介して乗員に送風できる。
ここで特許文献1の送風装置は、車両用シートに内蔵されることから、所定の強度を有することが好ましい。
例えば特許文献2の図5を参照して、送風装置の後面に複数のリブ片(縦断面視で略長方形状の凸部)を設けることにより、同装置の強度向上(補強)を図ることができる。
また特許文献1の送風装置は、車両用シートに内蔵されることから、各種の車両規制をクリアする必要がある。
例えば一般的な車両規制「道路運送車両の保全基準の細目を定める告示」では、「座席後部の表面は、乗車人員へ危害を与えるような処理や鋭利な突起があってはならない」との規定がある(非特許文献1の2〜3頁を参照)。
なお同規制の適用除外として、「3.1.4に定める各エリア(後述)の突起が、その付近の表面から3.2mm未満であり、突起の高さが当該突起の幅の2分の1を超えないもの」との規定がある(非特許文献1の3頁を参照)。
特開2010−273号公報 特開2007−138844号公報
道路運送車両の保全基準の細目を定める告示[2005.11.09]別添30(座席及び座席取付装置の技術基準)
ここで特許文献2のリブ片はやや鋭利な凸部であることから、上記車両規制(いわゆる内突法規)を考慮すると、すんなり特許文献1の送風装置に適用できる構成ではなかった。もっともリブ片の寸法を小さく抑える(例えば3.2mm未満に設定する)こともできるが、そうすると送風装置の十分な補強を図ることが困難となる。
本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、車両規制を満たしつつ、送風装置を補強することにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の車両用シートは、シートクッションと、シートクッションに対して起立可能に連結するシートバックと、シートバック内に配設される送風装置を有する。そして送風装置から吹出される気体を、シートバックに設けた孔部を介して乗員に送風可能である。
本発明の送風装置は、中空の箱体(例えば円筒状)であるとともに、送風機構と、送風機構を内蔵の空間部と、送風装置一面に形成の補強部を有する。そして送風装置をシートバック内に配設するに際して、送風装置の一面を、着座側とは異なるシートバックの後面側に向ける。
この種のシート構成では、上述の補強部が、車両規制を満たしつつ送風装置を補強できることが望ましい。
そこで本発明では、上述の補強部が、送風装置の外部に向かって突出する中空の突出部と、突出部内において空間部に向かって突出するリブ片とを有する。そしてシートバックの後面側を臨む突出部の一面が曲面状(例えば曲率半径3.2mm以上の曲面を有する半円柱状、半円錐状又は半球状)である。
本発明では、曲面状の突出部(非鋭利な突出部)内にリブ片を設けることで、車両規制を満たしつつ、送風装置を補強することができる。
第2発明の車両用シートは、第1発明の車両用シートであって、上述のリブ片が、空間部に侵入することなく突出部内に収まる突出寸法を有する。こうすることで送風装置に、送風機構を収納可能な空間部の容量(例えば従来構成と同様の容量)を確保することができる。
本発明に係る第1発明によれば、車両規制を満たしつつ、送風装置を補強することができる。また第2発明によれば、送風装置の大型化を回避しつつ補強することができる。
車両用シートの斜視図である。 フレーム部材の正面図である。 シートバック一部の縦断面図である。 送風装置の一部縦断面図である。 実施例2に係る送風装置の一部を破断して示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図5を参照して説明する。図5では、便宜上、一部のリブ片にのみ符号を付す。そして各図には、適宜、車両用シート前方に符号F、車両用シート後方に符号B、車両用シート上方に符号UP、車両用シート下方に符号DWを付す。
本実施例の車両用シート2は、シートクッション4と、シートバック6と、ヘッドレスト8を有する(図1を参照)。これらシート構成部材は、表皮材(4S,6S,8S)と、クッション材(4P,6P,8P)と、フレーム部材(4F,6F,8F)を有する。
ヘッドレスト8は、シートバック6上部に着脱可能な部材であり、フレーム部材8Fを有する(図1及び図2を参照)。フレーム部材8Fは、略逆U字状(正面視)の部材であり、直線状の自由端(一対のステー部材11,12)を有する。
本実施例では、フレーム部材8Fをヘッドレスト8内に配設しつつ、一対のステー部材11,12を下方に突出させる。そして各ステー部材11,12を、シートバック6(後述の各サポート部材21,22)に挿設することで、シートバック6上部にヘッドレスト8を取付けることができる。
<実施例1>
シートバック6(詳細後述)は、シートクッション4に起倒可能に連結する部材であり、後述の送風装置40を有する(図2〜図4を参照)。そして本実施例のシートバック6は、送風装置40から吹出される気体を乗員(着座状態の乗員)に送風可能である。
この種のシート構成では、車両規制を満たしつつ、送風装置40を補強できることが望ましい。そこで本実施例では、後述の構成により、車両規制を満たしつつ送風装置40を補強することとした。以下各構成について詳述する。
[シートバック(基本構成)]
本実施例のシートバック6は、基本構成(6S,6P,6F)と、後述の送風流路部30及び送風装置40を有する(図1〜図3を参照)。なおシートバック6の後面には、ボード部材9を配設することができる。
表皮材6Sは、クッション材6Pを被覆する袋状部材であり、例えば気体の通過可能な布帛(織物,編物,不織布)で構成できる。クッション材6Pは、シート外形をなす部材であり、例えばポリウレタンフォームなどの弾性力を有する部材で構成できる。
本実施例のクッション材6Pは、複数の孔部6Hと、後述の凹部32(送風流路部30の一構成)を有する。複数の孔部6Hは、クッション材6Pを厚み方向に貫通する貫通孔であり、後述の凹部32に連通して着座面に開口する。
フレーム部材6Fは、骨格をなす枠状部材(正面視で略U字状)であり、上部フレーム6aと、一対の側部フレーム6bと、下部フレーム6cと、バネ部材6dと、ブラケット6eを有する(図2を参照)。
上部フレーム6aは、シート上部をなす筒状部材(正面視で略逆U字状)であり、一対のサポート部材21,22を有する。一対のサポート部材21,22は、各々ステー部材11,12を挿設可能な筒状部材である。本実施例では、一対のサポート部材21,22をシート方向に並列しつつ、サポートブラケット21B,22Bを介して上部フレーム6a上部に取付ける。
また一対の側部フレーム6bは、それぞれシート側部をなす平板部材であり、上部フレーム6aの下端に取付けられる。そして下部フレーム6cは、シート下部において一対の側部フレーム6b間に橋渡しされた平板部材である。
またバネ部材6dは、撓み変形可能な線状部材(略U字状)である。本実施例では、バネ部材6d上部(自由端側)を上部フレーム6aに取付けるとともに、バネ部材6d下部(自由端とは異なる連結部分)を下部フレーム6cに取付ける。
そしてブラケット6eは、シート幅方向に長尺な平板部材である。本実施例では、上部フレーム6aの所定位置(後述)にブラケット6eを橋渡し状に取付けたのち、ブラケット6eの中央部位16(やや幅広な部位)に、後述の送風装置40を取付ける。
[送風流路部]
送風流路部30は、送風装置40(後述)の送風を孔部6Hに導く流路であり、凹部32と、蓋部材34と、管部材36を有する(図2及び図3を参照)。
凹部32は、クッション材6P前部の裏面(シート内方側の面)に設けることができる。本実施例の凹部32は、略矩形(正面視)の凹み箇所であり、複数の孔部6Hを網羅可能な面積を有する。
また蓋部材34は、正面視で略H字状の中空箱体(典型的に樹脂製)であり、その略中央に挿通孔H(貫通孔)を有する。蓋部材34は、凹部32に倣った寸法(やや小寸)を有して、凹部32に嵌込むことができる。
本実施例では、蓋部材34を凹部32に嵌込みつつ(密閉しつつ)、管部材36の一端を挿通孔Hに連通し、管部材36の他端を送風装置40(後述)に接続する。
[送風装置]
本実施例の送風装置40は、中空の箱体(短尺な円筒状)であり、送風機構42と、空間部44と、第一開口部46と、第二開口部48と、補強部50を有する(図2〜図4を参照)。
第一開口部46は、送風装置40の前面側(装置の軸方向)に形成された貫通孔であり、送風機構42に気体を供給できる。また第二開口部48は、送風装置40の周面側(装置の遠心方向)に形成された貫通孔であり、後述の送風機構42からの送風を装置外部に排出できる。そして空間部44は、送風装置40の内部空間(縦断面視で略長方形状)であり、送風機構42を収納できる。
ここで本実施例の送風装置40(送風機構42を除く)は典型的に一体成形品である。送風装置40(送風機構42を除く)の材質として、ポリプロピレン(PP)、ポリアセタール(POM)、エチレン・プロピレンゴム(EPM,EPDM)、各種エラストマを例示できる。
そして送風機構42は、小径の円筒状部材であり、空間部44内に収納することができる。ここで送風機構42として、例えば遠心式の機構(装置軸方向から吸気しつつ遠心方向に送風する機構)を使用できる。
この種の送風機構42として、多翼ファン(シロッコファン)、プレートファン、ターボファン、翼形ファン、リミットロードファンを例示できる。
(補強部)
補強部50は、送風装置40を補強する部位であり、送風装置40の後面側(シートバック後面を臨む側)に形成できる(図3及び図4を参照)。本実施例の補強部50は、複数の突出部(52a〜52c)と、複数のリブ片(54a〜54c)を有する。
突出部52a〜52c(外形形状の詳細は後述)は、それぞれ曲面状の外面(シートバックの後面側を臨む一面)を有する中空の凸部位であり、送風装置40の外部に向かって突出する。またリブ片54a〜54cは、それぞれ略長方形状(縦断面視)の部位であり、突出部(52a〜52c)内において空間部44に向かって突出する。
本実施例では、複数の突出部52a〜52cを、シート幅方向に延びる半円柱状(断面視では半円状)に形成するとともに、シート上下方向に並列させる。そしてこれら複数の突出部52a〜52c内に、それぞれリブ片(54a〜54c)を形成する。
(リブ片の突出寸法)
ここでリブ片54a〜54cの突出寸法L1は特に限定しないが、例えば3.2mm〜10.0mmに設定することで、送風装置40の十分な補強を図ることができる(図4を参照)。このときリブ片54a〜54cの高さ(突出寸法L1)が、当該リブ片の幅寸法の2分の1を超えることもできる。
本実施例では、各リブ片(54a〜54c)を、空間部44に侵入させることなく突出部(52a〜52c)内に収まる突出寸法L1とする。そして本実施例では、各突出部(52a〜52c)の外形形状などを適宜調節して、所望の突出寸法L1を有する各リブ片(54a〜54c)を比較的簡単に形成することができる。
また本実施例では、突出部(52a〜52c)とリブ片(54a〜54c)を、送風装置40の成形時に一体的に形成することができる(図4を参照)。
このときリブ片(54a〜54c)の厚み寸法T1と、突出部(52a〜52c)の厚み寸法T2を同一に設定することが好ましい。こうすることで装置成形時における突出部とリブ片の収縮量や硬化速度が同一となり、仕上がりの良い補強部50を形成することができる(一体成形の容易な構成となる)。
(送風装置の配設)
本実施例では、送風装置40の前面(第一開口部46)を着座面側に配置しつつ、送風装置40の後面(補強部50)を、シートバック6の後面側に向ける(図2及び図3を参照)。そして第二開口部48をシート下方に向けつつ管部材36に接続する。
このときブラケット6eの配設位置を適宜設定するなどして、後述のエリア3に送風装置40を配設することができる(図2を参照)。
ここで非特許文献1の4.5.1.1.〜4.5.3.には、シートバック6の衝撃吸収試験において、下記の3エリアが例示される。
エリア1:頭部後傾抑止装置(ヘッドレスト)を備えるセパレート座席又はベンチシートのエリアは、当該座席(シートクッション)又は着座位置の縦中心面の両側70mmに位置する縦垂直面の間とし、シートクッションのRポイント(後述)をとおるレファレンスライン635mm上方の位置に直角な面から上方にあるものとする。
エリア2:一体式頭部後傾抑止装置を備えるセパレート座席又はベンチシートのエリアは、エリア1の範囲を除く座席のRポイント上又は着座位置から440mmに位置するレファレンスラインに直角な面から上方とする。
エリア3:エリア3はセパレート座席又はベンチシートの後面とし、エリア1及びエリア2を除く3.1.4.1.3.(後述)に定める水平面より上方に位置する部分とする。
また非特許文献1の2.10.には、「「Rポイント」とは、別紙1に定義するシーティングレファレンスポイントをいう」との定めがある(別紙1「自動車の着材位置のヒップポイントと実トルソ角の決定手順」を参照)。
そして同文献の3.1.4.1.3.には、「各座席列の最も低いRポイントをとおる水平面より下に位置する座席の後部(各座席列の高さが異なる場合、水平面は後部座席列から直前の座席列のRポイントをとおる垂直方向に向けて上下させるものとする)」との定めがある。
(突出部の外形形状)
そして送風装置40は、車両用シート2に内蔵されることから、各種の車両規制をクリアする必要がある(図1〜図4を参照)。
ここで非特許文献1の3.1.4.には、「座席後部の表面は、乗車人員へ危害を与えるような処理や鋭利な突起があってはならない。本要件は、4.1.に定める試験(上述のシートバックの衝撃吸収試験)において、座席後部の表面が下記に示すものであれば適合するものとする」との規定がある。
エリア1:曲率半径2.5mm以上
エリア2:曲率半径5.0mm以上
エリア3:曲率半径3.2mm以上
そこで本実施例では、上述の各エリアを参照して、突出部52a〜52cの曲率半径を設定する(図4を参照)。このとき突出部52a〜52cとして、曲率半径3.2以上の半円形状の凸部(上記車両規制を満たす非鋭利な凸部)を形成することにより、上述のエリア3の基準を満たすことができる。
以上説明したとおり本実施例では、曲面状の(非鋭利な)突出部52a〜52c内にリブ片(54a〜54c)を設ける。このため本実施例によれば、車両規制(内突法規)を満たしつつ、送風装置40を補強することができる。
また本実施例では、上述のリブ片(54a〜54c)が、空間部44に侵入することなく突出部(52a〜52c)内に収まる突出寸法L1を有する。このため送風装置40の大型化を回避しつつ補強することができる。
そして本実施例では、リブ片(54a〜54c)の厚み寸法T1と、突出部(52a〜52c)の厚み寸法T2を同一に設定したことで、一体成形の容易な構成となる。
<実施例2>
本実施例の車両用シートは、実施例1の車両用シート2とほぼ同一の基本構成を備えるため、共通の構造は対応する符号を付す等して詳細な説明を省略する。
本実施例の補強部50Aは、突出部(図示省略)と、リブ片54を有する(図5を参照)。リブ片54は、正面視でツリー状であり、第一リブ部55aと、複数の第二リブ部55bと、複数の第三リブ部55c〜55eを有する(図5では、便宜上、一部のリブ片にのみ符号を付す)。
そして第一リブ部55aは、装置中央の円筒状の部位である。複数の第二リブ部55b(やや長尺な直線状)は、それぞれ第一リブ部55aから放射状に延びる部位である。また第三リブ部55c〜55e(やや短尺な直線状)は、それぞれ各第二リブ部55bから枝分かれする部位である。
本実施例では、ツリー状のリブ片54を形成することで、送風装置40Aの更なる補強を図ることができる。なお本実施例の突出部は、リブ片54の形状に倣ったツリー状の凸部(例えば半円錐状)であり、シートバックの後面側を臨む一面が曲面状である。
本実施形態の車両用シートは、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。
(1)本実施形態では、専らエリア3に送風装置40を配設する例を説明したが、送風装置40の配設位置を限定する趣旨ではない。そして送風装置の配設エリアに応じて、突出部の曲率半径を定めることができる。
また本実施例では、専ら「頭部後傾抑止装置(ヘッドレスト)を備えるセパレート座席又はベンチシート」を例示した。本実施例の構成は、「頭部後傾抑止装置(ヘッドレスト)を備えないセパレート座席又はベンチシート」にも適用できる。
(2)また本実施形態では、半円柱状(正面視で直線状)又はツリー状の突出部を例示したが、突出部の構成を限定する趣旨ではない。突出部は、正面視で、例えば格子などの交叉状、輪状、点状(半球状)とすることができる。また突出部は、単数であってもよく複数であってもよい。なお突出部の外面は、非鋭利である限り、その一部に平面状(縦断面視で直線状)の部分があってもよい。
(3)また本実施形態では、複数のリブ片を突出部内に形成することができる。また空間部の容量が十分である場合には、リブ片を空間部内に突出させることができる。
(4)また本実施形態では、リブ片(54a〜54c)の厚み寸法T1と、突出部(52a〜52c)の厚み寸法T2を同一に設定する例を説明した。これとは異なり、リブ片と突出部の厚み寸法は異なっていてもよい。
(5)また本実施例では、突出部やリブ片等の形状や送風装置の形状を例示したが、これら部材等の形状を限定する趣旨ではない。
(6)また本実施例では、専ら遠心式の送風機構を例示したが、送風機構の構成を限定する趣旨ではない。
2 車両用シート
4 シートクッション
6 シートバック
8 ヘッドレスト
9 ボード部材
6S 表皮材
6P クッション材
6F フレーム部材
6a 上部フレーム
6b 側部フレーム
6c 下部フレーム
6d バネ部材
6e ブラケット
6H 孔部
30 送風流路部
32 凹部
34 蓋部材
36 管部材
40 送風装置
42 送風機構
44 空間部
46 第一開口部
48 第二開口部
50 補強部
52a〜52c 突出部
54a〜54c リブ片

Claims (2)

  1. シートクッションと、前記シートクッションに対して起立可能に連結するシートバックと、前記シートバック内に配設される送風装置を有し、前記送風装置から吹出される気体を、前記シートバックに設けた孔部を介して乗員に送風可能であり、
    前記送風装置が中空の箱体であるとともに、送風機構と、前記送風機構を内蔵の空間部と、前記送風装置一面に形成の補強部を有し、前記送風装置を前記シートバック内に配設するに際して、前記送風装置の一面を、前記シートバックの後面側に向ける車両用シートにおいて、
    前記補強部が、前記送風装置の外部に向かって突出する中空の突出部と、前記突出部内において前記空間部に向かって突出するリブ片とを有し、前記シートバックの後面側を臨む前記突出部の一面が曲面状である車両用シート。
  2. 前記リブ片が、前記空間部に侵入することなく前記突出部内に収まる突出寸法を有する請求項1に記載の車両用シート。
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