JP5499797B2 - 液体噴射装置 - Google Patents
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Description
した電界による紙粉の付着が残る以上、記録用紙への印刷不良を抑制する上ではなお改良の余地を残すものとなっている。
この液体噴射装置によれば、プラテン上に印刷媒体が搬送されない期間では、印刷媒体との摩擦によって一旦帯電したプラテンが大気等との電荷の交換によってその電気的な極性を失う傾向にある。この点、上記構成によれば、印刷媒体が吸収体の直上に到達する前に、アース電位とは異なる他の電位からアース電位へと吸収体の電位が切り替えられるため、上述した期間においてプラテンの電気的な極性が失われつつある場合であっても、プラテンと吸収体との間に形成される電界によって、プラテン上に浮遊する紙粉を吸収体に引き寄せることが可能である。
電界よりも相対的に強くなる。このため、こうした電界の強度差に応じて吸収体に誘導される紙粉の量が増大し、ひいては、液体噴射ヘッドに対する紙粉の付着量をより低減することができるようになる。
この液体噴射装置によれば、電荷を帯びた紙粉が吸着した状態から、吸収体が浮遊電位に切り替えられる。そのため、浮遊電位に切り替えられた吸収体には、電気的に中性化されていない紙粉が残存するようになる。そして、後続する印刷媒体が搬送されるまで、吸収体が少なからず電荷を帯び続けることとなる。その結果、プラテン上に印刷媒体が搬送されない期間であっても、プラテン上に浮遊する帯電した紙粉が、電荷を帯びた吸収体に少なからず静電気的に吸着するようになる。
上記構成によれば、吸収体として、印刷領域外に噴射された液体を吸収する機能と、アースへの接続を通じてプラテンとの間で電界を発生させる機能とを好適に両立することができるようになる。
上記構成によっても、吸収体として、印刷領域外に噴射された液体を吸収する機能と、アースへの接続を通じてプラテンとの間で電界を発生させる機能とを好適に両立することができるようになる。
方の領域であって、搬送方向後方におけるプラテン30の端部と、搬送方向前方におけるプラテン30の端部とに挟まれる領域を、以下では記録領域Rとする。
図2に示されるように、プリンターは、装置全体を統括制御するとともに、上記スイッチSW1及びSW2のオン/オフ態様を制御する切替制御部としての制御部40を備えている。こうした制御部40の入力側インターフェースには、上記紙検出センサ14が電気的に接続されている。また、制御部40の出力側インターフェースには、上記給紙モータM1、紙送りモータM2、キャリッジモータM3、記録ヘッド21、及びスイッチSW1及びSW2が電気的に接続されている。そして、制御部40では、紙検出センサ14から送信される信号と、給紙モータM1及び紙送りモータM2の制御量から求まる記録用紙Pの搬送量とに基づいて記録用紙Pの位置が検出される。こうして制御部40では、この検出された記録用紙Pの位置に基づき、給紙モータM1、紙送りモータM2、キャリッジモータM3、及び記録ヘッド21の駆動制御、並びにスイッチSW1及びSW2のオン/オフ制御が行われる。
間を浮遊した後、プラテンリブ31とノズルプレート22との間の電界に誘導されてノズルプレート22に付着することとなってしまう。
まず、図3(a)に示されるように、上記制御部40による演算を通じて、記録用紙Pが記録領域Rに存在せず、記録用紙Pの搬送方向前方の先端Pfがいずれのプラテンリブ31a〜31cにも接触していないと判断された場合には、スイッチSW1及びSW2は共に「オフ」とされる。この際、アースに接続されていない吸収体33a及び33bが例えば負に帯電していたよう場合には、プラテン30の直上に浮遊する紙粉Pdのうち、正に帯電した紙粉Pdpが吸収体33a及び33bに静電吸着される。
吸収体33bがアースに接続される。
(1)上記実施形態によれば、吸収体33a及び33bがアースに接続されることにより、プラテンリブ31を基点とする電界が分散される。このため、記録用紙Pの先端Pfである裁断面がプラテンリブ31と衝突したことによって紙粉Pdが飛散したとしても、負に帯電した紙粉Pdnが吸収体33a及び33bに支配的に誘導される分、ノズルプレート22に紙粉Pdnが集中して吸着することを抑制できるようになる。ひいては、ノズル詰まり等に起因するインクの噴射不良が抑制されるようになる。
・上記実施形態では、多孔質部材に導電性の液体が含浸された吸収体33a及び33bを用いることとした。これに限らず、ポリエチレンやポリウレタン等の多孔質部材にカーボン等の導電性材料が混入された吸収体を用いるようにしてもよい。要は、液体噴射ヘッドから噴射されたインクを吸収するとともに、導電性を有した材料、あるいは吸収したインクによって導電性を発現するような材料から構成される吸収体であればよい。
プラテンリブ31aとの距離がノズルプレート22とプラテンリブ31aとの距離よりも短くなる態様で設けることとした。また、上記方向前方の吸収体33bを、同吸収体33bとプラテンリブ31bあるいは31cとの距離がノズルプレート22とプラテンリブ31bあるいは31cとの距離よりも短くなる態様で設けることとした。これに限らず、各プラテンリブ31a〜31cと吸収体33a及び33bとの距離は、各プラテンリブ31a〜31cとノズルプレート22との距離と同じ距離、あるいは各プラテンリブ31a〜31cとノズルプレート22との距離よりも長いものであってもよい。要は、吸収体33a及び33bをアースに接続することによって、各プラテンリブ31a〜31cから発生する電界を分散可能な構成であればよい。
Claims (8)
- 紙製の印刷媒体との摩擦によって負に帯電するプラテン上に前記印刷媒体を搬送する搬送部と、
アースに接続され、かつ前記プラテンに対向するように配置されて、前記プラテンに支持されている前記印刷媒体の表面に対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
を備える液体噴射装置であって、
前記プラテンにおける前記液体噴射ヘッド側に形成された凹部に配置されて、前記液体噴射ヘッドから噴射された液体のうち、前記印刷媒体外に噴射された液体を吸収する導電性の吸収体と、
前記吸収体の電位をアース電位と該アース電位とは異なる他の電位とに切り替える切替部と、
前記印刷媒体が前記プラテン上に到達する所定のタイミングで前記切替部の制御を通じて前記吸収体の電位を前記他の電位から前記アース電位に切り替える切替制御部と、
を有することを特徴とする液体噴射装置。 - 前記切替制御部は、前記吸収体に対する前記液体噴射ヘッド側に前記印刷媒体が到達する前に、前記吸収体の電位を前記アース電位とする請求項1に記載の液体噴射装置。
- 前記切替制御部が、
前記プラテンに対する前記液体噴射ヘッド側に前記印刷媒体が到達した後に、前記切替部の制御を通じて前記吸収体の電位をアース電位とする請求項2に記載の液体噴射装置。 - 前記プラテンにおいて前記印刷媒体を支持する面と前記吸収体における前記液体噴射ヘッド側の面との距離が、前記プラテンにおいて前記印刷媒体を支持する面と前記液体噴射ヘッドにおける前記プラテン側の面との距離よりも短い請求項2又は3に記載の液体噴射装置。
- 前記切替部が、
前記吸収体の電位をアース電位と浮遊電位とに切り替える請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体噴射装置。 - 前記切替制御部が、
前記印刷媒体における搬送方向の先端が前記吸収体に対する前記液体噴射ヘッド側から離脱するときに、前記吸収体の電位を浮遊電位とする請求項5に記載の液体噴射装置。 - 前記吸収体は、多孔質部材に導電性の液体が含浸されてなる請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
- 前記吸収体は、多孔質部材に導電性材料が混入されて形成されたものである請求項1〜7のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
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