JP5499654B2 - 蓄電制御装置および蓄電制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電制御装置および蓄電制御方法に関し、特に発電素子を利用して蓄電素子を蓄電するための蓄電制御装置、および、その処理方法に関する。
環境保護対策として、二酸化炭素や汚染物質を排出しないクリーンなエネルギーの開発が求められている。とりわけ、近年、太陽光発電や風力発電の普及が拡大している。特に、太陽光発電装置は、住宅の屋根等に配置可能な太陽電池(ソーラーパネル)の低価格化や高発電効率化が進み、一般家庭にも徐々に普及しつつある。また、小型化も進み、太陽電池を搭載した携帯電話などの販売も始まっている。
太陽電池は、乾電池等の定電圧源と性質が異なり、端子間の電圧に依存した電流源としての性質を備える。そのため、太陽電池から最大出力を得るには、太陽電池と接続する負荷の電圧を、太陽電池の最大動作点電圧と一致させる必要がある。また、太陽電池の電流電圧特性において、電力が最大となる最大動作点(MPP:Maximum Power Point)は、ただ一点存在する。しかし、太陽電池の電流電圧特性は照度や温度などの環境に依存して変化するため、最大動作点電圧を得る制御は太陽電池接続機器の動作時に行う必要がある。このような、機器動作時に最大動作点を得るための制御は、MPPT(Maximum Power Point Tracking)制御と呼ばれる。
MPPT制御を実行する手法は多く提案されているが、直流経路における手法を大別すると、複数の太陽電池の直列または並列の接続を切り替える手法(例えば、特許文献1参照。)、および、スイッチング型DC−DCコンバータを制御して最大動作点を得る手法(例えば、特許文献2参照。)の二種類の手法がある。
特開2001−218365号公報(図1) 特開平7−336910号公報(図1)
MPPT制御を実行するために、複数の太陽電池の直列または並列の接続を切り替える手法によれば、最大動作点に近づくように制御することができる。しかしながら、この手法では、太陽電池同士を並列に接続するために、各太陽電池の最大動作点電圧が同じものを用いる必要があるという制約がある。また、太陽電池の数によって取りうる直列または並列の接続形態が変わり、例えば太陽電池が2枚の場合は全直列と全並列の2点、太陽電池が6枚の場合は4点の最大動作点から選択することになる。各点間の電圧の差が均等でないため、端子間電圧を最大動作点に合わせることが出来ない電圧の区間が多く存在してしまうという問題があった。
また、DC−DCコンバータを制御して最大動作点を得る手法によれば、蓄電池への充電電流が最大となるようにスイッチへの制御信号を制御することができる。しかしながら、DC−DCコンバータにおける電力損失や、電流測定回路等の制御回路での電力損失が発生するという問題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、太陽電池等の発電素子の最大動作点を維持するよう制御するとともに、電力損失を回避することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その第1の側面は、起電力を生成する複数の発電素子と、上記複数の発電素子を複数のグループに分けて当該グループ毎に経路を形成するように経路切替を行う経路切替部と、上記複数のグループのうち一部のグループの出力を蓄電素子に供給する短絡経路と、上記複数のグループのうち上記一部のグループ以外の出力の電圧レベルを変換する電圧変換部と、上記電圧変換部の出力を上記蓄電素子に供給する変圧経路とを具備する蓄電制御装置である。これにより、複数の発電素子の接続経路を、電圧変換部を介する変圧経路と、電圧変換部を介さない短絡経路とに分けて、同一の蓄電素子に供給することにより、発電素子の最大動作点を維持するよう制御させるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記経路切替部における経路切替を制御する経路切替制御部と、上記電圧変換部における電圧変換の変圧率を制御する電圧変換制御部とをさらに具備し、上記経路切替制御部および上記電圧変換制御部は、上記変圧経路における上記発電素子から最大電力が得られるように上記蓄電素子と接続される側の電圧を制御するようにしてもよい。これにより、発電素子の最大動作点を維持するよう制御するとともに、電力損失を回避させるという作用をもたらす。また、この場合において、上記電圧変換を経ることなく上記変圧経路における上記電圧変換部の入力電圧と上記短絡経路における上記蓄電素子と接続される側の電圧の差異が所定の範囲内に収まる場合には上記電圧変換部を迂回するための切替を行う迂回切替部をさらに具備してもよい。これにより、電圧変換部における電力損失を回避させるという作用をもたらす。
また、本発明の第2の側面は、起電力を生成する複数の発電素子と、上記複数の発電素子を複数のグループに分けて当該グループ毎に経路を形成するように経路切替を行う経路切替部と、上記複数のグループのうち一部のグループの出力を第1の蓄電素子に供給する短絡経路と、上記複数のグループのうち上記一部のグループ以外の出力の電圧レベルを変換する電圧変換部と、上記電圧変換部の出力を上記第1の蓄電素子とは異なる第2の蓄電素子に供給する変圧経路とを具備する蓄電制御装置である。これにより、複数の発電素子の接続経路を、電圧変換部を介する変圧経路と、電圧変換部を介さない短絡経路とに分けて、別個の蓄電素子に供給することにより、発電素子の最大動作点を維持するよう制御させるという作用をもたらす。
また、本発明の第3の側面は、起電力を生成する複数の発電素子と、上記複数の発電素子を複数のグループに分けて当該グループ毎に経路を形成するように経路切替を行う経路切替部と、上記複数のグループについて電圧レベルの変換を要するグループと要しないグループとに振り分けて接続切替を行う接続切替部と、上記複数のグループのうち電圧レベルの変換を要しないグループの出力を蓄電素子に供給する短絡経路と、上記複数のグループのうち電圧レベルの変換を要するグループの出力の電圧レベルを変換する電圧変換部と、上記電圧変換部の出力を上記蓄電素子に供給する変圧経路とを具備する蓄電制御装置である。これにより、複数の発電素子の接続経路を、電圧変換部を介する変圧経路と、電圧変換部を介さない短絡経路とに分けて、同一の蓄電素子に供給する際に、任意の経路の組合せを実現させるという作用をもたらす。すなわち、上記経路切替部および上記接続切替部は、上記複数の発電素子の全てを上記短絡経路上に直列に接続するように切替を行ってもよく、また、上記複数の発電素子の全てを上記変圧経路上に直列に接続するように切替を行ってもよい。また、上記経路切替部および上記接続切替部は、一つの上記電圧変換部に全ての上記変圧経路と接続するように切替を行ってもよい。
また、本発明の第4の側面は、起電力を生成する複数の発電素子と、上記複数の発電素子を複数のグループに分けて当該グループ毎に経路を形成するように経路切替を行う経路切替部と、上記複数のグループのうち一部のグループの出力を蓄電素子に供給する短絡経路と、上記複数のグループのうち上記一部のグループ以外の出力の電圧レベルを変換する電圧変換部と、上記電圧変換部の出力を上記蓄電素子に供給する変圧経路とを備える蓄電制御装置において、上記複数の発電素子の最大動作点電圧を取得する最大動作点電圧取得手順と、上記複数の発電素子のうち上記最大動作点電圧の合計が上記蓄電素子の適正充電電圧の範囲内に収まるような集合を上記一部のグループとして決定するグループ決定手順と、上記一部のグループに属する発電素子を上記短絡経路に接続し、それ以外の発電素子を上記電圧変換部に接続する接続手順とを具備する蓄電制御方法である。これにより、複数の発電素子の接続経路を、電圧変換部を介する変圧経路と、電圧変換部を介さない短絡経路とに分けて、蓄電素子の適正充電電圧の範囲内で充電することにより、発電素子の最大動作点を維持するよう制御させるという作用をもたらす。
また、本発明の第5の側面は、起電力を生成する複数の発電素子と、上記複数の発電素子を複数のグループに分けて当該グループ毎に経路を形成するように経路切替を行う経路切替部と、上記複数のグループのうち一部のグループの出力を蓄電素子に供給する短絡経路と、上記複数のグループのうち上記一部のグループ以外の出力の電圧レベルを変換する電圧変換部と、上記電圧変換部の出力を上記蓄電素子に供給する変圧経路とを備える蓄電制御装置において、上記複数の発電素子の直列接続による電圧が上記蓄電素子の動作電圧に達した場合には上記蓄電素子への蓄電を開始する蓄電開始手順と、照度の高い環境下では上記複数の発電素子の並列度が高くなるように上記経路切替を行う並列切替手順と、照度の低い環境下では上記複数の発電素子の直列数が多くなるように上記経路切替を行う直列切替手順と、上記複数の発電素子の直列接続による電圧が上記蓄電素子の動作電圧に達しない場合には上記蓄電素子への蓄電を停止する蓄電停止手順とを具備する蓄電制御方法である。これにより、複数の発電素子の接続経路を、電圧変換部を介する変圧経路と、電圧変換部を介さない短絡経路とに分けて、照度に応じて経路を切り替えることにより、発電素子の最大動作点を維持するよう制御させるという作用をもたらす。
本発明によれば、太陽電池等の発電素子の最大動作点を維持するよう制御するとともに、電力損失を回避することができるという優れた効果を奏し得る。
本発明の実施の形態による蓄電制御装置の基本構成例を示す図である。 本発明の実施の形態による蓄電制御装置と蓄電素子との間の接続例を示す図である。 本発明の実施の形態による蓄電制御装置と蓄電素子とを接続した回路例を示す図である。 一般的の太陽電池の等価回路を示す図である。 一般的の太陽電池の電流電圧特性を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における蓄電制御装置の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における蓄電制御装置の処理手順例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における経路切替制御(ステップS910)の処理手順例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における集合PDa決定の詳細処理手順例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における電圧変換制御(ステップS920)の処理手順例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における蓄電制御装置の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における発電切替要素220の第1の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における発電切替要素220の第2の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における発電切替要素220の第3の構成例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における蓄電制御装置の構成例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における電圧変換制御(ステップS920)の処理手順例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態における蓄電制御装置の構成例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態における蓄電制御装置の状態遷移例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態における蓄電制御装置の構成例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態における発電切替要素240の構成例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態における経路切替制御の処理手順例を示す図である。 本発明の第6の実施の形態における蓄電制御装置の構成例を示す図である。 本発明の第6の実施の形態における集合PDa決定の処理手順例を示す図である。 本発明の第7の実施の形態における蓄電制御装置の構成例を示す図である。 本発明の第7の実施の形態における経路切替制御の処理手順例を示す図である。 本発明の実施の形態による蓄電制御装置と蓄電素子との間の他の接続例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.動作原理
2.第1の実施の形態(経路切替制御と電圧変換制御の例)
3.第2の実施の形態(2入力2出力の発電切替要素を用いた例)
4.第3の実施の形態(電圧変換制御を簡易化した例)
5.第4の実施の形態(発電素子の出力電圧に応じた状態遷移に基づく制御の例)
6.第5の実施の形態(4入力4出力の発電切替要素を用いた例)
7.第6の実施の形態(複数の短絡経路を用いた例)
8.第7の実施の形態(複数の変圧経路を用いた例)
9.変形例
<1.動作原理>
図1は、本発明の実施の形態による蓄電制御装置の基本構成例を示す図である。この構成例では、複数の発電素子111と、経路切替部112と、短絡経路119と、電圧変換部130と、変圧経路139とを備えている。
発電素子111は、起電力を出力する素子であり、例えば、太陽光から起電力を発生する太陽電池や風から起電力を発生する風力発電装置などにより実現される。経路切替部112は、複数の発電素子111の任意のものを接続する経路を切り替えるスイッチである。この経路切替部112における接続を変更することにより、発電素子111のそれぞれが接続される経路を切り替えることができる。
電圧変換部130は、発電素子111の出力の電圧レベルを変換するDC−DCコンバータである。この電圧変換部130と発電素子111との接続は、経路切替部112により行われる。
変圧経路139は、端子Cと端子Dの間の経路である。この変圧経路139上には電圧変換部130が接続され、発電素子111の出力の電圧レベルが変換されて、端子Dに供給される。短絡経路119は、端子Aと端子Bの間の経路である。この短絡経路119には電圧変換部130は接続されず、発電素子111の出力がそのまま端子Bに供給される。なお、短絡経路119の出力側に抵抗やダイオード等の電圧変換部130以外の素子を挿入するようにしてもよい。これは、発電素子111の出力電圧が低くなり、蓄電素子から発電素子側に電流が逆流する可能性がある場合に特に有用である。
図2は、本発明の実施の形態による蓄電制御装置と蓄電素子との間の接続例を示す図である。この例では、短絡経路119と変圧経路139とを並列接続して、同一の蓄電素子190に接続している。すなわち、端子BおよびDは蓄電素子190の正側に接続され、端子AおよびCは蓄電素子190の負側に接続されている。これにより、短絡経路119上の発電素子111の出力は蓄電素子190にそのまま供給され、変圧経路139上の発電素子111の出力は電圧変換部130によって電圧レベルが変換された上で蓄電素子190に供給される。
図3は、本発明の実施の形態による蓄電制御装置と蓄電素子とを接続した回路例を示す図である。この回路図は、図2の接続例において、経路切替部112の経路切替によって高照度の発電素子111aのグループと、低照度乃至中照度の発電素子111bのグループとに分けて、前者を短絡経路119に、後者を変圧経路139に接続したものである。このように、経路切替部112によって複数の発電素子111の任意のものを短絡経路119または変圧経路139の何れかに接続するよう経路を切り替えることができる。
図4は、一般的太陽電池の等価回路を示す図である。この等価回路は、電流源11と、ダイオード12と、抵抗13とを並列接続し、さらに抵抗14を直列接続した構成になっている。電流源11は光電流Iphを供給するものである。ダイオード12は理想ダイオードである。抵抗13はシャント抵抗Rshである。抵抗14は直列抵抗Rsである。太陽電池の端子間の電圧Vを上昇させると、電流源11からの電流Iphがダイオード12に流れるため、端子側に流れる電流Iは電圧Vの上昇とともに減少する。
図5は、一般的太陽電池の電流電圧特性を示す図である。太陽電池の端子間の電圧値が決まると、出力電流値が一意に定まる。電流値が0の場合の端子間の電圧を開放電圧(Voc)と呼び、端子間の電圧値が0の場合の出力電流値を短絡電流(Isc)と呼ぶ。上述のように、太陽電池の電流電圧特性のカーブにおいて、電力(=電圧×電流)が最大となる最大動作点はただ一点存在する。この最大動作点における電流を最大動作点電流(Ipm)と呼び、最大動作点における電圧を最大動作点電圧(Vpm)と呼ぶ。


上述した太陽電池の特性のため、太陽電池から最大出力を得るには、太陽電池と接続する負荷の電圧を、太陽電池の最大動作点電圧と一致させる必要がある。太陽電池の電流電圧特性は照度や温度などの環境に依存して変化するため、最大動作点電圧を得る制御を太陽電池接続機器の動作時に行う必要がある。そこで、本発明の実施の形態では、各発電素子111の最大動作点電圧を取得して、短絡経路119または変圧経路139の何れかに接続するよう経路を切り替えるとともに、出力電力に応じて電圧変換部130により電圧レベルを変換する。
本発明の実施の形態では、指定された出力電圧が最大動作点電圧となるように、まず短絡経路119に発電素子111を接続し、残りの発電素子111を変圧経路139に接続するよう制御する。これにより、例えば、充電電圧が変化する蓄電素子190と接続した場合など、指定された出力電圧の変化に対して常に高効率の出力を得ることができる。
また、本発明の実施の形態では、変圧経路139上の発電素子111に関しても、電圧変換部130のスイッチの切替え間隔を制御することによって、太陽電池のような端子間電圧に出力が依存する発電素子111についても高効率の出力を得ることができる。
また、本発明の実施の形態では、太陽電池の出力経路を短絡経路119と変圧経路139とに分散し、もしくは、電圧変換部130を介さずに全ての発電素子111を短絡経路119に接続することができる。この構成により、電圧変換部130による電力損失を少なく抑えることができる。
また、本発明の実施の形態では、出力電圧や出力電流が異なる発電素子111を異なる経路に接続するよう制御することができる。これにより、全ての経路上の発電素子111について最大出力を得ることができる。例えば、一部が陰になった太陽電池や、面角度の異なる位置に配置された太陽電池を複数接続し、高効率の出力を得ることができる。
また、本発明の実施の形態では、発電素子111が例えば太陽電池である場合、照度が高い場合(出力が大きい場合)と照度が低い場合(出力が小さい場合)とで、太陽電池の経路と電圧変換部130の配置を切り替えることができる。これにより、照度の大きさに関わらず常に高効率の電力を得ることができる。
<2.第1の実施の形態>
[蓄電制御装置の構成例]
図6は、本発明の第1の実施の形態における蓄電制御装置の構成例を示す図である。この蓄電制御装置は、発電切替部110と、経路切替制御部120と、N個の電圧変換部130−1乃至Nと、N個の電圧変換制御部140−1乃至Nとを備えており、蓄電素子190に対する蓄電を制御する。
発電切替部110は、K個の発電素子111−1乃至Kと、経路切替部112とを備え、発電素子111−1乃至Kの接続経路を切り替えて、発電素子111−1乃至Kからの起電力を出力するものである。発電素子111−1乃至Kは、起電力を出力する素子であり、上述のように発電素子111と総称することがある。経路切替部112は、上述のように、K個の発電素子111−1乃至Kのうち任意のものを接続する経路を切り替えるスイッチである。
経路切替制御部120は、経路切替部112による経路の切替を制御するものである。この経路切替制御部120による経路切替の制御の具体的内容については図面を参照して後述する。
電圧変換部130−1乃至Nは、発電素子111−1乃至Kの一部の出力について電圧レベルを変換するDC−DCコンバータであり、上述のように電圧変換部130と総称することがある。電圧変換制御部140−1乃至Nは、それぞれ電圧変換部130−1乃至Nに1対1に対応して、対応する電圧変換部130における電圧変換の変圧率を制御するものである。この電圧変換制御部140−1乃至Nについても、電圧変換制御部140と総称することがある。
蓄電素子190は、供給された電力を蓄電する素子であり、例えば、電気二重層コンデンサやリチウムイオン型二次電池などのように充電電圧が変化するものであってもよい。
この例では、経路切替部112の出力として、M個の短絡経路119−1乃至Mと、N個の変圧経路139−1乃至Nの計(M+N)個の経路を想定している。変圧経路139−1乃至N上には電圧変換部130−1乃至Nが接続されており、発電素子111の出力の電圧レベルが変換されて、蓄電素子190に供給される。短絡経路119−1乃至Mには電圧変換部130は接続されず、発電素子111の出力がそのまま蓄電素子190に供給される。その際、経路切替制御部120および電圧変換制御部140は、変圧経路139−1乃至Nにおける電圧および短絡経路119−1乃至Mにおける電圧が等しくなるように制御を行う。なお、上述のように、短絡経路119−1乃至Mを短絡経路119と総称し、変圧経路139−1乃至Nを変圧経路139と総称することがある。経路切替制御部120および電圧変換制御部140は、例えば上述の特許文献2に記載された方法や、電圧規制法、山登り法といった方法によって、変圧経路139における発電素子111から最大電力が得られるように、発電素子111と接続される側の電圧を制御する。
[蓄電制御装置の動作例]
図7は、本発明の第1の実施の形態における蓄電制御装置の処理手順例を示す図である。ここでは、カウンタ出力countを想定し、このカウンタ出力countは最初に「0」に初期化されるものとする(ステップS901)。そして、このカウンタ出力countが1ずつ加算されるに従って(ステップS904)、一定時間間隔で経路切替制御および電圧変換制御が実行される。すなわち、カウンタ出力countの値が所定の値T1の倍数のときに(ステップS902)、経路切替制御(ステップS910)が実行され、所定の値T2の倍数のときに(ステップS903)、電圧変換制御(ステップS920)が実行される。
図8は、本発明の第1の実施の形態における経路切替制御(ステップS910)の処理手順例を示す図である。
まず、各発電素子111の最大動作点電圧が取得される(ステップS911)。この最大動作点電圧を取得する手法として、発電素子の開放電圧に一定値を乗ずることで最大動作点電圧に近い電圧を得る電圧規制法という方法が知られている。この電圧規制法を用いる場合、発電素子111−1乃至Kの開放電圧を全て測定する必要がある。ただし、発電素子111−1乃至Kの出力が全て等しい場合、つまり各発電素子の特性、セル数、環境などが全て等しい場合、いずれか一つの発電素子の開放電圧を測定すれば、その開放電圧に一定値を乗算することにより求めることができる。なお、ステップS911は、特許請求の範囲に記載の最大動作点電圧取得手順の一例である。
次に、発電素子111−1乃至Kの中から、最大動作点電圧の合計値が蓄電素子190の適正充電電圧に最も近くなるような、発電素子111の集合PDaを決定する(ステップS912)。この集合PDaは、例えば発電素子111の識別番号のリストなどにより実現することができる。そして、このようにして決定された集合PDaに属する発電素子111を短絡経路119側に接続する(ステップS913)。また、発電素子111−1乃至Kの中から、集合PDaに属する発電素子111を除いた集合PDbを決定し、この集合PDbに属する発電素子111を変圧経路139側に接続する(ステップS914)。なお、ステップS912は、特許請求の範囲に記載のグループ決定手順の一例である。また、ステップS913およびS914は、特許請求の範囲に記載の接続手順の一例である。
図9は、本発明の第1の実施の形態における集合PDa決定の詳細処理手順例を示す図である。この処理は、上述の図8におけるステップS911およびS912に相当するものである。ここでは、一例として、K=4、すなわち発電素子111が4つである場合について説明する。
ループL994では、発電素子111−1乃至4のそれぞれについて以下の処理が行われる。まず、発電素子111−1の最大動作点電圧Vpm1が取得される(ステップS961)。そして、発電素子111−1が集合PDaの要素として追加される(ステップS962)。この時点で、集合PDaに属する発電素子111の最大動作点電圧の合計値が所定の基準値以上であれば、処理が終了し、集合PDaが決定する(ステップS961)。一方、集合PDaに属する発電素子111の最大動作点電圧の合計値が所定の基準値未満であれば、次の発電素子111−2の最大動作点電圧Vpm2が取得され(ステップS961)、ループ994内の処理が繰り返される。なお、ステップS961は、特許請求の範囲に記載の最大動作点電圧取得手順の一例である。また、ステップS962は、特許請求の範囲に記載のグループ決定手順の一例である。
これにより、例えば、各発電素子111の最大動作点電圧が1V、蓄電素子190の充電電圧が3Vの場合、短絡経路119上に3つの発電素子111が、変圧経路139上に1つの発電素子111がそれぞれ接続されることになる。
図10は、本発明の第1の実施の形態における電圧変換制御(ステップS920)の処理手順例を示す図である。DC−DCコンバータの出力側に負荷の少ない蓄電素子が接続されている場合、DC−DCコンバータのデューティ比や周波数を制御することで、DC−DCコンバータ入力側の発電素子の出力電圧を制御する方法が知られている。ここでは、デューティ比によるコンバータ制御の例を示している。
電圧変換制御部140では、定期的にデューティ比制御を実行し、蓄電素子190に供給される出力電力P(t)が測定される(ステップS921)。直前のデューティ比操作の結果、出力電力が上昇した場合(ステップS922:Yes)、同じデューティ比操作を再度実行する。すなわち、直前の制御時のデューティ比が増加であった場合には(ステップS923:Yes)、デューティ比を増加させて、入力側を降圧させる(ステップS926)。一方、直前の制御時のデューティ比が低下であった場合には(ステップS923:No)、デューティ比を低下させて、入力側を昇圧させる(ステップS925)。
一方、直前のデューティ比操作の結果、出力電力が減少した場合(ステップS922:No)、異なるデューティ比操作を再度実行する。すなわち、直前の制御時のデューティ比が増加であった場合には(ステップS924:Yes)、デューティ比を低下させて、入力側を昇圧させる(ステップS926)。一方、直前の制御時のデューティ比が低下であった場合には(ステップS924:No)、デューティ比を増加させて、入力側を昇圧させる(ステップS925)。
最後に、次回の処理のために、今回の出力電力P(t)を直前の出力電力P(t−1)として保持しておく(ステップS927)。
このように、本発明の第1の実施の形態によれば、指定された出力電圧が最大動作点電圧となるように短絡経路119に発電素子111を接続するとともに、残りの発電素子111の出力レベルを電圧変換部130により変圧することができる。すなわち、蓄電素子190の適正充電電圧の範囲内に収まるように発電素子111を接続することができる。
<3.第2の実施の形態>
[蓄電制御装置の構成例]
図11は、本発明の第2の実施の形態における蓄電制御装置の構成例を示す図である。この蓄電制御装置は、発電切替部110と、経路切替制御部120と、電圧変換部130と、電圧変換制御部140と、電圧電流測定部150と、迂回切替部160と、蓄電切替部180とを備えており、蓄電素子190に対する蓄電を制御する。この構成例では、短絡経路119および変圧経路139は、それぞれ1つずつであることを想定している。また、経路切替制御部120、電圧変換部130、および、電圧変換制御部140については、上述の第1の実施の形態と同様の機能を有するため、ここでは説明を省略する。
この例では、発電切替部110は、4つの発電切替要素220−1乃至4を備えている。発電切替要素220−1乃至4の各々は、発電素子111と経路切替部112とを含んでいる。発電切替要素220−1乃至4の構成例については図面を参照して後述する。なお、これら発電切替要素220−1乃至4を発電切替要素220と総称することがある。
迂回切替部160は、電圧変換部130を迂回するか否かを、経路切替制御部120の制御によって切り替えるスイッチである。経路切替制御部120は、電圧変換を経ることなく変圧経路139における電圧変換部130の入力電圧と短絡経路119における蓄電素子190と接続される側の電圧との差異が所定の範囲内に収まる場合には、電圧変換部130を迂回するよう制御する。これにより、電圧変換部130による電圧変換を停止させる。なお、ここにいう所定の範囲内とは、電圧変換部130における最大動作点からの隔たりに応じた電力損失が電圧変換部を迂回しない場合の電圧変換部130による電力損失以下になるような電圧の差異の範囲内を意味する。例えば、蓄電素子190と接続される側の電圧の上下1乃至2割の範囲を想定することができる。また、例えば、各発電素子111の出力が全て等しく、短絡経路119上の発電素子の数と変圧経路139上の発電素子の数が等しい場合には、変圧経路139における電圧と短絡経路119における電圧とが等しいものとして、電圧変換部130を迂回してもよい。これにより、電圧変換部130における電力損失を回避することができる。
電圧電流測定部150は、短絡経路119および変圧経路139から出力される電圧または電流を測定するものである。
蓄電切替部180は、短絡経路119および変圧経路139からの出力を蓄電素子190に供給するか否かを、経路切替制御部120の制御によって切り替えるスイッチである。経路切替制御部120は、発電素子の開放電圧を電圧電流測定部150により測定する際、蓄電切替部180をオフにして回路を開放する。
図12は、本発明の第2の実施の形態における発電切替要素220の第1の構成例を示す図である。この発電切替要素220の第1の構成例は、1つの発電素子111と、4つの経路切替部112−1乃至4とを備えている。
経路切替部112−1および2は、発電素子111の負側の端子を、発電切替要素220の2つの負側経路の何れに接続するかを切り替えるスイッチである。経路切替部112−3および4は、発電素子111の正側の端子を、発電切替要素220の2つの正側経路の何れに接続するかを切り替えるスイッチである。これにより、発電切替要素220の2つの負側経路と2つ正側経路との任意の組合せに対して発電素子111を接続することができる。これら経路切替部112−1乃至4の切替制御は、経路切替制御部120によって実行される。
図13は、本発明の第2の実施の形態における発電切替要素220の第2の構成例を示す図である。この発電切替要素220の第2の構成例は、2つの発電素子111−1および2と、4つの経路切替部112−5乃至8とを備えている。この発電切替要素220の第2の構成例は、第1の構成例と同様に2つの負側経路と2つ正側経路とを備えているが、内部に2つの発電素子111−1および2を備える点が異なっている。すなわち、第1の構成例と比較して、発電素子111に対する経路切替部112の割合を削減することができる。
この第2の構成例では、発電素子111−1および2を直列接続したものを、発電切替要素220の2つの負側経路と2つ正側経路との任意の組合せに対して接続することができる。また、発電素子111−1および2を並列接続して負側経路と正側経路の各組に接続することもできる。第1の構成例と同様に、これら経路切替部112−5乃至8の切替制御は、経路切替制御部120によって実行される。
図14は、本発明の第2の実施の形態における発電切替要素220の第3の構成例を示す図である。この発電切替要素220の第3の構成例は、4つの発電素子111−3および6と、5つの経路切替部112−9乃至13とを備えている。この発電切替要素220の第3の構成例は、第1の構成例と同様に2つの負側経路と2つ正側経路とを備えているが、内部に4つの発電素子111−3乃至6を備える点が異なっている。すなわち、第2の構成例と比較して、発電素子111に対する経路切替部112の割合をさらに削減することができる。ただし、以下のように、経路の設定の自由度は低くなる。
この第3の構成例では、第1経路(短絡経路119側)には、少なくとも発電素子111−3乃至6のうち1つを接続でき、発電素子111−3乃至6の組合せを直列接続することもできる。また、第2経路(変圧経路139側)には、少なくとも発電素子111−4乃至6のうち1つを接続でき、発電素子111−4乃至6の組合せを直列接続することもできる。
このように、本発明の第2の実施の形態によれば、発電素子111を発電切替要素220に分けて、それぞれの経路切替を柔軟に行うことができる。また、変圧経路139においても電圧変換部130を迂回することができ、電圧変換部130における電力損失を回避することができる。
<4.第3の実施の形態>
[蓄電制御装置の構成例]
図15は、本発明の第3の実施の形態における蓄電制御装置の構成例を示す図である。この構成例は、迂回切替部160の出力が信号線169を介して電圧電流測定部150に入力されている以外は、第2の実施の形態と同様の構成を備えている。この第3の実施の形態の構成例によれば、信号線169を設けたことにより、電圧変換部130の入力側の電圧を電圧電流測定部150によって測定することができるため、経路切替制御と同期して電圧変換制御を行うことができる。すなわち、経路切替制御時に発電素子111の最大動作点電圧が得られるため、その情報を利用して電圧変換制御を以下のように簡素化することができる。
[蓄電制御装置の動作例]
図16は、本発明の第3の実施の形態における電圧変換制御(ステップS920)の処理手順例を示す図である。
まず、電圧変換部130の入力側の電圧Vcを測定する(ステップS931)。そして、電圧Vcが「発電素子の最大動作点電圧Vpm」と「変圧経路139上の発電素子111の数Nc」との積より大きいか否かを比較する(ステップS932)。Vcが(Vpm×Nc)以下である場合(ステップS932:Yes)、電圧変換部130のデューティ比を上げることによって発電素子111の出力電圧を下げるよう制御する(ステップS933)。一方、Vcが(Vpm×Nc)より大きい場合(ステップS932:No)、電圧変換部130のデューティ比を下げることによって発電素子111の出力電圧を上げるよう制御する(ステップS934)。
このように、本発明の第3の実施の形態によれば、電圧変換部130の入力側の電圧を電圧電流測定部150によって測定することにより、経路切替制御時に発電素子111の最大動作点電圧を得ることができ、電圧変換制御を簡素化することができる。
<5.第4の実施の形態>
[蓄電制御装置の構成例]
図17は、本発明の第4の実施の形態における蓄電制御装置の構成例を示す図である。この第4の実施の形態における構成例は、第2の実施の形態の構成例と比較して、短絡経路を2つにして、迂回切替部160に代えて接続切替部170を設けた点が異なっている。それ以外の点については第2の実施の形態の構成例と同様であるため、ここでの説明を省略する。
接続切替部170は、発電切替部110からの2つの経路のそれぞれを、短絡経路119−1または電圧変換部130の一方と、短絡経路119−2または電圧変換部130の一方とに切り替えるスイッチである。すなわち、この接続切替部170は、発電素子の複数のグループについて電圧レベルの変換を要するグループと要しないグループとに振り分けて接続切替を行う。これにより、経路切替制御部120において、以下のように状態遷移に応じて、各経路に接続される発電素子111の数を制御することができる。なお、全てのグループが何れか一方のグループとなることも許容される。また、変圧経路139が複数存在したとしても、その全てが1つの電圧変換部130に接続されることも許容される。
例えば発電素子111が太陽電池である場合、照度の高い環境下では最大動作点電圧は大きくなり、照度の低い環境下では最大動作点電圧は小さくなる特性を持つものが多い。このため、照度の高い環境下では発電素子111の並列度を高くして大電流を蓄電素子190に供給し、照度の低い環境下では発電素子111の直列数を多くして蓄電素子190の充電電圧を確保する。さらに低照度となった場合、発電素子111を全て直列に接続し、最終段に電圧変換部130を接続する。全発電素子111の電圧が電圧変換部130の動作電圧に達しない場合、回路を停止状態にする。発電素子の電圧が一定値以上に達した場合、回路を動作状態にする。
[蓄電制御装置の状態遷移例]
図18は、本発明の第4の実施の形態における蓄電制御装置の状態遷移例を示す図である。ここでは、状態91乃至96の6つの状態を想定している。まず、蓄電制御装置の回路が起動された初期状態が状態91である。この状態91に遷移してから一定時間が経過すると、状態92に遷移する。
状態92においては、全ての発電素子111が変圧経路139に接続される。この状態92において発電素子111の出力電圧が減少すると、状態93に遷移して蓄電制御装置の回路は停止する。状態93において発電素子111の出力電圧が増加すると、状態91に遷移して再び蓄電制御装置の回路が起動される。
状態92において発電素子111の出力電圧が増加すると、状態94に遷移する。この状態94においては、全ての発電素子111が短絡経路119に接続される。そして、この状態94において、発電素子111の出力電圧が増加すると状態95に遷移し、発電素子111の出力電圧が減少すると状態92に遷移する。
状態95においては、3つの発電素子111が短絡経路119に接続され、1つの発電素子111が変圧経路139に接続される。そして、この状態95において、発電素子111の出力電圧が増加すると状態96に遷移し、発電素子111の出力電圧が減少すると状態94に遷移する。
状態96においては、2つの発電素子111が短絡経路119に接続され、2つの発電素子111が変圧経路139に接続される。そして、この状態96において、発電素子111の出力電圧が減少すると状態95に遷移する。
この第4の実施の形態では、各発電素子111に対して定期的に上述の電圧規制法を適用することにより、最大動作点電圧を測定して、状態遷移に従った制御を行う。これにより、発電素子111の出力電圧が大きく変動するような環境下においても適切な制御を行うことができる。
<6.第5の実施の形態>
[蓄電制御装置の構成例]
図19は、本発明の第5の実施の形態における蓄電制御装置の構成例を示す図である。この第5の実施の形態における蓄電制御装置は、第2の実施の形態と比べて、発電切替部110の経路が4つずつに増加しており、また、3つの短絡経路119−1乃至3を備えている点が異なる。それ以外の点は第2の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
この第5の実施の形態における発電切替部110は、それぞれ4つの負側経路と4つ正側経路を有する4つの発電切替要素240−1乃至4を備えている。発電切替要素240−1乃至4の構成例については図面を参照して後述する。なお、これら発電切替要素240−1乃至4を発電切替要素240と総称することがある。
この第5の実施の形態では、経路数が4であるため、発電素子111を最大4並列で接続することが可能になる。発電素子111の最大動作点電圧が1Vの場合、電圧変換部130を介さずに1V(4並列)、2V(2並列)、4V(4直)のいずれかに最大動作点電圧を設定することができる。他の実施の形態のように経路数が2の場合、電圧変換部130を介さないでとりうる最大動作点電圧は2V(2並列)または4V(4直)の何れかのみとなる。このため、短絡経路119の数を多くすると、短絡経路119の数が少ない場合と比較して、電圧変換部130による電力損失を少なく抑えることができることがわかる。
図20は、本発明の第5の実施の形態における発電切替要素240の構成例を示す図である。この発電切替要素240の構成例は、1つの発電素子111と、8つの経路切替部112−14乃至21とを備えている。
経路切替部112−14乃至17は、発電素子111の負側端子を4つの負側経路のそれぞれに接続するか否かを切り替えるスイッチである。経路切替部112−18乃至21は、発電素子111の正側端子を4つの正側経路のそれぞれに接続するか否かを切り替えるスイッチである。これにより、発電切替要素240の4つの負側経路と4つ正側経路との任意の組合せに対して発電素子111を接続することができる。これら経路切替部112−14乃至21の切替制御は、経路切替制御部120によって実行される。
[蓄電制御装置の動作例]
図21は、本発明の第5の実施の形態における経路切替制御の処理手順例を示す図である。
まず、各発電素子111の最大動作点電圧が取得される(ステップS951)。そして、3つの短絡経路119−1乃至3のそれぞれについて、変数i(=1,2,3)をインデックスとして以下のステップS952乃至S954の処理が繰り返される(ループL993)。なお、ステップS951は、特許請求の範囲に記載の最大動作点電圧取得手順の一例である。
すなわち、何れの経路にも接続されていない発電素子111の中から、最大動作点電圧の合計が充電電圧に最も近くなるような発電素子111の集合PDiが決定される(ステップS952)。そして、集合PDiに属する発電素子111を短絡経路119−iに接続する(ステップS953)。この時点で、全ての発電素子111が何れかの短絡経路119に接続された状態となれば(ステップS954)、一例の処理は終了する。なお、ステップS952は、特許請求の範囲に記載のグループ決定手順の一例である。
一方、短絡経路119−1乃至3に関する処理の後に何れの短絡経路119にも接続されない発電素子111が存在する場合、そのような発電素子111の集合PDbを変圧経路139側に接続する(ステップS955)。
このように、本発明の第5の実施の形態によれば、短絡経路119の数を増やすことによって、短絡経路119の数が少ない場合と比較して、電圧変換部130による電力損失を少なく抑えることができる。
<7.第6の実施の形態>
[蓄電制御装置の構成例]
図22は、本発明の第6の実施の形態における蓄電制御装置の構成例を示す図である。太陽電池などの電流源としての性質を有する発電素子において、出力が小さい発電素子と出力が大きい発電素子とを直列に繋いでしまうと、出力が小さい発電素子以上の電流を得ることができない。そこで、この第6の実施の形態では、出力が大きい発電素子と出力が小さい発電素子とを可能な限り異なる経路に接続するために、短絡経路119を複数にしている。
この第6の実施の形態では、発電切替部110における全ての発電素子111の出力電圧を測定する必要があるため、電圧電流測定部155を設けている。これ以外の構成は、上述の第4の実施の形態と同様であるため、ここでの説明は省略する。
[蓄電制御装置の動作例]
図23は、本発明の第6の実施の形態における集合PDa決定の処理手順例を示す図である。経路切替制御の全体の処理手順は、図8により説明した第1の実施の形態と同様であり、この集合PDa決定の処理は、図8におけるステップS911およびS912に相当するものである。ただし、短絡経路119に接続する発電素子111の集合は出力電流が大きいものの中から選び、変圧経路139に接続する発電素子111の集合は出力電流の小さいものの中から選ぶようにする。これにより出力が小さい発電素子111による全体の電力損失を低減する。ここでは、一例として、K=4、すなわち発電素子111が4つである場合について説明する。
最初に、ループL991では、発電素子111−1乃至4のそれぞれについて以下の処理が行われる。ここでは、最大動作点電圧と最大動作点電流が比例するものとし、最大動作点電圧が所定の基準値V1より大きい発電素子を優先して集合PDaに追加する。まず、発電素子111−1の最大動作点電圧Vpm1が取得される(ステップS941)。この最大動作点電圧Vpm1が所定の基準値V1未満であれば(ステップS942)、次の発電素子111−2に関する処理に移行する。最大動作点電圧Vpm1が基準値V1以上であれば(ステップS942)、発電素子111−1が集合PDaの要素として追加される(ステップS943)。この時点で、集合PDaに属する発電素子111の最大動作点電圧の合計値が所定の基準値V2以上であれば、処理が終了し、集合PDaが決定する(ステップS944)。一方、集合PDaに属する発電素子111の最大動作点電圧の合計値が所定の基準値V2未満であれば、次の発電素子111−2の最大動作点電圧Vpm2が取得され(ステップS941)、ループ991内の処理が繰り返される。なお、ステップS941は、特許請求の範囲に記載の最大動作点電圧取得手順の一例である。また、ステップS943は、特許請求の範囲に記載のグループ決定手順の一例である。
次に、ループL992では、発電素子111−1乃至4のそれぞれについて以下の処理が行われる。ここでは、集合PDaの最大動作点電圧の合計が所定の基準値V2に達しない場合、最大動作点電圧が所定の基準値V1より小さい発電素子を集合PDaに追加する。まず、発電素子111−1の最大動作点電圧Vpm1が取得される(ステップS945)。この最大動作点電圧Vpm1が所定の基準値V1以上であれば(ステップS946)、次の発電素子111−2に関する処理に移行する。最大動作点電圧Vpm1が基準値V1未満であれば(ステップS946)、発電素子111−1が集合PDaの要素として追加される(ステップS947)。この時点で、集合PDaに属する発電素子111の最大動作点電圧の合計値が所定の基準値V2以上であれば、処理が終了し、集合PDaが決定する(ステップS948)。一方、集合PDaに属する発電素子111の最大動作点電圧の合計値が所定の基準値V2未満であれば、次の発電素子111−2の最大動作点電圧Vpm2が取得され(ステップS945)、ループ992内の処理が繰り返される。なお、ステップS945は、特許請求の範囲に記載の最大動作点電圧取得手順の一例である。また、ステップS947は、特許請求の範囲に記載のグループ決定手順の一例である。
このように、本発明の第6の実施の形態によれば、発電素子111の出力電圧を個別に測定して、複数の短絡経路119を使い分けることにより、出力が小さい発電素子111による全体の電力損失を低減することができる。陰などの影響によって一部の発電素子111の出力が弱くなっている場合に、特に有効である。
<8.第7の実施の形態>
[蓄電制御装置の構成例]
図24は、本発明の第7の実施の形態における蓄電制御装置の構成例を示す図である。
上述の第6の実施の形態では、一つの変圧経路139上に照度が異なる太陽電池が混在して接続される可能性がある。例えば、蓄電素子190の充電電圧が4V、3つの発電素子111−1乃至3の各々の出力電圧が2V(高出力電流)、1つの発電素子111−4の出力電圧が1V(低出力電流)であった場合を想定する。この場合、出力電圧が2Vの発電素子111−3と出力電圧が1Vの発電素子111−4とを変圧経路139上に混在させなければならないため、電圧変換部130に入力される電流は低くなる。そこで、この第7の実施の形態では、第6の実施の形態とは逆に、変圧経路139を複数にしている。これにより、出力電流の異なる発電素子111を異なる変圧経路139上に接続することができ、何れの経路からも高効率で出力電力を得ることが可能となる。例えば、上述の発電素子111−3を変圧経路139−1に接続し、発電素子111−4を変圧経路139−4に接続する。
これに伴い、電圧変換部130、電圧変換制御部140および電圧電流測定部150も複数設けられ、迂回切替部161内のスイッチも複数に分かれている。また、発電切替部110における4つの発電切替要素230−1乃至4も、それぞれ3つの負側経路と3つ正側経路を有している。なお、これら発電切替要素230−1乃至4を発電切替要素230と総称することがある。これ以外の構成は、上述の第6の実施の形態と同様であるため、ここでの説明は省略する。
[蓄電制御装置の動作例]
図25は、本発明の第7の実施の形態における経路切替制御の処理手順例を示す図である。
まず、短絡経路に接続すべき発電素子111を要素とする集合PDaが決定される(ステップS971)。この集合PDaは、図23により説明した第6の実施の形態の処理手順と同様の手順により決定することができる。そして、このようにして決定された集合PDaに属する発電素子111を短絡経路119側に接続する(ステップS972)。
次に、全ての発電素子111から集合PDaを除いた集合PDbを、最大で変圧経路139の数であるn個のサブ集合PDb1乃至PDbnに分割する(ステップS973)。その際、集合PDbに属する発電素子111の最大動作点電圧、最大動作点電流、開放電圧、短絡電流等をn−1個の基準値と比較し、サブ集合に分割する。または、K−平均法(K-means)などの分類手法を用いてもよい。そして、分割された各サブ集合PDb1乃至PDbnのそれぞれに属する発電素子111を、対応するn個の変圧経路139のそれぞれに接続する(ステップS974)。
このように、本発明の第7の実施の形態によれば、発電素子111の出力電圧を個別に測定して、複数の変圧経路139を使い分けることにより、何れの経路からも効率良く出力電力を得ることができる。陰などの影響によって一部の発電素子111の出力が弱くなっている場合に、特に有効である。
<9.変形例>
上述の実施の形態では、短絡経路119および変圧経路139から同一の蓄電素子190に対して出力を供給するように構成しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図26のように短絡経路119と変圧経路139に別個の蓄電素子191または192を接続するようにしてもよい。これにより、それぞれの蓄電素子191および192の適正充電電圧の範囲内に収まるように調整することができる。なお、蓄電素子191は特許請求の範囲に記載の第1の蓄電素子の一例であり、蓄電素子192は特許請求の範囲に記載の第2の蓄電素子の一例である。
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、本発明の実施の形態において明示したように、本発明の実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本発明の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本発明は実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、本発明の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc(登録商標))等を用いることができる。
11 電流源
12 ダイオード
13、14 抵抗
110 発電切替部
111 発電素子
112 経路切替部
119 短絡経路
120 経路切替制御部
130 電圧変換部
139 変圧経路
140 電圧変換制御部
150、155 電圧電流測定部
160、161 迂回切替部
170 接続切替部
180 蓄電切替部
190、191、192 蓄電素子
220、230、240 発電切替要素

Claims (11)

  1. 起電力を生成する複数の発電素子と、
    前記複数の発電素子を複数のグループに分けて当該グループ毎に経路を形成するように経路切替を行う経路切替部と、
    前記複数のグループのうち一部のグループの出力を蓄電素子に供給する短絡経路と、
    前記複数のグループのうち前記一部のグループ以外の出力の電圧レベルを変換する電圧変換部と、
    前記電圧変換部の出力を前記蓄電素子に供給する変圧経路と
    前記複数の発電素子のうちその最大動作点電圧の合計が前記蓄電素子の適正充電電圧の範囲内に収まるような集合を前記一部のグループとして、前記一部のグループに属する発電素子を前記短絡経路に接続し、それ以外の発電素子を前記変圧経路に接続するように前記経路切替部における経路切替を制御する経路切替制御部と
    を具備する蓄電制御装置。
  2. 前記電圧変換部における電圧変換の変圧率を制御する電圧変換制御部をさらに具備し、
    前記経路切替制御部および前記電圧変換制御部は、前記変圧経路における前記発電素子から最大電力が得られるように前記蓄電素子と接続される側の電圧を制御する
    請求項1記載の蓄電制御装置。
  3. 前記電圧変換を経ることなく前記変圧経路における前記電圧変換部の入力電圧と前記短絡経路における前記蓄電素子と接続される側の電圧との差異が所定の範囲内に収まる場合には前記電圧変換部を迂回するための切替を行う迂回切替部をさらに具備する請求項1記載の蓄電制御装置。
  4. 起電力を生成する複数の発電素子と、
    前記複数の発電素子を複数のグループに分けて当該グループ毎に経路を形成するように経路切替を行う経路切替部と、
    前記複数のグループのうち一部のグループの出力を第1の蓄電素子に供給する短絡経路と、
    前記複数のグループのうち前記一部のグループ以外の出力の電圧レベルを変換する電圧変換部と、
    前記電圧変換部の出力を前記第1の蓄電素子とは異なる第2の蓄電素子に供給する変圧経路と
    前記複数の発電素子のうちその最大動作点電圧の合計が前記蓄電素子の適正充電電圧の範囲内に収まるような集合を前記一部のグループとして、前記一部のグループに属する発電素子を前記短絡経路に接続し、それ以外の発電素子を前記変圧経路に接続するように前記経路切替部における経路切替を制御する経路切替制御部と
    を具備する蓄電制御装置。
  5. 起電力を生成する複数の発電素子と、
    前記複数の発電素子を複数のグループに分けて当該グループ毎に経路を形成するように経路切替を行う経路切替部と、
    前記複数のグループについて電圧レベルの変換を要するグループと要しないグループとに振り分けて接続切替を行う接続切替部と、
    前記複数のグループのうち電圧レベルの変換を要しないグループの出力を蓄電素子に供給する短絡経路と、
    前記複数のグループのうち電圧レベルの変換を要するグループの出力の電圧レベルを変換する電圧変換部と、
    前記電圧変換部の出力を前記蓄電素子に供給する変圧経路と
    前記複数の発電素子のうちその最大動作点電圧の合計が前記蓄電素子の適正充電電圧の範囲内に収まるような集合を前記電圧レベルの変換を要しないグループとして、前記電圧レベルの変換を要しないグループに属する発電素子を前記短絡経路に接続し、それ以外の発電素子を前記変圧経路に接続するように前記経路切替および前記接続切替を制御する経路切替制御部と
    を具備する蓄電制御装置。
  6. 前記経路切替部および前記接続切替部は、一つの前記電圧変換部に全ての前記変圧経路と接続するように切替を行う請求項5記載の蓄電制御装置。
  7. 前記経路切替部および前記接続切替部は、前記複数の発電素子の全てを前記短絡経路上に直列に接続するように切替を行う請求項5記載の蓄電制御装置。
  8. 前記経路切替部および前記接続切替部は、前記複数の発電素子の全てを前記変圧経路上に直列に接続するように切替を行う請求項5記載の蓄電制御装置。
  9. 起電力を生成する複数の発電素子と、前記複数の発電素子を複数のグループに分けて当該グループ毎に経路を形成するように経路切替を行う経路切替部と、前記複数のグループのうち一部のグループの出力を蓄電素子に供給する短絡経路と、前記複数のグループのうち前記一部のグループ以外の出力の電圧レベルを変換する電圧変換部と、前記電圧変換部の出力を前記蓄電素子に供給する変圧経路とを備える蓄電制御装置において、
    前記複数の発電素子の最大動作点電圧を取得する最大動作点電圧取得手順と、
    前記複数の発電素子のうち前記最大動作点電圧の合計が前記蓄電素子の適正充電電圧の範囲内に収まるような集合を前記一部のグループとして決定するグループ決定手順と、
    前記一部のグループに属する発電素子を前記短絡経路に接続し、それ以外の発電素子を前記電圧変換部に接続する接続手順と
    を具備する蓄電制御方法。
  10. 起電力を生成する複数の発電素子と、前記複数の発電素子を複数のグループに分けて当該グループ毎に経路を形成するように経路切替を行う経路切替部と、前記複数のグループのうち一部のグループの出力を蓄電素子に供給する短絡経路と、前記複数のグループのうち前記一部のグループ以外の出力の電圧レベルを変換する電圧変換部と、前記電圧変換部の出力を前記蓄電素子に供給する変圧経路とを備える蓄電制御装置において、
    前記複数の発電素子の最大動作点電圧を取得する最大動作点電圧取得手順と、
    前記複数の発電素子のうち前記最大動作点電圧の合計が前記蓄電素子の適正充電電圧の範囲内に収まるような集合を前記一部のグループとして決定するグループ決定手順と、
    前記一部のグループに属する発電素子を前記短絡経路に接続し、それ以外の発電素子を前記電圧変換部に接続する接続手順と、
    照度の高い環境下では前記複数の発電素子の並列度が高くなるように前記経路切替を行う並列切替手順と、
    照度の低い環境下では前記複数の発電素子の直列数が多くなるように前記経路切替を行う直列切替手順と
    を具備する蓄電制御方法。
  11. 前記複数の発電素子の直列接続による電圧が前記蓄電素子の動作電圧に達した場合には前記蓄電素子への蓄電を開始する蓄電開始手順と、
    前記複数の発電素子の直列接続による電圧が前記蓄電素子の動作電圧に達しない場合には前記蓄電素子への蓄電を停止する蓄電停止手順と
    をさらに具備する請求項10記載の蓄電制御方法。
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