JP5496746B2 - バッテリパック - Google Patents

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Description

本発明は、複数の電池を直列と並列に接続してなるバッテリパックに関し、とくに出力電圧や外形の変更を簡単にできるバッテリパックに関する。
電動自転車やアシスト自転車など、大きな出力が要求される用途に、複数の素電池を直列と並列に接続しているバッテリパックが使用される。このバッテリパックは、電池を直列に接続する数を多くして出力電圧を高くでき、また、並列に接続する数を多くして電流容量を大きくできる。
この用途のバッテリパックとして、複数の円筒形電池を直列と並列に接続しているバッテリパックが開発されている。(特許文献1参照)
特開2008−198435号公報 特開2008−34296号公報
特許文献1のバッテリパックの分解斜視図を図1に示す。このバッテリパックは、多数の円筒形電池91を平行な姿勢で電池ホルダー92に設けた筒部93に挿入して、その両端にリード板95を接続している。この構造のバッテリパックは、電圧と電流と外形を特定のものとして専用設計するの適している。しかしながら、出力電圧を高くするために、直列に接続する電池の個数を変更するには、電池ホルダーを設計変更する必要があり、設計変更のコストが高くなる欠点があった。
出力電圧の変更を能率よくできるバッテリパックは、たとえば、図2に示すように、電池のコアパック80を複数の電池ブロック82に分割することで実現できる(特許文献2参照)。このバッテリパックは、直列に接続する電池ブロック82の数を多くして出力電圧を高くできる。また、同じ構造の電池ブロック82を直列に接続するので、電池ブロック82を変更することなく出力電圧を変更できる。ただ、この構造のバッテリパックは、電池ブロックを直線状に配置して直列に接続するので、電池を直列に接続する数が多くなると細長い形状となって、必ずしも用途に最適な外形にできなくなることがある。
本発明は、従来のこのような背景に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、直列に接続する電池ブロックの数で出力電圧を変更できると共に、電池ブロックを構成する並列ユニットの数で横幅を自由に調整して、用途に最適な外形にできるバッテリパックを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、隣接して配置している電池ブロックを、並列ユニットを直列に接続するリード板を折曲して連結することで、能率よく安価に組み立てできるバッテリパックを提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明のバッテリパックは、複数の電池ブロック3をリード板5で連結して直線状に配置してなる電池のコアパック10を有する。このバッテリパックは、以下のすべての構成を有することを特徴としている。
(a)電池ブロック3は、3組以上である奇数組の並列ユニット2を備える。
(b)電池ブロック3は、各々の素電池1の長手方向が同じ方向を向く姿勢で、奇数組の並列ユニット2を横一列に連結している。
(c)並列ユニット2は、両端を端面電極1Aとする複数の素電池1を互いに平行な姿勢に配置して、素電池1両端の端面電極1Aに接続してなるリード板5で素電池1を並列に接続している。
(d)電池ブロック3は、隣接して配置している並列ユニット2を、並列ユニット2を構成する素電池1を並列に接続してなるリード板5で直列に接続している。
(e)電池ブロック3は、対角位置に配置してなるリード板5を中間で折曲して、折曲部5bの両側の接続片5cで、隣接する電池ブロック3の並列ユニット2を直列に接続している。
以上のバッテリパックは、直列に接続する電池ブロックの数で出力電圧を変更しながら、電池ブロックを構成する並列ユニットの数で横幅を自由に調整して、用途に最適な外形にできる特長がある。それは、本発明のバッテリパックが、横一列に連結してなる3組以上である奇数組の並列ユニットを備える複数の電池ブロックを直線状に配置しており、各々の電池ブロックにおいて、隣接して配置している並列ユニットをリード板で直列に接続すると共に、対角位置に配置するリード板を中間で折曲して、折曲部の両側の接続片で、隣接する電池ブロックの並列ユニットを直列に接続しているからである。このバッテリパックは、各々の電池ブロックを構成する並列ユニットの数で横幅を自由に調整しながら、直線状に連結する電池ブロックの数で全長と出力電圧とを調整して、用途に最適な外形としながら出力電圧を変更できる。
さらに、本発明のバッテリパックは、隣接して配置している電池ブロックの並列ユニットを直列に接続するリード板を中間で折曲して隣接する電池ブロックを直線状に連結することにより、能率よく安価に組み立てできる特長がある。
本発明のバッテリパックは、電池のコアパック10が、直線状に配置してなる複数の電池ブロック3の積層体10Aの一端又は両端に、電池ブロック3よりも少ない組数の並列ユニット2を備えるサブ電池ブロック6をリード板5で連結することができる。さらに、バッテリパックは、サブ電池ブロック6とこれに隣接する電池ブロック3とを連結するリード板5を中間で折曲して、折曲部5bの両側の接続片5cで、互いに隣接するサブ電池ブロック6と電池ブロック3の並列ユニット2同士を直列に接続することができる。
以上のバッテリパックは、複数の電池ブロックを連結してなる積層体の一端又は両端に、電池ブロックよりも少ない組数の並列ユニットを備えるサブ電池ブロックを連結することで、直列に接続される並列ユニットの数を自由に調整して、バッテリパックを最適な出力電圧に変更できる特長がある。
本発明のバッテリパックは、電池のコアパック10が、4個以上の電池ブロック、または、3個以上の電池ブロック3及び1個以上のサブ電池ブロック6を、リード板5で互いに直列に連結すると共に、互いに隣接する電池ブロック3同士、または、互いに隣接する電池ブロック3とサブ電池ブロック6を連結するリード板5を、一対の接続片5cを折曲部5bで左右方向に折曲してなるリード板5と、一対の接続片5cを折曲部5bで上下方向に折曲してなるリード板5とで構成することができる。このバッテリパックは、4個以上の電池ブロック、または、3個以上の電池ブロック3及び1個以上のサブ電池ブロック6を多段多列に積み重ねた状態で、電池ブロック3及びサブ電池ブロック6の両端面に配置される複数のリード板5を、両側からスポット溶接して素電池1の端面電極1Aに溶接することができる。
以上のバッテリパックは、電池ブロックとサブ電池ブロックとを多段に積み重ねた姿勢として、全体の長さを短くしながら、両端面に配置されるリード板をスポット溶接できるので、スポット溶接機のストローク範囲を小さくしながら効率よくスポット溶接できる。
本発明のバッテリパックは、電池のコアパック10が、3個の電池ブロック3と1個のサブ電池ブロック6とを、一対の接続片5cを折曲部5bで左右方向に折曲してなるリード板5と、一対の接続片5cを折曲部5bで上下方向に折曲してなるリード板5とを交互に配置して互いに直列に連結することができる。このバッテリパックは、3個の電池ブロック3と1個のサブ電池ブロック6を2段2列に積み重ねた状態で、電池ブロック3及びサブ電池ブロック6の両端面に配置される複数のリード板5を、両側からスポット溶接して素電池1の端面電極1Aに溶接することができる。
本発明のバッテリパックは、素電池を円筒形電池とすることができる。
このバッテリパックは、最も一般的な電池である円筒形電池を多数配列しながら、用途に最適な外形と出力電圧に調整できる。
本発明のバッテリパックは、電池のコアパック10に接続してなる回路基板8を備えて、この回路基板8が、素電池1の充放電を制御する保護回路を実装することができる。さらに、素電池1をリチウムイオン電池として、素電池1の両端に接続してなる各々のリード板5を回路基板8に接続することができる。
以上のバッテリシステムは、素電池をリチウムイオン電池としながら、これらの素電池の充放電を回路基板に実装された保護回路で制御できる。
本発明のバッテリパックは、電池ブロック3が、素電池1を定位置に配置する電池ホルダー4を備えて、この電池ホルダー4でもって、電池ブロック3を構成する素電池1を定位置に配置することができる。
以上のバッテリパックは、複数の素電池を電池ホルダーで定位置に保持して電池ブロックとするので、電池ブロックの組み立てを簡単かつ容易にできる特長がある。さらに、このバッテリパックは、複数の素電池が定位置に配置された複数の電池ブロックを直線状に連結するので、バッテリパック全体としても多数の素電池を定位置にバランス良く配置できる。
本発明のバッテリパックは、電池ホルダー4を、素電池1の中間で2分割してなる一対のセルホルダー4A、4Bで構成し、一対のセルホルダー4A、4Bを爪嵌合30で連結することができる。
以上のバッテリパックは、分割された一対のセルホルダーで素電池の両端部を保持しながら定位置に配置できると共に、分割された一対のセルホルダーを爪嵌合で簡単かつ容易に連結できる。
本発明のバッテリパックは、電池のコアパック10を構成する複数の電池ブロック3を貫通する貫通ネジ12を備えると共に、電池ホルダー4には、この貫通ネジ12を挿通する貫通孔26を設けて、直線状に配置される複数の電池ブロック3を、貫通ネジ12を介して連結することができる。
以上のバッテリパックは、直線状に配置される複数の電池ブロックを、これを貫通する貫通ネジでもって、分離しないように強固に連結できる。
従来のバッテリパックの分解斜視図である。 従来の他のバッテリパックの分解斜視図である。 本発明の一実施例にかかるバッテリパックの斜視図である。 図3に示すバッテリパックの背面から見た底面斜視図である。 図3に示すバッテリパックの垂直横断面図であって、図7のV−V線断面に相当する図である。 図3に示すバッテリパックの分解斜視図である。 図6に示すバッテリパックのコアパックの断面図であって、図5のVII−VII線断面に相当する図である。 図6に示すバッテリパックのコアパックの斜視図である。 図8に示すコアパックの分解斜視図である。 電池ブロックの分解斜視図である。 図10に示す電池ブロックの背面斜視図である。 サブ電池ブロックの分解斜視図である コアパックの製造工程を示す斜視図である。 コアパックの製造工程を示す斜視図である。 コアパックの製造工程を示す斜視図である。 コアパックの製造工程を示す斜視図である。 コアパックの組立工程の他の一例を示す平面図である。 図17に示すコアパックの組立工程を示す平面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのバッテリパックを例示するものであって、本発明はバッテリパックを以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
本発明のバッテリパックは、主として電動の乗り物に装着されて、駆動用のモータに電力を供給する。本発明は、たとえば、電動バイク、アシスト自転車、電動車椅子、電動三輪車、電動カート等の電源として使用される。ただ、本発明はバッテリパックの用途を特定するものではなく、電動工具等の屋外で使用される種々の電気機器用の電源として使用することもできる。
図3ないし図12は、本発明の一実施例にかかるバッテリパックを示している。これらの図に示すバッテリパックは、複数の電池ブロック3をリード板5で連結してなる電池のコアパック10を外装ケース40に収納している。コアパック10は、図6ないし図9に示すように、複数の素電池1を多段多列に配列してなる複数の電池ブロック3を、素電池1の長手方向である長さ方向に積層して直線状に配置している。このコアパック10は、複数本の素電池1を並列に接続して並列ユニット2として出力電流を大きくすると共に、複数組の並列ユニット2を直列に接続して出力電圧を高くしている。
なお、本明細書において、横方向及び上下方向は、図5に示す方向と定義する。すなわち、図5の紙面における左右方向を横方向とする。また、素電池の長手方向を長さ方向と定義する。
[電池ブロック]
電池ブロック3は、図10と図11の分解斜視図に示すように、充電できる複数の素電池1を、多段多列に配置している。素電池1は、円筒形の充電できる二次電池で、リチウムイオン二次電池である。ただし、本発明は、素電池をリチウムイオン電池に特定せず、ニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池、リチウムポリマー電池等の充電できる他の全ての二次電池が使用できる。さらに、図のバッテリパックは、素電池1を円筒形電池とするが、素電池は角形電池とすることもできる。
電池ブロック3は、複数の素電池1を、各々の素電池1の長手方向が同じ方向を向く平行な姿勢で配置している。電池ブロック3を構成する複数の素電池1は、複数組の並列ユニット2に分割されている。各々の並列ユニット2は、素電池1の両端の端面電極1Aに接続してなるリード板5でもって、並列ユニット2を構成する複数の素電池1を並列に接続している。複数組に分割された各々の並列ユニット2は、横一列に配置されると共に、互いに隣接する並列ユニット2同士では、素電池1の端面電極1Aの極性が逆向きとなるように配列している。さらに、電池ブロック3は、隣接して配置している並列ユニット2同士を、並列ユニット2を構成する素電池1を並列に接続してなるリード板5で直列に接続している。
電池ブロック3は、複数の素電池1を、3組以上である奇数組の並列ユニット2に分割している。電池ブロック3が備える並列ユニット2を奇数組とするのは、複数の電池ブロック3を直線状に配置する状態で、互いに隣接する電池ブロック3の並列ユニット2をリード板5で連結して直列に接続するためである。図に示す電池ブロック3は、12本の素電池1を備えており、これらの素電池1を4本ずつ3組の並列ユニット2に分割している。ただ、電池ブロックは、3組以上である奇数組、例えば、5組や7組の並列ユニットを備えることができる。さらに、各々の並列ユニットを構成する素電池の本数も4本には特定せず、3本以下、または5本以上とすることができる。たとえば、電池ブロックは、図示しないが、6本の素電池で構成される並列ユニットを3組備えて、全体で18本の素電池を配置することも、3本の素電池で構成される並列ユニットを5組備えて、全体で15本の素電池を配置することもできる。
[電池ホルダー]
電池ブロック3は、素電池1を定位置に配置する電池ホルダー4を備えており、この電池ホルダー4でもって、電池ブロック3を構成する複数の素電池1を定位置に配置している。電池ホルダー4は、絶縁性に優れた部材、例えばプラスチック等で成形している。電池ホルダー4は、各々の素電池1を平行な姿勢として、素電池1の両端の端面電極1Aを同一面に位置させるように定位置に保持している。
電池ホルダー4は、図10と図11に示すように、素電池1を挿通して保持する複数の保持筒20を備えている。電池ホルダー4は、複数の保持筒20を連結する形状に、一体的に成形している。各々の保持筒20は、素電池1の表面のほぼ全周に沿う筒状の挿通穴21を貫通して設けている。電池ホルダー4は、各々の挿通穴21に素電池1を挿通して、複数の素電池1を所定の位置に保持している。ただ、保持筒は、必ずしも電池の全周に沿う筒状に挿通穴21を開口する必要はない。図の電池ホルダー4は、上段中央部に位置する2列の保持筒20の上面を切除して表出開口22を設けており、この表出開口22から素電池1の外装缶を表出させている。図5と図7のバッテリパックは、電池ホルダー4の表出開口22から表出する素電池1の表面に温度センサ19を配設して、素電池1の温度を検出している。図のバッテリパックは、電池ホルダー4の中央部の上面に配置される基板ホルダ9の底面に、温度センサ19を固定している。
図の電池ホルダー4は、12本の素電池1を、上下2段に配列すると共に、各段に配置される電池を6列として、2段6列に配列している。この電池ホルダー4は、各並列ユニット2を構成する4本の素電池1を2段2列に配列して、全体で3組の並列ユニット2を横一列に配置している。さらに、図に示す電池ホルダー4は、その中央部において、素電池1の軸が格子の交点に位置するように2段4列に素電池1を配置すると共に、両側に配置される上下2本の素電池1は、隣接する素電池1の谷間に配置する俵積みの姿勢となるように配列している。この形状の電池ホルダー4は、図5に示すように、両側に配置される保持筒20の上端が、中央部に配置される保持筒20の上端よりも上方に突出する。これにより、中央部の保持筒20の上面に、回路基板8を配置する収納スペースとなる収納凹部11を設けている。ただ、電池ホルダーは、必ずしも中央部の一面に凹部を設ける形状とする必要はない。電池ホルダーは、収納する全ての素電池の軸が格子の交点に位置するように配列する略長方形状とすることも、全ての素電池を俵積みの状態で配置する形状とすることも、格子状と俵積み状とを組み合わせた種々の形状として複数の素電池を配列することもできる。
電池ホルダー4は、素電池1の中間で2分割してなる一対のセルホルダー4A、4Bからなる。一対のセルホルダー4A、4Bは、各々の素電池1の中央で保持筒20を2分割して成形している。2分割された各々のセルホルダー4A、4Bは、保持筒20に素電池1の両端部を挿入する状態で、素電池1を介して相対位置がずれないように連結される。中間で分割される保持筒20の挿通穴21は、分割端面4Y側から外側端面4X側に向かって次第に内径が小さくなるテーパー状に内面を成形しており、外側端面4X側において、挿通穴21の最も小さい内形を素電池1の外形にほぼ等しくしている。この保持筒20は、挿通穴21に素電池1をスムーズに挿入でき、また、素電池1を挿入する状態では、素電池1の端部を挿通穴21の保持筒20の外側端面4X側の内面に接触させて、素電池1を定位置に保持できる。このように、保持筒20を中間で分割する構造は、プラスチックを成形する金型の設計を簡単にして、プラスチック成形を容易にできる特長がある。
さらに、一対のセルホルダー4A、4Bは、相対位置がずれないように連結するために、一方のセルホルダー4A(図10及び図11において右側)の分割端面4Yから突出する連結ボス24を設けると共に、他方のセルホルダー4B(図10及び図11において左側)の分割端面4Yには、この連結ボス24を嵌入する連結凹部25を設けている。図に示すセルホルダー4A、4Bは、多段多列に配列される複数の保持筒20の連結部であって、上下左右に格子状に設けられる4つの保持筒20の間にできる十字状の連結部23に連結ボス24と連結凹部25を設けている。この電池ホルダー4は、保持筒20の中心が格子の交点と一致するように配置することによって生じたデッドスペースである連結部23に、連結ボス24と連結凹部25を設けている。図に示す一対のセルホルダー4A、4Bは、左右両側の2ヶ所の連結部23に、連結ボス24と連結凹部25を対向して設けている。
さらに、図に示す電池ホルダー4は、コアパック10の全体を貫通する貫通ネジ12を挿通する貫通孔26を開口している。この貫通孔26は、電池ホルダー4の中央部であって、前述の4つの保持筒20の間にできる十字状の連結部23に設けている。この電池ホルダー4は、スペースを有効利用しながら貫通孔26を設けることができる。この貫通孔26は、電池ホルダー4の両側の2ヶ所に設けており、前述の連結ボス24と連結凹部25の中心を貫通して設けている。
分割して成形される一対のセルホルダー4A、4Bは、係止構造で連結している。一対のセルホルダー4A、4Bは、図8の一部拡大図に示すように、両側面に一体成形して設けてなる爪嵌合30によって互いに連結している。図10と図11の電池ホルダー4は、一方(図において左側)のセルホルダー4Bの両側面に係止凸部31を設けると共に、他方(図において右側)のセルホルダー4Aの両側面には、この係止凸部31を案内して係止する係止部32を設けている。図の係止部32は、他方のセルホルダー4Aの側面から一方のセルホルダー4Bの係止凸部31に向かって突出する突出片32Aを一体成形して設けると共に、この突出片32Aに、係止凸部31を案内する係止孔32Bを開口して設けている。係止部は、突出片の内側に係止凹部を設けて係止凸部を案内することもできる。以上の爪嵌合30は、突出片32Aを弾性変形させながら、係止凸部31をスムーズに係止孔32Bに案内して、一対のセルホルダー4A、4Bを簡単かつ容易に、しかも離れないように連結できる。ただ、爪嵌合は、一方のセルホルダーの側面から突出する突出片の内側に係止フックを設けて、他方のセルホルダーの側面に、この係止フックを案内する係止凹部を設けることもできる。さらに、2分割されたセルホルダーは、係止構造以外の連結構造、例えば、ネジ止めして連結することも、接着して連結することもできる。
以上の電池ホルダー4は、2分割してプラスチックで成形しているが、本発明のバッテリパックは、電池ホルダーを以上の構造に特定しない。電池ホルダーは、複数の電池を所定の位置に保持できる他の全ての構造とすることができる。電池ホルダーは、たとえば、分割することなく全体を一体構造とすることも、3つ以上に分割する構造とすることもできる。
さらに、電池ホルダー4は、挿通穴21に挿入される素電池1の端面電極1Aが、外側端面4Xから外側に突出するのを阻止する突出阻止部27を外側端面4Xに一体的に成形して設けている。この突出阻止部27は、挿通穴21に挿入される素電池1の端面電極1Aを外側端面4Xから表出させるが、端面電極1Aが開口端から突出しないように、挿通穴21の開口端縁から内側に突出して、挿通穴21の開口部に部分的に被さる状態で設けている。図10と図11の電池ホルダー4は、中央部において、複数の保持筒20の連結部23に、挿通穴21の開口部に被さる位置決ブロック27Aを設けると共に、外周部において、電池ホルダー4の外周縁から内側に突出する位置決凸条27Bを設けて突出阻止部27としている。この電池ホルダー4は、挿通穴21に挿通される素電池1の端面電極1Aに突出阻止部27が当接して素電池1の端面電極1Aが外側端面4Xから突出するのを阻止する。
さらに、電池ホルダー4は、互いに隣接する電池ブロック3を、相対位置がずれないように連結するために、電池ホルダー4の一方の端面(図10及び図11において右側)に、位置決ブロック27Aから突出する連結ボス34を設けると共に、これと対向する反対側の端面(図10及び図11において左側)の位置決ブロック27Aには、この連結ボス34を嵌入する連結凹部35を設けている。これらの電池ホルダー4は、前述の連結ボス24と連結凹部25が設けられる連結部23に一体的に設けた位置決ブロック27Aに連結ボス34と連結凹部35を設けている。したがって、これらの連結ボス34と連結凹部35も、貫通ネジ12を挿通する貫通孔26を、その中心を貫通して開口している。互いに隣接する電池ブロック3は、一方の端面から突出する連結ボス34を他方の端面の連結凹部35に嵌入して相対位置がずれないように連結される。
さらに、電池ホルダー4は、外側端面4Xに配置されるリード板5を嵌入する位置決凹部28を両端面に設けている。図の電池ホルダー4は、外側端面4Xから突出する位置決凸条27Bの内側であって、位置決ブロック27Aの外側の領域を、これらの突出阻止部27より一段低い段差部としてリード板5を嵌入する位置決凹部28としている。この位置決凹部28は、ここにリード板5を入れて定位置に配置している。
[サブ電池ブロック]
さらに、図9に示す電池のコアパック10は、複数の電池ブロック3を直線状に配置してなる電池ブロック3の積層体10Aの一端に、サブ電池ブロック6を配置している。このサブ電池ブロック6は、電池ブロック3よりも少ない組数の並列ユニット2を備えている。図のコアパック10は、電池ブロック3の積層体10Aの一端にのみ、サブ電池ブロック6を配置しているが、サブ電池ブロックは、電池ブロックの積層体の両端に配置することもできる。
サブ電池ブロック6は、図12に示すように、一対のセルホルダー7A、7Bからなるサブ電池ホルダー7を備えている。サブ電池ホルダー7は、電池ホルダー4よりも少ない組数の並列ユニット2を収納するので、保持筒20の本数を電池ホルダー4よりも少なくしている。図12に示すサブ電池ホルダー7は、4本の素電池1を収納できるように、4本の保持筒20を備えている。このサブ電池ホルダー7は、片側に(図12において手前側)に4本の素電池1を挿入する保持筒20を設けており、反対側は空洞としている。このサブ電池ホルダー7は、この空洞部分をコネクタ等の部品の配置スペースとして利用することもできる。ただ、サブ電池ホルダーは、サブ電池ブロックに配置する素電池の本数に応じて保持筒の数を種々に変更できる。
なお、サブ電池ホルダー7について、前述の電池ホルダー4と同じ構成要素については、同符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図9に示す電池のコアパック10は、4本の素電池1をそれぞれ並列に接続すると共に、互いに隣接する並列ユニット2同士を直列に接続することで、ひとつの電池ブロック3において12本の素電池1を3直4並に接続している。さらに、このような電池ブロック3を3個、直列に接続して、計36本の素電池1を9直4並に接続している。さらにまた、サブ電池ブロック6に収納する4本の素電池1を並列ユニット2として、電池ブロック3の積層体10Aと直列に接続することで、3つの電池ブロック3と1つのサブ電池ブロック6を組み合わせて、合計40本の素電池1を10直4並に接続している。これにより、例えば、素電池1として1セル当たり3.6Vのリチウムイオン二次電池を使用する場合は、10本直列に接続して36Vの出力を得ることができる。ただ、コアパックは、必ずしも電池ホルダー及びサブ電池ホルダーの全ての保持筒に素電池を収納する必要はなく、たとえば、3個の電池ホルダーにそれぞれ9本ずつの素電池を収納し、サブ電池ホルダーには3本の素電池を収納して、全体で30本の電池を10直3並に接続することもできる。
以上のように、電池ブロック3の積層体10Aの一端または両端にサブ電池ブロック6を連結する構造は、直列接続される並列ユニット2の組数を自由に調整できる特長がある。たとえば、3組の並列ユニット2を備える複数の電池ブロック3を連結する構造は、直列接続される並列ユニット2の組数が3の倍数となる。この構造は、多数の並列ユニット2を最も省スペースに配置できるが、直列接続される並列ユニット2の組数は、必ずしも3の倍数が最適とは限らない。そこで、電池ブロック3の積層体10Aの一端または両端にサブ電池ブロック6を配置することで、直列接続される並列ユニット2の組数を自由に調整できる。すなわち、直列接続する並列ユニット2の組数を、3n〜(3n+2)組と種々に変更できる。たとえば、コアパック10は、以下のようにして、9組ないし12組の並列ユニット2を直列接続できる。
(1)9組の並列ユニットを直列接続する場合
3組の並列ユニットを備える電池ブロックを3個、積層して連結する。
(2)10組の並列ユニットを直列接続する場合
3組の並列ユニットを備える電池ブロックを3個、積層して連結し、この積層体の一端に1組の並列ユニットを備えるサブ電池ブロックを積層して連結する。
(3)11組の並列ユニットを直列接続する場合
3組の並列ユニットを備える電池ブロックを3個、積層して連結し、この積層体の一端に2組の並列ユニットを備えるサブ電池ブロックを積層して連結する。
または、3組の並列ユニットを備える電池ブロックを3個、積層して連結し、この積層体の両端に1組の並列ユニットを備えるサブ電池ブロックを積層して連結する。
(4)12組の並列ユニットを直列接続する場合
3組の並列ユニットを備える電池ブロックを4個積層して連結する。
さらに、本発明のバッテリパックは、電池ブロック3に配置する並列ユニット2を3組に特定しない。電池ブロック3は、3組以上の奇数組の並列ユニット2を備えることができる。たとえば、バッテリパックは、各々の電池ブロックに5組の並列ユニットを配置することもできる。このバッテリパックも、5組の並列ユニットを備える複数の電池ブロックの積層体の一端または両端に、5組よりも少ない組数の並列ユニットを備えるサブ電池ブロックを配置することで、直列接続される並列ユニットの組数を自由に調整できる。すなわち、直列接続する並列ユニットの組数を、5n〜(5n+4)組と種々に変更できる。
[リード板5]
リード板5は、電池ホルダー4の両端面において、挿通穴21の開口部から表出する素電池1の端面電極1Aにスポット溶接等で溶着して固定している。リード板5は、導電性に優れた薄い金属板で構成される。リード板5は、並列ユニット2を構成する複数の素電池1の端面電極1Aが同一平面となるように連結して、これらの素電池1を並列に接続すると共に、隣接して配置している並列ユニット2同士を直列に接続している。図に示すリード板5は、同一の電池ブロック3を構成する並列ユニット2を直列に接続する平面リード板5Xと、互いに隣接する電池ブロック3の並列ユニット2を直列に接続する折曲リード板5Yとを備えている。
平面リード板5Xは、電池ホルダー4の端面に配置されて、互いに隣接する並列ユニット2の端面電極1Aが同一平面となるように連結して、隣接する並列ユニット2同士を直列に接続している。図に示す平面リード板5Xは、各々の並列ユニット2を構成する4本の素電池1を並列に接続し、かつ、互いに隣接する2組の並列ユニット2を直列に接続する。したがって、8本の素電池1を接続できるように、8個の電池接続部を多段多列に設けている。各々の電池接続部には、スポット溶接するためのスリットを設けている。さらに、図の平面リード板5Xは、電池ホルダー4の端面に配置する状態で、位置決ブロック27Aを案内する貫通穴5eを、8個の電池接続部の間に設けている。この平面リード板5Xは、貫通穴5eに位置決ブロック27Aを案内して電池ホルダー4の端面の定位置に配置される。
折曲リード板5Yは、隣接する電池ホルダー4に跨って連結されて、互いに隣接する電池ブロック3の並列ユニット2同士を直列に接続している。この折曲リード板5Yは、隣接する電池ブロック3を直線状に配置する状態では、図9に示すように、中間の折曲部5bで折曲されて、この折曲部5bの両側の接続片5cで、隣接する電池ブロック3の並列ユニット2を直列に接続する。図に示す折曲リード板5Yは、各々の並列ユニット2を構成する4本の素電池1を接続片5cで並列に接続し、かつ、互いに隣接する2組の並列ユニット2を折曲部5bで直列に接続する。したがって、接続片5cは、4本の素電池1を接続できるように、スリットを設けた4個の電池接続部を2段2列に設けている。また、2つの接続片5cを連結する折曲部5bは、折曲しやすいように接続片5cよりも幅を狭くしている。接続片5cは、電池ホルダー4の端面に配置する状態で、位置決ブロック27Aを案内する貫通穴5eを、4個の電池接続部の間に設けている。この折曲リード板5Yは、接続片5cの貫通穴5eに位置決ブロック27Aを案内して電池ホルダー4の端面の定位置に配置される。
この折曲リード板5Yは、電池ブロック3の対角位置に配置されて、隣接する電池ブロック3の対向する側部に配置される並列ユニット2を直列に接続する。このように、奇数組の並列ユニット2を備える電池ブロック3の対角位置に折曲リード板5Yを配置することで、互いに隣接する電池ブロック3の両端を左右で交互に連結して直線状に配置している。
さらに、サブ電池ブロック6とこれに隣接する電池ブロック3も、折曲リード板5Yを介して連結している。この折曲リード板5Yは、互いに隣接する電池ブロック3とサブ電池ブロック6を直線状に配置する状態では、図9に示すように、中間の折曲部5bで折曲されて、この折曲部5bの両側の接続片5cで、互いに隣接するサブ電池ブロック6と電池ブロック3の並列ユニット2同士を直列に接続している。この折曲リード板5Yも、接続片5cに設けた4個の電池接続部で、サブ電池ブロック6を構成する4本の素電池1を並列に接続している。
さらに、平面リード板5Xと折曲リード板5Yは、図8と図9に示すように、中間電位を検出するための接続端子部5aを、上端から突出して設けている。接続端子部5aは、クランク状に折曲してなる折曲片で、図8に示すように、直線状に連結される電池ホルダー4の上面に引き出されると共に、その先端部を垂直に折曲して上向きに突出させている。接続端子部5aは、その先端部に接続されるリード14を介して、収納凹部11に配置される回路基板8に接続している。
さらに、リード板5は、コアパック10の前後の端面に配置される端面リード板5Zを備える。この端面リード板5Zは、互いに直列に接続される複数の並列ユニット2の両端に位置する端面電極1Aに接続されて、コアパック10の出力を取り出す。端面リード5Zは、L字状に折曲してなる折曲片5dを介して回路基板8に接続している。コアパック10からの出力は、リード線(図示せず)を介して、放電コネクタに接続している。
以上のコアパック10は、3個の電池ブロック3と1個のサブ電池ブロック6とを折曲リード板5Yを介して直線状に連結している。このコアパック10は、図9に示すように、最も左側の電池ブロック3と左から2番目の電池ブロック3とを連結する折曲リード板5Yを左右方向に折曲し、左から2番目の電池ブロック3と左から3番目の電池ブロック3とを連結する折曲リード板5Yを上下方向に折曲し、さらに、左から3番目の電池ブロック3とサブ電池ブロック6とを連結する折曲リード板5Yを左右方向に折曲している。すなわち、このコアパック10は、3個の電池ブロック3と1個のサブ電池ブロック6とを、一対の接続片5cを折曲部5bで左右方向に折曲してなる折曲リード板5Yと、一対の接続片5cを折曲部5bで上下方向に折曲してなる折曲リード板5Yとを交互に配置して互いに直列に連結している。このコアパックは、例えば、図13に示すように、3個の電池ブロック3と1個のサブ電池ブロック6とを2段2列に積み重ねた状態で、電池ホルダー4及びサブ電池ホルダー7の両端面に配置される複数のリード板5を、両側からスポット溶接して素電池1の端面電極1Aに効率よく溶着できる。とくに、このバッテリパックは、電池ブロック3とサブ電池ブロック6とを2段2列に積み重ねた姿勢として、全体の長さを短くしながら、両端面に配置されるリード板5をスポット溶接できるので、スポット溶接機のストローク範囲を小さくしながら効率よくスポット溶接できる。このため、ストローク範囲の大きなスポット溶接機を導入することなく、ストローク範囲の狭い既存のスポット溶接機を有効に使用しながらスポット溶接できる。このコアパック10は、全ての素電池1をリード板5で並列と直列に接続した後、折曲リード板5Yを、折曲部5bで所定の方向、すなわち左右方向と上下方向に折曲して、3個の電池ブロック3と1個のサブ電池ブロック6とを直線状に配置する。
図13に示すように、折曲リード板5Yを介して2段2列に連結された電池ブロック3とサブ電池ブロック6は、以下に示すようにして直線状に配置する。
(1)図13に示すように、3個の電池ブロック3と1個のサブ電池ブロック6とを2段2列に積み重ねた姿勢から、図14に示すように、電池ブロック3とサブ電池ブロック6が起立姿勢となるようにコアパック10を立てる。このとき、1番目の電池ブロック3と2番目の電池ブロック3を連結する折曲リード板5Y、及び3番目の電池ブロック3とサブ電池ブロック6を連結する折曲リード板5Yを、起立姿勢のコアパック10の下面側に配置し、2番目の電池ブロック3と3番目の電池ブロック3を連結する折曲リード板5Yを、起立姿勢のコアパック10の上面側に配置する。
(2)図14の矢印で示すように、上面に配置された折曲リード板5Yを折曲部5bで折曲しながら、この折曲部5bを中心軸として、起立姿勢にあるコアパック10の下部を前後方向に展開する。すなわち、図14において、前方に位置する電池ブロック3及びサブ電池ブロック6と、後方に位置する2組の電池ブロック3とを、折曲される折曲部5bを中心として、下面側の端面が互いに離れるように展開して、図15に示すように、3個の電池ブロック3とサブ電池ブロック6とを平面状に広げる。この状態で、折曲された折曲リード板5Yを介して連結された2番目の電池ブロック3と3番目の電池ブロック3の対向する端面は、互いに重なり合う状態で連結される。さらに、2番目の電池ブロック3と3番目の電池ブロック3は、2番目の電池ブロック3の対向面から突出する連結ボス34が、3番目の電池ブロック3の対向面に設けた連結凹部35に嵌入されて、相対位置がずれないように連結される。
(3)さらに、図15の矢印Aで示すように、1番目の電池ブロック3と2番目の電池ブロック3を連結する折曲リード板5Yを折曲部5bで左右方向に折曲しながら、この折曲部5bを中心軸として、1番目の電池ブロック3を2番目の電池ブロック3に向かって回転移動させる。1番目の電池ブロック3と2番目の電池ブロック3は、折曲リード板5Yを介して連結された端面同士が互いに重なり合う状態で連結される。このとき、1番目の電池ブロック3と2番目の電池ブロック3は、連結ボス34と連結凹部35を介して、相対位置がずれないように連結される。
(4)さらに、図15の矢印Bで示すように、3番目の電池ブロック3とサブ電池ブロック6を連結する折曲リード板5Yを折曲部5bで左右方向に折曲しながら、この折曲部5bを中心軸として、サブ電池ブロック6を3番目の電池ブロック3に向かって回転移動させる。サブ電池ブロック6と3番目の電池ブロック3は、折曲リード板5Yを介して連結された端面同士が互いに重なり合う状態で連結される。このとき、サブ電池ブロック6と3番目の電池ブロック3は、連結ボス34と連結凹部35を介して、相対位置がずれないように連結される。
(5)以上の状態で、図16に示すように、3個の電池ブロック3と1個のサブ電池ブロック6とが直線状に配置されて、互いに連結される。
さらに、コアパックは、図示しないが、最も左側の電池ブロックと左から2番目の電池ブロックとを上下方向に折曲される折曲リード板で連結し、左から2番目の電池ブロックと左から3番目の電池ブロックとを左右方向に折曲される折曲リード板で連結し、さらに、左から3番目の電池ブロックとサブ電池ブロックとを上下方向に折曲される折曲リード板で連結することもできる。このコアパックも、3個の電池ブロックと1個のサブ電池ブロックとを2段2列に積み重ねた状態で、電池ホルダー及びサブ電池ホルダーの両端面に配置される複数のリード板を、両側からスポット溶接して素電池の端面電極に効率よく溶着できる。
さらに、本発明のバッテリパックは、電池のコアパックとして直線状に配置される電池ブロック及びサブ電池ブロックの総数を4個に特定しない。電池のコアパックは、図示しないが、4個以上の電池ブロック、または、3個以上の電池ブロック及び1個以上のサブ電池ブロックを、リード板で互いに直列に連結することもできる。このコアパックも、互いに隣接する電池ブロック同士、または、互いに隣接する電池ブロックとサブ電池ブロックを連結するリード板を、一対の接続片を折曲部で左右方向に折曲してなる折曲リード板と、一対の接続片を折曲部で上下方向に折曲してなる折曲リード板とで構成することができる。このコアパックは、4個以上の電池ブロック、または、3個以上の電池ブロック及び1個以上のサブ電池ブロックを多段多列に積み重ねた状態で、電池ブロック及びサブ電池ブロックの両端面に配置される複数のリード板を、両側からスポット溶接して素電池の端面電極に溶接することができる。たとえば、電池ブロック及びサブ電池ブロックの総数を6個とするコアパックは、これらの電池ブロック及びサブ電池ブロックを、上下方向に折曲される折曲リード板と左右方向に折曲される折曲リード板とを組み合わせて直列に連結して、2段3列に積層し、あるいは3段2列に積層し、この状態で、電池ブロック及びサブ電池ブロックの両端面に配置される複数のリード板を、両側からスポット溶接することができる。このコアパックも、電池ブロックとサブ電池ブロックとを多段に積み重ねた姿勢として、全体の長さを短くできるので、スポット溶接機のストローク範囲を小さくして効率よくスポット溶接できる。
ただ、コアパックは、4個以上の電池ブロック、または、3個以上の電池ブロック及び1個以上のサブ電池ブロックを、同じ方向に折曲される折曲リード板のみを用いて互いに直列に連結することもできる。たとえば、図17と図18に示すコアパック60は、3個の電池ブロック3と1個のサブ電池ブロック6とを、左右方向に折曲される折曲リード板5Yのみを用いて互いに直列に連結している。このコアパック60は、図17に示すように、3個の電池ブロック3と1個のサブ電池ブロック6とを、各々の側面を対向させる姿勢で横一列に並べた状態で、電池ホルダー4及びサブ電池ホルダー7の両端面に配置される複数のリード板5を、両側からスポット溶接して素電池1の端面電極1Aに溶着する。さらに、このコアパック60は、全ての素電池1をリード板5で並列と直列に接続した後、図18に示すように、折曲リード板5Yを、折曲部5bで交互に逆向きに折曲して、3個の電池ブロック3と1個のサブ電池ブロック6とを直線状に配置できる。
さらに、コアパックは、図示しないが、3個の電池ブロックと1個のサブ電池ブロックとを、上下方向に折曲される折曲リード板のみを用いて互いに直列に連結することもできる。このコアパックは、3個の電池ブロックと1個のサブ電池ブロックとを、各々の上下面を対向させる姿勢で上下4段に積み重ねた状態で、電池ホルダー及びサブ電池ホルダーの両端面に配置される複数のリード板を、両側からスポット溶接して素電池の端面電極に溶着する。さらに、このコアパックは、全ての素電池をリード板で並列と直列に接続した後、各々の折曲リード板を折曲部で折曲して、3個の電池ブロックと1個のサブ電池ブロックとを直線状に配置する。さらに、コアパックは、図示しないが、左右方向に折曲する接続リード板と上下方向に折曲する接続リード板とを種々に組み合わせることもできる。
[絶縁シート]
以上のようにして複数の電池ブロック3及びサブ電池ブロック6を直線状に連結する際は、図9、図14、及び図15に示すように、対向する電池ブロック3同士、及び電池ブロック3とサブ電池ブロック6の境界面で、リード板5がショートしないよう、絶縁シート18を介在させる。絶縁シート18には、絶縁性に優れた紙やプラスチックフィルムなどが利用できる。図に示す絶縁シート18は、電池ホルダー4に設けた位置決凹部28に嵌入する外形として、位置決凹部28に配置されるリード板5の表面を覆うことができるようにしている。さらに、図9に示す絶縁シート18は、電池ホルダー4の端面に配置する状態で、位置決ブロック27Aを案内する貫通穴18Aを開口している。この貫通穴18Aは、位置決ブロック27Aを嵌入できる形状としており、この貫通穴18Aに位置決ブロック27Aを嵌入して、対向する電池ブロック3同士、及び電池ブロック3とサブ電池ブロック6の境界の定位置に絶縁シート18を挟着して配置している。なお、図に示す絶縁シート8は、折曲された折曲リード板5Yの接続片5cの間にも介在させている。これにより、対向する接続片5c同士の間で意図しない放電が生じる事態を回避できる。
[連結部材]
さらに、図に示すコアパック10は、直線状に連結された複数の電池ブロック3及びサブ電池ブロック6をより強固に連結するために、連結部材を介して連結している。図に示す連結部材は、コアパックの10の中央部を貫通する貫通ネジ12としている。電池ホルダー4とサブ電池ホルダー7は、中央部の2ヶ所に貫通ネジ12を挿通する貫通孔26を開口している。このコアパック10は、複数の電池ブロック3とサブ電池ブロック6を直線状に連結する状態で、電池ホルダー4とサブ電池ホルダー7を貫通する貫通ネジ12を挿通し、貫通ネジ12の先端部をナット13にねじ込んで、複数の電池ブロック3を直線状に連結された状態に保持している。図7に示すバッテリパックは、貫通ネジ12の先端がねじ込まれるナット13を、サブ電池ホルダー7のセルホルダー7Aにインサートして固定している。ただ、ナットは、インサートすることなく、貫通孔の外側に配置することもできる。
さらに、複数の電池ブロック及びサブ電池ブロックを連結する連結部材は、図示しないが、電池ホルダーとサブ電池ホルダーの外周面に沿って長さ方向に配置される連結フレームとすることもできる。この連結フレームは、その両端部を、コアパックの両端に固定して、直線状に連結される複数の電池ブロック及びサブ電池ブロックを分離しないように連結する。この連結フレームは、たとえば、電池ホルダーとサブ電池ホルダーの外周面に形成される保持筒の谷間に配置して、コアパックの外形を大きくすることなく省スペースに配置できる。
[回路基板]
さらに、図6に示すバッテリパックは、電池のコアパック10に接続している回路基板8を備えている。図7と図8に示すコアパック10は、互いに連結してなる電池ホルダー4とサブ電池ホルダー7の上面に回路基板8を配置する収納凹部11を設けており、この収納凹部11に回路基板8を配置している。回路基板8は、基板ホルダ9を介してコアパック10の定位置に配置している。図のコアパック10は、各々のリード板5を、基板ホルダ9に配置している回路基板8に接続している。
回路基板8は、素電池1の充放電を制御する保護回路(図示せず)を実装している。回路基板8は、この保護回路を実現する電子部品15を実装している。回路基板8は、図6ないし図8に示すようにコアパック10の長さ方向に沿って延長してなる板状としている。この構造は、素電池1を直列接続する長さ方向に沿うように、延長された回路基板8を配置するので、回路基板8から各素電池1までの距離が短くなり、中間電位の検出など、各素電池1までの配線を容易となる利点が得られる。図8では、個別のリード線を設けることなく、各電池ブロック3のリード板5から延長させた接続端子部5aによって配線を行っており、組み立て工程を簡素化できることに加え、別部材のリード線も不要としている。
さらに、保護回路は、各々の電池電圧を検出して、充放電の電流を遮断する回路も備えている。この保護回路は、いずれかの電池電圧が最低電圧よりも低くなると、放電電流を遮断するスイッチング素子をオフに切り換えて、放電電流を遮断する。また、いずれかの電池電圧が最高電圧よりも高くなると、充電を停止するスイッチング素子をオフに切り換えて、充電を停止する。このように、各々の電池電圧を検出して、充放電をコントロールする保護回路を実装するバッテリパックは、素電池1を保護しながら安全に使用できる。さらに、回路基板8は、素電池1の温度異常を検出する温度検出回路も実装している。この温度検出回路は、温度センサ19で検出される素電池1の温度が異常に上昇することを検出して、電池の放電と充電の電流を制御し、あるいは充放電を停止する等の制御をする。
基板ホルダ9は、回路基板8を固定して所定の位置に配置する。図5ないし図8に示す基板ホルダ9は、収納凹部11に配置される薄い箱形に成形している。基板ホルダ9は、図8に示すように、外周から突出する連結部9Aを一体成形して設けており、この連結部9Aを貫通する止ネジ16を電池ホルダー4及びサブ電池ホルダー7にねじ込んで固定している。電池ホルダー4及びサブ電池ホルダー7は、止ネジ16をねじ込むために、収納凹部11に突出する固定ボス29を一体成形して設けている。基板ホルダ9の連結部9Aは、図8に示すように、電池ホルダー4及びサブ電池ホルダー7の固定ボス29に対向する位置に設けている。基板ホルダ9は、連結部9Aを貫通する止ネジ16が固定ボス29にねじ込まれて、収納凹部11の定位置に固定される。ただ、基板ホルダは、図示しないが、係止構造で電池ホルダー及びサブ電池ホルダーに固定することもできる。
[外装ケース]
外装ケース40は、筒状のケース本体41の両端面をエンドプレート42、43で閉塞して、内部に電池のコアパック10を収納している。ケース本体41は、強度と放熱性に優れた、例えばアルミニウム等の金属製としている。エンドプレート42、43は、硬質のプラスチック製としている。ただ、エンドプレートも金属製とすることができる。さらに、外装ケース40は、金属製のケース本体41を絶縁するため、表面をラミネートフィルムやビニールなどで被覆することもできる。さらに、図のバッテリパックは、金属製のケース本体41と、これに収納されるコアパック10のリード板5及び回路基板8とのショートを防止するために、コアパック10の側面と回路基板8の上面に絶縁シート17を配設している。
ケース本体41は、厚さよりも横幅を広くした長方形の筒形であって、両端を開口した角筒状に成形している。このケース本体41は、横幅方向と長さ方向に延びる2枚の対向面の内面に、長さ方向に伸びる凸条44を一体的に設けて、この凸条44によって強度を高くしている。図のケース本体41は、対向面の両側に、互いに平行に凸条44を設けている。この凸条44は、図5に示すように、電池ホルダー4の外周面であって、ケース本体41との間にできる谷間スペース49に配置している。この谷間スペース49として、保持筒20の谷間や電池ホルダー4のコーナー部にできるデッドスペースが利用できる。この谷間スペース49に凸条44を配置することにより、電池のコアパック10を位置ずれしないように外装ケース40の内部の定位置に保持している。これらの凸条44は、中央部に長さ方向に伸びる縦溝45を設けており、凸条44の両端において、この縦溝45の開口端をねじ穴46としている。このねじ穴46に、エンドプレート42、43を貫通する止ネジ47をねじ込んで、ケース本体41の両端にエンドプレート42、43を固定している。
エンドプレート42、43は、ケース本体41の開口端を閉塞できるように、ケース本体41の開口部と同じ形状に形成している。このエンドプレート42、43は、長辺の両側部でねじ止めして、ケース本体41に固定している。さらに、外装ケース40は、ケース本体41の開口部とエンドプレート42、43との間にリング状のパッキン48を挟着して、両端の開口部を防水構造で閉塞している。
さらに、一方のエンドプレート43(図4において左側のエンドプレート)は、内蔵する素電池1から放電するための放電コネクタ51と、内蔵する素電池1を充電するための充電コネクタ52とを設けている。図のエンドプレート42は、先端面に放電コネクタ51を表出して設けている。この放電コネクタ51は、バッテリパックを図3の矢印Aで示す方向に移動して、本体機器にセットされる。
さらに、図4のエンドプレート43は、側面に充電コネクタ52を設けている。充電コネクタ52は、充電器の充電プラグ(図示せず)に接続される。充電コネクタ52を充電器に接続する状態で、バッテリパックは充電器から供給される電力で内蔵している素電池1を充電する。充電コネクタ52は、充電プラグを接続しない状態でゴミ等の異物や水分が侵入するのを防止するために開口部にコネクタカバー53を設けている。コネクタカバー53は、充電コネクタ52に充電プラグを接続する状態で開かれ、充電コネクタ52に充電プラグを接続しない状態、すなわちバッテリパックを本体機器にセットする状態で充電コネクタ52の開口部を閉塞する。
以上の外装ケース40は、筒状のケース本体41の両端の開口部を一対のエンドプレート42、43で閉塞しているが、外装ケースは、ケース本体を、一方の端面のみを開口させた有底の筒状として、ひとつのエンドプレートのみで端面開口を閉塞する構成とすることもできる。
1…素電池 1A…端面電極
2…並列ユニット
3…電池ブロック
4…電池ホルダー 4A…セルホルダー
4B…セルホルダー
4X…外側端面
4Y…分割端面
5…リード板 5X…平面リード板
5Y…折曲リード板
5Z…端面リード板
5a…接続端子部
5b…折曲部
5c…接続片
5d…折曲片
5e…貫通穴
6…サブ電池ブロック
7…サブ電池ホルダー 7A…セルホルダー
7B…セルホルダー
8…回路基板
9…基板ホルダ 9A…連結部
10…コアパック 10A…積層体
11…収納凹部
12…貫通ネジ
13…ナット
14…リード
15…電子部品
16…止ネジ
17…絶縁シート
18…絶縁シート 18A…貫通穴
19…温度センサ
20…保持筒
21…挿通穴
22…表出開口
23…連結部
24…連結ボス
25…連結凹部
26…貫通孔
27…突出阻止部 27A…位置決ブロック
27B…位置決凸条
28…位置決凹部
29…固定ボス
30…爪嵌合
31…係止凸部
32…係止部 32A…突出片
32B…係止孔
34…連結ボス
35…連結凹部
40…外装ケース
41…ケース本体
42…エンドプレート
43…エンドプレート
44…凸条
45…縦溝
46…ねじ穴
47…止ネジ
48…パッキン
49…谷間スペース
51…放電コネクタ
52…充電コネクタ
53…コネクタカバー
60…コアパック
80…コアパック
82…電池ブロック
91…円筒形電池
92…電池ホルダー
93…筒部
95…リード板

Claims (9)

  1. 複数の電池ブロック(3)をリード板(5)で連結して直線状に配置してなる電池のコアパック(10)を有するバッテリパックであって、以下のすべての構成を有するバッテリパック。
    (a)前記電池ブロック(3)が、3組以上である奇数組の並列ユニット(2)を備える。
    (b)前記電池ブロック(3)は、各々の素電池(1)の長手方向が同じ方向を向く姿勢で、奇数組の並列ユニット(2)を横一列に連結している。
    (c)前記並列ユニット(2)は、両端を端面電極(1A)とする複数の素電池(1)を互いに平行な姿勢に配置して、素電池(1)両端の端面電極(1A)に接続してなるリード板(5)で素電池(1)を並列に接続している。
    (d)前記電池ブロック(3)は、隣接して配置している並列ユニット(2)を、並列ユニット(2)を構成する素電池(1)を並列に接続してなる前記リード板(5)で直列に接続している。(e)前記電池ブロック(3)は、対角位置に配置してなるリード板(5)を中間で折曲して、折曲部(5b)の両側の接続片(5c)で、隣接する電池ブロック(3)の並列ユニット(2)を直列に接続している。
  2. 前記電池のコアパック(10)が、直線状に配置してなる複数の電池ブロック(3)の積層体(10A)の一端又は両端に、前記電池ブロック(3)よりも少ない組数の並列ユニット(2)を備えるサブ電池ブロック(6)をリード板(5)で連結しており、
    前記サブ電池ブロック(6)とこれに隣接する電池ブロック(3)とを連結するリード板(5)を中間で折曲して、折曲部(5b)の両側の接続片(5c)で、互いに隣接するサブ電池ブロック(6)と電池ブロック(3)の並列ユニット(2)同士を直列に接続してなる請求項1に記載されるバッテリパック。
  3. 前記電池のコアパック(10)が、4個以上の電池ブロック、または、3個以上の電池ブロック(3)及び1個以上のサブ電池ブロック(6)を、前記リード板(5)で互いに直列に連結しており、
    互いに隣接する電池ブロック(3)同士、または、互いに隣接する電池ブロック(3)とサブ電池ブロック(6)を連結するリード板(5)が、一対の接続片(5c)を折曲部(5b)で左右方向に折曲してなるリード板(5)と、一対の接続片(5c)を折曲部(5b)で上下方向に折曲してなるリード板(5)とからなり、
    4個以上の電池ブロック、または、3個以上の電池ブロック(3)及び1個以上のサブ電池ブロック(6)を多段多列に積み重ねた状態で、電池ブロック(3)及びサブ電池ブロック(6)の両端面に配置される複数のリード板(5)を、両側からスポット溶接して素電池(1)の端面電極(1A)に溶接するようにしてなる請求項1または2に記載されるバッテリパック。
  4. 前記電池のコアパック(10)が、3個の電池ブロック(3)と1個のサブ電池ブロック(6)とを、一対の接続片(5c)を折曲部(5b)で左右方向に折曲してなるリード板(5)と、一対の接続片(5c)を折曲部(5b)で上下方向に折曲してなるリード板(5)とを交互に配置して互いに直列に連結しており、
    3個の電池ブロック(3)と1個のサブ電池ブロック(6)を2段2列に積み重ねた状態で、電池ブロック(3)及びサブ電池ブロック(6)の両端面に配置される複数のリード板(5)を、両側からスポット溶接して素電池(1)の端面電極(1A)に溶接してなる請求項3に記載されるバッテリパック。
  5. 前記素電池(1)が円筒形電池である請求項1ないし4のいずれかに記載されるバッテリパック。
  6. 前記電池のコアパック(10)に接続してなる回路基板(8)を備え、この回路基板(8)は素電池(1)の充放電を制御する保護回路を実装しており、
    前記素電池(1)はリチウムイオン電池で、素電池(1)の両端に接続してなる各々のリード板(5)を前記回路基板(8)に接続してなる請求項1ないし5のいずれかに記載されるバッテリパック。
  7. 前記電池ブロック(3)が、素電池(1)を定位置に配置する電池ホルダー(4)を備え、この電池ホルダー(4)でもって、電池ブロック(3)を構成する素電池(1)を定位置に配置してなる請求項1ないし6のいずれかに記載されるバッテリパック。
  8. 前記電池ホルダー(4)が、素電池(1)の中間で2分割してなる一対のセルホルダー(4A)、(4B)からなり、一対のセルホルダー(4A)、(4B)を爪嵌合(30)で連結してなる請求項に記載されるバッテリパック。
  9. 前記電池のコアパック(10)を構成する複数の電池ブロック(3)を貫通する貫通ネジ(12)を備えると共に、前記電池ホルダー(4)には、この貫通ネジ(12)を挿通する貫通孔(26)を設けており、直線状に配置される複数の電池ブロック(3)を、前記貫通ネジ(12)を介して連結してなる請求項7または8に記載されるバッテリパック。
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