JP5495084B1 - ストラップ係留具、ストラップ取付構造およびストラップを有する衣類 - Google Patents

ストラップ係留具、ストラップ取付構造およびストラップを有する衣類 Download PDF

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Abstract

【課題】 ストラップが肩からずり落ちるのを防ぐことができ、肌にあたっても違和感を感じることがなく、さらに、様々な体型および様々な体の動きにストラップが追従できるストラップ係留具を提供する。
【解決手段】 本発明のストラップ係留具100は、ストラップを衣類に取り付けるためのストラップ係留具であって、円環状の本体101と、円環状の本体101の内周部101Cから突起している突起部102とを含み、突起部102が設けられている部分を除いた円環状の本体101の内周部101Cは、円弧状であり、突起部102の先端部102Aと、前記円環状の本体の内周部101Cにおける前記先端部102Aに対向する部分Pとの間に一定の空隙Tが設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ストラップ係留具、ストラップ取付構造およびストラップを有する衣類に関する。
従来、例えばブラジャー等のストラップを有する衣類において、ストラップが肩からずり落ちるのを防ぐために、種々のストラップ係留具が使用されている。例えば、特許文献1では、三角形状のストラップ連結具を有するブラジャーが提案されている。前記特許文献1記載のストラップ連結具は、カップ部の上部に取り付けられる第1の辺部と、ストラップに取り付けられる第2の辺部とが、鋭角に傾斜することで、ストラップの延伸方向を左右のカップ部間の中心方向へ強制的に傾ける構成である。また、特許文献2には、図17に示すV字状の傾斜溝を有する連結環が提案されている。前記特許文献2記載の連結環は、前記傾斜溝により、肩ひもの上部を人体中心側に付勢する構成である。
特許第3232016号公報 特開2000−220008号公報
しかし、前記特許文献1記載のストラップ連結具は、三角形状であるため、その角が肌にあたると違和感が生じていた。また、前記特許文献1記載のストラップ連結具は、ストラップを傾ける角度が一定に固定されるため、様々な体型および様々な体の動きにストラップが追従することができなかった。そして、前記特許文献2記載の連結環も、ストラップが前記傾斜溝に挿通されて取り付けられるため、ストラップを傾ける角度が前記傾斜溝の角度に固定され、様々な体型および様々な体の動きにストラップが追従することができなかった。
そこで、本発明は、ストラップが肩からずり落ちるのを防ぐことができ、肌にあたっても違和感を感じることがなく、さらに、様々な体型および様々な体の動きにストラップが追従できるストラップ係留具を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のストラップ係留具は、
ストラップを衣類に取り付けるためのストラップ係留具であって、
円環状の本体と、前記円環状の本体の内周部から突起している突起部とを含み、
前記突起部が設けられている部分を除いた前記円環状の本体の内周部は、円弧状であり、
前記突起部の先端部と、前記円環状の本体の内周部における前記先端部に対向する部分との間に一定の空隙が設けられていることを特徴とする。
本発明のストラップ係留具は、前記のような構成であるため、ストラップが肩からずり落ちるのを防ぐことができ、肌にあたっても違和感を感じることがなく、さらに、様々な体型および様々な体の動きにストラップが追従できる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るストラップ係留具100を示す図である。図1(a)は、ストラップ係留具100の正面図であり、図1(b)は、ストラップ係留具100の斜視図である。また、図1(c)は、ストラップ係留具100を図1(a)におけるI−I方向に見た断面図であり、図1(d)は、ストラップ係留具100を図1(a)におけるII−II方向に見た断面図である。 図2は、本発明のストラップ取付構造の一例を示す図である。 図3は、本発明のストラップを有する衣類の一例の着用状態を、背面側から見た図である。 図4(a)〜(d)は、前記第1の実施形態に係るストラップ係留具100の大きさと、ストラップの幅との関係を説明する図である。 図5(a)および図5(b)は、前記第1の実施形態に係るストラップ係留具100の大きさと、ストラップの幅との関係を説明する図である。 図6(a)〜(c)は、前記第1の実施形態に係るストラップ係留具の突起部のバリエーションの例を示す図である。 図7は、本発明のストラップ取付構造および本発明のストラップを有する衣類のその他の例を示す図である。 図8は、本発明の第2の実施形態に係るストラップ係留具200を示す正面図である。 図9は、前記第2の実施形態に係るストラップ係留具200を用いた場合のストラップの動きを説明する図である。 図10は、本発明の第3の実施形態に係るストラップ係留具300を示す正面図である。 図11は、前記第3の実施形態に係るストラップ係留具300を用いた場合のストラップの動きを説明する図である。 図12は、本発明の第4の実施形態に係るストラップ係留具400を示す正面図である。 図13は、前記第4の実施形態に係るストラップ係留具400を用いた場合のストラップの動きを説明する図である。 図14は、本発明の第5の実施形態に係るストラップ係留具500を示す図である。図14(a)は、ストラップ係留具500の正面図であり、図14(b)は、ストラップ係留具500の斜視図である。また、図14(c)は、ストラップ係留具500を図14(a)におけるIII−III方向に見た断面図であり、図14(d)は、ストラップ係留具500を図14(a)におけるIV−IV方向に見た断面図である。 図15は、前記第5の実施形態に係るストラップ係留具500を用いた場合のストラップの動きを説明する図である。 図16は、前記第5の実施形態に係るストラップ係留具500の変形例を示す図である。 図17は、従来のストラップ連結具の一例を示す図である。
本発明について、例をあげて説明する。ただし、本発明は、以下の例に限定および制限されない。なお、下記図1〜図16において、同一部分には同一の符号を付している。
(第1の実施形態)
図1に、本発明の第1の実施形態に係るストラップ係留具100を示す。図1(a)は、ストラップ係留具100の正面図であり、図1(b)は、ストラップ係留具100の斜視図である。図1(a)および図1(b)に示すように、本実施形態のストラップ係留具100は、円環状の本体(以下、単に「本体」ともいう。)101と、前記本体101の内周部101Cから突起している突起部102とを含む。また、図示のとおり、突起部102が設けられている部分を除いた前記本体101の内周部101Cは、円弧状である。そして、突起部102の先端部102Aと、本体101の内周部101Cにおける前記先端部102Aに対向する部分Pとの間には、一定の空隙Tが設けられている。また、本実施形態において、突起部102は、略半円状である。
図2および図3に、本発明のストラップ取付構造および本発明のストラップを有する衣類の一例を示す。図2および図3では、衣類がブラジャーである場合を例にあげて説明している。ただし、本発明のストラップ係留具は、これに限られず、例えば、キャミソール、ボディスーツ等の種々のストラップを有する衣類に適用できる。また、本例では、第1の実施形態に係るストラップ係留具100を用いる場合を例にあげて説明しているが、後述する第2〜第5の実施形態に係るストラップ係留具も同様にして用いることができる。
図3は、本実施形態に係るストラップ係留具100を用いたストラップ取付構造1を含むブラジャー10の着用状態を、背面側から見た図である。また、図2は、図3における左側(着用者から見た左側)のストラップ取付構造1の拡大図である。図2および図3に示すように、ストラップ係留具100は、ブラジャー10の着用時において、突起部102の先端部102Aが、首側に向くように配置される。
図2に示すように、ストラップ係留具100を用いてストラップをブラジャーに取り付ける場合、まず、前記配置状態において、ストラップ係留具100の突起部102の上辺と、本体101の上部101Aとの間に形成される空間106に、ストラップ103の一端が挿通されて、ストラップ103の一端が本体101の上部101Aに取り付けられる。ストラップ103の挿通の仕方は、例えば、ストラップ103の一端を前記空間106に通し、本体の上部101Aに引っ掛けた状態で折り返し、折り返した部分の先端部をストラップ103の任意の位置に縫着する。また、ストラップ係留具100の突起部102の下辺と、本体101の下部101Bとの間に形成される空間107に、衣類側連結部104が挿通されて、衣類側連結部104が本体101の下部101Bに取り付けられる。衣類側連結部104の挿通の仕方は、例えば、帯状の布材である衣類側連結部104の一端を前記空間107に通し、本体の下部101Bに引っ掛けて折り返し、バック部105の上部に固着する(図3参照)。なお、「上」「下」とは、着用状態の上下方向をいい、「左」「右」とは、前から見た左右でも後から見た左右でもよい。
図2および図3に示すように、本実施形態に係るストラップ係留具100を用いてストラップ103を取り付けると、突起部102がストッパーとなり、ストラップ103の体の外側(図2および図3に示す破線矢印S1の方向)への摺動が阻止される。そのため、ストラップ103が身体の外側へ傾くのを防ぐことができ、ストラップが肩からずれ落ちるのを防止することができる。
また、前述のように、本実施形態に係るストラップ係留具100は、突起部102の先端部102Aと、本体101の内周部101Cにおける前記先端部102Aに対向する部分Pとの間に、一定の空隙Tが設けられている。さらに、突起部102が設けられている部分を除いた本体101の内周部101Cは、円弧状である。これにより、ストラップ103および衣類側連結部104は、本体101の突起部102を除く部分において、自由に摺動可能となる。すなわち、ストラップ103は、首側(体の内側、図2および図3に示す実線矢印Y1の方向)には自由に摺動できる。そのため、ストラップ係留具100によれば、ストラップ103の位置および方向は固定されず、着用者の体型および体の動きに応じて追従することができる。また、衣類側連結部104も、体の内側(図2および図3に示す実線矢印Y2の方向)に摺動可能であるため、ストラップのみが摺動する場合よりも、さらに体型および動きに対するストラップの追従性を高めることができる。ここで、「体型」とは、例えば、肩幅、並びに、いかり肩およびなで肩等の肩の形状等を含む。
そして、本実施形態に係るストラップ係留具100は、円環状であるため、外周部に角がなく、肌にあたっても違和感が生じない。ここで、「円環」とは、真円および楕円を含む。また、前述のとおり、突起部102が設けられている部分を除いた本体101の内周部101Cは円弧状であるが、この場合の「円」とは、真円および楕円を含む。
このように、本発明のストラップ係留具によれば、ストラップが肩からずり落ちるのを防ぐことができ、肌にあたっても違和感を感じることがなく、さらに、様々な体型および様々な動きにストラップが追従できる。
なお、図2および図3では、衣類側連結部104が帯状の布材で形成されている場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明において、衣類側連結部には、例えば、帯状の布材等の帯状部材の他、紐状の布材等の紐状部材等を使用することもできる。また、本発明のストラップ係留具は、前記円環状の本体の上部および下部の両方に、それぞれストラップが取り付けられるようにして用いてもよい。この場合、前記本体の下部に取り付けられたストラップが、前述の衣類側連結部となる。前記本体の下部に取り付けられたストラップは、直接衣類に固着されていてもよいし、例えば、円環、Z環、エイト環等の係止具によって衣類に固着されていてもよい。
また、図3では、ストラップ取付構造1をバック部105の上部に有するブラジャーについて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明のストラップ係留具は、図7に示すようにカップ部の上部に用いることもできるし、バック部の上部およびカップ部の上部の両方に用いることもできる。
本実施形態において、ストラップ係留具100は、図1における軸Xに対し上下対称に形成されているが、本発明はこれに限られない。例えば、本発明において、円環状の本体は、一方に片寄った扁平な円形であってもよい。
本実施形態において、突起部102は、略半円状である。これにより、ストラップ係留具100は、角となる部分を有さないため、突起部のどの部分が肌にあたっても、違和感が生じることがない。また、図1(c)に、ストラップ係留具100を図1(a)におけるI−I方向に見た断面図を示し、図1(d)に、ストラップ係留具100を図1(a)におけるII−II方向に見た断面図を示す。図1(c)および図1(d)に示すように、本実施形態では、円環状の本体101の断面形状が平らに押しつぶしたような扁平な楕円形であり、また、突起部102の縁部も丸みを帯びているため、肌にあたっても違和感を感じることはない。ただし、本発明はこれに限られず、突起部は、例えば三角形状であってもよい。
本発明において、ストラップ係留具の円環状の本体の大きさは、特に制限されず、例えば、使用するストラップの幅等に応じて適宜決定することができる。
以下に、ストラップの幅と本実施形態に係るストラップ係留具100の大きさとの関係について、例をあげて説明する。まず、図4(a)〜(d)において、ストラップ103の幅Wを、ストラップ係留具100の突起部102の根元部の上部分Rと、本体101の内周部101Cにおける前記根元部の上部分Rに水平方向に対向する部分Qとの間の幅Lよりも大きくした場合について説明する。「根元部」とは、突起部が円環状の本体と結合している部分をいう。この場合、ストラップ103が肩にフィットしている状態では、図4(a)および図4(b)に示すように、ストラップ103はまっすぐ上方に伸びた状態で取り付けられる。そして、前述のとおり、ストラップ103は体の外側への摺動が阻止されるため、肩からずれ落ちるのを防ぐことができる。一方、ストラップ103が肩から浮くなど緩んだ状態では、図4(c)に示すように、ストラップ103の首側の端部103Aが下方に下がるため、ストラップ103は、首側へ傾斜する。このとき、着用状態は、図4(d)に示すように、ストラップ103が首側に傾いた状態となる。このように、ストラップ103が緩んだ状態であっても、ストラップ103が首側に傾斜するとともに、身体の外側への摺動が阻止されるため、肩からずれ落ちるのを防ぐことができる。
なお、図4(a)および図4(b)では、ストラップが肩にフィットしている状態において、ストラップが首側に傾斜せずまっすぐに取り付けられている態様について説明したが、この場合でも、ストラップを首側に傾ける力が働いているため、ストラップが首側に傾くこともありうる。一方、図4(c)および図4(d)では、ストラップが緩んだ状態において、ストラップが首側に傾く態様について説明したが、この場合でも、ストラップの位置を調整し、ストラップがまっすぐに取り付けられている状態に戻すことができる。このように、本発明のストラップ係留具によれば、ストラップが肩からずれ落ちることを防ぎつつ、ストラップの位置をフレキシブルに動かすことができ、着用者の体型および動きに応じて、最適な位置に追従させることが可能である。
次に、ストラップの幅Wを、前記本体101の幅Lと同じか、前記本体101の幅Lよりも小さくした場合について説明する。この場合、ストラップ103が肩にフィットしている状態では、図5(a)に示すように、ストラップ103は、まっすぐ上方に伸びた状態で取り付けられる。そして、前述のとおり、ストラップ103は体の外側への摺動が阻止されるため、肩からずれ落ちるのを防ぐことができる。一方、ストラップ103が緩んだ状態では、図5(b)に示すように、ストラップ103が身体の外側へ摺動するのが阻止される結果、首側に傾く。このため、ストラップ103が緩んだ状態であっても、肩からずれ落ちるのを防ぐことができる。なお、この場合も、ストラップの位置はフレキシブルに動かすことができ、着用者の体型および動きに応じて、最適な位置に追従させることが可能である。
本発明において、ストラップ係留具に使用できる素材は、特に制限されないが、例えば、金属、プラスチック等があげられる。
本発明において、突起部の高さは、特に制限されず、ストラップの摺動を阻止できる程度の高さであればよい。したがって、突起部の高さは、円環状の本体の大きさまたはストラップの幅等によって適宜決定することができ、一例としてストラップの厚みに相当する長さ以上となるように突起部の高さを設定してもよい。
また、本発明において、ストラップの幅は、例えば、円環状の本体の直径よりも少し短くなるように設定することが好適である。より具体的には、前記本体の直径が10〜14mmである場合には、前記本体の直径より12〜22%程度、より好ましくは15〜19%程度短くなるようにストラップの幅を設定することがあげられる。この場合には、着用状態で前記本体と、ストラップの幅方向の両端部分との間に、ストラップの幅方向中央に向かう大きな押圧力が作用し易くなる。このため、ストラップが前記本体とほぼ均等に全幅に亘って接するようにストラップの幅を狭くした場合と比較して、ストラップは左右にぶれにくい状態に保たれる。また、上記のように、ストラップの幅を円環状の本体の直径よりも多少短くすることによって、前記本体にストラップを挿通し易いというメリットも得られる。なお、前記円環状の本体の直径とは、突起部が無いと仮定した場合の円環状の本体の内径を意味する。また、円環状の本体が楕円状を呈する場合には、同様に突起部が無いと仮定した場合の長軸または短軸のいずれかを基準にストラップの幅を上記設定範囲内で短くするようにすればよい。
本発明において、突起部の先端部と、前記円環状の本体の内周部における前記先端部に対向する部分との間の一定の空隙Tの大きさは、特に制限されず、ストラップ係留具の大きさまたは使用するストラップの幅等によって適宜決定することができる。例えば、円環状の本体の直径が12mmの場合、空隙Tは、1mm〜8mmの範囲が好ましく、より好ましくは3mm〜5mmの範囲である。また、前記本体に係留させる部材として帯状のストラップを想定した場合、そのストラップの幅は8mm〜12mmの範囲に設定することが好ましい。
本発明において、突起部の内部には、様々なデザインが施されていてもよい。例えば、図6(a)〜(c)に示すように、突起部の形状に沿った略半円形、円形または星型等の様々な形の中空部を設けてもよい。
(第2の実施形態)
図8に、本発明の第2の実施形態に係るストラップ係留具200の正面図を示す。図8に示すように、本実施形態のストラップ係留具200では、突起部202が三角形状である。
ストラップ係留具200は、衣類の着用時において、突起部202の先端部202Aが首側に向くように配置される。本実施形態に係るストラップ係留具200を用いてストラップを衣類に取り付けると、図9に示すように突起部202がストッパーとなり、ストラップ203の体の外側(図9に示す破線矢印S2の方向)への摺動が阻止される。そのため、ストラップ203が体の外側へ傾くのを防ぐことができ、ストラップが肩からずれ落ちるのを防止することができる。また、前記第1の実施形態と同様、本実施形態においても、突起部202の先端部202Aと、本体101の内周部101Cにおける前記先端部202Aに対向する部分Pとの間に一定の空隙Tが設けられており、さらに、突起部202が設けられている部分を除いた本体101の内周部101Cは円弧状であることから、ストラップ203および衣類側連結部204は、体の内側(図9における実線矢印Y3およびY4)には、自由に摺動可能である。そのため、ストラップ203の位置および方向は固定されず、着用者の体型および体の動きに応じて追従することができる。本実施形態において、突起部202は三角形状であるが、ストラップ係留具200の本体101は円環状であるため、肌にあたっても違和感は生じない。その他の説明は、前記第1の実施形態と同様である。このように、本発明に係るストラップ係留具は、デザイン等に応じて、突起部の態様を適宜決定することができる。
(第3の実施形態)
図10に、本発明の第3の実施形態に係るストラップ係留具300の正面図を示す。図10に示すように、本実施形態のストラップ係留具300では、突起部302が、略4分の3円状である。
本実施形態のストラップ係留具300では、前述のとおり、突起部302が略4分の3円状となっている。これにより、突起部302の幅が、根元部から先端部に向かう途中まで広がっている。すなわち、図10に示すように、突起部302の根元部の幅M1より、先端部に向かう途中の位置の幅M2の方が広くなっている。これにより、図11に示すように、ストラップ303が突起部302の根元部近傍Uで引っかかるため、ストラップ303の体の外側の端部303Bが、突起部302を乗り越えて突起部302の下方に下がるのを防ぐことができる。その他の説明は、前記第1の実施形態と同様である。
なお、本発明において、突起部の幅は、根元部から先端部に向かう途中までではなく、根元部から先端部に向けて広がっていてもよい。
(第4の実施形態)
図12に、本発明の第4の実施形態に係るストラップ係留具400の正面図を示す。図12に示すように、本実施形態のストラップ係留具400では、突起部402が、根元部の両側にスリット408を有する三角形状となっている。
突起部402の根元部にスリット408を入れることにより、図13に示すように、ストラップ403がスリット408で引っかかるため、ストラップ403の体の外側の端部403Bが、突起部402を乗り越えて突起部402の下方に下がるのを防ぐことができる。その他の説明は、前記第1および第2の実施形態と同様である。
(第5の実施形態)
図14に、本発明の第5の実施形態に係るストラップ係留具500を示す。図14(a)は、ストラップ係留具500の正面図であり、図14(b)は、ストラップ係留具500の斜視図である。図14(a)および図14(b)に示すように、本実施形態のストラップ係留具500では、突起部502が、略四角形状の基体部(以下「土台部」ともいう。)502Bと、略半円状の先端部側端部502Cとを含む。ここで、「先端部側端部」とは、先端部を含む先端部近傍の部分をいう。
本実施形態において、突起部502の土台部502Bと先端部側端部502Cとは、一体で形成されている。本実施形態において、突起部502の長さH(図14(c)においてHで示す、突起部の先端部502Aから本体部101の外周部にかけての長さ)は、特に制限されないが、例えば、本体101の直径が13mmの場合、3mm〜11mmの範囲が好ましく、より好ましくは4mm〜10mmの範囲である。そして、この場合、図14(d)に示す土台部502Bの部分の幅Nは、例えば、3mm〜11mmの範囲が好ましく、より好ましくは、5mm〜9mmの範囲である。
ストラップ係留具500は、衣類の着用時において、突起部502の先端部502Aが首側に向くように配置される。本実施形態に係るストラップ係留具500を用いてストラップを衣類に取り付けると、図15に示すように突起部502がストッパーとなり、ストラップ503の体の外側(図15に示す破線矢印S3の方向)への摺動が阻止される。そのため、ストラップ503が体の外側へ傾くのを防ぐことができ、ストラップが肩からずれ落ちるのを防止することができる。また、前記第1〜第4の実施形態と同様、本実施形態においても、突起部502の先端部502Aと、本体101の内周部101Cにおける前記先端部502Aに対向する部分Pとの間に一定の空隙Tが設けられており、さらに、突起部502が設けられている部分を除いた本体101の内周部101Cは円弧状であることから、ストラップ503および衣類側連結部504は、体の内側(図15における実線矢印Y5およびY6)には、自由に摺動可能である。そのため、ストラップ503の位置および方向は固定されず、着用者の体型および体の動きに応じて追従することができる。
本実施形態において、突起部502は、先端部側端部502Cが略半円状である。これにより、ストラップ係留具500は、角となる部分を有さないため、突起部502のどの部分が肌にあたっても、違和感が生じることはない。また、図14(c)に、ストラップ係留具500を図14(a)におけるIII−III方向に見た断面図を示し、図14(d)に、ストラップ係留具500を図14(a)におけるIV−IV方向に見た断面図を示す。図14(c)および図14(d)に示すように、本実施形態では、円環状の本体101の断面形状が平らに押しつぶしたような扁平な楕円形であり、また、突起部502の縁部も丸みを帯びているため、肌にあたっても違和感を感じることはない。本実施形態のその他の説明は、前記第1の実施形態と同様である。
本実施形態において、突起部502の内部には、楕円形の中空部が設けられている。ただし、本発明はこれに限られず、図16に示すように、突起部502は中空部を有さない態様であってもよい。さらに、突起部502の内部には、楕円形の他、例えば、真円形または星形等の様々な形の中空部を設けてもよい。
本発明のストラップ係留具は、ストラップが肩からずり落ちるのを防ぐことができ、肌にあたっても違和感を感じることがなく、さらに、様々な体型および様々な体の動きにストラップを追従させることができ、その用途は限定されず広い分野で使用することができる。
100、200、300、400、500 ストラップ係留具
101 円環状の本体
101A 円環状の本体の上部
101B 円環状の本体の下部
101C 円環状の本体の内周部
102、202、302、402、502 突起部
102A、202A、502A 突起部の先端部
502B 土台部(基体部)
502C 先端部側端部
103、203、303、403、503 ストラップ
104、204、504 衣類側連結部
105 バック部
106 ストラップ係留具の突起部の上辺と、円環状の本体の上部との間に形成される空間
107 ストラップ係留具の突起部の下辺と、円環状の本体の下部との間に形成される空間
408 スリット
1 ストラップ取付構造
10 ブラジャー

Claims (8)

  1. ストラップを衣類に取り付けるためのストラップ取付構造であって、
    ストラップと、ストラップ係留具と、衣類側連結部とを含み、
    前記ストラップ係留具は、円環状の本体と、
    前記円環状の本体の内周部の一部から円環の中心を挟んで対向する内周部の一部へ向かって少なくとも前記円環の中心近傍に至る距離に相当する長さだけ突き出し、且つ、前記対向する内周部の一部に最も接近する先端が少なくとも弧状を呈するように形成され、且つ、前記突き出し方向と交差する方向の幅が前記円環状の本体の幅よりも大きく形成された突起部と、を含み、
    前記突起部が設けられている部分を除いた前記円環状の本体の内周部は略C字状の空間を呈し、
    前記突起部の先端部と、前記円環状の本体の内周部における前記先端部に対向する部分との間に一定の空隙が設けられており、
    前記衣類側連結部は、前記衣類に固着され、
    前記ストラップ係留具は、前記衣類の着用時において、前記係留されたストラップを傾けるべき方向側に前記突起部の先端部が位置するように配置され、
    前記配置状態において、前記ストラップ係留具の前記突起部の上辺と、前記円環状の本体の上部との間に形成される前記の略C字状の空間に、前記ストラップの一端が挿通されて、前記ストラップの一端が前記円環状の本体の上部に取り付けられ、
    前記配置状態において、前記ストラップ係留具の前記突起部の下辺と、前記円環状の本体の下部との間に形成される前記の略C字状の空間に、前記衣類側連結部が挿通されて、前記衣類側連結部が前記円環状の本体の下部に取り付けられており、
    前記係留されたストラップの幅は、前記一定の空隙よりも大きいことを特徴とするストラップ取付構造。
  2. 前記突起部が、略四角形状の基体部を含むことを特徴とする請求項1記載のストラップ取付構造。
  3. 前記突起部の幅が、前記突起部の根元部から少なくとも前記先端部に向かう途中まで広がっていることを特徴とする請求項1記載のストラップ取付構造。
  4. 前記突起部が、略半円状であることを特徴とする請求項1記載のストラップ取付構造。
  5. 前記ストラップの幅が、前記ストラップ係留具の突起部の根元部の上部分と、前記円環状の本体の内周部における前記根元部の上部分に水平方向に対向する部分との間の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のストラップ取付構造。
  6. 前記ストラップの幅が、前記円環状の本体の内径よりも12〜22%の範囲で短くなるように設定されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のストラップ取付構造。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のストラップ取付構造を含むことを特徴とするストラップを有する衣類。
  8. 前記衣類がブラジャーであることを特徴とする請求項7記載の衣類。

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