JP5493678B2 - フィルタ - Google Patents

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本発明は、粉末状の飲料原料と湯水を混合した混合液で抽出した飲料を濾過するためのフィルタに関する。
一般に、カップ式自動販売機や飲料ディスペンサなどには、コーヒー挽き豆や粉砕茶葉などの粉末状の飲料原料と湯水を混合させた混合液でコーヒー飲料や茶系飲料を抽出するようにした飲料抽出ユニットが備えられている。そして、飲料原料から湯水に抽出された飲料を抽出滓(原料滓)から分離させて濾過するために、連続するペーパーフィルタを用いたものと、繰り返し使用可能な平板に貫通孔を設けた所謂パーマネントフィルタを用いたものがある。従来、前者のペーパーフィルタを用いた飲料抽出ユニット(以下、適宜「ペーパー抽出ユニット」という)として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。また、後者のパーマネントフィルタを用いた飲料抽出ユニット(以下、適宜「ペーパーレス抽出ユニット」という)として、例えば本出願人がすでに出願した特許文献2に開示されたものが知られている。さらに、パーマネントフィルタとして、例えば本出願人がすでに出願した特許文献3に開示されたものが知られている。
特許文献1のペーパー抽出ユニットは、下面が開放し、供給された粉末状の飲料原料と湯とを混合した混合液で飲料を抽出するシリンダと、その下方において昇降自在に設けられたフィルタブロックと、シリンダとフィルタブロックの間にペーパーフィルタを送り出すペーパー送出し機構などを備えている。一方、特許文献2のペーパーレス抽出ユニットは、上記と同様のシリンダと、上面にパーマネントフィルタを有し、シリンダの下方において昇降自在に設けられたフィルタブロックと、パーマネントフィルタ上に残留した抽出滓を排出するためのスクレーパなどを備えている。また、特許文献3のフィルタ装置は、フィルタブロックの上面に円板状のフィルタ本体を有するフィルタ組立て品などから構成され、パーマネントフィルタとしてのフィルタ本体は薄い(例えば50μm)ステンレス板にエッチングにより濾過孔(例えば径70μm)を多数形成したものである。
一般に、ペーパー抽出ユニットでは、シリンダ内で粉末状の飲料原料と湯とを混合した混合液で抽出された飲料をペーパーフィルタを通過させて濾過することにより、通常サイズの粉や葉などの粉末状の飲料原料はもちろん、飲料原料に含まれる微粉も除去することができ、残渣がほとんど無い、高品質の飲料を提供できるという利点がある。一方、ペーパーレス抽出ユニットでは、ペーパー送出し機構を備えていないことにより、抽出ユニット全体をコンパクトに構成できるとともに、ペーパーフィルタが不要なため、ランニングコストを抑制できるという利点がある。加えて、ペーパーフィルタの廃棄や交換が不要なことから、オペレータにとって飲料抽出ユニットのオペレーションを簡易化できるという利点もある。
特開平6−259652号公報 特開2008−171382号公報 特開2008−268997号公報
しかしながら、従来のパーマネントフィルタは、貫通孔(濾過孔)の加工寸法限界の制約により、ペーパーフィルタ相当の微細な貫通孔を開けることは難しく、飲料原料に含まれる微粉を完全に分離して飲料を濾過することは困難であり、濾過した飲料の中に残渣が残ることにより、微粉が含まる透明性が劣る飲料となる虞があった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、飲料原料に含まれる微粉を分離可能として、残渣がほとんど無い、高品質の飲料を濾過できるフィルタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係るフィルタは、粉末状の飲料原料と湯水を混合した混合液で抽出した飲料を貫通孔を通過させて抽出滓と分離して濾過するためのフィルタにおいて、
前記貫通孔は、平板の一面側に設けた第1の穴と他面側に設けた第2の穴との軸芯をずらして加工することにより貫通させ、単独の孔の加工限界以下の開目を形成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係るフィルタは、上述した請求項1において、前記貫通孔は、前記第1の穴と前記第2の穴とを等方性を持つようにして設け、それぞれの穴の軸芯をずらして加工することにより貫通させ、単独の孔の加工限界以下の開目を形成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係るフィルタは、上述した請求項1または請求項2において、前記第2の穴は、前記他面側に向かうに従って径が大きくなるテーパ状とし、前記飲料を前記貫通孔の前記一面側から前記他面側に通過させて抽出滓と分離して濾過することを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係るフィルタは、上述した請求項1乃至請求項3の何れかにおいて、前記平板は、金属またはセラミックスで構成され、厚みが50μm以下であることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、粉末状の飲料原料と湯水を混合した混合液で抽出した飲料を貫通孔を通過させて抽出滓と分離して濾過するためのフィルタにおいて、前記貫通孔は、平板の一面側に設けた第1の穴と他面側に設けた第2の穴との軸芯をずらして加工することにより貫通させ、単独の孔の加工限界以下の開目を形成したことにより、孔加工限界以下の面積の孔を構築することができるので、ペーパーフィルタ相当の微細な貫通孔を開けることが可能となり、粉末状の飲料原料に含まれる微粉を分離可能として、残渣がほとんど無い、高品質の飲料を濾過できるフィルタを提供することが可能となる。
また、請求項2の発明によれば、前記貫通孔は、前記第1の穴と前記第2の穴とを等方性を持つようにして設け、それぞれの穴の軸芯をずらして加工することにより貫通させ、単独の孔の加工限界以下の開目を形成したことにより、抽出滓による貫通孔の閉塞を排除することが可能となる。
また、請求項3の発明によれば、前記第2の穴は、前記他面側に向かうに従って径が大きくなるテーパ状とし、前記飲料を前記貫通孔の前記一面側から前記他面側に通過させて抽出滓と分離して濾過することにより、フィルタの他面側の面積が一面側よりも小さくなり、他面側に付着する汚れを少なくすることができ、その結果、汚れの混入による飲料の味の劣化を抑制することが可能となる。
また、請求項4の発明によれば、前記平板は、金属またはセラミックスで構成され、厚みが50μm以下であることにより、フィルタを交換することなく抽出滓を分離して飲料を濾過することが可能となるので、繰り返し使用でき、濾過ごとに交換が必要なペーパーフィルタと比較して、廃棄物量および保守コストを大幅に削減することが可能となる。
本発明の実施形態に係るフィルタを備えた飲料抽出ユニットを示す斜視図である。 フィルタ組立て品、スクレーパ機構の(a)待機位置、および(b)抽出滓排出位置をそれぞれ示す平面図である。 フィルタ組立て品を示す斜視図である。 図3に示したフィルタ組立て品の分解斜視図である。 図3の線A−Aに沿う部分拡大断面図である。 フィルタの貫通孔(濾過孔)を示す部分拡大図で、(a)上面図、(b)断面図である。 フィルタの貫通孔(濾過孔)の別の実施例を示す部分拡大図で、(a)上面図、(b)断面図、(c)下面図である。 (a)フィルタの表面に抽出滓が残留する状態と、(b)スクレーパにより抽出滓が掻き取られた状態と、(c)スクレーパが待機位置に戻った状態を、それぞれ模式的に示す図である。 スクレーパにより抽出滓を掻き取る状態を模式的に示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の粉末状の飲料原料と湯水を混合した混合液で抽出した飲料を濾過孔(貫通孔)を通過させて抽出滓と分離して濾過するためのフィルタの好ましい実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明のフィルタ13を適用したフィルタ装置10を備えた飲料抽出ユニット1を示している。飲料抽出ユニット1は、粉末状のコーヒー豆(以下「コーヒー挽き豆」という)と湯(湯水)を原料として用い、コーヒー挽き豆と湯を混合した混合液でコーヒー挽き豆から湯にコーヒー成分を抽出し、このコーヒー成分が抽出されている混合液からフィルタ13を通過させて抽出滓と分離して濾過したコーヒー飲料を提供するためのもので、レギュラーコーヒーを提供するカップ式自動販売機や飲料ディスペンサ(図示せず)などに内蔵されている。
飲料抽出ユニット1は、その内部でコーヒー飲料の抽出を行うためのシリンダ2と、このシリンダ2を着脱自在に収容するシリンダホルダ3などを備えている。シリンダ2は、例えばプラスチックで構成され、上下方向に延びるとともに、上面および下面が開放した円筒状に形成されている。シリンダホルダ3は、シリンダ2を収容するためのボックス状のフレーム4と、このフレーム4内の下部に設けられたフィルタ装置10を備えている。
フィルタ装置10は、図2に示すように、スライダ(図示せず)によってフレーム4に昇降自在に設けられ、シリンダ2内のコーヒー飲料を濾過しながら外部に搬送するためのフィルタブロック11と、前後方向にスライド自在に設けられ、フィルタブロック11上に残留した抽出滓を除去するためのスクレーパ機構21などを備えている。
フィルタブロック11は、フィルタ組立て品12と、このフィルタ組立て品12を取り囲むように設けられ、シリンダ2よりも大きな外径を有する薄板リング状のパッキン16と、フィルタ組立て品12およびパッキン16を支持するとともに、上下方向に延びる通路(図示せず)を有するブロック状の支持部材17などで構成されている。
図3、図4および図5に示すように、フィルタ組立て品12は、円板状のフィルタ13と、その下側に設けられた保持プレート14と、両者13、14を互いに固定するための固定枠15を有している。フィルタ13は、金属やセラミックス、例えばステンレスによって構成されており、シリンダ2の内径よりも若干小さな外径を有するメッシュ部13aと、メッシュ部13aの外周部の全体にわたって設けられたつば部13bを有している。このつば部13bは、メッシュ部13aの外周部から垂下する垂下部の下端から側方に突出している。
メッシュ部13aは、非常に薄い所定の厚みT(例えば50μm以下)であり、図6(a)に示すように、このメッシュ部13aの全面には多数の濾過孔(貫通孔)13eが貫通させてある。濾過孔13eは、図6(b)に示すように、メッシュ部13aの上面側(一面側)にストレート穴(第1の穴)13cを設け、下面側(他面側)には下面に向かうに従って径が大きくなるテーパ穴(第2の穴)13dを設け、このストレート穴13cとテーパ穴13dとの軸芯をずらして加工することにより貫通させた濾過孔13eとして形成し、メッシュ状に配置している(一部のみ図示)。そしてストレート穴13cとテーパ穴13dは、エッチングにより形成している。また、ストレート穴13cは、円形の径D(例えば70μm)、深さC(例えばメッシュ部13aの厚みTの略半分の寸法)を有している。以上のように、メッシュ部13aは、非常に薄く、その全面に多数の非常に微小な濾過孔13eが形成されているため、半透明の外観を有している。
保持プレート14は、円板状の支持部14aと、その外周部の全体にわたって設けられた断面L字形の固定部14cを有している。この固定部14cは、支持部14aの外周部から下方に垂下する垂下部の下端部から側方に突出している。また、支持部14aの径は、メッシュ部13aよりも若干小さい。また、支持部14aの厚さは、スクレーパ機構21の作動時に作用する荷重に対して、支持部14aの形状を維持するのに十分な剛性を確保できるように設定されている。また、支持部14aのほぼ全面には、多数の孔14bが形成され、メッシュ状に配置され、前述したメッシュ部13aの濾過孔13eよりもはるかに大きな径(例えば4mm)を有している。
固定枠15は、側壁15aと、その上端部から内方に突出する上壁15bとで、リング状に形成されている。この固定枠15には、フィルタ13を間に挟んだ状態で、保持プレート14が嵌合し、保持プレート14の固定部14cが、固定枠15の側壁15aの内側に圧入されており、それにより、上壁15bと固定部14cの間に、フィルタ13のつば部13bが挟み付けられ、三者13〜15が一体化されている。また、この状態では、保持プレート14の支持部14aの上面全体が、フィルタ13のメッシュ部13aに当接するようにしている。
次に、スクレーパ機構21について説明する。図2に示すように、スクレーパ機構21は、矩形枠状に形成され、その平面サイズがフィルタブロック11よりも大きいサポート22と、このサポート22に一体に設けられたスクレーパ本体23と、両者22、23を駆動する駆動機構24を有している。スクレーパ本体23は、弾性を有するゴム(例えばシリコンゴム)で構成された板状のものであり、サポート22に取り付けられ、鉛直下方に突出している。このスクレーパ本体23の下端部は、前後方向の幅が下方に向かうに従って狭くなるように、テーパ状に形成されている。
駆動機構24は、回動自在の駆動部24aと、この駆動部24aに上下方向に延びる連結軸24bを介して連結されたモータ(図示せず)を有している。駆動部24aは、水平に延びるアーム部24cを一体に有しており、その先端部には、下方に突出する係合凸部24dが設けられている。この係合凸部24dは、サポート22の収容溝22aに挿入されている。
次いで、上述したフィルタ装置10の動作について説明する。まず、待機状態にあるフィルタ装置10のフィルタブロック11が、スライダで駆動されることにより上昇し、パッキン16が、シリンダ2に当接した状態でこれをシールする。そして、原料供給装置および給湯装置(いずれも図示せず)から、粉状のコーヒー豆および湯がシリンダ2内に供給されるとともに、攪拌されることによって、コーヒー飲料が抽出される。
次いで、エアポンプ(図示せず)が作動し、エアがシリンダ2内に供給されることにより、シリンダ2の内部が加圧される。それにより、抽出されたコーヒー飲料が、フィルタ13の濾過孔13eを介して下面側に通過することによって、抽出滓と分離して濾過される。フィルタ13の表面には、抽出されたコーヒー飲料と分離された抽出滓Gが残留し、濾過されたコーヒー飲料は、保持プレート14の孔14bをさらに通過し、フィルタブロックチューブおよび飲料搬送チューブなどを通り、カップ(いずれも図示せず)に供給される。
次いで、駆動機構24の駆動部24aが、図2(a)および図8(a)に示す待機位置から180°回転するのに伴い、サポート22およびスクレーパ本体23が、係合凸部24dおよび収容溝22aを介して後方に引かれることによって、図2(b)および図8(b)に示すように、後方の抽出滓排出位置にスライドする。その際、スクレーパ本体23は、駆動機構24により、アーム部24cを介して所定の圧力でフィルタ13を押圧しながら、その上面を後方に向かって摺動する。それにより、フィルタ13の上面に残留した抽出滓Gは、図9に示すように、スクレーパ本体23で掻き取られ、滓シュート(図示せず)を介して外部に排出される。
本実施形態においては、ストレート穴13cの深さCが25μm以下と非常に浅いため、スクレーパ本体23の摺動に伴い、ストレート穴13cに抽出滓Gが残ることが殆どなく、フィルタ本体13の表面から取り除かれる。
その後、駆動部24aがさらに180°回動することによって、スクレーパ本体23は、フィルタ13の上面を押圧しながら前方に摺動し、図8(c)に示すように、サポート22およびスクレーパ本体23は元の待機位置に戻る。
以上のように、本実施形態のフィルタ13によれば、コーヒー挽き豆(粉末状の飲料原料)と湯(湯水)を混合した混合液で抽出したコーヒー飲料を濾過孔(貫通孔)13eを通過させて抽出滓Gと分離して濾過するためのフィルタ13において、濾過孔13eは、メッシュ部13aの上面側(平板の一面側)に設けたストレート穴(第1の穴)13cと下面側(他面側)に設けたテーパ穴(第2の穴)13dとの軸芯をずらして加工することにより貫通させたことにより、孔加工限界以下の面積の孔を構築することができるので、ペーパーフィルタ相当の微細な濾過孔(貫通孔)13eを開けることが可能となり、コーヒー挽き豆に含まれる微粉を分離可能として、残渣がほとんど無い、高品質のコーヒー飲料だけを濾過することができるフィルタ13を提供することができる。
また、濾過孔(貫通孔)13eは、ストレート穴(第1の穴)13cとテーパ穴(第2の穴)13dとを等方性を持つようにして設け、それぞれの穴の軸芯をずらして加工することにより貫通させたことにより、使用する原料によっては生じる、抽出滓によるストレート穴(第1の穴)13cが詰まることによる濾過孔(貫通孔)13eが閉塞することを排除することができる。
また、テーパ穴(第2の穴)13dは、下面側に向かうに従って径が大きくなるテーパ状とし、コーヒー飲料を濾過孔(貫通孔)13eの上面側から下面側に通過させて抽出滓Gと分離して濾過することにより、フィルタ13の下面側の面積が上面側よりも小さくなり、下面側に付着する汚れを少なくすることができ、その結果、汚れの混入によるコーヒー飲料の味の劣化を抑制することができる。
また、フィルタ13は、金属またはセラミックスで構成され、厚みが50μm以下であることにより、濾過孔(貫通孔)13eの閉塞を防止することができるので、フィルタ13を交換することなく抽出滓を分離してコーヒー飲料を濾過することが可能となるので繰り返し使用でき、濾過ごとに交換が必要なペーパーフィルタと比較して、廃棄物量および保守コストを大幅に削減することができる。
なお、図7に示すように、濾過孔13eは、メッシュ部13aの上面側(一面側)に設けたストレート穴(第1の穴)13c1個に対し、下面側(他面側)には下面に向かうに従って径が大きくなるテーパ穴(第2の穴)13dを2個設け、ストレート穴13c1個とテーパ穴13d2個との軸芯をずらして加工することによりストレート穴13c1個に濾過孔(貫通孔)13eを2個形成して、メッシュ状に配置するようにしてもよい。このようにすると、濾過孔13eのフィルタ13のメッシュ部13aに対する開口比率を変えずに濾過孔13eをさらに微細に形成することが可能となり、飲料原料に含まれる微粉をより分離可能として、残渣がほとんど無い、より高品質の飲料を濾過できるフィルタを提供することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、本発明をレギュラーコーヒーの抽出ユニットのフィルタ装置に適用した場合について説明したが、原料として茶葉を用い、茶系飲料を抽出する抽出ユニットのフィルタ装置に適用することもできる。
また、実施形態で説明したメッシュ部13aの厚さT、ストレート穴13cの径Dや深さCなどの値はあくまで例示であり、他の適当な値に設定することも可能である。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
1 飲料抽出ユニット
2 シリンダ
3 シリンダホルダ
4 フレーム
10 フィルタ装置
11 フィルタブロック
12 フィルタ組立て品
13 フィルタ
13a メッシュ部
13b つば部
13c ストレート穴(第1の穴)
13d テーパ穴(第2の穴)
13e 濾過孔(貫通孔)
14 保持プレート
15 固定枠
21 スクレーパ機構
23 スクレーパ本体

Claims (4)

  1. 粉末状の飲料原料と湯水を混合した混合液で抽出した飲料を貫通孔を通過させて抽出滓と分離して濾過するためのフィルタにおいて、
    前記貫通孔は、平板の一面側に設けた第1の穴と他面側に設けた第2の穴との軸芯をずらして加工することにより貫通させ、単独の孔の加工限界以下の開目を形成したことを特徴とするフィルタ。
  2. 前記貫通孔は、前記第1の穴と前記第2の穴とを等方性を持つようにして設け、それぞれの穴の軸芯をずらして加工することにより貫通させ、単独の孔の加工限界以下の開目を形成したことを特徴とする請求項1に記載のフィルタ。
  3. 前記第2の穴は、前記他面側に向かうに従って径が大きくなるテーパ状とし、前記飲料を前記貫通孔の前記一面側から前記他面側に通過させて抽出滓と分離して濾過することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフィルタ。
  4. 前記平板は、金属またはセラミックスで構成され、厚みが50μm以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のフィルタ。
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