JP5492265B2 - 支持台 - Google Patents

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Description

本発明は、ベンチ等として用いられる支持台に関するものである。
例えば公園等の屋外で使用されるベンチは、従来、比較的軽量であって、持ち去られたり、場所が移動されたりする恐れがあったため、その脚部材を地中に埋め込んで固定したり、或いは、地中に埋設したアンカー部にその脚部材を固定することが多い。このようなベンチの一例として、例えば特許文献1、2、3記載のものが提供されている。
しかし、従来のこの種のベンチは、その脚部材を構成するに際して、何種類もの部材を用いると共に部材相互を溶接したりボルト固定しなければならない等、各種部材の設計製作を要し又多大の組立て手間を要して、製造コストの上昇を招く問題があった。加えて、脚部材が軽量でベンチ全体が比較的軽量であったために、ベンチが持ち去られたりしないようにするため、脚部材を地面に埋め込んで固定したり、或いは、地中に埋設したアンカー部に該脚部材を固定する等の土木工事も必要とした。かかることから、ベンチを設置する際の施工コストが高くつく問題もあった。又、該脚部材が鉄製である場合は腐食し易く、ベンチの耐久性に問題があった。
特開2010−136832号公報 特開2003−000387号公報 特開2006−192095号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、簡易且つコスト低減を図って構成できると共に、安定状態で簡易に設置でき、しかも強度的安定性にも優れる支持台の提供を課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用する。
即ち本発明に係る支持台は、天板の少なくとも左右の側部分を脚部材で支持する如くなされた支持台であって、該脚部材は建築用ブロックを以て構成され、該建築用ブロックは、垂直面を呈する前後の垂直側面を水平方向に貫通する貫通孔が設けられてなり、該建築用ブロックの上面で前記天板の下面を支持する如くなされている。又、棒状固定部材が前記貫通孔に水平方向に挿通されると共にその両端部分が、前記前後の垂直側面から突出する固定部とされており、該前後の固定部の夫々には、上下方向に貫通する固定挿通孔が設けられている。又、前記天板は、前記前後の垂直側面の外方に張り出す張出し部分を有しており、前記前後の固定挿通孔の夫々を挿通するネジ軸部材の上部分が前記張出し部分に支持される如くなされ、該ネジ軸部材の、前記固定部の下方に突出したネジ軸部にナットが螺合され締め付けられることによって前記天板が前記脚部材に固定されることを特徴とするものである。
該支持台において、前記建築用ブロックの上面に、前後方向に連続する凹溝を設け、該上面の内の該凹溝を挟む左右部分を前記天板の水平な下面に当接させ、該下面と該凹溝とによって、前後方向に連続する通気路を形成するのがよい。
前記支持台をベンチとして応用する場合、該支持台を次のように構成すると好ましい。即ち、木製の天板の少なくとも左右の側部分を脚部材で支持する如くなされた、ベンチとして用いられる支持台であって、該脚部材は建築用ブロックを以て構成され、該建築用ブロックは、垂直面を呈する前後の垂直側面を水平方向に貫通する貫通孔が設けられてなり、該建築用ブロックの上面で前記天板の下面を支持する如くなされている。又、木製の棒状固定部材が前記貫通孔に水平方向に挿通されると共にその両端部分が、前記前後の垂直側面から突出する固定部とされており、該前後の固定部の夫々には、上下方向に貫通する固定挿通孔が設けられている。又、前記天板は、前記前後の垂直側面の外方に張り出す張出し部分を有しており、前記前後の固定挿通孔の夫々を挿通するネジ軸部材の上部分が、前記張出し部分にその下面側からねじ込まれることによって支持される如くなされ、該上部分の上端は前記天板の上面から突出しないようになされると共に、該ネジ軸部材の、前記固定部の下方に突出したネジ軸部にナットが螺合され締め付けられることによって前記天板が前記脚部材に固定されることを特徴とするものである。
前記の各支持台において、前記脚部材をその周方向で覆う化粧カバーを具える如く構成するのがよい。
本発明は以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本発明に係る支持台は、天板の少なくとも左右の側部分を脚部材で支持する如くなされており、該天板と該脚部材とを、棒状固定部材とネジ軸部材とナットを用いて連結一体化する構成を採用することとし、且つ、該脚部材としては市販の建築用ブロックを用い、その水平な上面で該天板の下面を支持すると共に、該建築用ブロックが元々有している貫通孔を利用して該貫通孔に該棒状固定部材を挿通することとしている。
従って本発明によるときは、ベンチやテーブル、栽培棚等として利用し得る支持台を、簡易に且つコスト低減を図って、しかも強度的安定性に優れたものとして構成できることとなる。又、該建築用ブロックは各部の寸法が規格化されており、且つ、ブロックの上下の面が水平であるため、上面が水平を呈した精度のよい支持台を簡易に構成できることとなる。
(2) そして該支持台は、その脚部材を構成する建築用ブロックが重量物であり、これが前記天板の少なくとも左右の側部分に設けられているため、該支持台は、全体重量が大きい。このように全体重量が大きいために、脚部材を地面等に単に載置するだけで支持台を安定的に設置できる。従って、該支持台が、特に公園等の屋外に設置されるベンチとして応用された場合は、強風時にも容易に転倒しない。
又、その全体重量が大きいために容易には持ち上げることができないので、持ち去られる恐れが少なく、従って、特許文献1、2、3が開示する従来のベンチのように該脚部材を地中に埋め込んだり、或いは、地中に埋設したアンカー部に前記脚部材を連結する等の特別な土木工事を必要とせず、設置上の施工コストの低減も期し得る。
(3) 前記ネジ軸部材の上部分を前記張出し部分にその下面側からねじ込むこととし、該上部分の上端が天板の上面から突出しないように構成するときは、該天板の上面に該上部分が露出することがない。然も、該ネジ軸部材の下方向への突出部分が、庇状の前記張出し部分によって上側から覆い隠されるため、ネジ軸部材による脚部材への天板の固定部分が上側から目視されない。かかることから支持台の美感向上を期し得る。
(4) 又、該ネジ軸部材の下方向への突出部分が庇状の前記張出し部分によって上側から覆い隠されるため、該固定部分に降雨が掛かりにくく、従って、ネジ軸部材が錆びにくい。
(5) 特に、前記天板を木製とし且つ前記ネジ軸部材の上部分をネジ軸部としたときは、該ネジ軸部材の上部分をねじ込みによって天板に容易に支持させることができる。かかることから、支持台の組立てを作業性よく行うことができる。
(6) 本発明に係る支持台は、脚部材に対する天板の固定をナットの締め付けによって行うため、該支持台のメンテナンスは、緩んだナットを締め直す程度で済み、簡易である。しかも、使用するナットの個数が少なくて済むためメンテナンスの手間もかからない。例えば図1〜2に示すベンチにあっては、締め直すナットの個数は合計4個と少ない。
(7) 脚部材の上面(建築用ブロックの上面)に、前後方向に連続する凹溝が設けられるときは、該凹溝によって、左右方向に連続する通気路が形成される。従って、該通気路における良好な通気性により、該上面と前記天板の下面との当接部分に水分が介在するときも、該水分が乾燥されやすい。
本発明に係る支持台が特にベンチとして応用されて屋外に設置されるときは、前記脚部材の上面と前記天板の下面との当接部分に風雨によって水分が介在し易いが、このように水分が乾燥されやすいことは、該当接部分の汚損や天板の腐食等を防止できるために好都合である。
(8) 本発明に係る支持台が、前記脚部材をその周方向で覆う化粧カバーを具えるときは、例えば各種のイベントにおいて、該化粧カバーによって季節感を出す等、その場に相応しい所望デザインの支持台を構成できることとなる。
本発明に係る支持台を上側から見た斜視図である。 本発明に係る支持台を下側から見た斜視図である。 本発明に係る支持台を地面に設置した状態で示す正面図である。 本発明に係る支持台を示す分解斜視図である。 天板と脚部材とを連結一体化するための固定手段を説明する斜視図である。 天板と脚部材とをネジ軸部材とナットを用いて連結一体化した状態を示す側面図である。 天板を裏返しにして、ネジ軸部材の上のネジ軸部を張出し部分にねじ込んだ状態を示す斜視図と、該ネジ軸部材を用いて該天板と該脚部材とを連結した状態を示す斜視図である。 ネジ軸部材の他の態様を使用状態で示す断面図である。 脚部材が化粧カバーで覆われてなる支持台を示す正面図と、化粧カバーによって脚部材を周方向で覆った状態を示す断面図である。 脚部材が化粧カバーで覆われてなる支持台を示す斜視図と断面図である。 天板の下側部分の全体を化粧カバーで覆った状態を示す正面図である。 別タイプの建築用ブロックを用いて構成された支持台を示す部分正面図である。 別タイプの建築用ブロックを用いて構成された支持台の他の態様を示す部分正面図である。 別タイプの建築用ブロックを用いて構成された支持台のその他の態様を示す斜視図と断面図である。
図1〜3において本発明に係る支持台1はベンチ1aとして応用されており、木製の天板2の少なくとも左右の側部分3,3を脚部材5,5で支持してなり、該天板2と該脚部材5とは、棒状固定部材6とネジ軸部材7とナット9を用いて連結一体化されている。
該天板2は、本実施例においては集成材の一枚板を用いて構成されており、その形状や各部の寸法は、ベンチとして必要な機能や強度を考慮して設定されている。本実施例においては、該天板2は例えば長方形板状を呈し、その厚さは約45mmに設定され、その長辺長さは約190cm、その短辺長さは約30cmに設定されている。該天板2の重量は例えば10〜16kg程度である。該天板2は、適宜、塗装や防腐処理を施すことによって、耐湿性や耐朽性を高めることができる。
前記脚部材5は、ブロック塀等の構築に一般的に用いられているJIS規格のコンクリート製の建築用ブロック5aを用いて構成されている。本実施例においては図1〜5に示すように、上下に長い直方体状を呈し、長辺側の前後の垂直側面10,10を水平方向に貫通する貫通孔11が上下3段に設けられている。そして、該建築用ブロック5aの水平な下面12の中央部分には、左右方向に連続するU字状の凹溝13が形成されると共に、該建築用ブロック5aの水平な上面14の中央部分には、左右方向に連続するU字状の凹溝15が形成されており、該凹溝15の上端の両側に形成されている、水平を呈し且つ同高さの前後の上端面14a,14aで、前記天板2の下面16を支持する如くなされている。該脚部材5の重量は、建築用ブロック5aの左右幅(厚さ)L1(図5)の大小によって異なるが、10〜18kg程度である。本実施例においては、左右幅L1が150mm、高さが390mmで重量が約14kgのものを用いている。
前記棒状固定部材6は、図1〜6に示すように、横断面が正方形状を呈して左右方向に長い棒状の、例えば木製部材であり、前記上段の貫通孔11aに水平方向に挿通されると共にその両端部分が、前記左右の垂直側面10,10から突出した固定部17,17(図5〜6)とされている。該固定部17,17の該垂直側面10,10からの突出長さは、例えば55mm程度に設定される。そして該左右の固定部17,17の夫々には、上下方向に貫通する固定挿通孔19,19(図5〜6)が設けられ、該固定挿通孔19,19の径は、例えば8mm程度に設定されている。
前記ネジ軸部材7は、例えば図5に示すように、上下に長い鋼製の軸部20の上部分21が上のネジ軸部21aとされると共に、その下端側部分が下のネジ軸部22とされている。又その中間部分には、対向側が平坦につぶされることによって、該ネジ軸部材7を回転操作するための角柱状部23が設けられている。
そして前記天板2は、図6に示すように、前記前後の垂直側面10,10の外方に張り出す張出し部分25,25(図6)を有しており、前記固定挿通孔19を挿通する前記ネジ軸部材7の上のネジ軸部21a(上部分21)が、前記角柱状部23をプライヤ等の工具で把持して回転させながら該張出し部分25にその下面16側からねじ込まれる。本実施例においては、図6に示すように、前記上のネジ軸部21a(前記上部分21)の上端27は前記天板2の上面28から突出しないようになされている。
前記ネジ軸部材7の前記上のネジ軸部21aを前記張出し部分25にねじ込む作業は、例えば図7(A)に示すように、前記天板2を裏返しにした状態で行うことができる。このように裏返しにすると、前記下面16側が上向きの状態となる。このねじ込みは、例えば、所要部位にドリルで下孔を明けて後、該下孔に前記上のネジ軸部21aの先側部分をハンマーで打ち込んで後、前記角柱状部23をプライヤ等の工具で把持して回転させて該上のネジ軸部21aをねじ込んで行うことができる。
このようにして、前記張出し部分25,25の裏面29で前記ネジ軸部材7,7を立設状態にして後、図7(B)に示すように、前記建築用ブロック5a(脚部材5)を、前記天板2の、上向きの裏面34(前記下面16)の所要部分に載置する。その際、前記棒状固定部材6を下端の貫通孔11(前記上段の貫通孔11a)に挿通させると共にその両端部分としての固定部17,17を前記前後の垂直側面10,10から突出した状態にしておき、該前後の固定部17,17の夫々に設けられている前記固定挿通孔19,19(図4)に、前記前後のネジ軸部材7,7の対応のものを挿通させることとする。このようにして建築用ブロック5aを天板2の、上向きの裏面34に載置した後、該前後の固定部17,17の上方に突出したネジ軸部38(前記下のネジ軸部22)の夫々に、図7(C)に示すように、座金30,30(図5〜6)を介して前記ナット9,9を螺合し締め付ける。該ナット9,9の締め付け作業は、下向きの楽な姿勢で容易に行うことができる。その後、脚部材5,5が固定されてなる天板2を反転させることにより、図1に示すような、適当高さのベンチ1aを構成できる。
該ベンチ1aを構成する他の作業工程としては、図7(A)に示すと同様にして、前記張出し部分25,25の裏面29で前記ネジ軸部材7,7を立設状態にして後、前記天板2を反転し、図6に示すように、前記ネジ軸部材7,7の軸部20,20を該天板2の下方向に突出状態とする。この状態で、前記下のネジ軸部22,22を、前記左右の固定部17,17の夫々に設けられている前記固定挿通孔19,19に下方向に挿通させ、図6に示すように、該固定部17,17の下方に突出した下のネジ軸部22,22に、座金30,30を介して前記ナット9,9を螺合し締め付ける。これによって、前記天板2と前記脚部材5とは、棒状固定部材6とネジ軸部材7とナット9を介して連結一体化される。この連結一体化の際、前記ナット9の螺合、締め付けは、図6に示すように、前記垂直側面10から突出した固定部17で行うことができるので、該ナット9の締め付け作業を容易に行うことができる。
このように本発明によるときは、前記天板2と前記脚部材5とを、少ない構成部材を以て簡易に然も確実に連結できる。
そして本実施例においては、図6に示すように、前記ネジ軸部材7の上のネジ軸部21aを前記張出し部分25にその下面16側からねじ込むこととし、上のネジ軸部21aの上端27が該天板2の上面28から突出しないように構成しているため、天板2の上面28に上のネジ軸部21aが露出することがなく、然も、該ネジ軸部材7の下方向への突出部分31が、庇状の前記張出し部分25によって上側から覆い隠されるため、該ネジ軸部材7による、脚部材5への天板2の固定部分32が上側から目視されず、ベンチ1aの美感向上が図られる。又、該ネジ軸部材7の下方向への突出部分31が、庇状の前記張出し部分25によって上側から覆い隠されるため、該固定部分32に降雨が掛かりにくく、ネジ軸部材7が錆びにくい。そして、このようにして構成されたベンチ1a(支持台1)の脚部材5はコンクリート製であるため、従来ベンチにおける金属製や木製の脚部材とは異なり劣化しにくい。
又本実施例においては、前記棒状固定部材6を上段の貫通孔11aに挿通させる構成を採用しているため、前記天板2と前記脚部材5とを固定するためのネジ軸部材7の長さが短くて済む経済性が得られると共に固定の安定性向上が図られる。
そして、このようにして天板2と脚部材5とを連結することにより、前記建築用ブロック5aとして高さが390mmのものを用いているため、図1、図3に示すように適当高さのベンチを構成できる。そして図2〜3、図6に示すように、前記水平な上端面14a,14aが前記天板2の水平な下面16に当接し、該下面16と前記凹溝15とによって、左右方向に連続する通気路33が形成される。
かかる構成を有するベンチ1aは、その脚部材5を構成する建築用ブロック5aがコンクリート製の重量物であり、これが、前記天板2の少なくとも左右の側部分3,3に設けられているため、該ベンチ1aは、その天板2の重量も含めると例えば33〜44kg程度の重量物として構成できる。従って該ベンチ1aは、その全体重量が大きいために容易には持ち上げることができない。それ故、該ベンチ1aは、公園等の屋外に設置されるベンチであるときも、それが持ち去られたり或いは場所が移動されたりする恐れがない。従って、持ち去られたり場所が移動されたりしないようにする目的で、特許文献1、2、3が開示する従来のベンチのように該脚部材5を地中に埋め込んだり、或いは、地中に埋設したアンカー部に該脚部材5を連結する等の特別な土木工事を必要とせず、両脚部材5,5を地面35に単に載置するだけで該ベンチ1aを安定的に設置できる。そして、該ベンチ1aは前記のように重量物であることから強風時にも容易に転倒しない。仮に転倒しても、飛んでいかない。
このように屋外で設置されたベンチ1aは、前記のように、天板2の下面16と前記凹溝15とによって、左右方向に連続する通気路33が形成されているため、前記天板2の下面16と前記脚部材5の上端面14aとの当接部分36に雨水等の水分が介在した場合、該雨水は該通気路33における良好な通風性によって、乾燥されやすい。なお本実施例においては、図1、図6に示すように、前記脚部材(建築用ブロック5a)5の水平な下面12にも凹溝13が設けられている。そのため該脚部材5が例えばコンクリート面やアスファルト面等の平坦面34に設置された場合、図6に示すように、該平坦面34と該脚部材5との間に排水路38を形成できる。従って、該平坦面34を清掃する際や降雨時に、ベンチ周辺の平坦面の汚れを該排水路38を通して排除させやすい。
本発明は、前記実施例で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
(1) 図8は、前記天板2と前記脚部材5とを連結一体化させる他の構成を示すものである。該天板2の前記張出し部分25の左右の側部分3,3に、ネジ軸部37の上端に係合頭部39が設けられてなるネジ軸部材7の該ネジ軸部37を挿通させる貫通孔40,40が上下方向に貫通する如く設けられており、該貫通孔40の上部分は、前記係合頭部39を納めるための拡大孔41とされている。そして、該貫通孔40を上下方向に挿通した前記ネジ軸部37は、前記と同様にして、前記固定部17の前記固定挿通孔19に挿通され、該固定部17の下方に突出したネジ軸部37に、座金29を介してナット9が螺合され締め付けられることによって、前記ネジ軸部材7の上部分21が前記張出し部分25に支持され、該天板2と該脚部材5とが連結一体化されている。この場合、図8に示すように、前記拡大孔41に前記係合頭部39が納められた状態で、該拡大孔41の、該係合頭部39よりも上側部分42を、木栓等の栓体43で塞ぐこともある。又、該係合頭部39はナットのこともある。
(2) 本発明に係る支持台1は、植木鉢やプランタ等を載せて植物を栽培するための栽培棚として利用することができる他、テーブルや簡易ベッド等として利用することもできる。又、複数台の支持台を前後方向や左右方向に並置することにより、屋外ステージや桟敷等として利用できる、広い上面を有した支持台並設体を構成できる。
(3) 前記天板2の素材は、支持台1の利用目的に合わせて所要に選択できる。例えば、木質材や金属、樹脂或いはこれらの複合材を所要に選択して、所要の天板2を構成できる。
(4) 図9〜10は、前記支持台1を化粧カバー45でカバーする場合の一例を示すもので、該支持台1を地面等に設置したままの状態でカバーする態様であり、木目調模様等の所要の模様が施された化粧カバー45で前記脚部材5を周方向に筒状に覆ってなる。該化粧カバー45は、例えば図9(B)に示すように、面状フアスナ46を用いて、前記脚部材5に取り替え可能に取り付けることができる。図9〜10においては、該化粧カバー45の前後の上部分47,47に、前記前後の固定部17,17や前記前後のネジ軸部材7,7を逃がすための開口部49,49が設けられている。
図11は、前記支持台1を地面等に設置したままの状態でカバーする場合の他の態様を示すものであり、前記天板2の下側の部分の全体を周方向に、前記化粧カバー45で覆った状態を示している。
前記支持台1を化粧カバー45でカバーする場合、前記脚部材5を持ち上げる場合は、該脚部材5を靴下状の化粧カバーに嵌め入れて該脚部材5をカバーしたり、腹巻状の化粧カバーでカバーすることができる。そしてこれらの場合も、該化粧カバーの前後の上部分に、前記と同様構成の開口部49を設けることができる。
(5) 前記天板2は、支持台1の利用目的に応じて各種形態や各種の寸法で構成できる。
(6) 前記脚部材5を構成する建築用ブロック5aは、図12に示すように、その上面14を、前記凹溝15を有さない水平な平坦面50として構成し、該平坦面50で前記天板2の下面16を支持する如く構成されることもある。その他、例えば図13に示すように、別途の建築用ブロック5aを脚部材5として用いることもできる。該脚部材5aは、その上面に凹溝15を有すると共に下面12は水平な平坦面に形成されている。
(7) 図14は、高さが前記の半分である建築用ブロック5aを脚部材5として用いて支持台1を構成した場合を示す。
(8) 前記脚部材5は、ベンチ等の支持台1の利用目的に合わせてその支持の安定性を考慮し、該天板2の左右方向の中間部分にも配設されることがある。
1 支持台
1a ベンチ
2 天板
5 脚部材
6 棒状固定部材
7 ネジ軸部材
9 ナット
10 垂直側面
11 貫通孔
12 建築用ブロックの下面
14 建築用ブロックの上面
14a 上端面
15 凹溝
16 天板の下面
17 固定部
19 固定挿通孔
20 軸部
21 上部分
22 ネジ軸部
25 張出し部分
27 上ネジ軸部の上端
28 天板の上面
33 通気路
35 地面
36 当接部分
45 化粧カバー

Claims (4)

  1. 天板の少なくとも左右の側部分を脚部材で支持する如くなされた支持台であって、
    該脚部材は建築用ブロックを以て構成され、該建築用ブロックは、垂直面を呈する前後の垂直側面を水平方向に貫通する貫通孔が設けられてなり、該建築用ブロックの上面で前記天板の下面を支持する如くなされ、
    又、棒状固定部材が前記貫通孔に水平方向に挿通されると共にその両端部分が、前記前後の垂直側面から突出する固定部とされており、該前後の固定部の夫々には、上下方向に貫通する固定挿通孔が設けられており、
    又、前記天板は、前記前後の垂直側面の外方に張り出す張出し部分を有しており、前記前後の固定挿通孔の夫々を挿通するネジ軸部材の上部分が前記張出し部分に支持される如くなされ、該ネジ軸部材の、前記固定部の下方に突出したネジ軸部にナットが螺合され締め付けられることによって前記天板が前記脚部材に固定されることを特徴とする支持台。
  2. 前記建築用ブロックの上面には、前後方向に連続する凹溝が設けられており、該上面の内の該凹溝を挟む左右部分が前記天板の水平な下面に当接し、該下面と該凹溝とによって、前後方向に連続する通気路が形成されることを特徴とする請求項1記載の支持台。
  3. 木製の天板の少なくとも左右の側部分を脚部材で支持する如くなされた、ベンチとして用いられる支持台であって、
    該脚部材は建築用ブロックを以て構成され、該建築用ブロックは、垂直面を呈する前後の垂直側面を水平方向に貫通する貫通孔が設けられてなり、該建築用ブロックの上面で前記天板の下面を支持する如くなされ、
    又、木製の棒状固定部材が前記貫通孔に水平方向に挿通されると共にその両端部分が、前記前後の垂直側面から突出する固定部とされており、該前後の固定部の夫々には、上下方向に貫通する固定挿通孔が設けられており、
    又、前記天板は、前記前後の垂直側面の外方に張り出す張出し部分を有しており、前記前後の固定挿通孔の夫々を挿通するネジ軸部材の上部分が、前記張出し部分にその下面側からねじ込まれることによって支持される如くなされ、該上部分の上端は前記天板の上面から突出しないようになされると共に、該ネジ軸部材の、前記固定部の下方に突出したネジ軸部にナットが螺合され締め付けられることによって前記天板が前記脚部材に固定されることを特徴とする支持台。
  4. 前記脚部材をその周方向で覆う化粧カバーを具えることを特徴とする請求項1、2又は3記載の支持台。
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