JP5492240B2 - 情報処理装置、方法及びコンピュータ・プログラム - Google Patents

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本発明は、地図表示に関する。
階層構造を持つ建物や地下駅構内など、地上や地下における各種構造物の屋内地図を携帯情報端末などの情報処理装置で表示する技術が普及している。例えば、特許文献1では、階ごとの地図を切り替えて表示を行うとともに、ある階の地図画像の表示から、所望の階の地図画像に表示を切り換える際に、切り換え先の着目地点が表示画像の範囲内に収まるように表示座標を決定している。
特開2010-181447号
しかし、大規模な駅ターミナルや斜面に建てられた建築物等では、階層の構造が複雑になり、ユーザは今どこにいるのかを理解するのが困難になっている。特に、隣接し結合されている建物や、中2階や中3階のように中間層を持つ建物など、階層の高さが半階分ずれている建物が往来可能に連結された複雑な構造が多く見られる。この場合、特許文献1のように地図表示を階ごとに行うと、階層間を移動しているとき、どこからどう移動しているのかを把握することが困難という問題があった。
上記の課題に対し、本発明の目的は、階層間の移動に応じた分かりやすい地図の表示を提供することである。
上記の目的をふまえ、本発明の一態様(1)である情報処理装置は、高さが異なる複数の階層を表し移動可能な階層同士を関連付けた地図データを用いて、端末の位置が属する階層の面と、その階層から移動可能な階層のうち前記端末の位置が属する階層と鉛直方向において重複しない面と、を同時に地図表示する地図表示手段と、前記地図データにおいて設定されている階層間の移動領域に前記端末が位置したことを検出する切替位置検出手段と、前記検出された移動領域の移動先が前記重複しない面に係る階層と関連づけられている場合、前記地図表示を、その表示した2つの階層の面のそれぞれと、その移動領域に対応付けられている移動先の階層の面の一部分とを表示した地図表示に切り替える表示切替手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の他の態様(5)である情報処理方法は、上記態様を方法のカテゴリで捉えたもので、高さが異なる複数の階層を表し移動可能な階層同士を関連付けた地図データを用いて、端末の位置が属する階層の面と、その階層から移動可能な階層のうち前記端末の位置が属する階層と鉛直方向において重複しない面と、を同時に地図表示する地図表示処理と、前記地図データにおいて設定されている階層間の移動領域に前記端末が位置したことを検出する切替位置検出処理と、前記検出された移動領域の移動先が前記重複しない面に係る階層と関連づけられている場合、前記地図表示を、その表示した2つの階層の面のそれぞれと、その移動領域に対応付けられている移動先の階層の面の一部分とを表示した地図表示に切り替える表示切替処理と、をコンピュータが実行することを特徴とする。
本発明の他の態様(6)は、上記態様をコンピュータ・プログラムのカテゴリで捉えたもので、コンピュータを制御することにより、高さが異なる複数の階層を表し移動可能な階層同士を関連付けた地図データを用いて、端末の位置が属する階層の面と、その階層から移動可能な階層のうち前記端末の位置が属する階層と鉛直方向において重複しない面と、を同時に地図表示する地図表示処理と、前記地図データにおいて設定されている階層間の移動領域に前記端末が位置したことを検出する切替位置検出処理と、前記検出された移動領域の移動先が前記重複しない面に係る階層と関連づけられている場合、前記地図表示を、その表示した2つの階層の面のそれぞれと、その移動領域に対応付けられている移動先の階層の面の一部分とを表示した地図表示に切り替える表示切替処理と、を実行させることを特徴とする。
本発明の他の態様(2)は、上記いずれかの態様において、前記表示切替手段(「手段」は装置以外のカテゴリにおいては「処理」と読み替える。以下同じ)は前記地図表示の切替において、前記端末が前記移動領域に位置している間は前記移動先の階層の面の一部分を表示し、前記端末が前記移動領域から脱すると前記移動先の階層の面の全体を表示することを特徴とする。
本発明の他の態様(3)は、上記いずれかの態様において、前記端末の位置する標高を取得する位置取得手段と、一の階層に設定され鉛直方向において重複する複数の移動領域であって、各々の前記移動先の階層が異なる移動領域のうち、前記位置取得手段により取得された前記標高に応じた前記移動領域を決定する決定手段と、を備え、前記切替位置検出手段は、前記決定手段により決定された前記移動領域を対象に前記端末の位置検出を行うことを特徴とする。
本発明の他の態様(4)は、上記いずれかの態様において、前記地図データは、前記移動領域にプレビュー領域が設定され、予め定められた操作が前記プレビュー領域に対して行われたことを検出する操作検出手段と、前記操作が行われた前記移動領域に対応付けられている前記移動先の階層を含む前記地図表示を一時的に表示するプレビュー表示手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、階層間の移動に応じた分かりやすい地図の表示を提供することができる。
本発明の実施形態における情報処理装置の構成を示す図。 本発明の実施形態におけるデータ例を示す図。 本発明の実施形態における処理手順を示すフローチャート。 本発明の実施形態における地図表示(図5)に係る建物を例示する断面図。 本発明の実施形態における地図表示の一例を示す図。 本発明の実施形態における地図表示の一例を示す図。 本発明の実施形態における地図表示(図6)に係る建物の範囲(矢印A6)を例示する断面図。 本発明の実施形態における地図表示の一例を示す図。 本発明の実施形態における地図表示(図8)に係る建物の範囲(矢印A8)を例示する断面図。
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」と呼ぶ)について図に沿って例示する。なお、背景技術や課題などで既に述べた内容と共通の前提事項は適宜省略する。
〔1.構成〕
本実施形態は、図1に示す情報処理装置1(以下「本装置」又は「本装置1」とも呼ぶ)に関する。本装置1は、端末Tの位置周辺の建物内の地図を端末Tに画面表示するサーバ装置である。また、端末Tは、地図を表示できる画面を備えたスマートフォンや携帯電話端末などの情報端末である。
本装置1は、コンピュータの構成として少なくとも、CPUなどの演算制御部6と、主メモリや補助記憶装置等の記憶部7と、通信ネットワークN(例えば、インターネット、携帯電話、PHS、公衆無線LANなどの移動通信網など)との通信部8(例えば、無線や有線の各種通信アダプタ、その他の通信回路、通信機器など)と、を有する。端末Tの図示は省略するが、コンピュータの構成に加え、タッチパネル画面などの入出力部を備える。
本装置1では、記憶部7に記憶したコンピュータ・プログラムを演算制御部6が実行することで、図2に示す各手段などの要素(11、12ほか)を実現する。実現される要素のうち情報の記憶手段の態様は自由で、記憶部7上のファイルなど任意のデータ形式で実現できるほか、ネットワーク・コンピューティング(クラウド)によるリモート記憶などでもよい。
例えば、地図データ記憶手段82は、各階層の地図表示に用いる地図データを記憶する手段である(例えば図2)。具体的には、人の動線となる階段やエスカレーターに対応する領域(例えば図5の移動領域M)毎に表示する地図の階層などを指定しているデータを定義しておく。このデータは、ユーザが移動領域に位置した場合や、クリック等のプレビュー表示する場合に表示対象とする地図を表す。
地図の表示切替の判定に用いる移動領域は、階段やエスカレーターなど、階層間の移動手段の設置場所に対応する領域であり、各階層間の移動部分や分岐箇所に設定され、その領域は矩形あるいは多角形で作成される。図2の例は、各ビルの各階層にある移動領域のID(移動領域ID)ごとに、移動領域を表示する際の始点座標及びサイズ(縦幅、横幅)と、その移動領域に基づく表示切替やプレビューで表示する移動先の階層と、その移動先の階層と同時に表示する階層(同時表示対象)とを表すデータである。階層毎の画像等の地図データについては、従来技術と同様でよいのでその詳細な説明は省略する。
また、記憶手段は、データの格納領域だけでなく、データの入出力や管理などの機能を含んでもよい。また、本出願に示す記憶手段の単位は説明上の便宜によるもので、適宜、構成を分けたり一体化できるほか、明示する記憶手段以外にも、各手段の処理データや処理結果などを記憶する記憶手段を適宜用いてもよい。
なお、図中(例えば図1)の矢印は、データや制御などの流れについて主要な方向を補助的に示すもので、他の流れを否定するものでも、方向の限定を意味するものでもない。例えばある方向のデータ取得の前後に、データ要求や確認応答(ACK)が逆方向に発生し得る。また、記憶手段以外の各手段は、以下に説明するような情報処理の機能・作用(例えば図1)を実現・実行する処理手段であるが、これらは説明のために整理した機能単位であり、実際のハードウェア要素やソフトウェアモジュールとの一致は問わない。
〔2.作用〕
上記のように構成された本装置のうち、本実施形態に特に関わる処理手順を図3のフローチャートに示す。このうち、基本的作用に関する部分(ステップS10、S16〜S17)をまず説明し、他の部分(ステップS12〜S15)については後述する。
〔2−1.基本的作用〕
端末Tから本装置1の提供する所定のウェブページなどへアクセスすることで、建物内の今いるフロアの地図を表示する。この場合、本装置1の位置取得手段31が、端末TからGPS機能などに基づく端末Tの位置(緯度、経度、標高)を随時取得する(ステップS10)。この位置に基づき地図表示手段11が新規に表示又は更新する地図を端末Tへ送信して表示させる(ステップS11)。
具体的には、地図表示手段11は、高さが異なる複数の階層を表し移動可能な階層同士を関連付けた地図データ(例えば図2)を用いて、端末Tの位置が属する階層の面と、その階層から移動可能な階層のうち端末の位置が属する階層と鉛直方向において重複しない面と、を同時に地図表示する(ステップS11)。
図4は、互いの床レベルすなわち床の高さが約半階分ずれたAビルとBビルの断面図である。この例では、AビルとBビルは、相互に少なくとも連絡スロープR1及び連絡階段R2で通行できる。端末Tの位置がAビル1階のとき、図5に示すように、Aビル1階の面と、Aビル1階から連絡スロープR1で移動可能なBビル1階の面と、を同時に地図表示する。図5で地図表示されている範囲を図4では破線の矢印A5で示す。
図5の例では、Bビル1階の面が他の階の面と重複しない、すなわち建物の上方からみてAビル1階と重ならない部分であるため表示される。仮に、端末の位置が属する階層と、その階層から移動可能な階層の間で、建物の構造の関係で鉛直方向において重複する面がある場合は、その重複する面の部分についてはAビル又はBビルのいずれか一方の面が表示される。
そして、切替位置検出手段12は、地図データに設定されている階層間の移動領域Mに端末Tが位置したことを、GPS信号等に基づいて検出する(ステップS16)。表示切替手段13は、切替位置検出手段12による検出を受けて、移動領域Mの移動先が、表示中の重複しない面に係る階層と関連づけられている場合、地図表示を、その表示した2つの階層の面のそれぞれ(上の例ではAビル1階及びBビル1階)と、その移動領域Mに対応付けられている移動先の階層の面の一部分とを表示した地図表示に切り替える(ステップS17)。
例えば、図6に示すように、移動領域MであるAビル階段に端末Tが位置した場合を考える。この場合、この移動領域Mの移動先であるAビル2階は、上に述べたAビル1階の面と重複しない面であるBビル1階と連絡階段R2で関連付けられている(図4)。このため、それまで表示してしたAビル1階及びBビル1階に加え、移動領域MであるAビル階段に対応付けられているAビル2階の面の一部分を表示した地図表示(図6)に切り替わる。
図6の状態では、斜めの破線で表す分割線Dの左下側はAビル1階の面、分割線Dの右上側は移動先の階層であるAビル2階の面となっている。図6で地図表示されている範囲を図7の断面図では破線の矢印A6で示す。なお、Aビル3階は、Bビルと連絡スロープや連絡通路で関連付けられていないので、端末Tが移動領域を経てさらにAビル3階に移動しても、Aビル3階のみが表示され、Bビルのいずれの階層も表示されない。
上記のような地図表示の切替(ステップS17)において、表示切替手段13は、端末Tが移動領域Mに位置している間は図6のように移動先の階層の面の一部分を表示し、端末Tが移動領域Mから脱すると、図8のように移動先の階層(Aビル2階)の面の全体を表示する。
これにより、地図表示手段11が、高さが異なる複数の階層を表し移動可能な階層同士を関連付けた地図データを用いて、端末Tの位置が属する階層と、その階層から移動可能な階層のうち端末の位置が属する階層と鉛直方向において重複しない面と、を同時に地図表示(ステップS11)している状態となる。図8で地図表示されている範囲を図9の断面図では破線の矢印A8で示す。
〔2−2.標高に基づく移動領域の決定〕
また、階段とその上空を通るエスカレーターのように移動先の階層が異なる移動手段毎の移動領域が、ある階層の同じ場所に設定されている場合、どちらの移動領域を端末の位置検出(すなわち、端末が移動領域に位置したかの判断)の対象とするかを端末の標高に基づいて判断することができる。
この場合、位置取得手段31は、端末の位置を取得する際(ステップS10)、その緯度経度だけでなく端末Tの位置する標高を、無線LAN親機の位置情報やGPS等で端末位置を特定する技術を利用して取得する。
そして、位置検出すなわち端末が移動領域に位置したかの判断の際、決定手段32は、一の階層に設定され鉛直方向において重複する複数の移動領域であって、各々の移動先の階層が異なる移動領域が端末の近傍に存在するときは(ステップS14:「YES」)、それら複数の移動領域のなかから、位置取得手段31により取得された標高に応じた移動領域を決定する(ステップS15)。
そして、切替位置検出手段12は、決定手段32により決定された移動領域内に端末が入ったか否かの位置検出を行う(ステップS16)。例えば、端末Tが位置する階の同じ場所に、階段と、階段の近くが始点だが階段の上空3メートル程度以上の空間を通るエスカレーターがある場合を考える。
その階段とエスカレーターの開始位置が相互に異なっていても、エスカレーターが階段の上空を通るように交差した設計であると、端末の緯度経度が、移動領域である階段とエスカレーターの両方に位置する可能性がある。このような場合でも、標高2メートル程度までは階段を、端末の標高が階段より高ければエスカレーターを、該エスカレーターの領域に端末が入ったか否かの位置検出の対象とする。これにより、端末を持ったユーザが用いている移動手段に合わせた正しい地図の切り換え表示が可能となる。
〔2−3.プレビュー表示〕
また、移動領域に付随したプレビュー領域での所定の操作に応じ、その移動領域の移動先を含む地図表示を一時表示することができる。この場合、地図データでは、図5に例示するように、移動領域Mにプレビュー領域P(一点鎖線の矩形で示す)を予め設定しておく。プレビュー領域Pは例えば、移動領域Mが階段やエスカレーターの場合、その手前に隣接した部分などである。
そして、操作検出手段41は、予め定められた操作(「プレビュー操作」とも呼ぶこととする)がプレビュー領域P内に位置する情報処理装置において行われたことを検出すると(ステップS12:「YES」)、プレビュー表示手段42が、プレビュー操作が行われた移動領域に対応付けられている移動先の階層を含む地図表示を一時的に表示する(ステップS13)。このように地図を事前に一時表示することをプレビュー表示と呼ぶ。
プレビュー操作としては、プレビュー領域において、端末のタッチパネルや操作キーなどによるメニュー選択を含む。また、同じ場所から2方向へ階段やエスカレーターが伸びているなどの場合に、それぞれの移動領域の方向へ端末を向ける操作をプレビュー操作とし、それを内蔵ジャイロセンサで検出させることとしてもよい。
〔3.効果〕
(1) 以上のように本実施形態では、各階の床の高さがずれた階層のうち、端末Tが現在位置している階層の面と、その階層から移動可能な階層で鉛直方向において重複しない面とを同時に地図表示し(例えば図3のステップS11)、現在位置から階段やエスカレーター等で別の階層へ移動する際(同、ステップS16)、移動先の階層とその移動先の階層から移動可能な階層で鉛直方向において重複しない面との地図表示に切り替える(ステップS17)。
これにより、中2階や中3階のように中間層を持つ建物や、隣接し結合されている建物などで、床の高さがずれた階層間を移動するときも、移動先の階層から更に移動可能な階層を含む地図上で(例えば図6)、自分の位置、移動経路を容易に確認することができる。
(2) 特に、本実施形態では、階段やエスカレーターなどの移動領域内に情報処理装置が位置して、ユーザが移動領域内を移動中である場合には、移動先の階層の一部分を表示し(例えば図6)、移動先の階層へ達するとその全体を表示する(例えば図8)。これにより、移動前の階層の表示を一部分残すなど(例えば図6)、ユーザが移動しながら実際に見える光景に応じた自然な表示の切り替えを実現できる。
(3) また、本実施形態では、階段とその上空を通るエスカレーターのように移動先の階層が異なる移動手段毎の移動領域が、ある階層の同じ場所に設定されている場合でも(例えば図3のステップS14:「YES」)、端末の標高から移動領域を決定することにより(同、ステップS15)、適切な移動先の階層を含む地図表示に切り替えることができる。
(4) さらに、本実施形態では、階段やエスカレーター等の複数の移動手段が設置された場所で所定操作を行うことで(例えば図3のステップS12:「YES」))、移動先の階層とそこから移動可能な階層を含む地図表示をプレビューできる(ステップS13)。このため、進路が分からなかったり、複数の選択肢で迷う等の場合に、実際に移動することなく位置関係などの把握が容易になる。
〔4.他の実施形態〕
なお、上記実施形態は例示に過ぎず、本発明は、以下に例示するものやそれ以外の他の実施態様も含むものである。例えば、本発明は、サーバ装置ではなく端末自体としても構成でき、例えば、スマートフォンや携帯電話端末などのモバイル端末に本発明の地図表示を行わせるアプリケーション・ソフトウェア(「アプリ」などとも呼ばれる)などのコンピュータ・プログラムとしても実現できる。
この場合、図1において本装置1内に示した各手段は端末T上に実現される。また、表示に用いる地図データは、アプリに内蔵でもよいし、所定のサーバからその都度ネットワーク経由で受信してもよい。
また、具体的な地図表示上の表現でも工夫が可能である。例えば、現地の動線や視線を考慮した階層分けをしておくことにより、視界に入る経路がどこに到達するかが理解容易になる。動線に合わせた階層分けのほか、階層の切り替えの際に、ユーザが迷うことを防止するために、例えば、階層間で共通に出現する注記・記号等を同じ位置に配置することが望ましい。
また、人が通れる出入口や、通れない壁・段差などを、地図上に描画する線の色彩やパターンなどで区別して表現することができる。同様に、ある地図上の場所から人に見えるところは表示、見えないところは非表示としたりしてもよいし、見通せる柵やガラスと、見通せない壁とを、異なる色彩や描画パターンなどで区別して表現してもよい。
また、場所ごとに屋根の有無の表現として地図面の色を変えたり、上方の構造物(歩道橋など)の表現として近傍に影を表示したり、端末が現在位置している階層での上がり下がりや、階段やエスカレーターなどによる他フロアへの上がり下がりを、グラデーションなどで表現することも望ましい。
また、例えば、本出願で示す装置、方法などの各態様は、明記しない他のカテゴリ(方法、プログラム、システムなど)としても把握することができ、方法やプログラムのカテゴリについては、装置のカテゴリで示した「手段」を、「処理」や「ステップ」のように適宜読み替えるものとする。また、処理やステップの順序は、本出願に直接明記のものに限定されず、順序を変更したり、一部の処理をまとめてもしくは随時一部分ずつ実行するなど、変更可能である。
また、個々の手段、処理やステップを実現、実行するコンピュータは共通でもよいし、手段、処理やステップごとにもしくはタイミングごとに異なってもよい。また、「手段」の全部又は任意の一部を「部」(ユニット、セクション、モジュール等)と読み替えることができる。また、本出願における構成図、データの図、フローチャートなども例示に過ぎず、各要素の有無、その配置や処理実行などの順序、具体的内容などは適宜変更可能である。
また、情報処理装置1を構成する個々の手段を実現する態様は自由で、外部のサーバが提供している機能をAPI(アプリケーション・プログラム・インタフェース)やネットワーク・コンピューティング(いわゆるクラウドなど)で呼び出して実現するなど、本発明の構成は柔軟に変更できる。さらに、本発明に関する手段などの各要素は、コンピュータの演算制御部に限らず物理的な電子回路など他の情報処理機構で実現してもよい。
1 情報処理装置
6 演算制御部
7 記憶部
8 通信部
11 地図表示手段
12 切替位置検出手段
13 表示切替手段
31 位置取得手段
32 決定手段
41 操作検出手段
42 プレビュー表示手段
82 地図データ記憶手段
M 移動領域
N 通信ネットワーク
P プレビュー領域
R1 連絡スロープ
R2 連絡階段
T 端末

Claims (6)

  1. 高さが異なる複数の階層を表し移動可能な階層同士を関連付けた地図データを用いて、端末の位置が属する階層の面と、その階層から移動可能な階層のうち前記端末の位置が属する階層と鉛直方向において重複しない面と、を同時に地図表示する地図表示手段と、
    前記地図データにおいて設定されている階層間の移動領域に前記端末が位置したことを検出する切替位置検出手段と、
    前記検出された移動領域の移動先が前記重複しない面に係る階層と関連づけられている場合、前記地図表示を、その表示した2つの階層の面のそれぞれと、その移動領域に対応付けられている移動先の階層の面の一部分とを表示した地図表示に切り替える表示切替手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示切替手段は前記地図表示の切替において、前記端末が前記移動領域に位置している間は前記移動先の階層の面の一部分を表示し、前記端末が前記移動領域から脱すると前記移動先の階層の面の全体を表示することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記端末の位置する標高を取得する位置取得手段と、
    一の階層に設定され鉛直方向において重複する複数の移動領域であって、各々の前記移動先の階層が異なる移動領域のうち、前記位置取得手段により取得された前記標高に応じた前記移動領域を決定する決定手段と、
    を備え、
    前記切替位置検出手段は、前記決定手段により決定された前記移動領域を対象に前記端末の位置検出を行う
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記地図データは、前記移動領域にプレビュー領域が設定され、
    予め定められた操作が前記プレビュー領域に対して行われたことを検出する操作検出手段と、
    前記操作が行われた前記移動領域に対応付けられている前記移動先の階層を含む前記地図表示を一時的に表示するプレビュー表示手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 高さが異なる複数の階層を表し移動可能な階層同士を関連付けた地図データを用いて、端末の位置が属する階層の面と、その階層から移動可能な階層のうち前記端末の位置が属する階層と鉛直方向において重複しない面と、を同時に地図表示する地図表示処理と、
    前記地図データにおいて設定されている階層間の移動領域に前記端末が位置したことを検出する切替位置検出処理と、
    前記検出された移動領域の移動先が前記重複しない面に係る階層と関連づけられている場合、前記地図表示を、その表示した2つの階層の面のそれぞれと、その移動領域に対応付けられている移動先の階層の面の一部分とを表示した地図表示に切り替える表示切替処理と、
    をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
  6. コンピュータを制御することにより、
    高さが異なる複数の階層を表し移動可能な階層同士を関連付けた地図データを用いて、端末の位置が属する階層の面と、その階層から移動可能な階層のうち前記端末の位置が属する階層と鉛直方向において重複しない面と、を同時に地図表示する地図表示処理と、
    前記地図データにおいて設定されている階層間の移動領域に前記端末が位置したことを検出する切替位置検出処理と、
    前記検出された移動領域の移動先が前記重複しない面に係る階層と関連づけられている場合、前記地図表示を、その表示した2つの階層の面のそれぞれと、その移動領域に対応付けられている移動先の階層の面の一部分とを表示した地図表示に切り替える表示切替処理と、
    を実行させることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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