JP5491944B2 - 電動圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、電動圧縮機に関するものである。
電動圧縮機は、車両用空調装置の冷却または暖房システムに用いられており、冷媒を圧縮する圧縮機とこれを駆動する電動モータから構成されている。
この電動圧縮機は、エンジンルーム等の車室外に配置されて駆動され、圧縮機により冷媒が圧縮された高温高圧の冷媒を冷房または暖房システムに供給している。
特開2006−132462号公報
ところが、従来の電動圧縮機は表面積が大きく、圧縮された高温高圧の冷媒が外気により冷やされて熱が奪われるので、冷媒を暖房用に用いる場合には、暖房効率が低下していた。このため、他の加熱手段を用いて冷媒の温度を上げようとすると、電気の消費が激しくなるという課題があった。
そこで、特許文献1に開示されているように、冷媒圧縮機を発泡樹脂からなる発泡断熱体で覆うことにより、圧縮により高温高圧として冷媒の外気による温度低下を防止することが提案されている。
しかしながら、特許文献1のように、断熱材を用いると、部品点数が増え、組み付け工数も増えるので、製造コストが高くなってしまうという課題があった。
そこで本発明は、製造コストを抑え、かつ、圧縮した冷媒の温度を低下させることなく暖房に使用することのできる電動圧縮機の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、ハウジング21と、このハウジング21内に設けられてハウジング21内に吸入された冷媒を圧縮する圧縮機構7と、ハウジング21内に設けられて圧縮機構7を駆動する電動モータ6とを備え、圧縮機構7により圧縮された冷媒が吐出される吐出室11が前記ハウジング21に形成された電動圧縮機1であって、前記吐出室11が形成された前記ハウジング21外周の外気との接触部に、閉空間とされた断熱空気層部9を設けたことを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1記載の電動圧縮機1であって、前記断熱空気層部9は、前記ハウジング21と一体に設けられ、前記吐出室11の周囲を覆う薄肉の壁部22と前記吐出室11の外周壁との間に形成されていることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の電動圧縮機1であって、前記ハウジング21が、冷媒がハウジング21内に吸入される吸入口20が設けられ、内部に前記電動モータ6が収納されるフロントハウジング2と、前記吐出室11が形成されると共に前記圧縮機構7が収納されるリヤハウジング4と、フロントハウジング2とリヤハウジング4との間に設けられたミドルハウジング3とで形成され、前記断熱空気層部9は、前記ミドルハウジング3により閉空間とされていることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動圧縮機1であって、前記電動圧縮機1は、ロータリーコンプレッサであることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の電動圧縮機1であって、前記吐出室11の外周と前記薄肉の壁部22との間を連結する補強用のリブ19を設けたことを特徴としている。
本発明は、電動圧縮機の吐出室の外周に一体に断熱空気層部を設けることにより、吐出した冷媒が外気の影響を受けることがないので、圧縮した冷媒の温度を低下させることなく、暖房に使用することができる。すなわち、吐出室の外周に密閉された断熱空気層部を設けたことにより、吐出室内、吐出室外壁、断熱空気層部、壁部、外気の順に冷媒の熱が伝達されるため、冷媒の温度が下がりにくくなり、圧縮した冷媒の温度低下を防ぐことができる。
また、断熱空気層部をハウジング21に一体に設けることで製造を簡素化することができ、低コストで電動圧縮機を製造することができる。
さらに、断熱空気層部にリブを配置したことにより、強度を保つことができる。
加えて、圧縮機構としてロータリーコンプレッサを採用した場合は、モータ径寸法により圧縮機本体の径を小さくすることができるので、圧縮機構外周部のモータ径寸法範囲内に断熱空気層部を設けるスペースを確保することができる。
電動圧縮機の全体断面図。 他の実施の形態の電動圧縮機の全体断面図。 図1のA−A線の断面図。 (a)は、電動圧縮機の冷媒の流れを示す図、(b)は、従来の電動圧縮機と本発明の電動圧縮機を比較した暖房サイクルを示す図。
以下、図1、図3及び図4(a)、(b)を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
本実施形態の電動圧縮機1は、図1に示すように、円筒状のハウジング21と、ハウジング21内に収容される電動モータ6と圧縮機構7とからなっている。
ハウジング21は3つの部材からなっており、電動モータ6が収容されるフロントハウジング2と、前記フロントハウジング2に連結されるミドルハウジング3と、前記フロントハウジング2の反対側となるように前記ミドルハウジング3に連結され、冷媒を圧縮する圧縮機構7を収容するリヤハウジング4と、からなっており、前記ミドルハウジング3の反対側となるように前記フロントハウジング2に連結され、電動圧縮機1の駆動を制御するインバータ部5が連結されている。
フロントハウジング2に収容される電動モータ6は、インバータ部5からの駆動制御信号により作動または停止し、電動モータ6が作動することで後述する圧縮機構7に駆動力を伝達し、冷媒を圧縮する。
また、フロントハウジング2には、冷媒の吸入口20が設けられており、吸入口20から冷媒を電動圧縮機1内に導入している。
ミドルハウジング3は、フロントハウジング2とリヤハウジング4に狭持されるように連結され配置されている。
リヤハウジング4は、冷媒を吸入し、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機構7と、図示しない圧縮した冷媒を吐出する吐出口と、電動圧縮機1内の潤滑を保つためのオイル溜まり8と後述する吐出室11の外周を覆うように配置する断熱空気層部9と、を備えている。この断熱空気層部9の開口部9aは、ミドルハウジング3の一面側に連結され、密閉状態となるように配置されている。
圧縮機構7は、ミドルハウジング3に固定されるシリンダブロック14と、シリンダブロック14の両側に連結される一対のサイドブロック15と、電動モータ6により生じる回転駆動力を伝達する駆動軸16と、シリンダブロック14の内方に収容されるロータ13と、ロータ13とシリンダブロック14の内壁との間で冷媒を圧縮するベーン17と、ロータ13に設けられベーン17が摺動自在に出入りするベーン溝18と、を備えている。
そして、フロントハウジング2には、吸入口20から吸入された冷媒を吸入する吸入室10が設けられ、リヤハウジング4には、圧縮機構7によって圧縮された冷媒が吐出される吐出室11が設けられており、吐出室11に吐出された冷媒は、吐出口から図示しない暖房サイクルへと送り出される。
図3に示すように、リヤハウジング4と壁部22は一体に形成されており、リヤハウジング4の外周壁と薄肉の壁部22との間には、断熱空気層部9が設けられ、この断熱空気層部9にリブ19が設けられている。このリブ19が断熱空気層部9に設けられているため、薄肉の壁部22の強度を保つことができる。なお、本実施例では、リブ19を4つとしているが、壁部22の強度を保つことができれば、いくつ設けても良い。
図4(a)に示すように、冷媒は、コンプレッサ(電動圧縮機1)によって圧縮され、圧縮された高温高圧の冷媒は車室内に配置されているヒータコア(コンデンサ)に流入する。ヒータコアに流入され周囲空気を温めることによって中温高圧となった液冷媒は、膨張弁によって減圧され、低温低圧の液冷媒となりエバポレータに流入する。エバポレータに流入されることによって、低温低圧のガス冷媒になり、再びコンプレッサに流入する。
図4(b)に示すように、リヤハウジング4の吐出室11の外周に断熱空気層部9を配置したことにより、製造コストを抑え、かつ、圧縮した冷媒の温度を低下させることなく暖房に使用することのできる電動圧縮機を提供することができる。
なお、本発明の電動圧縮機1は、車両に搭載した場合について説明したが、車両に搭載しない場合であっても良い。また、本実施例では、断熱空気層部は、ミドルハウジングと断熱空気層部の開口部との間で完全に密閉された空間となっているが、断熱空気層部と外気の空気の流れが少なくなる構成であれば良い。
図2を用いて第2実施例の電動圧縮機100について説明する。なお、上記第1実施例と同構成部分については、同符号を付して重複した説明を省略する。
図2に示すように、本実施例では、断熱空気層部109の壁部122がリヤハウジング4全体を覆うように設けられている。
本実施例では、上記実施例1の効果に加え、リヤハウジング4の外周を断熱空気層部109の壁部122によって覆っているので、より冷媒の温度を低下させることなく暖房に使用することのできる電動圧縮機を提供することができる。
また、本実施例においても、図2に示すように、断熱空気層部109内にリブ19を設けても良い。
1 電動圧縮機
3 ミドルハウジング
6 電動モータ
7 圧縮機構
9,109 断熱空気層部
11 吐出室
21 ハウジング

Claims (5)

  1. ハウジング(21)と、このハウジング(21)内に設けられてハウジング(21)内に吸入された冷媒を圧縮する圧縮機構(7)と、ハウジング(21)内に設けられて圧縮機構(7)を駆動する電動モータ(6)とを備え、圧縮機構(7)により圧縮された冷媒が吐出される吐出室(11)が前記ハウジング(21)に形成された電動圧縮機(1,100)であって、
    前記吐出室(11)が形成された前記ハウジング(21)外周の外気との接触部に、閉空間とされた断熱空気層部(9,109)を設けたことを特徴とする電動圧縮機(1,100)。
  2. 請求項1記載の電動圧縮機(1,100)であって、
    前記断熱空気層部(9,109)は、前記ハウジング(21)と一体に設けられ、前記吐出室(11)の周囲を覆う薄肉の壁部(22)と前記吐出室(11)の外周壁との間に形成されていることを特徴とする電動圧縮機(1,100)。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電動圧縮機(1,100)であって、
    前記ハウジング(21)には、冷媒がハウジング(21)内に吸入される吸入口(20)が設けられ、内部に前記電動モータ(6)が収納されるフロントハウジング(2)と、前記吐出室(11)が形成されると共に前記圧縮機構(7)が収納されるリヤハウジング(4)と、フロントハウジング(2)とリヤハウジング(4)との間に設けられたミドルハウジング(3)とで形成され、
    前記断熱空気層部(9,109)は、前記ミドルハウジング(3)により閉空間とされていることを特徴とする電動圧縮機(1,100)。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動圧縮機(1,100)であって、
    前記電動圧縮機(1,100)は、ロータリーコンプレッサであることを特徴とする電動圧縮機(1,100)。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の電動圧縮機(1,100)であって、
    前記吐出室(11)の外周と前記薄肉の壁部(22,122)との間を連結する補強用のリブ(19)を設けたことを特徴とする電動圧縮機(1,100)。
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