JP5491248B2 - 口腔用装置、および、この装置に用いられるステイン除去用アタッチメント - Google Patents

口腔用装置、および、この装置に用いられるステイン除去用アタッチメント Download PDF

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本発明は、ステイン除去用アタッチメントおよび口腔用装置に関する。
外因性の着色汚れであるステインを除去する歯ブラシとして、例えば特許文献1に記載のものが知られている。
この歯ブラシのヘッド部には、歯を磨くためのブラシ部と、歯のステインを除去するための研磨部とが設けられている。研磨部は複数の研磨部材により構成されている。歯ブラシの使用者は研磨部を歯面に押し当て歯ブラシを動かすことにより当該歯面を研磨する。
特開2007−54625号公報
上記の歯ブラシを用いた場合、歯ブラシの動かし方によっては歯面において研磨されるところと研磨されないところが生じる。すなわち、歯の表面において研磨されるところと研磨されないところとが生じる。
本発明は、歯面において研磨されない部分が生じにくくなるステイン除去用アタッチメントおよび口腔用装置を提供することを目的としている。
〔1〕本口腔用装置の独立した一形態は、次の事項を有する。前記口腔用装置は、装置本体およびステイン除去用アタッチメントを有し、前記装置本体および前記ステイン除去用アタッチメントを互いに結合および分離することが可能な構造を有し、前記装置本体は、駆動部を有し、前記駆動部は、前記装置本体の長手方向の振動を前記ステイン除去用アタッチメントに入力し、前記ステイン除去用アタッチメントは、基礎部、前記基礎部の長手方向に整列した複数の歯面部、および、歯間部を有し、前記基礎部は、表裏の関係を形成する第1の基礎面および第2の基礎面を有し、前記第1の基礎面において前記複数の歯面部を支持し、前記第2の基礎面において前記歯間部を支持し、前記基礎部の長手方向は、前記装置本体の長手方向に沿い、前記歯面部は、歯面を清掃するための構造を有し、前記基礎部の短手方向に延びる形状を有し、前記基礎部の短手方向において連続的に存在し、前記基礎部の長手方向において互いに隣り合う2つの前記歯面部の間隔である歯面間隔は、前記駆動部の振動に基づく前記ステイン除去用アタッチメントの振動の振幅と同じ、または、前記振幅よりも小さく、前記歯間部は、歯間を清掃するための構造を有し、前記歯間部の底部から先端部に向けて細くなる先細りの形状を有し、前記歯間部の先端部の長手方向は、前記基礎部の長手方向に沿う。
〔2〕前記口腔用装置に従属する一形態は、次の事項を有する。前記駆動部は、所定の時間にわたり連続的に振動した後、前記ステイン除去用アタッチメントを前記所定の時間にわたり連続的に振動させたことをユーザに認識させるための報知動作を実行し、前記報知動作は、前記駆動部の出力を瞬間的に停止する。
〔3〕前記口腔用装置に従属する一形態は、次の事項を有する。前記駆動部は、所定の時間にわたり連続的に振動した後、前記ステイン除去用アタッチメントを前記所定の時間にわたり連続的に振動させたことをユーザに認識させるための報知動作を実行し、前記報知動作は、前記所定の時間における前記駆動部の振動の振幅よりも小さい振幅を有する振動を出力する。
〔4〕前記口腔用装置に従属する一形態は、次の事項を有する。前記駆動部は、前記所定の時間にわたり連続的に振動するために振動の振幅を増大させるとき、前記振幅を時間の経過にともない徐々に増大させる。
〔5〕前記口腔用装置に用いられるステイン除去用アタッチメントの独立した一形態は、次の事項を有する。前記第2の基礎面から前記歯間部の先端部までの寸法は、前記第1の基礎面から前記歯面部の先端部までの寸法よりも大きく、前記歯間部の先端部の角度は、前記長手方向に直交する前記歯間部の断面において、前記歯面部の先端部の角度よりも鋭い。
〔6〕前記ステイン除去用アタッチメントに従属する一形態は、次の事項を有する。前記歯間部は、側面に溝を有する。
本口腔用装置、および、この装置に用いられるステイン除去用アタッチメントによれば、歯面において研磨されない部分が生じにくくなる。
本発明の一実施形態について、口腔用装置の断面構造を模式的に示す断面図。 同実施形態のステイン除去用アタッチメントのヘッド部の構造について、(a)は正面図、(b)は側面図。 同実施形態のステイン除去用アタッチメントのヘッド部の構造について、(a)は平面図、(b)は底面図。 同実施形態の口腔用装置の振幅パターンの一例を示す波形図。 同実施形態の口腔用装置の振幅パターンの他の例を示す波形図。 同実施形態の口腔用装置の振幅パターンの他の例を示す波形図。
図1〜図3を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1に口腔用装置の全体構成を示す。
口腔用装置1は、ステイン除去用アタッチメント10と、同アタッチメント10に振動を与える装置本体40とを含む。以降では、口腔用装置1の上下方向DZにおいて、ステイン除去用アタッチメント10がある側を上側とし装置本体40がある側を下側とする。
装置本体40は、ステイン除去用アタッチメント10を上下方向DZに振動させる駆動部41と、駆動部41に電力を供給する電力部45と、駆動部41および電力部45を内部に収容するハウジング50とを含む。
駆動部41は、ステイン除去用アタッチメント10が固定される駆動軸41aと、駆動軸41aを往復振動するモータ42と、振動パターンにより同モータ42を駆動させる駆動回路部43とを備えている。ステイン除去用アタッチメント10は、駆動軸41aへの取り付けおよび駆動軸41aからの取り外しができる。
電力部45は、所定電圧以下の電力を供給する蓄電池または充電池により構成されている。蓄電池または充電池は、ハウジング50において上下方向DZに対しステイン除去用アタッチメント10とは反対側に配置されている。
ハウジング50の上面部51には駆動軸41aが挿通する挿通穴が設けられている。ハウジング50の側面部52には、駆動回路部43への電力の供給および遮断を切り替えるスイッチ44が設けられている。駆動軸41aにステイン除去用アタッチメント10が取り付けられた状態においては、同アタッチメント10の下端面とハウジング50の上面部51との間に隙間が形成される。
ステイン除去用アタッチメント10は、歯を研磨するヘッド部20と、ヘッド部20を支持する支持部30とを備える。支持部30は、ヘッド部20が設けられる先端方向に向けて先細りに形成されている。支持部30の先端には、ヘッド部20が装着される嵌合部31が設けられている。嵌合部31は胴部が基部よりも大きくなっている。支持部30の基端には、駆動軸41aが嵌る嵌合部32が設けられている。
図2および図3を参照して、ステイン除去用アタッチメント10の詳細な構造を説明する。
ステイン除去用アタッチメント10は、支持部30と、この支持部30の先端部に設けられるヘッド部20とを含む。ヘッド部20は、歯の表面を研磨する歯面研磨部23と、歯と歯との隙間部分を研磨する歯間部25と、歯面研磨部23および歯間部25とが設けられる基礎部28とを含めて構成されている。ヘッド部20は、支持部30への取り付けおよび同支持部30からの取り外しができる。以降では、歯面研磨部23がある部分から歯間部25がある部分に向かう方向を縦方向DYとし、上下方向DZおよび縦方向DYに垂直な方向を横方向DXとする。上下方向DZとステイン除去用アタッチメント10の振動方向とは一致する。
歯面研磨部23および歯間部25および基礎部28は低弾性率の材料であるエラストマーにより一体に形成されている。基礎部28は、縦方向DYに対して垂直な第1の基礎面28aおよび第2の基礎面28bと、横方向DXに対して垂直な1対の第3の基礎面28cと、上下方向DZに対して垂直な第4の基礎面28dとを有する。第2の基礎面28bは第1の基礎面28aとは反対側に設けられている。
歯面研磨部23は6個の歯面部24により構成されている。個々の歯面部24は略長方体に形成されている。歯面部24は第1の基礎面28aから縦方向DYに突出して設けられている。各歯面部24は上下方向DZに一列に等間隔で並べられている。歯面部24の歯面間隔SXは、駆動部41によって振動するステイン除去用アタッチメント10の振幅よりも小さい。例えば、ステイン除去用アタッチメント10の振幅が1.2mmの場合、歯面部24の間隔は1.2mm未満に設定される。この実施形態のアタッチメント10においては、歯面間隔SXが1mmに設定されている。なお、歯面間隔SXは隣り合う2つの歯面部24において、それぞれの歯面部24の先端部の間隔に相当する。
歯面部24の各部位の寸法の関係は次のように設定されている。
以下では、歯面部24の底部の上下方向DZの長さを「歯面部24の厚さLB」とする。歯面部24の縦方向DYの長さを「歯面部24の高さLA」とする。歯面部24の横方向DXの長さを「歯面部24の幅LC」とする。歯面部24においての基礎部28との接続部分を「歯面部24の底部」とする。
図2(a)および(b)に示すように、歯面部24の底部の厚さLBは、歯面部24の高さLAおよび幅LCよりも小さい。歯面部24の厚さLBは、歯面部24の底部から先端部に向かうにつれて次第に小さくなる。各歯面部24の高さLAは同じ大きさに設定されている。すなわち、各歯面部24の先端部は同一平面状に揃えられている。
歯間部25は第2の基礎面28bから縦方向DYに突出して設けられて、上下方向DZと直交する断面上においての形状が先細りの形状となるように形成されている。歯間部25の周面には、先端に向けて延びる直線状の溝27が複数形成されている。
歯間部25の各部位の寸法の関係は次のように設定されている。
以下では、歯間部25の底部26の上下方向DZの長さを「歯間部25の底部幅MBB」とし、歯間部25の先端部の上下方向DZの長さを「歯間部25の先端幅MBT」とする。歯間部25の縦方向DYの長さを「歯間部25の高さMA」とする。歯間部25の底部の横方向DXの長さを「歯間部25の底部厚さMCB」とし、歯間部25の先端部の横方向DXの長さを「歯間部25の先端厚さMCT」とする。なお、歯間部25においての基礎部28との接続部分を「歯間部25の底部26」とする。
図2(a)および(b)に示すように、歯間部25の底部幅MBBは、歯間部25の底部厚さMCBよりも大きい。歯間部25の先端幅MBTは、歯間部25の先端厚さMCTよりも大きい。歯間部25の先端厚さMCTは、先端部を歯間に入れることに適した大きさに設定されている。歯間部25の高さMAは、歯間部25の底部幅MBBよりも大きい。また、歯間部25の高さMAは歯面部24の高さLAよりも大きい。
基礎部28の各部位の寸法の関係は次のように設定されている。
以下では、基礎部28の上下方向DZの長さを「基礎部28の縦幅NB」とする。基礎部28の縦方向DYの長さを「基礎部28の高さNA」とする。基礎部28の横方向DXの長さを「基礎部28の横幅NC」とする。
図2(b)に示すように、基礎部28の高さNAは、歯面部24の高さLAよりも大きく、歯間部25の高さMAよりも小さい。図3に示すように、基礎部28の縦幅NBは横幅NCよりも大きい。基礎部28の横幅NCは、歯面部24の幅LCよりも大きい。基礎部28の縦幅NBは、歯間部25の底部幅MBBよりも大きい。
ヘッド部20の各部位の具体的な寸法を以下に示す。
歯面部24の高さLAは3mm、歯面部24の底部の厚さLBは1mm、歯面部24の幅LCは6mmに設定されている。
歯間部25の高さMAは10mm、歯間部25の底部厚さMCBは5mm、歯間部25の底部幅MBBは8mm、歯間部25の先端幅MBTは3mmに設定されている。なお、口腔内での使用感を考慮した好ましい歯間部25の高さMAおよび先端部MBTの範囲としては、それぞれ「MA=8〜12mm」および「MBT=1〜3mm」が挙げられる。
基礎部28の縦幅NBは13mm、基礎部28の横幅NCは9mm、基礎部28の高さNAは5mmに設定されている。
図4を参照して口腔用装置1の動作を説明する。
スイッチ44がオフからオンに切り替えられたとき、駆動軸41aが振動数300Hzで上下方向DZに振動する。スイッチ44がオンに切り替えられてから所定期間TAが経過したときに所定振幅VAとなるように振幅が徐々に大きくされる。振幅Vは、所定振幅VAに到達してから一定期間TBが経過するまで同振幅VAに維持される。所定期間TBが経過したとき、振幅Vが所定期間TBにわたり所定振幅VAが維持された旨をユーザに報知するために、振動が一旦停止される。振動が停止されてから所定期間TCが経過した後、所定振幅VAで振動が再開される。以降は所定振幅VAを所定期間TBにわたり維持する動作と、その後に所定期間TCだけ振動を停止する動作とが繰り返し行われる。
振動パターンの一例を挙げる。スイッチ44がオンに切り替えられたときから、所定振幅にいたるまでの所定期間TAは2秒に設定される。所定振幅VAは1.2mmに設定される。所定振幅1.2mmで持続する所定期間TBは30秒に設定される。振動を停止する所定期間TCは、口腔用装置1を使用するユーザが振動の停止を把握できるのに十分な時間とされる。この振動停止は瞬間的であってもユーザに認識されるため、振動停止期間TCは瞬間的な短い時間に設定される。
次に、ユーザによる口腔用装置1の使用方法について説明する。
ユーザは、ステインの除去を開始する前に、研磨成分を含んだ適量の歯磨剤を歯面研磨部23および歯間部25の少なくとも一方につける。次に、口腔用装置1のスイッチ44をオフからオンに切り替える。歯の平坦部のステインを除去するときには、歯面研磨部23を当該歯に押し当てる。歯と歯の間にあるステインを除去するときには、歯間部25を当該歯と歯の間に入れる。所定振幅VAの状態が所定期間TBにわたり継続されたことにより振動が停止したとき、ユーザはこれに基づいて研磨する歯を別の歯に変更する、または歯の研磨を終了する。
ステイン除去用アタッチメント10が振動している状態において、歯面研磨部23が歯に押し当てられたとき、歯面部24の先端部は歯の表面に対して平行に移動する。ステイン除去用アタッチメント10の振動による歯面部24の上下方向DZの移動距離は、歯面部24と歯面部24との歯面間隔SXよりも大きいため、一つの歯面部24の研磨範囲はこの歯面部24に隣接する別の歯面部24の研磨範囲と重なりあう。
一方、歯間部25が歯と歯の間に入れられたとき、歯間部25の先端部が歯の隙間の方向に沿って振動する。歯間部25は振動方向に長くなっているため振動方向の変形が抑制される。
本実施形態よれば以下の作用効果を奏することができる。
(1)本実施形態では、複数の歯面部24のうち振動方向で隣り合う一の歯面部24と他の歯面部24との間隔である歯面間隔SXが当該アタッチメント10の振動の振幅よりも小さい。すなわち、互いに隣接する歯面部24との間隔である歯面間隔SXが、ステイン除去用アタッチメント10の振動の振幅よりも小さい。
これにより、当該アタッチメント10の振動において、一の歯面部24が研磨する研磨範囲と、この歯面部24に隣接する他の歯面部24が研磨する研磨範囲とが、互いに重なりあう。このため、当該アタッチメント10の振動方向において、少なくとも歯面部24があたる範囲においては研磨されない部分を少なくすることができる。また本実施形態では、各歯面部24は振動方向に対して横方向DXに幅広の部位として形成されている。これにより、歯面の広い範囲が研磨されるため、効率的に歯面を研磨することができる。
(2)本実施形態では、複数の歯面部24が振動方向に所定の間隔をおいて一列に設けられている。仮に、一列に並べられた歯面部24の並びの方向が振動方向に対して垂直となっているときは歯の表面において研磨されない部分が生じる。この点、上記構成では、歯面部24の並びが振動方向に沿っているため確実に歯の表面を研磨することができる。
(3)本実施形態では、歯面部24が当該アタッチメント10の振動の方向に垂直な方向に延びる幅広の部位として形成されている。すなわち歯面部24は図3に示すように横方向DXに延びている。これにより、歯面部24が当該アタッチメント10の振動の方向に垂直な方向に延びていない場合と比較して、研磨範囲を大きくすることができる。
(4)本実施形態では、第1の基礎面28aとは反対側にある面を第2の基礎面28bに、歯間に入れるための歯間部25が設けられている。この構成によれば、アタッチメント10の付け替えをしなくても歯の表面および歯の間を掃除することができる。
(5)本実施形態では、歯間部25の形状が当該アタッチメント10の振動の方向と直交する断面上において先細りに形成されている。この構成によれば、歯間部25の剛性が高くなるため、歯間部25が歯面に押し付けられて振動したときの歯間部25の変形が小さくなる。従って、当該アタッチメント10の振動を効率良く歯間の部分に伝達することができる。
(6)本実施形態では、歯間部25がアタッチメント10の振動の方向に幅広の形状を有する。これにより、同形状の歯間部25が横方向DXに幅広となるように配置した場合と比較して、歯間部25を歯に接触させた状態で振動させたときの変形を小さくすことができる。
(7)本実施形態では、歯間部25の側面には溝27が設けられている。この構成により、歯間部25の溝27に研磨剤を保持して、歯間を研磨するときに研磨剤を供給することができる。
(8)本実施形態では、歯間部25の高さMAが歯面部24の高さLAよりも大きい。ここで、歯間部25の高さMAが歯面部24の高さLAよりも小さいものと、歯間部25の高さMAが歯面部24の高さLAよりも大きいものと比較する。振動方向に対して垂直な断面において先端部の角度についてみると、後者の方が前者よりも鋭角になる。このため、上記構成とすることにより、歯と歯との間に確実に歯間部25の先端を入れることができる。
(9)本実施形態では、ヘッド部20を形成する材料としてエラストマーが採用されている。この構成により、歯を研磨するときに、アタッチメント10が歯茎に当たるようなことがあっても歯茎を傷つけることを抑えることができる。
(10)本実施形態では、口腔用装置1において、所定の時間にわたり継続してステイン除去用アタッチメント10を振動させたとき、ユーザにその旨を報知している。この構成によれば、ユーザは歯を研磨し過ぎないように研磨時間を計ることなく、所定時間経過したことを把握することができる。
(11)本実施形態では、口腔用装置1において、ステイン除去用アタッチメント10の振動の振幅を増大側に変更するとき、振幅を徐々に大きくしている。これにより、歯磨剤の飛び散りを抑制することができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明の実施態様は上記各実施形態にて例示した態様に限られるものではなく、これを例えば以下に示すように変更して実施することもできる。また以下の各変形例は、上記各実施形態についてのみ適用されるものではなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
・上記実施形態では、口腔用装置1を使っているとき、ステイン除去用アタッチメント10を動作させてから所定経過時間に振動を停止しているが、この振動停止に代えて、図5に示すように所定振幅VAよりも小さい所定振幅VBに振幅を減少させる動作を行ってもよい。この場合、次の周期の振動を開始するときに、振幅の大きさを所定振幅VAまでに変化させるまでの時間を短時間にすることができる。
・上記実施形態では、所定期間経過後にステイン除去用アタッチメント10の振動を停止するとき、瞬時に振幅を0とする制御を行っているが、この制御に代えて、図6に示すように、徐々に振幅を減少させる制御を行うことができる。
・所定期間経過後に徐々に振幅を減少させる制御する場合において、振幅の減少を所定振幅VBで止め、振幅が同所定振幅VBになったときに振幅を増大する制御を行うこともできる。また、振幅が所定振幅VBになったときに所定振幅VBのまま維持する制御を行うこともできる。このような制御によれば、振幅が減少している期間にユーザが歯面研磨部23または歯間部25を押し当てる歯を変える場合、当該歯面研磨部23または歯間部25の研磨対象の歯への押し当てを行い易くすることができる。
・上記実施形態では、ユーザに研磨時間を報知する手段として、ステイン除去用アタッチメント10の振動を停止する手段が採用されているが、当該報知手段はこれに限定されない。例えば、報知手段として、所定時間経過後に発光体を点滅させる手段や、警告音を出す手段を採用することができる。
・上記実施形態では、歯面部24の歯面間隔SXは、駆動部41により振動するステイン除去用アタッチメント10の振幅よりも小さくしているが、同間隔をステイン除去用アタッチメント10の振幅と同じ大きさにしてもよい。
なお、ステイン除去用アタッチメント10が振動している間に、その振幅が歯面部24の歯面間隔SXよりも大きくなる期間が一時的にあれば、一の歯面部24とこれに隣接する別の歯面部24との研磨範囲が重なりあう。従って、歯面部24の歯面間隔SXが、ステイン除去用アタッチメント10の最大振幅よりも小さい値であれば、実施形態の(1)の効果が得られる。
・上記実施形態では、ステイン除去用アタッチメント10の振動条件として周波数を300Hzとし、最大振幅を1.2mmとしているが、振動条件はこれに限定されるものではない。最大振幅は、歯面部24の配列間隔と同じか、同間隔よりも大きい値に設定されればよい。例えば、歯面部24の配列間隔を1.3mmとするときに最大振幅を1.5mmとすることが挙げられる。
・上記実施形態では、歯間部25の縦方向の高さMAを歯面部24の縦方向の高さLAよりも大きくしているが、両者の寸法関係はこれに限定されない。例えば、歯間部25の縦方向の高さMAを歯面部24の縦方向の高さLAよりも小さくしてもよい。
・上記実施形態では、ヘッド部20を支持部30に取り付ける構造としている。しかし、ヘッド部20と支持部30とを一体形成することもできる。
・上記実施形態では、歯面部24の寸法の一例を挙げているが、歯面部24のサイズはこれに限定されるものではない。また、歯面研磨部23の歯面部24の個数は6本に限定されない。歯面部24を1本〜5本のいずれかまたは7本以上とすることができる。
・上記実施形態では、歯面研磨部23は複数の歯面部24を一列に並べた構成としているが、歯面部24に二列以上に配列して歯面研磨部23を構成することもできる。この場合は、歯の表面において2つの箇所を同時に研磨することができる。
・上記実施形態では、基礎部28に歯間部25を1つ設けているが、2つ以上の歯間部25を設けることができる。また、先端部の角度が異なる複数種類の歯間部25を設ける構成によれば、歯間の隙間の大きさに応じて歯間部25を選択することができる。
・上記実施形態では、歯間部25の周囲面に直線状の溝27を形成しているが、溝27の形状は直線状に限定されない。例えば、歯間部25の周囲面に形成する溝27を波状や螺旋状に形成することができる。また、同溝27を断続的なものとして構成してもよい。
・上記実施形態では、ヘッド部20をエラストマーにより形成しているが、同ヘッド部20をシリコンゴムにより形成することができる。
・上記実施形態では、基礎部28の第1の基礎面28aに歯面研磨部23を設けるとともに、第1の基礎面28aの反対側の面に第2の基礎面28bに歯間部25を設けているが、歯面研磨部23と歯間部25の配置関係はこれに限定されない。例えば、歯面研磨部23と歯間部25の配置は次のパターンをとることができる。
(A)第1の基礎面28aに歯面研磨部23を設けるとともに第3の基礎面28cに歯間部25を設けることができる。また反対に、第1の基礎面28aに歯間部25を設けるとともに第3の基礎面28cに歯面研磨部23を設けることができる。
(B)第1の基礎面28aに歯面研磨部23を設けるとともに第4の基礎面28dに歯間部25を設けることができる。また反対に、第1の基礎面28aに歯間部25を設けるとともに第4の基礎面28dに歯面研磨部23を設けることができる。
・上記実施形態では、基礎部28の第1の基礎面28aに歯面研磨部23を設けるとともに、第2の基礎面28bに歯間部25を設けているが、歯面研磨部23および歯間部25のいずれか一方を省略することができる。
・上記実施形態では、歯面部24を歯の表面を研磨するものとし、歯間部25を歯と歯の間を研磨するものとしているが、歯面部24および歯間部25の用途はこれに限定されない。例えば、歯面部24を歯と歯の間に押し当てて使用することもできるし、歯間部25を歯の表面に押し当てて使用することもできる。
1…口腔用装置、10…ステイン除去用アタッチメント、20…ヘッド部、24…歯面部、25…歯間部、27…溝、28…基礎部、28a…第1の基礎面、28b…第2の基礎面、30…支持部、40…装置本体、50…ハウジング。

Claims (6)

  1. 歯を清掃する口腔用装置であって、
    前記口腔用装置は、装置本体およびステイン除去用アタッチメントを有し、前記装置本体および前記ステイン除去用アタッチメントを互いに結合および分離することが可能な構造を有し、
    前記装置本体は、駆動部を有し、
    前記駆動部は、前記装置本体の長手方向の振動を前記ステイン除去用アタッチメントに入力し、
    前記ステイン除去用アタッチメントは、基礎部、前記基礎部の長手方向に整列した複数の歯面部、および、歯間部を有し、
    前記基礎部は、表裏の関係を形成する第1の基礎面および第2の基礎面を有し、前記第1の基礎面において前記複数の歯面部を支持し、前記第2の基礎面において前記歯間部を支持し、
    前記基礎部の長手方向は、前記装置本体の長手方向に沿い、
    前記歯面部は、歯面を清掃するための構造を有し、前記基礎部の短手方向に延びる形状を有し、前記基礎部の短手方向において連続的に存在し、
    前記基礎部の長手方向において互いに隣り合う2つの前記歯面部の間隔である歯面間隔は、前記駆動部の振動に基づく前記ステイン除去用アタッチメントの振動の振幅と同じ、または、前記振幅よりも小さく、
    前記歯間部は、歯間を清掃するための構造を有し、前記歯間部の底部から先端部に向けて細くなる先細りの形状を有し、
    前記歯間部の先端部の長手方向は、前記基礎部の長手方向に沿う
    口腔用装置。
  2. 前記駆動部は、所定の時間にわたり連続的に振動した後、前記ステイン除去用アタッチメントを前記所定の時間にわたり連続的に振動させたことをユーザに認識させるための報知動作を実行し、
    前記報知動作は、前記駆動部の出力を瞬間的に停止する
    請求項1に記載の口腔用装置。
  3. 前記駆動部は、所定の時間にわたり連続的に振動した後、前記ステイン除去用アタッチメントを前記所定の時間にわたり連続的に振動させたことをユーザに認識させるための報知動作を実行し、
    前記報知動作は、前記所定の時間における前記駆動部の振動の振幅よりも小さい振幅を有する振動を出力する
    請求項1に記載の口腔用装置。
  4. 前記駆動部は、前記所定の時間にわたり連続的に振動するために振動の振幅を増大させるとき、前記振幅を時間の経過にともない徐々に増大させる
    請求項2または3に記載の口腔用装置。
  5. 前記第2の基礎面から前記歯間部の先端部までの寸法は、前記第1の基礎面から前記歯面部の先端部までの寸法よりも大きく、
    前記歯間部の先端部の角度は、前記長手方向に直交する前記歯間部の断面において、前記歯面部の先端部の角度よりも鋭い
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の口腔用装置に用いられるステイン除去用アタッチメント。
  6. 前記歯間部は、側面に溝を有する
    請求項5に記載のステイン除去用アタッチメント。
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