JP5489697B2 - タイヤ用ダイナミックバランス検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤのダイナミックバランスを検査するための検査装置に関する。
従来から、タイヤの重量バランスを検査するための検査装置(タイヤバランサ)が公知である(例えば特許文献1及び2参照)。このような検査装置においては、リムが固定された回転軸が垂直に立設されており、リムにタイヤを取り付けた状態で回転軸を回転させながら、タイヤの重量のアンバランスによる回転軸の不釣合い力(振れ力)を回転軸の上下2箇所に設けられた2つのロードセルで検出することにより、タイヤのダイナミックバランスを測定している。
このような検査装置においては、ロードセルで検出されたアナログデータが回転軸及び回転軸の駆動部から離間した位置に設けられた演算装置に送られ、当該演算装置において増幅及びデジタル化されている。さらに、上下のロードセルで検出されたデータについて回転軸の回転位置を一致させる(上下のロードセルで検出されたそれぞれのデータを同じ回転位置に対応付ける)必要があるため、回転軸の回転位置を検出するエンコーダの出力が演算装置に入力されており、当該演算装置において、エンコーダの出力に基づいて上下のロードセルで検出されたデータの同期を取っている。
特開平4−172227号公報 特開平8−15074号公報
しかしながら、上下のロードセルは、回転軸の不釣合い力を微小な電圧として検出しているため、各ロードセルで検出されたアナログデータは、ノイズの影響を受け易く測定誤差が大きくなる問題があった。すなわち、従来の検査装置においては、ロードセルから制御装置までの距離が長く、測定精度を高めることができない問題があった。特に、リムが固定された回転軸を回転させる駆動源としては、一般的に交流電動機が用いられており、このような駆動源の近くは多くのノイズが発生し得るため、タイヤのダイナミックバランスを高精度に演算するためには、ノイズの影響を無視することはできない。また、重量検出装置として、検出されたアナログデータをデジタル化して出力するデジタルロードセルも公知であるが、タイヤ用ダイナミックバランス検査装置は、前述の通り、上下のロードセルで検出されたデータ同士を同期させる必要があるため、従来のデジタルロードセルをそのまま適用することはできない。
本発明は、以上のような課題を解決すべくなされたものであり、ロードセルで検出されたデータにノイズが重畳するのを防止して測定誤差を小さくすることができるタイヤ用ダイナミックバランス検査装置を提供することを目的とする。
本発明に係るタイヤ用ダイナミックバランス検査装置は、タイヤを取り付けるリムと、前記リムに同軸状に固定され、前記リムをその中心軸回りに回転させる鉛直な回転軸と、前記回転軸の所定の第1位置において前記タイヤの重量のアンバランスによる前記回転軸の不釣合い力(以下、第1不釣合い力)を計測する第1計測ユニットと、前記第1位置と前記回転軸の軸方向に離間した、前記回転軸の第2位置において前記タイヤの重量のアンバランスによる前記回転軸の不釣合い力(以下、第2不釣合い力)を計測する第2計測ユニットと、前記回転軸の回転位置を検出し、前記第1計測ユニット及び前記第2計測ユニットのそれぞれに出力するエンコーダとを備え、前記第1計測ユニット及び前記第2計測ユニットは、前記第1不釣合い力及び前記第2不釣合い力をそれぞれ検出する第1ロードセル及び第2ロードセルと、前記第1ロードセル及び第2ロードセルでそれぞれ検出された前記第1不釣合い力及び第2不釣合い力を前記エンコーダで検出された前記回転軸の回転位置にそれぞれ対応付けられた第1及び第2デジタルデータとしてそれぞれ出力する第1制御器及び第2制御器とをそれぞれ有し、前記第1制御器と前記第2制御器とは前記エンコーダで検出された前記回転軸の回転位置に基づいて同期されているように構成されている。
上記構成によれば、回転軸の不釣合い力をそれぞれ検出する第1計測ユニット及び第2計測ユニットの第1制御器及び第2制御器のそれぞれにおいて、回転軸の第1位置及び第2位置に設けられた第1ロードセル及び第2ロードセルでそれぞれ検出された第1不釣合い力及び第2不釣合い力が入力されるとともに、回転軸の回転位置を検出するエンコーダの出力が入力されるため、第1制御器及び第2制御器のそれぞれにおいて、第1ロードセル及び第2ロードセルでそれぞれ検出された第1不釣合い力及び第2不釣合い力についてのデータを回転軸の回転位置に基づいて互いに同期させた状態でデジタルデータとして出力することができる。従って、第1計測ユニット及び第2計測ユニットからそれぞれ出力される第1及び第2デジタルデータが既に回転軸の回転位置情報を含んだデジタルデータとなる。これにより、第1計測ユニット及び第2計測ユニットと第1不釣合い力及び第2不釣合い力に基づいてダイナミックバランスを演算する演算装置との間はデジタルデータを用いてデータ送信されるため、第1計測ユニット及び第2計測ユニットと演算装置との距離に拘わらず、ロードセルで検出されたデータにノイズが重畳するのが防止され、測定誤差を小さくすることができる。
前記第1制御器及び前記第2制御器は、それぞれ、前記エンコーダで検出された前記回転軸の回転位置のうち、所定の原点位置を検出し、前記第1制御器は、計測命令を受けてから前記原点位置を検出した場合に、前記第2制御器に同期信号を出力し、前記第1制御器及び前記第2制御器は、再び前記原点位置を検出した場合に、前記第1ロードセル及び前記第2ロードセルでそれぞれ検出されたデータのサンプリングをそれぞれ開始するように構成されてもよい。
これによれば、第1制御器が計測命令を受けてから回転軸の原点位置を検出した後、1回転遅れて再度回転軸の原点位置が検出されたことにより、第1制御器及び第2制御器がともにデータのサンプリングを開始する。従って、第1制御器は、計測命令を受けた後に回転軸の原点位置を初めて検出してからデータのサンプリングを開始するまでの間に第2制御器に同期信号を出力し、第2制御器が同期信号を受けてから次に回転軸の原点位置が検出された際に第2制御器がデータのサンプリングを確実に開始させることができるため、第1制御器と第2制御器とを確実に同期させて、データのサンプリングを確実に開始させることができる。
前記第1計測ユニット及び前記第2計測ユニットからそれぞれ出力される前記第1及び第2デジタルデータに基づいて、ダイナミックバランスを演算する演算装置を備え、前記第1計測ユニット及び前記第2計測ユニットは、前記第1計測ユニット及び前記第2計測ユニットからそれぞれ出力される前記第1及び第2デジタルデータをデジタル通信線を介して前記演算装置に入力するように構成されてもよい。
これによれば、第1計測ユニット及び第2計測ユニットから出力されてから演算装置に入力されるまで、全てデジタルデータで通信されるため、第1計測ユニット及び第2計測ユニットと演算装置との間の距離に拘わらずノイズによる検出データの影響を少なくしてダイナミックバランスを高精度に演算することができる。
本発明は以上に説明したように構成され、ロードセルで検出されたデータにノイズが重畳するのを防止して測定誤差を小さくすることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るタイヤ用ダイナミックバランス検査装置の概略構成を示す側面図である。 図1のタイヤ用ダイナミックバランス検査装置の制御系を示す概略ブロック図である。 タイヤのダイナミックバランスの態様を示す概略図である。 図1のタイヤ用ダイナミックバランス検査装置の各計測ユニットの計測タイミングを示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
図1は本発明の一実施形態に係るタイヤ用ダイナミックバランス検査装置(以下、タイヤバランサとも称する)の概略構成を示す側面図である。図1に示すように、本実施形態におけるタイヤバランサは、検査対象であるタイヤTを取り付けるリム1を備えており、リム1に同軸状に固定された鉛直な回転軸2の回転によりタイヤTがリム1とともに回転するように構成されている。リム1は、水平面(地面)に対して垂直(鉛直)な方向に中心軸Pが配置されている。
詳しくは、回転軸2は、鉛直な中心軸P回り回転可能に円筒状の筐体3に支持されている。ただし、回転軸2の支持機構は、周知であるので、簡単に説明する。回転軸2は、リム1に取り付けられたタイヤTの重量のアンバランスに応じて中心軸Pが水平面に対して垂直な方向から水平面に向けて傾くことが許容されている。具体的には、筐体3は、内部に該筐体3と同軸状に設けられた軸受(図示せず)によって回転軸2を回動自在に支持している。そして、この筐体3は、タイヤTに重量のアンバランスがない状態(タイヤTをリム1から取り外した状態)で中心軸Pが水平面に対して垂直になるように、複数のトーションバー等の弾性部材4によって水平面に載置された架台(図示せず)の内壁5に弾性支持されている。この構成により、タイヤTに重量のアンバランスがあると、回転軸2に不釣合い力(振れ力)が生じ、タイヤTを回転させたときの遠心力が回転軸2から筐体3に伝わり、筐体3が傾く(振れる)こととなる。
回転軸2は、ベルト及びプーリ等で構成される駆動部6を介してモータ等の駆動源7に接続されている。従って、駆動源7の回転によりリム1及び回転軸2が鉛直な中心軸P回りに回転する。
さらに、本実施形態のタイヤバランサには、回転軸2の所定の第1位置2aにおいてタイヤTの重量のアンバランスによる回転軸2の不釣合い力(以下、第1不釣合い力)を計測する第1計測ユニット8aと、第1位置2aと回転軸2の中心軸P方向に離間した(第1位置2aより下方に設けられた)、回転軸2の第2位置2bにおいてタイヤTの重量のアンバランスによる回転軸2の不釣合い力(以下、第2不釣合い力)を計測する第2計測ユニット8bとが設けられている。また、タイヤバランサには回転軸2の回転位置を検出するエンコーダ9が設けられている。本実施形態においては、エンコーダ9は、インクリメンタル方式のロータリエンコーダが用いられる。なお、エンコーダ9は、所定の位置(例えば原点位置)に対する相対位置が検出可能である限り、例えば回転軸2の回転角度を検出してもよいし、回転時間を検出してもよいし、回転位置自体を検出してもよい。また、本実施形態におけるエンコーダ9は、ベルト及びプーリ等からなる回転伝達部20を介して回転軸2に接続されているが、回転軸2に直接設けられていてもよいし、駆動源7の出力軸(モータ軸)に設けられていてもよい。駆動源7の出力軸の回転数と回転軸2の回転数とが異なる場合には、エンコーダ9で検出された回転位置に応じて回転軸2の回転位置が演算される。
図2は図1のタイヤ用ダイナミックバランス検査装置の制御系を示す概略ブロック図である。図1及び図2に示されるように、第1計測ユニット8a及び第2計測ユニット8bには、それぞれの位置2a,2bで回転軸2の第1及び第2不釣合い力をそれぞれ検出する第1ロードセル10a及び第2ロードセル10bが設けられている。第1及び第2ロードセル10a,10bは、各ロードセル10a,10bの先端部が回転軸2の各位置2a,2bに対応する筐体3の第1及び第2不釣合い力により歪みを生じる起歪体及び起歪体で生じた歪み量を電気的に検出する歪みゲージ(図示せず)をそれぞれ有している。なお、第1及び第2ロードセル10a,10bは回転軸2の第1及び第2不釣合い力をそれぞれ電気的に検出可能な限り、歪みゲージを用いた構成に限られず、例えば磁歪式、静電容量式、ジャイロ式等の種々のロードセルを採用可能である。
さらに、第1計測ユニット8a及び第2計測ユニット8bには、図2に示すように、第1ロードセル10a及び第2ロードセル10bでそれぞれ検出された第1及び第2不釣合い力をエンコーダ9で検出された回転軸2の回転位置に対応付けられた第1及び第2デジタルデータとしてそれぞれ出力する第1制御器11a及び第2制御器11bが設けられている。第1及び第2制御器11a,11bは、第1及び第2ロードセル10a,10bでそれぞれ検出された第1及び第2不釣合い力に関するアナログデータをそれぞれデジタル化するA/D変換器12a,12bと、当該A/D変換器12a,12bでそれぞれ変換されたデジタルデータをエンコーダ9からの出力に基づいてそれぞれサンプリングして第1及び第2デジタルデータを生成する演算部13a,13bと、演算部13a,13bでの演算結果を後述する演算装置15にそれぞれ送信するための通信回路14a,14bとを備えている。演算部13a,13bは、複数のデジタル入力をエンコーダ9からの出力に基づいて演算して1のデジタル出力(第1及び第2デジタルデータ)を得られるものであれば特に限定されないが、例えばエンコーダ出力に基づいて動作するA/D変換器を備えたプロセッサにより構成される。演算部13a,13bは、デジタルデータを一時記憶するメモリを備えてもよい。
演算部13a,13bで回転軸2の回転位置に応じてそれぞれサンプリングされた回転軸2の第1及び第2不釣合い力(タイヤTの重量のアンバランス)に基づいた第1及び第2デジタルデータは、通信回線14a,14bのそれぞれから当該デジタルデータに基づいてダイナミックバランスを演算する演算装置15にデジタル通信線16を介して送られる。本実施形態におけるデジタル通信線16は、例えば、バス型のマルチポイント接続が可能なデジタル通信線であるRS485通信線を例示している。RS485通信線を用いた場合、演算装置15と何れか一方の計測ユニット(本実施形態においては第1計測ユニット8a)とが一のRS485通信線によって接続されるとともに、第1及び第2計測ユニット8a,8b同士が別のRS485通信線によって接続される。演算装置15は、第1及び第2計測ユニット8a,8bの通信回路14a,14bに対してそれぞれIDを割り当て、当該割り当てられたIDを用いて通信することにより、送信時に何れの通信回路14a,14bへの命令かを区別するとともに受信時に何れの通信回路14a,14bから送られたデータであるかを認識している。なお、デジタル通信線16であれば、その他の通信線を用いてもよいし、異なる種類の通信線を組み合わせて用いてもよい。
演算装置15は、上記のようにして各計測ユニット8a,8bからそれぞれ得られた第1及び第2デジタルデータに基づいて、タイヤTのダイナミックバランスを演算する。より詳しくは、回転軸2の複数回転分のデジタルデータを当該回転数で平均化し、デジタルフィルタによりノイズを除去する。ノイズが除去されたデジタルデータを後述するようにベクトル化して、タイヤTのダイナミックバランスを演算する。
なお、演算装置15は、タイヤTをリム1に取り付けていない状態におけるリム1及び回転軸2のアンバランスを計測し、これを零ベクトルとして記憶しておき、タイヤTをリム1に取り付けた状態においてそれぞれ検出された第1及び第2デジタルデータをベクトル化した際に、当該零ベクトルを差し引く演算を行うことが好ましい。これにより、リム1及び回転軸2自体が経年変化等によりアンバランスとなった場合でも、タイヤTのダイナミックバランスを高精度に演算することができる。
タイヤTのダイナミックバランスは、具体的には、タイヤTの装着状態における上側のアンバランス量を示す上側アンバランス、同じく下側のアンバランス量を示す下側アンバランス、タイヤTの静止状態におけるタイヤT全体のアンバランス量を示すスタティックアンバランス、及び、タイヤTを回転軸2の中心軸P回りに回転させたときに発生するモーメントを示すカップルアンバランスが含まれる。
図3はタイヤのダイナミックバランスの態様を示す概略図である。図3(a)に示すように、タイヤTを静止させた状態でタイヤT全体としてアンバランス重量A1が生じた場合、タイヤTのアンバランス重量A1によって回転軸2にはモーメントM1が働くため、回転軸2の中心軸Pは水平面に垂直な位置よりタイヤTのアンバランス重量A1が存在する箇所が水平面に近づく方向に傾く。演算装置15は、このようなタイヤTの静止状態における重量のアンバランスをスタティックアンバランスとして演算する。
一方、図3(b)に示すように、タイヤTの設置状態においてタイヤTの上面のある回転位置にアンバランス重量A2が生じ且つ同じくタイヤTの下面においてアンバランス重量A2と中心軸Pを基準にして反対側にアンバランス重量A3が生じた場合には、タイヤTを静止させた状態ではタイヤT全体としてアンバランス重量A1は生じない。しかし、このようなアンバランス重量A2,A3が存在すると、タイヤTが回転した際に、アンバランス重量A2,A3のそれぞれに径方向外方への遠心力F2,F3が生じるため、タイヤTの回転にぶれ(振れ力、すなわち不釣合い力)が生じてしまい問題となる。そこで、演算装置15は、図3(c)に示すように、これらのアンバランス重量A2,A3のそれぞれを上側アンバランス及び下側アンバランスとして演算するとともに、タイヤTを回転軸2の中心軸P回りに回転させた際に生じる遠心力F2,F3により発生するモーメントM2をカップルアンバランスとして演算する。
上側アンバランス及び下側アンバランスについて、演算装置15は、第1及び第2のロードセル10a,10bで検出された値(第1及び第2デジタルデータ)をエンコーダ9の出力に基づいてベクトル化(第1及び第2検出ベクトルPu,Plを演算)し、当該第1及び第2検出ベクトルPu,Plから回転軸2の中心軸Pの各位置2a,2bから径方向に延びる上側及び下側アンバランスベクトルUu,Ulを求めることにより演算する。すなわち、上側アンバランスベクトルUu及び下側アンバランスベクトルUlは以下のように示される。
Uu=δPl+δPu
Ul=γPl+γPu
ただし、δ=−Zl/rω(Zu−Zl)
δ=(L−Zl)/rω(Zu−Zl))
γ=Zu/rω(Zu−Zl)
γ=−(L−Zu)/rω(Zu−Zl))
ここで、Zlは第2位置2bとタイヤTの下端面との間の距離を示し、Zuは第2位置2bとタイヤTの上端面との間の距離を示し、Lは第1位置2aと第2位置2bとの間の距離を示し、ωは回転軸2の回転によるタイヤTの角速度を示し、rはタイヤTの内径(上側及び下側アンバランスの位置)を示している。
上記Uu,Ul,Pu,Plは、リム1の上面(半径r’)の位置にWuの重りを取り付けたときのPu,Plの値Puu,Pluと、リム1の下面(半径r’)の位置にWlの重りを取り付けたときのPu,Plの値Plu,Pllとを用いて係数δ,δ,γ,γを演算することにより求められる。
さらに、スタティックアンバランスについて、演算装置15は、上記で演算された上側及び下側アンバランスベクトルUu,Ulを用いて演算する。具体的には、スタティックアンバランスベクトルSはS=Uu+Ulで示される。
また、カップルアンバランスについても、演算装置15は、上記で演算された上側及び下側アンバランスベクトルUu,Ulを用いて演算する。具体的には、カップルアンバランスベクトルC=(Uu−Ul)・1/r’・d/2,−C=−(Uu−Ul)・1/r’・d/2で示される。ここで、dはタイヤTの上端面と下端面との間の距離を示す。
以上のようにダイナミックバランスに関する各アンバランス量は、ベクトル演算により求められるため、第1ロードセル10a及び第2ロードセル10bのそれぞれで検出された第1及び第2デジタルデータの値がタイヤTの中心軸P回りのどの回転位置における値であるのかを正確に知る必要がある。すなわち、第1計測ユニット8aで出力されたデータと第2計測ユニット8bで出力されたデータとにおいて、タイヤTの回転位置が一致していないと、スタティックアンバランス及びカップルアンバランスの値が大きく変わってしまうため好ましくない。従って、タイヤ用のダイナミックバランス検査装置においては、上下のロードセル10a,10bで検出されたデータ同士を高精度に同期させる必要がある。
本実施形態においては、第1制御器11aと第2制御器11bとがエンコーダ9で検出された回転軸2の回転位置に基づいて同期されており、第1ロードセル10a及び第2ロードセル10bで検出された回転軸2の第1及び第2不釣合い力(検出ベクトルPu,Pl)をエンコーダ9で検出された回転軸2の回転位置に対応付けられたデジタルデータとして出力されるように構成されている。具体的には、エンコーダ9で出力されたトリガ信号(原点信号)及びクロック信号(原点位置からの変位を表す信号)がそれぞれトリガ信号送信線18a,18b及びクロック信号送信線19a,19bを介して第1制御器11a及び第2制御器11bに送信される。各信号送信線18a,18b,19a,19bには、何れもデジタル通信線が用いられる。第1制御器11aは、エンコーダ9から送られたトリガ信号に基づいて同期信号を同期信号通信線17を介して第2制御器11bへ送信する。同期信号通信線17には、デジタル通信線が用いられる。
上記構成によれば、回転軸2の第1及び第2不釣合い力をそれぞれ検出する第1計測ユニット8a及び第2計測ユニット8bの第1制御器11a及び第2制御器11bのそれぞれにおいて、回転軸2の第1位置2a及び第2位置2bに設けられた第1ロードセル10a及び第2ロードセル10bでそれぞれ検出された回転軸2の第1及び第2不釣合い力が入力されるとともに、回転軸2の回転位置を検出するエンコーダ9の出力が入力されるため、第1制御器11a及び第2制御器11bのそれぞれにおいて、第1ロードセル10a及び第2ロードセル10bでそれぞれ検出された回転軸2の第1及び第2不釣合い力についてのデータを回転軸2の回転位置に基づいて互いに同期させた状態で第1及び第2デジタルデータとして出力することができる。
従って、第1計測ユニット11a及び第2計測ユニット11bからそれぞれ出力される第1及び第2デジタルデータが既に回転軸2の回転位置情報を含んだデジタルデータとなる。これにより、第1計測ユニット8a及び第2計測ユニット8bと回転軸2の第1及び第2不釣合い力に基づいてダイナミックバランスを演算する演算装置15との間はデジタルデータを用いてデータ送信されるため、第1計測ユニット8a及び第2計測ユニット8bと演算装置15との距離に拘わらず、ロードセル10a,10bでそれぞれ検出されたデータにノイズが重畳するのが防止され、測定誤差を小さくすることができる。
さらに、第1計測ユニット8a及び第2計測ユニット8bから出力されてから演算装置15に入力されるまで、デジタル通信線16を介して全てデジタルデータで通信されるため、第1計測ユニット8a及び第2計測ユニット8bと演算装置15との間の距離に拘わらずノイズによる検出データの影響を少なくしてダイナミックバランスを高精度に演算することができる。
ここで、本実施形態における第1計測ユニット8aと第2計測ユニット8bとの同期方法についてより詳しく説明する。図4は図1のタイヤ用ダイナミックバランス検査装置の各計測ユニットの計測タイミングを示すグラフである。
図4に示すように、第1及び第2計測ユニット8a,8bのそれぞれは、エンコーダ9から原点位置を示すトリガ信号及び当該原点位置からの変位を表すクロック信号を受け取っている。
具体的には、例えば、トリガ信号は、回転軸2が1回転する毎に1回発振するパルス波形を有している。エンコーダ9としてインクリメンタル方式のロータリエンコーダを用いた場合、トリガ信号は回転軸2と同軸回転するエンコーダ9の回転円板の周方向に1つ設けられたスリットを通じて透過した光を受光した結果のパルス信号であるZ相から得ることができる。本実施形態においては、パルスが立ち下がった瞬間を原点位置としている。そして、第1制御器11a及び第2制御器11bは、それぞれ、エンコーダ9で検出された回転軸2の回転位置のうち、所定の原点位置を計測開始のトリガ信号として検出する。
また、クロック信号は、回転軸2が1度回転する毎に1回発振するパルス波形を有している。すなわち、クロック信号は、回転軸2が1回転する毎に360回パルスを発振しており、原点位置からクロック信号のパルスをカウントすることにより、回転軸2(リム1に取り付けたタイヤT)の原点位置からの回転位置(回転角度)が検出される。エンコーダ9としてインクリメンタル方式のロータリエンコーダを用いた場合、クロック信号は回転軸2と同軸回転するエンコーダ9の回転円板の周方向に360個設けられたスリットを通じて透過した光を受光した結果のパルス信号であるA相又はB相から得ることができる。
第1及び第2制御器11aが計測を開始していない(サンプリングを行っていない)待機中において、演算装置15は、第1制御器11aに対し、計測命令を送信する。そして、第1制御器11aは、計測命令を受けてから初めて原点位置(トリガ信号)を検出した場合に、第2制御器11bに同期信号を出力し、第1制御器11a及び第2制御器11bは、再び原点位置(トリガ信号)を検出した場合に、第1ロードセル10a及び第2ロードセル10bでそれぞれ検出されたデータのサンプリングをそれぞれ開始するように構成されている。
より具体的には、計測命令を受信した第1制御器11aは、エンコーダ9から出力されるトリガ信号のパルスの立ち下がり(原点位置)を検出するまで待機する(同期待ち状態となる)。トリガ信号のパルスの立ち下がりを検出すると、第1制御器11aは、第2制御器11bへ同期信号を送信する(同期信号の信号レベルを変化させる)。この際、第1制御器11aは計測を開始することなく、引き続き待機する(計測開始待ち状態となる)。第1制御器11aから同期信号を受けた第2制御器11bは、次回のトリガ信号の立ち下がりに基づいて計測を開始すべく待機する(計測開始待ち状態となる)。
この後、第1及び第2制御器11a,11bは、次回のトリガ信号の立ち下がりをそれぞれ検出すると、同時に計測を開始する(計測中状態となる)。具体的には、第1及び第2制御器11a,11bトリガ信号の立ち下がりの後のクロック信号の立ち下がりに応じて、第1及び第2ロードセル10a,10bの各データをそれぞれサンプリングする。このように、第1及び第2制御器11a,11bがともに計測開始待ち状態となることにより、次回のトリガ信号の立ち下がりに基づいて同時に計測を開始することができる。
さらに、サンプリング開始後、予め設定されたサンプリング期間を経過した後は、第1及び第2制御器11a,11bは同時に計測を終了する(終了状態となる)。本実施形態におけるサンプリング期間は、サンプリング開始後にそれぞれ検出されたクロック信号のパルスの立ち下がりが予め定められた数だけ検出されたときをもって終了する。例えば、8回転分サンプリングし、演算装置15においてフィルタリング及び平均値処理を行う場合、クロック信号の立ち下がり回数(サンプリング数)が360×8=2880回検出されたときをもって終了する。なお、サンプリング期間は、クロック信号に加えて又は代えてサンプリング開始後にそれぞれ検出されたトリガ信号のパルスの数に基づいてもよい(上記例においてはトリガ信号の立ち下がり回数が7回検出された後さらにクロック信号の立ち下がり回数が360回検出されたときをもって終了することとしてもよい)し、別途演算装置15等でサンプリング期間を計時又はカウントしておき、計測停止命令を第1及び/又は第2制御器11a,11bに送ることとしてもよい。
以上のように、第1制御器11aが計測命令を受けてから回転軸2の原点位置を初めて検出した後、1回転遅れて再度回転軸2の原点位置が検出されてから第1制御器11a及び第2制御器11bがともにデータのサンプリングを開始する。従って、第1制御器11aは、計測命令を受けた後に回転軸2の原点位置を初めて検出してからデータのサンプリングを開始するまでの間に第2制御器11bに同期信号を出力し、第2制御器11bが同期信号を受けてから次に回転軸2の原点位置が検出された際に第2制御器11bがそれぞれのデータのサンプリングを確実に開始させることができるため、第1制御器11aと第2制御器11bとを確実に同期させて、データのサンプリングを確実に開始させることができる。
本実施形態において、同期信号は、信号レベル変化後、第1制御器11aが検出すべき最後のクロック信号の立ち下がりを検出するまで信号レベルが維持されている。これにより、第2制御器11bにおいて検出すべき最後のクロック信号の立ち下りを検出した際に、同期信号の信号レベルが計測開始前の信号レベルに復帰していない場合や、最後のクロック信号の立ち下がりを検出する前に同期信号の信号レベルが計測開始前の信号レベルに復帰した場合に、第1制御器11aと第2制御器11bとの間で同期が取れていない(エラーが発生している)ことを検知することができる。なお、同期信号として第1制御器11aがトリガ信号に基づいて計測開始待ち状態になった際にパルス状の信号を第2制御器11bに送信することとしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更、修正が可能である。
本発明のタイヤ用ダイナミックバランス検査装置は、ロードセルで検出されたデータにノイズが重畳するのを防止して測定誤差を小さくするために有用である。
1 リム
2 回転軸
2a 第1位置
2b 第2位置
3 筐体
4 弾性部材
5 架台
6 駆動部
7 駆動源
8a 第1計測ユニット
8b 第2計測ユニット
9 エンコーダ
10a 第1ロードセル
10b 第2ロードセル
11a 第1制御器
11b 第2制御器
12a,12b A/D変換器
13a,13b 演算部
14a,14b 通信回路
15 演算装置
16 デジタル通信線
17 同期信号通信線
18a,18b トリガ信号送信線
19a,19b クロック信号送信線
P 中心軸
T タイヤ

Claims (3)

  1. タイヤを取り付けるリムと、
    前記リムに同軸状に固定され、前記リムをその中心軸回りに回転させる鉛直な回転軸と、
    前記回転軸の所定の第1位置において前記タイヤの重量のアンバランスによる前記回転軸の不釣合い力(以下、第1不釣合い力)を計測する第1計測ユニットと、
    前記第1位置と前記回転軸の軸方向に離間した、前記回転軸の第2位置において前記タイヤの重量のアンバランスによる前記回転軸の不釣合い力(以下、第2不釣合い力)を計測する第2計測ユニットと、
    前記回転軸の回転位置を検出し、前記第1計測ユニット及び前記第2計測ユニットのそれぞれに出力するエンコーダとを備え、
    前記第1計測ユニット及び前記第2計測ユニットは、前記第1不釣合い力及び前記第2不釣合い力をそれぞれ検出する第1ロードセル及び第2ロードセルと、前記第1ロードセル及び第2ロードセルでそれぞれ検出された前記第1不釣合い力及び前記第2不釣合い力を前記エンコーダで検出された前記回転軸の回転位置にそれぞれ対応付けられた第1及び第2デジタルデータとしてそれぞれ出力する第1制御器及び第2制御器とをそれぞれ有し
    前記第1計測ユニット及び前記第2計測ユニットは、それぞれ、前記エンコーダから前記回転軸の回転位置のうちの所定の原点位置を示すトリガ信号及び当該原点位置からの変位を表すクロック信号を受け取るように構成され、
    前記第1制御器は、計測命令を受けてから前記トリガ信号が前記原点位置を示すまで待機する同期待ち状態と、前記トリガ信号が前記原点位置を示した場合に、前記第2制御器に同期信号を出力し、引き続き待機する計測開始待ち状態と、前記回転軸が1回転することにより前記トリガ信号が再び前記原点位置を示した場合に、前記原点位置を示した後の前記クロック信号に基づいて前記第1ロードセルで検出されたデータのサンプリングを行う計測中状態とを取り得るように構成され、
    前記第2制御器は、前記同期信号を受信した後、前記トリガ信号が前記原点位置を示すまで待機する計測開始待ち状態と、前記トリガ信号が前記原点位置を示した場合に、前記原点位置を示した後の前記クロック信号に基づいて前記第2ロードセルで検出されたデータのサンプリングを行う計測中状態とを取り得るように構成されることにより、
    前記第1制御器と前記第2制御器と前記エンコーダで検出された前記回転軸の回転位置に基づいて同期される、タイヤ用ダイナミックバランス検査装置。
  2. 前記同期信号は、前記第1制御器が前記同期待ち状態である場合において前記トリガ信号が前記原点位置を示した場合に第1の信号レベルから当該第1の信号レベルとは異なる第2の信号レベルに遷移するような信号であり、前記第2の信号レベルに遷移した後、前記第1制御器が前記計測中状態において検出すべき最後のデータをサンプリングするまで当該信号レベルが維持されるような信号である、請求項1に記載のタイヤ用ダイナミックバランス検査装置。
  3. 前記第1計測ユニット及び前記第2計測ユニットからそれぞれ出力される前記第1及び第2デジタルデータに基づいて、ダイナミックバランスを演算する演算装置を備え、
    前記第1計測ユニット及び前記第2計測ユニットは、前記第1計測ユニット及び前記第2計測ユニットからそれぞれ出力される前記第1及び第2デジタルデータをデジタル通信線を介して前記演算装置に入力する、請求項1又は2に記載のタイヤ用ダイナミックバランス検査装置。
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