JP5488902B2 - 鍵盤装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電子ピアノや電子オルガンなどの電子鍵盤楽器の鍵盤装置に関する。
従来、電子鍵盤楽器においては、特許文献1に記載されているように、アコースティックピアノの鍵タッチ感に近似した鍵タッチ感を得るために、押鍵操作時に鍵荷重を急激に軽くして、鍵荷重が抜ける感覚のレットオフ効果を付与するクリック感付与部材を備えた構成のものが知られている。
特開平06−318077号公報
この種の電子鍵盤楽器は、鍵の押鍵操作に応じて上下方向に回転して鍵にアクション荷重を付与するハンマー部材を備え、このハンマー部材が回転する際に、クリック感付与部材がハンマー部材に対して鍵荷重を重くした後に、鍵荷重を急激に軽くして、鍵荷重が抜けるような感覚のクリック感を付与することにより、鍵にレットオフ効果を付与するように構成されている。
この場合、クリック感付与部材は、鍵が押鍵されてハンマー部材が回転する際にハンマー部材が当接するローラと、このローラを回転自在に支持してハンマー部材に対する接離方向に弾性変形する板ばねとを備え、鍵が押鍵されてハンマー部材が回転する際に、ハンマー部材がローラに当接して鍵荷重を重くし、ハンマー部材が板ばねのばね力に抗してローラを乗り越えたときに、鍵荷重を急激に軽くして、鍵荷重が抜ける感覚のクリック感を鍵に付与するように構成されている。
しかしながら、このような従来の電子鍵盤楽器では、押鍵操作によって発音信号を出力するスイッチ部と、鍵にクリック感を付与するクリック感付与部材とが、別々に構成され、それぞれ異なる位置に設けられているので、部品の製作精度や組立て精度にバラつきがあると、クリック感付与部材がクリック感を付与するタイミングと、スイッチ部が発音信号を出力するタイミングとがずれてしまい、演奏者に違和感が生じ、良好に演奏することができないという問題がある。
また、この電子鍵盤楽器では、クリック感付与部材が、押鍵操作時にハンマー部材の当接するローラと、このローラを回転自在に支持してハンマー部材に対する接離方向に弾性変形する板ばねとを備えた構成であるから、構造が複雑で、部品点数が多く、組み立て作業が複雑で面倒であるばかりか、コストが高くなるという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、簡単な構造で、部品の共通化を図り、組立て作業性が良く、発音を開始するタイミングとクリック感を付与するタイミングとを合わせ易くして、演奏者が違和感なく良好に演奏することができる鍵盤装置を提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
請求項1に記載の発明は、鍵盤シャーシと、この鍵盤シャーシ上に上下方向に回転可能に設けられた鍵と、前記鍵盤シャーシ上に設けられ、押鍵操作時に前記鍵のスイッチ押圧部によって押圧されて発音信号を出力するスイッチ部材とを備えた鍵盤装置において、前記スイッチ部材は、前記鍵盤シャーシ上に設けられたスイッチ基板と、このスイッチ基板上に設けられた弾性シートに前記鍵の前記スイッチ押圧部によって押圧されて弾性変形する膨出部が形成されたスイッチ部とを備え、このスイッチ部の前記弾性シートには、上下方向に弾性変形する弾性片が前記スイッチ基板から前記鍵の前後方向に沿って延出されており、前記鍵には、その押鍵操作時に前記弾性片を弾性変形させる弾性片押圧部が設けられ、前記弾性片押圧部は、その下端部が前記スイッチ基板から延出された前記弾性片の先端部に対応して形成され、前記弾性片の前記先端部には、前記弾性片押圧部の前記下端部に対応する弾性突起が形成されていることを特徴とする鍵盤装置である。
請求項2に記載の発明は、前記弾性片押圧部が、前記鍵の前記スイッチ押圧部によって前記弾性シートの前記膨出部が押圧されて前記スイッチ部が前記発音信号を出力する際に、前記弾性片を弾性変形させて前記弾性片から離脱することを特徴とする請求項1に記載の鍵盤装置である。
請求項3に記載の発明は、前記弾性片押圧部の前記下端部に、前記弾性片の前記先端部の前記弾性突起を押し下げる当接突起が形成されていると共に、この当接突起に、前記弾性片の先端側に向けて傾斜する当接傾斜面が形成され、前記当接突起よりも上側に位置する前記弾性片押圧部の部分が、前記弾性片の前記先端部から離れる凹形状に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鍵盤装置である。
請求項4に記載の発明は、前記弾性片の前記弾性突起に、前記弾性片の先端側に向けて傾斜して前記当接突起の前記当接傾斜面に対応する弾性傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の鍵盤装置である。
請求項5に記載の発明は、前記弾性片押圧部の下端部よりも上側に位置する前記弾性片押圧部の部分が、前記弾性片の前記先端部から前記弾性片と反対側に向けて離れる形状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の鍵盤装置である。
請求項6に記載の発明は、前記鍵盤シャーシに、前記スイッチ基板から前記鍵の前後方向に沿って延出された前記弾性片の下面における一部を下側から支持する支点部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の鍵盤装置である。
この発明によれば、鍵が押鍵されて、鍵のスイッチ押圧部によってスイッチ部材が押圧されて発音信号を出力する際に、スイッチ基板から延出された弾性シートの弾性片を、鍵の弾性片押圧部が押圧して弾性変形させることにより、鍵荷重を重くし、この後、弾性変形した弾性片を弾性片押圧部が乗り越えて弾性片から離脱することにより、鍵荷重を急激に軽くして、鍵荷重が抜ける感覚のクリック感を鍵に付与することができる。
このため、発音信号を出力するスイッチ部の弾性シートに設けられた弾性片を、鍵に設けられた弾性片押圧部が押圧するだけの構成であるから、構造が簡単で、発音信号を出力するためのスイッチ部の弾性シートに設けられた膨出部、およびクリック感を付与するためのスイッチ部の弾性シートに設けられた弾性片などの部品の共通化を図ることができ、これにより部品点数の増加を抑えて組立て作業性の向上を図ることができると共に、低コスト化をも図ることができるほか、クリック感を付与するタイミングと発音信号を出力するタイミングとを合わせ易くすることができ、これにより演奏者が違和感なく良好に演奏できる。
この発明を電子鍵盤楽器に適用した一実施形態において、鍵が押鍵されていない初期状態を示した断面図である。 図1に示された電子鍵盤楽器において、鍵の弾性片押圧部がスイッチ部の弾性片の上側に位置している状態を示した要部の拡大断面図である。 図1に示された電子鍵盤楽器において、鍵が押されてスイッチ部におけるドーム状の膨出部および弾性片がそれぞれ弾性変形した状態を示した断面図である。 図3に示された電子鍵盤楽器において、鍵の弾性片押圧部がスイッチ部の弾性片を押し下げた状態を示した要部の拡大断面図である。 図3に示された電子鍵盤楽器において、鍵が更に押されて弾性片押圧部がスイッチ部の弾性片を乗り越えて鍵にクリック感を付与した状態を示した断面図である。 図5に示された電子鍵盤楽器において、鍵の弾性片押圧部がスイッチ部の弾性片を乗り越えて鍵にクリック感を付与した際に、弾性片が元の位置に弾性復帰した状態を示した要部の拡大断面図である。 図5に示された電子鍵盤楽器において、鍵が初期位置に戻る途中の状態を示した断面図である。 図7に示された電子鍵盤楽器において、鍵の弾性片押圧部がスイッチ部の弾性片を下側から上側に向けてすり抜ける状態を示した要部の拡大断面図である。 図1〜図8に示された電子鍵盤楽器の押鍵操作時における鍵荷重と鍵ストロークとの特性を示した図である。
以下、図1〜図9を参照して、この発明を電子鍵盤楽器に適用した一実施形態について説明する。
この電子鍵盤楽器は、図1に示すように、楽器ケースの下部ケースを兼ねる鍵盤シャーシ1を備えている。この鍵盤シャーシ1の上部には、複数の鍵2が音階順に並列に配列された状態で、上下方向に回転可能に取り付けられている。
この複数の鍵2は、図示しないが、白鍵と黒鍵とからなっている。ただし、この実施形態では白鍵のみを示す。これらの鍵2の各後端部(図1では左端部)には、図1に示すように、回転支点である肉厚の薄い屈曲部3がそれぞれ設けられている。この屈曲部3は、鍵2の配列方向に沿って連続する共通連結部4に連結されている。この共通連結部4は、図1に示すように、鍵盤シャーシ1の後端上部(図1では左端上部)に設けられた鍵支持部5上にビス5aによって取り付けられている。
すなわち、共通連結部4は、図1に示すように、白鍵用の共通連結部4と黒鍵用の共通連結部4とを有し、これらが上下に重ね合わされた状態で、鍵支持部5上にビス5aによって取り付けられている。これにより、鍵2は、図3および図5に示すように、押鍵操作されると、回転支点である屈曲部3が上下方向に弾性変形することにより、この屈曲部3を中心に上下方向に回転するように構成されている。
また、この鍵2の前側内部(図1では右側内部)には、図1に示すように、鍵盤シャーシ1の鍵ガイド部6が挿入されている。これにより、鍵2は、押鍵操作された際に、鍵ガイド部6が鍵2内を相対的に上下方向に摺動することにより、横振れしないように構成されている。さらに、この鍵2は、図1に示すように、そのほぼ中間部に鍵2の上下位置を規制するための位置規制部7が下側に突出して設けられている。この位置規制部7は、その下部後端に突起部7aが設けられ、この突起部7aが鍵盤シャーシ1の立上り部8に設けられた開口部8a内に挿入した状態で、上下方向に移動するように構成されている。
これにより、位置規制部7は、図5に示すように、鍵2が押し下げられた際に、位置規制部7の下端が鍵盤シャーシ1の立上り部8における開口部8aの下部に設けられた下限ストッパ9に当接することにより、鍵2の下限位置を規制するように構成されている。また、この位置規制部7は、図1に示すように、押鍵された鍵2が初期位置に復帰する際に、位置規制部7の突起部7aが鍵盤シャーシ1の立上り部8における開口部8aの上部に設けられた上限ストッパ10に当接することにより、鍵2の上限位置を規制するように構成されている。
一方、鍵盤シャーシ1の前後方向(図1では左右方向)におけるほぼ中間に位置する上部には、図1および図2に示すように、スイッチ部材11が複数の鍵2の下側に位置した状態で設けられている。このスイッチ部材11は、鍵盤シャーシ1上に取り付けられたスイッチ基板12と、このスイッチ基板12上に設けられて鍵2のスイッチ押圧部13によって押圧されるスイッチ部14とを備えている。
スイッチ基板12は、図1および図2に示すように、鍵2の配列方向に沿って連続する帯板状に形成されている。このスイッチ基板12は、鍵盤シャーシ1における後端部の鍵支持部5と中間部の立上り部8との間にそれぞれ起立して設けられた基板支持部15によって、鍵盤シャーシ1上に取り付けられている。また、スイッチ部14は、図1および図2に示すように、スイッチ基板12上に配置されたゴムシート16を備えている。このゴムシート16は、シリコーンゴムなどの弾力性を有するエラストマからなり、鍵2の配列方向に沿って連続する細長い帯状に形成されている。
この場合、ゴムシート16には、図1および図2に示すように、ドーム形状の膨出部17が、複数の鍵2の各スイッチ押圧部13にそれぞれ対応した状態で、等間隔に形成されている。このドーム形状の膨出部17は、図1および図2に示すように、その反発力(弾性力)によって鍵2のスイッチ押圧部13を押し上げると共に、その反発力に抗して鍵2のスイッチ押圧部13で押圧されると、図3〜図6に示すように、弾性変形するように構成されている。
この場合、ドーム形状の膨出部17内には、図示しないが、スイッチ基板12の上面に設けられた一対の固定接点に接離可能に接触する一対の可動接点が設けられている。これにより、スイッチ部14は、図5および図6に示すように、鍵2のスイッチ押圧部13によってドーム形状の膨出部17が押圧されて弾性変形すると、膨出部17内の一対の可動接点がスイッチ基板12の一対の固定接点に順次接触して、発音信号を出力するように構成されている。
ところで、このスイッチ部14のゴムシート16には、図1および図2に示すように、上下方向に弾性変形する弾性片18が、各鍵2にそれぞれ対応した状態で、スイッチ基板12から鍵2の前側(図1では右側)に向けてそれぞれ延出されている。この弾性片18は、各鍵2にそれぞれ設けられた弾性片押圧部20によって押圧された際に、下側に撓むように弾性変形して、鍵2に負荷を付与するように構成されている。
この場合、鍵2の弾性片押圧部20は、図1および図2に示すように、スイッチ押圧部13の前側(図1では右側)に位置する箇所に、スイッチ押圧部13と一体に形成されている。この弾性片押圧部20は、スイッチ押圧部13の下面よりも下側に突出し、この突出した下端部が弾性片18の前側(図1では右側)に位置する先端部に対応するように構成されている。
すなわち、この弾性片押圧部20は、図3〜図6に示すように、鍵2のスイッチ押圧部13によってスイッチ部14の膨出部14が押圧されてスイッチ部14が発音信号を出力する際に、弾性片18を弾性変形させて弾性片18から離脱するように、スイッチ押圧部13の下面よりも下側に予め定められた長さで突出して形成されている。また、この弾性片押圧部20は、図2に示すように、その下端部が弾性片18の前側に位置する先端部に対応した状態で、その下端部の上部側が弾性片18の先端部から鍵2の前側に向けて離れる形状に形成されている。
この場合、弾性片押圧部20の下端部には、図1および図2に示すように、弾性片18の先端部に当接する断面逆三角形状の当接突起21が形成されている。この当接突起21には、弾性片18の先端側に向けて上側から下側に傾斜する当接傾斜面21aが形成されている。また、この弾性片押圧部20は、その断面逆三角形の当接突起21よりも上部側に位置する部分に、弾性片18の先端部から離れる方向、つまり鍵2の前側(図2では右側)に向けて離れる凹形状の円弧状に湾曲する湾曲部20aが形成されている。
すなわち、この湾曲部20aは、図1に示すように、鍵2の回転支点である屈曲部3を中心とする円弧に沿って形成されている。これにより、湾曲部20aは、図5および図6に示すように、鍵2の弾性片押圧部21が弾性片18の先端部を押圧して乗り越えた後に、弾性片18が元の状態に弾性復帰する際に、弾性片18の先端部が接触せずに、弾性片18の弾性突起19を上方に復帰させるように構成されている。
これにより、弾性片押圧部20は、図3および図4に示すように、鍵2が押鍵操作されてスイッチ押圧部13がスイッチ部14の膨出部17を押圧した際に、当接突起21が弾性片18の先端部を押圧して弾性片18を弾性変形させることにより、鍵荷重が重くなるように構成されている。
また、この弾性片押圧部20は、図5および図6に示すように、当接突起21が弾性片18を弾性変形させて、弾性片18の先端部を乗り越えたときに、弾性片18の先端部から離脱して、鍵荷重を急激に軽くすることにより、鍵荷重が抜ける感覚のクリック感を鍵2に付与するように構成されている。
さらに、この弾性片押圧部20は、図5および図6に示すように、当接突起21が弾性片18の先端部を乗り越えて、弾性片18が弾性復帰する際に、弾性片18の先端部が、湾曲部20aに接触することなく、湾曲部20aに沿って元の状態に復帰するように構成されている。
一方、弾性片18は、図2に示すように、その先端部に断面三角形状の弾性突起19が形成されている。この断面三角形状の弾性突起19は、弾性片押圧部20の当接突起21に対応し、その先端側(図2では右側)に位置する面が、鍵2の前側に向けて上側から下側に傾斜する弾性傾斜面19aに形成されている。この弾性傾斜面19aは、弾性片押圧部20における当接突起21の当接傾斜面21aに対応するように形成されている。
これにより、弾性片18は、図1および図2に示すように、鍵2が押鍵されていない初期状態のときに、鍵2の弾性片押圧部20の当接突起21における当接傾斜面21aの下端部が、弾性片18の弾性突起19における弾性傾斜面19aの上端部に対応して当接するように構成されている。
また、この弾性片18は、図3および図4に示すように、鍵2が押鍵操作されてスイッチ押圧部13がスイッチ部14の膨出部17を押圧して弾性変形させる際に、鍵2の弾性片押圧部20における当接突起21の当接傾斜面21aが弾性突起19の弾性傾斜面19aに当接して、弾性片押圧部21の当接傾斜面21aが弾性突起19の弾性傾斜面19aを押し下げながら、弾性片押圧部21の当接傾斜面21aが弾性突起19の弾性傾斜面19aに沿って摺動することにより、弾性片18が下側に向けて弾性変形して、鍵2に負荷を与えるように構成されている。
また、この弾性片18は、図5および図6に示すように、鍵2の弾性片押圧部20における当接突起21の当接傾斜面21aが弾性突起19の弾性傾斜面19aを押し下げながら摺動して乗り越えた際に、弾性片18が弾性復帰して、弾性片18の弾性突起19が初期位置に戻るように構成されている。
すなわち、この弾性片18は、図7および図8に示すように、鍵2の弾性片押圧部20における当接突起21が弾性片18の弾性突起19を押し下げて乗り越えた後に、鍵2が初期位置に復帰する際に、弾性片18の弾性突起19が鍵2の弾性片押圧部20における当接突起21および湾曲部20aにほとんど接触せずにすり抜けて、鍵2の弾性片押圧部20における当接突起21が弾性片18の弾性突起19上に移動して、鍵2を初期位置に戻すように構成されている。
この場合、鍵盤シャーシ1には、図1〜図8に示すように、スイッチ部材11のスイッチ基板12から鍵2の前側(図1では右側)に向けて延出された弾性片18の下面におけるほぼ中間部を下側から支持する支点部22が設けられている。この支点部22は、鍵盤シャーシ1上におけるスイッチ基板12から鍵2の前側(図1では右側)に位置する箇所に設けられている。
これにより、支点部22は、図3および図4に示すように、鍵2が押鍵操作されて弾性片押圧部20の当接突起21がスイッチ部14の弾性片18の弾性突起19を押圧する際に、支点部22を中心に弾性片18を弾性変形させることにより、弾性片18による反発力を高めて鍵2に対する負荷を増大させると共に、図5および図6に示すように、弾性片18の復帰力を高めて速やかに元の状態に弾性復帰させるように構成されている。
また、この支点部22は、図7および図8に示すように、押鍵された鍵2が初期位置に戻る際に、弾性片18の支点として機能しないように構成されている。すなわち、弾性片18は、押鍵された鍵2が初期位置に戻る際に、図8に示すように、支点が支点部22から、弾性片18におけるスイッチ基板12の端部に位置する復帰支点23に切り替わるように構成されている。これにより、弾性片18は、弾性突起19から復帰支点23までの距離が長くなることにより、上側への弾性変形がし易くなるように構成されている。
次に、この鍵盤装置の作用について説明する。
鍵2が押鍵されていない初期状態では、図1および図2に示すように、鍵2の後端部に設けられた屈曲部3の弾性復帰力によって鍵2が上方に押し上げられていると共に、鍵2のスイッチ押圧部13がスイッチ部材11のスイッチ部14におけるドーム状の膨出部17の反発力(弾性力)によって押し上げられている。
これにより、鍵2は、図1および図2に示すように、鍵2の位置規制部7の突起部7aが鍵盤シャーシ1の立上り部8における開口部8aの上部に設けられた上限ストッパ10に当接し、鍵2が上限位置に規制されている。この状態では、鍵2にこれを押し上げるように負荷が加わっている。また、この状態では、図2に示すように、鍵2の弾性片押圧部20の当接突起21における当接傾斜面21aの下端部が、弾性片18の弾性突起19における弾性傾斜面19aの上端部に対応している。
この状態で、鍵2が押鍵されると、まず、鍵2が回転支点である屈曲部3を中心に図1において時計回りに回転し、鍵2のスイッチ押圧部13がスイッチ部14のドーム形状の膨出部17を押圧して弾性変形させる。このときには、屈曲部3の弾性変形と、スイッチ部14の膨出部17の弾性変形とに伴って、図9の曲線部Aに示すように、鍵荷重が徐々に重くなる。そして、鍵2が更に押し下げられて鍵2のスイッチ押圧部13がスイッチ部14の膨出部17を更に押圧すると、図3および図4に示すように、膨出部17が急激に弾性変形するので、図9の曲線部Bに示すように、鍵荷重が少し軽くなる。
この後、鍵2が更に押し下げられると、図3および図4に示すように、鍵2の弾性片押圧部20における当接突起21の当接傾斜面21aが弾性突起19の弾性傾斜面19aに当接して、当接突起21の当接傾斜面21aが弾性突起19の弾性傾斜面19aを押し下げながら、当接突起21の当接傾斜面21aが弾性突起19の弾性傾斜面19aに沿って摺動する。このときには、弾性片18が鍵盤シャーシ1上の支点部22を中心に弾性変形する。このため、図9の曲線部Cに示すように、鍵荷重が急激に重くなる。
そして、鍵2のスイッチ押圧部13がスイッチ部14の膨出部17を更に押圧すると、図5および図6に示すように、膨出部17内の可動接点がスイッチ基板12の固定接点に接触する。これにより、スイッチ部14が発音信号を出力し、楽音が発音される。このときには、図6に示すように、鍵2の弾性片押圧部20における当接突起21の当接傾斜面21aが、スイッチ部14の弾性片18における弾性突起19の弾性傾斜面19aを押し下げながら摺動して乗り越える。すると、鍵2に対する弾性片18の反発力による負荷がなくなるので、図9の曲線部Dに示すように、鍵荷重が急激に軽くなり、鍵2に鍵荷重が抜ける感覚のクリック感が付与される。
また、このときには、弾性片18が弾性復帰し、この弾性片18の弾性突起19が、鍵2の弾性片押圧部20における湾曲部20aに接触することなく、上側に移動して元の位置に戻る。この状態で、鍵2が更に押し下げられると、鍵2の位置規制部7の下端が鍵盤シャーシ1の立上り部8における開口部8aの下部に設けられた下限ストッパ9に当接することにより、鍵2が下限位置に規制される。このため、図9の曲線部Eに示すように、鍵荷重が再び急激に重くなる。
一方、押鍵された鍵2が初期位置に復帰する際には、図7および図8に示すように、鍵2の後端部に設けられた屈曲部3の弾性復帰力によって鍵2が上方に押し上げられる。これにより、図9の曲線部Fに示すように、鍵荷重が急激に軽くなる。このときには、スイッチ部材11のスイッチ部14におけるドーム状の膨出部17の反発力(弾性復帰力)によって押し上げられる前に、鍵2が屈曲部3の弾性復帰力によって上方に引き上げられる。
このため、図8に示すように、鍵2のスイッチ押圧部13がスイッチ部14の膨出部17の上方に移動し、この鍵2のスイッチ押圧部13とスイッチ部14の膨出部17との間に隙間が生じる。このように、鍵2が屈曲部3を中心に図7において反時計回りに回転する際には、図7および図8に示すように、鍵2の弾性片押圧部20が上方に移動し、この弾性片押圧部20の当接突起21が弾性片18の弾性突起19にほとんど接触することなく、弾性片18の弾性突起19をすり抜けて上方に移動する。
このとき、弾性片押圧部20の当接突起21が弾性片18の弾性突起19に接触した場合には、弾性片18の弾性突起19が弾性片押圧部20の当接突起21によって引き上げられるが、弾性片18はその支点が支点部22から、スイッチ基板12の端部に位置する復帰支点23に切り替わる。このため、弾性片18は、復帰支点23を中心に上方に向けて容易に弾性変形する。これにより、弾性片押圧部20の当接突起21が弾性片18の弾性突起19をすり抜けて上方に移動する。このときには、図9の曲線部Gに示すように、鍵荷重が少し重くなる。
この後は、鍵2がその回転支点である屈曲部3の弾性復帰力によって鍵2が上方に押し上げられると共に、鍵2のスイッチ押圧部13がスイッチ部材11のスイッチ部14におけるドーム状の膨出部17の反発力(弾性復帰力)によって押し上げられる。このため、図9の曲線部Hに示すように、鍵荷重が徐々に軽くなり、図1および図2に示すように、鍵2が初期位置に戻る。
このように、この電子鍵盤楽器によれば、鍵盤シャーシ1上に設けられて押鍵操作時に鍵2のスイッチ押圧部13によって押圧されて発音信号を出力するスイッチ部材11が、スイッチ基板12とスイッチ部14とを備え、このスイッチ部14のゴムシート16に、鍵2のスイッチ押圧部13によって押圧されて弾性変形するドーム状の膨出部17と、スイッチ基板12から鍵2の前側に向けて延出されて上下方向に弾性変形する弾性片18とを設け、鍵2には、その押鍵操作時に弾性片18を弾性変形させて離脱する弾性片押圧部20を設けた構成であるから、簡単な構造で、部品の共通化を図ると共に、発音信号を出力するタイミングとクリック感を付与するタイミングとを合わせ易くすることができ、これにより演奏者が違和感なく良好に演奏できる。
すなわち、この電子鍵盤楽器では、鍵2が押鍵されて、鍵2のスイッチ押圧部13によってスイッチ部14が押圧されて発音信号を出力する際に、スイッチ部14のスイッチ基板12から延出されたゴムシート16の弾性片18を、鍵2の弾性片押圧部20が押圧して弾性変形させることにより、鍵荷重を重くし、この後、弾性変形した弾性片18を弾性片押圧部20が乗り越えて弾性片18から離脱することにより、鍵荷重を急激に軽くして、鍵荷重が抜ける感覚のクリック感を鍵2に付与することができる。
このため、発音信号を出力するスイッチ部14のゴムシート16に設けられた弾性片18を、鍵2に設けられた弾性片押圧部20が押圧するだけの構成であるから、構造が簡単で、発音信号を出力するためのスイッチ部14のゴムシート16に設けられた膨出部17、およびクリック感を付与するためのスイッチ部14のゴムシート16に設けられた弾性片18などの部品の共通化を図ることができ、これにより部品点数の増加を抑えて組立て作業性の向上を図ることができると共に、低コスト化をも図ることができるほか、クリック感を付与するタイミングと発音信号を出力するタイミングとを合わせ易くすることができ、これにより演奏者が違和感なく良好に演奏することができる。
この場合、弾性片押圧部20は、鍵2のスイッチ押圧部13によってスイッチ部14のゴムシート16に形成された膨出部17が押圧されてスイッチ部14が発音信号を出力する際に、スイッチ部14のゴムシート16に形成された弾性片18を弾性変形させて弾性片18から離脱するので、弾性片18の弾性変形によって鍵2にクリック感を確実に且つ良好に付与することができると共に、そのクリック感を付与するタイミングとスイッチ部14が発音信号を出力するタイミングとを一致させ易くすることができ、これにより演奏者が違和感なく良好に演奏することができる。
また、弾性片押圧部20は、その下端部がスイッチ基板12から延出された弾性片18の先端部の弾性突起19に対応すると共に、この下端部よりも上側に位置する弾性片押圧部20の部分が、弾性片18の先端部の弾性突起19から弾性片18と反対側つまり鍵2の前側に向けて離れる形状に形成されていることにより、鍵2が押鍵されて弾性片押圧部20が押し下げられると、この弾性片押圧部20が弾性片18の先端部の弾性突起19を確実に且つ良好に押し下げて弾性変形させることができる。
また、この弾性片押圧部20は、弾性片18の先端部の弾性突起19を乗り越えて、弾性片18が弾性復帰する際に、弾性片18の先端部の弾性突起19が弾性片押圧部20の下端部よりも上側に位置する弾性片押圧部20の部分に干渉することがないので、鍵荷重を急激に軽くして、鍵荷重が抜ける感覚のクリック感を鍵2に確実に且つ良好に付与することができる。
すなわち、この弾性片押圧部20は、その下端部に弾性片18の先端部の弾性突起19を押し下げる当接突起21が形成されていると共に、この当接突起21に弾性片18の先端側に向けて上側から下側に傾斜する当接傾斜面21aが形成され、当接突起21よりも上側に位置する弾性片押圧部20の部分には、弾性片18の先端部の弾性突起19から離れる凹形状の円弧状に湾曲する湾曲部20aが形成されていることにより、弾性片押圧部20の当接傾斜面21aが弾性片18の先端部の弾性突起19を斜めに押圧して、弾性片18を良好に弾性変形させることができる。
このため、弾性片押圧部20の当接傾斜面21aが弾性片18の先端部の弾性突起19を円滑に且つ良好に乗り越えることができると共に、弾性片押圧部20の当接傾斜面21aが弾性片18の先端部の弾性突起19を乗り越えて、弾性片18が元の状態に弾性復帰する際には、弾性片18の先端部の弾性突起19が弾性片押圧部20の湾曲部20aに干渉することがないので、弾性片18の先端部の弾性突起19を円滑に且つ良好に元の状態に弾性復帰させることができる。
また、弾性片18は、その先端部に弾性片押圧部20の当接突起21が当接する弾性突起19が形成されていると共に、この弾性突起19に弾性片18の先端側に向けて上側から下側に傾斜して当接突起21の当接傾斜面21aに対応する弾性傾斜面19aが形成されていることにより、鍵2が押鍵されて弾性片押圧部20が押し下げられると、この弾性片押圧部20の当接突起21の当接傾斜面21aが、弾性片18の弾性突起19の弾性傾斜面19aに当接して摺動しながら、弾性片18の弾性突起19を円滑に且つ良好に押し下げることができる。
このため、弾性片押圧部20における当接突起21の当接傾斜面21aが弾性片18を弾性変形させて、弾性片18の弾性突起19を円滑に且つ良好に乗り越えることができると共に、鍵荷重が抜ける感覚のクリック感を鍵2に良好に付与することができ、また当接突起21の当接傾斜面21aが弾性片18の弾性突起19を乗り越えると、弾性片18を元の状態に円滑に弾性復帰させることができる。
さらに、この電子鍵盤楽器では、鍵盤シャーシ1に、スイッチ基板12から鍵2の前側に延出された弾性片18の下面における一部であるほぼ中間部を下側から支持する支点部22が設けられているので、押鍵操作された鍵2の弾性片押圧部20がスイッチ部14の弾性片18の先端部の弾性突起19を押し下げて、弾性片18を弾性変形させる際に、支点部22を中心に弾性片18を弾性変形させることができ、これにより鍵2に対する弾性片18の反発力を高めることができる。
このため、弾性片18の反発力によって鍵2に対する鍵荷重を、より一層、重くすることができるので、鍵荷重が抜ける感覚のクリック感を強く表現することができると共に、鍵2の弾性片押圧部20がスイッチ部14の弾性片18を弾性変形させて乗り越えた際に、弾性片18を速やかに弾性復帰させることができる。この場合、支点部22は、スイッチ基板12から鍵2の前側に延出された弾性片18の下面に当接する位置を鍵2の前後方向にずらすことにより、弾性片18の反発力を調整することができ、これにより鍵荷重が抜ける感覚のクリック感を調整することができる。
また、この支点部22は、押鍵された鍵2が初期位置に戻る際に、鍵2の弾性片押圧部20の当接突起21が上方に移動して弾性片18の弾性突起19をすり抜けるが、弾性片押圧部20の当接突起21が弾性片18の弾性突起19に接触し、弾性片押圧部20の当接突起21によって弾性片18の弾性突起19が引き上げることがある。このときには、支点部22は、弾性片18の支点として機能しない。
このため、弾性片18は、その支点が支点部22から、弾性片18におけるスイッチ基板12の端部に位置する復帰支点23に切り替わる。これにより、弾性片1は、その弾性突起19から復帰支点23までの距離が長くなるので、弾性片押圧部20の当接突起21によって弾性片18の弾性突起19が引き上げることがあっても、弾性片18を容易に弾性変形させることができる。
なお、上述した実施形態では、ゴムシート16の弾性片18をスイッチ基板12から鍵2の前側に向けて延出した場合について述べたが、これに限らず、弾性片18をスイッチ基板12から鍵2の後側に向けて延出した構成であっても良い。この場合には、鍵2の弾性片押圧部20をスイッチ押圧部13の後部側に一体に形成すれば良い。
また、上述した実施形態では、鍵2の弾性片押圧部20をスイッチ押圧部13に一体に形成した場合について述べたが、必ずしも弾性片押圧部をスイッチ押圧部13に一体に形成する必要はなく、弾性片押圧部を鍵2の所定箇所に一体に形成した構成であっても良い。この場合にも、弾性片押圧部は、鍵2のスイッチ押圧部13によってスイッチ部14の膨出部14が押圧されてスイッチ部14が発音信号を出力する際に、弾性片18を弾性変形させて弾性片18から離脱するように、スイッチ押圧部13の下面よりも下側に予め定められた長さで突出して形成されていれば良い。
さらに、この発明の鍵盤装置は、上述した実施形態に限らず、鍵盤シャーシ1に複数のハンマー部材を各鍵2に対応させた状態で上下方向に回転可能に設け、鍵2の押鍵操作に応じてハンマー部材を回転させて鍵2にアクション荷重を付与する構成のものにも適用することができる。
1 鍵盤シャーシ
2 鍵
3 屈曲部
4 共通連結部
5 鍵支持部
11 スイッチ部材
12 スイッチ基板
13 スイッチ押圧部
14 スイッチ部
15 基板支持部
16 ゴムシート
17 ドーム状の膨出部
18 弾性片
19 弾性突起
19a 弾性傾斜面
20 弾性片押圧部
20a 湾曲部
21 当接突起
21a 当接傾斜面
22 支点部
23 復帰支点

Claims (6)

  1. 鍵盤シャーシと、この鍵盤シャーシ上に上下方向に回転可能に設けられた鍵と、前記鍵盤シャーシ上に設けられ、押鍵操作時に前記鍵のスイッチ押圧部によって押圧されて発音信号を出力するスイッチ部材とを備えた鍵盤装置において、
    前記スイッチ部材は、前記鍵盤シャーシ上に設けられたスイッチ基板と、このスイッチ基板上に設けられた弾性シートに前記鍵の前記スイッチ押圧部によって押圧されて弾性変形する膨出部が形成されたスイッチ部とを備え、
    このスイッチ部の前記弾性シートには、上下方向に弾性変形する弾性片が前記スイッチ基板から前記鍵の前後方向に沿って延出されており、前記鍵には、その押鍵操作時に前記弾性片を弾性変形させる弾性片押圧部が設けられ、
    前記弾性片押圧部は、その下端部が前記スイッチ基板から延出された前記弾性片の先端部に対応して形成され、
    前記弾性片の前記先端部には、前記弾性片押圧部の前記下端部に対応する弾性突起が形成されていることを特徴とする鍵盤装置。
  2. 前記弾性片押圧部は、前記鍵の前記スイッチ押圧部によって前記弾性シートの前記膨出部が押圧されて前記スイッチ部が前記発音信号を出力する際に、前記弾性片を弾性変形させて前記弾性片から離脱することを特徴とする請求項1に記載の鍵盤装置。
  3. 前記弾性片押圧部の前記下端部には、前記弾性片の前記先端部の前記弾性突起を押し下げる当接突起が形成されていると共に、この当接突起には、前記弾性片の先端側に向けて傾斜する当接傾斜面が形成され、前記当接突起よりも上側に位置する前記弾性片押圧部の部分が、前記弾性片の前記先端部から離れる凹形状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の鍵盤装置。
  4. 前記弾性片の前記弾性突起には、前記弾性片の先端側に向けて傾斜して前記当接突起の前記当接傾斜面に対応する弾性傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の鍵盤装置。
  5. 前記弾性片押圧部の下端部よりも上側に位置する前記弾性片押圧部の部分が、前記弾性片の前記先端部から前記弾性片と反対側に向けて離れる形状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の鍵盤装置。
  6. 前記鍵盤シャーシには、前記スイッチ基板から前記鍵の前後方向に沿って延出された前記弾性片の下面における一部を下側から支持する支点部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の鍵盤装置。
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