JP5488259B2 - バンド式コルゲートクランプ - Google Patents

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Description

本発明はバンド式コルゲートクランプに関し、詳しくは、外径の異なるコルゲートチューブであっても同一のコルゲートクランプで密着保持できるものである。
従来、ワイヤハーネスに外装したコルゲートチューブに装着して車体から突設した係止用ステーに取り付けるクランプとして、例えば、実開平6−43309号公報(特許文献1)に示される構造のコルゲートクランプ1が挙げられる。このコルゲートクランプ1は、図7(A)〜(C)に示すように、所定の寸法を有するコルゲートチューブ5の外周全周にわたって密着保持する半円弧状部2a、3aを有する上部部材2と下部部材3をヒンジ部6を介して接続した構造となっており、半円弧状部2a、3aには、コルゲートチューブ5の谷部に嵌合させるリブ2a−1、3a−1を設けている。また、上部部材2の半円弧状部2aの自由端側には車体から突設した係止用ステー4が挿入係止される挿入係止穴2b−1を有する係止部本体2bを設ける一方、下部部材3の半円弧状部3aの自由端側には前記係止部本体2bの下面側を覆う蓋部3bを設けており、該蓋部3bには前記挿入係止穴2b−1と連通する挿入穴を3b−1を設けている。また、上部部材2と下部部材3とを閉状態としてコルゲートチューブ5を半円弧状部2a、3a内に密着保持するために、上部部材2の係止部本体2bの両側に被ロック部2cを設ける一方、下部部材3の蓋部3b両側の対応位置には前記被ロック部2cに係止するロック部3cを設けている。
したがって、前記構成のコルゲートクランプ1では、コルゲートチューブ5を半円弧状部2a、3aで挟み込んで上部部材2と下部部材3を閉状態とし、係止部本体2bの挿入係止穴2b−1と連通する蓋部3bの挿入穴3b−1の下方側より係止用ステー4を挿入して、係止部本体2b内部に設けたロック爪2b−2を係止用ステー4に設けた被ロック穴(図示せず)に係止させることにより、コルゲートチューブ5を密着保持したコルゲートクランプ1を係止用ステー4に取り付けることができる。
実開平6−43309号公報
ワイヤハーネスに外装するコルゲートチューブとしては、内部に挿通するワイヤハーネスの外径に応じて種々の寸法のコルゲートチューブを用いる場合が多い。しかし、前記構成のコルゲートクランプ1では、装着するコルゲートチューブ5の外径に応じて、上部、下部部材2、3の半円弧状部2a、3aの径を変える必要があるため、コルゲートチューブ5の寸法毎の種々のコルゲートクランプ1が必要となり、部品点数が増大し、部品管理が大変になるという問題がある。
本発明は、外径の異なるコルゲートチューブであっても同一のコルゲートクランプで密着保持することを可能とし、よって、用いられるコルゲートクランプの種類を少なくして部品点数の低減を図ることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、ワイヤハーネスに外装するコルゲートチューブに装着した状態で、車体から突設した係止用ステーに取り付けるコルゲートクランプであって、
前記係止用ステーが挿入される挿入係止穴を備えると共に、該挿入係止穴の開口端面の両側にロック爪が突設された係止部本体と、
前記係止部本体に連続させて伸長したバンド部とを一体的に備え、
前記バンド部の一面には、前記係止部本体との連結端から所要長さ領域に、前記コルゲートチューブの谷部に嵌合させる係止リブが長さ方向に間隔をあけて突設され、かつ、該領域からバンド部の先端側にかけた他面に厚肉部が間隔をあけて突設され、各厚肉部に前記挿入係止穴と連通する挿入穴が設けられていると共に、該厚肉部の両側に前記ロック爪を貫通させるロック爪貫通穴が設けられ、かつ前記厚肉部の両側面に前記ロック爪が挿入係止するロック爪嵌合凹部が設けられていることを特徴とするバンド式コルゲートクランプを提供している。
前記のように、本発明のコルゲートクランプでは、車体側の係止用ステーが挿入係止される係止部本体にバンド部を連続させる構成としている。即ち、バンド部をコルゲートチューブの外周面に巻き付けてコルゲートチューブを保持できるため、外径の異なる複数種類のコルゲートチューブに同一のコルゲートクランプを装着することが可能となる。また、前記のように、バンド部一面の、前記係止部本体との連結端からの所要長さ領域において、コルゲートチューブの谷部に嵌合させる係止リブを長さ方向に間隔をあけて突設している。よって、バンド部をコルゲートチューブの外周面に巻き付ける際に係止リブをコルゲートチューブの谷部に嵌合させるだけで、コルゲートチューブの位置ずれ等を防止してコルゲートチューブを密着保持することができる。
さらに、本発明では、前記係止リブを設けた前記領域からバンド部の先端側にかけたバンド部の他面に、係止部本体から突設したロック爪を挿入係止させるロック爪嵌合凹部を両側面に設けた厚肉部を間隔をあけて複数設けると共に、該厚肉部の両側には前記ロック爪を貫通させるロック爪貫通穴を設けている。したがって、前記複数の厚肉部のうち、装着するコルゲートチューブの外径に応じた厚肉部を係止部本体の挿入係止穴形成面上に位置させ、前記挿入係止穴の開口端面両側に突設したロック爪を厚肉部両側のロック爪貫通穴に貫通させると共に、貫通したロック爪を厚肉部両側面のロック爪嵌合凹部に挿入係止するだけで、外径の異なるいずれのコルゲートチューブにバンド部を巻き付けてもバンド部の先端側を確実に係止部本体に固定することができる。
よって、本発明のコルゲートクランプによれば、外径の異なるコルゲートチューブを容易かつ確実に密着保持することができるため、自動車にワイヤハーネスを配索する際に用いられるコルゲートクランプの種類を少なくして部品点数の低減を図ると共に、部品管理も容易化することができる。
前記各厚肉部は、装着対象とする各コルゲートチューブにバンド部を巻き付けたときに係止部本体の挿入係止穴形成面上に位置されるように配置しておくことが好ましい。したがって、外径の大きなコルゲートチューブに対応する厚肉部は、外径の小さなコルゲートチューブに対応する厚肉部よりもバンド部先端寄りの位置に配置される。
前記各厚肉部の形状は特に限定されないが、ロック爪嵌合凹部の形成し易さ等の点から、バンド部長さ方向の断面が台形である扁平な四角錐台形状とすることが好ましい。また、各厚肉部の厚さも特に限定されないが、ロック爪を確実に挿入係止できるロック爪嵌合凹部が形成できる程度の厚さとすることが好ましい。
また、前記のように、厚肉部には係止部本体の挿入係止穴と連通する挿入穴を設けているため、車体から突設した係止用ステーを前記挿入穴を介して係止部本体の挿入係止穴に挿入して係止することができる。前記厚肉部に設ける挿入穴は、挿入係止穴と略同一形状としていることが好ましい。
前記バンド部の一面に係止リブを長さ方向に間隔をあけて突設する領域の長さとしては、装着対象とするいずれのコルゲートチューブにバンド部を巻き付けても、該領域の先端が係止部本体の挿入係止穴に到達しない長さとしておく必要がある。該領域の先端が係止部本体の挿入係止穴に到達してしまうと、係止部本体側のロック爪と厚肉部側のロック爪嵌合凹部との嵌合が困難になるためである。
また、バンド部の長さ方向に隣接する係止リブ間には、開口を設けていることが好ましい。前記開口を設けることにより、バンド部をコルゲートチューブの外周面に沿わせて巻き易くすることができる。
前記バンド部に設ける前記係止リブは、該バンド部の幅方向に複数列を配列していることが好ましい。
前記のように、バンド部の係止リブをバンド部の幅方向にも複数列設けて、コルゲートチューブの谷部との嵌合箇所を増やすことで、コルゲートチューブをより確実に密着保持することができる。
前述したように、本発明によれば、車体側の係止用ステーが挿入係止される係止部本体にバンド部を連続させている。即ち、バンド部をコルゲートチューブの外周面に巻き付けてコルゲートチューブを保持できるため、外径の異なる複数種類のコルゲートチューブに同一のコルゲートクランプを装着することが可能となる。また、バンド部一面の、前記係止部本体との連結端からの所要長さ領域において、コルゲートチューブの谷部に嵌合させる係止リブを長さ方向に間隔をあけて突設している。よって、バンド部をコルゲートチューブの外周面に巻き付ける際に係止リブをコルゲートチューブの谷部に嵌合させるだけで、コルゲートチューブの位置ずれ等を防止してコルゲートチューブを密着保持することができる。
さらに前記のように、係止リブを設けた領域の先端からバンド部の先端側にかけたバンド部の他面に、係止部本体から突設したロック爪を挿入係止させるロック爪嵌合凹部を両側面に設けた厚肉部を間隔をあけて複数設けると共に、該厚肉部の両側に前記ロック爪を貫通させるロック爪貫通穴を設けている。よって、前記複数の厚肉部のうち、装着するコルゲートチューブの外径に応じた厚肉部を係止部本体の挿入係止穴形成面上に位置させ、挿入係止穴の開口端面両側に突設したロック爪を厚肉部両側のロック爪貫通穴に貫通させると共に、貫通させたロック爪を厚肉部両側面のロック爪嵌合凹部に挿入係止させるだけで、外径の異なるいずれのコルゲートチューブにバンド部を巻き付けてもバンド部の先端側を係止部本体に確実に固定することができる。
よって、本発明のコルゲートクランプによれば、外径の異なるコルゲートチューブを容易かつ確実に密着保持することができるため、自動車にワイヤハーネスを配索する際に用いられるコルゲートクランプの種類を少なくして部品点数の低減を図ることができると共に、部品管理も容易化することができる。
本実施形態のバンド式コルゲートクランプの概略斜視図であり、バンド部を伸長させた状態を示している。 (A)は図1のバンド式コルゲートクランプの平面図、(B)は正面図、(C)はA方向(他面側)から見た平面図、(D)はB方向から見た側面図である。 他面側の厚肉部を示す図1の要部拡大図である。 コルゲートチューブにバンド式コルゲートクランプを装着した状態を示し、(A)は概略斜視図、(B)はC−C線断面図である。 (A)は係止部本体のロック爪が厚肉部両側面のロック爪嵌合凹部に挿入係止した状態を示すバンド式コルゲートクランプの要部拡大図、(B)はD−D線断面図、(C)は挿入係止穴に係止用ステーが挿入係止された状態を示す断面図である。 コルゲートチューブの概略断面図である。 従来例を示す図面であり、(A)はコルゲートクランプの開放状態での正面図、(B)コルゲートクランプの平面図、(C)はコルゲートチューブに装着したコルゲートクランプを係止用ステーに取り付けた状態の斜視図である。
以下、本発明のバンド式コルゲートクランプの実施形態を図1〜図6を参照して説明する。
本実施形態のバンド式コルゲートクランプ10は、図4に示すように、ワイヤハーネスW/Hに外装するコルゲートチューブ30に装着して、車体から突設した係止用ステー31に取り付けるコルゲートクランプであって、本実施形態のバンド式コルゲートクランプ10は、谷部30aの外径寸法Rが13mm、15mm、17mm、19mmの4種類のコルゲートチューブ30を密着保持できるようにしている。
バンド式コルゲートクランプ10は、図1、図2、図4に示すように、係止用ステー31を挿入係止する直方体状の係止部本体11と、該係止部本体11に連続させて伸長しコルゲートチューブ30の外周面に巻き付けて該チューブ30を保持するバンド部15とを一体的に設けた樹脂成形品である。
係止部本体11には、係止用ステー31が挿入される挿入係止穴12を設けていると共に、挿入係止穴12の開口端面の長辺側11aにロック爪13を対向して設けている。挿入係止穴12の内周面には、図5(B)、(C)に示すように、挿入された係止用ステー31の被係止穴32に係止される係止爪14を設けている。
バンド部15は、一方のロック爪13を形成した端面11aを係止部本体11との連結端とし、該連結端から端面11aと同一幅で係止部本体11の長さ方向に伸長している。バンド部15は、途中の分岐端11cまでは係止部本体11と一体化させているため係止部本体11の外側面11b−1がバンド部15の一面15aの一部を形成しているが、分岐端11cから先端側ではバンド部15を係止部本体11の外側面11b−2から離間させた帯状体としている。バンド部15の連結端11aから連続する一面15aは、コルゲートチューブ30に巻き付けた際にコルゲートチューブ30の外周面と接触するクランプ内面側の面であり、分岐端11cから連続するバンド部15の他面15bは、コルゲートチューブ30に巻き付けた際にコルゲートチューブ30と接触しないクランプ外面側の面である。
コルゲートチューブ30の外周面と接触するバンド部15の一面15aには、連結端11aから所要長さ領域Xに、コルゲートチューブ30の谷部30aに嵌合させる係止リブ16を間隔をあけて設けていると共に、該係止リブ16をバンド部15の幅方向にも間隔をあけて複数列並設している。係止リブ16を配置する前記領域Xの長さとしては、装着対象とするいずれのコルゲートチューブ30にバンド部15を連結端11a側から巻き付けても、前記領域Xの先端が係止部本体11の挿入係止穴12に到達しない長さとしている。
具体的には、本実施形態では谷部の外径寸法Rが13mm、15mm、17mm、19mmの4種類のコルゲートチューブ30を装着対象としているため、外径寸法Rが最小の13mmのコルゲートチューブ30にバンド部15を連結端11a側から順に巻き付けても、前記領域Xの先端が係止部本体11の挿入係止穴12に到達しないように領域Xの長さを設定している。本実施形態では、前記領域X内に係止リブ16を長さ方向に間隔をあけて4列突設すると共に、隣接する係止リブ16間に矩形状の開口17を設けている。また、前記のように、係止リブ16を幅方向にも間隔をあけて設けており、本実施形態では係止リブ16(16a、16b)を幅方向に3山分の間隔(L)をあけて2列設けている[図4(B)、図6]。なお、本実施形態で装着する前記4種類のコルゲートチューブ30の1山分の間隔dは共に3.5mmであるため、3山分の間隔Lは、L=3×d=10.5mmとしている。
バンド部15の前記係止リブ16を設けた領域Xの先端からバンド部15の先端側にかけて、バンド部15の他面15bに厚肉部18を間隔をあけて複数個(本実施形態では4個)設けている。厚肉部18は、装着対象とするコルゲートチューブ30の外周にバンド部15を連結端11a側から巻き付けていったときに、該厚肉部18が係止部本体11の挿入係止穴12形成面上に位置されるように配置している。本実施形態では、係止リブ16を設けた領域Xに最も近い厚肉部18aは、谷部の外径寸法Rが13mmのコルゲートチューブ30の外周にバンド部15を連結端11a側から巻き付けたときに、該厚肉部18aが係止部本体11の挿入係止穴12形成面上に位置されるように配置し、2番目の厚肉部18bは外径寸法R=15mmのコルゲートチューブ30に巻き付けたときに、該厚肉部18bが係止部本体11の挿入係止穴12形成面上に位置されるように配置している。同様に、3番目の厚肉部18cは外径寸法R=17mmのコルゲートチューブ30に巻き付けたときに、該厚肉部18cが係止部本体11の挿入係止穴12形成面上に位置されるように配置し、4番目の厚肉部18dは外径寸法R=19mmのコルゲートチューブ30に巻き付けたときに、該厚肉部18dが係止部本体11の挿入係止穴12形成面上に位置されるように配置している。
厚肉部18は、バンド部15の長さ方向断面が台形状の扁平な四角錐台形状としている。また、厚肉部18の両側には、前記挿入係止穴12の開口端面に突設したロック爪13を貫通させるロック爪貫通穴19を設け、厚肉部18の傾斜した両側面には、ロック爪貫通穴19を貫通したロック爪13が挿入係止するロック爪嵌合凹部20を設けている。さらに、厚肉部18には、係止部本体11の挿入係止穴12と連通する挿入穴21を設け、該挿入穴21を介して車体から突設した係止用ステー31を係止部本体11の挿入係止穴12に挿入係止できるようにしている。厚肉部18の厚さは、前記ロック爪13が確実に挿入係止できるロック爪嵌合凹部20を形成できる程度の厚さとしている。
以下、本実施形態のコルゲートクランプ10をコルゲートチューブ30の所定位置に装着する手順について説明する。
まず、コルゲートチューブ30をコルゲートクランプ10のバンド部一面15aの連結端11a側にセットする。この際、コルゲートチューブ30の長さ方向がコルゲートクランプ10のバンド部15と直交するように配置すると共に、クランプ装着位置のコルゲートチューブ30の谷部30a(30a−1、30a−2)にバンド部一面15aに設けた係止リブ16(16a、16b)を嵌合させる。バンド部15を連結端11a側から順にコルゲートチューブ30の外周に巻き付け、バンド部15の前記領域X内に設けた係止リブ16を順次谷部30aに嵌合させる。
谷部の外径寸法が13mmのコルゲートチューブ30に本実施形態のコルゲートクランプ10のバンド部15を巻き付けた場合には、領域Xに最も近い厚肉部18aが係止部本体11の挿入係止穴12形成面上に位置する。よって、挿入係止穴12の開口端面11aの両側に突設したロック爪13を、厚肉部18aの両側に設けたロック爪貫通穴19にそれぞれ貫通させ、厚肉部18aの両側面に設けたロック爪嵌合凹部20に前記ロック爪13を挿入係止することにより、外径寸法13mmのコルゲートチューブ30にコルゲートクランプ10を装着することができる。
なお、バンド部15先端側の厚肉部18b、18c、18dは不要になるため、装着後、当該部分をニッパー等で切断することが好ましい。
また、谷部の外径寸法が15mmのコルゲートチューブ30に本実施形態のコルゲートクランプ10のバンド部15を巻き付けた場合には、2番目の厚肉部18bが係止部本体11の挿入係止穴12形成面上に位置する。よって、両側のロック爪13を厚肉部18b両側のロック爪貫通穴19にそれぞれ貫通させ、厚肉部18b両側面のロック爪嵌合凹部20に前記ロック爪13をそれぞれ挿入係止することにより、外径寸法15mmのコルゲートチューブ30にコルゲートクランプ10を装着することができる。なお、バンド部15先端側の厚肉部18c、18dは不要となるため、装着後、当該部分をニッパー等で切断することが好ましい。
谷部の外径寸法が17mmのコルゲートチューブ30に本実施形態のコルゲートクランプ10のバンド部15を巻き付けた場合には、3番目の厚肉部18cが係止部本体11の挿入係止穴12形成面上に位置する。よって、両側のロック爪13を厚肉部18c両側のロック爪貫通穴19にそれぞれ貫通させ、厚肉部18c両側面のロック爪嵌合凹部20に前記ロック爪13をそれぞれ挿入係止することにより、外径寸法17mmのコルゲートチューブ30にコルゲートクランプ10を装着することができる。なお、バンド部15先端側の厚肉部18dは不要部分となるため、装着後、当該部分をニッパー等で切断することが好ましい。
谷部の外径寸法が19mmのコルゲートチューブ30に本実施形態のコルゲートクランプ10のバンド部15を巻き付けた場合には、4番目の厚肉部18dが係止部本体11の挿入係止穴12形成面上に位置する。よって、両側のロック爪13を厚肉部18d両側のロック爪貫通穴19にそれぞれ貫通させ、厚肉部18d両側面のロック爪嵌合凹部20に前記ロック爪13をそれぞれ挿入係止することにより、外径寸法19mmのコルゲートチューブ30にコルゲートクランプ10を装着することができる[図5(A)、(B)]。
コルゲートチューブ30にコルゲートクランプ10を装着後、係止部本体11の挿入係止穴12と連通した厚肉部18の挿入穴21に、車体から突設した係止用ステー31を挿入する。これにより、挿入係止穴12内の係止爪14が、挿入係止穴12内に挿入された係止用ステー31の被係止穴32に係止し、係止用ステー31へのコルゲートクランプ10の取り付けが完了する[図4(A)、図5(C)]。
前記のように、本実施形態では、車体側の係止用ステー31が挿入係止される係止部本体11にバンド部15を連続させているため、バンド部15をコルゲートチューブ30の外周面に巻き付けてコルゲートチューブ30を保持できる。よって、外径の異なる複数種類のコルゲートチューブ30に装着することが可能となる。また、バンド部一面15aの、係止部本体11との連結端11aからの所要長さ領域Xにおいて、コルゲートチューブ30の谷部30aに嵌合させる係止リブ16を長さ方向および幅方向に間隔をあけて突設している。よって、バンド部15をコルゲートチューブ30の外周面に巻き付ける際に係止リブ16をコルゲートチューブ30の谷部30aに嵌合させるだけで、コルゲートチューブ30の位置ずれ等を防止してコルゲートチューブ30を密着保持することができる。
さらに、前記のように、係止リブ16を設けた前記領域Xの先端からバンド部15の先端側にかけたバンド部の他面15bに、係止部本体11から突設したロック爪13を挿入係止させるロック爪嵌合凹部20を両側面に設けた厚肉部18(18a、18b、18c、18d)を間隔をあけて設けると共に、該厚肉部18の両側に前記ロック爪13を貫通させるロック爪貫通穴19を設けている。よって、前記4個の厚肉部18のうち、装着するコルゲートチューブ30の外径(R=13mm、15mm、17mm、19mm)に応じた厚肉部18を係止部本体11の挿入係止穴12形成面上に位置させ、挿入係止穴12の開口端面両側に突設したロック爪13を厚肉部18両側のロック爪貫通穴19に貫通させると共に、ロック爪13を厚肉部18両側面のロック爪嵌合凹部20に挿入係止させるだけで、外径の異なるいずれのコルゲートチューブ30にバンド部15を巻き付けてもバンド部15の先端側を係止部本体11に確実に固定することができる。
よって、本実施形態のコルゲートクランプ10によれば、外径の異なる4種類コルゲートチューブ30を容易かつ確実に密着保持することができるため、自動車にワイヤハーネスを配索する際に用いられるコルゲートクランプ10の種類を少なくして部品点数の低減を図ることができると共に、部品管理も容易化することができる。
10 コルゲートクランプ
11 係止部本体
12 挿入係止穴
13 ロック爪
15 バンド部
15a 一面
15b 他面
16 係止リブ
18 厚肉部
19 ロック爪貫通穴
20 ロック爪嵌合凹部
21 挿入穴
30 コルゲートチューブ
31 係止用ステー

Claims (2)

  1. ワイヤハーネスに外装するコルゲートチューブに装着した状態で、車体から突設した係止用ステーに取り付けるコルゲートクランプであって、
    前記係止用ステーが挿入される挿入係止穴を備えると共に、該挿入係止穴の開口端面の両側にロック爪が突設された係止部本体と、
    前記係止部本体に連続させて伸長したバンド部とを一体的に備え、
    前記バンド部の一面には、前記係止部本体との連結端から所要長さ領域に、前記コルゲートチューブの谷部に嵌合させる係止リブが長さ方向に間隔をあけて突設され、かつ、該領域からバンド部の先端側にかけた他面に厚肉部が間隔をあけて突設され、各厚肉部に前記挿入係止穴と連通する挿入穴が設けられていると共に、該厚肉部の両側に前記ロック爪を貫通させるロック爪貫通穴が設けられ、かつ前記厚肉部の両側面に前記ロック爪が挿入係止するロック爪嵌合凹部が設けられていることを特徴とするバンド式コルゲートクランプ。
  2. 前記バンド部に設ける前記係止リブは、該バンド部の幅方向に複数列を配列している請求項1に記載のバンド式コルゲートクランプ。
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