JP5487183B2 - 蓄電装置の充電容量パラメータ推定装置 - Google Patents

蓄電装置の充電容量パラメータ推定装置 Download PDF

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Description

本発明は、充放電可能な蓄電装置において、その充電容量を表す充電容量パラメータを推定する蓄電装置の充電容量パラメータ推定装置に関する。
従来、電池の容量を推定する推定装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。この推定装置は、電池の容量として、残存容量を推定するものであり、コントローラと、電池と負荷との間で流れる電流を検出する電流検出回路などを備えている。
この推定装置では、同文献の図4に示すように、電池がコントローラに接続されたときに、残存容量CAが初期値(100%)に設定される。そして、電池の放電動作が実行されたときに、放電電流Iに基づいて、放電可能容量Ciと、1制御周期の間に実際に放電された実放電容量CHとを算出し、この実放電容量CHの放電可能容量Ciに対する百分率CBを算出するとともに、残存容量CAから百分率CBを減算することにより、残存容量CAが算出される。
特開平8−339835号公報
上記従来の推定装置によれば、最初に、残存容量CAをその初期値(100%)に設定した後、電池の放電動作が実行されるごとに、その放電動作による残存容量の低下分を減算することによって、残存容量CAを算出する手法であるため、蓄電池のような、充電動作および放電動作を繰り返す蓄電装置に適用した場合、充電された電気量を残存容量CAに正確に反映させることができず、その結果、残存容量CAを精度よく算出することができないという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、充放電可能な蓄電装置において、その充電容量を表す充電容量パラメータを精度よく推定することができる蓄電装置の充電容量パラメータ推定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、制御装置(ECU2)により発生電圧が制御される発電装置5と発電装置5から発生電圧が供給される電気機器(補機6)とに電気的に接続され、制御装置による発電装置5の発生電圧の制御により、充電容量を表す充電容量パラメータ(推定充電容量What)に応じて、発電装置5からの充電動作と電気機器への放電動作とが制御される蓄電装置(バッテリ4)において、充電容量パラメータを推定する蓄電装置の充電容量パラメータ推定装置1であって、蓄電装置の充放電状態を検出する充放電状態検出手段(センサ装置3)と、蓄電装置が電気機器への放電動作を実行するように発電装置5の発生電圧が制御されている場合において、蓄電装置の充電状態が検出されているとき(ステップ11,15の判別結果がYESのとき)に、蓄電装置の実際の充電容量が充電容量パラメータが表す充電容量よりも小さいと推定する推定手段(ECU2、ステップ18)と、を備えることを特徴とする。
この蓄電装置の充電容量パラメータ推定装置によれば、蓄電装置が電気機器への放電動作を実行するように発電装置の発生電圧が制御されている場合において、蓄電装置の充電状態が検出されているときに、蓄電装置の実際の充電容量が充電容量パラメータが表す充電容量よりも小さいと推定される。この蓄電装置においては、制御装置による発電装置の発生電圧の制御により、充電容量パラメータに応じて、発電装置からの充電動作と電気機器への放電動作とが制御されるので、蓄電装置が電気機器への放電動作を実行するように発電装置の発生電圧が制御されている場合、その時点での充電容量パラメータが表す充電容量は、放電動作を実行するのに適した値であると推定されていることになる。そのように推定されているにもかかわらず、蓄電装置の充電状態が検出されているときには、蓄電装置の実際の充電容量がその時点での充電容量パラメータが表す充電容量よりも小さい状態にあると推定できる。以上のように、蓄電装置の実際の充電容量が充電容量パラメータが表す充電容量よりも小さい状態にあるということを、精度よく推定することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の蓄電装置の充電容量パラメータ推定装置1において、制御装置は、蓄電装置の実際の充電容量が充電容量パラメータが表す充電容量よりも小さいと推定されたときに、蓄電装置への充電動作によって充電容量パラメータが表す充電容量が所定値(所定の補正項WD)分、増大するように、発電装置5の発生電圧を制御する充電制御を実行し(ステップ1,4)、推定手段は、充電制御が終了したときに、充電容量パラメータが表す充電容量が所定値分、減少するように、充電容量パラメータを補正する(ステップ46)ことを特徴とする。
この蓄電装置の充電容量パラメータ推定装置によれば、蓄電装置の実際の充電容量が充電容量パラメータが表す充電容量よりも小さいと推定されたときに、蓄電装置への充電動作によって充電容量パラメータが表す充電容量が所定値分、増大するように、発電装置の発生電圧を制御する充電制御が実行される。そして、充電制御が終了したときに、充電容量パラメータが表す充電容量が所定値分、減少するように、充電容量パラメータが補正されるので、この所定値を適切に設定することによって、推定されている充電容量パラメータが表す充電容量を蓄電装置の実際の充電容量に近づけることができ、それにより、充電容量パラメータの推定精度を向上させることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の蓄電装置の充電容量パラメータ推定装置11において、推定手段は、蓄電装置の実際の充電容量が充電容量パラメータが表す充電容量よりも小さいと推定したときに、充電容量パラメータが表す充電容量が所定値(所定の補正項WD)分、減少するように、充電容量パラメータを補正し(ステップ52)、制御装置は、充電容量パラメータの補正が実行されたときに、蓄電装置への充電動作によって充電容量パラメータが表す充電容量が所定値分、増大するように、発電装置5の発生電圧を制御する(ステップ1,4)ことを特徴とする。
この蓄電装置の充電容量パラメータ推定装置によれば、蓄電装置の実際の充電容量が充電容量パラメータが表す充電容量よりも小さいと推定されたときに、充電容量パラメータが表す充電容量が所定値分、減少するように、充電容量パラメータが補正される。そして、充電容量パラメータの補正が実行されたときに、蓄電装置への充電動作によって充電容量パラメータが表す充電容量が所定値分、増大するように、発電装置の発生電圧が制御されるので、この所定値を適切に設定することによって、推定されている充電容量パラメータが表す充電容量を蓄電装置の実際の充電容量に近づけることができ、それにより、充電容量パラメータの推定精度を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る蓄電装置の充電容量パラメータ推定装置の構成を模式的に示す図である。 発電制御処理を示すフローチャートである。 充電容量判定処理を示すフローチャートである。 推定充電容量の算出処理を示すフローチャートである。 低容量時補正処理を示すフローチャートである。 バッテリの実際の充電容量が推定充電容量よりも小さいときの制御結果例を示すタイミングチャートである。 低容量時補正処理の変形例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る蓄電装置の充電容量パラメータ推定装置による推定充電容量の算出処理を示すフローチャートである。 推定充電容量の算出に用いるマップの一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る蓄電装置の充電容量パラメータ推定装置について説明する。図1に示すように、この充電容量パラメータ推定装置1は、ECU2およびセンサ装置3を備えており、これらはいずれも車両Vに搭載されている。このECU2は、センサ装置3および発電装置5に電気的に接続されており、後述するように、発電制御処理などの各種の制御処理を実行する。
この車両Vには、蓄電装置としてのバッテリ4、発電装置5および補機6などが搭載されている。このバッテリ4は、鉛蓄電池タイプのものであり、発電装置5および補機6に電気的に接続されている。このバッテリ4の場合、後述するように、ECU2により発電装置5の発生電圧が制御されることによって、充電容量パラメータとしての充電容量が制御される。この充電容量は、バッテリ4を放電状態に保持した場合において、バッテリ4の電圧が終止電圧に到達するまでの間にバッテリ4から取り出すことが可能な電気量(単位:Ah)に相当する。
また、発電装置5は、図示しない交流発電機と、この交流発電機を制御するための制御回路(図示せず)とを組み合わせたものである。この交流発電機は、車両Vのエンジン(図示せず)に機械的に連結されており、エンジンの動力で駆動されたときに、発電するように構成されている。また、制御回路は、ECU2に電気的に接続されており、後述するように、ECU2からの指令信号が入力されたときに、その指令信号が表す要求電圧VACGを発生するように、交流発電機の発生電圧を制御する。すなわち、発電装置5による発電が実行される。その際、電流は、発電装置5から補機6側に流れるとともに、バッテリ4の充電容量が低いときには、バッテリ4側にも流れるように構成されている。
さらに、補機6(電気機器)は、空調装置や音響機器などで構成されており、発電装置5および/またはバッテリ4からの電力供給によって作動する。
一方、センサ装置3(充放電状態検出手段)は、センサ素子と電気回路(いずれも図示せず)を組み合わせたものであり、バッテリ電流IBAT、バッテリ端電圧VBATおよびバッテリ温度TBを検出して、それらを表す検出信号をECU2に出力する。このバッテリ温度TBは、バッテリ4の温度を表すものであり、バッテリ端電圧VBATは、バッテリ4の出力端子間の電圧を表すものである。
また、バッテリ電流IBATは、バッテリ4と発電装置5との間、またはバッテリ4と補機6との間を流れる電流であり、発電装置5からバッテリ4側に流れているとき、すなわちバッテリ4が充電状態にあるときには正値として検出されるとともに、バッテリ4から補機6側に流れているとき、すなわちバッテリ4が放電状態にあるときには負値として検出される。
さらに、前述したECU2は、CPU、RAM、ROMおよびI/Oインターフェース(いずれも図示せず)などからなるマイクロコンピュータで構成されており、センサ装置3の検出信号になど基づいて、各種の制御処理を実行する。具体的には、以下に述べるように、発電制御処理、推定充電容量算出処理および充電容量判定処理などを実行する。なお、本実施形態では、ECU2が制御装置および推定手段に相当する。
次に、図2を参照しながら、ECU2によって実行される発電制御処理について説明する。本処理は、発電装置5の発生電圧を制御するものであり、所定の制御周期ΔT(例えば10msec)で実行される。なお、以下の説明において算出または設定される各種の値は、ECU2のRAM内に記憶されるものとする。
同図に示すように、まず、ステップ1(図では「S1」と略す。以下同じ)で、低容量フラグF_SC_LOWが「1」であるか否かを判別する。この低容量フラグF_SC_LOWは、後述する充電容量判定処理において、バッテリ4の実際の充電容量がその推定値である推定充電容量Whatよりも小さいか否かに基づいて設定される。
ステップ1の判別結果がYESで、バッテリ4の実際の充電容量が推定充電容量Whatよりも小さいと判定されているときには、バッテリ4への充電を実行すべきであると判定して、ステップ4に進み、充電制御処理を実行する。この充電制御処理では、通常時、要求電圧VACGは、制御タイミングごとに、所定の充電用値Vchgまで漸増するように設定されるとともに、所定の充電用値Vchgに達したときには、それ以降、所定の充電用値Vchgに保持される。なお、バッテリ4への充電を迅速に行う条件が成立しているときには、最初の制御タイミングで、要求電圧VACGが所定の充電用値Vchgに設定される。
次に、ステップ7に進み、ステップ4で算出した要求電圧VACGを表す指令信号を発電装置5に出力した後、本処理を終了する。それにより、発電装置5の発生電圧が所定の充電用値Vchgまで上昇するように制御されることで、電流が発電装置5からバッテリ4側に流れ、バッテリ4への充電が実行される。
一方、ステップ1の判別結果がNOで、F_SC_LOW=0のときには、ステップ2に進み、推定充電容量Whatが所定の目標充電容量Wobjと所定値WAとの和Wobj+WAよりも大きいか否かを判別する。この推定充電容量Whatは、バッテリ4の充電容量の推定値であり、後述するように算出される。また、所定の目標充電容量Wobjは、推定充電容量Whatの目標となる値であり、例えば、バッテリ4の充電レベルSOC(state-of-charge)が80%程度になるような値に設定されている。さらに、所定値WAは値0に近い正の所定値に設定されている。
ステップ2の判別結果がYESで、What>Wobj+WAのときには、バッテリ4を放電状態に制御すべきであると判定して、ステップ6に進み、放電制御処理を実行する。この放電制御処理では、要求電圧VACGは、制御タイミングごとに、所定の放電用値Vdschgまで漸減するように設定されるとともに、所定の放電用値Vdschgに達したときには、それ以降、所定の放電用値Vdschgに保持される。
次に、ステップ7に進み、ステップ6で算出した要求電圧VACGを表す指令信号を発電装置5に出力した後、本処理を終了する。それにより、発電装置5の発生電圧は、所定の放電用値Vdschgまで漸減するように制御されるとともに、所定の放電用値Vdschgに達した以降、放電用値Vdschgに保持される。その結果、電流がバッテリ4から補機6側に流れることで、バッテリ4が放電状態になる。
一方、ステップ2の判別結果がNOのときには、ステップ3に進み、推定充電容量Whatが値Wobj−WAよりも小さいか否かを判別する。この判別結果がYESで、What<Wobj−WAのときには、バッテリ4への充電を実行すべきであると判定して、前述したように、ステップ4,7を実行した後、本処理を終了する。
一方、ステップ3の判別結果がNOで、Wobj−WA≦What≦Wobj+WAのとき、すなわちWhat≒Wobjが成立しているときには、バッテリ4の充電容量を保持すべきであると判定して、ステップ5に進み、保持制御処理を実行する。この保持制御処理では、What≒Wobjが成立している状態を保持するように、要求電圧VACGが設定される。このように要求電圧VACGが設定されることにより、推定充電容量WhatがWhat≒Wobjが成立するように保持される。その結果、所定値IaをIa>0,Ia≒0が成立する値としたときに、バッテリ電流IBATが値0付近の所定範囲(−Ia≦IBAT≦Ia)の値に保持される。
次に、ステップ7に進み、ステップ5で設定した要求電圧VACGを表す指令信号を発電装置5に出力した後、本処理を終了する。
次に、図3を参照しながら、ECU2によって実行される充電容量判定処理について説明する。本処理は、バッテリ4の実際の充電容量が推定充電容量Whatよりも小さいか否かを判定し、その判定結果に基づいて、低容量フラグF_SC_LOWの値を設定するものであり、前述した所定の制御周期ΔTで実行される。
同図に示すように、まず、ステップ10で、発電装置5(図では「ACG」と表記する。以下同じ)が発電中であるか否かを判別する。この判別結果がNOのときには、ステップ19、20で、放電状態カウンタの計数値CTおよび充電継続カウンタの計数値CT2をいずれも値0に設定し、次に、ステップ21で、低容量フラグF_SC_LOWを「0」に設定した後、本処理を終了する。
一方、ステップ10の判別結果がYESで、発電装置5が発電中のときには、ステップ11に進み、要求電圧VACGが前述した所定の放電用値Vdschg以下であるか否かを判別する。この判別結果がNOのときには、前述したように、ステップ19〜21を実行した後、本処理を終了する。
一方、ステップ11の判別結果がYESで、前述した放電制御処理の実行により、VACGV≦dschgとなっているときには、ステップ12に進み、バッテリ端電圧VBATが所定の放電判定値Vjud以下であるか否かを判別する。この判別結果がNOのときには、前述したように、ステップ19〜21を実行した後、本処理を終了する。
一方、ステップ12の判別結果がYESのときには、ステップ13に進み、放電状態カウンタの計数値CTを、その前回値CTzと値1の和(CTz+1)に設定する。すなわち、放電状態カウンタの計数値CTを値1分、インクリメントする。この放電状態カウンタは、前述した放電制御処理の実行中、バッテリ端電圧VBATが所定の放電判定値Vjud以下に保持されている時間を計時するためのものである。
ステップ13に続くステップ14で、放電状態カウンタの計数値CTが所定値CREF1以上であるか否かを判別する。この判別結果がNOのときには、前述したように、ステップ20,21を実行した後、本処理を終了する。
一方、ステップ14の判別結果がYESで、バッテリ端電圧VBATが所定の放電判定値Vjud以下に保持されている時間が値ΔT・CREF1に達したときには、ステップ15に進み、バッテリ電流IBATが値0よりも大きいか否かを判別する。この判別結果がNOで、バッテリ4が充電状態にないときには、バッテリ4の実際の充電容量が推定充電容量Whatに近い状態にあると判定して、前述したように、ステップ20,21を実行した後、本処理を終了する。
一方、ステップ15の判別結果がYESで、バッテリ4が充電状態にあるときには、ステップ16に進み、充電継続カウンタの計数値CT2を、その前回値CT2zと値1の和(CT2z+1)に設定する。すなわち、充電継続カウンタの計数値CT2を値1分、インクリメントする。この充電継続カウンタは、前述した放電制御処理の実行中、バッテリ4が充電状態に保持されている時間を計時するためのものである。
ステップ16に続くステップ17で、充電継続カウンタの計数値CT2が所定値CREF2以上であるか否かを判別する。この判別結果がNOのときには、前述したように、ステップ21を実行した後、本処理を終了する。
一方、ステップ17の判別結果がYESで、放電制御処理の実行中、バッテリ4が充電状態に保持されている時間が値ΔT・CREF2に達したときには、バッテリ4の実際の充電容量が推定充電容量Whatよりも小さい状態にあると判定して、ステップ18に進み、それを表すために、低容量フラグF_SC_LOWを「1」に設定した後、本処理を終了する。
以上のように、この充電容量判定処理では、前述した図2の発電制御処理で、What>Wobj+WAが成立し、放電制御処理の実行により、要求電圧VACGが所定の放電用値Vdschgに保持されている場合において、バッテリ4が充電状態にあるときには、バッテリ4の実際の充電容量が推定充電容量Whatよりも小さいと判定されるとともに、その判定結果を表すために、低容量フラグF_SC_LOWが「1」に設定される。
次に、図4を参照しながら、ECU2によって実行される推定充電容量の算出処理について説明する。本処理は、前述した推定充電容量Whatを算出するものであり、前述した所定の制御周期ΔTで実行される。なお、本実施形態では、推定充電容量Whatが充電容量パラメータに相当する。
同図に示すように、まず、ステップ30で、低容量フラグF_SC_LOWが「1」であるか否かを判別する。この判別結果がNOのときには、ステップ31に進み、推定充電容量の暫定値の前回値Wtempzを、RAM内に記憶されている推定充電容量Whatに設定する。
次いで、ステップ32に進み、推定充電容量の暫定値Wtempを、その前回値Wtempzと値ΔT・IBATの和(Wtempz+ΔT・IBAT)に設定する。ステップ32に続くステップ33で、推定充電容量Whatをその暫定値Wtempに設定した後、本処理を終了する。
一方、ステップ30の判別結果がYESのとき、すなわちバッテリ4の実際の充電容量が推定充電容量Whatよりも小さいと判定されているとともに、前述した充電制御処理が実行されているときには、ステップ34に進み、低容量時補正処理を実行する。この低容量時補正処理は、推定充電容量Whatをバッテリ4の実際の充電容量に近づけるように補正するためのものであり、図5に示すように実行される。
同図に示すように、まず、ステップ40で、低容量フラグの前回値F_SC_LOWzが「1」であるか否かを判別する。この判別結果がNOで、今回の制御タイミングが低容量時補正処理の1回目の実行タイミングであるときには、ステップ41に進み、判定値Wjudを、RAM内に記憶されている推定充電容量Whatと所定の補正項WDの和(What+WD)に設定する。この所定の補正項WDは、比較的小さい正の所定値に設定されている。
次いで、ステップ42に進み、推定充電容量の暫定値の前回値Wtempzを、RAM内に記憶されている推定充電容量Whatに設定する。
一方、ステップ40の判別結果がYESで、今回の制御タイミングが低容量時補正処理の2回目以降の実行タイミングであるときには、ステップ43に進み、推定充電容量の暫定値の前回値Wtempzを、RAM内に記憶されている推定充電容量の暫定値Wtempに設定する。
以上のステップ42または43に続くステップ44で、推定充電容量の暫定値Wtempを、その前回値Wtempzと値ΔT・IBATの和(Wtempz+ΔT・IBAT)に設定する。
次いで、ステップ45に進み、推定充電容量の暫定値Wtempが判定値Wjud以上であるか否かを判別する。この判別結果がNOのときには、そのまま本処理を終了する。
一方、ステップ45の判別結果がYESで、Wtemp≧Wjudのときには、ステップ46に進み、推定充電容量Whatを、暫定値Wtempから補正項WDを減算した値(Wtemp−WD)に設定する。
次いで、ステップ47に進み、推定充電容量Whatの補正が終了したことで、低容量時補正処理および前述した充電制御処理を終了すべきであると判定して、それを表すために、低容量フラグF_SC_LOWを「0」に設定する。その後、本処理を終了する。
図4に戻り、ステップ34で、低容量時補正処理を以上のように実行した後、図4の推定充電容量の算出処理を終了する。
以上のような低容量時補正処理を実行することにより、バッテリ4の実際の充電容量が推定充電容量Whatよりも小さいと推定されるときに、推定充電容量Whatを補正項WD分、バッテリ4の実際の充電容量に近づけることができる。
次に、図6を参照しながら、以上の各種の制御処理を実行した場合において、バッテリ4の実際の充電容量が推定充電容量Whatよりも小さいときの制御結果例について説明する。同図に示すように、時刻t1で、放電制御処理が開始されると、それ以降、要求電圧VACGが所定の放電用値Vdschgまで漸減し、それに伴って、バッテリ電流IBATも減少する。そして、時刻t2で、要求電圧VACGが所定の放電用値Vdschgに達すると、それ以降、要求電圧VACGが所定の放電用値Vdschgに保持される。
さらに、放電制御処理の実行中、時間の経過に伴い、バッテリ端電圧VBATが所定の放電判定値Vjud以下に保持されている時間が値ΔT・CREF1に達した時点(時刻t3)で、バッテリ4の実際の充電容量が推定充電容量Whatよりも小さい状態となることで、IBAT>0となり、バッテリ4が充電状態になる。さらに、時間の経過に伴い、バッテリ4が充電状態に保持されている時間が値ΔT・CREF2に達した時点(時刻t4)で、バッテリ4の実際の充電容量が推定充電容量Whatよりも小さいと判定され、低容量フラグF_SC_LOWが「1」に設定される。
以上のように、第1実施形態の充電容量パラメータ推定装置1によれば、図2のステップ6での放電制御処理の実行中、図3のステップ14および17の判別結果がいずれもYESとなったとき、すなわち、要求電圧VACGが所定の放電用値Vdschgに保持されている時間が値ΔT・CREF1に達した場合において、それ以降、バッテリ4が充電状態に保持されている時間が値ΔT・CREF2に達したときには、バッテリ4の実際の充電容量が推定充電容量Whatよりも小さい状態にあると判定され、低容量フラグF_SC_LOWが「1」に設定される。
この場合、放電制御処理は、What>Wobj+WAが成立しているときに実行されるので、推定充電容量Whatがバッテリ4の実際の充電容量と同じか、それ以上である場合には、バッテリ4が放電状態に制御されることになる。それにもかかわらず、バッテリ4が充電状態にあるときには、バッテリ4の実際の充電容量がその時点での推定充電容量Whatよりも小さいと推定することができる。以上により、バッテリ4の実際の充電容量が推定充電容量Whatよりも小さい状態にあるということを、精度よく推定することができる。特に、バッテリ4の交換などに起因して、推定充電容量Whatがバッテリ4の実際の充電容量をかなり上回るような算出誤差(ずれ)を生じた場合でも、そのような算出誤差の発生を精度よく推定することができる。
また、図2の充電容量判定処理は、放電制御処理の実行中のとき、すなわちWhat>Wobj+WAが成立しているときにのみ実行され、What≦Wobj+WAのときには実行されないので、バッテリ4の実際の充電容量の変更幅を抑制しながら、バッテリ4の実際の充電容量が推定充電容量Whatよりも小さい状態にあることを推定することができる。
さらに、バッテリ4の実際の充電容量が推定充電容量Whatよりも小さい状態にあると判定され、低容量フラグF_SC_LOWが「1」に設定されたときには、図2のステップ4で充電制御処理が実行されるとともに、図5の低容量時補正処理が実行される。それにより、バッテリ4の実際の充電容量が補正項WD分、増大するように、充電制御処理が実行されるとともに、その充電制御処理が終了した時点(ステップ45の判別結果がYESとなった時点)で、推定充電容量Whatが補正項WD分、減少するように補正されるので、推定充電容量Whatを補正項WD分、バッテリ4の実際の充電容量に近づけることができる。
したがって、バッテリ4の実際の充電容量が推定充電容量Whatよりも小さい状態にある場合には、制御の進行に伴って、図3の充電容量判定処理と図5の低容量時補正処理が繰り返し実行されることになり、それにより、推定充電容量Whatを、補正項WD分ずつ、バッテリ4の実際の充電容量に漸近させることができ、その算出精度を向上させることができる。特に、上述したように、バッテリ4の交換などに起因して、推定充電容量Whatがバッテリ4の実際の充電容量をかなり上回るような算出誤差を生じた場合でも、制御の進行に伴って、そのような算出誤差を漸減することができる。
なお、前述した図4のステップ34における低容量時補正処理として、前述した図5の補正処理に代えて、図7に示す補正処理を用いてもよい。この図7と図5を比較すると明らかなように、図7の補正処理の場合、ステップ51,52,57の内容以外は、図5の補正処理と同じであるので、以下、異なる点を中心として説明するとともに、それら以外の説明を省略する。
図7に示すように、まず、ステップ50の判別結果がNOのときには、ステップ51で、判定値Wjudを、RAM内に記憶されている推定充電容量Whatに設定する。次に、ステップ52で、推定充電容量の暫定値の前回値Wtempzを、RAM内に記憶されている推定充電容量Whatから補正項WDを減算した値(What−WD)に設定する。
さらに、ステップ55の判別結果がYESのときには、ステップ56に進み、推定充電容量Whatを暫定値Wtempに設定する。次いで、ステップ57で、前述したステップ47と同様に、低容量フラグF_SC_LOWを「0」に設定した後、本処理を終了する。
以上のような図7の低容量時補正処理を実行した場合でも、図5の低容量時補正処理を実行した場合と同じ作用効果を得ることができる。すなわち、バッテリ4の実際の充電容量が推定充電容量Whatよりも小さいと推定されるときに、推定充電容量Whatを補正項WD分、バッテリ4の実際の充電容量に近づけることができる。
なお、第1実施形態は、蓄電装置として、鉛蓄電池タイプのバッテリ4を用いた例であるが、本発明の蓄電装置はこれに限らず、充放電可能なものであればよい。例えば、蓄電装置として、充放電可能な蓄電池やスーパーキャパシタなどを用いてもよい。
また、第1実施形態は、充電容量パラメータとして、推定充電容量Whatを用いた例であるが、本発明の充電容量パラメータはこれに限らず、蓄電装置の充電容量を表すものであればよい。例えば、充電容量パラメータとして、蓄電装置の充電可能な最大充電容量から推定充電容量Whatを減算した値を用いてもよい。さらに、充電容量パラメータとして、充電レベルSOCや、値100から充電レベルSOCを減算した値を用いてもよく、その場合には、推定充電容量Whatに基づいて、充電レベルSOCを算出すればよい。
さらに、第1実施形態は、制御装置として、ECU2を用いた例であるが、本発明の制御装置はこれに限らず、蓄電装置の充電動作および放電動作を制御できるものであればよい。例えば、制御装置として、制御回路を用いてもよい。
一方、第1実施形態は、発電装置として、交流発電機タイプの発電装置5を用いた例であるが、本発明の発電装置はこれに限らず、発生電圧が制御可能なものであればよい。例えば、発電装置として、直流発電機タイプのものを用いてもよい。
また、第1実施形態は、電気機器として、車両に搭載された補機6を用いた例であるが、本発明の電気機器はこれに限らず、電力供給によって作動するものであればよい。例えば、電気機器として、電気モータまたは電磁アクチュエータを内蔵した機器などを用いてもよい。
さらに、第1実施形態は、充放電状態検出手段として、センサ装置3を用いた例であるが、本発明の充放電状態検出手段はこれに限らず、蓄電装置の充放電状態を検出できるものであればよい。例えば、充放電状態検出手段として、電流を検出する電流センサを用いてもよい。
次に、本発明の第2実施形態に係る蓄電装置の充電容量パラメータ推定装置について説明する。本実施形態の充電容量パラメータ推定装置は、第1実施形態の充電容量パラメータ推定装置1と比較して、機械的な構成および電気的な構成は同一であり、制御処理の内容のみが異なっているので、以下、異なる点を中心に説明する。また、第1実施形態と同一の構成に対しては同じ符号を付すとともに、その説明を省略する。
この充電容量パラメータ推定装置はECU2を備えており、このECU2では、発電制御処理として、前述した図2の発電制御処理において、ステップ1を省略した内容の制御処理が実行されるとともに、前述した図3の充電容量判定処理は実行されない。また、ECU2では、推定充電容量の算出処理として、前述した図4の算出処理に代えて、図8に示す算出処理が前述した所定の制御周期ΔTで実行される。
すなわち、同図に示すように、まず、ステップ60で、発電装置5が発電中であるか否かを判別する。この判別結果がNOのときには、ステップ67に進み、算出条件カウンタの計数値CT3を値0に設定した後、本処理を終了する。一方、ステップ60の判別結果がYESのときには、ステップ61に進み、−Ia≦IBAT≦Iaが成立しているか否かを判別する。この判別結果がNOのときには、上述したように、ステップ67を実行した後、本処理を終了する。
一方、ステップ61の判別結果がYESで、バッテリ電流IBATが値0付近にあるときには、ステップ62に進み、VACG−α≦VBAT≦VACG+αが成立しているか否かを判別する。この値αは、正の所定値であり、このステップ62は、補機6の負荷が不安定な状態(急減や急増するような状態)にあるか否かを判別するためのものである。
このステップ62の判別結果がNOで、補機6の負荷が不安定な状態にあるときには、ステップ67を実行した後、本処理を終了する。一方、ステップ62の判別結果がYESで、補機6の負荷が安定した状態にあるときには、ステップ63に進み、バッテリ端電圧の平均値VBATaveを算出する。この平均値VBATaveは、所定個数のバッテリ端電圧VBATを用い、移動平均演算によって算出される。
ステップ63に続くステップ64で、算出条件カウンタの計数値CT3を、その前回値CT3zと値1の和(CT3z+1)に設定する。すなわち、算出条件カウンタの計数値CT3を値1分、インクリメントする。この算出条件カウンタは、推定充電容量Whatの算出条件が成立した状態の継続時間(前述したステップ60〜62の判別結果がいずれもYESとなる状態の継続時間)を計時するためのものである。
次に、ステップ65に進み、算出条件カウンタの計数値CT3が所定値CREF3以上であるか否かを判別する。この判別結果がNOのときには、そのまま本処理を終了する。
一方、ステップ65の判別結果がYESで、推定充電容量Whatの算出条件が成立した状態の継続時間が値ΔT・CREF3に達したときには、ステップ66に進み、バッテリ端電圧の平均値VBATaveおよびバッテリ温度TBに応じて、図9に示すマップを検索することにより、推定充電容量Whatを算出する。同図におけるi,jは正の整数である。以上のように、ステップ66で推定充電容量Whatを算出した後、本処理を終了する。
なお、本実施形態では、ECU2が制御装置および推定手段に相当し、センサ装置3が電流検出手段および電圧検出手段に相当する。さらに、バッテリ電流IBATが蓄電装置の充放電動作中に流れる電流に相当し、バッテリ端電圧VBATおよびバッテリ端電圧の平均値VBATaveが蓄電装置の電圧に相当する。また、図9のマップが蓄電装置の電圧と充電容量パラメータとの相関関係を表す相関関係モデルに相当し、推定充電容量Whatが充電容量パラメータに相当する。
以上のように、第2実施形態の充電容量パラメータ推定装置によれば、発電制御処理によってバッテリ電流IBATが値0付近の所定範囲(−Ia≦IBAT≦Ia)内に保持されているときに、バッテリ端電圧の平均値VBATaveが算出されるとともに、バッテリ電流IBATが値0付近に保持されている時間が値ΔT・CREF3分、継続したときに、バッテリ端電圧の平均値VBATaveおよびバッテリ温度TBに応じて、図9に示すマップを検索することにより、推定充電容量Whatが算出される。この場合、バッテリ電流IBATが値0付近に保持されているときのバッテリ端電圧VBATは、バッテリ4の開放電圧に近いと見なすことができるので、そのようなバッテリ端電圧VBATの平均値VBATaveを用いることによって、発電装置10の発電中でも、推定充電容量Whatを精度よく算出することができる。
なお、第2実施形態は、蓄電装置の電圧と充電容量パラメータとの相関関係を表す相関関係モデルとして、図9のマップを用いた例であるが、本発明の相関関係モデルはこれに限らず、蓄電装置の電圧と充電容量パラメータとの相関関係を表すものであればよい。例えば、相関関係モデルとして、蓄電装置の電圧と充電容量パラメータとの関係を定義した数式を用いてもよく、数式とマップを組み合わせて用いてもよい。
1 充電容量パラメータ推定装置
2 ECU(制御装置、推定手段)
3 センサ装置(充放電状態検出手段、電流検出手段、電圧検出手段)
4 バッテリ(蓄電装置)
5 発電装置
6 補機(電気機器)
What 推定充電容量(充電容量パラメータ)
WD 所定の補正項(所定値)
IBAT バッテリ電流(蓄電装置の充放電動作中に流れる電流)
VBAT バッテリ端電圧(蓄電装置の電圧)
VBATave バッテリ端電圧の平均値(蓄電装置の電圧)

Claims (3)

  1. 制御装置により発生電圧が制御される発電装置と当該発電装置から発生電圧が供給される電気機器とに電気的に接続され、前記制御装置による前記発電装置の発生電圧の制御により、充電容量を表す充電容量パラメータに応じて、前記発電装置からの充電動作と前記電気機器への放電動作とが制御される蓄電装置において、前記充電容量パラメータを推定する蓄電装置の充電容量パラメータ推定装置であって、
    前記蓄電装置の充放電状態を検出する充放電状態検出手段と、
    前記蓄電装置が前記電気機器への放電動作を実行するように前記発電装置の発生電圧が制御されている場合において、前記蓄電装置の充電状態が検出されているときに、前記蓄電装置の実際の充電容量が前記充電容量パラメータが表す充電容量よりも小さいと推定する推定手段と、
    を備えることを特徴とする蓄電装置の充電容量パラメータ推定装置。
  2. 前記制御装置は、前記蓄電装置の実際の充電容量が前記充電容量パラメータが表す充電容量よりも小さいと推定されたときに、前記蓄電装置への充電動作によって前記充電容量パラメータが表す充電容量が所定値分、増大するように、前記発電装置の発生電圧を制御する充電制御を実行し、
    前記推定手段は、前記充電制御が終了したときに、前記充電容量パラメータが表す充電容量が前記所定値分、減少するように、前記充電容量パラメータを補正することを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置の充電容量パラメータ推定装置。
  3. 前記推定手段は、前記蓄電装置の実際の充電容量が前記充電容量パラメータが表す充電容量よりも小さいと推定したときに、前記充電容量パラメータが表す充電容量が所定値分、減少するように、前記充電容量パラメータを補正し、
    前記制御装置は、前記充電容量パラメータの補正が実行されたときに、前記蓄電装置への充電動作によって前記充電容量パラメータが表す充電容量が前記所定値分、増大するように、前記発電装置の発生電圧を制御することを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置の充電容量パラメータ推定装置。
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