JP5485490B2 - 粘着テープ、及びその製造方法 - Google Patents
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Description
JIS Z0237 2000に準拠して測定した。ただし、ステンレスSUS304の表面仕上げは、JIS G4305に規定されたBAの状態のまま行った(剥離角度:180°)
粘着テープを10m/分の速度で巻き戻したときの抵抗力(N/25mm)を測定した。測定は23℃×50%RHの環境下で行った。
上記の初期粘着強度の測定後のステンレス板上に、粘着剤に由来する汚染の発生の有無を目視にて観測評価した。評価基準は以下のとおりである。
汚染の発生が認められた場合:×
各実施例、比較例において、下記の成形条件にしたがって、共押出T−ダイフィルム成形法によって成形した。
基材層 ;230℃
粘着剤層 ;180℃
共押出温度;230℃
前記成形条件を用いた共押出T−ダイフィルム成形法によって、ポリプロピレンを主成分とする基材層(厚さ:35μm)、高密度ポリエチレンを主成分とし、エチレン/ビニルアルコール共重合体とステアリルイソシアネートの反応生成物(一方社油脂工業社製、ピーロイル1010S)、及びフェノール系酸化防止剤A(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、イルガノックス1010)を含有する背面処理層(厚さ:5μm)、並びにプロピレン/1−ブテン/4−メチル−1−ペンテン共重合体(プロピレン:50モル%、1−ブテン:20モル%、4−メチル−1−ペンテン:30モル%)、スチレン/イソプレン/スチレンブロック共重合体の水素添加物(クラレ社製、セプトン2063)、及びエチレン/プロピレン共重合体からなる粘着剤層(厚さ:15μm)とを、それぞれ表1に示す重量比組成で有する3層構造の粘着テープ(厚さ55μm)を得た。
上記背面処理層が上記フェノール系酸化防止剤Aを含有しない以外は、実施例1と同様にして3層構造の粘着テープを得た。
上記背面処理層がエチレン/ビニルアルコール共重合体とステアリルイソシアネートの反応生成物とフェノール系酸化防止剤Aとを含有しないこと以外は、実施例1と同様にして3層構造の粘着テープを得た。
上記粘着剤層を、表1に示すとおり、エチレン/α−オレフィンコオリゴマー(三井化学工業社製、ルーカントHC−20)を追加した組成物からなるものとしたこと、及び上記背面処理剤と上記フェノール系酸化防止剤Aの添加量を変更したこと以外は、実施例1と同様にして3層構造の粘着テープを得た。
上記背面処理層が上記フェノール系酸化防止剤Aを含有しないこと以外は、実施例2と同様にして3層構造の粘着テープを得た。
上記基材層を、表1に示すとおり、直鎖状低密度ポリエチレンからなるものとしたこと、及び上記背面処理剤と上記フェノール系酸化防止剤Aの添加量を変更したこと以外は、実施例1と同様にして3層構造の粘着テープを得た。
上記背面処理層が上記フェノール系酸化防止剤Aを含有しないこと以外は、実施例3と同様にして3層構造の粘着テープを得た。
上記背面処理層を、表1に示すとおり、ホモポリプロピレンを主成分とし、エチレン/ビニルアルコール共重合体とステアリルイソシアネートの反応生成物とフェノール系酸化防止剤Aを含む組成物からなるものとしたこと以外は、実施例2と同様にして3層構造の粘着テープを得た。
上記背面処理層が上記フェノール系酸化防止剤Aを含有しないこと以外は、実施例4と同様にして3層構造の粘着テープを得た。
上記背面処理層を、表1に示すとおり、ホモポリプロピレンからなり、エチレン/ビニルアルコール共重合体とステアリルイソシアネートの反応生成物とフェノール系酸化防止剤Aを含まないものとしたこと以外は、実施例4と同様にして3層構造の粘着テープを得た。
上記背面処理剤、及び上記フェノール系酸化防止剤Aを、ポリビニルアルコールとステアリルイソシアネートの反応生成物(アシオ産業社製、アシオレジンRA−95HS)、及びフェノール系酸化防止剤B(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、イルガノックスHP2225)に変更し、粘着剤層をスチレン/エチレン/ブチレン/スチレン共重合体(旭化成社製、タフテックH1221)100重量%に変更し、背面処理層は低密度ポリエチレンを主成分としたこと以外は、実施例1と同様にして3層構造の粘着テープを得た。
上記背面処理層が上記フェノール系酸化防止剤Bを含有しないこと以外は、実施例5と同様にして3層構造の粘着テープを得た。
上記背面処理層が、ポリビニルアルコールとステアリルイソシアネートの上記反応生成物と上記フェノール系酸化防止剤Bを含有しないこと以外は、実施例5と同様にして粘着剤を塗布した粘着テープを得た。
b)LDPE:低密度ポリエチレン(密度:0.92g/cm3、三井化学社製)
c)PP:ホモポリプロピレン(三井化学社製)
d)背面処理剤A:エチレン/ビニルアルコール共重合体とステアリルイソシアネートの反応生成物(一方社油脂工業社製、ピーロイル1010S)
e)背面処理剤B:ポリビニルアルコールとステアリルイソシアネートの反応生成物(アシオ産業社製、アシオレジンRA−95HS)
f)フェノール系酸化防止剤A:(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、イルガノックス1010)
g)フェノール系酸化防止剤B:(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、イルガノックスHP2225)
h)E/P共重合体A:エチレン/プロピレン共重合体(三井化学工業社製、タフマーA4085W)
i)LLDPE:直鎖状低密度ポリエチレン(密度:0.94g/cm3、三井化学社製)
j)P/B/4−MP:プロピレン/1−ブテン/4−メチル−1−ペンテン共重合体(プロピレン:50モル%、1−ブテン:20モル%、4−メチル−1−ペンテン:30モル%、三井化学社製)
k)E/P共重合体B:エチレン/プロピレン共重合体(三井化学工業社製、タフマーA0280G)
l)E/α−オレフィンコオリゴマー:エチレン/α−オレフィンコオリゴマー(三井化学工業社製、ルーカントHC−20)
m)SEPS:スチレン/イソプレン/スチレンブロック共重合体の水素添加物(クラレ社製、セプトン2063)
n)SEBS:スチレン/エチレン/ブチレン/スチレン共重合体(旭化成社製、タフテックH1221)
Claims (6)
- 基材層、当該基材層の片面に形成された背面処理層、及び当該基材層のもう一方の片面に形成された粘着剤層が共押出成形により一体に形成されてなる粘着テープであって、
前記背面処理層が、活性水酸基含有ポリビニル重合体と長鎖アルキルイソシアネート化合物との反応生成物からなる背面処理剤及び酸化防止剤を含む組成物からなり、
前記背面処理層が、ポリオレフィン系樹脂、及び/又はポリ塩化ビニル系樹脂を含有し、
前記組成物100重量部中、前記酸化防止剤を0.1〜5.0重量部含有することを特徴とする粘着テープ。 - 前記活性水酸基含有ポリビニル重合体が、ポリビニルアルコール、及び/又はエチレン/ビニルアルコール共重合体である請求項1に記載の粘着テープ。
- 前記酸化防止剤が、フェノール系酸化防止剤である請求項1〜2のいずれかに記載の粘着テープ。
- 前記組成物が、前記組成物100重量部中、前記背面処理剤を0.5〜50重量部含有してなる請求項1〜3のいずれかに記載の粘着テープ。
- 前記粘着剤層が、オレフィン共重合体、及び/又は芳香族基含有オレフィン/ジエン共重合体、又はその水素添加物からなる合成ゴムを主成分とする請求項1〜4のいずれかに記載の粘着テープ。
- 基材層と、当該基材層の片面に設ける活性水酸基含有ポリビニル重合体と長鎖アルキルイソシアネート化合物との反応生成物からなる背面処理剤並びに酸化防止剤を含む組成物からなる背面処理層と、当該基材層のもう一方の片面に設ける粘着剤層とを、共押出成形により一体に形成する工程を有し、
前記背面処理層が、ポリオレフィン系樹脂、及び/又はポリ塩化ビニル系樹脂を含有し、
前記組成物100重量部中、前記酸化防止剤を0.1〜5.0重量部含有することを特徴とする粘着テープの製造方法。
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