JP5485204B2 - ネットワーク品質測定方法、遅延揺らぎ推定装置、ネットワーク監視システム、及びプログラム - Google Patents
ネットワーク品質測定方法、遅延揺らぎ推定装置、ネットワーク監視システム、及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5485204B2 JP5485204B2 JP2011045667A JP2011045667A JP5485204B2 JP 5485204 B2 JP5485204 B2 JP 5485204B2 JP 2011045667 A JP2011045667 A JP 2011045667A JP 2011045667 A JP2011045667 A JP 2011045667A JP 5485204 B2 JP5485204 B2 JP 5485204B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- delay
- network
- fluctuation
- delay fluctuation
- node
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Description
しかし近年、トラヒック増加傾向にある映像ストリーム配信、VoIP等といったリアルタイム性が要求されるアプリケーションでは、遅延の要因となるパケットシェイピングを大きくかけられなかったり、パケット遅延が品質に直接影響するため、数秒以下のバースト特性を監視することが非常に重要となっている(非特許文献1)。
(システム構成)
図1は、本発明の実施の形態1によるネットワーク監視システム10の構成図である。図1に示すように、本実施の形態におけるネットワーク監視システム10は、ネットワーク監視装置11、ISP(Internet Services Provider)のネットワークとユーザのネットワークとを接続するISP側のノードであるエッジノード12、ISP内のエッジノード間を接続するノードであるコアノード13によって構成されている。また、図1に示すネットワーク終端点はユーザ装置とネットワークの境目である。図1では、エッジノード全般をエッジノード12と表現し、コアノード全般をコアノード13と表現している。
なお、実施の形態1では、ネットワーク監視装置11が遅延揺らぎを推定することしているが、エッジノード12もしくはコアノード13が遅延揺らぎを推定する機能を備えてもよい。また、図1では、6ノード構成の例を示しているがこれは一例に過ぎず、ノード数は6に限定されるわけではない。
以下、図4のシーケンスチャートを参照して、本実施の形態に係るシステムの動作例を説明する。本実施の形態では、ユーザトラヒックが、ユーザトラヒック送信装置141からエッジノード12(A)、エッジノード12(B)を経由してユーザトラヒック受信装置142へ送られる場合を想定し、エッジノード12(A)からエッジノード12(B)への遅延揺らぎを推定する例を示している。
ρ:リンク使用率
上記の数式(2)のχには、上記のようにして順次取得される遅延の値から求められる遅延差が入力される。また、サービス率μは、回線帯域等から定められる値であり、ネットワーク監視装置11の遅延揺らぎ推定機能部23は、この値を予めメモリ等に保持している。なお、リンクスループットλはρ/μで与えられるため、入力パラメータとしてリンク使用率ではなくスループットλ(入力パケット数)を使ってもよい。つまり、リンク使用率に代えて、スループットをノードから取得し、当該スループットを用いて遅延揺らぎを推定してもよい。
上述したように、実施の形態1では2つのプローブパケット間の遅延差から遅延揺らぎを計算しているため、プローブパケットの送信時間間隔が広いと遅延揺らぎを大きく推定してしまう傾向があり、プローブパケットの送信時間間隔が狭いと遅延揺らぎが小さく推定してしまう傾向がある。
実施の形態1ではプローブパケットはユーザトラヒックが流れる経路と同じ経路に送ることで遅延揺らぎを測定したが、ユーザトラヒックが流れる経路はプロトコルやポリシーによっても異なるため、ユーザトラヒック数が多くなればなる程リアルタイム性の求められるユーザトラヒック(優先度の高いトラヒック)がどこに流れているか把握することは困難である。
ステップ13での判定結果がYesとなり、経路が確定すると、当該経路に係るエンドノード間(方向を含む)で遅延を測定し、遅延が大きいか否か、すなわち、例えば、遅延(又は遅延揺らぎ)が所定の閾値より大きいか否かを判定する(ステップ15)。
次に、本発明の実施の形態4を説明する。前述したように、実施の形態1における時刻同期機能は特定のものに限定されず、例えば、GPS同期機能、NTP同期機能のいずれも使用可能である。
次に、実施の形態1から4における技術を組み合わせて用いた一連のネットワーク監視フローを図14を参照して説明する。以下では、エッジノードが遅延揺らぎ推定機能を有し、遅延揺らぎを算出し、遅延揺らぎの変化を検知する機能を有するものとする。
21 遅延取得機能部
22 リンク使用率取得部
23 遅延揺らぎ推定機能部
24 時刻同期機能部
25 遅延測定機能部
26 プローブパケット送受信機能部
27 リンク使用率計算機能部
28 時刻同期機能部
29 リンク使用率計算機能部
31 遅延揺らぎ補正機能部
32 被疑箇所特定機能部
33 遅延補正機能部
Claims (13)
- ネットワーク監視装置によりネットワークの監視を行うシステムにおいて、ネットワークノードのキューイング遅延によってユーザトラヒックに発生する遅延揺らぎを監視するためのネットワーク品質測定方法であって、
前記ネットワーク監視装置が、前記ネットワークを構成するノード間の伝播遅延を取得する取得ステップと、
前記ネットワーク監視装置が、前記取得ステップにより取得した伝播遅延から、待ち行列モデルを用いて遅延揺らぎの分布を求め、当該分布に基づいて前記ユーザトラヒックに発生する遅延揺らぎを推定する遅延揺らぎ推定ステップと
を備えたことを特徴とするネットワーク品質測定方法。 - 前記取得ステップにおいて、前記ノード間におけるリンクのリンク使用率又はスループットを更に取得し、前記推定ステップにおいて、当該リンク使用率又はスループットを更に用いて前記遅延揺らぎを推定する
ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク品質測定方法。 - 前記ノード間における第1のノードがプローブパケットを送信し、第2のノードが当該プローブパケットを受信し、
前記ネットワーク監視装置は、前記第1のノードから前記プローブパケットの送信時刻を取得し、前記第2のノードから前記プローブパケットの受信時刻を取得し、当該送信時刻と受信時刻とから前記伝播遅延を算出する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワーク品質測定方法。 - 前記ノード間における第1のノードがプローブパケットを送信し、第2のノードが当該プローブパケットを受信し、
前記ネットワーク監視装置は、前記取得ステップにおいて前記プローブパケットの伝播遅延を取得し、前記遅延揺らぎ推定ステップにおいて、前記プローブパケットの送信周期に応じて前記遅延揺らぎを補正する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワーク品質測定方法。 - 前記第1のノードは2つ以上プローブパケットを同時に予め決められた時間間隔で前記第2のノードに送信する機能を備え、前記ネットワーク監視装置は、当該機能により送信されたプローブパケットの伝播遅延に基づき遅延揺らぎを推定する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワーク品質測定方法。 - 前記ネットワーク監視装置が、前記ネットワークにおいて、ノード間の各経路に対してプローブパケットを送信する制御を行って遅延又は遅延揺らぎを測定し、当該測定結果に基づき、ネットワークトモグラフィを用いて各リンクの遅延又は遅延揺らぎを求め、大きな遅延又は遅延揺らぎをもたらす被疑箇所を特定する被疑箇所特定ステップを更に備えた
ことを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載のネットワーク品質測定方法 - 前記ネットワーク監視装置が、前記ネットワークにおいて、ノード間の各経路に対してプローブパケットを送信する制御を行って遅延又は遅延揺らぎを測定し、所定の値よりも大きな遅延又は遅延揺らぎが検出された複数の経路に共通する箇所を、大きな遅延又は遅延揺らぎをもたらす被疑箇所として特定する被疑箇所特定ステップを更に備えた
ことを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載のネットワーク品質測定方法。 - 前記ネットワーク監視装置が、前記ネットワークにおいて、あるノードから所定のホップ数以内のノードによって構成される部分を被測定ブロックとし、当該被測定ブロック上の各ノードから各経路に対して遅延又は遅延揺らぎ測定を行い、その測定結果に基づき大きな遅延又は遅延揺らぎをもたらす被疑箇所を特定する被疑箇所特定ステップを更に備えた
ことを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載のネットワーク品質測定方法。 - 前記ネットワーク監視装置が、前記ネットワークに対して所定の経路探索アルゴリズムを適用して経路を求めるとともに、当該経路に対してプローブパケットを送信する制御を行って遅延又は遅延揺らぎを測定する処理を繰り返すことにより、大きな遅延又は遅延揺らぎをもたらす被疑箇所を特定する被疑箇所特定ステップを更に備えた
ことを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載のネットワーク品質測定方法。 - 前記ネットワーク監視装置が、時刻同期の揺らぎによって発生した長周期雑音を、前記取得ステップで取得した伝播遅延から取り除く遅延補正ステップを更に備えた
ことを特徴とする請求項1ないし9のうちいずれか1項に記載のネットワーク品質測定方法。 - 複数のネットワークノードから構成されるネットワークにおいて、当該ネットワークノードのキューイング遅延によってユーザトラヒックに発生する遅延揺らぎを推定するための遅延揺らぎ推定装置であって、
前記ネットワークを構成するノード間の伝播遅延を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した伝播遅延から、待ち行列モデルを用いて遅延揺らぎの分布を求め、当該分布に基づいて前記ユーザトラヒックに発生する遅延揺らぎを推定する遅延揺らぎ推定手段と
を備えたことを特徴とする遅延揺らぎ推定装置。 - 請求項11に記載の遅延揺らぎ推定装置における各手段を備えたネットワーク監視装置と、前記ネットワークを構成するネットワークノードとを含むことを特徴とするネットワーク監視システム。
- コンピュータを、請求項11に記載の遅延揺らぎ推定装置における各手段として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011045667A JP5485204B2 (ja) | 2011-03-02 | 2011-03-02 | ネットワーク品質測定方法、遅延揺らぎ推定装置、ネットワーク監視システム、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011045667A JP5485204B2 (ja) | 2011-03-02 | 2011-03-02 | ネットワーク品質測定方法、遅延揺らぎ推定装置、ネットワーク監視システム、及びプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012182747A JP2012182747A (ja) | 2012-09-20 |
JP5485204B2 true JP5485204B2 (ja) | 2014-05-07 |
Family
ID=47013547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011045667A Active JP5485204B2 (ja) | 2011-03-02 | 2011-03-02 | ネットワーク品質測定方法、遅延揺らぎ推定装置、ネットワーク監視システム、及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5485204B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5997062B2 (ja) * | 2013-01-17 | 2016-09-21 | 株式会社日立製作所 | ネットワークシステム及びネットワーク管理装置 |
JPWO2022219730A1 (ja) * | 2021-04-14 | 2022-10-20 | ||
JP7321395B1 (ja) * | 2022-05-17 | 2023-08-04 | 三菱電機株式会社 | 通信システム、通信装置および通信方法 |
CN115277497B (zh) * | 2022-06-22 | 2023-09-01 | 中国铁道科学研究院集团有限公司电子计算技术研究所 | 传输延迟时间测量方法、装置、电子设备及存储介质 |
-
2011
- 2011-03-02 JP JP2011045667A patent/JP5485204B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012182747A (ja) | 2012-09-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Veal et al. | New methods for passive estimation of TCP round-trip times | |
US8724503B2 (en) | Sub-path E2E probing | |
RU2439823C2 (ru) | Использование фильтрации и активного зондирования для оценки тракта переноса данных | |
US8036121B2 (en) | Method of estimating quality degradation on network in communication network system | |
EP2302845B1 (en) | Method and device for determining a jitter buffer level | |
EP3295612B1 (en) | Uplink performance management | |
Ha et al. | Hybrid slow start for high-bandwidth and long-distance networks | |
JP2008278207A (ja) | 可用帯域幅推定システム、ストリームデータ配信システム、方法、及び、プログラム | |
CN111327478A (zh) | 网络测量方法和装置、设备及存储介质 | |
JP2008283621A (ja) | ネットワーク輻輳状況監視装置、ネットワーク輻輳状況監視方法及びプログラム | |
JP5485204B2 (ja) | ネットワーク品質測定方法、遅延揺らぎ推定装置、ネットワーク監視システム、及びプログラム | |
US20130215939A1 (en) | Method, apparatus and system for setting a size of an event correlation time window | |
JP4935635B2 (ja) | ネットワーク帯域推定プログラム、ネットワーク帯域推定装置、ネットワーク帯域推定方法および計測装置 | |
JP2011023998A (ja) | 片道変動遅延時間の推定方法及びその装置 | |
Ali et al. | End-to-end available bandwidth measurement tools: A comparative evaluation of performances | |
JP6048102B2 (ja) | 情報処理システム | |
JP2014107825A (ja) | 通信路識別装置 | |
EP3085018B1 (en) | Distributed saturation detection method for wireless network nodes | |
JP2014116840A (ja) | 通信品質推定装置 | |
JP2011142474A (ja) | ユーザ待ち時間推定装置、ユーザ待ち時間推定方法、及びプログラム | |
JPWO2016103674A1 (ja) | ストリーム受信装置、通信システム、ストリーム送信タイミング推定方法およびストリーム送信タイミング推定プログラム | |
JP2010193055A (ja) | フロー情報送信装置、中間装置、フロー情報送信方法およびプログラム | |
JP6407133B2 (ja) | 通信品質劣化検出システム、通信品質劣化検出方法、及びプログラム | |
JP2013251648A (ja) | フロー通信品質劣化検出装置及び方法 | |
Bozakov et al. | Online estimation of available bandwidth and fair share using Kalman filtering |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130325 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131216 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140121 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140219 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5485204 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |