JP5483541B2 - スプレー用液体洗浄剤組成物およびそれを用いたスプレー容器入り洗浄剤 - Google Patents
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Description
(A)最大繊維径が1000nm以下で、数平均繊維径が2〜100nmのセルロース繊維であって、そのセルロースが、I型結晶構造を有するとともに、セルロース分子中のグルコースユニットのC6位の水酸基が選択的に酸化されてアルデヒド基およびカルボキシル基に変性されており、上記アルデヒド基量が0.05〜0.25mmol/gの範囲であり、上記カルボキシル基量が0.6〜2.0mmol/gの範囲である、セルロース繊維。
(B)界面活性剤。
(C)水。
上記アニオン界面活性剤としては、例えば、アルキル(炭素数10〜15)ベンゼンスルホン酸塩、アルキル(炭素数6〜18)硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレン(付加モル数1モル〜30モル)アルキル(炭素数6〜18)エーテル硫酸エステル塩、脂肪酸(炭素数6〜18)塩、アルカン(炭素数6〜18)スルホン酸塩、オレフィン(炭素数8〜18)スルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩縮合物、アルキル(炭素数6〜18)スルホコハク酸エステル塩、ポリオキシアルキレン(付加モル数1モル〜30モル)アルキル(炭素数6〜18)エーテルスルホコハク酸塩 、アルキル(炭素数6〜18)リン酸エステル塩、ポリオキシアルキレン(付加モル数1モル〜30モル)アルキル(炭素数6〜18)エーテルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレン(付加モル数1モル〜30モル)アルキル(炭素数6〜18)エーテル酢酸塩等があげられる。上記の塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属、アンモニア、アルカノールアミン等のアミン等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記非イオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレン(付加モル数1モル〜50モル)アルキル(炭素数6〜18)エーテル、 ポリオキシアルキレン(付加モル数1モル〜50モル)アシル(炭素数6〜18)エステル、アルキル(炭素数6〜18)ジエタノールアミド、ポリオキシアルキレン(付加モル数1モル〜100モル)トリグリセリド(脂肪酸炭素数6〜18)エーテル、ソルビタン脂肪酸(炭素数6〜18)エステル、ショ糖脂肪酸(炭素数6〜18)エステル、ポリオキシアルキレン(付加モル数1モル〜50モル)ソルビタン脂肪酸(炭素数6〜18)エステル、アルキル(炭素数6〜18)ポリグリコシド、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記カチオン界面活性剤としては、例えば、モノアルキル(炭素数6〜18)アミン塩、ジアルキル(炭素数6〜18)アミン塩、トリアルキル(炭素数6〜18)アミン塩、アルキル(炭素数6〜18)トリメチルアンモニウム塩、ジアルキル(炭素数6〜18)ジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキル(炭素数6〜18)ジメチルアミノプロピルアミド等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。上記の塩としては、塩素、臭素等のハロゲンがあげられる。
上記両性界面活性剤としては、例えば、アルキル(炭素数6〜18)ベタイン、脂肪酸(炭素数6〜18)アミドプロピルベタイン、2−アルキル(炭素数6〜18)−N−カルボキシルメチル−N−ヒドロキシエチル−イミダゾリニウムベタイン、アルキル(炭素数6〜18)ジエチレントリアミノ酢酸、ジアルキル(炭素数6〜18)ジエチレントリアミノ酢酸、アルキル(炭素数6〜18)アミンオキシド等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記天然抽出物としては、例えば、茶エキス、アロエエキス、イチョウエキス、センブリエキス、ヨモギエキス、ニンニクエキス、オウゴンエキス、ローズマリーエキス、ヘチマエキス、乳酸菌エキス、酵母エキス、海草エキス等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記ビルダー成分としては、例えば、トリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、珪酸塩、炭酸塩、ホウ酸塩、硫酸塩、ゼオライト、NTA(Nitrilotriacetic acid)、エチレンジアミン4酢酸、DTPA(Diethylen triamin pentaacetic acid)、シュウ酸、酒石酸、クエン酸、グルコン酸、ポリアクリル酸、無水マレイン酸重合物、アルギン酸、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルデンプン等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記粉末成分としては、例えば、タルク、カオリン、雲母、セリサイト、炭酸マグネシウム、珪酸ジルコニウム、珪酸アルミニウム、珪酸バリウム、珪酸カルシウム、珪酸亜鉛、珪酸マグネシウム、珪酸ストロンチウム、タングステン酸塩、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼石膏、リン酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、活性炭、金属石鹸類、窒化ホウ素、ポリアミド粉末、ポリエチレン粉末、アクリル樹脂粉末、ポリスチレン粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、メラミン樹脂粉末、ポリ4フッ化エチレン粉末、セルロース粉末等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記油脂類としては、例えば、サラダ油、菜種油、綿実油、アボカド油、ツバキ油、グレープシード油、タートル油、マカダミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ヒマワリ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリオクタン酸グリセリド、トリイソパルミチン酸グリセリド、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、モクロウ、ミツロウ、カルナバロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ホホバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、流動パラフィン、オゾケライト、スクワレン、プリスタン、パラフィン、スクワラン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール油脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、パーム脂肪酸、パーム核脂肪酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、炭素数6〜20の飽和および不飽和アルコール類、炭素数2〜20の飽和および不飽和エステル類等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記溶剤類としては、例えば、メタノール、エタノール等の炭素数1〜8のアルコール類、エステル類、ケトン類、炭化水素類、エーテル類、グリコール類等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記消泡剤としては、例えば、シリコーン系化合物、ポリオキシアルキレンエーテル類等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記水溶性高分子としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸、ペクチン、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリビニルピロリドン、ヒアルロン酸、カルボキシビニルポリマー、カラギーナン、アラビアガム、ポリエチレンオキサイド、ポリエチレングリコール等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。これら水溶性高分子は、液体洗浄剤組成物のスプレー性を損なわない範囲内で、低濃度で配合することが好ましい。
上記防腐剤・殺菌剤としては、例えば、安息香酸、デヒドロ酢酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸エステル類、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、エタノール等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記酸化防止剤としては、例えば、ビタミンE、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル、アスコルビン酸、フィチン酸等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、ビオチン、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、およびその誘導体類があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記糖類・グリコール類としては、例えば、ブドウ糖、果糖、乳糖、ショ糖、麦芽糖、水溶性デキストリン、シクロデキストリン、デンプン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、キシリトール等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記香料としては、例えば、合成香料化合物および天然精油およびそれらを調合して成る調合香料等で、ジャスミン調、フローラル、ブーケ、ローズ調、ミューゲ調、アルデハイディック、グリーン、シトラス、ウッディー、アニマル、フルーティ、スパイス等の香料があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記漂白剤としては、例えば、次亜塩素酸ナトリウム、さらし粉、ジクロルイソシアヌル酸等の塩素系漂白剤、過ホウ酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム等の酸素系漂白剤や、ハイドロサルファイト、二酸化チオ尿素等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記酸としては、例えば、硫酸、塩酸、リン酸等の無機酸類、シュウ酸、酒石酸、クエン酸、グルコン酸等の有機酸類があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記アルカリとしては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム等の無機アルカリ類や、アンモニア、アルカノールアミン等の有機アルカリ類等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記酵素としては、例えば、動植物由来または微生物由来の、タンパク質分解酵素(プロテアーゼ)、脂質分解酵素(リパーゼ)、デンプン分解酵素(アミラーゼ)、繊維素分解酵素(セルラーゼ)等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記着色剤としては、例えば、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号、青色2号、インダストレンブルーRS、ウールグリーンBS、キノリンイエロー、パテントブルーV等の色素類、塩素法酸化チタン顔料、オイルファーネスブラック、黄鉛、黄色酸化鉄、カオリンクレー、カドミウムイエロー、カドミウムレッド、蛍光顔料、黒色酸化鉄、極微細炭酸カルシウム、コバルト青、コバルト緑、コバルト紫、胡粉、紺青、サーマルブラック、酸化クロム、酸化チタン(アタナース)、酸化チタン(ルチル)、ジスアゾイエロー、赤色酸化鉄、茶色酸化鉄、チャンネルブラック、鉄黒、銅フタロシアニンブルー、銅フタロシアニングリーン、ドロマイト粉末、パーマネントレッド、微粒子酸化チタン、微粒子硫酸バリウム、ファストイエロー10G、ベンガラ、モリブデンレッド等の顔料類があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記スプレー容器は、大気圧でスプレーでき、加圧ガス等を必要とせず、かつ容器構造も比較的単純であるので安全性が高く、携帯用に向くスプレー容器である。構造は吸い上げ式のチューブを装着した押し出しポンプ式のノズルと、これを固定し、内容物を充填するねじ式容器からなる。なお、スプレー機能を高めるためにポンプ式ノズルの孔径や、ポンプの1回あたりの押し出し体積等の条件は、洗浄対象や洗浄目的に応じて、選定、調整することができる。
上記トリガー式スプレー容器は、内容物を充填する容器本体の口部にピストル状のトリガー式スプレー装置が装着されたものであり、大気圧でスプレーを操作でき、スプレー容器として汎用性の高いものである。なお、上記トリガー式スプレー容器には、スプレー機能を高めるために、トリガー式スプレー容器の一部を改良したものも全て含まれる。
上記エアゾール式スプレー容器は、容器内へ噴射剤を充填することによって、上記2つのスプレー装置では実現できない連続スプレーを可能とするものである。なお、上記エアゾール式スプレー容器には、エアゾール式容器の噴射装置部分に改良を施したもの等も全て含まれる。一般的に本スプレー容器を用いたスプレーでは、大気圧下で実施する上記2つのスプレーに比べ、より細かな霧が可能となる。エアゾール式スプレー容器で使用する噴射剤としては、例えば、ジメチルエーテル、液化石油ガス、炭酸ガス、窒素ガス、アルゴンガス、空気、酸素ガス、フロンガス等があげられ、単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
針葉樹パルプ2g(乾燥重量)に水150g、臭化ナトリウム 0.025g、2,2,6,6−テトラメチルピペリジノオキシラジカル(TEMPO)0.025gを加え、充分撹拌して分散させた後、13重量%次亜塩素酸ナトリウム水溶液(共酸化剤)を、1gのパルプに対して次亜塩素酸ナトリウム量が5.4mmol/g−セルロースとなるように加え、pHを10〜11に保持するように0.5規定水酸化ナトリウム水溶液を滴下しながら、pH変化が見られなくなるまで反応させた(反応時間:120分)。反応終了後、0.1規定塩酸を添加して中和した後、ろ過と水洗を繰り返して精製し、繊維表面が酸化されたセルロース繊維T1を得た。
添加する次亜塩素酸ナトリウム水溶液の量および反応時間を、下記の表1に示すように変更する以外は、セルロース繊維T1の作製に準じて、各セルロース繊維を作製した。
各セルロース繊維に水を加え希釈した試料を、ホモミキサーを用いて12000rpmで15分間処理し、親水化処理済みのカーボン膜被覆グリッド上にキャストして、これを透過型電子顕微鏡(TEM)(日本電子社製、JEM−1400)により得られた画像(倍率:10000倍または50000倍)から、数平均繊維径および最大繊維径を測定し、算出した。なお、本方法で測定される最大繊維径、数平均繊維径は、後述の実施例で得られる、本発明の液体洗浄剤組成物中のセルロース繊維の最大繊維径、数平均繊維径と一致することを確認している。
セルロース繊維表面のカルボキシル基の定量は、電位差滴定により行った。すなわち、乾燥させた各セルロース繊維0.3gを水55mlに分散させ、0.01規定の塩化ナトリウム水溶液5mlを加えて、充分に撹拌してセルロース繊維を分散させた。つぎに、0.1規定の塩酸溶液をpH2.5〜3.0になるまで加え、0.04規定の水酸化ナトリウム水溶液を毎分0.1mlの速度で滴下し、得られたpH曲線から過剰の塩酸の中和点と、セルロース繊維由来のカルボキシル基の中和点との差から、カルボキシル基量を算出した。
セルロース繊維(試料)表面のアルデヒド基量は、以下のようにして測定した。すなわち、試料を水に分散させ、酢酸酸性下で亜塩素酸ナトリウムを用いてアルデヒド基を全てカルボキシル基まで酸化させた試料のカルボキシル基量を測定し、酸化前のカルボキシル基量の差から、アルデヒド基量を算出した。
上記各セルロース繊維がI型結晶構造を有することを、つぎのようにして確認した。すなわち、広角X線回折像測定により得られた回折プロファイルにおいて、2シータ=14〜17°付近と、2シータ=22〜23°付近の2つの位置に典型的なピークをもつことから、I型結晶構造を有することを確認した。その結果、上記セルロース繊維T1〜T3(実施例用)およびセルロース繊維H1,H2(比較例用)は、I型結晶構造を有することが確認された。
各セルロース繊維を構成するグルコースユニットのC6位の水酸基のみが選択的にアルデヒド基およびカルボキシル基に酸化されているかどうか、つぎのようにして確認した。すなわち、酸化前のセルロースの13C−NMRチャートで確認されたグルコース単位の1級水酸基のC6位に相当する62ppmのピークが、酸化反応後は消失し、代わりに178ppmにカルボキシル基に由来するピークが現れたことにより確認した。その結果、上記セルロース繊維T1〜T3(実施例用)およびセルロース繊維H1,H2(比較例用)は、セルロース分子中のグルコースユニットのC6位の水酸基が酸化されてなるカルボキシル基およびアルデヒド基も有することが確認された。
〔実施例1〕
上記特定のセルロース繊維(A成分)であるセルロース繊維T1を固形分換算重量で0.70重量部(以下「部」と略す)、および界面活性剤(B成分)としてポリオキシエチレン(付加モル数12モル)ラウリルエーテル8.00部を用い、下記の表2に示す各成分を同表に示す割合で配合し、水を所定量加えて100部とした。つぎに、この配合物を真空乳化装置を用いて12000rpmで15分間処理して、浴室洗浄剤組成物を得た。得られた浴室洗浄剤組成物を、500ml容量のトリガー式スプレー容器に充填して、スプレー容器入り浴室洗浄剤を得た。
下記の表2に示すように、各成分の種類および配合量を変更する以外は、実施例1に準じて、浴室洗浄剤組成物を得た。得られた浴室洗浄剤組成物を、500ml容量のトリガー式スプレー容器に充填して、スプレー容器入り浴室洗浄剤を得た。
得られた組成物の粘度を、BH型粘度計を用い、25℃にて、ローター番号5番、2.5rpmで180秒後に粘度を読み取った。
得られたスプレー容器入り洗浄剤をスプレーし、霧の分散状態を、下記の判定基準に従い、目視で判定した。
◎:細かい霧状となってスプレーされる。
○:液滴となってスプレーされる。
△:棒状に噴出する。
×:ノズルからタレ落ちる、または、ノズルから出ない。
得られたスプレー容器入り洗浄剤を垂直面にスプレーし、垂直面に付着した洗浄剤の液ダレの程度を、下記の判定基準に従い、目視判定した。
◎:全く液ダレがない。
○:ほとんど液ダレがない。
△:僅かに液ダレがある。
×:明らかに液ダレがある。
得られたスプレー容器入り洗浄剤を、汚れの付着したバスタブにスプレーし、こすり洗い等を行わず、そのまま2分間放置後に、水ですすぎ洗いし、バスタブの洗浄の程度を、下記の判定基準に従い、目視判定した。
◎:非常に良好に洗浄されている。
○:良好に洗浄されている。
△:僅かに洗浄されない部分がある。
×:かなり洗浄されない部分がある。
〔実施例4,5、比較例5〕
下記の表3に示す各成分を同表に示す割合で配合し、水を所定量加えて100部とした。つぎに、この配合物を真空乳化装置を用いて12000rpmで15分間処理して、窓ガラスクリーナー組成物を得た。得られた窓ガラスクリーナー組成物を、500ml容量のトリガー式スプレー容器に充填して、スプレー容器入り窓ガラスクリーナーを得た。
得られたスプレー容器入り窓ガラスクリーナーを、汚れの付着したガラスにスプレーし、こすり洗い等を行わず、そのまま2分間放置後に、水ですすぎ洗いし、ガラスの洗浄の程度を、下記の判定基準に従い、目視判定した。
◎:非常に良好に洗浄されている。
○:良好に洗浄されている。
△:僅かに洗浄されない部分がある。
×:かなり洗浄されない部分がある。
〔実施例6〜8〕
下記の表4に示す各成分を同表に示す割合で配合し、水を所定量加えて100部とした。つぎに、つぎに、この配合物を真空乳化装置を用いて12000rpmで15分間処理して、自動車用クリーナー組成物を得た。得られた自動車用クリーナー組成物を、1000ml容量のトリガー式スプレー容器に充填して、スプレー容器入り自動車用クリーナーを得た。
得られたスプレー容器入り自動車用クリーナーを、自動車のエンジンルームにスプレーし、こすり洗い等を行わず、そのまま30分間放置後に、水ですすぎ洗いし、洗浄の程度を、下記の判定基準に従い、目視判定した。
◎:非常に良好に洗浄されている。
○:良好に洗浄されている。
△:僅かに洗浄されない部分がある。
×:かなり洗浄されない部分がある。
〔実施例9〜11〕
下記の表5に示す各成分を同表に示す割合で配合し、水を所定量加えて100部とした。つぎに、つぎに、この配合物を真空乳化装置を用いて12000rpmで15分間処理して、換気扇クリーナー組成物を得た。得られた換気扇クリーナー組成物を、500ml容量のトリガー式スプレー容器に充填して、スプレー容器入り換気扇クリーナーを得た。
得られたスプレー容器入り換気扇クリーナーを、換気扇にスプレーし、こすり洗い等を行わず、そのまま30分間放置後に、水ですすぎ洗いし、洗浄の程度を、下記の判定基準に従い、目視判定した。
◎:非常に良好に洗浄されている。
○:良好に洗浄されている。
△:僅かに洗浄されない部分がある。
×:かなり洗浄されない部分がある。
Claims (5)
- 下記の(A)成分と、(B)成分と、(C)成分とを含有することを特徴とするスプレー用液体洗浄剤組成物。
(A)最大繊維径が1000nm以下で、数平均繊維径が2〜100nmのセルロース繊維であって、そのセルロースが、I型結晶構造を有するとともに、セルロース分子中のグルコースユニットのC6位の水酸基が選択的に酸化されてアルデヒド基およびカルボキシル基に変性されており、上記アルデヒド基量が0.05〜0.25mmol/gの範囲であり、上記カルボキシル基量が0.6〜2.0mmol/gの範囲である、セルロース繊維。
(B)界面活性剤。
(C)水。 - 上記(A)成分のセルロース繊維が、N−オキシル化合物の存在下、共酸化剤を用いて酸化されたものである請求項1記載のスプレー用液体洗浄剤組成物。
- 粘度が2000mPa・s以上である請求項1または2記載のスプレー用液体洗浄剤組成物。
- 上記(A)成分の含有量(固形分重量)が、スプレー用液体洗浄剤組成物全体の0.2〜5.0重量%の範囲である請求項1〜3のいずれか一項に記載のスプレー用液体洗浄剤組成物。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載のスプレー用液体洗浄剤組成物を充填してなることを特徴とするスプレー容器入り洗浄剤。
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