JP5483276B2 - 炊飯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱室内への釜の搬入および搬出を容易にできる立体式炊飯装置に関する。
従来、例えば下記の特許文献1に記載された立体式炊飯装置が知られている。
この従来の立体式炊飯装置においては、立体式炊飯装置の本体とは別の装置として移動可能なリフターを備えている。このリフターには、立体式炊飯装置内から釜を搬出または搬入するときに吊り下げることのできる吊り具を有している。
実開昭59‐141913号公報(第1図)
しかしながら、上記従来の立体式炊飯装置では、立体式炊飯装置から釜を搬出または搬入するために用いるリフターを立体式炊飯装置の本体と所定の位置に設置することが難しく、また使用しないときにはリフターを別の置き場所に設置しておくためのスペースを必要としてしまう問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、立体式炊飯装置での釜の搬入および搬出を容易にするとともに余分なスペースを必要としない立体式炊飯装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の立体式炊飯装置は、加熱手段を備えるとともに前方に開閉扉によって開閉させる開口部を有した加熱室を上下に複数段積み重ねた立体式炊飯装置であって、立体式炊飯装置に加熱室から搬入および搬出する釜を開口部の前方において載置するとともに上下方向に昇降させる釜昇降機構と、炊飯加熱するための制御および釜昇降機構の動きの制御を行う操作盤と、が設けられ、操作盤は、立体式炊飯装置の側壁面に配置され、釜昇降機構は、釜を載置可能とする釜支持部と、釜支持部を最上段となる加熱室の開口部付近から最下段となる加熱室の開口部付近の間を上下方向に移動させる昇降駆動部とからなり、昇降駆動部は、立体式炊飯装置の操作盤が配置された側壁面とは反対側の側壁面に位置し、この側壁面に沿って上下移動する昇降ベースと、この昇降ベースを上下動させるための駆動手段とを有し、釜支持部は、立体式炊飯装置の前面付近に配設させて釜を略水平状態に保ち載置する釜載置台と、一方を釜載置台と固着するとともに他方を立体式炊飯装置の側壁面に沿って上下移動する昇降ベースに連結したL字状に屈曲形成した支持アームとを有しているものである。
請求項2記載の立体式炊飯装置は、請求項1記載の立体式炊飯装置において、昇降駆動部が位置する側壁面に矩形板状の基盤を取付け、昇降ベースは、基盤の取付け面と平衡状態を保ちながら垂直方向にスライドし、駆動手段は、基盤の取付け面に取付けられているものである。
請求項3記載の立体式炊飯装置は、請求項2記載の立体式炊飯装置において、昇降ベースの水平方向に突出した水平軸と、支持アームの他方の端部に固着して軸心が水平方向に 向けられた円柱形状のカラーとを連結して、支持アームを上下方向に回動自在としているものである。
請求項1に係る発明によれば、加熱手段を備えるとともに前方に開閉扉によって開閉させる開口部を有した加熱室を上下に複数段積み重ねた立体式炊飯装置であって、立体式炊飯装置に加熱室から搬入および搬出する釜を開口部の前方において載置するとともに上下方向に昇降させる釜昇降機構が設けられ、釜昇降機構は、釜を載置可能とする釜支持部と、釜支持部を最上段となる加熱室の開口部付近から最下段となる加熱室の開口部付近の間を上下方向に移動させる昇降駆動部とからなり、昇降駆動部は、立体式炊飯装置の側壁面に沿って上下移動する昇降ベースと、この昇降ベースを上下動させるための駆動手段とを有し、釜支持部は、釜を略水平状態に保ち載置する釜載置台と、一方を釜載置台と固着するとともに他方を昇降ベースに連結した支持アームとを有しているため、立体式炊飯装置の複数段に配設されている加熱室に釜を搬入および搬出する作業が容易となり、また安全に作業することができる。
本発明の一実施の形態に係る炊飯装置の側面図である。 同上炊飯装置の平面図である。 同上炊飯装置の正面図である。 同上炊飯装置の側面の要部断面図である。
本発明の立体式炊飯装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図4において、1は立体式炊飯装置で、この立体式炊飯装置1は、例えば上下に複数積重ねた加熱室2を有し、釜Kを用いて炊飯を行う業務用立体式炊飯装置である。
釜Kは、例えば5キロの米の炊飯を行うことのできる業務用の釜Kで、上面に開口を有する外形略円柱状のものである。釜Kは略円形状の底板部3と、この底板部3の外周縁から上方に向かって突出する曲面の側板部4と、この側板部4の上端の対向し合う2ヶ所から外側方に向かって水平状に突出する突出部である支持片5を有している。
立体式炊飯装置1は、加熱室2を3段に積重ねた立体式炊飯装置本体6と、上段の加熱室2aと中段の加熱室2bおよび下段の加熱室2cからなる各加熱室2から搬入および搬出する釜Kを載置するとともに上下方向に昇降させる釜昇降機構7が備えられている。
立体式炊飯装置本体6の各加熱室2には、加熱室2内の下部に搬入された釜Kを加熱するための加熱手段であるガスバーナ8が配設されているとともに、炊上がり状態を確認してガスバーナ8による加熱を停止させるため釜K内の温度を検知する温度センサー9が配設されている。
加熱室2の前面を除く周囲は、断熱材を内設した壁面10によって囲まれており、加熱室2の前面は釜Kを搬入および搬出するための開口部11が開口され、この開口部11の下方に位置する縁部12には、釜Kを搬入および搬出するとき、釜Kの底板部3と当接する支持ローラ13が取付けられている。また加熱室2内の両側の壁面10には、搬入された釜Kを支えるための支持ローラ14が開口部11付近から加熱室2内の奥に向かって水平方向に複数個配設されており、釜Kの側板部4に突出している支持片5を下方から受止めて加熱室2内に搬入されたときの釜Kをガスバーナ8上において支持するようにしている。さらに各加熱室2の開口部11には、開口部11を開閉させる開閉扉15がそれぞれ回動自在に取付けられており、上段の加熱室2aの開閉扉15は、開口部11の一側方に垂直方向の軸16をもち、その軸16を支点として水平方向に回動するようになっている。また中段の加熱室2bおよび下段の加熱室2cの開閉扉15は、開口部11の下方に水平方向の軸16をもち、その軸16を支点として上下方向に回動するようになっている。なお、それぞれの開閉扉15は全開したとき、加熱室2への釜Kの搬入および搬出に支障をきたさない位置まで開くとともに、全開した位置から自然に閉じる方向へと回動しないよう開閉扉15には停止機構(図示せず)が取り付けられている。また各加熱室2には、開閉扉15が加熱室2の開口部11を閉じる全閉状態か、それとも全開状態であるかを検知する開閉センサー17がそれぞれ設けられている。
釜昇降機構7には、釜Kを載置することができる釜支持部18と、この釜支持部18を略垂直方向に下降および上昇させることができる昇降駆動部19とから構成されている。
昇降駆動部19は、昇降ベース20と駆動手段21とからなり、立体式炊飯装置本体6の一方の側面22に取付けられた基盤23に配設されている。この基盤23は、矩形板状で表面を昇降駆動部19が取付け易いように平面に形成された取付け面24とし、この取付け面24を垂直な面として立体式炊飯装置本体6の一方の側面22と面するように固定されており、昇降駆動部19が立体式炊飯装置本体6に対して歪むことなく設置できるようしたものである。
駆動手段21は、2本のロット棒25と螺旋軸26と駆動モータ27とからなり、それぞれが取付け面24に取付けられている。2本のロット棒25は、双方の軸心が所定の距離を隔てた平行状態とされているとともに、軸心が垂直となるよう各ロット棒25の上端部28および下端部29が軸受け30を介して取付け面24の両側方付近に固着されている。また螺旋軸26は、双方のロット棒25の間に位置しているとともに螺旋軸26の軸心がロット棒25の軸心と平行しており、螺旋軸26の上端部31付近および下端部32が軸受け33を介して回転自在となるよう取付け面24に固定されている。また駆動モータ27は、螺旋軸26の上方に位置するとともに駆動モータ27の回転軸34の軸心と螺旋軸26の軸心とを同一線上となるように取付け面24の上端付近に取り付けられ、駆動モータ27の回転軸34と螺旋軸26とを伝達手段を介して連結されており、駆動モータ27からの回転力を螺旋軸26に伝達して回転させるようにしている。
昇降ベース20は矩形板状としており、昇降ベース20の一方の平面35が基盤23の取付け面24と対面するように配設され、この一方の平面35には、基盤23の取付け面24に固着されている2本の平行したロット棒25とそれぞれ摺動自在な軸受け36が上下に2ヶ所ずつ固着されている。また取付け面24に固着されている螺旋軸26と回転自在に螺合する軸受け37も昇降ベース20の動きと追従するよう1ヶ所嵌合されている。そして、2本の平行したロット棒25用として摺動自在な軸受け36の孔には、基盤23の取付け面24に固着している2本のロット棒25をそれぞれ貫通させるとともに、螺旋軸26用として螺合する軸受け37のねじ孔には、基盤23の取付け面24に固着している螺旋軸26を螺合させている。このことから昇降ベース20は、2本のロット棒25に支持されて基盤23の取付け面24と昇降ベース20の一方の平面35とが一定の間隔で対面し合って平衡状態を保ちながら垂直方向にスライドすることができるとともに、螺旋軸26の回転によって上昇および下降の移動ができるようにしている。
なお昇降ベース20は、基盤23の取付け面24と対面していない昇降ベース20の他方の平面38、つまり昇降ベース20としては表側となる平面から、釜支持部18と回動自在に連結させるための水平軸39を水平方向に突出させている。
釜支持部18は、釜載置台40と支持アーム41とからなり、昇降ベース20と連結されて昇降ベース20の上下動に連動して昇降できるようにしている。
釜載置台40は、釜Kの底板部3と同じ程度の大きさとした板状に形成されたもので、上部を略水平な平面とした釜載置面42とし、その釜載置面42上に釜Kが安定して載置できるようにしており、立体式炊飯装置本体6の前面近傍に配設させている。なお釜載置面42上において、立体式炊飯装置本体6と離隔した側となる縁部43に、釜Kが釜載置面42から外へ滑り落ちることを防止するガイド板44を上方に突出させており、また立体式炊飯装置本体6側の付近に、軸心を水平方向に向けた4個のローラ45が取り付けられ、釜Kの底板部3と当接する程度にローラ45の上部分を突出させて、釜が釜載置面42上を容易に移動できるようにしている。
支持アーム41は中空の丸パイプをL字状に屈曲形成させており、一方の端部46が釜載置台40の下部に固着され、また他方の端部47が昇降ベース20に連結されている。なお他方の端部47においては、中央に孔が空けられ孔の軸心を水平方向に向けられた円柱形状のカラー48が固着されており、このカラー48の孔が昇降ベース20の水平軸39に回動自在となるよう挿着されている。このことから支持アーム41は、水平軸39を支点にして上下方向に回動自在となるように昇降ベース20と連結されているとともに立体式炊飯装置本体6の前方に突出して釜載置台40を支持するようになっている。さらに、支持アーム41の一方の端部46と固着されている釜載置台40の釜載置面42は、略水平を維持している状態から、水平軸39を支点に支持アーム41が下方向へ回動してしまうことによって傾斜した状態とならないように、昇降ベース20に支持アーム41が所定の位置より下方向に回動することを阻止するストッパー49が取り付けられている。
そして支持アーム41を介して昇降ベース20と固定されている釜載置台40の釜載置面42は、昇降ベース20の垂直方向に上下移動することに伴って、上段の加熱室2aから下段の加熱室2cまでの間を立体式炊飯装置本体6の前方において、各加熱室2の開口部11と近接した状態にして上昇および下降するようなっている。
また各加熱室2の開口部11から釜Kを搬入および搬出するとき、釜載置台40の釜載置面42を加熱室2内に搬入されている状態の釜Kの底板部3と略同じ高さにして停止させるようにしている。そのために基盤23の取付け面24には、釜載置台40がそれぞれの加熱室2で釜Kの搬入および搬出に適した位置に移動されたとき、その釜載置台40を上下動させている昇降ベース20の移動位置を検知する位置センサー50がそれぞれ設けられている。この位置センサー50の検知によって駆動モータ27の回転が停止されることとなり、釜載置台40を所定の位置に停止させることができるようにしている。また作業者が釜載置面42に釜Kを容易に載置することができるよう上下移動する釜載置台40の高さを自由に指定し、そこで釜載置台40を停止させるための検知センサー(図示せず)も設けられている。本実施の形態では、作業者が釜載置面42に釜Kを容易に載置することができる高さとして、中段の加熱室2bで釜Kの搬入および搬出に適した位置と同じとしている。
また釜載置台40は、下段の加熱室2cにおける釜Kの搬入および搬出するための停止位置から上段の加熱室2aにおける釜Kの搬入および搬出するための停止位置までの間を垂直移動することのほかに、上段の加熱室2aにおける停止位置よりさらに上昇させることによって、支持アーム41が昇降ベース20の水平軸39を支点に上方向へと回動していくことが可能となり、そのときには立体式炊飯装置本体6の上方に向かって反転しながら移動するようにもなっている。このことから炊飯作業の終了後など釜載置台40を不要としたときには、立体式炊飯装置本体6の前方から釜載置台40を排除し、その分のスペースを空けることができるようになっている。
支持アーム41を上方向へと回動させることによって釜載置台40を立体式炊飯装置本体6の上方に向けて反転しながら移動させる手段として、支持アーム41に連結して連動させる反転用アーム51と基盤23の取付け面24に取り付けられた反転用ストッパー52とから構成されている。
反転用アーム51は、矩形板状に形成されており、一方の端部側53にローラ54が回転自在に固着され、他方の端部側55が昇降ベース20の水平軸39に挿着されている支持アーム41のカラー48に取付けられている。なお反転用アーム51は、釜載置台40の釜載置面42が略水平状態となっているとき、一方の端部側53が昇降ベース20の水平軸39に対して支持アーム41が突出している方向とは反対側の斜め上方に向くよう突出させている。
反転用ストッパー52は、矩形板をコの字状に屈曲形成させているとともに両端部が下方に向けられ、その両端部のうち一方の端部56が支持アーム41のカラー48に取付けられている反転用アーム51のローラ54の上方に配置されるように、他方の端部を有する面57側を基盤23の取付け面24の上部分に固定させている。そして一方の端部56には、当接片58が固着されており、この当接片58に昇降ベース20を上昇させることによって支持アーム41とともに追従し上昇してくる反転用アーム51のローラ54が当接するようになっている。なお反転用ストッパー52を、コの字状に形成させているとともにコの字の開口部分を下方に向けて配置させていることから、上下移動する昇降ベース20が最も高い位置まで上昇してきたとしても、コの字の窪み部分に入り込ませることによって反転用ストッパー52と昇降ベース20との衝突を回避できるようにしている。
そして、釜載置台40を上段の加熱室2aにおける停止位置よりさらに上へと移動するよう昇降ベース20を上昇させていくと、反転用アーム51のローラ54は、反転用ストッパー52の当接片58と当接したのち、それ以上の上昇を阻止された状態でもって昇降ベース20が上昇するようになっている。このことから昇降ベース20をさらに上昇させても反転用アーム51のローラ54はその高さを保つこととなり、ローラ54の位置より低く位置していた昇降ベース20の水平軸39の位置の方が、ローラ54の位置より高くなっていくことにより、支持アーム41側は水平軸39を支点にして上昇する方向へと回動していくこととなる。つまり支持アーム41に固着している釜載置台40が、上昇および反転して立体式炊飯装置本体6の上方にまで移動するようになっている。
また59は、立体式炊飯装置1における立体式炊飯装置本体6で釜Kを用いて炊飯加熱するための制御を行うとともに、釜昇降機構7の動きの制御を行うための操作盤である。なお操作盤59にある移動ボタン(図示せず)を押すことによって、釜昇降機構7を作動させるためには、開閉扉15が加熱室2の開口部11を閉じる全閉状態もしくは全開状態であることを開閉センサー17が検知した上で、できるようになっている。
次に、上記立体式炊飯装置1の作用等を図面を参照して説明する。
操作盤59にて、立体式炊飯装置1を稼動させるために電源を入れるとともに、立体式炊飯装置本体6にある各加熱室2で炊飯を行うため、それぞれの加熱時間および加熱温度などの設定や、釜昇降機構7での作動を設定する。
まず作業者は操作盤59にある移動ボタン(図示せず)を押し続けながら操作して、立体式炊飯装置本体6の上方に避けられている釜載置台40を釜Kが容易に載置することのできる位置であり、また中段の加熱室2bから釜Kを搬入および搬出することができる位置でもある中段の加熱室2bの開口部11前方となる所定の位置に移動させたのち自動停止させる。そして作業者は、米と水の入った釜Kを一旦、その中段の加熱室2bの開口部11前方となる所定の位置で停止させた釜載置台40の釜載置面42に載置する。
次に最初に炊飯を行うために釜Kを投入する、例えば上段の加熱室2aの開閉扉15を開状態まで開いて開口部11を開口させたのち、釜Kを投入する上段の加熱室2aに向けて移動させるため操作盤59の移動ボタンを押し続けて操作を行う。これによって釜載置台40は、釜Kを載置した状態で炊飯を行うために開閉扉15を開状態としている上段の加熱室2aの開口部11前方付近まで上下動させるとともに、この加熱室2から釜Kを搬入および搬出できる位置で自動停止させる。
次に、作業者が上段の加熱室2a内に釜Kを搬入するため、釜載置面42上に載置されている釜Kのガイド板44側を多少持ち上げることから、釜Kの底板部3が釜載置面42上においてローラ45のみに支持されるようになり、釜Kは容易に加熱室2内に向けて転がるとともに加熱室2内に向けて搬送されることとなる。なお、このとき釜載置面42上の釜Kにおいては、側板部4から突出している支持片5が左右方向に向くようにして加熱室2内へと搬送されていく。
上段の加熱室2a内に向けて移動されていく釜Kは、釜Kの底板部3が釜載置面42上から加熱室2の開口部11の下方に位置する縁部12の支持ローラ13にも支えられるようになり、さらに加熱室2内に向かって押し込まれていくことによって、釜Kの支持片5が加熱室2内の両側の壁面10にある支持ローラ14に載せられていき、加熱室2内へとスムーズに搬入される。そして釜Kは、支持片5が支持ローラ14によって支えられ加熱室2内の奥まで押し込まれることでガスバーナ8の上方に配置されて、上段の加熱室2a内の正規の位置に搬入されたこととなり、開閉扉15を閉状態へと回動させて加熱室2の開口部11を閉鎖させる。
次に、炊飯を開始するために操作盤59の操作ボタン(図示せず)を押して、上段の加熱室2aにおけるガスバーナ8でのガスを燃焼させることによって、釜Kが加熱される。
このように各段の加熱室2によって炊飯を行うときには、まず釜Kを投入する加熱室2の開閉扉15を開状態まで開き、中段の加熱室2bの開口部11前方となる所定の位置に停止させるまで釜載置台40を上下移動させて、その釜載置台40の釜載置面42に釜Kが載置されたのち、釜Kを投入する加熱室2の開閉扉15を開状態まで開いてから、釜載置台40を加熱室2の開口部11前方付近まで上下移動させるとともに、加熱室2に釜Kを搬入することができる位置で停止させて、釜Kが加熱室2内に押し込まれ、最後に開閉扉15を閉じることにより搬入は完了し、ガスを燃焼させてそれぞれ炊飯が行われる。
次に炊飯の終了した加熱室2から、釜Kの搬出を行う。まず炊飯の終了した、例えば下段の加熱室2cの開閉扉15を開状態まで開いて開口部11を開口させたのち、操作盤59の移動ボタン(図示せず)を押し続けて操作することにより、邪魔にならないように立体式炊飯装置本体6の上方へ反転されているなどしていた釜載置台40を炊飯が終了した下段の加熱室2cの開口部11前方付近まで上下移動させていくとともに、この加熱室2から釜Kを搬入および搬出できる位置に自動停止させる。
次に作業者が、炊飯の終了した下段の加熱室2c内の釜Kを引き出すようにして釜載置台40に向けて搬出される。下段の加熱室2c内の支持ローラ14に支持片5が支持されている釜Kは、加熱室2外へと搬出されてくると、釜Kの底板部3が加熱室2の開口部11の下方に位置する縁部12の支持ローラ13にも載りながら搬出され、さらに支持片5が支持ローラ14の支持から外れるとともに底板部3が釜載置面42上のローラ45に支持されるようになり加熱室2から釜載置面42上へと釜Kが搬出されてくる。
次に操作盤59の移動ボタン(図示せず)を押し続けて操作することにより、釜載置台40を、中段の加熱室2bの開口部11前方となる所定の位置へと釜Kが載置されたまま上下移動させたのち自動停止させる。これによって炊飯の終了した釜Kを、炊飯するときに作業者が釜載置面42上に容易に載置することのできる位置と同じであり、釜載置面42上から持ち上げやすい高さでもある位置から、作業者によって持ち上げられて次工程となる場所に運ばれていく。そして、各加熱室2によって炊飯の終了した釜Kは、加熱室2内から釜載置面42へと搬出され、中段の加熱室2bの開口部11前方となる所定の位置まで釜載置台40を上下移動させて順番に次工程の場所へと運ばれていくことになる。
その後炊飯作業をすべて終了させたのち、作業者が操作盤59の移動ボタン(図示せず)を押し続けて操作することによって、釜載置台40を上段の加熱室2aから釜Kを搬出入できる位置まで上下移動させたのち、さらに上昇させるようにすることで、反転用アーム51と反転用ストッパー52とが当接し始めることから、反転も加えて移動させていく。そして、釜載置台40が立体式炊飯装置本体6の上方に向かっていき、完全に立体式炊飯装置本体6の上方にまで移動したのち自動停止させて炊飯作業を完了する。
そしてこの立体式炊飯装置1によれば、釜載置台40を立体式炊飯装置本体6の前方における上下移動および装置本体の上方に向けて回動移動させるときには、作業者が操作盤59にある移動ボタン(図示せず)を押し続けて操作するように記載しているが、必ずしも移動ボタンを押し続けるものでなく、一回押すことによって所定の位置まで自動的に移動させるようにしてもよいが、操作する作業者が立体式炊飯装置本体から離れたときに釜載置台40が作動して生じる異常または事故を回避することができるようにしている。
なお上記一実施の形態では、作業者が釜Kを釜載置台40に容易に載置するため一旦停止させている所定の位置を中段の加熱室2bから釜Kを搬出入できる位置と同じにしているが、作業者の身長などの体型に合わせて停止位置を変更してもよいとともに、作業者が釜Kを載置するために一旦停止させている釜載置台40の高さを中段の加熱室2bから釜Kを搬出入できる位置と同じにしている場合には、中段の加熱室2bに釜Kを搬出入できる位置として検知している位置センサー50が兼ねるようにしてもよい。
また上記一実施の形態では、各加熱室2の開閉扉15を上段の加熱室2aでは水平方向に回動し、中段の加熱室2bおよび下段の加熱室2cでは上下方向に回動するようにしているが、デザインや作業性などの目的に応じて釜昇降機構7の動作に支障がなければ、その加熱室においても開閉扉15はどの方向に回動させるようにしてもよい。
また上記一実施の形態では、上段の加熱室2aと中段の加熱室2bおよび下段の加熱室2cのすべてに釜Kを搬入および搬出させるために、釜載置面42に釜Kを載置しやすい位置として、まず中段の加熱室2bの開口部11前方となる所定の位置で停止させた釜載置面42上に作業者が搬送してきた釜Kを載置して、各加熱室2に向けて移動させているが、中段の加熱室2bへ釜Kを搬入および搬出することにおいては、釜載置台40を中段の加熱室2bの開口部11前方となる所定の位置に移動させることなく、作業者が搬送してきた釜Kを直接搬入するようにしてもよい。
また上記の一実施の形態では、釜Kを上下移動させている構成の1つである昇降駆動部19において、昇降ベース20を垂直にスライドさせるように支持および誘導しているロット棒25は、平衡状態にした同一の2本を構成に説明したが、昇降ベース20ががたつくことなくスムーズにスライドさせることが可能であれば、ロット棒25を1本もしくは1本のロット棒25に他の簡易的な支持および誘導のできるものを用いた構成でもよい。
さらに上記の一実施の形態では、加熱室2内に釜Kを搬入し炊飯を行うための加熱手段8としてガスバーナ8を用いての加熱について説明したが、例えば電気を利用したヒータもしくは電磁コイルを用いて加熱する構成でもよい。
1 立体式炊飯装置
2 加熱室
7 釜昇降機構
17 開閉センサー
18 釜支持部
19 昇降駆動部
20 昇降ベース
21 駆動手段
40 釜載置台
41 支持アーム
42 釜載置面
50 位置センサー
K 釜

Claims (3)

  1. 加熱手段を備えるとともに前方に開閉扉によって開閉させる開口部を有した加熱室を上下に複数段積み重ねた立体式炊飯装置であって、
    立体式炊飯装置に加熱室から搬入および搬出する釜を開口部の前方において載置するとともに上下方向に昇降させる釜昇降機構と、炊飯加熱するための制御および釜昇降機構の動きの制御を行う操作盤と、が設けられ、
    操作盤は、立体式炊飯装置の側壁面に配置され、
    釜昇降機構は、釜を載置可能とする釜支持部と、釜支持部を最上段となる加熱室の開口部付近から最下段となる加熱室の開口部付近の間を上下方向に移動させる昇降駆動部とからなり、
    昇降駆動部は、立体式炊飯装置の操作盤が配置された側壁面とは反対側の側壁面に位置し、この側壁面に沿って上下移動する昇降ベースと、この昇降ベースを上下動させるための駆動手段とを有し、
    釜支持部は、立体式炊飯装置の前面付近に配設させて釜を略水平状態に保ち載置する釜載置台と、一方を釜載置台と固着するとともに他方を立体式炊飯装置の側壁面に沿って上下移動する昇降ベースに連結したL字状に屈曲形成した支持アームとを有している
    ことを特徴とする立体式炊飯装置。
  2. 昇降駆動部が位置する側壁面に矩形板状の基盤を取付け、昇降ベースは、基盤の取付け面と平衡状態を保ちながら垂直方向にスライドし、駆動手段は、基盤の取付け面に取付けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の立体式炊飯装置。
  3. 昇降ベースの水平方向に突出した水平軸と、支持アームの他方の端部に固着して軸心が水平方向に向けられた円柱形状のカラーとを連結して、支持アームを上下方向に回動自在としている
    ことを特徴とする請求項2記載の立体式炊飯装置。
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