JP5481132B2 - ステッピングモータ - Google Patents

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Description

本発明は、PM型ステッピングモータに関する。
PM(permanent magnet)型ステッピングモータ(以下では、単にステッピングモータという)は、通常、円周方向に多極着磁された円筒状のロータマグネットの外周側に、軸方向に沿って複数(2組)のステータを配置して構成されるものである。そして、各ステータは、円周方向に沿って櫛歯状に配列された複数の極歯を有する2つのヨーク(いわゆる内ヨークおよび外ヨーク)を、各々の極歯が交互に噛み合うように対向配置させるとともに、各極歯の外周側に励磁用のコイルを装着することにより構成されている(例えば、特許文献1参照)。
このように構成されたステッピングモータは、低価格でありながら高い回転精度を実現することができるが、例えば、携帯電話機に付属する小型カメラにおけるレンズのアクチュエータとして普及を図るには、更なる低振動(低騒音)化が求められる。振動が抑制されたアクチュエータとして、例えば、特許文献2が開示するステッピングモータが提案されている。
特許文献2が開示するステッピングモータは、図6に示すように、ステータの磁極歯(極歯)142の外形形状が、「基部143に対して直角をなして磁極歯142の根元から延びる辺144a,144bと、磁極歯142の根元に対して平行する先端部の辺144cと、この辺の両端部と先の辺144a,144bの端部をつなぐ直線の辺144d,144eとから形成され」ている。そして、「先端部144cの幅aの根元部分の幅bに対する割合が65%以上で、かつ、高さhの根元幅bに対する割合が90%以上110%以下となるように磁極歯142が形成されて」いる。
このように、「磁極歯142の形状を所定の寸法とすることで、ステータコイルに鎖交する磁束量を変えて、ステータコイルの誘起電圧波形を振動発生の要因となるようなトルクの発生が抑制されるような形状とすることができ、そのため、従来と異なり、電子回路に何ら新たな電子部品を付加したり、新たな部品配置のための空間を確保することなく、回転の際の振動を確実に抑圧し、静寂性が極めて高いステッピングモータを供給することができる」というものである。
特開2008−136302号公報 特開2006−311708号公報
しかしながら、特許文献2が開示するステッピングモータには、上記のように、磁極歯142における先端部144cの幅aの根元部分の幅bに対する割合、および高さhの根元部分の幅bに対する割合が制約されるという問題がある。具体的には、高さhの根元部分の幅bに対する割合を90%以上110%以下とする必要があることから、磁極歯142の平面視形状が概ね正方形状となり、根元部分の幅bを所定の値に維持した状態で、磁極歯142の高さhのみを任意に大きくすることはできない。
このため、磁極歯142の表面積、すなわち、ステータコイルまたはロータマグネットからの磁束が鎖交する磁極歯142の面積の上限値が制限され、動トルクを所定値以上に大きくすることができない。仮に、高さhを大きくするために根元部分の幅bも同時に大きくした場合には、必然的にヨークの径、ひいてはモータの外径を大きくせざるを得なくなるという問題が発生する。
また、特許文献2が開示するステッピングモータは、先端部144cの幅aの根元部分の幅bに対する割合を65%以上にする必要がある。このため、一般的に採用されている平面視三角形状の極歯と比較すると、円周方向の幅が狭小な部分が存在しないことから、モータの回転位置決め精度が低下することが懸念される。
そこで、本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、回転精度を維持しつつ動トルクが大きく振動の小さいステッピングモータを提供することにある。
本発明者(本出願人)は、隣接する極歯同士の位置関係および極歯とマグネットとの位置関係に特に注目しながら、上記目的を達成する手段について詳細な検討を重ねた。その結果、「根元部分の幅(歯元幅)/マグネットの着磁ピッチ」および「隣接する極歯間の間隔(極間隙間)/極歯とマグネットとの間隔(エアギャップ)」と、モータの動トルクに相関するホールディングトルクとの間に、臨界性を有する特異な関係が存在することを見出した。そして、さらにモータの振動に相関する歪率を考慮して種々の検討を重ねた結果、複数の発明を完成させるに至ったものである。
すなわち、上記目的を達成するために、本発明の特徴は、円周方向に所定の着磁ピッチで着磁され軸中心に回転自在に配置されるマグネットと、前記マグネットの外周面側に所定の間隔を置いて配置されるステータと、を備え、前記ステータが、環状の支持部の内周縁から起立する複数の極歯を有する一対のヨークと、前記一対のヨークを励磁するコイルと、を含み、前記一対のヨークが、前記複数の極歯を円周方向に沿って互い違いに配置させてなるステッピングモータにおいて、前記一対のヨークにおける前記複数の極歯の各々は、前記支持部から離れるほど幅が狭くなるように平面視して二等辺三角形状に形成され、各極歯の最大幅が、前記マグネットの着磁ピッチの1.15倍以上1.70倍以下であることである。
かかる発明によれば、回転精度を維持しつつ動トルクが大きいモータを実現することができる。
この場合、前記各極歯の最大幅が、前記マグネットの着磁ピッチの1.55倍以上1.70倍以下であることが好ましい。また、ステッピングモータの直径が5mm以下であるのが好ましい。
かかる発明によれば、回転精度を維持しつつ動トルクが大きく、かつ、振動の小さいモータを実現することができる。
この場合、前記各極歯の隣接する極歯との最小間隔が、前記マグネットと前記ステータとの間隔の0.75倍以上1.50倍以下であることが好ましい。
かかる発明によれば、動トルクをより一層大きくし、振動をより一層小さくすることができる。
本発明の他の特徴は、円周方向に所定の着磁ピッチで着磁され軸中心に回転自在に配置されるマグネットと、前記マグネットの外周側に所定の間隔を置いて配置されるステータと、を備え、前記ステータが、環状の支持部の内周縁から起立する複数の極歯を有する一対のヨークと、前記一対のヨークを励磁するコイルと、を含み、前記一対のヨークが、前記複数の極歯を円周方向に沿って互い違いに配置させて構成されているステッピングモータにおいて、前記一対のヨークにおける前記複数の極歯の各々は、前記支持部から離れるほど幅が狭くなるように形成され、各極歯の隣接する極歯との最小間隔が、前記マグネットと前記ステータとの間隔の0.75倍以上3.35倍以下であることである。
かかる発明によっても、回転精度を維持しつつ動トルクが大きいモータを実現することができる。
この場合、前記各極歯の隣接する極歯との最小間隔が、前記マグネットと前記ステータとの間隔の0.75倍以上1.50倍以下であることが好ましい。
かかる発明によれば、回転精度を維持しつつ動トルクが大きく、かつ、振動の小さいモータを実現することができる。
本発明の実施形態に係るステッピングモータの全体構成を示す分解斜視図である。 同ステッピングモータにおける一対のヨークの要部を示す図であり、(a)は拡大側面図であり、(b)は平面図である。なお、(b)では、仮想線を用いてマグネットを併せて示す。 「歯元幅/着磁ピッチ」とホールディングトルクおよび歪率との関係を示すグラフである。 「極間隙間/エアギャップ」とホールディングトルクおよび歪率との関係を示すグラフである。 (a)(b)はいずれもモータの基本性能を示すグラフである。 従来技術のヨークの極歯を示す拡大側面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
本発明の実施形態に係るステッピングモータ10は、図1に示すように、回転軸(軸)中心に配置される円柱状のロータ部11と、ロータ部11の外周面側に所定の間隔を置いて配置される円筒状のステータ部21と、ロータ部11を回転自在に支持する軸受を有する円板状の一対のプレート41,41(フロントプレート41a,エンドプレート41b)と、を備えている。
ロータ部11は、金属製の丸棒状のシャフト12と、シャフト12の外周面に固着され円周方向に所定のピッチで多極着磁(本実施形態では8極着磁、図2(b)参照)された円筒状のマグネット13(本実施形態では、希土類ボンド磁石)と、から構成されている。なお、シャフト12の両端は、一対のプレート41,41の中央部にそれぞれ配置された一対の軸受42,42(フロント軸受42a,エンド軸受42b)にそれぞれ回転自在に支持されている。
次に、ステータ部21は、それぞれ同軸状に配置される円筒状の一対(2組)のステータ22A,22Bから構成されている。図示左側に配置されるステータ(第1のステータ)22Aおよび図示右側に配置されるステータ(第2のステータ)22Bは、後述する極歯の円周方向位置を互いにずらした(位相を電気角で90度ずらした)状態で、軸方向に背合わせに対称配置されている点を除いて、基本的な構成は同様である。そこで、以下では、ステータ22A,22Bを区別することなくステータ22と総称して説明する。
ステータ22は、軸方向に沿って配置される一対のヨーク23,28と、一対のヨーク23,28を励磁するためのコイル部33と、から構成されている。以下では、軸方向内側(前記の背合わせ側)に位置するヨーク23を内ヨーク23と称し、軸方向外側に位置するヨーク28を外ヨーク28と称する。
内ヨーク23は、軟磁性材(本実施形態では、鉄)からなり、軸に垂直に配置され円環状をなす支持部(内ヨークの支持部)24と、支持部24の内周縁24a(図2(a)参照)から起立して軸方向外側に延びる複数(本実施形態では、マグネット13の磁極数の半分の4つ)の極歯(内ヨークの極歯)25と、から構成されている。複数の極歯25は、円周方向に沿って櫛歯状に等間隔に並んでいる。
複数の極歯25の各々は、図2(a)に示すように、平面視して、円周方向に対して対称な三角形状、すなわち二等辺三角形状をなしている。具体的に説明すれば、各極歯25は、その端縁(外縁)が、支持部24から離れるほど幅が狭くなる一対の傾斜側端面25a,25aと、一対の傾斜側端面25a,25aの先端同士を連結する平面視円弧状の円弧先端面25bと、から構成されている。本発明においては、各極歯25は、その平面視最大幅である支持部24寄りの幅(歯元幅)Wが、図2(b)に仮想線で示すマグネット13の着磁ピッチPとの間で所定の関係を満たすように形成されているが、この点は後述する。なお、本実施形態では、一対の傾斜側端面25a,25aの各々は、平面視して僅かに外側に湾曲する(膨らむ)ように傾斜角度を連続的に変化させているが、これに限定されない。一対の傾斜側端面25a,25aの各々は、全域において傾斜角度を一定にしてもよい。
一方、外ヨーク28は、軟磁性材(本実施形態では、鉄)からなり、軸に垂直に配置され円環状をなす支持部(外ヨークの支持部)29と、支持部29の内周縁29aから起立し軸方向内側に延びる複数(内ヨークの極歯25と同数)の極歯(外ヨークの極歯)30と、支持部29の外周縁から起立し複数の極歯30の外周側を一定の間隔を置いて覆う外周側壁部32(図1参照)と、から構成されている。
複数の極歯30の各々は、円周方向に沿って櫛歯状に等間隔に並んでいる。各極歯30は、厚みを含めて内ヨーク23の極歯25と同一形状である。すなわち、各極歯30は、その端縁が、支持部29から離れるほど幅が狭くなる一対の傾斜側端面30a,30aと、一対の傾斜側端面30a,30aの先端同士を連結する平面視円弧状の円弧先端面30b(図2(a)では不図示)と、から構成されている。なお、本実施形態では、一対の傾斜側端面30a,30aは、一対の傾斜側端面25a,25aと同様に、平面視して僅かに外側に湾曲する(膨らむ)ように傾斜角度を連続的に変化させているが、全域において傾斜角度を一定にしてもよい。
そして、外ヨーク28は、その複数の極歯30を、内ヨーク23の複数の極歯25と交互に互い違いに噛み合わせた状態で、内ヨーク23と対向しながら同軸状に配置されている。すなわち、外ヨーク28は、その複数の極歯30を、内ヨーク23の複数の極歯25と同一仮想円周面上において相補的な対をなすように配置させている。この仮想円周面の内側に、前記のロータ部11(マグネット13)が同軸状に配置される。
また、外ヨーク28の各極歯30は、極間隙間Gが、エアギャップDとの間で所定の関係を満たすように形成がされているが、この点も後述する。ここで、極間隙間Gとは、極歯30の傾斜側端面30aと隣接する極歯25の傾斜側端面25aとの間隔の最小値である(図2(a)参照)。また、エアギャップDとは、マグネット13の外周面13aと極歯25,30の内周面25c,30cとの間隔である(図2(b)参照)。なお、一対の傾斜側端面25a,25aおよび一対の傾斜側端面30a,30aが、全域において傾斜角度を一定にして形成されている場合には、全域において一定である2つの傾斜側端面25a,30aの間隔が極間隙間Gである。
次に、コイル部33は、軸方向両端に鍔部を有する円筒状のボビン(不図示)にマグネットワイヤを巻回してコイルが形成されている。コイル部33は、極歯25,30により構成される仮想円周面と外ヨーク28の外周側壁部32との間に形成される円筒状のスペースに配置される。
次に、一対のプレート41,41は、例えば金属材料(本実施形態では、ステンレス)により形成され、ステータ部21の軸方向両端に固定されている。この一対のプレート41,41、および、一対の外ヨーク28,28(第1のステータ22Aの外ヨーク28および第2のステータ22Bの外ヨーク28)の外周円筒部32の各々により、ステッピングモータ10の筐体が構成される。また、一対のプレート41,41には、前述のように、ロータ部11を回転自在に支持する一対の軸受42,42がそれぞれ配置されている。
上記のように構成されたステッピングモータ10は、一対のコイル部33,33(第1のステータ22Aのコイル部33および第2のステータ22Bのコイル部33)に所定の電流をそれぞれ通電することにより、ロータ部11(シャフト12)を所定方向に所定の角度だけ回転させることができる。
以下では、「歯元幅W/着磁ピッチP」および「極間隙間G/エアギャップD」と、モータの基本性能に相関するホールディングトルクおよび歪率との関係について、図3および図4を参照して説明する。なお、ホールディングトルクは、一般的に動トルクと相関のある特性(ほぼ比例関係)であり、大きいほど好ましいものである。一方、歪率は、振動と相関のある特性であり、低振動化が要求される小型モータ(直径5mm以下)では10%以下が好ましいとされるものである。
図3は、ホールディングトルクおよび歪率に及ぼす「歯元幅W/着磁ピッチP」の影響を静磁場解析により調べた結果を示すグラフである。なお、極間隙間/エアギャップ(G/D)を1.3とした場合の結果を示している。
図3から、歯元幅/着磁ピッチ(W/P)を、1.15以上1.70以下の範囲内の値に設定することにより、比較的大きく、かつ、安定した(W/Pの変化に対して平坦な特性を示す)ホールディングトルクが得られることが分かる。また、W/Pを略1.55以上とすることにより、10%以下の歪率が得られることが分かる。これらの知見から、動トルクが大きく、かつ、振動が小さいモータを実現するには、W/Pを1.55以上1.70以下とすることが好ましいと結論付けることができる。
次に、図4は、ホールディングトルクおよび歪率に及ぼす「極間隙間G/エアギャップD」の影響を静磁場解析により調べた結果を示すグラフである。なお、
歯元幅/着磁ピッチ(W/P)を1.6とした場合の結果を示している。
図4から、極間隙間/エアギャップ(G/D)を0.75以上3.35以下の範囲内の値とすることにより、比較的大きく、かつ、安定した(G/Dの変化に対して平坦な特性を示す)ホールディングトルクが得られることが分かる。また、W/Pを略1.50以下とすることにより、10%以下の歪率が得られることが分かる。これらの知見から、動トルクが大きく、かつ、振動が小さいモータを実現するには、W/Pを0.75以上1.50以下とすることが好ましいと結論付けることができる。
次に、上記の複数の知見に基づき本発明に係るモータを試作評価した結果を図5(a)(b)を参照して説明する。図5(a)は、歯元幅/着磁ピッチ(W/P)が1.2であり、極間隙間/エアギャップG/D)が2.0の場合の結果である。すなわち、ホールディングトルクが大きい(それに応じて動トルクが大きくなる)が、歪率が10%よりも大きい場合の結果である。以下、この実施例を発明品1と称する。
一方、図5(b)は、本発明に係るより好ましい一実施例のモータの結果であり、歯元幅/着磁ピッチ(W/P)が1.6であり、極間隙間/エアギャップ(G/D)が1.3である。すなわち、ホールディングトルクが大きく、歪率が10%よりも小さい場合の結果である。以下、この実施例を発明品2と称する。
なお、同図中、縦軸の「電圧」とは、モータを外力により一定の速度で強制回転させたときにコイル部に発生する誘起電圧である。ピーク電圧が大きく電圧波形の積分値(面積)が大きいほどモータの動トルクが大きく、また、波形が正弦波に近いほどモータの振動が小さいことを示す。
図5(a)(b)から、発明品1および発明品2は、いずれも同等レベルでピーク電圧が大きい(動トルクが大きい)ことが分かる。さらに、発明品1よりも発明品2の方が、波形が正弦波に近くなり(振動が小さくなり)、波形で囲まれた面積がより一層大きく(動トルクがより一層大きく)なっていることが分かる。これらの結果は、ホールディングトルクの観点から、「歯元幅W/着磁ピッチP」および「極間隙間G/エアギャップD」を本発明に係る所定の範囲内の値に設定することが、高動トルク化に好ましいことを立証するものである。また、歪率の観点から、「歯元幅W/着磁ピッチP」および「極間隙間G/エアギャップD」をより限定された本発明に係る所定の範囲内の値に設定することが、高動トルク化および低振動化により好ましいことを立証するものでもある。
また、ホールディングトルクおよび歪率を考慮して、(1)「歯元幅W/着磁ピッチP」を1.55以上1.70以下に設定すること、(2)「極間隙間G/エアギャップD」を0.75以上1.50以下に設定することにより、動トルクが大きく振動の小さいモータを実現できることが立証された。
以上、本発明の好ましい実施形態および実施例について説明したが、実施の形態については上記に限定されるものではなく、種々の変更および組み合わせが可能である。
例えば、上記実施形態では、「歯元幅W/着磁ピッチP」および「極間隙間G/エアギャップD」に関する条件をいずれも満たす場合について説明したが、これに限定されない。いずれか一方の条件を満たすことにより、一定の効果を奏することができるものである。
10 ステッピングモータ
11 ロータ部
12 シャフト
13 マグネット
13a 外周面
21 ステータ部
22(22A,22B) ステータ
23 内ヨーク
24 支持部
24a 内周縁
25 極歯
25a 傾斜側端面
28 外ヨーク
29 支持部
29a 内周縁
30 極歯
30a 傾斜側端面
32 外周側壁部
33 コイル部
41 一対のプレート
42 一対の軸受

Claims (4)

  1. 円周方向に所定の着磁ピッチで着磁され軸中心に回転自在に配置されるマグネットと、
    前記マグネットの外周面側に所定の間隔を置いて配置されるステータと、を備え、
    前記ステータが、環状の支持部の内周縁から起立する複数の極歯を有する一対のヨークと、前記一対のヨークを励磁するコイルと、を含み、
    前記一対のヨークが、前記複数の極歯を円周方向に沿って互い違いに配置させてなるステッピングモータにおいて、
    前記一対のヨークにおける前記複数の極歯の各々は、前記支持部から離れるほど幅が狭くなるように平面視して二等辺三角形状に形成され、
    各極歯の最大幅が、前記マグネットの着磁ピッチの1.5倍以上1.70倍以下であり、
    前記各極歯の隣接する極歯との最小間隔が、前記マグネットと前記ステータとの間隔の0.75倍以上1.50倍以下であることを特徴とするステッピングモータ。
  2. 直径が5mm以下である請求項1に記載のステッピングモータ。
  3. 前記複数の極歯の各々は、一対の傾斜側端面と、該一対の傾斜側端面の先端同士を連結する平面視円弧状の先端面とを有することを特徴とする請求項1または2に記載のステッピングモータ。
  4. 前記一対のヨークにおける複数の極歯は、前記マグネットの外周面側に同一仮想円周面上に配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のステッピングモータ。
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