JP5479196B2 - マルチエバ冷凍システムおよびその加熱またはデフロスト運転方法 - Google Patents
マルチエバ冷凍システムおよびその加熱またはデフロスト運転方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5479196B2 JP5479196B2 JP2010097007A JP2010097007A JP5479196B2 JP 5479196 B2 JP5479196 B2 JP 5479196B2 JP 2010097007 A JP2010097007 A JP 2010097007A JP 2010097007 A JP2010097007 A JP 2010097007A JP 5479196 B2 JP5479196 B2 JP 5479196B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- heating
- hot gas
- evaporator
- compressor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Defrosting Systems (AREA)
Description
(1)ホットガスをエバポレータ内で凝縮させて加熱する凝縮加熱方式
(2)ホットガスを減圧してエバポレータ内に導入し、凝縮させずに放熱させて加熱する非凝縮加熱方式
すなわち、本発明にかかるマルチエバ冷凍システムは、圧縮機、コンデンサ、並列に設けられる複数台のエバポレータ、および各エバポレータの入口側に設けられる膨張弁により構成される閉サイクルの主冷媒回路と、一端が前記圧縮機と前記コンデンサとの間に接続され、他端が分岐されて前記各膨張弁と前記各エバポレータとの間に接続されるメイン電磁弁および絞りを有するホットガスバイパス回路と、前記コンデンサの入口側に設けられる第1電磁弁または吐出圧力調整弁もしくは両弁の並列回路と、一端が前記コンデンサの下流側の液冷媒ラインに接続され、他端が前記圧縮機の冷媒吸入ラインに接続される第2電磁弁を有する液冷媒供給回路と、を備えたマルチエバ冷凍システムにおいて、前記各エバポレータに前記ホットガスバイパス回路を介して前記圧縮機から吐出されたホットガスを導入して加熱またはデフロスト運転する際、前記エバポレータ出口の冷媒過熱度を検出し、該冷媒過熱度が所定値以上の場合、ホットガスバイパスサイクル側の高圧が所定値以上となるまで、前記液冷媒供給回路を介して前記液冷媒ライン側から前記圧縮機の冷媒吸入ラインに冷媒を供給し、前記エバポレータで冷媒を凝縮させることなく放熱させて非凝縮加熱による加熱運転またはデフロスト運転を行い、前記冷媒過熱度が所定値以下の場合、前記冷媒の供給を停止し、前記エバポレータで冷媒を放熱させて凝縮加熱による加熱運転またはデフロスト運転を続ける制御部を備えていることを特徴とする。
図1には、本発明の一実施形態に係るマルチエバ冷凍システムの冷媒回路図が示され、図2および図3には、その制御フロー図が示されている。
本実施形態のマルチエバ冷凍システム1は、複数の冷却室A,B,Cに仕切られた冷却庫を有する冷凍車やトレーラー等に搭載される輸送用冷凍装置に適用されるものである。このマルチエバ冷凍システム1は、エンジンまたは電動モータにより駆動され、冷媒ガスを圧縮する圧縮機2と、圧縮された冷媒ガス中から油を分離する油分離器3と、第1電磁弁(コンデンサ入口電磁弁)4と、冷媒ガスを凝縮液化する直列に接続された2台の凝縮器5A,5Bと、凝縮された液冷媒を貯留するレシーバ6と、高圧液冷媒と低圧冷媒ガスとを熱交換する内部熱交換器8と、高圧液冷媒を断熱膨張する複数個の電子膨張弁(膨張弁)9A,9B,9Cと、断熱膨張された定仏の気液二相冷媒を蒸発する複数台のエバポレータ10A,10B,10Cと、低圧冷媒ガス中から液分を分離するアキュームレータ11と、が冷媒配管12を介して順次接続されることにより構成される閉サイクルの主冷媒回路13を備えている。
上記マルチエバ冷凍システム1において、冷却運転時、第1電磁弁(コンデンサ入口電磁弁)4は開、ホットガスバイパス回路19のメイン電磁弁16は閉とされる。これにより、圧縮機2から吐出された高温高圧の冷媒は、油分離器3、コンデンサ5A,5B、レシーバ6、内部熱交換器8、電子膨張弁9Aないし9Cを経て、各冷却室A,B,C内に設置されている冷却ユニット1A,1B,1Cの各エバポレータ10A,10B,10Cに導入され、各冷却室A,B,C内の空気と熱交換される。この熱交換により、冷媒は蒸発され、一方、各冷却室A,B,C内の空気は冷却されて各冷却室A,B,C内の冷却に供される。
なお、冷媒過熱度SHが5deg以下で凝縮加熱による運転と判定された場合、冷媒を供給しながら運転を続けると、図5(A)に示されるように、エバポレータ10A,10B,10Cの出口過熱度が0degとなり、図5(B)に示されるように、加熱能力がなくなってしまう。
2 圧縮機
4 第1電磁弁(コンデンサ入口電磁弁)
5A,5B 凝縮器
9A,9B,9C 電子膨張弁(膨張弁)
10A,10B,10C エバポレータ
13 主冷媒回路
16 メイン電磁弁
18A,18B,18C サブ電磁弁
19 ホットガスバイパス回路
19A,19B,19C 分岐回路
20 吐出圧力調整弁
22 第2電磁弁(液バスパス電磁弁)
24 液冷媒供給回路
31A,31B,31C 温度センサ
32 低圧圧力センサ
33 高圧圧力センサ
34 制御部
Claims (5)
- 圧縮機、コンデンサ、並列に設けられる複数台のエバポレータ、および各エバポレータの入口側に設けられる膨張弁により構成される閉サイクルの主冷媒回路と、一端が前記圧縮機と前記コンデンサとの間に接続され、他端が分岐されて前記各膨張弁と前記各エバポレータとの間に接続されるメイン電磁弁および絞りを有するホットガスバイパス回路と、前記コンデンサの入口側に設けられる第1電磁弁または吐出圧力調整弁もしくは両弁の並列回路と、一端が前記コンデンサの下流側の液冷媒ラインに接続され、他端が前記圧縮機の冷媒吸入ラインに接続される第2電磁弁を有する液冷媒供給回路と、を備えたマルチエバ冷凍システムにおいて、
前記各エバポレータに前記ホットガスバイパス回路を介して前記圧縮機から吐出されたホットガスを導入して加熱またはデフロスト運転する際、前記エバポレータ出口の冷媒過熱度を検出し、該冷媒過熱度が所定値以上の場合、ホットガスバイパスサイクル側の高圧が所定値以上となるまで、前記液冷媒供給回路を介して前記液冷媒ライン側から前記圧縮機の冷媒吸入ラインに冷媒を供給し、前記エバポレータで冷媒を凝縮させることなく放熱させて非凝縮加熱による加熱運転またはデフロスト運転を行い、前記冷媒過熱度が所定値以下の場合、前記冷媒の供給を停止し、前記エバポレータで冷媒を放熱させて凝縮加熱による加熱運転またはデフロスト運転を続ける制御部を備えていることを特徴とするマルチエバ冷凍システム。 - 前記ホットガスバイパス回路の絞りは、前記各エバポレータへの分岐回路に設けられ、該各エバポレータへのホットガスの導入を断続するサブ電磁弁により兼用化されていることを特徴とする請求項2に記載のマルチエバ冷凍システム。
- 圧縮機、コンデンサ、並列に設けられる複数台のエバポレータ、および各エバポレータの入口側に設けられる膨張弁により構成される閉サイクルの主冷媒回路と、一端が前記圧縮機と前記コンデンサとの間に接続され、他端が分岐されて前記各膨張弁と前記各エバポレータとの間に接続されるメイン電磁弁および絞りを有するホットガスバイパス回路と、前記コンデンサの入口側に設けられる第1電磁弁または吐出圧力調整弁もしくは両弁の並列回路と、一端が前記コンデンサの下流側の液冷媒ラインに接続され、他端が前記圧縮機の冷媒吸入ラインに接続される第2電磁弁を有する液冷媒供給回路と、を備えたマルチエバ冷凍システムの加熱またはデフロスト運転方法において、
前記各エバポレータに前記ホットガスバイパス回路を介して前記圧縮機から吐出されたホットガスを導入して加熱またはデフロスト運転する際、
前記エバポレータ出口の冷媒過熱度を検出し、該冷媒過熱度が所定値以上の場合、ホットガスバイパスサイクル側の高圧が所定値以上となるまで、前記液冷媒供給回路を介して前記液冷媒ライン側から前記圧縮機の冷媒吸入ラインに冷媒を供給し、前記エバポレータで冷媒を凝縮させることなく放熱させて非凝縮加熱による加熱運転またはデフロスト運転を行い、
前記冷媒過熱度が所定値以下の場合、前記冷媒の供給を停止し、前記エバポレータで冷媒を放熱させて凝縮加熱による加熱運転またはデフロスト運転を続けることを特徴とするマルチエバ冷凍システムの加熱またはデフロスト運転方法。 - 前記冷媒過熱度が所定値以下の場合、前記ホットガスバイパスサイクルの低圧が所定値以下となるように、前記第1電磁弁を開閉して前記ホットガスバイパスサイクルの冷媒を前記コンデンサ側に回収することを特徴とする請求項3に記載のマルチエバ冷凍システムの加熱またはデフロスト運転方法。
- 前記加熱運転またはデフロスト運転中、前記液冷媒ライン側から前記圧縮機の冷媒吸入ラインに冷媒が供給され過ぎ、高圧が所定値以上となったとき、前記コンデンサの入口側に設けられている前記第1電磁弁または前記吐出圧力調整弁もしくは両弁の並列回路を介して冷媒を前記コンデンサ側に放出することを特徴とする請求項3または4に記載のマルチエバ冷凍システムの加熱またはデフロスト運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010097007A JP5479196B2 (ja) | 2010-04-20 | 2010-04-20 | マルチエバ冷凍システムおよびその加熱またはデフロスト運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010097007A JP5479196B2 (ja) | 2010-04-20 | 2010-04-20 | マルチエバ冷凍システムおよびその加熱またはデフロスト運転方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011226710A JP2011226710A (ja) | 2011-11-10 |
JP5479196B2 true JP5479196B2 (ja) | 2014-04-23 |
Family
ID=45042257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010097007A Active JP5479196B2 (ja) | 2010-04-20 | 2010-04-20 | マルチエバ冷凍システムおよびその加熱またはデフロスト運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5479196B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101268924B1 (ko) | 2013-04-04 | 2013-05-29 | (주)미래비엠 | 듀얼 증발기를 활용한 복합 냉각 장치 |
CN108224828A (zh) * | 2018-03-22 | 2018-06-29 | 罗良宜 | 一种热气旁通自动回流连续除霜装置 |
CN108413648A (zh) * | 2018-05-11 | 2018-08-17 | 罗良宜 | 一种气水双热源热泵 |
CN109028629B (zh) * | 2018-06-12 | 2023-08-01 | 山东神舟制冷设备有限公司 | 一种二氧化碳载冷剂制冷系统及其制冷方法 |
CN111536723A (zh) * | 2020-05-26 | 2020-08-14 | 广东省现代农业装备研究所 | 一种二次冷凝并对主路制冷剂进行过冷的融霜方法及装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5852145B2 (ja) * | 1978-09-15 | 1983-11-21 | 三菱電機株式会社 | 冷凍装置 |
JP3836092B2 (ja) * | 2003-07-30 | 2006-10-18 | 三菱重工業株式会社 | 冷凍装置 |
JP2009109110A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Daikin Ind Ltd | 冷凍装置 |
-
2010
- 2010-04-20 JP JP2010097007A patent/JP5479196B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011226710A (ja) | 2011-11-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9612042B2 (en) | Method of operating a refrigeration system in a null cycle | |
JP5241872B2 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
US6883342B2 (en) | Multiform gas heat pump type air conditioning system | |
EP3290825B1 (en) | Refrigeration apparatus | |
JP5641875B2 (ja) | 冷凍装置 | |
JP2008032336A (ja) | 二段膨張冷凍装置 | |
WO2010137401A1 (ja) | ヒートポンプ装置 | |
JP5479196B2 (ja) | マルチエバ冷凍システムおよびその加熱またはデフロスト運転方法 | |
JP6379769B2 (ja) | 空気調和装置 | |
KR100998139B1 (ko) | 공기 조화 장치 | |
JP5677472B2 (ja) | 冷凍装置 | |
KR20210085443A (ko) | 공기조화장치 | |
EP3480533B1 (en) | Refrigeration device | |
KR20210096521A (ko) | 공기 조화 장치 | |
WO2018198220A1 (ja) | 冷凍装置 | |
CN108027178B (zh) | 热泵 | |
CN102997527B (zh) | 气液热交换型冷冻装置 | |
JP2019100603A (ja) | 冷凍回路のホットガス除霜運転方法 | |
US20220412622A1 (en) | Refrigeration cycle apparatus | |
JP2001033110A (ja) | 冷凍装置 | |
JP3735338B2 (ja) | 車両用冷凍装置、およびその制御方法 | |
JP2002228284A (ja) | 冷凍装置 | |
EP3150939B1 (en) | Air conditioner system | |
KR102165353B1 (ko) | 냉매 시스템 | |
JP5111663B2 (ja) | ヒートポンプ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130328 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131220 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140114 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140212 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5479196 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |