JP5478281B2 - ネットワーク監視装置及びネットワーク監視方法ならびにそのプログラム - Google Patents
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Description
図1は同実施形態によるネットワーク監視装置の構成を示すブロック図である。
この図において、符号1はネットワーク監視装置1である。ネットワーク監視装置1は、ユーザ等から指示の情報を入力する入力部11、ネットワーク監視装置1の各処理部を制御する制御部12、指定された始点ノードと終点ノードとを繋ぐ通信経路を構成するラベルスイッチパス(以下、LSPと呼ぶ)を特定するLSP特定部13、LSPのうち表示する経路上のLSPを特定する表示経路特定部14、LSPの表示を行う表示処理部15、LSPに流れるトラフィック流量を算出する流量算出部16、各種情報を記憶するデータベース17、各LSPの品質劣化値を検出する品質劣化値検出部18、1つまたは複数のLSPにより構成される通信経路全体の品質劣化値を算出する品質劣化値算出部19、1つまたは複数のLSPにより構成される通信経路全体の品質劣化の有無を判定する品質劣化判定部20、品質劣化の低い通信経路を決定する通信経路決定部21、を備えている。
そして、本実施形態によるネットワーク監視装置1は、通信ネットワークを構成する複数のノードのうちの指定された始点ノードと終点ノードとの間の現在利用されている1つ又は複数のラベルスイッチパスによる通信経路の品質劣化値が、品質劣化閾値を超えたかを判定し、現在利用されている1つ又は複数のラベルスイッチパスによる通信経路の品質劣化値が、品質劣化閾値を超えたと判定された場合に、指定された始点ノードと終点ノードとの間に構成される1つまたは複数のラベルスイッチパスによる通信経路のうち、品質劣化値の小さい新たな通信経路を再決定する処理を行う。
これにより、本実施形態によるネットワーク監視装置1は、複数のLSPにより構成された通信経路の全体の品質に基づいて、最適な通信経路を決定する。
図2で示すように本実施形態による通信ネットワークは、ネットワーク監視装置1が監視する通信ネットワークであり、複数のノード、つまり終端ルータ1〜4と、中継ルータ1〜中継ルータ10によって構成されている。そして、
終端ルータ1は、中継ルータ1と中継ルータ2
終端ルータ2は、中継ルータ1と中継ルータ2
中継ルータ1は、終端ルータ1と終端ルータ2と中継ルータ3と中継ルータ4
中継ルータ2は、終端ルータ1と終端ルータ2と中継ルータ3と中継ルータ4
中継ルータ3は、中継ルータ1と中継ルータ2と中継ルータ5と中継ルータ6
中継ルータ4は、中継ルータ1と中継ルータ2と中継ルータ5と中継ルータ6
中継ルータ5は、中継ルータ3と中継ルータ4と中継ルータ7と中継ルータ8
中継ルータ6は、中継ルータ3と中継ルータ4と中継ルータ7と中継ルータ8
中継ルータ7は、中継ルータ3と中継ルータ5と中継ルータ6と中継ルータ9と中継ルータ10
中継ルータ8は、中継ルータ4と中継ルータ5と中継ルータ6と中継ルータ9と中継ルータ10
中継ルータ9は、中継ルータ7と中継ルータ8と終端ルータ3と終端ルータ4
中継ルータ10は、中継ルータ7と中継ルータ8と終端ルータ3と終端ルータ4
終端ルータ3は、中継ルータ9と中継ルータ10
終端ルータ4は、中継ルータ9と中継ルータ10
と、物理線によりそれぞれ接続されている。
(1)LSP1は、終端ルータ1−中継ルータ1を繋ぐLSP
(2)LSP2は、中継ルータ1−中継ルータ3を繋ぐLSP
(3)LSP3は、中継ルータ3−中継ルータ5を繋ぐLSP
(4)LSP4は、中継ルータ5−中継ルータ7を繋ぐLSP
(5)LSP5は、中継ルータ7−中継ルータ9を繋ぐLSP
(6)LSP6は、中継ルータ9−終端ルータ3を繋ぐLSP
(7)LSP7は、中継ルータ3−中継ルータ7を繋ぐLSP
(8)LSP8は、終端ルータ1−中継ルータ2を繋ぐLSP
(9)LSP9は、中継ルータ1−中継ルータ4を繋ぐLSP
(10)LSP10は、中継ルータ3−中継ルータ6−中継ルータ7を繋ぐLSP
(11)LSP11は、中継ルータ7−中継ルータ10−中継ルータ8−中継ルータ9を繋ぐLSP
(12)LSP12は、中継ルータ9−終端ルータ4−中継ルータ10−終端ルータ3を繋ぐLSP
(13)LSP21は、終端ルータ2−中継ルータ2を繋ぐLSP
(14)LSP22は、中継ルータ2−中継ルータ4を繋ぐLSP
(15)LSP23は、中継ルータ4−中継ルータ6を繋ぐLSP
(16)LSP24は、中継ルータ6−中継ルータ8を繋ぐLSP
(17)LSP25は、中継ルータ8−中継ルータ10を繋ぐLSP
(18)LSP26は、中継ルータ4−終端ルータ8を繋ぐLSP
(19)LSP27は、終端ルータ2−中継ルータ1を繋ぐLSP
(20)LSP28は、中継ルータ2−中継ルータ3を繋ぐLSP
(21)LSP29は、中継ルータ4−中継ルータ5−中継ルータ8を繋ぐLSP
(22)LSP30は、中継ルータ8−中継ルータ9−中継ルータ7−中継ルータ10を繋ぐLSP
(23)LSP31は、中継ルータ10−終端ルータ3
(24)LSP32は、中継ルータ10−終端ルータ4−中継ルータ9−終端ルータ3を繋ぐLSP
である。そして、これらのLSPの起点ルータ識別情報(起点ルータID)や中継ルータ識別情報(中継ルータID)、終点ルータ識別情報(終点ルータID)からなるLSP情報が各終端ルータや中継ルータごとにデータベースに登録されている(図5)。なお、LSP1〜9,21〜28と、LSP10〜12と、LSP29,30〜32は、それぞれ実線や破線に分けて表示しているが、これはLSPが識別可能とするためである。
この図が示すように、ルータID特定テーブルは、ルータ名と、ルータIDとが対応付けられて登録されている。例えば終端ルータ1は「0001A」、中継ルータ1は「0001B」の各ルータIDであることを示している。他のルータについては終端ルータ2〜4の各ルータIDは「0002A〜0004A」、中継ルータ2〜中継ルータ10の各ルータIDは「0002B〜0010B」であるとする。このルータ属性テーブルは、データベース17に格納される。
この図が示すように、ルータ属性テーブルは、ルータIDと、そのルータに直接、物理線で接続されているルータを示す接続ルータIDとを対応付けて記憶する。このルータ属性テーブルも、データベース17に格納される。具体的に1例をあげると、図4で示すルータ属性テーブルでは、ルータID0001Aで示されるルータが、ルータID0001BおよびルータID0002Bで示される2つのルータに接続され、また、ルータID0001Bで示されるルータが、ルータID0003BおよびルータID0004Bで示される2つのルータに接続されていることを示している。
この図が示すように、LSP情報テーブルは、LSPを特定する識別情報であるLSP−IDと、LSPの経路における起点ルータのIDと、中間ルータのIDと、終点ルータのIDと、LSPがプライマリの経路かセカンダリの経路かを示すプライマリ/セカンダリ種別の情報を対応付けて記憶する。例えば、図2で示すLSP1は、起点ルータが終端ルータ1、終点ルータが中継ルータ1であり、またLSP1がプライマリの経路と設定されているため、LSP情報テーブルには、LSP−IDを示すLSP1、起点ルータIDを示す0001A(終端ルータ1)、終点ルータIDを示す0001B(中継ルータ1)、そのLSPの種別を示す「プライマリ」の情報が対応付けて登録される。そして、LSP情報テーブルには、図2で示したLSP1〜LSP12,LSP21〜32の24のLSPの情報が登録されている。またこのLSP情報テーブルも、データベース17に格納される。
この図が示すように、エリア情報テーブルは、ルータID、そのルータが所属する論理エリアを示す所属エリアID、その所属エリアIDの論理エリア内のルータが直接物理線によって接続している他のルータの所属する論理エリアを示す隣接エリアID、その隣接エリアIDで示される論理エリア内において、前記所属エリアIDの論理エリア内のルータが直接物理線によって接続している他のルータの各ID、を対応付けて記憶している。このエリア情報テーブルも、データベース17に格納される。具体的に1例をあげると、図6で示すエリア情報テーブルでは、ルータID0001Aで示されるルータが、終端エリア1に属し、また当該ルータが、中継エリア1で示される隣接エリアに属する0001Bと0002BのルータIDの2つのルータに物理線で接続されていることを示している。
この図が示すように、データベース17は、LSP情報、物理ネットワーク構成の情報、エリア情報、負荷分散率などの情報を記憶している。ここでLSP情報は、上記図5で示したLSP情報テーブルである。また物理ネットワーク構成の情報は、図3および図4で示したルータID特定テーブルとルータ属性テーブルである。またエリア情報は、上記図6で示したエリア情報テーブルである。また負荷分散率は、どのルータに何%の負荷分散を行うかの情報が記録されている。そして、これらデータベース17で記憶する情報は、通信ネットワークを介して各ルータの記憶している情報を読み取ったものであるか、またはルータに設定された情報を記録媒体を介してコピーされたものである。またはユーザによってデータ入力されたものであってもよい。なお、データベース17は、後述する品質劣化閾値テーブルと、LSP品質劣化値テーブルを保持している。
図9はラベルスイッチパス特定処理の概要を示す第2の図である。
図10はネットワーク監視装置のLSPの特定処理の処理フローを示す図である。
次に、図8〜図10を用いてネットワーク監視装置のLSPの特定処理の処理フローについて説明する。
まず、ネットワーク監視装置1の入力部11が、1つまたは複数のLSPにより接続される第1のルータと第2のルータとの指定を受け付ける(ステップS1)。ここで第1のルータを終端ルータ1、第2のルータを終端ルータ3とする。すると制御部12は、第1のルータである終端ルータ1と第2のルータである終端ルータ3の情報をLSP特定部13に通知すると共に、LSPの特定処理の開始を指示する。
第1のLSP;LSP1,LSP8
第2のLSP;LSP6,LSP12,LSP31,LSP32
新たな第1のLSP;LSP2,LSP9,LSP22,LSP28
新たな第2のLSP;LSP5,LSP11,LSP25,LSP30
新たな第3のLSP;LSP7,LSP10,LSP26,LSP29
の各LSPの情報が一時記録されている。そして、新たな第3のLSPが特定できると、表示経路特定部14が、それら、第1のLSP;LSP1,LSP8、第2のLSP;LSP6,LSP12,LSP31,LSP32、新たな第1のLSP;LSP2,LSP9,LSP22,LSP28、新たな第2のLSP;LSP5,LSP11,LSP25,LSP30、新たな第3のLSP;LSP7,LSP10,LSP26,LSP29、の中から表示するLSPを特定し(ステップS14)、表示処理部15に通知する。表示処理部15は、モニタなどの画面上に表示している図2の通信ネットワーク上に、表示経路特定部14の特定した表示経路のLSPを、色分けして表示する等の処理を行う(ステップS15)。
ネットワーク監視装置1は、通信ネットワーク上に予め設定されている各LSPの品質劣化値を、当該LSPの起点ルータと終点ルータのそれぞれから通信ネットワークを介して受信した情報に基づいて検出し、データベース17に格納する。ここで品質劣化値は、例えば、LSPの起点ノードから送信されたパケットが当該LSPの終点ノードに到達するまでの時間を示す遅延時間である。品質劣化値が遅延時間である場合、品質劣化値検出部18は、LSPの起点ノードからあるパケットの送信時刻を受信し、また終点ノードから同一パケットの受信時刻を受信する。そして、ネットワーク監視装置1の品質劣化値検出部18は、当該パケットの、LSP内の起点ノードにおける送信時刻から、当該LSP内の終点ノードにおける受信時刻の差を算出し、LSPにおける起点ノードから終点ノードまでの到達にパケットが要した時間を遅延時間として算出する。そして、品質劣化値検出部18は、LSPのIDと当該LSPの遅延時間とを対応付けてデータベース17で保持されるLSP品質劣化値テーブルに書き込む。品質劣化値検出部18は、通信ネットワーク上に設定されている全てのLSPの起点ルータと終点ルータとを、LSP情報テーブル(図5)から検出し、それら起点ルータと終点ルータから情報を取得して、当該全てのLSPの遅延時間を算出して、LSPごとにLSP品質劣化値テーブルに書き込む。
この図が示すように、LSP品質劣化値テーブルは、LSP−IDと、そのLSPの品質劣化値(遅延時間)を対応付けて記憶している。このLSP品質劣化値テーブルはデータベース17に格納されているものとする。
パケットのロス率は、LSPの起点ノードから送信された複数のパケット全体数のうち当該LSPの終点ノードに到達できないパケットの数の割合を示す値である。また、送信成功率は、LSPの起点ノードから送信された複数のパケット全体数のうち当該LSPの終点ノードに到達できたパケットの数の割合を示す値である。ロス率や、送信成功率も、LSP内の起点ルータと終点ルータから情報を取得して、品質劣化値検出部18が検出する。例えばロス率であれば、品質劣化値検出部18が、LSP内の起点ルータから、当該LSP内の終点ルータ宛のパケットの数aをLSP内の起点ルータから通知を受ける。また当該LSP内の終点ルータから、当該LSP内の起点ルータを送信元として終点ルータが受信したパケットの数bの通知を受ける。そして品質劣化値検出部18は、(パケットの数a−パケットの数b)÷パケットの数a、を算出することによりLSPのロス率を検出する。または、品質劣化値検出部18は、パケットの数b÷パケットの数a、を算出することによりLSPの送信成功率を検出することができる。なお、送信成功率は「1−ロス率」により算出することも可能である。
次に、ネットワーク監視装置1が通信経路の品質劣化値の算出処理について説明する。
ここで、図12の通信ネットワークは、図2,図8,図9で示した通信ネットワークとは異なる新たな通信ネットワークを示しており、説明の便宜上、以下、この通信ネットワークを用いて説明を行う。
ネットワーク監視装置1は、図12で示す通信ネットワーク上で、ある始点ルータからある終点ルータまでパケットを送信する場合に利用される通信経路の全体の品質劣化値を算出することができる。今、図12の通信ネットワークにおいて、始点ルータである終端ルータ1から、終点ルータである終端ルータ3へのパケットの送信に利用されている通信経路の品質劣化値を算出する場合、まずネットワーク監視装置1の入力部11が、例えば、ユーザ等の操作に基づいて、通信経路の始点ルータ(終端ルータ1)と終点ルータ(終端ルータ3)の情報と、品質劣化値算出開始の指示を入力する。すると、品質劣化値算出部19は、始点ルータ(終端ルータ1)から終点ルータ(終端ルータ3)までパケットが送信される際に現在利用されている通信経路を構成するLSPを特定する。例えば、上述の図8〜図10を用いて説明した、LSPの特定処理で示したような処理によって、始点ルータ(終端ルータ1)から終点ルータ(終端ルータ3)までのLSPを特定し、当該LSPにより構成される通信経路のうち、プライマリの各LSPを繋ぐ通信経路を、現在利用されている通信経路を構成するLSPと特定する。特定したLSPがLSP1,LSP2,LSP3であるとする。そして、各LSP1〜3の品質劣化値を、データベース17のLSP品質劣化値テーブルから読み取って、LSPの品質劣化値が遅延時間である場合には、下記式(1)により算出できる。そして、例えば、表示処理部15が算出した品質劣化値の情報を画面等に出力する。
次に、ネットワーク監視装置1の新たな通信経路決定処理について説明する。
ネットワーク監視装置1は、指定されたルータ間の現在の通信経路の代替となる、新たな通信経路を特定、表示することができる。この処理は、まず、ネットワーク監視装置1の入力部1が、例えばユーザからの操作によって、ある終端ルータから他の終端ルータまでのパケットの現在の通信経路について、新たな通信経路決定処理の開始の指示を入力する。すると、制御部12が、当該新たな通信経路決定処理の開始を検出する(ステップS101)。ここで、終端ルータ1と終端ルータ3の情報が入力されたものとする。制御部12は、新たな通信経路決定処理の開始を検出すると、品質劣化値算出部19に、終端ルータ1と終端ルータ3の間の現在の通信経路における品質劣化値の算出を指示する。すると、品質劣化値算出部19は、上述の品質劣化値検出処理を行い、終端ルータ1と終端ルータ3の間でパケットが通過する現在の通信経路を構成するLSPを特定する(ステップS102)。
図13で示すように、終端ルータ1から終端ルータ3へ送信されるパケットの通信経路は、LSP1、LSP2、LSP3で構成される通信経路Aについて、当該通信経路を構成するLSPそれぞれがプライマリである場合、現在利用されている通信経路であるとする。または、終端ルータ1から終端ルータ3へ送信されるパケットが通過する、現在利用されている通信経路を構成する各LSPは、例えば、データベース17に記録されており、これを読み取って検出するようにしてもよいし、ユーザからそれらの情報の入力を受け付けるようにしてもよい。またネットワーク監視装置1が、終端ルータ1から終端ルータ3へ擬似パケットを送出する指示を行い、当該擬似パケットを送受信した終端ルータや中継ルータから擬似パケットの通過を示す情報を受信することにより、ネットワーク監視装置1が、終端ルータ1から終端ルータ3へ送信されるパケットの通過する、現在利用されている通信経路を構成するLSPを特定するようにしてもよい。
図29は第1の迂回通信経路決定処理の処理フローを示す図である。
図14は指定された終端ルータ間の全てのLSPを示す図である。
図15は第1の迂回通信経路決定処理の概要を示す第1の図である。
次に、上述のステップS107の処理の詳細について説明する。
迂回通信経路の決定の処理においては、まず、通信経路決定部21は、上述のステップS1〜ステップS13で示されるラベルスイッチパス特定処理を用いて、終端ルータ1(始点ルータ)と終端ルータ3(終点ルータ)とを繋ぐ全てのLSPを特定する(ステップS201)。
今、図14で示すように、終端ルータ1と終端ルータ3とを繋ぐLSPは、LSP1〜LSP9の9つのLSPであるとする。そして、通信経路決定部21は、LSP1〜LSP9の中から、ユーザから始点ルータであると指定された、終端ルータ1を起点ルータとするLSPを特定する(ステップS202)。ここで、LSP1〜LSP9のそれぞれの起点ルータのルータIDは、LSP情報テーブルから取得できる。また、終端ルータ1のルータIDは、ルータID特定テーブルから特定できる。そしてそれらIDを用いて、終端ルータ1のルータIDが、LSP1〜LSP9のそれぞれの起点ルータのルータIDに一致するかを判定し、一致すれば、当該一致した起点ルータIDを持つLSPが、終端ルータ1を起点ルータとするLSPと特定できる。図14で示すように、通信経路決定部21は、終端ルータ1を起点ルータとするLSPはLSP1とLSP4であるため、この時点で、メモリ等に格納された特定候補リスト(1)にはLSP1とLSP4のIDを登録する(図15)。
次に、図16で示すように、通信経路決定部21は、LSP4の終端ルータである中継ルータ2を起点ルータとするLSPを特定する。中継ルータ2のルータIDが、LSP1〜LSP9のそれぞれの起点ルータのルータIDに一致すれば、一致した起点ルータIDを持つLSPが、中継ルータ2を起点ルータとするLSPである。今、図16で示すように、中継ルータ2を起点ルータとするLSPはLSP6のみである。従って、通信経路決定部21は、図16で示すように、LSP6のIDをメモリ等に格納された特定候補リスト(2)に登録する。また、通信経路決定部21は、中継ルータ2を起点ルータとするLSP6の品質劣化値が、他の中継ルータ2を起点とするLSPが存在しないため、最も小さい品質劣化値を示すLSPであると判定する。そして、通信経路決定部21はLSP6を、終端ルータ1を起点ルータとし、終端ルータ3を終点ルータとする通信経路のうちの、迂回通信経路を構成するLSPの候補と特定して、当該LSP6のIDをLSP候補テーブルに登録する。そして、通信経路決定部21は、迂回通信経路を構成するLSPの候補と特定したLSP6の終端ルータ(中継ルータ4)が、指定を受けた終端ルータ3に一致するかを判定する。ここでは一致しないため、LSP6に繋がるLSPを次に特定する。
図18は第1の迂回通信経路決定処理の概要を示す第4の図である。
また次に、図17で示すように、通信経路決定部21は、LSP6の終端ルータである中継ルータ4を起点ルータとするLSPを特定する。中継ルータ4のルータIDが、LSP1〜LSP9のそれぞれの起点ルータのルータIDに一致すれば、一致した起点ルータIDを持つLSPが、中継ルータ4を起点ルータとするLSPである。今、図17で示すように、中継ルータ4を起点ルータとするLSPはLSP8とLSP9である。従って、通信経路決定部21は、図17で示すように、LSP8とLSP9のIDをメモリ等に格納された特定候補リスト(3)に登録する。また、通信経路決定部21は、中継ルータ4を起点ルータとするLSP8とLSP9を特定すると、それらの品質劣化値(遅延時間)をLSP品質劣化値テーブル(図14)から取得する。このとき、LSP8の品質劣化値が10ms、LSP9の品質劣化値が70msであるとする。すると、通信経路決定部21は、図17で示すように、最も小さい品質劣化値を示すLSP8を、終端ルータ1を起点ルータとし、終端ルータ3を終点ルータとする通信経路のうちの、迂回通信経路を構成するLSPの候補と特定し、当該LSP8のIDを、LSP候補テーブルに登録する。そして、通信経路決定部21は、迂回通信経路のLSPの候補と特定したLSP8の終端ルータ(終端ルータ3)が、指定を受けた終端ルータ3に一致するかを判定する。
次に、ネットワーク監視装置の第2の迂回通信経路決定処理について説明する。
ネットワーク監視装置1は、上述の第1の迂回通信経路決定処理以外の方法である、以下の第2の迂回通信経路決定処理によって、新たな通信経路を決定するようにしてもよい。
図13で示すような通信経路Aが品質劣化していると判定した場合、表示処理部15は、終点ルータ1から終点ルータ3までの通信経路Aを構成するLSP1,LSP2,LSP3を画面にハイライト表示する。これにより、ネットワーク監視装置1は、ユーザに、LSP1,LSP2,LSP3により構成される通信経路Aのどこかで障害が発生していることを通知する。そして、次に、通信経路決定部21は、迂回通信経路の決定を行う。この処理において、まず、通信経路決定部21は、上述のステップS1〜ステップS13で示されるラベルスイッチパス特定処理を用いて、終端ルータ1と終端ルータ3とを繋ぐ全てのLSPを特定する。
今、図14で示すように、終端ルータ1と終端ルータ3とを繋ぐLSPは、LSP1〜LSP9の9つのLSPであるとする。そして、通信経路決定部21は、LSP1〜LSP9の中から、始点ルータである終端ルータ1を起点ルータとするLSPを特定する。ここで、LSP1〜LSP9のそれぞれの起点ルータのルータIDは、LSP情報テーブルから取得できる。また、終端ルータ1のルータIDは、ルータID特定テーブルから特定できる。そしてそれらIDを用いて、終端ルータ1のルータIDが、LSP1〜LSP9のそれぞれの起点ルータのルータIDに一致するかを判定し、一致すれば、当該一致した起点ルータIDを持つLSPが、終端ルータ1を起点ルータとするLSPと特定できる。図14で示すように、終端ルータ1を起点ルータとするLSPはLSP1とLSP4であるため、通信経路決定部21は、この時点でメモリ等に格納された特定候補リスト(1)にLSP1とLSP4のIDを登録する。
図21は第2の迂回通信経路決定処理の概要を示す第3の図である。
図22は第2の迂回通信経路決定処理の概要を示す第4の図である。
次に、通信経路決定部21は、メモリ等に格納された特定候補リスト(1)に登録されているLSP1を選択し(図19)、当該LSP1の終点ルータ(中継ルータ1)が、指定された終端ルータ3と一致するかを判定する。LSP1の終点ルータ(中継ルータ1)は、指定された終端ルータ3と一致しないため、次に、LSP1の終点ルータである中継ルータ1を起点とするLSPを特定する。図14より、中継ルータ1を起点とするLSPはLSP2とLSP5とであるため、特定候補リスト(2)においてLSP1のIDに対応付けてLSP2とLSP5のIDを別々に登録する(図20)。これにより、通信経路決定部21は、メモリ等に格納された特定候補リスト(2)に、LSP1−LSP2の迂回通信経路候補と、LSP1−LSP5という迂回通信経路候補を登録する。
図24は第2の迂回通信経路決定処理の概要を示す第6の図である。
また、通信経路決定部21は、特定候補リスト(1)〜(3)の中に選択されていない通信経路があるかを探索する。特定候補リスト(3)において、LSP1−LSP2−LSP7からなる迂回通信経路が選択されていないため、次に、当該特定候補リスト(3)のLSP1−LSP2−LSP7からなる迂回通信経路を選択し、当該LSP1−LSP2−LSP7の終点ルータ(終端ルータ3)が、指定された終端ルータ3と一致するかを判定する。ここでLSP1−LSP2−LSP7の終点ルータと、指定された終端ルータ3と一致するため、通信経路決定部21は、LSP1−LSP2−LSP7からなる迂回通信経路の品質劣化値を、上記式(1)により、LSP1の品質劣化値と、LSP2の品質劣化値と、LSP7の品質劣化値とを合計して算出する。LSP1の品質劣化値(遅延時間が)がLSP品質劣化値テーブル(図14)より7ms、LSP2の品質劣化値(遅延時間が)がLSP品質劣化値テーブル(図14)より8ms、LSP7の品質劣化値(遅延時間が)がLSP品質劣化値テーブル(図14)より7ms、であるため、LSP1−LSP2−LSP7からなる迂回通信経路の品質劣化値は22msである。そして、通信経路決定部21は、LSP1−LSP2−LSP7の迂回通信経路候補を示す各LSPのIDと、その品質劣化値(22ms)を、迂回通信経路候補テーブルに登録する。
また、同様に、通信経路決定部21は、特定候補リスト(1)〜(3)の中に選択されていない通信経路があるかを探索する。特定候補リスト(2)において、LSP1−LSP5からなる迂回通信経路が選択されていないため(図20参照)、次に、当該特定候補リスト(2)のLSP1−LSP5からなる迂回通信経路を選択し、当該LSP1−LSP5の終点ルータ(中継ルータ3)が、指定された終端ルータ3と一致するかを判定する。ここでLSP1−LSP5の終点ルータ(中継ルータ3)と、指定された終端ルータ3とは一致しないため、次に、LSP1−LSP5の終点ルータである中継ルータ3を起点とするLSPを特定する。図14より、中継ルータ3を起点とするLSPはLSP3とLSP7とであるため、通信経路決定部21は、特定候補リスト(3)に、LSP1−LSP5の各IDに対応付けてLSP3とLSP7のIDを別々に登録する(図25)。これにより、特定候補リスト(3)には、LSP1−LSP5−LSP3の迂回通信経路候補と、LSP1−LSP5−LSP7という迂回通信経路候補が登録される。
図27は第2の迂回通信経路決定処理の概要を示す第9の図である。
通信経路決定部21は、同様に、特定候補リスト(1)〜(3)の中に選択されていない通信経路があるかを探索し、ユーザから指定された終端ルータ1と終端ルータ3とを繋ぐLSPによる迂回通信経路を決定し、図26に示すように、さらに、上記と同予の処理により、LSP4−LSP6−LSP8の迂回通信経路候補とその品質劣化値(25ms)、および、LSP4−LSP6−LSP9の迂回通信経路候補とその品質劣化値(85ms)とを対応付けて迂回通信経路候補テーブルに登録する(図26)。これにより、6つの迂回通信経路の各品質劣化値が、迂回通信経路候補テーブルに登録される。
上述の第2の迂回通信経路決定処理においては、まず、終端ルータ1と終端ルータ3とを繋ぐ全てのLSPを特定してLSPリストにリストアップする(ステップS301)。そして、そのLSPリストから始点ルータを起点とするLSPを特定候補リスト(1)へリストアップする。ここでn=1とする。そして、LSPリスト(n)で未選択なLSPが存在するかを判定し(ステップS302)、LSPリスト(n)から未選択なLSPを一つ選択して特定候補リストへ登録する(ステップS303)。そして、選択したLSPの終点ルータが、ユーザより入力された終点のルータ(終端ルータ3)であるかを判定し(ステップS304)、Yesであれば、選択したLSPにより接続される迂回通信経路の品質劣化値を算出する(ステップS305)。ステップS304でNoであれば、ステップS303で選択したLSPの終点ルータを起点とするLSPがあるかを判定する(ステップS306)。S306でYesである場合には、ステップS303で選択したLSPの終点ルータを起点とするLSPを特定候補リスト(n+1)へ登録する(ステップS307)。そして図30のループ1の処理を繰り返し、全経路の品質劣化値を比較して、最も品質劣化値のよい迂回通信路候補を、新たな通信経路として決定する(ステップS308)。
12・・・制御部
13・・・LSP特定部
14・・・表示経路特定部
15・・・表示処理部
16・・・流量算出部
17・・・データベース
18・・・品質劣化値検出部
19・・・品質劣化値算出部
20・・・品質劣化判定部
21・・・通信経路決定部
Claims (9)
- 通信ネットワークを構成する複数のノードのうち指定された指定始点ノードと指定終点ノードとの間を繋ぐ複数のラベルスイッチパスにより構成される通信経路を1つ又は複数特定するラベルスイッチパス特定部であって、
前記指定始点ノードを起点ノードとして構成される特定ラベルスイッチパスにおけるラベルスイッチパス内終点ノードと前記指定終点ノードを終点ノードとして構成される特定ラベルスイッチパスにおけるラベルスイッチパス内始点ノードとが他の特定ラベルスイッチパスにより繋がるかどうかを判定し、
当該ラベルスイッチパス内終点ノードとラベルスイッチパス内始点ノードとが前記他の特定ラベルスイッチパスにより繋がる場合には、それら3つの特定ラベルスイッチパスが前記指定始点ノードと前記指定終点ノードとの間を繋ぐ複数のラベルスイッチパスにより構成される通信経路と特定し、
当該ラベルスイッチパス内終点ノードとラベルスイッチパス内始点ノードとが前記他の特定ラベルスイッチパスにより繋がらない場合には、前記ラベルスイッチパス内終点ノードを新たな指定始点ノードと見做すと共に、前記ラベルスイッチパス内始点ノードを新たな指定終点ノードと見做してそれら新たな指定始点ノードを起点ノードとして構成される特定ラベルスイッチパスにおけるラベルスイッチパス内終点ノードと、前記新たな指定終点ノードを終点ノードとして構成される特定ラベルスイッチパスにおけるラベルスイッチパス内始点ノードとが他の特定ラベルスイッチパスにより繋がるかどうかを再帰的に繰り返し判定して、前記新たな指定始点ノードと前記新たな指定終点ノードとの間を繋ぐ他の特定ラベルスイッチパスを検出した場合に、それまでの繋がるかどうかの判定に用いた全ての特定ラベルスイッチパスのうち、前記指定始点ノードと前記指定終点ノードとの間を繋ぐラベルスイッチパス全てを特定する前記ラベルスイッチパス特定部と、
前記指定始点ノードと前記指定終点ノードとの間を繋ぐラベルスイッチパス全てを表示する表示処理部と、
前記ラベルスイッチパス特定部の特定したラベルスイッチパスにより構成される複数の通信経路のうちの現在利用している通信経路についての指定始点ノードと指定終点ノードの間を構成する各ラベルスイッチの品質劣化値に基づく当該通信経路全体の品質劣化値が、品質劣化閾値を超えたかを通信経路の再決定の前に判定する品質劣化判定部と、
前記ラベルスイッチパス特定部の特定したラベルスイッチパスにより構成される複数の通信経路のうちの現在利用している通信経路についての指定始点ノードと指定終点ノードの間を構成するラベルスイッチの品質劣化値に基づく当該通信経路全体の品質劣化値が、前記品質劣化閾値を超えたと判定された場合に、前記ラベルスイッチパス特定部の特定したラベルスイッチパスにより構成される複数の通信経路のうちの現在利用している通信経路における1つまたは複数のラベルスイッチパスを、そのラベルスイッチパスの品質劣化値よりも品質劣化値が小さいラベルスイッチであって、前記ラベルスイッチパス特定部の特定したラベルスイッチパスにより構成される他の通信経路を構成する新たなラベルスイッチパスに代えることにより、指定始点ノードと指定終点ノードとを繋ぐ品質劣化値の小さい新たな通信経路を再決定する通信経路決定部と、
を備えることを特徴とするネットワーク監視装置。 - 前記通信経路決定部は、前記ラベルスイッチパス特定部の特定したラベルスイッチパスにより構成される通信経路において、前記指定された始点ノードを始点とするラベルスイッチパスのうち最も小さい品質劣化値の第1のラベルスイッチパスを選定し、当該選定したラベルスイッチパスの終点のノードを始点とするラベルスイッチパスのうち最も小さい品質劣化値のラベルスイッチパスを選定する処理を再帰的に繰り返して、前記指定された終点ノードまでの通信経路を構成する複数のラベルスイッチパスを選定して、それら選定したラベルスイッチパスにより構成される新たな通信経路を再決定する
ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク監視装置。 - 前記通信経路決定部は、前記再決定した通信経路の品質劣化値が、前記品質劣化閾値を越える値である場合には、前記指定された終点ノードまでの通信経路を構成するラベルスイッチパスの何れか1つの選定において、2番目に小さな品質劣化値のラベルスイッチパスを選定して、新たな通信経路を再決定する
ことを特徴とする請求項2に記載のネットワーク監視装置。 - 前記通信経路決定部は、前記ラベルスイッチパス特定部の特定したラベルスイッチパスにより構成される通信経路において、前記再決定した通信経路の品質劣化値が、前記品質劣化閾値を越える値である場合に、前記指定された始点ノードと終点ノードとの間に構成される複数のラベルスイッチパスによる1つまたは複数の通信経路の品質劣化値を、当該通信経路それぞれを構成する複数のラベルスイッチパスの各品質劣化値に基づいて算出し、最も品質劣化値の小さい通信経路を、新たな通信経路と再決定する
ことを特徴とする請求項2に記載のネットワーク監視装置。 - 前記通信経路決定部は、前記ラベルスイッチパス特定部の特定したラベルスイッチパスにより構成される通信経路において、前記指定された始点ノードと終点ノードとの間に構成される複数のラベルスイッチパスによる1つまたは複数の通信経路の品質劣化値を、当該通信経路それぞれを構成する複数のラベルスイッチパスの各品質劣化値に基づいて算出し、最も品質劣化値の小さい通信経路を、新たな通信経路と再決定する
ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク監視装置。 - 前記ラベルスイッチパスの品質劣化値は、前記ラベルスイッチパス特定部の特定したラベルスイッチパスにより構成される通信経路において、前記ラベルスイッチパスの始点ノードから送信されたパケットが当該ラベルスイッチパスの終点ノードに到達するまでの時間を示す遅延時間であり、
前記通信経路の品質劣化値は、前記ラベルスイッチパス特定部の特定したラベルスイッチパスにより構成される通信経路を構成する複数のラベルスイッチパスの遅延時間の合計である
ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載のネットワーク監視装置。 - 前記ラベルスイッチパスの品質劣化値は、前記ラベルスイッチパス特定部の特定したラベルスイッチパスにより構成される通信経路において、前記ラベルスイッチパスの始点ノードから送信された複数のパケットのうち当該ラベルスイッチパスの終点ノードに到達できないパケットの数の割合を示すロス率であり、
前記通信経路の品質劣化値は、前記ラベルスイッチパス特定部の特定したラベルスイッチパスにより構成される通信経路を構成する複数のラベルスイッチパスそれぞれのロス率を1から減じた成功率の乗算値を算出し、当該成功率の乗算値を1から減じた値により算出する
ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載のネットワーク監視装置。 - ネットワーク監視装置のネットワーク監視方法であって、
通信ネットワークを構成する複数のノードのうち指定された指定始点ノードと指定終点ノードとの間を繋ぐ複数のラベルスイッチパスにより構成される通信経路を1つ又は複数特定する前記ネットワーク監視装置のラベルスイッチパス特定部が、
前記指定始点ノードを起点ノードとして構成される特定ラベルスイッチパスにおけるラベルスイッチパス内終点ノードと前記指定終点ノードを終点ノードとして構成される特定ラベルスイッチパスにおけるラベルスイッチパス内始点ノードとが他の特定ラベルスイッチパスにより繋がるかどうかを判定し、
当該ラベルスイッチパス内終点ノードとラベルスイッチパス内始点ノードとが前記他の特定ラベルスイッチパスにより繋がる場合には、それら3つの特定ラベルスイッチパスが前記指定始点ノードと前記指定終点ノードとの間を繋ぐ複数のラベルスイッチパスにより構成される通信経路と特定し、
当該ラベルスイッチパス内終点ノードとラベルスイッチパス内始点ノードとが前記他の特定ラベルスイッチパスにより繋がらない場合には、前記ラベルスイッチパス内終点ノードを新たな指定始点ノードと見做すと共に、前記ラベルスイッチパス内始点ノードを新たな指定終点ノードと見做してそれら新たな指定始点ノードを起点ノードとして構成される特定ラベルスイッチパスにおけるラベルスイッチパス内終点ノードと、前記新たな指定終点ノードを終点ノードとして構成される特定ラベルスイッチパスにおけるラベルスイッチパス内始点ノードとが他の特定ラベルスイッチパスにより繋がるかどうかを再帰的に繰り返し判定して、前記新たな指定始点ノードと前記新たな指定終点ノードとの間を繋ぐ他の特定ラベルスイッチパスを検出した場合に、それまでの繋がるかどうかの判定に用いた全ての特定ラベルスイッチパスのうち、前記指定始点ノードと前記指定終点ノードとの間を繋ぐラベルスイッチパス全てを特定し、
前記ネットワーク監視装置の表示処理部が、前記指定始点ノードと前記指定終点ノードとの間を繋ぐラベルスイッチパス全てを表示し、
前記ネットワーク監視装置の品質劣化判定部が、前記ラベルスイッチパス特定部の特定したラベルスイッチパスにより構成される複数の通信経路のうちの現在利用している通信経路についての指定始点ノードと指定終点ノードの間を構成する各ラベルスイッチの品質劣化値に基づく当該通信経路全体の品質劣化値が、品質劣化閾値を超えたかを通信経路の再決定の前に判定し、
前記ネットワーク監視装置の通信経路決定部が、前記ラベルスイッチパス特定部の特定したラベルスイッチパスにより構成される複数の通信経路のうちの現在利用している通信経路についての指定始点ノードと指定終点ノードの間を構成するラベルスイッチの品質劣化値に基づく当該通信経路全体の品質劣化値が、前記品質劣化閾値を超えたと判定された場合に、前記ラベルスイッチパス特定部の特定したラベルスイッチパスにより構成される複数の通信経路のうちの現在利用している通信経路における1つまたは複数のラベルスイッチパスを、そのラベルスイッチパスの品質劣化値よりも品質劣化値が小さいラベルスイッチであって、前記ラベルスイッチパス特定部の特定したラベルスイッチパスにより構成される他の通信経路を構成する新たなラベルスイッチパスに代えることにより、指定始点ノードと指定終点ノードとを繋ぐ品質劣化値の小さい新たな通信経路を再決定する
ことを特徴とするネットワーク監視方法。 - ネットワーク監視装置のコンピュータを、
通信ネットワークを構成する複数のノードのうち指定された指定始点ノードと指定終点ノードとの間を繋ぐ複数のラベルスイッチパスにより構成される通信経路を1つ又は複数特定するラベルスイッチパス特定手段であって、
前記指定始点ノードを起点ノードとして構成される特定ラベルスイッチパスにおけるラベルスイッチパス内終点ノードと前記指定終点ノードを終点ノードとして構成される特定ラベルスイッチパスにおけるラベルスイッチパス内始点ノードとが他の特定ラベルスイッチパスにより繋がるかどうかを判定し、
当該ラベルスイッチパス内終点ノードとラベルスイッチパス内始点ノードとが前記他の特定ラベルスイッチパスにより繋がる場合には、それら3つの特定ラベルスイッチパスが前記指定始点ノードと前記指定終点ノードとの間を繋ぐ複数のラベルスイッチパスにより構成される通信経路と特定し、
当該ラベルスイッチパス内終点ノードとラベルスイッチパス内始点ノードとが前記他の特定ラベルスイッチパスにより繋がらない場合には、前記ラベルスイッチパス内終点ノードを新たな指定始点ノードと見做すと共に、前記ラベルスイッチパス内始点ノードを新たな指定終点ノードと見做してそれら新たな指定始点ノードを起点ノードとして構成される特定ラベルスイッチパスにおけるラベルスイッチパス内終点ノードと、前記新たな指定終点ノードを終点ノードとして構成される特定ラベルスイッチパスにおけるラベルスイッチパス内始点ノードとが他の特定ラベルスイッチパスにより繋がるかどうかを再帰的に繰り返し判定して、前記新たな指定始点ノードと前記新たな指定終点ノードとの間を繋ぐ他の特定ラベルスイッチパスを検出した場合に、それまでの繋がるかどうかの判定に用いた全ての特定ラベルスイッチパスのうち、前記指定始点ノードと前記指定終点ノードとの間を繋ぐラベルスイッチパス全てを特定する前記ラベルスイッチパス特定手段、
前記指定始点ノードと前記指定終点ノードとの間を繋ぐラベルスイッチパス全てを表示する表示処理手段、
前記ラベルスイッチパス特定手段の特定したラベルスイッチパスにより構成される複数の通信経路のうちの現在利用している通信経路についての指定始点ノードと指定終点ノードの間を構成する各ラベルスイッチの品質劣化値に基づく当該通信経路全体の品質劣化値が、品質劣化閾値を超えたかを通信経路の再決定の前に判定する品質劣化判定手段、
前記ラベルスイッチパス特定手段の特定したラベルスイッチパスにより構成される複数の通信経路のうちの現在利用している通信経路についての指定始点ノードと指定終点ノードの間を構成するラベルスイッチの品質劣化値に基づく当該通信経路全体の品質劣化値が、前記品質劣化閾値を超えたと判定された場合に、前記ラベルスイッチパス特定手段の特定したラベルスイッチパスにより構成される複数の通信経路のうちの現在利用している通信経路における1つまたは複数のラベルスイッチパスを、そのラベルスイッチパスの品質劣化値よりも品質劣化値が小さいラベルスイッチであって、前記ラベルスイッチパス特定手段の特定したラベルスイッチパスにより構成される他の通信経路を構成する新たなラベルスイッチパスに代えることにより、指定始点ノードと指定終点ノードとを繋ぐ品質劣化値の小さい新たな通信経路を再決定する通信経路決定手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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