JP5477986B1 - 玩具体における連結機構、玩具体および人形体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安価な構成で且つ比較的高い保持力で、複数の部分を着脱可能に連結し、しかも、見栄えの良い玩具体の連結機構、および、これを用いた玩具体、人形体を提供する。
【解決手段】 玩具体における連結機構は、上腕部20と下腕部40を着脱可能に連結するものであって、上腕部20に設けられた保持孔51と、下腕部40に設けられ、保持孔51に嵌合して保持される嵌合軸52と、を有する。嵌合軸52は、下腕部40に対して、嵌合軸52の軸方向に移動可能で且つ出没可能に設けられ、上腕部20から下腕部40を外したとき、下腕部40に対して没入した没入位置に移動可能である一方、操作手段63を操作することで、没入位置から下腕部40に対して突出した突出位置に移動可能であり、この突出位置にて保持孔51に嵌合して下腕部40を上腕部20に連結することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、玩具体における着脱可能な連結機構、および、これを用いた玩具体、人形体に関する。
従来、玩具体における連結機構として、各種の技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1には、ロボット玩具の上腕と下腕を連結する手段として、下腕の上端面に形成された円柱状の凸部と、上腕の下端面に形成され凸部に着脱自在に嵌合する円形の凹部とからなる連結部が記載されている。このロボット玩具では、凸部および凹部からなる連結部により、上腕と下腕を着脱可能に連結する。
実公昭62−26160号公報
しかし、特許文献1に記載される連結部においては、上腕から下腕を外したとき、凸部が露出するため、下腕の見栄えが悪く、ロボット玩具のリアリティが損なわれていた。この問題点を解消するべく、上腕と下腕を磁石により連結することで、凸部を不要にすることも多く行われているが、下腕が重い場合、磁力の弱い磁石では、下腕を上腕に保持できないという不具合が生じていた。磁力の強い磁石を用いることで、保持力を上げることは可能であるが、この場合、磁石が高価になることに加え、玩具体の各構成部品や玩具体以外の物品に磁力の影響が及ばないように考慮する必要も生じる。
本発明は、安価な構成で且つ比較的高い保持力で、複数の部分を着脱可能に連結し、しかも、見栄えの良い玩具体の連結機構、および、これを用いた玩具体、人形体を提供することを目的とする。
本発明の玩具体における連結機構は、玩具体の第1部分と第2部分を着脱可能に連結する玩具体における連結機構であって、前記第1部分に設けられた保持孔と、前記第2部分に設けられ、前記保持孔に嵌合して保持される嵌合軸と、を有し、前記嵌合軸は、前記第2部分に対して、前記嵌合軸の軸方向に移動可能で且つ出没可能に設けられ、前記第1部分から前記第2部分を外したとき、前記第2部分に対して没入した没入位置に移動可能である一方、前記第2部分に設けられた操作手段を操作することで、前記没入位置から前記第2部分に対して突出した突出位置に移動可能であり、この突出位置にて前記保持孔に嵌合して前記第2部分を前記第1部分に連結可能であることを特徴とする。
また、本発明の玩具体における連結機構は、玩具体の第1部分と第2部分を着脱可能に連結する玩具体における連結機構であって、前記第1部分に設けられた保持孔と、前記第2部分に設けられ、前記保持孔に嵌合して保持される嵌合軸と、前記第2部分に設けられ、前記嵌合軸の移動を案内する案内孔と、前記第2部分に設けられ、前記嵌合軸に対して当接可能、かつ、離脱可能な操作手段と、を有し、前記嵌合軸は、外径が前記案内孔の内径よりも大きくなるように構成されており、前記第2部分に対して、前記嵌合軸の軸方向に移動可能で且つ出没可能に設けられ、前記第1部分から前記第2部分を外したとき、前記第2部分に対して没入した没入位置に移動可能である一方、前記第2部分に設けられた前記操作手段を操作することで、当該操作手段が当接して移動させることにより、前記没入位置から前記第2部分に対して突出した突出位置に移動可能であり、また、外径が前記案内孔の内径よりも大きいことにより前記案内孔に嵌合して突出位置に維持され、この突出位置にて前記保持孔に嵌合して前記第2部分を前記第1部分に連結可能であり、前記操作手段を前記突出位置にある嵌合軸から離間させる方向へ付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする。
また、前記第2部分は、前記没入位置に向けて前記嵌合軸を付勢する付勢手段を有し、前記付勢手段は、前記第2部分が前記第1部分に連結されたとき、付勢力によって、前記第1部分に対して前記第2部分を押し付けるようにしてもよい。
また、本発明の玩具体は、前記連結機構を有することを特徴とする。
また、本発明の人形体は、前記連結機構を有することを特徴とする。
また、本発明の人形体は、前記連結機構が人形体の関節部に設けられるようにしてもよい。
また、本発明の人形体は、前記第1部分が人形体の上腕部または下腕部のいずれか一方であり、前記第2部分が人形体の上腕部または下腕部のいずれか他方であるようにしてもよい。
本発明によれば、安価な構成で且つ比較的高い保持力で、複数の部分を着脱可能に連結でき、しかも、見栄えの良い玩具体の連結機構、および、これを用いた玩具体、人形体を提供することができる。
本発明に係る第1実施形態の玩具体の正面図である。 玩具体の腕部の分解斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 図4において下腕部本体を回動させた状態を示す図である。 嵌合軸の上部周辺の構造を拡大して示す断面図である。 関節部の動作を説明する図である。 第2実施形態の玩具体を説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する。)について詳細に説明する。実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
(第1実施形態)
第1実施形態の玩具体の全体構成を図1に基づいて説明する。
図1に示すように、玩具体10は、人形体であり、胴部11と、この胴部11の上端に連結される頭部12と、胴部11上部の左右両側部に設けられる肩部13と、これら左右の肩部13のそれぞれに連結されて下方に延びる左右の腕部15と、胴部11の下側に連結される左右の脚部16とを有する。左右の腕部15のそれぞれは、肩部13に連結される上腕部(本発明にいう「第1部分」)20と、上腕部20に連結される下腕部(本発明にいう「第2部分」)40とから構成される。下腕部40には、手部17が連結される。
図2に示すように、下腕部40の上端40uは、連結機構50により、上腕部20の下端20dに着脱可能に連結される。連結機構50は、上腕部20に設けられた保持孔51と、下腕部40に設けられ保持孔51に嵌合して保持される嵌合軸52とを有する。
(上腕部の構成)
上腕部20の構成を図2、図3に基づいて説明する。
図2に示すように、上腕部20は、円筒状の上腕本体21と、上腕部20の下端20dを塞ぐ円盤状の底部22と、上腕部20の下端20dの中央に組み込まれる保持体23とを有する。上腕本体21の構成は、任意であるが、ここでは、少なくとも1対の半円筒状の上腕用分割体21hによって、上腕本体21を構成する。
図3に示すように、底部22は、上腕部20の軸線L1に沿う方向に貫通する貫通孔25を有する。上腕部20の下端20dに底部22を設ける手段は、任意であるが、例えば、1対の上腕用分割体21hのいずれか一方に底部22を一体形成してもよいし、あるいは、1対の上腕用分割体21hに底部22を嵌合してもよい。
保持体23は、底部22の貫通孔25に組み付けられる支持体26と、この支持体26に支持される係合体27とを有する。支持体26は、嵌入部28および鍔部31を有する。嵌入部28は、貫通孔25に嵌入される。一方、鍔部31は、嵌入部28の上端に連なり、底部22の上腕本体21内部側の面に載置される。この鍔部31の内側には、保持孔51に連なる空間部32が形成される。
保持孔51は、上腕部20の軸線L1に沿って嵌入部28の中央を貫通する孔であり、円形状、多角形状を含む各種の形状から選択可能である。また、保持孔51の内径は、嵌合軸52の外径に合わせて任意に設定可能である。
係合体27は、鍔部31に支持される基部33と、この基部33から保持孔51側に突出する複数の係合爪35とを有する。ここでは、軸線L1と直交する向き(図3の紙面の表裏方向)に延びる凸条の係合爪35を、保持孔51を上方から挟むようにして空間部32に複数配置する。係合爪35は、弾性変形可能であり、嵌合軸52が保持孔51に挿入されて嵌合したときは、嵌合軸52の溝56(後述)に係合する一方、使用者によって嵌合軸52が引っ張られたときは、溝56から逃げて嵌合軸52を保持孔51から解放する作用をなす。
なお、係合体27の形状、個数は、要求される仕様に応じて、任意に設定可能である。また、係合体27を位置決めする手段や、係合体27を固定する手段についても、各種の手段から選択可能であり、例えば、上腕用分割体21hの少なくとも一方の内面に基部33を押える押え部36を突出させて設け、この押え部36により、軸線L1に沿う方向の基部33の位置を規制することができる。また、軸線L1と直交する方向の係合体27の位置を規制するリブ(図示省略)を支持体26に設けることもできる。
(下腕部の構成)
続いて、下腕部40の構成を図2、図4〜図6に基づいて説明する。
図2に示すように、下腕部40は、円筒状の下腕本体41と、下腕部40の上端40uに組み込まれる関節部60とを有する。
また、図4に示すように、下腕部40は、その下端40dに軸体42を有し、この軸体42には、球体関節43が設けられる。この球体関節43には、手部17が回動可能に取り付けられる。
下腕本体41は、任意に構成可能であるが、ここでは、少なくとも1対の半円筒状の下腕用分割体41hによって、下腕本体41を構成する。
関節部60は、関節本体61を有し、この関節本体61の内部には、ガイド62と、このガイド62に外周面が案内される嵌合軸52と、この嵌合軸52を操作する操作手段63と、この操作手段63を付勢する付勢手段65とが組み込まれる。
関節本体61は、下腕部40の軸線L2と直交する方向(図4の紙面の表裏方向)に延びる関節用回動軸66を介して、下腕本体41に取り付けられる。関節本体61と下腕本体41は、関節用回動軸66を中心に互いに回動可能である。関節本体61の底部には、下方に開放した開放部61aが形成される。関節本体61は、任意に構成可能であるが、ここでは、少なくとも1対の関節用分割体61hによって、関節本体61を構成する。
また、関節本体61は、軸支部67およびカバー部68を有する。軸支部67は、軸線L2から外れた位置に設けられ、関節用回動軸66に支持される。カバー部68は、上方に向けて拡径する円錐台状に形成されており、上端68uにて開口する開口部71と、この開口部71の下方に設けられる棚部72とを有する。
ガイド62は、棚部72に固定される脚部73と、この脚部73から開口部71に向けて突出するテーパ部75とを有する。このテーパ部75は、開口部71に向けて縮径する円錐台状に形成されており、その上端には、案内孔76が設けられる。この案内孔76は、嵌合軸52の移動を案内する。
嵌合軸52は、下腕部40に対して、嵌合軸52の軸方向(図4における軸線L2に沿う方向)に移動可能で且つ出没可能に設けられる。より具体的には、嵌合軸52は、上腕部20から下腕部40を外したとき、下腕部40に対して軸方向に没入した没入位置(図4に示される嵌合軸52の位置)に移動可能である一方、この没入位置から後述する突出位置へと軸方向に移動可能である。なお、本実施形態においては、嵌合軸52のほぼ全体が下腕部40に対して没入しているものを例示しているが、これに限られず、嵌合軸52が見栄えを損なわない程度に下腕部40に対して没入していればよいことは、本発明の目的からも明らかである。嵌合軸52は、軸線L2に沿って円柱状に形成される軸本体部53と、この軸本体部53から関節本体61の開放部61aに向けて延びる延設部55とを有する。軸本体部53の上端部外周には、係合爪35に係合可能な環状の溝56が形成される。
操作手段63は、嵌合軸52を、案内孔76を通じて、没入位置から下腕部40から突出した突出位置に移動させる手段である。操作手段63は、操作用回動軸77によって軸支部67に回動可能に設けられる。操作手段63の先端部78は、嵌合軸52の底面から下方に延設された延設部55の下端に当接・離脱可能であると共に、カバー部68の縁部68aの内側に引っ掛かる掛かり部78aを有する。
さらに、操作手段63は、湾曲部81を有する。この湾曲部81は、操作用回動軸77と先端部78の間において下方に膨らむように湾曲し、且つ、開放部61aから下方に、はみ出す。
図5に示すように、カバー部68に対して、関節用回動軸66を中心に下腕本体41を回動させると、操作手段63が露出する。使用者は、この露出した操作手段63を操作用回動軸77を中心に回動するように操作することが可能である。使用者が操作手段63を操作し、カバー部68内部に押し込む方向に回動させると、操作手段63の先端部78が嵌合軸52の延設部55の下端に当接し、嵌合軸52は没入位置から、下腕部40(より具体的には、案内孔76あるいは上端68u)に対して突出した突出位置に移動する。そして、嵌合軸52は、この突出位置にて、保持孔51(図4参照)に嵌合して下腕部40を上腕部20(図4参照)に連結することができる。
図4に戻る。図4に示すように、付勢手段65は、嵌合軸52から離間する方向に操作手段63を付勢する。付勢手段65は、各種のばね部材、各種のゴム部材から選択可能である。この例では、ガイド62と操作手段63との間に、ねじりコイルばねからなる付勢手段65を配置し、付勢手段65の一端部をカバー部68に掛け止め、他端部を操作手段63の先端部78に掛け止めて、嵌合軸52から離間する方向に操作手段63を付勢する。このことにより、使用者が操作手段63を操作するのを止めると、付勢手段65の付勢力により、操作手段63は操作用回動軸77を中心にカバー部67外方へと回動する。
ところで、要求される玩具体10の操作性によっては(例えば、上腕部20に下腕部40を連結しようとするときに、嵌合軸52を突出位置に保持し続けるために操作手段63を操作し続ける、ということが難しい場合等)、突出位置にある嵌合軸52が自重等で没入位置に戻ってしまうことを防ぎ、操作手段63の操作を止めても嵌合軸52が突出位置に維持されることが望ましい場合がある。このような場合、嵌合軸52の外径をガイド62の内径よりも大きく設定することが好適である。
例えば、図6に示すように、軸本体部53の下部57の外径をD1、テーパ部75の内周面の大径側内径をD2、テーパ部75の内周面の小径側内径をD3としたとき、D3<D1<D2の関係を満たすように、軸本体部53とテーパ部75を構成する。このように構成することにより、嵌合軸52を案内孔76から突出させたとき、軸本体部53の下部57がテーパ部75の内周面に強く当接するため、摩擦により嵌合軸52がテーパ部75に保持される。このため、突出位置にある嵌合軸52が自重等で没入位置に戻ることを防ぐことができる。また、軸本体部53の上部58の外径をD4、案内孔76の内径をD5としたとき、D4>D5の関係を満たすように、嵌合軸52と案内孔76を構成する。この構成によっても、嵌合軸52を案内孔76から突出させたとき、軸本体部53の上部58が案内孔76に強く嵌合するため、突出位置にある嵌合軸52が自重等で没入位置に戻ることを防ぐことができる。
(関節部の動作例)
次に、関節部60の動作例を図7に基づいて詳細に説明する。
図7(a)では、上腕部20(図3参照)から外された下腕部40を示しており、嵌合軸52は、下腕部40に対して没入位置にある。使用者は、まず、関節用回動軸66を中心に下腕本体41を回動し(矢印(1))、操作手段63の湾曲部81を露出させる。次に、付勢手段65の付勢力に抗して、カバー部68の内側へと湾曲部81を指等で押し込むように操作手段63を操作して、操作用回動軸77を中心に操作手段63をカバー部68内部へと回動させる(矢印(2))。
すると、図7(b)に示すように、回動する操作手段63の先端部78が延設部55に当接して移動させ、結果、嵌合軸52は突出位置へ向けて軸方向に移動し、案内孔76から下腕部40の外方へと突出する(矢印(3))。
一方、操作手段63は、図7(c)に示すように、使用者の指等から解放されると、付勢手段65の付勢力に従ってカバー部68の外方へと回動し、掛かり部78aが縁部68aの内側に引っ掛かることで、元の位置に戻る(矢印(4))。このとき、操作手段63の先端部78が嵌合軸52の延設部55から離れるが、上述したように軸本体部53の外径をガイド62の内径よりも大きく設定することにより、嵌合軸52を突出位置に維持することができる。
使用者は、この突出位置にある嵌合軸52を保持孔51(図3参照)に嵌合すると共に、係合爪35(図3参照)に溝56を係合させる。これにより、上腕部20(図3参照)と下腕部40とが連結機構50(図3参照)によってしっかりと連結される。次に、上腕部20(図3参照)から下腕部40を外すときは、嵌合軸52の軸方向に沿って、上腕部20(図3参照)から下腕部40を引っ張って係合爪35(図3参照)から溝56を離脱させ、保持孔51(図3参照)から嵌合軸52を引き抜く。外した下腕部40において、突出位置にある嵌合軸52を没入させるときは、嵌合軸52を下腕部40内部に向けて(ガイド62側に)指等で押し込んで軸方向に移動させ、ガイド62内に引っ込める。ガイド62内に没入した嵌合軸52は、その延設部55が操作手段63の先端部78に再び当接する。これにより、下腕部40は、図7(a)に示される状態に戻る。
以上、説明した第1実施形態の効果について述べる。
上腕部20と下腕部40を連結するときは、嵌合軸52を没入位置から突出位置に移動させ、突出した嵌合軸52を保持孔51に嵌合することにより、下腕部40を上腕部20にしっかりと連結することができる。そして、上腕部20から下腕部40を外したときは、下腕部40に嵌合軸52を没入させることができる。
したがって、第1実施形態によれば、安価な構成で且つ比較的高い保持力で、下腕部40を上腕部20に着脱可能に連結することができ、しかも、外された下腕部40では嵌合軸52が露出しないため、下腕部40の見栄えを高めることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態を図8に基づいて説明する。なお、前述した第1実施形態の玩具体10と共通する要素には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
前述した第1実施形態においては、付勢手段65(図4参照)により操作手段63(図4参照)を付勢したが、この他、付勢手段により嵌合軸を付勢することもできる。
図8に示すように、第2実施形態は、第1実施形態の玩具体10(図1参照)の基本構成において、関節部60(図4参照)を関節部60Aに変更した例である。この関節部60Aでは、嵌合軸52Aを没入位置に向けて付勢する付勢手段65Aを採用した。付勢手段65Aの種類は、任意であるが、この例では、引張コイルばねで付勢手段65Aを構成する。嵌合軸52Aは、第1実施形態の嵌合軸52(図4参照)と同様に、下腕部40に対して、嵌合軸52Aの軸方向に移動可能で且つ出没可能に設けられる。嵌合軸52Aの延設部55と操作手段63Aとは、リンク82などを介して連結してもよいし、あるいは、連結しなくてもよい。
第2実施形態では、下腕部40が上腕部20に連結されたとき、付勢手段65Aの付勢力によって、上腕部20に対して下腕部40を押し付ける。すなわち、嵌合軸52Aには、付勢手段65Aによって、軸方向に沿って没入位置へと移動しようとする付勢力が働くが、保持孔51に保持されているので、突出位置に留まる。結果、付勢手段65Aの付勢力は、白抜きの矢印で示すように、下腕部40のカバー部68を上腕部20の底部22に対して押し付けるように働くことになる。
したがって、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、安価な構成で且つ比較的高い保持力で、見栄えの良い玩具体を得ることができることに加え、付勢手段65Aの付勢力を利用して、上腕部20と下腕部40の連結力を高めることができる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
例えば、前述した各実施形態においては、本発明にいう「第1部分」を上腕部20とし、本発明にいう「第2部分」を下腕部40としたが、「第1部分」を下腕部とし、「第2部分」を上腕部としてもよい。すなわち、人形体の上腕部または下腕部のいずれか一方を「第1部分」とし、人形体の上腕部または下腕部のいずれか他方を「第2部分」とすることが可能である。
また、前述した各実施形態では、人形体を例示したが、本発明の玩具体における連結機構は、人形体の他、動物を模した形象物など各種の玩具体に適用可能であり、格別に対象物を限定するものではない。また、本発明の玩具体における連結機構は、上腕部と下腕部を連結する関節部の他、胴部と頭部を連結する部分などを含む各種の連結部に適用可能である。
10 玩具体
20 上腕部(第1部分)
40 下腕部(第2部分)
50 連結機構
51 保持孔
52 嵌合軸
52A 嵌合軸
60 関節部
60A 関節部
63 操作手段
63A 操作手段
65 付勢手段
65A 付勢手段

Claims (5)

  1. 玩具体の第1部分と第2部分を着脱可能に連結する玩具体における連結機構であって、
    前記第1部分に設けられた保持孔と、
    前記第2部分に設けられ、前記保持孔に嵌合して保持される嵌合軸と、
    前記第2部分に設けられ、前記嵌合軸の移動を案内する案内孔と、
    前記第2部分に設けられ、前記嵌合軸に対して当接可能、かつ、離脱可能な操作手段と、
    を有し、
    前記嵌合軸は、外径が前記案内孔の内径よりも大きくなるように構成されており、
    前記第2部分に対して、前記嵌合軸の軸方向に移動可能で且つ出没可能に設けられ、
    前記第1部分から前記第2部分を外したとき、前記第2部分に対して没入した没入位置に移動可能である一方、
    前記第2部分に設けられた前記操作手段を操作することで、当該操作手段が当接して移動させることにより、前記没入位置から前記第2部分に対して突出した突出位置に移動可能であり、また、外径が前記案内孔の内径よりも大きいことにより前記案内孔に嵌合して突出位置に維持され、この突出位置にて前記保持孔に嵌合して前記第2部分を前記第1部分に連結可能であり、
    前記操作手段を前記突出位置にある嵌合軸から離間させる方向へ付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする玩具体における連結機構。
  2. 請求項1に記載の連結機構を有することを特徴とする玩具体。
  3. 請求項1に記載の連結機構を有することを特徴とする人形体。
  4. 前記連結機構が人形体の関節部に設けられることを特徴とする請求項に記載の人形体。
  5. 前記第1部分が人形体の上腕部または下腕部のいずれか一方であり、
    前記第2部分が人形体の上腕部または下腕部のいずれか他方であることを特徴とする請求項記載の人形体。
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