JP5476262B2 - 接続構造体及び接続構造体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、導電性粒子により電極間が電気的に接続されている接続構造体に関し、より詳細には、導通信頼性を高めることができる接続構造体に関する。
異方性導電ペースト、異方性導電インク、異方性導電粘接着剤、異方性導電フィルム及び異方性導電シート等の異方性導電材料が広く知られている。これらの異方性導電材料では、ペースト、インク又は樹脂中に導電性粒子が分散されている。
上記異方性導電材料は、ICチップとフレキシブルプリント回路基板との接続、及びICチップと電極を有する回路基板との接続等に用いられている。例えば、ICチップの電極と回路基板の電極との間に異方性導電材料を配置した後、加熱及び加圧することにより、これらの電極を電気的に接続できる。
上記異方性導電材料に用いられる導電性粒子の一例として、下記の特許文献1には、基材粒子と、該基材粒子の表面に形成された導電層とを有する導電性粒子が開示されている。基材粒子を形成するために、ジビニルベンゼン−エチルビニルベンゼン混合物が単量体の一部として用いられている。この導電性粒子は、粒子直径の10%が変位したときの圧縮弾性率が2.5×10N/m以下、圧縮変形回復率が30%以上、かつ、破壊歪みが30%以上である。特許文献1には、上記導電性粒子を用いて基板の電極間を電気的に接続した場合に、接続抵抗が低くなり、導通信頼性が高くなることが記載されている。
特開2003−313304号公報
特許文献1に記載の導電性粒子を含む異方性導電材料を用いて、例えば、ICチップとガラス基板との電極間を電気的に接続する際には、基板上に異方性導電材料を配置した後、該ガラス基板上に、ICチップを電極同士が対向するように重ね合わせる。次に、加圧により導電性粒子を圧縮し、電極間を接続する。このようにして、電極間が電気的に接続された接続構造体が得られる。
特許文献1に記載の導電性粒子を含む異方性導電材料を用いて上記電極間を電気的に接続すると、電極間の接続抵抗が高くなったり、電極間が確実に導通されなかったりすることがある。
本発明の目的は、導電性粒子により電極間が電気的に接続されており、導通信頼性が高い接続構造体を提供することである。
本発明の広い局面によれば、第1の電極と、第2の電極と、該第1の電極の上面と該第2の電極の下面との間に挟み込まれており、かつ該第1,第2の電極間を電気的に接続している導電性粒子とを備え、上記第1の電極の上面に、上記導電性粒子の一部分が埋め込まれて凹状の埋め込み部が形成されており、上記第1の電極の埋め込み部の最深点と上記第1の電極の埋め込み部の上端点とを結ぶ直線と、上記第1の電極の埋め込み部が形成されていない部分の上面とのなす角度が165度以上、180度未満である、接続構造体が提供される。
本発明に係る接続構造体のある特定の局面では、上記第1の電極が、ガラス基板上に設けられており、微分干渉顕微鏡により上記埋め込み部の確認が可能である。
本発明に係る接続構造体の他の特定の局面では、上記導電性粒子は圧縮されており、扁平状である。
本発明に係る接続構造体のさらに他の特定の局面では、上記導電性粒子の最大径(μm)の上記埋め込み部の最大径(μm)に対する比が、1.1〜2.5である。
本発明に係る接続構造体の別の特定の局面では、上記導電性粒子として、上記第1の電極の上面と上記第2の電極の下面との間に挟み込まれる前の30%K値が1000〜60000N/mmである導電性粒子が用いられている。
本発明に係る接続構造体のさらに別の特定の局面では、上記導電性粒子が、基材粒子と、該基材粒子の表面を被覆している導電層とを有する。
本発明に係る接続構造体の他の特定の局面では、上記第1の電極が上面に設けられた第1の接続対象部材と、上記第2の電極が下面に設けられた第2の接続対象部材と、該第1,第2の接続対象部材を接続している接続部とを備えており、該接続部が、上記導電性粒子又は該導電性粒子とバインダー樹脂を含む異方性導電材料により形成されている。
本発明に係る接続構造体のさらに他の特定の局面では、上記接続部は、上記異方性導電材料により形成されている。
本発明に係る接続構造体では、第1,第2の電極間が導電性粒子により電気的に接続されており、上記第1の電極の上面に、上記導電性粒子の一部分が埋め込まれて凹状の埋め込み部が形成されており、上記第1の電極の埋め込み部の最深点と前記第1の電極の埋め込み部の上端点とを結ぶ直線と、上記第1の電極の埋め込み部が形成されていない部分の上面とのなす角度が165度以上、180度未満であるので、導通信頼性を高めることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る接続構造体を示す正面断面図である。 図2は、図1に示す接続構造体における導電性粒子と電極との接触部分を拡大して模式的に示す正面断面図である。 図3は、第1の電極の埋め込み部の最深点と第1の電極の埋め込み部の上端点とを結ぶ直線とのなす角度を説明するための模式図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態及び実施例を説明することにより本発明を明らかにする。
図1に、本発明の一実施形態に係る接続構造体を正面断面図で示す。
図1に示す接続構造体21は、第1の接続対象部材22の上面22aに、接続部24を介して、第2の接続対象部材23が接続された構造を有する。接続部24は複数の導電性粒子1を含む異方性導電材料を硬化させることにより形成されている。第1の接続対象部材22の上面22aには、複数の第1の電極2が設けられている。第2の接続対象部材23の下面23aには、複数の第2の電極3が設けられている。第1の電極2と第2の電極3とが、1つ又は複数の導電性粒子1により電気的に接続されている。
接続構造体21では、第1の接続対象部材22としてガラス基板が用いられており、第2の接続対象部材23として半導体チップが用いられている。第1,第2の接続対象部材22,23は、特に限定されない。第1,第2の接続対象部材22,23としては、具体的には、半導体チップ、コンデンサ及びダイオード等の電子部品、並びにプリント基板、フレキシブルプリント基板及びガラス基板等の回路基板等が挙げられる。第1の接続対象部材22は、ガラス基板であることが好ましい。
図2に、図1に示す接続構造体における導電性粒子1と第1,第2の電極2,3との接触部分を拡大して模式的に正面断面図で示す。
図2に示すように、導電性粒子1は、第1の電極2の上面2aと、第2の電極3の下面3aとの間に挟み込まれている。第1の電極2の上面2aには、導電性粒子1の一部分が埋め込まれている。すなわち、導電性粒子1は、第1の電極2に埋め込まれた部分1bを有する。導電性粒子1が部分的に埋め込まれていることによって、第1の電極2の上面2aに、凹状の埋め込み部Aが形成されている。導電性粒子1は圧縮されている。圧縮前の導電性粒子1は、球状である。接続構造体21における圧縮後の導電性粒子1は、扁平状である。接続構造体の導通信頼性をより一層高める観点からは、導電性粒子は、圧縮されており、扁平状であることが好ましい。導電性粒子が圧縮されていると、導電性粒子と電極との接触面積がより一層大きくなる。また、導電性粒子が扁平状であると、導電性粒子と電極との接触面積がより一層大きくなる。
図3に示すように、第1の電極2の埋め込み部Aの最深点2xと第1の電極2の埋め込み部Aの上端点2yとを結ぶ直線L1と、第1の電極2の埋め込み部Aが形成されていない部分2bの上面2a(図3に示す面P1)とのなす角度αは、165度以上、180度未満の範囲内である。すなわち、正面視において、直線L1と上面2a(面P1)とのなす角度αは、165度以上、180度未満の範囲内である。該角度αは、179度以下であることが好ましい。最深点2xは、埋め込み部Aの最も深い地点である。最深点2xは、一般に導電性粒子の中心の真下に位置する。上端点2yは、第1の電極2の上面2aの埋め込み起点である。上端点2yは、埋め込み部Aが形成されていない部分2bと、埋め込み部Aとの境界である。
また、図3に示すように、第1の電極2の埋め込み部Aの最深点2xと第1の電極2の埋め込み部Aの上端点2yとを結ぶ面P2と、第1の電極2の埋め込み部Aが形成されていない部分2bの上面2a(面P1)のなす角度αは全領域で、165度以上、180度未満の範囲内であることが好ましい。該角度αは、179度以下であることが好ましい。なお、平面視において、一般に上端点2yは全体で円である。
直線L1と埋め込み部Aが形成されていない部分2bの上面2a(面P1)との角度αが上記範囲内であるように、導電性粒子1が第1の電極2に埋め込まれていることにより、接続構造体の導通信頼性を高くすることができる。また、直線L1と埋め込み部Aが形成されていない部分2bの上面2a(面P1)との角度αは全領域で上記範囲内であることが好ましい。また、面P2と埋め込み部Aが形成されていない部分2bの上面2a(面P1)とのなす角度αが全領域で上記範囲内であるように、導電性粒子1が第1の電極2に埋め込まれていることにより、接続構造体の導通信頼性をより一層高くすることができる。
また、第1の接続対象部材22がガラス基板である場合に、上記角度αが上記範囲内であれば、微分干渉顕微鏡により凹状の埋め込み部Aの有無を容易に確認することが可能である。接続構造体の導通信頼性が高いので、第1の電極がガラス基板であり、かつ微分干渉顕微鏡により埋め込み部の確認が可能であることが好ましい。接続構造体の導通信頼性をより一層高める観点からは、上記角度αは、より好ましくは170度以上、更に好ましくは175度以下である。
上記微分干渉顕微鏡としては、オリンパス社製「BX51−P 偏光顕微鏡」等が挙げられる。また、上記微分干渉顕微鏡を用いて、ガラス基板の裏側から、埋め込み部を確認することができる。
上記角度αを制御する方法としては、接続構造体に用いる導電性粒子の圧縮弾性率(30%K値)を制御する方法、電極の種類を選択する方法、第1の電極と第2の電極とで導電性粒子を挟み込む際の圧力を制御する方法、並びにバインダー樹脂の最低溶融粘度を制御する方法等が挙げられる。
図3に示すように、導電性粒子1の最大径D1(μm)の埋め込み部Aの最大径D2(μm)に対する比(最大径D1/最大径D2)は、1.1〜2.5であることが好ましい。上記比(最大径D1/最大径D2)がこの範囲内であると、導電性粒子と電極との接触面積がより一層大きくなり、接続構造体の導通信頼性をより一層高くすることができる。接続構造体の導通信頼性をより一層高める観点からは、上記比(最大径D1/最大径D2)は、より好ましくは1.3以上、より好ましくは2.0以下である。上記最大径D2は、埋め込み部Aの2か所の上端点2yを結ぶ最大長さである。
第1の電極の上面と第2の電極の下面とで挟み込まれる前の導電性体粒子の直径が30%変位したときの圧縮弾性率(30%K値)は、1000〜60000N/mmの範囲内であることが好ましい。本発明に係る接続構造体では、第1の電極の上面と第2の電極の下面との間に挟み込まれる前の30%K値が1000〜60000N/mmである導電性粒子が用いられていることが好ましい。30%K値が上記範囲内であれば、接続構造体の導通信頼性をより一層高くすることができる。30%K値が上記下限以上であると、圧縮された際に導電性粒子が破壊され難くなる。30%K値が上記上限以下であると、電極間の接続抵抗がより一層低くなる。接続構造体の導通信頼性をより一層高める観点からは、挟み込まれる前の導電性粒子の30%K値は、より好ましくは2000N/mm以上、より好ましくは15000N/mm以下である。
上記圧縮弾性率(30%K値)は、以下のようにして測定できる。
微小圧縮試験機を用いて、直径50μmのダイアモンド製円柱の平滑圧子端面で、圧縮速度2.6mN/秒、及び最大試験荷重10gの条件下で導電性粒子を圧縮する。このときの荷重値(N)及び圧縮変位(mm)を測定する。得られた測定値から、上記圧縮弾性率を下記式により求めることができる。上記微小圧縮試験機として、例えば、フィッシャー社製「フィッシャースコープH−100」等が用いられる。
K値(N/mm)=(3/21/2)・F・S−3/2・R−1/2
F:導電性粒子が30%圧縮変形したときの荷重値(N)
S:導電性粒子が30%圧縮変形したときの圧縮変位(mm)
R:導電性粒子の半径(mm)
上記圧縮弾性率は、導電性粒子の硬さを普遍的かつ定量的に表す。上記圧縮弾性率の使用により、導電性粒子の硬さを定量的かつ一義的に表すことができる。
上記第1,第2の電極としては、金電極、銀電極、白金電極、ニッケル電極、錫電極、アルミニウム電極、チタン電極、クロム電極、銅電極、モリブデン電極及びタングステン電極等の金属電極が挙げられる。さらに、上記第1,第2の電極としては、IZO電極、AZO電極、GZO電極及びZnO電極等が挙げられる。
上記接続対象部材がフレキシブルプリント基板である場合には、上記電極は金電極、ニッケル電極、錫電極又は銅電極であることが好ましい。上記接続対象部材がガラス基板である場合には、上記電極はアルミニウム電極、銅電極、モリブデン電極又はタングステン電極であることが好ましい。上記接続対象部材が半導体チップである場合には、上記電極は金電極であることが好ましい。なお、上記電極がアルミニウム電極である場合には、アルミニウムのみで形成された電極であってもよく、金属酸化物層の表面にアルミニウム層が積層された電極であってもよい。上記金属酸化物として、3価の金属元素がドープされた酸化インジウム及び3価の金属元素がドープされた酸化亜鉛等が挙げられる。上記3価の金属元素として、Sn、Al及びGa等が挙げられる。
接続構造体の導通信頼性をより一層高める観点からは、第1,第2の電極はそれぞれ、金電極、銀電極、錫電極、白金電極、アルミニウム電極、チタン電極、モリブデン電極、クロム電極、ITO電極及びIZO電極からなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましい。
図1〜2に示すように、導電性粒子1は、基材粒子11と、該基材粒子11の表面11aを被覆している導電層12とを有する。導電性粒子1は、基材粒子11の表面11aが導電層12により被覆された被覆粒子である。従って、導電性粒子1は導電層12を外表面に有する。
上記基材粒子としては、樹脂粒子、無機粒子、有機無機ハイブリッド粒子及び金属粒子等が挙げられる。
上記基材粒子は、樹脂により形成された樹脂粒子であることが好ましい。導電性粒子を用いて電極間を接続する際には、導電性粒子を電極間に配置した後、圧着することにより導電性粒子を圧縮させる。基材粒子が樹脂粒子であると、上記圧着の際に導電性粒子が容易に変形しやすく、導電性粒子と電極との接触面積を大きくすることができる。このため、電極間の導通信頼性を高めることができる。
上記樹脂粒子を形成するための樹脂としては、例えば、ポリオレフィン樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、飽和ポリエステル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリスルホン、ポリフェニレンオキサイド、ポリアセタール、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルエーテルケトン及びポリエーテルスルホン等が挙げられる。基材粒子の硬度を好適な範囲に容易に制御できるので、上記樹脂粒子を形成するための樹脂は、エチレン性不飽和基を有する重合性単量体を1種又は2種以上重合させた重合体であることが好ましい。
上記無機粒子を形成するための無機物としては、シリカ及びカーボンブラック等が挙げられる。上記有機無機ハイブリッド粒子としては、例えば、架橋したアルコキシシリルポリマーとアクリル樹脂とにより形成された有機無機ハイブリッド粒子等が挙げられる。
上記基材粒子が金属粒子である場合に、該金属粒子を形成するための金属としては、銀、銅、ニッケル、ケイ素、金及びチタン等が挙げられる。
上記導電層を形成するための金属は特に限定されない。該金属としては、例えば、金、銀、銅、白金、パラジウム、亜鉛、鉄、錫、鉛、アルミニウム、コバルト、インジウム、ニッケル、クロム、チタン、アンチモン、ビスマス、ゲルマニウム、カドミウム、ケイ素及びこれらの合金等が挙げられる。また、上記金属としては、錫ドープ酸化インジウム(ITO)及びはんだ等が挙げられる。なかでも、電極間の接続抵抗をより一層低くすることができるので、錫と銀とを含む合金、ニッケル、パラジウム、銅又は金が好ましい。
上記導電層は、1つの層により形成されている。導電層は、複数の層により形成されていてもよい。すなわち、導電層は、2層以上の積層構造を有していてもよい。導電層が複数の層により形成されている場合には、最外層は、金層、ニッケル層、パラジウム層、銅層又は錫と銀とを含む合金層であることが好ましく、金層であることがより好ましい。最外層がこれらの好ましい導電層である場合には、電極間の接続抵抗をより一層低くすることができる。また、最外層が金層である場合には、耐食性をより一層高めることができる。
上記導電性粒子の粒子径は、好ましくは0.5μm以上、より好ましくは1μm以上、好ましくは100μm以下、より好ましくは20μm以下である。導電性粒子の平均粒子径が上記下限以上及び上限以下であると、導電性粒子と電極との接触面積を充分に大きくすることができ、かつ導電層を形成する際に凝集した導電性粒子が形成されにくくなる。また、導電性粒子を介して接続された電極間の間隔が大きくなりすぎず、かつ導電層が基材粒子の表面から剥離し難くなる。
上記導電層の厚みは、好ましくは0.005μm以上、より好ましくは0.01μm以上、好ましくは1μm以下、より好ましくは0.3μm以下である。導電層の厚みが上記下限以上及び上限以下であると、充分な導電性を得ることができ、かつ導電性粒子が硬くなりすぎずに、電極間の接続の際に導電性粒子を充分に変形させることができる。
導電層が複数の層により形成されている場合に、最外層の導電層の厚みは、特に最外層が金層である場合の金層の厚みは、好ましくは0.001μm以上、より好ましくは0.01μm以上、好ましくは0.5μm以下、より好ましくは0.1μm以下である。上記最外層の導電層の厚みが上記下限以上及び上限以下であると、最外層の導電層による被覆を均一にでき、耐食性を充分に高めることができ、かつ電極間の接続抵抗を充分に低くすることができる。また、上記最外層が金層である場合の金層の厚みが薄いほど、コストが低くなる。
上記導電層の厚みは、例えば透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて、導電性粒子の断面を観察することにより測定できる。
導電性粒子は、金属粒子であってもよい。導電性粒子が金属粒子である場合には、該導電性粒子は導電層を外表面に有する。このように、導電性粒子は、導電層を少なくとも外表面に有していればよく、金属被覆粒子であってもよく、金属粒子であってもよい。
導電性粒子が金属粒子である場合に、該金属粒子を形成するための金属は特に限定されない。該金属として、導電性粒子の導電層を形成するための金属として挙げた上記金属が挙げられる。なお、金属粒子の粒子径の好ましい範囲は、導電性粒子の粒子径と同様である。
上記異方性導電材料は、導電性粒子とバインダー樹脂とを含む。
上記バインダー樹脂は特に限定されない。上記バインダー樹脂として、一般的には絶縁性の樹脂が用いられる。上記バインダー樹脂としては、例えば、ビニル樹脂、熱可塑性樹脂、硬化性樹脂、熱可塑性ブロック共重合体及びエラストマー等が挙げられる。上記バインダー樹脂は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記ビニル樹脂としては、例えば、酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂及びスチレン樹脂等が挙げられる。上記熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリオレフィン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体及びポリアミド樹脂等が挙げられる。上記硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂及び不飽和ポリエステル樹脂等が挙げられる。なお、上記硬化性樹脂は、常温硬化型樹脂、熱硬化型樹脂、光硬化型樹脂又は湿気硬化型樹脂であってもよい。上記硬化性樹脂は、硬化剤と併用されてもよい。上記熱可塑性ブロック共重合体としては、例えば、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体の水素添加物、及びスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体の水素添加物等が挙げられる。上記エラストマーとしては、例えば、スチレン−ブタジエン共重合ゴム、及びアクリロニトリル−スチレンブロック共重合ゴム等が挙げられる。
異方性導電材料は、導電性粒子及びバインダー樹脂の他に、例えば、充填剤、増量剤、軟化剤、可塑剤、重合触媒、硬化触媒、着色剤、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、帯電防止剤又は難燃剤等の各種添加剤を含んでいてもよい。
上記異方性導電材料は、異方性導電ペースト、異方性導電インク、異方性導電粘接着剤、異方性導電フィルム、又は異方性導電シート等として使用され得る。上記異方性導電材料が、異方性導電フィルム又は異方性導電シート等のフィルム状の接着剤として使用される場合には、該導電性粒子を含むフィルム状の接着剤に、導電性粒子を含まないフィルム状の接着剤が積層されてもよい。
異方性導電材料中の上記導電性粒子の含有量は特に限定されない。導通信頼性をより一層高める観点からは、異方性導電材料100重量%中、上記導電性粒子の含有量は、好ましくは0.01重量%以上、より好ましくは0.1重量%以上、好ましくは20重量%以下、より好ましくは10重量%以下である。
以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明を具体的に説明する。本発明は、以下の実施例のみに限定されない。
(実施例1)
導電性粒子及び異方性導電材料の作製
テトラメチロールメタンテトラアクリレート80重量部及びアクリロニトリル20重量部を含有するモノマー溶液に、重合触媒としてベンゾイルパーオキサイド1.5重量部を添加して溶解させた。このモノマー溶液を、700mLの3重量%ポリビニルアルコール水溶液に添加し、攪拌して懸濁させた。次いで、このモノマー懸濁液を85℃に加熱することにより、重合反応を開始させ、そして反応が完結するまで10時間、この状態を保持した。得られた固形分を濾過し、熱水で洗浄してポリビニルアルコールを除去した後、分級を行うことにより、粒子径が3μmである基材樹脂粒子を得た。得られた基材樹脂粒子の表面に無電解ニッケルメッキを行い、約0.08μmのニッケルメッキ層を形成させた。更に、置換金メッキを行い、約0.02μmの金メッキ層をニッケルメッキ層の上に形成させ導電性粒子を得た。微小圧縮試験機(フィッシャー社製「フィッシャースコープH−100」)を用いて測定された上記導電性粒子の30%K値は、7610N/mmであった。
ビスフェノールA型エポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン社製「エピコート1009」)10重量部と、アクリルゴム(重量平均分子量約80万)40重量部、メチルエチルケトン200重量部と、マイクロカプセル型硬化剤(旭化成ケミカルズ社製「HX3941HP」)50重量部と、シランカップリング剤(東レダウコーニングシリコーン社製「SH6040」)2重量部とを混合し、導電性粒子を含有量が3重量%となるように添加し、分散させ、異方性導電材料を得た。
(2)接続構造体の作製
半導体チップ(金バンプ電極、バンプ高さ15μm、バンプ総面積2.0mm)と、ガラス基板(Al−Ti合金電極 配線膜厚0.3μm)を用意した。
上記ガラス基板上に、得られた異方性導電性材料を厚みが20μmとなるように塗布し、異方性導電材料層を形成した。次いで、異方性導電材料層上に、半導体チップを、電極同士が重なるように位置合わせをしてから貼り合わせた。このガラス基板と半導体チップとの積層体を、3MPa、190℃、及び10秒間の圧着条件で熱圧着し、接続構造体を得た。
(実施例2)
圧着時の圧力を2Mpaに低くしたこと以外は実施例と同様にして、接続構造体を得た。
(実施例3)
圧着時の圧力を4MPaに高くしたこと以外は実施例と同様にして、接続構造体を得た。
(実施例4)
粒子径が3μmである基材樹脂粒子をジビニルベンゼンの重合反応により作製したこと以外は、実施例1と同様の条件で、接続構造体を作製した。微小圧縮試験機(フィッシャー社製「フィッシャースコープH−100」)を用いて測定された上記導電性粒子の30%K値は、5247N/mmであった。
(実施例5)
ガラス基板上の電極を純Al電極に変更したこと以外は実施例1と同様の条件で、接続構造体を作製した。
(実施例6)
実施例1で得られた基材樹脂粒子を用いて、約0.02μmのPdメッキ層をニッケルメッキ層の上に形成させ導電性粒子を得たこと以外は、実施例1と同様の条件で、接続構造体を作成した。微小圧縮試験機(フィッシャー社製「フィッシャースコープH−100」)を用いて測定された上記導電性粒子の30%K値は、11210N/mmであった。
(比較例1)
圧着時に圧力をかけずに、導電性粒子を圧縮しなかったこと以外は実施例1と同様にして、接続構造体を得た。
(比較例2)
圧着時の圧力を0.5MPaにかなり低くしたこと以外は実施例と同様にして、接続構造体を得た。
(比較例3)
圧着時の圧力を8Mpaにかなり高くしたこと以外は実施例と同様にして、接続構造体を得た。
(評価)
(1)導電性粒子の状態1
得られた接続構造体の断面を観察して、導電性粒子が圧縮されているか否か、並びに扁平状であるか否かを確認した。導電性粒子が圧縮されており、扁平状である場合を「○」、導電性粒子が圧縮されておらず、球状である場合を「×」と判定した。
(2)導電性粒子の状態2
得られた接続構造体の断面を観察して、第1の電極の埋め込み部の最深点と第1の電極の埋め込み部の上端点とを結ぶ直線L1及び面P2と、第1の電極の埋め込み部が形成されていない部分の上面(面P1)とのなす角度αを確認した。なお、実施例及び比較例では、上記最深点は、導電性粒子の中心の真下に位置していた。また、実施例及び比較例では、直線L1と面P1とのなす角度αは、全領域で同等であり、面P2と面P1との全領域でのなす角度αと同等であった。
さらに、得られた接続構造体の断面を観察して、導電性粒子の最大径D1と、埋め込み部D2とを測定し、比(最大径D1/最大径D2)を求めた。
(3)接続抵抗
得られた接続構造体の対向する電極間の接続抵抗値を4端子法により測定した。また、接続抵抗値を下記の評価基準で評価した。
〔接続抵抗値の評価基準〕
○○:接続抵抗値が2.0Ω以下
○:接続抵抗値が2.0Ωを超え、3.0Ω以下
△:接続抵抗値が3.0Ωを超え、5.0Ω以下
×:接続抵抗値が5.0Ωを超える
(4)埋め込み部の有無の確認
微分干渉顕微鏡を用いて、得られた接続構造体のガラス基板側からガラス基板に設けられた電極を観察し、導電性粒子が接触した第1の電極の埋め込み部の確認が可能であるか否かを評価した。埋め込み部が確認された場合を「○」、埋め込み部が確認されなかった場合を「×」と判定した。
結果を下記の表1に示す。
Figure 0005476262
1…導電性粒子
1b…第1の電極に埋め込まれた部分
2…第1の電極
2a…上面
2b…埋め込み部が形成されていない部分
2x…最深部
2y…上端点
3…第2の電極
3a…下面
11…基材粒子
11a…表面
12…導電層
21…接続構造体
22…第1の接続対象部材
22a…上面
23…第2の接続対象部材
23a…下面
24…接続部
A…埋め込み部

Claims (8)

  1. 第1の電極と、第2の電極と、該第1の電極の上面と該第2の電極の下面との間に挟み込まれており、かつ該第1,第2の電極を電気的に接続している導電性粒子とを備え、
    前記第1の電極の上面に、前記導電性粒子の一部分が埋め込まれて凹状の埋め込み部が形成されており、
    前記埋め込み部が、前記第1の電極の上面に、前記導電性粒子の一部分を埋め込むことにより形成されており、
    前記第1の電極の埋め込み部の最深点と前記第1の電極の埋め込み部の上端点とを結ぶ直線と、前記第1の電極の埋め込み部が形成されていない部分の上面とのなす角度が165度以上、179度以下であり、
    前記導電性粒子の最大径(μm)の前記埋め込み部の最大径(μm)に対する比が、1.1〜2.5である、接続構造体。
  2. 前記第1の電極が、ガラス基板上に設けられており、
    微分干渉顕微鏡により前記埋め込み部の確認が可能である、請求項1に記載の接続構造体。
  3. 前記導電性粒子が圧縮されており、扁平状である、請求項1又は2記載の接続構造体。
  4. 前記導電性粒子として、前記第1の電極の上面と前記第2の電極の下面との間に挟み込まれる前の30%K値が1000〜60000N/mmである導電性粒子が用いられている、請求項1〜のいずれか1項に記載の接続構造体。
  5. 前記導電性粒子が、基材粒子と、該基材粒子の表面を被覆している導電層とを有する、請求項1〜のいずれか1項に記載の接続構造体。
  6. 前記第1の電極が上面に設けられた第1の接続対象部材と、前記第2の電極が下面に設けられた第2の接続対象部材と、該第1,第2の接続対象部材を接続している接続部とを備え、
    前記接続部が、前記導電性粒子又は該導電性粒子とバインダー樹脂を含む異方性導電材料により形成されている、請求項1〜のいずれか1項に記載の接続構造体。
  7. 前記接続部が、前記異方性導電材料により形成されている、請求項に記載の接続構造体。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の接続構造体の製造方法であって、
    第1の電極の上面と第2の電極の下面との間に導電性粒子を挟み込んで、前記第1の電極と、前記第2の電極と、前記第1の電極の上面と前記第2の電極の下面との間に挟み込まれており、かつ前記第1,第2の電極を電気的に接続している導電性粒子とを備える接続構造体を得る工程を備え、
    前記第1の電極の上面と前記第2の電極の下面との間に前記導電性粒子を挟み込む際に、前記第1の電極の上面に、前記導電性粒子の一部分を埋め込むことにより、凹状の埋め込み部を形成し、
    前記第1の電極の埋め込み部の最深点と前記第1の電極の埋め込み部の上端点とを結ぶ直線と、前記第1の電極の埋め込み部が形成されていない部分の上面とのなす角度が165度以上、179度以下であるように、かつ前記導電性粒子の最大径(μm)の前記埋め込み部の最大径(μm)に対する比が、1.1〜2.5であるように、前記埋め込み部を形成する、接続構造体の製造方法。
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