JP5473821B2 - エアバッグ及びエアバッグの折畳方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、自動車のインストルメントパネルに備えられる助手席乗員用のエアバッグ装置に用いられるエアバッグ及びエアバッグの折畳方法に関する。
従来、自動車のインストルメントパネルに配置される助手席乗員用のエアバッグ装置が知られている。このエアバッグ装置は、上側を開口部とするケース体を備え、このケース体の内側に、折り畳まれたエアバッグと、このエアバッグを膨張させるガスを噴射するインフレータとを収納している。また、ケース体の上側部には、インストルメントパネルに沿って取り付けられるカバー体が取り付けられ、このカバー体により上側の開口部が覆われている。そして、自動車の衝突時には、インフレータからガスを噴射してエアバッグを膨張させ、このエアバッグの膨張の圧力によりカバー体に形成したテアラインを破断して膨出口を形成し、この膨出口からエアバッグを助手席の乗員の前方に膨張展開させ、乗員を拘束して乗員に加わる衝撃を緩和するようになっている。
ここで、助手席乗員用のエアバッグは、例えばステアリングホイールに備えられるエアバッグに比べて突出寸法が大きく、展開初期にはエアバッグの急速な膨張にともない複雑な揺れが生じやすくなる。この点、エアバッグの内側にテザーベルトを配置し、ガス導入口の部分とエアバッグ内の先端側の上部とをベルトで連結する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、このようにベルトを用いる構成では、エアバッグの構成部品が増加し、製造工程すなわち縫製作業も工数が増加して煩雑となり、製造コストの低減が困難になる。
この点、エアバッグの折畳形状により、エアバッグの展開特性を制御する構成が知られている。例えば、左側エアバッグと右側エアバッグとを根本部で相互に連通させたエアバッグについて、左側エアバッグと右側エアバッグとを折り畳んだエアバッグ折畳部の前側に、根本部を弛ませた弛み部を配置した構成が知られている(例えば、特許文献2参照)。この構成では、エアバッグにガスが導入されると、まず弛み部が展開してフロントガラスに沿った壁を形成することにより、その後に展開するエアバッグ折畳部すなわち左側エアバッグ及び右側エアバッグの膨出方向を安定させることを図っている。しかしながら、この構成は、例えば、左側エアバッグと右側エアバッグとを根本部で相互に連通させたエアバッグについて適用可能であるが、気室が1個のエアバッグへの適用は必ずしも容易ではない。
特開2003−137052号公報 (第1頁、図1) 特開2007−45190号公報 (第6−7頁、図12−13)
上記のように、エアバッグの展開挙動を容易に制御できる構成が求められている。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、エアバッグの折畳形状によりエアバッグの展開挙動を容易に制御できるエアバッグ及びエアバッグの折畳方法を提供することを目的とする。
請求項1記載のエアバッグは、袋状の外殻部が折り畳まれた状態から前記外殻部の内側の気室にガスが導入されて膨張展開するエアバッグであって、折り畳まれた状態で、被保護物に対向して展開する対向面の一部分を含んで折り畳まれた第1折畳部と、被保護物に対向して展開する対向面の前記第1折畳部を除く他の部分を含んで折り畳まれた第2折畳部と、これら第1折畳部及び第2折畳部とガスが導入されるとともに被取付部材に取り付けられる基部との間の部分を折り畳んだ基部折畳部とを備え、前記第2折畳部に前記第1折畳部を重ねるとともに、前記第1折畳部の一部を延設した延設部を前記第2折畳部に沿わせ、前記延設部の先端は前記基部折畳部及び前記基部折畳部と前記第2折畳部との間の少なくとも一方に挟持されたものである。
請求項2記載のエアバッグは、請求項1記載のエアバッグにおいて、被取付部材は車両であり、被保護物は乗員であり、第1折畳部は、対向面の上側部を折り畳んで形成され、第2折畳部は、前記対向面の下側部を折り畳んで形成されたものである。
請求項3記載のエアバッグは、請求項2記載のエアバッグにおいて、延設部は、第2折畳部の乗員側に沿って配置されたものである。
請求項4記載のエアバッグは、請求項2記載のエアバッグにおいて、延設部は、第2折畳部の反乗員側に沿って配置されたものである。
請求項5記載のエアバッグの折畳方法は、袋状の外殻部が折り畳まれた状態から前記外殻部の内側の気室にガスが導入されて膨張展開するエアバッグの折畳方法であって、被保護物に対向して展開する対向面の一部分を含む部分を所定の幅寸法に折り畳んで第1折畳部を形成し、被保護物に対向して展開する対向面の前記第1折畳部を除く他の部分を含む部分を所定の幅寸法に折り畳んで第2折畳部を形成し、これら第1折畳部及び第2折畳部とガスが導入されるとともに被取付部材に取り付けられる基部との間の部分を所定の幅寸法に折り畳んで基部折畳部を形成し、前記第2折畳部に前記第1折畳部を重ねるとともに、前記第1折畳部の一部を延設した延設部を前記第2折畳部に沿わせ、前記延設部の先端を前記基部折畳部及び前記基部折畳部と前記第2折畳部との間の少なくとも一方に挟持するものである。
請求項1記載のエアバッグによれば、第2折畳部に第1折畳部を重ねるとともに、第1折畳部の一部を延設した延設部を第2折畳部に沿わせ、この延設部の先端を基部折畳部の内側及び基部折畳部と第2折畳部との間の少なくとも一方に挟持したため、ガスが供給されると、第1折畳部が第2折畳部に先行して膨張展開を開始するとともに、第1折畳部は、第2折畳部に対し、延設部を沿わせた側の展開が規制され、延設部を沿わせた側とは反対側が先行して膨張展開を開始する。このようにして、エアバッグの折畳形状により展開初期のエアバッグの挙動を容易に制御できる。
請求項2記載のエアバッグによれば、請求項1記載の効果に加え、乗員の上側部に対する展開初期のエアバッグの挙動を容易に制御できる。
請求項3記載のエアバッグによれば、請求項2記載の効果に加え、延設部は、第2折畳部の乗員側に沿って配置したため、乗員から離間した側が先行して展開する展開挙動を容易に実現できる。
請求項4記載のエアバッグによれば、請求項2記載の効果に加え、延設部は、第2折畳部の反乗員側に沿って配置したため、乗員に近接した側が先行して展開する展開挙動を容易に実現できる。
請求項5記載のエアバッグの折畳方法によれば、第2折畳部に第1折畳部を重ねるとともに、第1折畳部の一部を延設した延設部を第2折畳部に沿わせ、この延設部の先端を基部折畳部の内側及び基部折畳部と第2折畳部との間の少なくとも一方に挟持したため、ガスが供給されると、第1折畳部が第2折畳部に先行して膨張展開を開始するとともに、第1折畳部は、第2折畳部に対し、延設部を沿わせた側とは反対側が先行して膨張展開を開始する。このようにして、エアバッグの折畳形状により展開初期のエアバッグの挙動を容易に制御できる。
本発明のエアバッグの一実施の形態を示す折畳状態の説明図である。 同上エアバッグを車両に搭載した状態の説明図である。 同上エアバッグが展開した状態の斜視図である。 同上エアバッグの折畳工程を模式的に示す説明図である。 同上エアバッグの折畳工程を示す説明図である。 同上エアバッグの折畳工程を示す説明図である。 同上エアバッグの折畳工程を示す説明図である。 同上エアバッグの折畳工程を示す説明図である。 同上エアバッグの折畳状態を模式的に示す説明図である。 同上エアバッグの展開課程を示す説明図である。 同上エアバッグの比較例のエアバッグの動作を説明する説明図である。 同上エアバッグが展開した状態を示す説明図である。 本発明のエアバッグの他の実施の形態を示す折畳状態の説明図である。 同上エアバッグの折畳状態を模式的に示す説明図である。 同上エアバッグを車両に搭載した状態の説明図である。 同上エアバッグが展開した状態を示す説明図である。
以下、本発明のエアバッグ及びエアバッグの折畳方法の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2において、1はエアバッグ装置で、このエアバッグ装置1は、被取付部材としての車両としての自動車2のインストルメントパネル部3に備えられる助手席乗員用のエアバッグ装置1を構成するものである。そして、インストルメントパネル部3は、車室4の前部に両側方向すなわち車幅方向の略全長にわたり設けられ、このインストルメントパネル部3の上方には、ウインドシールドであるフロントガラス5が位置している。そして、このインストルメントパネル部3の内部には、助手席の被保護物としての乗員に対向して、エアバッグ装置1が設置されている。なお、各図において、Dは、非正規位置に位置する小児の乗員を模したダミーを示している。
このエアバッグ装置1は、リテーナなどとも呼ばれるケース体11と、このケース体11の下部に配置されたインフレータ12と、ケース体11に折り畳んで収納されたエアバッグ14と、ケース体11の上部を覆うカバー体15と、エアバッグ14をケース体11に固定するリテーナ16となどを備えている。なお、図1などの図面においては、エアバッグ14の基布は断面で示されているが、折畳形状を理解しやすくするために断面を示す線は表していない。
そして、ケース体11は、例えば、金属板を打ち抜くとともに屈曲するいわゆるプレス成形により形成され、内側を収納部20とする略矩形箱状で、上面を矩形状の開口部21とし、この開口部21の下方に対向する下面が板状の底板部22となっている。さらに、この底板部22の長手方向に沿った前後の縁部から延設された部分を上側に屈曲して立ち上げ、矩形平板状の長手板部である前後の壁部23,24が形成されているとともに、底板部22の短手方向に沿った両側の端部の縁部から延設された部分を上側に屈曲して立ち上げ、一対の四角形平板状の短手板部である図示しない側壁部が形成されている。すなわち、これら底板部22、壁部23,24、及び側壁部により、収納部20の外殻が形成されている。
なお、エアバッグ装置1のケース体11は、上側の開口部21が前側あるいは後側に向かって傾斜し、あるいは後方の乗員に向かって配置される場合があり、本実施の形態では、上方から若干後側すなわち乗員側に所定の角度θだけ傾斜して配置されているが、以下、開口部21が所定方向としての上側に向かうものとし、エアバッグ装置1を自動車2に取り付けた状態における前後方向及び車幅方向である両側方向をそれぞれ前後方向及び両側方向として説明する。
そして、底板部22には、2個のインフレータ12を取り付けるインフレータ取付部が設けられている。このインフレータ取付部には、図示しない円孔状のインフレータ取付開口が2カ所に設けられているとともに、このインフレータ取付開口を囲んで取付孔が複数形成されている。また、前後の壁部23,24には、一体にあるいは別体の部材を固定して、カバー体を係止する複数のフック部29,29が形成されている。さらに、ケース体11の底板部22には、車体に固定される下部ブラケット30が取り付けられている。
また、各インフレータ12は、円盤状のインフレータ本体部31と、このインフレータ本体部31の外周部から突設したフランジ部32とを備えている。そして、各インフレータ12は、インフレータ本体部31の内部に充填した推進薬を急速に反応させて、インフレータ本体部31の周面に備えたガス噴射口33からエアバッグ14の内部にガスを急速に供給するようになっている。また、フランジ部32には、図示しない取付孔が複数形成されている。
また、リテーナ16は、図1及び図5に示すように、枠状をなすリテーナ本体部35と、このリテーナ本体部35から下方に突設された複数、本実施の形態では8本のボルト36とを備えている。そして、リテーナ本体部35には、インフレータ本体部31を挿入可能な2カ所の円孔状のインフレータ取付開口37が設けられているとともに、外周側からは上側に向かいリテーナフランジ部38が形成されている。また、ボルト36は、ケース体11、インフレータ12、及び後述するエアバッグ14の取付孔を貫通し、先端側から図示しないナットを螺合して締め付けられるようになっている。
また、カバー体15は、リッドとも呼ばれるもので、自動車用の内装パネルであるインストルメントパネル部3に一体的に形成されあるいは別体としてインストルメントパネル部3に取り付けられ、表板部15aと、この表板部15aから例えば四角筒状をなして下方に突設された取付板部15bとを備えている。そして、表板部15aには、破断予定部としての弱部であるテアラインが形成されている。また、取付板部15bには、フック部29に係止される係止孔が複数形成されている。
そして、エアバッグ14は、図1ないし図12に示すように、1枚あるいは複数枚、例えば2枚の基布を縫い合わせ、袋状の外殻部39の内側に気室40が形成されている。そして、このエアバッグ14は、図3に示すように、展開した状態で、一端部である基端部41から他端部である先端部42に向かい幅寸法及び厚さ寸法が拡大する形状で、先端部42に位置し乗員に対向して展開する乗員拘束面となる対向面としての正面部44、この正面部44の上縁と基端部41との間の間を連接する上面部45、正面部44の下縁と基端部41との間の間を連接する下面部46、これら正面部44、上面部45、及び下面部46の両側部を連接する側面部47を備えている。また、正面部44の上下方向の中央部より上部が、対向面の一部分である上側乗員拘束面48となり、正面部44の下部が、他の部分である下側乗員拘束面49となっている。そして、下面部46の基端部41近傍には、基部としてのガス導入部50を構成する一対の円孔状のインフレータ取付口51が形成されているとともに、これらインフレータ取付口51を囲み、ボルト36が挿入される複数の取付孔が形成されている。また、下面部46のインフレータ取付口51の周囲には、防炎布などとも呼ばれる図示しない複数枚の基布が重ねて縫い合わされているとともに、図8に示すラッピング手段であるシート55が重ねられ、インフレータ取付口51を囲む複数の縫合線で下面部46を構成する基布に縫い合わされている。このシート55は、基布製のラッピング布で、エアバッグ14の折畳形状を保持する機能を有し、インフレータ取付口51から両側方に延びる一対の側部延設部60と、インフレータ取付口51から基端部41側に延びる基端側延設部61とを備えた略T字状に形成されている。さらに、基端側延設部61には、先端部に円孔状の係止部でありボルト36に挿入して係止される引掛孔63が形成されているとともに、この引掛孔63とインフレータ取付口51との間に位置して、エアバッグ14の展開時に基端側延設部61を破断可能な弱部であるスリット64が形成されている。また、図3に示すように、エアバッグ14の側面部47には、ベントホールとも呼ばれる円孔状の排気口66が形成されている。
そして、このエアバッグ14は、外殻部39の内側すなわち気室40にリテーナ16を挿入し、取付孔からリテーナ16のボルト36を引き出した状態で、後述するように所定の形状に折り畳まれる。そして、折り畳まれたエアバッグ14をケース体11の収納部20に収納し、ケース体11の底板部22の取付孔から下側にボルト36を突設させる。そして、ケース体11の底板部22の下側から各インフレータ12をあてがい、各インフレータ12のインフレータフランジ部38の取付孔にボルト36を挿入し、ボルト36にナットを螺合して締め付ける。この状態で、各インフレータ12のインフレータ本体部31は、インフレータ取付開口37及びインフレータ取付口51に挿入され、ガス噴射口33はエアバッグ14の気室40の内側のガス導入部50に配置される。そして、このケース体11の上側部を、カバー体15の筒状の取付板部15bの内側に圧入することにより、前後のフック部29を取付板部15bの係止孔に挿入して係止し、ケース体11をカバー体15に取り付けるとともに、下部ブラケット30を車体側の部材に連結して、エアバッグ装置1が構成される。
そして、このエアバッグ装置1を備えた自動車2が衝突などすると、インフレータ12から供給されるガスがガス導入部50から気室40に導入され、エアバッグ14がケース体11の内側で膨張展開すなわち膨出し、この膨出する圧力により、カバー体15をテアラインに沿って破断して膨出口を形成し、所定方向である上方に向かってエアバッグ14を突出させ、さらにエアバッグ14がフロントガラス5に沿って乗員の前方に膨張展開して乗員を保護する。
次に、図3ないし図8を参照して、エアバッグ14の折畳方法を説明する。
エアバッグ14は、まず、気室40にリテーナ16を挿入してガス導入部50に装着するとともに、図3に示すように、気室40に空気を入れて膨らませた状態としてから、ケース体11の収納部20の両側方向の寸法に合わせて、所定の幅寸法の帯状、ここでは側面視で略T字状の帯状に折り畳み、図4及び図5に示すように、第1折畳部71、第2折畳部72、及び基部折畳部73を形成する。より詳細には、折畳装置により、あるいは手作業で、エアバッグ14の両側方向の中央部分に沿って基端部41から先端部42まで、上面部45、下面部46、及び正面部44にそれぞれ所定の幅寸法の領域を確保し、他の部分すなわちこれら領域から外れた上面部45、下面部46、及び正面部44の基布及び両側の側面部47の基布を、これら領域に挟まれた部分に上下に重なる波状に折りながら押し込むとともに、図4(a)に矢印で示すように3方から押圧し、分岐した帯状とする。この状態で、インフレータ12が装着される基端部41側のガス導入部50から分岐部となる中間部75までの部分を折り畳んだ部分がマウス部とも呼び得る基部折畳部73となり、中間部75から上面部45及び上側乗員拘束面48を含む部分を折り畳んだ部分が第1折畳部71となり、中間部75から下面部46及び下側乗員拘束面49を含む部分を折り畳んだ部分が第2折畳部72となる。すなわち、図4(b)に模式的に示すように、側面視では、ガス導入部50から基部折畳部73に入り、中間部75で分岐して第1折畳部71と第2折畳部72に至るガス通路が形成され、第1折畳部71と第2折畳部72とが展開して、乗員拘束面である正面部44を展開する。
さらに、図5(b)に示すように、第1折畳部71を中間位置の第1分岐部76で正面側に分岐し、すなわち第1折畳部71の一部を正面側に延設し、延設部77を形成する。
次いで、図6(a)に示すように、基部折畳部73から第2折畳部72を乗員側である手前側(図6に示す左側)に平板状に延ばし、さらに、これら基部折畳部73及び第2折畳部72の上に重ねるようにして、第1折畳部71を反乗員側である奥側(図6に示す右側)に延ばし、延設部77を手前側に平板状に延ばす。なお、第1折畳部71には、基布をクランク状に屈曲して一部を折り重ねた折り重ね部78を形成する。また、基部折畳部73には、ガス導入部50に連続する部分を奥側に延設した基部延設部80が形成されている。
そして、図6(a)に示すように、第1分岐部76上に平板状の第1治具79をあてがい、矢印に示すように屈曲し、図6(b)に示すように、第2折畳部72及び延設部77を奥側に折り重ねる。
次いで、図6(b)に示すように、中間部75の折返し部分より若干奥側に位置し、第2折畳部72上に断面L字状の第2治具82をあてがい、図6(c)に示すように、この第2治具82に乗せるようにして、第2折畳部72を蛇腹状すなわち波状に折り畳む。次いで、図6(d)に示すように、第2治具82を取り外し、矢印に示すように波状に折り畳んだ部分を手前側に180度回転させ、図6(e)に示すように、波状に折り畳んだ部分の周囲に半分ほど基布を沿わせる。この状態で、第2折畳部72が最終形状に折り畳まれる。
次いで、図6(f)に示すように、延設部77を持ち上げ、第2折畳部72の一側面から上面に沿わせる。
次いで、図6(g)に示すように、延設部77を沿わせた第2折畳部72を、矢印に示すように第1分岐部76で中間部75が手前側に来るように180度折り返す。
さらに、第1治具79を取り外し、図7(a)に示すように、第1折畳部71を中間部75で手前側に180度折り返し、基部折畳部73から第1折畳部71にかけて手前側に平板状にのばす。
次いで、図7(a)に示すように、第1折畳部71の中間位置に第1治具79をあてがい、矢印に示すように折り重ね部78を含む第1折畳部71の先端側を奥側に折り重ね、さらに、図7(b)に矢印で示すように、この折り返した部分の先端側を手前側に折り重ねて波状とする。
次いで、図7(c)に示すように、波状に折った第1折畳部71を奥側に360度回転させ、波状に折った部分の周囲に基布を巻き付ける。この状態で、第1折畳部71が最終形状に折り畳まれる。
次いで、図7(d)に示すように、基部折畳部73をZ字状に折り、図7(e)に示すように、基部折畳部73のガス導入部50上に第2折畳部72を載置し、この第2折畳部72上に第1折畳部71を載置した状態とする。この状態で、延設部77は、第1折畳部71の上側部から第1折畳部71及び第2折畳部72の手前側に沿って、すなわち、第1折畳部71及び第2折畳部72の乗員側を覆って配置され、さらに延設部77の先端77aは、第2折畳部72と基部折畳部73との間に挟持された状態となる。
次いで、図7(f)に矢印で示すように、奥側に延びる基部延設部80を立ち上げ、第2折畳部72の奥測に沿わせることにより、図1及び図9に示すように、第1折畳部71、第2折畳部72、及び基部折畳部73について、最終形状に折り畳まれる。
次いで、図8(a)に矢印で示すように、シート55の両側の側部延設部60を上側に持ち上げ、折り畳んだエアバッグ14の上面に重ね、図8(b)に矢印で示すように、シート55の基端側延設部61を側部延設部60の上から折り畳んだエアバッグ14に巻き付け、先端側の各引掛孔63をそれぞれリテーナ16のボルト36に引っ掛けて係止する。この状態で、シート55の基端側延設部61及び側部延設部60によりエアバッグ14がラッピングされて折畳形状が保持され、エアバッグ14の折畳工程が完了する。
次に、エアバッグ装置1が作動しエアバッグ14が膨出する状態を説明する。
インフレータ12のガス噴射口33からエアバッグ14の気室40のガス導入部50にガスが導入されると、このガスは、基本的には気室40を基端部41から先端部42に向かって流れ、すなわち基部折畳部73から第1折畳部71及び第2折畳部72にガスが導入される。
ここで、エアバッグ14は、ケース体11の開口部21を設けた所定方向である上方に向かって展開するとともに、第1折畳部71が第2折畳部72の上に重ねて配置されているため、第1折畳部71が第2折畳部72に先行して展開を開始する。さらに、本実施の形態では第1折畳部71から延設した延設部77が第2折畳部72の乗員側に沿って配置され、この延設部77の先端77aが第2折畳部72と基部折畳部73との間に挟持して拘束されている。そこで、第1折畳部71は、図1及び図9に矢印Aで示すように、拘束されていない側である反乗員側すなわちフロントガラス5側から先行して展開し、乗員側に向かって回動する傾向の挙動で展開する。このようにして、エアバッグ14の展開挙動は一定に安定して制御され、正面部44が一定の安定した挙動で、乗員に平面状に対向して展開し、乗員を保護する。
例えば、本実施の形態のエアバッグ14を用いたエアバッグ装置について実験した結果、図10に示すように、正面部44が乗員に覆い被さるような挙動はなく、エアバッグ14の膨張開始から10ミリ秒以上30ミリ秒以下で、正面部44を初期乗員拘束面として好ましい状態で展開できることが分かった。
このように、本実施の形態によれば、折り畳まれてケース体11に収納されたエアバッグ14を、自動車が衝突した際インフレータ12からのガスにより乗員側へ膨張展開させて、衝突時の衝撃から乗員を保護する助手席用のエアバッグ装置1について、エアバッグ14は、第1折畳部71から延設した延設部77を第2折畳部72の乗員側に沿って配置し、この延設部77の先端77aを第2折畳部72と基部折畳部73との間に挟持して拘束している。そこで、第1折畳部71が拘束されていない側である反乗員側すなわちフロントガラス5側から展開するように、エアバッグ14の展開挙動を一定に安定して制御でき、正面部44を一定の安定した挙動で乗員に対向して展開させ、乗員を保護できる。
すなわち、図11に示すように、仮に、延設部77を設けないで第1折畳部71を拘束せず、第2折畳部72の上側に単に第1折畳部を載置した場合には、図11に矢印Aで示す反乗員側が先行する挙動と矢印Bで示す乗員側が先行する挙動とのいずれの傾向でエアバッグ14が展開するかを制御することは容易ではなく、例えば、展開初期のエアバッグ14の複雑な揺れの抑制には別体の部材などを用いていた。これに対して本実施の形態では、帯状に延設した第1折畳部71の一部である延設部77の端部を所定の経路で他の部分に挟み込むことにより、第1折畳部71の一部の展開を一時的に抑制、いわばロックし、エアバッグ14を安定して所望の方向に傾けることができる。このようにして、展開初期の複雑な揺れを抑制して、エアバッグ14の展開方向を容易に定めることができ、助手席乗員用のエアバッグ14の展開挙動を展開初期から安定して制御でき、すなわち、エアバッグ14の展開初期から乗員拘束面である正面部44を所定の位置に確実に、かつ、円滑に形成でき、乗員保護性能を容易に向上できる。
そして、エアバッグ14の展開挙動を展開初期から安定して制御できるため、非正規位置、例えばインストルメントパネル部3に近接して位置するいわゆるOOP(アウトオブポジション)の状態の乗員Dを想定した展開挙動を設定して、OOPの状態の乗員Dについても正面に広く正面部44を展開して保護することができる。例えば、図12に示すように、インストルメントパネル部3に近接して立ち上がった状態の小児の乗員Dに対し、上方から覆い被さるように展開させるのではなく、乗員Dに正面部44を正面側から対向させて保護できる。
また、エアバッグ14は、第2折畳部72の上に第1折畳部71を重ねたため、乗員の上側部すなわち頭部に対する展開初期のエアバッグ14の挙動を容易に制御でき、乗員保護性能を容易に向上できる。
また、エアバッグ14の折畳形状によりエアバッグ14の展開挙動を容易に安定して制御できるため、ベルトなどの別体の部材を用いる必要がなく、すなわち部品点数の増加や製造工程の増加を招くことなく、エアバッグ14の構成を簡略化して製造コストを低減できる。
なお、上記の実施の形態においては、第1折畳部71の一部すなわち延設部77によって、第2折畳部72を乗員側から被覆し、第1折畳部71の延設部77の先端77aを第1折畳部71と第2折畳部72との間に挟持したが、この構成に限られず、エアバッグ14の構造に応じた所望する展開挙動やエアバッグ装置1の配置などにより、延設部77の配置を反乗員側とするなど、他の構成を採ることもできる。
例えば、図13ないし図16に示すように、第1折畳部71の一部である延設部77によって、第2折畳部72を反乗員側から被覆することもできる。
この構成では、延設部77は、第1折畳部71の先端部分から延設され、第2折畳部72を反乗員側を覆い、先端77aは基部折畳部73の折畳形状に挟持されている。
そこで、この構成では、エアバッグ14は、ケース体21の開口部21を設けた所定方向である上方に向かって展開し、より上側に重ねられた第1折畳部71が第2折畳部72に先行して展開するとともに、第1折畳部71から延設した延設部77が第2折畳部72の反乗員側すなわちフロントガラス5側に沿って配置され、この延設部77の先端が基部折畳部73の折畳形状の間に挟持して拘束されているため、第1折畳部71は、図11及び図14に矢印Bで示すように、拘束されていない側である乗員側から先行して展開し、フロントガラス5に向かって回動する傾向の挙動で展開する。
そこで、この実施の形態では、エアバッグ14の展開挙動は、正面部44が展開初期に下方に落ち込むことなく、フロントガラス5に沿って展開するように安定して制御され、例えば、エアバッグ14の下面部46に乗員の頭部を受け入れ可能な凹部を形成したエアバッグ14と組み合わせ、図15及び図16に示すように、インストルメントパネル部3に近接して着席したOOPの状態の乗員Dについて、この乗員Dを飛び越える一定の安定した挙動で保護することができる。
また、上記の各実施の形態において、第1折畳部71、第2折畳部72、及び基部折畳部73のそれぞれの折畳形状は、波状やロール時を組み合わせて、適宜の形状とすることができる。
また、エアバッグ装置1を構成する各部材は適宜の構成を採ることができる。例えば、インフレータ12は、円柱状とし、ケース体11の底板部22に両側方向に沿って固定することもできる。また、インフレータ12は、燃焼タイプ(パイロタイプ)の他、ガスを圧縮して貯留するストアードタイプ、これらを組み合わせたハイブリッドタイプなど、各種のインフレータ12を用いることができる。
さらに、上記の各実施の形態では、インストルメントパネル部の助手席乗員用のエアバッグ装置1について説明したが、この構成に限られず、例えば、自動車のインストルメントパネル部以外の場所に設置されるエアバッグ装置のエアバッグに適用することもできる。
本発明は、例えば、自動車のインストルメントパネルに備えられる助手席乗員用のエアバッグ装置に用いるエアバッグに適用できる。
2 被取付部材としての車両としての自動車
14 エアバッグ
39 外殻部
40 気室
44 対向面としての正面部
50 基部としてのガス導入部
71 第1折畳部
72 第2折畳部
73 基部折畳部
77 延設部
77a 先端

Claims (5)

  1. 袋状の外殻部が折り畳まれた状態から前記外殻部の内側の気室にガスが導入されて膨張展開するエアバッグであって、
    折り畳まれた状態で、
    被保護物に対向して展開する対向面の一部分を含んで折り畳まれた第1折畳部と、
    被保護物に対向して展開する対向面の前記第1折畳部を除く他の部分を含んで折り畳まれた第2折畳部と、
    これら第1折畳部及び第2折畳部とガスが導入されるとともに被取付部材に取り付けられる基部との間の部分を折り畳んだ基部折畳部とを備え、
    前記第2折畳部に前記第1折畳部を重ねるとともに、
    前記第1折畳部の一部を延設した延設部を前記第2折畳部に沿わせ、前記延設部の先端は前記基部折畳部及び前記基部折畳部と前記第2折畳部との間の少なくとも一方に挟持された
    ことを特徴とするエアバッグ。
  2. 被取付部材は車両であり、
    被保護物は乗員であり、
    第1折畳部は、対向面の上側部を折り畳んで形成され、
    第2折畳部は、前記対向面の下側部を折り畳んで形成された
    ことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ。
  3. 延設部は、第2折畳部の乗員側に沿って配置された
    ことを特徴とする請求項2記載のエアバッグ。
  4. 延設部は、第2折畳部の反乗員側に沿って配置された
    ことを特徴とする請求項2記載のエアバッグ。
  5. 袋状の外殻部が折り畳まれた状態から前記外殻部の内側の気室にガスが導入されて膨張展開するエアバッグの折畳方法であって、
    被保護物に対向して展開する対向面の一部分を含む部分を所定の幅寸法に折り畳んで第1折畳部を形成し、
    被保護物に対向して展開する対向面の前記第1折畳部を除く他の部分を含む部分を所定の幅寸法に折り畳んで第2折畳部を形成し、
    これら第1折畳部及び第2折畳部とガスが導入されるとともに被取付部材に取り付けられる基部との間の部分を所定の幅寸法に折り畳んで基部折畳部を形成し、
    前記第2折畳部に前記第1折畳部を重ねるとともに、
    前記第1折畳部の一部を延設した延設部を前記第2折畳部に沿わせ、前記延設部の先端を前記基部折畳部及び前記基部折畳部と前記第2折畳部との間の少なくとも一方に挟持する
    ことを特徴とするエアバッグの折畳方法。
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