JP5473743B2 - 軸外透過波面測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルカメラ、光学センサ、光ピックアップ等の各種光学機器に用いられるレンズの収差測定等に用いられる透過波面測定用の干渉計装置に関し、特に、軸外光に対するレンズの性能検査に好適な軸外透過波面測定装置に関する。
従来、干渉計を用いた透過波面測定により、被検レンズが有する収差や屈折率分布等を測定する手法が、被検レンズの光学的な性能検査のために広く用いられている(下記特許文献1,2参照)。
ここで、図8を参照しながら、従来の透過波面測定の一例について説明する。図8に示す透過波面測定装置は、干渉計本体部100、参照基準板110およびヌル光学素子120を備え、参照基準板110とヌル光学素子120との間に配置された被検レンズ130の透過波面測定を行うように構成されている。
測定に際し干渉計本体部100から、測定光軸C100に対し平行な測定光が参照基準板110に向けて出射され、この測定光は参照基準板110の参照基準面111において、被検レンズ130に照射される光束と参照基準面111で反射される光束(参照光)とに分岐される。
被検レンズ130に照射された測定光は、被検レンズ130を透過した後、ヌル光学素子120に入射する。このヌル光学素子120は、被検レンズ130を透過した光の波面形状に応じたヌルミラー面121(透過光が非球面波の場合は非球面状に、球面波の場合は球面状に形成される)を有しており、被検レンズ130からの測定光を再帰反射させる。
ヌル光学素子120で再帰反射された測定光は、被検レンズ130を再び透過し、該被検レンズ130の透過波面情報を担持した被検光として参照基準板110に戻り、参照光と合波されて干渉光が得られる。この干渉光により形成される干渉縞画像を解析することにより、被検レンズ130の収差や屈折率分布等が求められるようになっている。
なお、図8に示すのは、軸上光に対する被検レンズ130の性能検査を行う場合の態様であり、測定光を被検レンズ130の光軸C130に対し平行に入射させるために、測定光軸C100に対し、被検レンズ130の光軸C130およびヌル光学素子120の光軸C120が一致するように予めアライメント調整が行われる。
特開2007−78593号公報 特許第2951366号公報
近年、透過波面測定において、被検レンズの軸上光に対する光学性能だけではなく、軸外光に対する光学性能の検査を迅速に行いたいという要望が高まっている。
上述した従来装置において軸外光の透過波面測定を行う場合には、図9に示すように、軸外光用のヌルミラー面121Aを有するヌル光学素子120A(光軸C120A)を配置するとともに、測定光軸C100に対して被検レンズ130の光軸C130が所定角度傾斜した状態に被検レンズ130を配置し、測定光を軸外光として被検レンズ130に照射する必要がある。また、この状態では、測定光が、被検レンズ130の光軸C130回りの所定の方位からしか入射しないため、光軸C130回りの全方位からの軸外光に対する性能検査を行いたい場合には、被検レンズ130を光軸C130回りに所定角度ずつ回転させ、その都度、透過波面測定を行う必要がある。このため、装置構成が複雑になるとともに、測定に要する時間が長大化するという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、被検レンズの光軸回りの全方位からの軸外光に対する性能検査を短時間で行うことが可能な構成簡易の軸外透過波面測定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る軸外透過波面測定装置は、
測定光軸に対し平行な測定光を出射する干渉光学系と、
前記測定光の光路上に配置されたヌル光学素子と、
前記干渉光学系と前記ヌル光学素子との間の前記測定光の光路上において被検レンズを保持する保持手段と、
前記干渉光学系と前記被検レンズとの間の前記測定光の光路上に配置された光偏向素子と、を備え、
前記光偏向素子は、前記干渉光学系から出射された前記測定光の一部を、前記被検レンズの光軸回り全方位から該光軸に対し所定の傾斜角度をなして該被検レンズに入射する軸外測定光に変換するものであり、
前記ヌル光学素子は、前記被検レンズに入射した前記軸外測定光のうち該被検レンズを透過した光の少なくとも一部を、該被検レンズに向けて再帰反射する軸外光再帰反射部を有するものであり、
前記軸外光再帰反射部で再帰反射され、前記被検レンズおよび前記光偏向素子を経由してなる被検光と参照光との光干渉により形成される干渉縞画像を撮像する撮像手段と、
前記干渉縞画像を解析する解析手段と、を備えてなることを特徴とする。
本発明において、前記光偏向素子は、複数の輪帯状の回折格子が同心に形成されてなる回折光学素子を有してなるものとすることができる。
また、前記光偏向素子は、円錐状の光透過面を備えた円錐レンズを有してなるもの、または円錐状の光反射面を備えた円錐ミラーを有してなるものとすることができる。
また、前記光偏向素子は、前記干渉光学系から出射された前記測定光の他の一部を、前記被検レンズの光軸に平行な方向から該被検レンズに入射する軸上測定光として出射するものであり、前記ヌル光学素子は、前記軸上測定光のうち該被検レンズを透過した光の少なくとも一部を、該被検レンズに向けて再帰反射する軸上光再帰反射部を有するものであるとすることが好ましい。
また、本発明において、前記測定光が波長可変レーザ光源から出力されたものであるとすることができる。
本発明において、ヌル光学素子とは、被検レンズからの透過波面を再帰反射させ得る形状の反射面を有する光学素子を意味する。
また、上記「被検レンズの光軸回り全方位から該光軸に対し所定の傾斜角度をなして該被検レンズに入射する軸外測定光」とは、球座標(X軸、Y軸およびZ軸の直交3軸をZ軸が被検レンズの光軸と一致するように設定する)を用いて説明すれば、以下の内容を示している。すなわち、この軸上測定光とは、球座標における方位角φ(X軸からの偏角)については0≦φ≦2πの全角度範囲の方向から、極角θ(Z軸からの偏角)については0≦θ≦πの全角度範囲のうち、0(被検レンズの光軸に対し平行な角度)およびπ/2(被検レンズの光軸に対し垂直な角度)を除く或る一定の角度の方向から被検レンズに入射する測定光であることを示している。
また、上記「軸上測定光」とは、被検レンズの光軸上を進行する測定光に限定されるものではなく、該光軸からずれた位置を該光軸に対し平行に進行する測定光を含むものである。
本発明に係る軸外透過波面測定装置は、上述の構成を備えたことにより、以下のような作用効果を奏する。
すなわち、本発明の軸外透過波面測定装置によれば、光偏向素子を備えたことにより、干渉光学系から出射された測定光を、被検レンズの光軸回り全方位から所定の傾斜角度で該被検レンズに入射させることができるので、従来装置のように、測定光軸に対して被検レンズを傾斜した状態で配置し、被検レンズを光軸回りに回転させながら複数回に分けて透過波面測定を行う必要がない。
したがって、被検レンズを回転させる機構等が不要となるので装置構成を簡易化することが可能となり、また、1回の測定により撮像された干渉縞画像に基づき、被検レンズの光軸回り全方位からの軸外光に対する光学性能の検査を行うことができるので、測定時間を大幅に短縮化することが可能となる。
第1実施形態に係る軸外透過波面測定装置の全体構成図である。 図1に示す軸外透過波面測定装置の主要部の構成図である。 第2実施形態に係る軸外透過波面測定装置の概略構成図である。 第3実施形態に係る軸外透過波面測定装置の概略構成図である。 第4実施形態に係る軸外透過波面測定装置の概略構成図である。 回折格子付参照基準板の他の態様を示す図である。 ヌル光学素子の他の態様を示す図である。 従来装置により軸上透過波面測定を行う場合の構成を示す図である。 従来装置により軸外透過波面測定を行う場合の構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、上述の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実施形態の説明に使用する各図は概略的な説明図であり、詳細な形状や構造を示すものではなく、各部材の大きさや部材間の距離等については適宜変更して示してある。
〈第1実施形態〉
第1実施形態に係る軸外透過波面測定装置は、図1に示すように、干渉計本体部10、回折格子付参照基準板20、被検体保持手段30、ヌル光学素子40および解析部50を備え、回折格子付参照基準板20とヌル光学素子40との間において被検体保持手段30により保持された被検レンズ70の透過波面測定を行うように構成されている。
上記干渉計本体部10は、単波長出力型のレーザ光源11、ビーム径変換用レンズ12、ビームスプリッタ13、コリメータレンズ14、結像レンズ15および撮像カメラ16を備え、レーザ光源11から出力されたレーザ光を、ビーム径変換用レンズ12およびビームスプリッタ13の光束分岐面13aを介してコリメータレンズ14に入射させ、該コリメータレンズ14において平行光に変換し、測定光軸C10に平行な測定光として回折格子付参照基準板20に向けて出射するように構成されている。また、回折格子付参照基準板20側から入射された干渉光を、コリメータレンズ14およびビームスプリッタ13を介して結像レンズ15に入射させ、撮像カメラ16内の撮像素子17(CCDやCMOS等からなる)上に形成される干渉縞画像を撮像するように構成されている。
上記回折格子付参照基準板20は、第1実施形態における光偏向素子を構成するもので、参照基準面21および透過型の回折光学素子22を備えており、図示せぬアライメント調整機構により保持されている。参照基準面21は、干渉計本体部10からの測定光を2つに分岐し、一方を参照光として干渉計本体部10に向けて反射するとともに、他方を回折光学素子22に向けて透過するようになっている。回折光学素子22は、その光軸C22(参照基準面21の光軸でもある)を中心として複数の輪帯状の回折格子が同心に形成されたものであり、参照基準面21からの測定光を回折することにより、該測定光の一部を、被検レンズ70の光軸C70の回り全方位から該光軸C70に対し所定の傾斜角度をなして被検レンズ70に入射する軸外測定光に変換するように構成されている。
上記軸外測定光としては、通常、+1次回折光または−1次回折光(本明細書では、光軸に近づくように出射される回折光を正の回折光、光軸から遠ざかるように出射される回折光を負の回折光とする)が用いられるが、±2次回折光や±3次回折光などの高次の回折光を軸外測定光とすることも可能である。また、本実施形態では、回折光学素子22における0次回折光が、被検レンズ70の光軸C70に平行な方向から該被検レンズ70に入射する軸上測定光として利用されるようになっている。
上記被検レンズ70は、レンズ部71およびフランジ部72からなる。レンズ部71は非球面形状の両凸レンズとされており、入射された平面波を非球面波に変換するように構成されている。また、フランジ部72の図中下側の面は、被検レンズ70を製品等に搭載する際の設置基準面とされるものであり、被検レンズ70の光軸C70に対して垂直に形成されている。
上記被検体保持手段30は、図示せぬアライメント調整機構により保持されており、被検レンズ70を保持した状態において、被検レンズ70のアライメント調整を行うことができるように構成されている。また、被検体保持手段30は窓部31を有しており、回折格子付参照基準板20からの、被検レンズ70の外側を通過する測定光が、該窓部31を通ってヌル光学素子40(詳しくは、後述する反射平面42)に入射し得るように構成されている。
上記ヌル光学素子40は、被検レンズ70のレンズ部71を透過した測定光を反射させるヌルミラー面41と、該ヌル光学素子40の光軸C40に対して垂直に形成された反射平面42とを備えており、図示せぬアライメント調整機構により保持されている。また、詳しくは図2に示すように、上記ヌルミラー面41は、レンズ部71を透過した上記軸外測定光の一部を再帰反射させる軸外光再帰反射部41aと、レンズ部71を透過した上記軸上測定光の一部を再帰反射させる軸上光再帰反射部41bとを備えている。
上記解析部50は、図1に示すように、コンピュータ等からなる解析装置51(本実施形態における解析手段)と、干渉縞画像等を表示するモニタ装置52と、解析装置51に対する各種入力を行うための入力装置53とを備えている。
なお、本実施形態では、レーザ光源11、ビーム径変換用レンズ12、ビームスプリッタ13、コリメータレンズ14および回折格子付参照基準板20の参照基準面21により干渉光学系が構成されており、結像レンズ15および撮像カメラ16により撮像手段が構成されている。
以下、第1実施形態に係る軸外透過波面測定装置の作用について説明する。透過波面測定を実施するのに先立ってアライメント調整が行われるので、まず、その手順について簡単に説明する。
(アライメント調整)
〈1〉回折格子付参照基準板20の参照基準面21が、測定光軸C10に対し垂直となるように、回折格子付参照基準板20の傾き調整を行う。この傾き調整は、例えば、回折格子付参照基準板20上にコーナーキューブ(図示略)を設置して測定光(回折光学素子22からの0次回折光)を照射し、該コーナーキューブからの反射光と参照基準面21からの反射光とにより形成される干渉縞画像がヌル縞に最も近い状態となるように行われる。
〈2〉被検レンズ70の光軸C70が測定光軸C10と平行となるように、被検レンズ70の傾き調整を行う。この傾き調整は、例えば、回折格子付参照基準板20を介して被検レンズ70のフランジ部72(レンズ部71の頂点部など、測定光軸C10に対し垂直とみなせる部分とすることも可能)に測定光(回折光学素子22からの0次回折光)を照射し、該フランジ部72の下面からの反射光と参照基準面21からの反射光とにより形成される干渉縞画像がヌル縞に最も近い状態となるように行われる。
〈3〉ヌル光学素子40の光軸C40が測定光軸C10と平行となるように、ヌル光学素子40の傾き調整を行う。この傾き調整は、例えば、回折格子付参照基準板20を介してヌル光学素子40の反射平面部42に測定光(回折格子付参照基準板20の、回折光学素子22が形成されていない領域を透過した光)を照射し、該反射平面部42からの反射光と参照基準面21からの反射光とにより形成される干渉縞画像がヌル縞に最も近い状態となるように行われる。
〈4〉ヌル光学素子40の光軸C40と被検レンズ70の光軸C70とが互いに一致し、かつヌル光学素子40と被検レンズ70との距離が適正となるように、ヌル光学素子40を、測定光軸C10に対し垂直な面内および測定光軸C10の方向へ位置調整する。この位置調整は、例えば、回折格子付参照基準板20を介して被検レンズ70のレンズ部71に、回折光学素子22からの0次回折光を照射し、該0次回折光の一部が被検レンズ70を透過した後、ヌル光学素子40の軸上光再帰反射部41bにて反射され、再び被検レンズ70を透過して回折格子付参照基準板20に戻ることにより形成された、被検レンズ70の軸上透過波面情報を担持した光と、参照基準面21からの参照光とにより形成される干渉縞画像(以下「軸上アライメント干渉縞画像」と称する)がヌル縞に最も近い状態となるように行われる。
なお、上記軸上アライメント干渉縞画像の状態(干渉縞の形成状態)が、被検レンズ70とヌル光学素子40との相対位置の変動によってどのように変化するのかという感度を、コンピュータシミュレーション等により予め求めておき、この感度と実際の軸上アライメント干渉縞画像の状態とに基づき、被検レンズ70に対するヌル光学素子40の相対位置を、特開2008−249415号公報に開示されているような自動アライメントステージを用いて、自動調整するように構成することも可能である。
〈5〉回折光学素子22の光軸C22が、ヌル光学素子40の光軸C40および被検レンズ70の光軸C70に一致するように、回折格子付参照基準板20を測定光軸C10に対し垂直な面内で位置調整する。この位置調整は、例えば、回折格子付参照基準板20を介して被検レンズ70のレンズ部71に、回折光学素子22からの+1次回折光を照射し、該+1次回折光の一部が被検レンズ70を透過した後、ヌル光学素子40の軸外光再帰反射部41aにて反射され、再び被検レンズ70を透過して回折格子付参照基準板20に戻ることにより形成された、被検レンズ70の軸外透過波面情報を担持した光と、参照基準面21からの参照光とにより形成されるリング状の干渉縞画像(以下「軸外アライメント干渉縞画像」と称する)がヌル縞に最も近い状態となるように行われる。
なお、上記軸外アライメント干渉縞画像の状態(干渉縞の形成状態)が、被検レンズ70と回折格子付参照基準板20(回折光学素子22)との相対位置の変動によってどのように変化するのかという感度を、コンピュータシミュレーション等により予め求めておき、この感度と実際の軸外アライメント干渉縞画像の状態とに基づき、被検レンズ70に対する回折格子付参照基準板20(回折光学素子22)の相対位置を、上述の自動アライメントステージを用いて、自動調整するように構成することも可能である。
なお、このようなアライメント調整によっては完全に調整し切れなかった場合は、残ったアライメント誤差を求めておき、このアライメント誤差に起因する測定誤差を、解析時に補正することが好ましい。
アライメント調整の完了後、被検レンズ70の透過波面測定を行う。本実施形態の軸外透過波面測定装置は、被検レンズ70の軸上透過波面測定と軸外透過波面測定とを同時に行うことが可能となっており、以下、その測定時における作用について説明する。
(透過波面測定時の作用)
〈1〉アライメント調整後、図1に示すレーザ光源11から所定波長のレーザ光が出射される。出射されたレーザ光は、ビーム径変換用レンズ12およびビームスプリッタ13を介して(光束分岐面13aで図中上方に反射されて)コリメータレンズ14に入射し、該コリメータレンズ14において平行光に変換され、測定光軸C10に平行な測定光として干渉計装置10から出射され、回折格子付参照基準板20に入射する。
〈2〉回折格子付参照基準板20に入射した測定光は、参照基準面21において2つに分岐され、一方は参照光として干渉計本体部10に向けて反射され、他方は回折光学素子22に入射する。
〈3〉回折光学素子22に入射した測定光は、該回折光学素子22により回折されて出射される。本実施形態では、種々の回折光のうち、+1次回折光が軸外測定光として利用され、0次回折光が軸上測定光として利用される。
〈4〉回折光学素子22から出射された軸外測定光は、図2に示すように、被検レンズ70の光軸C70回り全方位から所定の傾斜角度で被検レンズ70に入射し、該被検レンズ70を透過した後、ヌルミラー面41上の軸外光再帰反射部41aにて再帰反射される。
〈5〉一方、回折光学素子22から出射された軸上測定光は、被検レンズ70の光軸C70に対し平行に被検レンズ70に入射し、該被検レンズ70を透過した後、ヌルミラー面41上の軸上光再帰反射部41bにて再帰反射される。
〈6〉軸外光再帰反射部41aにて再帰反射された軸外測定光は、再び被検レンズ70に入射して透過した後、被検レンズ70の軸外透過波面情報を担持した軸外被検光として回折光学素子22に入射し、該回折光学素子22により回折される。本実施形態では、このときの回折光のうち、回折光学素子22の光軸C22に対し平行に、参照基準面21に向けて出射される+1次回折光が軸外被検光として利用される。
〈7〉一方、軸上光再帰反射部41bにて再帰反射された軸上測定光は、再び被検レンズ70に入射、透過後、被検レンズ70の軸上透過波面情報を担持した軸上被検光として回折光学素子22に入射し、該回折光学素子22により回折される。本実施形態では、このときの回折光のうち、回折光学素子22の光軸C22に対し平行に、参照基準面21に向けて出射される0次回折光が軸上被検光として利用される。
〈8〉回折光学素子22から出射された軸外測定光は、参照基準面21において参照光と合波された後、図1に示すコリメータレンズ14およびビームスプリッタ13を介して(光束分岐面13aを図中下方に透過して)結像レンズ15に入射し、該結像レンズ15により撮像カメラ16内の撮像素子17上に干渉縞画像(以下「軸外干渉縞画像」と称する)が形成される。
〈9〉一方、回折光学素子22から出射された軸上測定光は、参照基準面21において参照光と合波された後、軸外測定光と同様に、コリメータレンズ14およびビームスプリッタ13を介して結像レンズ15に入射し、該結像レンズ15により撮像カメラ16内の撮像素子17上に干渉縞画像(以下「軸上干渉縞画像」と称する)が形成される。なお、撮像素子17上において軸外干渉縞画像と軸上干渉縞画像とが互いに重ならないように、回折光学素子22やヌル光学素子40等の配置位置が予め決められている。
〈10〉撮像素子17上に形成された軸外干渉縞画像は、撮像カメラ16により撮像され、解析装置51において解析され、軸外測定光に対する被検レンズ70の諸収差等の光学性能が検査される。
〈11〉一方、撮像素子17上に形成された軸上干渉縞画像も同様に解析装置51において解析され、軸上測定光に対する被検レンズ70の諸収差等の光学性能が検査される。
以上説明した第1実施形態に係る軸外透過波面測定装置によれば、被検レンズ70に対し、その光軸C70回り全方位から同時に軸外測定光を照射することができるので、軸外透過波面測定を行う場合に従来装置では必要とされる被検レンズ70を回転させる機構等が不要となり、装置構成を簡易化することが可能となる。また、1回の測定により撮像された軸外干渉縞画像に基づき、被検レンズ70の光軸C70回り全方位からの軸外光に対する光学性能検査を行うことができるので、測定時間を短縮化することが可能となる。
また、軸上透過波面測定を、軸外透過波面測定と併せて同時に行うことができるので、軸外光に対する被検レンズ70の光学性能検査だけではなく、軸上光に対する光学性能検査を併せて行いたい場合に、測定時間を短縮化する上でとても有用である。
なお、レーザ光源11として波長可変型のものを用いることも可能である。この場合、レーザ光源11から出力されるレーザ光の波長を変えることにより、軸外測定光の被検レンズ70への入射角度を変更することができるので、軸外測定光の入射角度の違いに対応した軸外光再帰反射部を備えた複数のヌル光学素子(図示略)を予め用意しておき、これらのヌル光学素子をレーザ光の波長変更に応じ適宜選択して設置することによって、入射角度が互いに異なる軸外光に対する被検レンズ70の光学性能検査を行うことが可能となる。
また、単波長出力型のレーザ光源11を用いる場合であっても、1次回折光を軸外測定光として用いる場合と高次の回折光を軸外測定光として用いる場合とを切り替えることにより、軸外測定光の被検レンズ70への入射角度を変更することができる。この場合でも、軸外測定光の入射角度の違いに対応した軸外光再帰反射部を備えた複数のヌル光学素子を予め用意しておき、これらのヌル光学素子を軸外測定光に用いる回折光の次数変更に応じ適宜選択して設置することによって、入射角度が互いに異なる軸外光に対する被検レンズ70の光学性能検査を行うことが可能となる。
以下、本発明に係る軸外透過波面測定装置の他の各実施形態について説明する。なお、以下の説明においては、他の各実施形態を示す各図において、上述の第1実施形態のものと同一構成または技術的に同一概念の部材等に対し図1,2で用いたものと同一の番号等を付し、その詳細な説明は省略する。
〈第2実施形態〉
第2実施形態に係る軸外透過波面測定装置は、図3に示すように、上述の第1実施形態で用いられていた回折格子付参照基準板20(図1,2参照)に替えて、円錐レンズ付参照基準板20Aを備えている点において、第1実施形態に係る軸外透過波面測定装置と異なっている。なお、図3において、干渉計本体部10の内部構成は図示されていないが、図1に示すものと同様である。また、図3には図示されていないが、図1に示す被検体保持手段30および解析部50と同様の被検体保持手段および解析部を備えている(これらの点については、以下の図4,5において同じ)。
上記円錐レンズ付参照基準板20Aは、第2実施形態における光偏向素子を構成するもので、参照基準面21および円錐レンズ23を備えており、図示せぬアライメント調整機構により、円錐レンズ23が測定光軸C23上に配置される位置(図中実線で示す位置)と、円錐レンズ23が測定光軸C23外に配置される位置(図中2点鎖線で示す位置)との間を移動可能に保持されている。参照基準面21は、干渉計本体部10からの測定光を2つに分岐し、一方を参照光として干渉計本体部10に向けて反射するとともに、他方を円錐レンズ23に向けて透過するようになっている。円錐レンズ23は、その光軸C23(参照基準面21の光軸でもある)を回転軸とする円錐状の光透過面24を有しており、参照基準面21からの測定光を屈折することにより、該測定光を、被検レンズ70の光軸C70の回り全方位から所定の傾斜角度で被検レンズ70に入射する軸外測定光に変換するように構成されている。
ここで、アライメント調整の手順について簡単に説明する。
〈1〉円錐レンズ付参照基準板20Aの参照基準面21が、測定光軸C10に対し垂直となるように、円錐レンズ付参照基準板20Aの傾き調整を行う。この傾き調整は、例えば、円錐レンズ付参照基準板20Aを、円錐レンズ23が測定光軸C23外に配置される位置(測定光が円錐レンズ23に入射しない位置)に移動させた後、円錐レンズ付参照基準板20A上にコーナーキューブ(図示略)を設置して測定光を照射し、該コーナーキューブからの反射光と参照基準面21からの反射光(参照光)とにより形成される干渉縞画像がヌル縞に最も近い状態となるように行われる。
〈2〉被検レンズ70の光軸C70が測定光軸C10と平行となるように、被検レンズ70の傾き調整を行う。この傾き調整は、例えば、円錐レンズ付参照基準板20Aを介して被検レンズ70のフランジ部72(レンズ部71の頂点部など、測定光軸C10に対し垂直とみなせる部分とすることも可能)に測定光を照射し、該フランジ部72の下面からの反射光と参照基準面21からの反射光とにより形成される干渉縞画像がヌル縞に最も近い状態となるように行われる。
〈3〉ヌル光学素子40の光軸C40が測定光軸C10と平行となるように、ヌル光学素子40の傾き調整を行う。この傾き調整は、例えば、円錐レンズ付参照基準板20Aを介してヌル光学素子40の反射平面部42に測定光を照射し、該反射平面部42からの反射光と参照基準面21からの反射光とにより形成される干渉縞画像がヌル縞に最も近い状態となるように行われる。
〈4〉ヌル光学素子40の光軸C40と被検レンズ70の光軸C70とが互いに一致し、かつヌル光学素子40と被検レンズ70との距離が適正となるように、ヌル光学素子40を、測定光軸C10に対し垂直な面内および測定光軸C10の方向へ位置調整する。この位置調整は、例えば、円錐レンズ付参照基準板20Aを介して被検レンズ70のレンズ部71に、測定光を照射し、該測定光の一部が被検レンズ70を透過した後、ヌル光学素子40の軸上光再帰反射部41b(図2参照)にて反射され、再び被検レンズ70を透過して円錐レンズ付参照基準板20Aに戻る光と、参照基準面21からの反射光とにより形成される干渉縞画像がヌル縞に最も近い状態となるように行われる。なお、上記第1実施形態と同様に、被検レンズ70に対するヌル光学素子40の相対位置を、自動調整するように構成することも可能である。
〈5〉円錐レンズ23の光軸C23が、ヌル光学素子40の光軸C40および被検レンズ70の光軸C70に一致するように、円錐レンズ付参照基準板20Aを測定光軸C10に対し垂直な面内で位置調整する。この位置調整は、例えば、円錐レンズ付参照基準板20Aを、円錐レンズ23が測定光軸C23上に配置される位置に移動させた後、円錐レンズ23を介して被検レンズ70のレンズ部71に軸外測定光を照射し、該軸外測定光の一部が被検レンズ70を透過した後、ヌル光学素子40の軸外光再帰反射部41a(図2参照)にて反射され、再び被検レンズ70を透過して円錐レンズ付参照基準板20Aに戻る光と、参照基準面21からの反射光とにより形成されるリング状の干渉縞画像がヌル縞に最も近い状態となるように行われる。なお、上記第1実施形態と同様に、被検レンズ70に対する円錐レンズ付参照基準板20Aの相対位置を、自動調整するように構成することも可能である。
なお、この第2実施形態では、図3に実線で示す状態において被検レンズ70に軸上測定光は照射されないため、軸外透過波面測定と軸上透過波面測定を同時に実施し得るようにはなっていない。ただし、被検レンズ70に対し、その光軸C70回り全方位から同時に軸外測定光を照射することができるという特徴は、上述の第1実施形態と同様に備えており、軸外透過波面測定を行う際の作用効果についても、上述の第1実施形態と同様である。これらの点は、以下の他の実施形態について同じである。
〈第3実施形態〉
第3実施形態に係る軸外透過波面測定装置は、図4に示すように、上述の第1実施形態で用いられていた回折格子付参照基準板20(図1,2参照)に替えて、参照基準板20Bおよび反射型の回折光学素子60(第3実施形態における光偏向素子)を備えている点と、被検レンズ70およびヌル光学素子40が上下逆向きに配置されている点において、第1実施形態に係る軸外透過波面測定装置と異なっている。なお、測定光の光路上における配置順としては、干渉計本体部10、光偏向素子(第3実施形態では回折光学素子60)、被検レンズ70、ヌル光学素子40の順で配置されており、この点は第1実施形態と同じである。
上記参照基準板20Bは参照基準面21Bを備えており、図示せぬアライメント調整機構により保持されている。参照基準面21Bは、干渉計本体部10からの測定光を2つに分岐し、一方を参照光として干渉計本体部10に向けて反射するとともに、他方を回折光学素子60に向けて透過するようになっている。回折光学素子60は、その光軸C60を中心として複数の輪帯状の回折格子が同心に形成されたものであり、参照基準面21Bからの測定光を回折することにより、該測定光を、被検レンズ70の光軸C70の回り全方位から所定の傾斜角度で被検レンズ70に入射する軸外測定光に変換するように構成されている。なお、図4に示す回折光学素子60は、その中心部に透孔61が形成されたリング状のものであるが、このような透孔61が形成されていない円板状のものとすることも可能である。
〈第4実施形態〉
第4実施形態に係る軸外透過波面測定装置は、図5に示すように、上述の第3実施形態で用いられていた回折光学素子60(図4参照)に替えて、円錐ミラー80を備えている点において、第3実施形態に係る軸外透過波面測定装置と異なっており、他の構成は第3実施形態と同じである。
上記円錐ミラー80は、その光軸C80を回転軸とする円錐状の光反射面81と、光軸C80に対し垂直なアライメント用の反射平面82とを備えており、図示せぬアライメント調整機構により保持されている。光反射面81は、参照基準面21Bからの測定光を反射することにより、該測定光を、被検レンズ70の光軸C70の回り全方位から所定の傾斜角度で被検レンズ70に入射する軸外測定光に変換するように構成されている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に態様が限定されるものではなく、種々の態様のものを実施形態とすることができる。
例えば、上述の第1実施形態で用いられた回折格子付参照基準板20に替えて、図6に示す回折格子付参照基準板20Cを用いることも可能である。この回折格子付参照基準板20Cは、回折光学素子22A(光軸C22A)の中心部の領域に回折格子が形成されていない点が、上記回折格子付参照基準板20と異なっており、この回折格子が形成されない領域を通過する測定光を、軸上測定光として出力するように構成されている。
また、上述の第1実施形態で用いられたヌル光学素子40に替えて、図7に示すヌル光学素子40Aを用いることも可能である。上述のヌル光学素子40は図2に示すように、回折光学素子22からの0次回折光を軸上光再帰反射部41bにおいて、また、+1次回折光を軸外光再帰反射部41aにおいて、各々同時に再帰反射し得るようにヌルミラー面41が形成されている。これに対し、図7に示すヌル光学素子40Aは、光軸C40A方向に移動可能に保持されており、図中実線で示す位置では、回折光学素子22からの+1次回折光のみが軸外光再帰反射部41Aaにおいて再帰反射され、0次回折光は軸上光再帰反射部41Abに入射しても再帰反射されないようにヌルミラー面41Aが形成されている。一方、図中2点鎖線で示す位置では、回折光学素子22からの+1次回折光は再帰反射されず、0次回折光のみが軸上光再帰反射部41Abにおいて再帰反射されるようになっている。これにより、0次回折光により形成される干渉縞画像と、+1次回折光により形成される干渉縞画像とを別々に撮像することが可能となる。
また、干渉光学系から出射された測定光を軸外測定光に変換する光偏向素子として、上述の第1実施形態で用いているような透過型の回折光学素子を、測定光軸上に複数配置したものを用いることも可能である。この態様は、被検レンズに対する軸外測定光の入射角度を大きくしたい場合に好適である。
また、第1実施形態で用いているような透過型の回折光学素子、第2実施形態で用いているような円錐レンズ、第3実施形態で用いているような円錐ミラーおよび第4実施形態で用いているような反射型の回折光学素子のうち、いずれかのものを互いに組み合わせたものを光偏向素子として用いることも可能である。
また、上記被検レンズ70が有するようなフランジ部72を有していないタイプのレンズを測定対象とすることも可能である。
また、上記実施形態においては干渉光学系の構成がフィゾータイプとされているが、マイケルソンタイプ等の他のタイプの干渉光学系を用いることも可能である。
10,100 干渉計本体部
11 レーザ光源
12 ビーム径変換用レンズ
13 ビームスプリッタ
13a 光束分岐面
14 コリメータレンズ
15 結像レンズ
16 撮像カメラ
17 撮像素子
20,20C 回折格子付参照基準板
20A 円錐レンズ付参照基準板
20B,110 参照基準板
21,21A,21B,21C,111 参照基準面
22,22A (透過型の)回折光学素子
23 円錐レンズ
24 光透過面
30 被検体保持手段
31 窓部
40,40A,120,120A ヌル光学素子
41,41A,121,121A ヌルミラー面
41a,41Aa 軸外光再帰反射部
41b,41Ab 軸上光再帰反射部
42,42A 反射平面
50 解析部
51 解析装置
52 モニタ装置
53 入力装置
60 (反射型の)回折光学素子
61 透孔
70,130 被検レンズ
71 レンズ部
72 フランジ部
80 円錐ミラー
81 光反射面
82 反射平面
10,C100 測定光軸
20A,C20B,C22,C22A,C23,C40,C40A,C60,C70,C80 光軸

Claims (6)

  1. 測定光軸に対し平行な測定光を出射する干渉光学系と、
    前記測定光の光路上に配置されたヌル光学素子と、
    前記干渉光学系と前記ヌル光学素子との間の前記測定光の光路上において被検レンズを保持する保持手段と、
    前記干渉光学系と前記被検レンズとの間の前記測定光の光路上に配置された光偏向素子と、を備え、
    前記光偏向素子は、前記干渉光学系から出射された前記測定光の一部を、前記被検レンズの光軸回り全方位から該光軸に対し所定の傾斜角度をなして該被検レンズに入射する軸外測定光に変換するものであり、
    前記ヌル光学素子は、前記被検レンズに入射した前記軸外測定光のうち該被検レンズを透過した光の少なくとも一部を、該被検レンズに向けて再帰反射する軸外光再帰反射部を有するものであり、
    前記軸外光再帰反射部で再帰反射され、前記被検レンズおよび前記光偏向素子を経由してなる被検光と参照光との光干渉により形成される干渉縞画像を撮像する撮像手段と、
    前記干渉縞画像を解析する解析手段と、を備えてなることを特徴とする軸外透過波面測定装置。
  2. 前記光偏向素子は、複数の輪帯状の回折格子が同心に形成されてなる回折光学素子を有してなるものであることを特徴とする請求項1記載の軸外透過波面測定装置。
  3. 前記光偏向素子は、円錐状の光透過面を備えた円錐レンズを有してなるものであることを特徴とする請求項1記載の軸外透過波面測定装置。
  4. 前記光偏向素子は、円錐状の光反射面を備えた円錐ミラーを有してなるものであることを特徴とする請求項1記載の軸外透過波面測定装置。
  5. 前記光偏向素子は、前記干渉光学系から出射された前記測定光の他の一部を、前記被検レンズの光軸に平行な方向から該被検レンズに入射する軸上測定光として出射するものであり、
    前記ヌル光学素子は、前記軸上測定光のうち該被検レンズを透過した光の少なくとも一部を、該被検レンズに向けて再帰反射する軸上光再帰反射部を有するものであることを特徴とする請求項2記載の軸外透過波面測定装置。
  6. 前記測定光が波長可変レーザ光源から出力されたものであることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項記載の軸外透過波面測定装置。
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