JP5473539B2 - フック装置 - Google Patents

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Description

この発明は、フック装置に関し、さらに詳しくは、ストッパ機構の開閉状態を簡易な構成にて切り替え得るフック装置に関する。
一般に、原子力施設や再処理施設では、セル内における吊荷の揚重作業がクレーンを用いた遠隔操作により行われる。ここで、クレーンのフックには、吊荷の落下を防止するためにストッパが設置される場合がある。このストッパは、吊荷の揚重作業時にて開閉操作される。従来は、セル内の壁面にロボットアームが設置され、クレーンのフックが壁面に寄せられて、ロボットアームによりストッパの開閉操作が行われていた。
なお、ストッパを開閉操作できる従来のフックとして、特許文献1に記載される技術が知られている。
特開平10−182060号公報
この発明は、ストッパ機構の開閉状態を簡易な構成にて切り替え得るフック装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかるフック装置は、フックを開閉するストッパ機構を備えたフック装置であって、前記ストッパ機構が、前記フックに配置されてフック部を開閉するストッパと、前記フックに配置されて前記ストッパに付勢すると共に前記ストッパに対して進退変位することにより前記ストッパを開閉動作させるロッドと、偏芯構造を有すると共に前記ロッドに付勢しつつ前記フックに対して相対変位することにより前記ロッドを進退変位させる偏芯カムと、前記偏芯カム側に一体形成された第一クラッチ部と、前記フック側に一体形成された第二クラッチ部とから成るクラッチ機構を備え、且つ、前記クラッチ機構が前記第一クラッチ部と前記第二クラッチ部とを係合させることにより前記偏芯カムと前記フック側にある前記ロッドとの相対変位を規制すると共に、前記クラッチ機構が、前記フックへの荷重の負荷により前記第一クラッチ部と前記第二クラッチ部とを係合させることを特徴とする。
このフック装置では、偏芯カムがフックに対して相対変位すると、この偏芯カムがフック側にあるロッドを進退変位させる。すると、このロッドがストッパを開閉動作させて、フックのフック部が開閉する。これにより、ストッパ機構の開閉状態を簡易な構成にて切り替え得る利点がある。
また、このフック装置は、第一クラッチ部と第二クラッチ部とが係合して偏芯カムとロッドとの相対変位が規制されると、ストッパ機構が開放状態あるいは閉止状態にてロックされる。これにより、簡易な構成にて、ストッパ機構の開閉状態をロックできる利点がある。
このフック装置では、前記クラッチ機構が前記フックへの荷重の負荷により前記第一クラッチ部と前記第二クラッチ部とを係合させるので、フックへの荷重の負荷時にて、ストッパ機構の開閉状態をロックできる点で好ましい。
また、この発明にかかるフック装置は、遠隔操作により前記偏芯カムを駆動して前記偏芯カムを前記フックに対して相対変位させる遠隔操作手段を備える。
このフック装置は、作業員の手作業によることなく、遠隔操作によりストッパ機構を開閉できる利点がある。
この発明にかかるフック装置では、偏芯カムがフックに対して相対変位すると、この偏芯カムがフック側にあるロッドを進退変位させる。すると、このロッドがストッパを開閉動作させて、フックのフック部が開閉する。これにより、ストッパ機構の開閉状態を簡易な構成にて切り替え得る利点がある。
図1は、この発明の実施の形態にかかるフック装置を示す断面図である。 図2は、図1に記載したフック装置の作用を示す説明図である。 図3は、図1に記載したフック装置の作用を示す説明図である。 図4は、図1に記載したフック装置の作用を示す説明図である。 図5は、図1に記載したフック装置の作用を示す説明図である。 図6は、図1に記載したフック装置の作用を示す説明図である。 図7は、吊荷の搬送工程を示す説明図である。 図8は、吊荷の搬送工程を示す説明図である。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
[フック装置]
図1は、この発明の実施の形態にかかるフック装置を示す断面図である。同図は、フック装置1がクレーン遠隔駆動吊具10の吊具駆動軸11に連結されて天井から吊り下げられた状態を示している。なお、この実施の形態では、フック装置1がクレーン遠隔駆動吊具10に取り付けられた状態を基準として、天井側を「上」と呼び、床面側を「下」と呼ぶ。
このフック装置1は、例えば、原子力施設や再処理施設に設置されたクラブトロリ式天井クレーン遠隔駆動吊具10に適用される(図1参照)。フック装置1は、駆動軸用ソケット2と、フックガイド3と、フック4と、ストッパ機構5と、クラッチ機構6とを備える。
駆動軸用ソケット2は、ステンレススチール等鋼材の略円筒部材から成り、フック装置1のケーシング(外筒)を構成する。この駆動軸用ソケット2は、その上端部(天井側端部)にてクレーン遠隔駆動吊具10の吊具駆動軸11に嵌め合わされて連結される。これにより、フック装置1がクレーン遠隔駆動吊具10に取り付けられる。また、駆動軸用ソケット2は、クレーン遠隔駆動吊具10内に配置されたモータ(図示省略)により駆動された吊具駆動軸11にて軸周りに回転変位できる。なお、モータは、遠方の操作室から遠隔操作により駆動される。
フックガイド3は、フック4の軸方向変位をガイドする部材である。このフックガイド3は、ステンレススチール製の略円筒部材から成る。このフックガイド3は、その上端部を駆動軸用ソケット2の下端部に嵌め込んで駆動軸用ソケット2にボルト結合される。これにより、駆動軸用ソケット2が軸周りに回転すると、駆動軸用ソケット2とフックガイド3とが一体となって回転する。
フック4は、吊荷を係留するための部材である。このフック4は、ステンレススチール等の鋼材製であり、フック部41と中軸部42とが一体成形されて構成される。フック部41は、吊荷を係留する部分であり、略L字形状の鈎部を先端部に有する。中軸部42は、略円柱形状を有し、その下端部にてフック部41の後端部に一体化される。このフック4は、フック部41の先端部がフックガイド3の下方に突出すると共に中軸部42がフックガイド3内に位置するように、フックガイド3に挿入されて配置される。このフック4は、中軸部42にてフックガイド3によりガイドされて、軸方向(上下方向)にスライド変位できる。また、フック4は、フックガイド3内にて軸周りに回転できる。
ストッパ機構5は、フック4の鈎部(フック部41)を開閉する機構である。このストッパ機構5は、ストッパ51と、ロッド52と、偏芯カム53とから構成される。ストッパ51は、爪状の外れ止め金具であり、ピンおよびコイルバネを介してフック4のフック部41に取り付けられる。このストッパ51は、ピンを支点として揺動変位することにより、フック部41を開閉する。また、ストッパ51は、初期状態にてフック部41を閉じた位置(閉止状態)にあるように、コイルバネから付勢力を付与される。ロッド52は、金属製のボールプランジャである。このロッド52は、フック4(フック部41〜中軸部42)の径方向に開けられた貫通孔に進退可能に挿入され、一方の端部をストッパ51に付勢させつつ、他方の端部を偏芯カム53に付勢させて配置される。偏芯カム53は、内径を回転軸に対して偏芯させて成る環状部材であり、偏芯構造を有する。この偏芯カム53は、フックガイド3の下端部に一体形成される。また、偏芯カム53は、フック部41に挿入されたロッド52を囲んで配置される。このとき、ロッド52の他方の端部(ストッパ51に対して逆側の端部)が偏芯カム53の内周面に対して径方向から付勢する。このストッパ機構5では、フックガイド3と共に偏芯カム53が回転すると、偏芯カム53とロッド52との係合位置が変化して、ロッド52が軸方向に前進あるいは後退する。そして、かかるロッド52の進退変位によりストッパ51が駆動されて、フック部41の開閉状態が切り替えられる。
クラッチ機構6は、フックガイド3とフック4とを係合あるいは分離する機構であり、フックガイド3側にある偏芯カム53とフック4側にあるロッド52との相対変位を規制する。このクラッチ機構6は、第一クラッチ部61および第二クラッチ部62と、ベアリング63と、コイルバネ64とから構成される。第一クラッチ部61は、フックガイド3側に配置されるクラッチ部であり、フックガイド3の上端部に一体形成される。第二クラッチ部62は、フック4に配置されるクラッチ部であり、中軸部42の上端部にボルト結合された部材に対して形成される。これらの第一クラッチ部61および第二クラッチ部62は、その係合によりフックガイド3とフック4とを連結して相対回転を規制する。ベアリング63は、クラッチ部61、62の分離状態にて、フック4とフックガイド3との相対回転を許容しつつフック4の軸方向上方への変位を規制する部材である。このベアリング63は、フックガイド3の軸方向中腹の内周面に嵌め込まれて設置される。コイルバネ64は、フック4に対してクラッチ部61、62を開放させる方向に弾性力を付与する部材である。このコイルバネ64は、フック4の中軸部42の外周に取り付けられ、第二クラッチ部62とベアリング63との間に弾性圧縮状態で挟み込まれて配置される。このクラッチ機構6は、クラッチ部61、62の分離状態にてフック4とフックガイド3との相対回転を許容し、クラッチ部61、62の係合状態にてフック4とフックガイド3とを連結してこれらの相対回転を規制する。
なお、この実施の形態では、フック4の中軸部42の外周に、ベアリング63に係合する係合部43が形成されている。また、この係合部43がベアリング63の下方に位置するように、フック4がフックガイド3に挿入されている。そして、この係合部43とベアリング63とが係合することにより、フック4の上方へのスライド位置が規制されている。また、フックガイド3の内周面であってベアリング63よりも下方(フックガイド3の下端部側)には、この係合部43に接触するブッシュ65が形成されている。
また、フックガイド3の内周面の下端部に、組立時にてフック4をフックガイド3内に挿入した状態で保持するための環状の保持部31が形成されている。
[ストッパ機構およびクラッチ機構の基本的動作]
図2〜図6は、図1に記載したフック装置1の作用を示す説明図である。これらの図において、図2および図3では、ストッパ機構5が閉止状態にあり、クラッチ機構6が分離状態にある。また、図4および図5では、ストッパ機構5が開放状態にあり、クラッチ機構6が分離状態にある。また、図6では、ストッパ機構5が閉止状態にあり、クラッチ機構6が係合状態にある。以下、これらの図を用いて、ストッパ機構5およびクラッチ機構6の基本的動作について説明する。
ストッパ機構5では、その閉止状態にて、ストッパ51がそのコイルバネにより押し上げられてフック部41を閉止している(図2および図6参照)。このとき、偏芯カム53がその大きな内径の位置をロッド52に当接させており、ロッド52がストッパ51から後退した位置にある(図3参照)。
次に、この閉止状態から、偏芯カム53が180[度]回転すると、その小さな内径の位置がロッド52の位置に来てロッド52をストッパ51側に押し込む(図4および図5参照)。すると、ロッド52が前進してストッパ51を押し下げ、ストッパ51がフック部41を開放する。これにより、ストッパ機構5が開放状態となる。
次に、この開放状態から、さらに偏芯カム53が180[度]回転すると、その大きな内径の位置がロッド52の位置に来る(図2、図3および図6参照)。すると、ロッド52がストッパ51に押し戻されて、ストッパ51がフック部41を閉止する。これにより、ストッパ機構5が閉止状態に戻る。
なお、ストッパ機構5の開閉操作は、遠隔操作により行われる(遠隔操作手段)。具体的には、クラッチ機構6が分離状態にあるときに、遠方の操作室からクレーン遠隔駆動吊具10内のモータ(図示省略)が駆動されることにより吊具駆動軸11が駆動される。すると、駆動軸用ソケット2が回転して、この駆動軸用ソケット2と共にフックガイド3および偏芯カム53が一体となって回転する。このとき、クラッチ機構6(クラッチ部61、62)が分離状態にあるので、偏芯カム53がフック4に対して相対回転できる。すると、この偏芯カム53の回転により、ロッド52が駆動されて、ストッパ51が開閉動作する。
クラッチ機構6では、吊荷の荷重がないときに、クラッチ部61、62が分離状態にある(図2および図4参照)。具体的には、第二クラッチ部62がコイルバネ64に押し上げられて、第一クラッチ部61と第二クラッチ部62とが分離している。この分離状態では、第二クラッチ部62とフック4とが一体化されているので、フック4がコイルバネ64のみによって上方に支持されている。そして、このコイルバネ64がベアリング63に支持され、また、フック4の係合部43がベアリング63に下方から当接している。したがって、フック4とフックガイド3とは、ベアリング63を介して相対回転できる。このため、フックガイド3(偏芯カム53)が駆動軸用ソケット2と共に回転すると、フック4が自身の慣性力で停止することにより、フックガイド3とフック4とが相対回転する。これにより、ストッパ機構5の開閉操作が可能となっている。
次に、フック4に吊荷の荷重がかかると、コイルバネ64が圧縮されて、クラッチ部61、62が係合状態となる(図6参照)。すると、フック4とフックガイド3(偏芯カム53)とが連結されて相対回転できなくなり、ストッパ機構5が開放状態あるいは閉止状態のいずれかの状態のままロック(保持)される。例えば、フック装置1がフック4に吊荷を吊り下げて搬送しているときは、ストッパ機構5が閉止状態のままロックされて、吊荷の落下が防止される。なお、コイルバネ64の弾性係数は、吊荷の荷重があるときにクラッチ部61、62が係合状態となるように、適宜設定される。
[吊荷の搬送工程]
図7および図8は、吊荷の搬送工程を示す説明図である。これらの図において、図7は、吊荷の吊上げ工程を示しており、図8は、吊荷の吊降ろし工程を示している。以下、フック装置1を用いた吊荷の搬送工程について説明する。
まず、初期状態では、ストッパ機構5のストッパ51が閉止状態にあり、また、クラッチ機構6のクラッチ部61、62が分離状態にある(図7(a)、図2および図3参照)。フック装置1は、この初期状態にて所定の待機位置から吊荷Wの位置まで移動する。なお、フック装置1の移動は、クレーン及びクレーン遠隔駆動吊具10により行われる。
次に、吊荷Wの吊上げ時には、駆動軸用ソケット2が180[度]回転してストッパ機構5のストッパ51を開放状態とする(図7(b)、図4および図5参照)。そして、フック装置1が吊荷Wの位置まで下降した後に、フック装置1がフック4に吊荷Wを掛けた後に、再び駆動軸用ソケット2が180[度]回転してストッパ機構5のストッパ51を閉止状態とする(図7(c)、図2および図3参照)。これにより、フック4からの吊荷Wの落下が防止される。
次に、フック装置1が上昇して吊荷Wを吊り上げると、吊荷Wの荷重によりクラッチ機構6が駆動されて、そのクラッチ部61、62が係合状態となる(図7(d)および図6参照)。すると、フック4とフックガイド3(偏芯カム53)とが連結されて相対回転できなくなり、ストッパ機構5が閉止状態のままロックされる。フック装置1は、この状態にて吊荷Wの吊り降ろし位置まで移動する。
次に、吊荷Wの吊り降ろし時には、フック装置1が下降して吊荷Wを床面に降ろす(図8(e)参照)。すると、吊荷Wの荷重がなくなるので、クラッチ機構6のクラッチ部61、62が分離状態となる(図2参照)。その後に、駆動軸用ソケット2が180[度]回転してストッパ機構5を駆動し、ストッパ機構5がストッパ51を開放状態とする(図8(e)および図4および図5参照)。そして、フック4から吊荷Wを取り外す(図8(f)参照)。
次に、フック装置1が上昇して所定の待機位置に戻る(図8(g)参照)。そして、再び駆動軸用ソケット2が180[度]回転してストッパ機構5を駆動し、ストッパ機構5がストッパ51を閉止状態とする(図8(g)、図2および図3参照)。
[効果]
以上説明したように、このフック装置1は、フック4を開閉するストッパ機構5を備える(図1参照)。そして、このストッパ機構5が、フック4に配置されてフック部41を開閉するストッパ51と、フック4に配置されてストッパ51に付勢すると共にストッパ51に対して進退変位することによりストッパ51を開閉動作させるロッド52と、偏芯構造を有すると共にロッド52に付勢しつつフック4に対して相対変位することによりロッド52を進退変位させる偏芯カム53とを備える。かかる構成では、偏芯カム53がフック4に対して相対変位すると、この偏芯カム53がフック4側にあるロッド52を進退変位させる(図2〜図5参照)。すると、このロッド52がストッパ51を開閉動作させて、フック4のフック部41が開閉する。これにより、ストッパ機構5の開閉状態を簡易な構成にて切り替え得る利点がある。
また、このフック装置1は、遠隔操作により偏芯カム53を駆動して偏芯カム53をフック4に対して相対変位させる遠隔操作手段を備える(図1参照)。これにより、作業員の手作業によることなく、遠隔操作によりストッパ機構を開閉できる利点がある。
例えば、この実施の形態では、遠方の操作室からクレーン遠隔駆動吊具10内のモータ(図示省略)により吊具駆動軸11が駆動されと、駆動軸用ソケット2が回転して、この駆動軸用ソケット2と共にフックガイド3および偏芯カム53が一体となって回転する。これにより、偏芯カム53がフック4に対して相対回転し、ロッド52が駆動されてストッパ51が開閉動作する。このように、遠隔操作手段が構成されている。
また、このフック装置1は、偏芯カム53側に一体形成された第一クラッチ部61と、フック4側に一体形成された第二クラッチ部62とから成るクラッチ機構6を備える(図1参照)。そして、このクラッチ機構6が、第一クラッチ部61と第二クラッチ部62とを係合させて、偏芯カム53とフック4側にあるロッド52との相対変位を規制する(図5参照)。かかる構成では、第一クラッチ部61と第二クラッチ部62とが係合して偏芯カム53とロッド52との相対変位が規制されると、ストッパ機構5が開放状態でロックされ、あるいはコイルバネの付勢力による閉止状態の保持がなされる。これにより、簡易な構成にて、ストッパ機構5の開閉状態を保持できる利点がある。
また、このフック装置1では、クラッチ機構6がフック4への荷重の負荷により第一クラッチ部61と第二クラッチ部62とを係合させる点が好ましい(図5参照)。かかる構成では、フック4への荷重の負荷時にて、ストッパ機構5の開閉状態を保持できる。
以上のように、この発明にかかるフック装置は、ストッパ機構の開閉状態を簡易な構成にて切り替え得る点で有用である。
1 フック装置
2 駆動軸用ソケット
3 フックガイド
31 保持部
4 フック
41 フック部
42 中軸部
43 係合部
5 ストッパ機構
51 ストッパ
52 ロッド
53 偏芯カム
6 クラッチ機構
61 第一クラッチ部
62 第二クラッチ部
63 ベアリング
64 コイルバネ
65 ブッシュ
10 クレーン遠隔駆動吊具
11 吊具駆動軸

Claims (2)

  1. フックを開閉するストッパ機構を備えたフック装置であって、
    前記ストッパ機構が、前記フックに配置されてフック部を開閉するストッパと、
    前記フックに配置されて前記ストッパに付勢すると共に前記ストッパに対して進退変位することにより前記ストッパを開閉動作させるロッドと、
    偏芯構造を有すると共に前記ロッドに付勢しつつ前記フックに対して相対変位することにより前記ロッドを進退変位させる偏芯カムと
    前記偏芯カム側に一体形成された第一クラッチ部と、前記フック側に一体形成された第二クラッチ部とから成るクラッチ機構を備え、且つ、
    前記クラッチ機構が前記第一クラッチ部と前記第二クラッチ部とを係合させることにより前記偏芯カムと前記フック側にある前記ロッドとの相対変位を規制すると共に
    前記クラッチ機構が、前記フックへの荷重の負荷により前記第一クラッチ部と前記第二クラッチ部とを係合させることを特徴とするフック装置。
  2. 遠隔操作により前記偏芯カムを駆動して前記偏芯カムを前記フックに対して相対変位させる遠隔操作手段を備える請求項1に記載のフック装置。
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