JP5472467B2 - 信号収容方法、フレーム生成装置、フレーム受信装置及び伝送システム - Google Patents

信号収容方法、フレーム生成装置、フレーム受信装置及び伝送システム Download PDF

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Description

本発明は、信号収容方法、フレーム生成装置、フレーム受信装置及び伝送システムに関する。
従来、複数の地域間で情報の転送を行なうコア網や、地域内で情報の転送を行なうメトロ網などでは、ITU−T(International Telecommunication Union-Telecommunication standardization sector)が勧告したOTN(Optical Transport Network)という光伝送規格が用いられている。
OTNでは、SDH/SONET(Synchronous Digital Hierarchy/Synchronous Optical NETwork)信号、イーサネット(登録商標)信号、TDM(Time Division Multiplexing)信号などの多様なクライアント信号を、OPU(Optical channel Payload Unit),ODU(Optical channel Data Unit),OTU(Optical channel Transport Unit)などのOTNフレームに収容して伝送することができる。
ところで、近年、コア網(あるいはメトロ網)へ集約(Aggregation)されるアクセス網においてトラフィックが増加している。
そのため、アクセス網からコア網(あるいはメトロ網)へ信号を収容する際、SDH/SONET信号,イーサネット(登録商標)信号,TDM信号など、種々の帯域(ビットレート)を有する信号を、効率的にOTNフレームに収容する技術が要求されている。
そこで、上記技術の一例として、ODUフレームの多重化方式が、ITU−Tにより規定されている。また、クライアント信号を、1.25Gbps単位で収容可能なODUflexフレームが規定されている(下記非特許文献1参照)。
なお、下記特許文献1には、ITUにて規格化されたOTNフレームを、収容する信号種類に依存せず固定的に適用し、それに対応したITUにて規格化されたSDH/SONETフレームに信号を収容する方法が記載されている。
また、下記特許文献2には、SONET/SDH信号や10GbE−WANPHY信号に対して特殊なフレーミング処理及び符号化を施し、SONET/SDH信号や10GbE−WANPHY信号のビットレートを10GbE−LANPHY信号相当のビットレートに調整後に、両方の信号を混載してWDM信号の1波長にトランスペアレントにマッピングして伝送する方法が記載されている。
さらに、下記特許文献3には、送信側では、送信データをオーバヘッド領域の識別子と対応付けてペイロード領域にマップし、受信側では、前記識別子を利用してペイロード領域から受信データをリアッセンブルする方法が記載されている。
また、下記特許文献4には、NJOバイトにより吸収可能な周波数偏差量を超えた周波数偏差を吸収する際、OTUフレームに定義されているFSバイトに、NJOバイトの吸収許容量を超えた分の周波数偏差に相応するデータを格納する方法が記載されている。
特開2008−227995号公報 特開2008−92130号公報 特表2004−523959号公報 特開2008−113394号公報
"Interfaces for the Optical Transport Network(OTN)",ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector),Recommendation G.709
クライアント信号は、OTNフレームのペイロード領域に配置されるTS(Tributary Slot)に収容される。
しかしながら、このTSは、イーサネット(登録商標)の物理ポート間を伝送するクライアント信号の収容を想定して規定されている。
つまり、TSは、VLAN(Virtual Local Area Network)などのレイヤ2識別子で規定される仮想ポート間を伝送するクライアント信号の収容を想定して規定されてはいない。
従って、現状のTSは、最小でも1.25Gbps単位でクライアント信号を収容するに留まり、1.25Gbps単位に制限されずに、クライアント信号を柔軟かつ効率的に収容することができない。
例えば、1.25Gbpsよりも低い帯域を有するクライアント信号を、OTNフレームに収容、多重して伝送することは考慮されていない。
そこで、本発明は、クライアント信号を柔軟かつ効率的にフレーム収容することを目的の1つとする。
(1)第1の案として、クライアント信号が収容されるペイロード領域と、前記クライアント信号の収容位置を示す第1の位置情報を収容するオーバヘッド領域とを有し、m(mは2以上の整数)バイト周期のマルチフレームとして処理され得る第1のフレームを生成するフレーム生成装置の信号収容方法であって、前記フレーム生成装置が、前記第1の位置情報を、mバイト周期のサブマルチフレームをn(nは2以上の整数)個有するマルチフレームとして規定し、前記マルチフレームとして規定された前記第1の位置情報を用いて、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の収容位置を規定し、該規定された前記クライアント信号の収容位置に基づいて、前記クライアント信号を前記ペイロード領域に収容し、前記第1のフレームは、予め定められたサイズを有する、複数のスロット領域と、当該複数のスロット領域のそれぞれの種別を示す種別情報を含む、mバイトの第2の位置情報と、を含む第2のフレームの当該複数のスロット領域の少なくとも1つに収容され、前記種別情報が、スロット領域毎に、前記第1のフレームの少なくとも一部が当該スロット領域に収容されているか否かを示す、信号収容方法を用いることができる。
(2)また、第2の案として、クライアント信号が収容されるペイロード領域と、前記クライアント信号の収容位置を示す第1のPSI(Payload Structure Identifier)情報を収容するオーバヘッド領域とを有し、256バイト周期のマルチフレームとして処理され得るOPU(Optical channel Payload Unit)フレームを生成するフレーム生成装置の信号収容方法であって、前記フレーム生成装置が、前記第1のPSI情報を、256バイト周期のサブマルチフレームをn(nは2以上の整数)個有するマルチフレームとして規定し、前記マルチフレームとして規定された前記第1のPSI情報を用いて、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の収容位置を規定し、該規定された前記クライアント信号の収容位置に基づいて、前記クライアント信号を前記ペイロード領域に収容し、前記OPUフレームは、予め定められたサイズを有する、複数のスロット領域と、当該複数のスロット領域のそれぞれの種別を示す種別情報を含む、256バイトの第2のPSI情報と、を含むODU(Optical channel Data Unit)フレームの当該複数のスロット領域の少なくとも1つに収容され、前記種別情報が、スロット領域毎に、前記OPUフレームの少なくとも一部が当該スロット領域に収容されているか否かを示す、信号収容方法を用いることができる。
(3)さらに、第3の案として、クライアント信号が収容されるペイロード領域と、前記クライアント信号の収容位置を示す第1の位置情報を収容するオーバヘッド領域とを有し、m(mは2以上の整数)バイト周期のマルチフレームとして処理され得る第1のフレームを生成するフレーム生成装置であって、前記第1の位置情報を、mバイト周期のサブマルチフレームをn(nは2以上の整数)個有するマルチフレームとして規定する位置情報規定部と、前記位置情報規定部により前記マルチフレームとして規定された前記第1の位置情報を用いて、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の収容位置を規定する収容位置規定部と、該収容位置規定部により規定された前記クライアント信号の収容位置に基づいて、前記クライアント信号を前記ペイロード領域に収容することにより前記第1のフレームを生成するフレーム生成部と、をそなえ、前記フレーム生成部は、予め定められたサイズを有する、複数のスロット領域と、当該複数のスロット領域のそれぞれの種別を示す種別情報を含む、mバイトの第2の位置情報と、を含む第2のフレームを、前記第1のフレームが当該複数のスロット領域の少なくとも1つに収容されるように生成し、前記種別情報が、スロット領域毎に、前記第1のフレームの少なくとも一部が当該スロット領域に収容されているか否かを示す、フレーム生成装置を用いることができる。
(4)また、第4の案として、クライアント信号が収容されるペイロード領域と、前記クライアント信号の収容位置を示す第1のPSI(Payload Structure Identifier)情報を収容するオーバヘッド領域とを有し、256バイト周期のマルチフレームとして処理され得るOPU(Optical channel Payload Unit)フレームを生成するフレーム生成装置であって、前記第1のPSI情報を、256バイト周期のサブマルチフレームをn(nは2以上の整数)個有するマルチフレームとして規定する位置情報規定部と、該位置情報規定部により前記マルチフレームとして規定された前記第1のPSI情報を用いて、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の収容位置を規定する収容位置規定部と、該収容位置規定部により規定された前記クライアント信号の収容位置に基づいて、前記クライアント信号を前記ペイロード領域に収容することにより前記OPUフレームを生成するフレーム生成部と、をそなえ、前記フレーム生成部は、予め定められたサイズを有する、複数のスロット領域と、当該複数のスロット領域のそれぞれの種別を示す種別情報を含む、256バイトの第2のPSI情報と、を含むODU(Optical channel Data Unit)フレームを、前記OPUフレームが当該複数のスロット領域の少なくとも1つに収容されるように生成し、前記種別情報が、スロット領域毎に、前記OPUフレームの少なくとも一部が当該スロット領域に収容されているか否かを示す、フレーム生成装置を用いることができる。
(5)さらに、第5の案として、上記のフレーム生成装置に接続されるフレーム受信装置であって、前記フレーム生成装置において生成されたフレームを受信する受信部と、前記受信部で受信した前記フレームに含まれる、クライアント信号の収容位置を示す位置情報に基づいて、前記フレームから前記クライアント信号を抽出する抽出部とをそなえる、フレーム受信装置を用いることができる。
(6)また、第6の案として、上記のフレーム生成装置と、前記フレーム生成装置と接続される上記のフレーム受信装置とをそなえる、伝送システムを用いることができる。
クライアント信号を柔軟かつ効率的にフレーム収容することが可能となる。
一実施形態に係る伝送システムの構成の一例を示す図である。 OTNフレームの一例を示す図である。 (A)〜(C)はクライアント信号をOTNフレームへ収容する例について説明する図である。 図1に示すフレーム処理部の構成の一例を示す図である。 (A)及び(B)はOPUフレームの一例を示す図である。 一実施形態に係るPSIの構成の一例を説明する図である。 (A)〜(C)はクライアント信号を一実施形態に係るOTNフレームへ収容する例について説明する図である。 (A)及び(B)はS−ODUを識別するための識別情報を説明する図である。 (A)及び(B)はS−ODUを識別するための識別情報を説明する図である。 (A)及び(B)はS−ODUを識別するための識別情報を説明する図である。 第1実施例に係る送信装置の構成の一例を示す図である。 第1実施例に係る受信装置の構成の一例を示す図である。 TS管理テーブルの一例を示す図である。 TS管理テーブルの一例を示す図である。 第2実施例に係る送信装置の構成の一例を示す図である。 第3実施例に係る送信装置の構成の一例を示す図である。 第3実施例に係る受信装置の構成の一例を示す図である。 第3実施例に係る伝送システムの動作例を説明する図である。 第3実施例に係る伝送システムの動作例を説明する図である。 第4実施例に係る伝送システムの構成の一例を示す図である。 (A)及び(B)はシグナリング方法の一例を説明する図である。 (A)及び(B)はシグナリング方法の一例を説明する図である。 シグナリング方法の一例を説明する図である。 第5実施例に係る伝送システムの構成の一例を示す図である。 図24に示す中継装置の構成の一例を示す図である。 中継装置が有するスイッチングテーブルの一例を示す図である。 第6実施例に係る伝送システムの構成の一例を示す図である。 図27に示す監視装置の構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態及び各実施例は、あくまでも例示に過ぎず、以下に示す実施形態及び各実施例で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、以下に示す実施形態及び各実施例を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(各構成及び機能を組み合わせる等)して実施してもよい。
〔1〕一実施形態
(1.1)伝送システムの構成例
図1は一実施形態に係る伝送システムの構成の一例を示す図である。この図1に示す伝送システム4は、送信装置1と、受信装置2と、伝送路3とをそなえる。
送信装置1は、クライアント端末などから受信したクライアント信号をフレームに収容して、フレームを生成する。即ち、送信装置1は、フレーム生成装置の一例として機能する。
前記フレームには、例えば、OPUフレーム,ODUフレーム,OTUフレームなどのOTNフレームのほか、ペイロード領域とオーバヘッド領域とを有するフレームが含まれる。なお、以下では、OPUフレーム,ODUフレーム,OTUフレームなどのOTNフレームを例にして、実施形態及び各実施例について説明するが、その他のフレームへの実施形態及び各実施例の適用を除外する意図はない。
つまり、送信装置1は、クライアント信号をOTNフレームに収容して、OTNフレームを生成し、生成したOTNフレームを、伝送路3を介して受信装置2へ送信する。このため、送信装置1は、受信部5と、フレーム処理部6と、送信部7とをそなえる。
受信部5は、クライアント端末などから入力されるクライアント信号を受信する。即ち、受信部5は、クライアント端末などの装置と送信装置1とを接続可能な入力インタフェースとしての機能を有する。
なお、クライアント信号は、例えば、クライアント端末に各種サービスを提供するための信号であり、SDH/SONET信号、イーサネット(登録商標)信号、TDM信号などのほか、OTNフレームなどを含む。
受信部5で受信したクライアント信号は、フレーム処理部6へ送出される。
フレーム処理部6は、受信部5が受信したクライアント信号について、所定のフレーム処理を行なう。例えば、フレーム処理部6は、クライアント信号をOPUフレームに収容し、ODUフレームへ収容あるいは多重することにより、OTUフレームを生成する。
なお、OTNフレームには、上述したように、OPUフレーム,ODUフレーム,OTUフレームなどが含まれるほか、ODTU(Optical channel Data Tributary Unit)や、ODTUG(Optical channel Data Tributary Unit Group)などが含まれてもよい。
フレーム処理部6によって生成されたOTNフレームは送信部7へ送出される。なお、フレーム処理部6の構成例及び動作例については(1.4)で詳述する。
送信部7は、フレーム処理部6によって生成されたOTNフレームに所定の送信処理を施し、伝送路3へ送出する。即ち、送信部7は、伝送路3と送信装置1とを接続可能な出力インタフェースとしての機能を有する。
ここで、伝送路3は、送信装置1と受信装置2との間に配置され、送信装置1から送信されたOTNフレームを受信装置2へ伝送する伝送媒体である。伝送路3には、例えば、光ファイバなどのほか、自由空間などの無線伝送路が含まれてもよい。
一方、受信装置2は、送信装置1から送信されたOTNフレームを受信し、受信したOTNフレームからクライアント信号を抽出する。また、受信装置2によってOTNフレームから抽出されたクライアント信号は、例えば、受信装置2に接続されるクライアント端末へ送信されてもよい。このため、受信装置2は、受信部8と、抽出部9と、送信部10とをそなえる。
受信部8は、送信装置1から送信されたOTNフレームを受信し、所定の受信処理を施す。即ち、受信部8は、伝送路3と受信装置2とを接続可能な入力インタフェースとしての機能を有する。受信部8によって受信されたOTNフレームは、抽出部9へ送出される。
抽出部9は、受信部8が受信したOTNフレームからクライアント信号を抽出する。抽出部9によって抽出されたクライアント信号は送信部10へ送出される。なお、抽出部9の動作例については(1.5)で述べる。
送信部10は、抽出部9によって抽出されたクライアント信号を、例えば、受信装置2に接続されたクライアント端末などへ送信することができる。即ち、送信部10は、クライアント装置などの装置と受信装置2とを接続可能な出力インタフェースとしての機能を有する。
(1.2)OTNフレームの構成例
ここで、OTNフレームの構成例について、図2を用いて説明する。図2は、OTNフレームの1つであるOTUフレームの構成の一例を示した図である。
この図2に示すように、OTUフレームは、4行×4080列からなる16320バイトのフレームサイズを有する。OTUフレームの第1列目〜第16列目はオーバヘッド領域であり、第17列目〜第3824列目はペイロード領域であり、第3825列目〜第4080列目は誤り訂正用ビット領域である。
OTNフレームのオーバヘッド領域には、送信装置1や受信装置2などの伝送装置間の接続及び信号品質の管理などに用いられる各種の情報が格納される。
図2に示す例では、OTUフレームの第1行目且つ第1列目〜第7列目にフレーム同期用バイトが収容され、第1行目且つ第8列目〜第14列目にOTUオーバヘッドが収容され、第2行目〜第4行目且つ第1列目〜第14列目にODUオーバヘッドが収容される。また、OTUフレームの第1行目〜第4行目且つ第15列目〜第16列目には、OPUオーバヘッドが収容される。
OTUオーバヘッド,ODUオーバヘッド,OPUオーバヘッドは、それぞれ、OTUフレーム,ODUフレーム,OPUフレームを制御するための情報である。
ここで、OTUフレームの第1行目且つ第7列目、即ちフレーム同期用バイトの最終位置には、マルチフレーム処理のために用いられるMFAS(MultiFrame Alignment Signal)が収容されている。
MFASの値は、フレーム毎にインクリメントされる。これにより、各フレームをカウントできるので、複数のフレームからなるマルチフレームを構成することができるようになる。換言すれば、MFASは、マルチフレームを構成する各フレームのシーケンス番号を示している。
MFASが、例えば、m(mは2以上の整数)までカウントできる場合、m個のフレームを1単位とするマルチフレームを構成することができる。即ち、OTNフレームは、mバイト周期のマルチフレームとして処理され得るフレームである。
OTNフレームのペイロード領域には、クライアント信号が収容される。前述のように、クライアント信号には、SDH/SONET信号,イーサネット(登録商標)信号,TDM(Time Division Multiplexing)信号などの多様な信号が含まれる。また、本例では、クライアント信号が、例えば、1.25Gbpsよりも低い帯域を有する場合を含む。
また、誤り訂正用ビット領域には、OTUフレームの伝送中に発生する誤りを訂正するための誤り訂正用ビットが収容される。誤り訂正用ビットには、例えば、パリティビットやハミング符号などが含まれてもよい。なお、送信データに誤り訂正用ビットを前もって付加することにより誤り訂正を行なう方法をFEC(Forward Error Correction)と称する。
なお、ペイロード領域とOPUオーバヘッドとにより構成される単位をOPUフレームと称し、OPUフレームとODUオーバヘッドとにより構成される単位をODUフレームと称する。即ち、OTUフレームにはODUフレームが収容されており、また、当該ODUフレームにはOPUフレームが収容されている。
さらに、OPUフレームには、1.239Gbps帯のクライアント信号を収容するOPU0及びOPUflex,2.488Gbps帯のクライアント信号を収容するOPU1,9.995Gbps帯のクライアント信号を収容するOPU2,40.150Gbps帯のクライアント信号を収容するOPU3,104.356Gbps帯のクライアント信号を収容するOPU4が規定されている。
また、これらのOPUk(k=0,flex,1,2,3,4)フレームに対応して、ODUkフレーム,OTUkフレームなども規定されている。
さらに、上述した各フレームについて、ITU−Tは、複数のフレーム多重方法及びマッピング方法を規定している。
OTNフレームの多重及びマッピング方法の一例を、図3(A)〜図3(C)に示す。
まず、図3(A)に示すように、OPU1オーバヘッドとペイロード領域とにより構成されるOPU1フレームのペイロード領域に、クライアント信号が収容される。
そして、OPU1フレームにフレーム同期用バイト及びODU1オーバヘッドが付加されて、ODU1フレームが生成される。このODU1フレームは、他のODUフレームが多重されていないので、低次の(LO:lower-order)ODUフレームとも称される。
次に、図3(B)に示すように、OPU2オーバヘッドとペイロード領域とにより構成されるOPU2フレームのペイロード領域に、図3(A)に示すODU1フレームが4多重される。
さらに、OPU2フレームにフレーム同期用バイト及びODU2オーバヘッドが付加されて、ODU2フレームが生成される。このとき、図3(B)に示すOPU2フレームは、他のOPUフレームが多重されているので、高次の(HO:Higher-order)OPUフレームとも称される。同様に、図3(B)に示すODU2フレームは、他のODUフレームが多重されているので、高次の(HO)ODUフレームとも称される。
そして、図3(C)に示すように、図3(B)に示すODU2フレームにOTU2オーバヘッドと誤り訂正用ビットとが付加されて、OTU2フレームが生成される。
ここで、図3(C)に示すように、クライアント信号は、ペイロード領域内のTS(Tributary Slot)に収容される。
例えば、4種類のTS(TS1〜TS4)が用いられる場合、各TSに割り当てられる帯域は、OPU2フレームのペイロード領域に収容可能な帯域である約10Gbpsを4等分した約2.5Gbpsとなる。
また、例えば、8種類のTS(TS1〜TS8)が用いられる場合、各TSに割り当てられる帯域は、OPU2フレームのペイロード領域に収容可能な帯域である約10Gbpsを8等分した約1.25Gbpsとなる。
このように、OTNフレームでは、ギガビットイーサネット(登録商標)信号を収容することが前提となっているため、1.25Gbps以上の帯域を有するTSが規定されるに留まっている。
このため、例えば、VLANで規定される仮想ポート間を伝送する信号を、OTNフレームに効率的に収容することができない場合がある。また、1.25Gbpsよりも低い帯域を有するクライアント信号を、OTNフレームに効率的に収容することができない場合がある。
(1.3)クライアント信号の収容方法
クライアント信号をフレーム収容して伝送する方法の一例として、クライアント信号をGFP−F(Frame-mapped Generic Framing Procedure)にマッピングし、さらに、GFP−FをOTNフレームに収容して伝送する方法が考えられる。
しかしながら、OTNフレームで提供可能なチャネル数の上限は256であるので、例えば、クライアント信号のVLANポート数(VLAN ID数)が256よりも大きい場合、OTNフレームのチャネル数が不足する。なお、VLAN ID数の上限は4096である。
また、OTNフレームにおいてチャネル数を規定するChannel IDは、オプションとして用いられているに過ぎないので、そもそもOTNフレームにおいてチャネルを利用できない場合がある。
さらに、上記方法ではフレーム長が任意であるため、GFP−F化に際しフレーム単位のHEC(Header Error Check)処理などが必要になり、処理負荷が増大する。
また、VLANなどのレイヤ2識別子により規定される仮想ポート間を伝送する信号は、OPUフレームへランダムに収容されるので、仮想ポート毎の信号識別を行なうことができない。このため、各仮想ポートに定義されるCIR(Committed Information Rate),EIR(Excess Information Rate)などの帯域保障処理を適用することができないほか、仮想ポート毎の警報情報の転送などを行なうことができない。
このように、上記方法では、ユーザのコネクティビティ等が保証されないことがある。
そこで、本例では、例えば以下の方法を用いることにより、クライアント信号を柔軟かつ効率的にフレームに収容する。また、警報転送などの制御情報の送受信や、帯域保障処理などを可能とする。
(1.4)フレーム処理部6の構成及び動作例
本例のフレーム処理部6は、例えば1.25Gbpsよりも低い帯域を有するクライアント信号を、柔軟かつ効率的にフレームに収容する。
このため、フレーム処理部6は、図4に例示するように、位置情報規定部11と、収容位置規定部12と、OPUフレーム生成部13と、ODUフレーム生成部14と、多重部15と、OTUフレーム生成部16とをそなえる。
位置情報規定部11は、フレームのペイロード領域におけるクライアント信号の収容位置を示す位置情報を規定する。例えば、位置情報規定部11は、mバイト周期のマルチフレームとして処理され得るフレームのオーバヘッド領域に収容される位置情報を、m×n(nは2以上の整数)バイトを1単位(つまり、m×nバイト周期)とするマルチフレームとして規定する。なお、nが1の場合は、ITU−Tにおいて規定されている標準規格に相当する。
OPUフレームを例にした場合、OPUフレームのオーバヘッド領域に収容されるPSI(Payload Structure Identifier)(以下、PSI情報とも称する)を前記位置情報として用いることができる。なお、以下では、PSIを位置情報の一例として本例を説明するが、ペイロード領域におけるクライアント信号の収容位置を示す他の位置情報を除外する意図はない。
図5(A)に示すように、OPUフレームは、OPUオーバヘッド領域とペイロード領域とを有する。また、図5(B)に示すように、OPUオーバヘッド領域には、PSIと、未定義(予約領域)のRES(REServed for future international standardization)と、スタッフ処理制御用のJC(Justification Control)と、正スタッフ処理用のPJO(Positive Justification Opportunity)と、負スタッフ処理用のNJO(Negative Justification Opportunity)とが収容される。
なお、スタッフ制御処理については、ここでは詳述しないが、例えばクライアント信号のビットレートとペイロード領域のビットレートとが一致していない場合、その差分に応じた正または負のスタッフ制御処理を行なうことで、クライアント信号の周波数同期を実現し、複数のクライアント信号を時分割多重することができると共に、クロック精度をOTN規格のクロック精度内に納めることを可能とするものである。
ここで、PSI情報は、ペイロード領域にどのような信号が収容されているかの通知またはマッピング情報の通知などに使用される情報である。また、各フレームのオーバヘッド領域に収容されるPSIには、それぞれ1バイトが割り当てられる。
本例では、位置情報規定部11が、m×n個のフレームを1マルチフレームとして規定することにより、PSI情報を、m×nバイトを1単位として伝送する。
PSI情報をm×nバイトのマルチフレーム構成により規定することで、TSを規定するためのビット数を拡大して、TS数を増大させることができる。TS数を増大させることにより、クライアント信号をより詳細にTSに収容できるので、柔軟かつ効率的なフレーム収容を実現することが可能となる。
なお、OTNフレームでは、m=256であることが多い。このため、以下では、m=256を例にして本例を説明する。
位置情報規定部11は、例えば、PSI情報をm(=256)×nバイト周期のマルチフレームとして規定するとともに、前記256×nバイト周期のマルチフレームを、それぞれ256バイト長を有するn個のサブマルチフレームにより規定することができる。
図6は、256×nバイト周期のマルチフレームとして構成されたPSI情報の構成例を示す図である。この図6に示すように、本例のPSI情報は、合計{256(n−1)+255}個のフレームからなる、{256(n−1)+255}バイトのマルチフレーム構成を有する。さらに、当該マルチフレームは、各256バイトのサブマルチフレームをn個有する。
さらに、位置情報規定部11は、例えば、各サブマルチフレームの1バイト目{PSI[0],PSI[256+0],・・・,PSI[256(n−1)+0]}にPT(Payload Type)バイトを収容してもよい。PTバイトは、OPUフレームのペイロード領域に収容されるクライアント信号の種類または構成を示す情報である。なお、前記PTバイトは、サブマルチフレームの各先頭位置を示す情報であってもよい。
また、位置情報規定部11は、例えば、各サブマルチフレームの2バイト目{PSI[1],PSI[256+1],・・・,PSI[256(n−1)+1]}に、サブマルチフレームのシーケンス番号(#1〜#n)をそれぞれ収容してもよい。
ここで図4に戻り、収容位置規定部12は、位置情報規定部11により256×nバイトのマルチフレームとして規定されたPSI情報を用いて、ペイロード領域におけるクライアント信号の収容位置を規定する。
例えば、収容位置規定部12は、上記n個のサブマルチフレームに、ペイロード領域におけるクライアント信号の配置に関する配置情報であるTS情報を格納することができる。なお、TS情報には、1バイト以上の長さを割り当ててもよい。
TS情報は、図6に示すように、例えば、各サブマルチフレームの3バイト目〜256バイト目{PSI[2]〜PSI[255],PSI[258]〜PSI[511],・・・,PSI[256(n−1)+2]〜PSI[256(n−1)+255]}に格納される。
各TS情報は、例えば、ペイロード領域におけるTSの配置を示すトリビュタリポート情報(Tributary Port #1〜Tributary Port #n)と、各TSに収容されるクライアント信号についての制御情報とを有する。当該制御情報には、例えば、TSにクライアント信号が割り当てられているかどうかを示す割当フラグ、クライアント信号の警報転送に用いる情報、帯域情報などが含まれていてもよい。
このように、本例では、ペイロード領域におけるTS数を増やすことができるので、クライアント信号の帯域に応じてTSを詳細に(例えば、1.25Gbpsよりも細かく)規定することができる。これにより、例えば、1.25Gbpsよりも低い帯域を有するクライアント信号を、柔軟かつ効率的にフレーム収容することが可能になる。
また、本例のPSI情報は、クライアント信号についての制御情報を含むことができるので、警報転送や帯域保証処理などのサービスをクライアント信号毎に提供することが可能となる。
即ち、本例では、VLANインスタンスをTS単位で管理することで、クライアント信号の警報転送などをTS単位で行なうことができ、警報転送処理におけるハードウェア処理負荷を軽減することが可能になる。
再び図4に戻り、OPUフレーム生成部13は、収容位置規定部12により規定されたクライアント信号の収容位置に基づいて、受信部8からのクライアント信号をOPUフレームのペイロード領域に収容する。
また、OPUフレーム生成部13は、上記クライアント信号を収容したペイロード部分に所定のOPUオーバヘッドを付加することにより、OPUフレームを生成する。なお、以下では、上記m×nバイトのマルチフレームとして規定されたPSI情報を有するOPUフレームをS(Special)−OPUフレームと称することがある。
さらに、OPUフレーム生成部13は、後述する多重部15により生成された多重フレームをOPUフレームのペイロード領域に収容することにより高次の(HO)OPUフレームを生成することもできる。なお、上記m×nバイトのマルチフレームとして規定されたPSI情報を有するOPUフレームを複数含む高次の(HO)OPUフレームについても、S−OPUフレームと称することがある。
ここで、クライアント信号をTSへ収容する方法については、特に限定しないが、例えば、クライアント信号に8B/10B変換などの符号化を施して収容するようにしてもよい。
具体的には例えば、クライアント装置側からVLAN単位でトラフィックを抽出し、サービス要件などに従った所定の帯域制限を行なう。また、IFG(Inter Frame Gap)及びアイドル信号を含ませて、8B/10B変換などの符号化を施し、各TSに収容するようにしてもよい。
前記符号化されたクライアント信号は、仮想のイーサネット(登録商標)ポート(インタフェースサブレイヤ)を形成し、最も帯域の近い各TSにマッピングされてもよい。なお、上記符号化のほか、GFPなどのマッピング手法を用いることができる。
また、OPUフレーム生成部13は、クライアント信号の帯域が所定の帯域(例えば1.25Gbps)以上かどうかを判定し、当該判定結果に基づいて、異なる種類のOPUフレームを生成するようにしてもよい。
具体的には例えば、OPUフレーム生成部13は、クライアント信号の帯域が所定の帯域よりも低いと判定した場合にS−OPUフレームを生成する一方、クライアント信号の帯域が所定の帯域以上であると判定した場合、通常のOPUフレームを生成してもよい。ここで、通常のOPUフレームとは、256バイトを1単位とするマルチフレーム構成を有するPSI情報をそなえたOPUフレームのことをいう。
これにより、所定の帯域よりも低い帯域を有するクライアント信号をS−ODUフレームに収容する一方、所定の帯域以上の帯域を有するクライアント信号をODUフレームに収容するなど、クライアント信号の帯域に応じた収容方式を提供することができる。
OPUフレーム生成部13により生成されたS−OPUフレームは、ODUフレーム生成部14へ送出される。
ODUフレーム生成部14は、OPUフレーム生成部13により生成されたS−OPUフレームに所定のODUオーバヘッドを付加することにより、ODUフレームを生成する。なお、以下では、当該ODUフレームをS−ODUフレームと称することがある。
また、ODUフレーム生成部14は、OPUフレーム生成部13により生成された通常のOPUフレームに所定のODUオーバヘッドを付加することにより、通常のODUフレームを生成することもできる。
ODUフレーム生成部14により生成されたS−ODUフレームは、多重部15またはOTUフレーム生成部16へ送出される。
多重部15は、ODUフレーム生成部14により生成されたS−ODUフレームあるいはODUフレームを多重することにより、多重フレームを生成する。多重フレームのオーバヘッド領域における未定義の領域には、S−ODUフレームを識別するための識別情報が格納されてもよい。
ここで、S−OPU及びS−ODUフレームの多重及びマッピング方法の一例を、図7(A)〜図7(C)に示す。
まず、図7(A)に示すように、m×nバイト周期のマルチフレーム構成をなすPSI情報が収容されるS−OPU1オーバヘッドと、TS1〜TSnが格納されるペイロード領域とを有するS−OPU1フレームに、フレーム同期用バイト及びODU1オーバヘッドが付加されて、S−ODU1フレームが生成される。S−ODU1フレームのペイロード領域に格納されるTS1〜TSnには、例えば、1.25Gbpsよりも低い帯域を有するクライアント信号がそれぞれ収容される。
次に、図7(B)に示すように、OPU2オーバヘッドとペイロード領域とからなるOPU2フレームのペイロード領域に、図7(A)に示すS−ODU1フレームが収容される。なお、上記OPU2フレームのペイロード領域には、S−ODU1フレームのほか、通常のODUフレーム{図7(B)ではODU1フレーム}が収容されてもよい。
さらに、上記OPU2フレームに、フレーム同期用バイト及びODU2オーバヘッドが付加されて、ODU2フレームが生成される。
そして、図7(C)に示すように、図7(B)に示すODU2フレームに、OTU2オーバヘッドと誤り訂正用ビットとが付加されて、OTU2フレームが生成される。
このように、本例では、ペイロード領域におけるTS数を拡大することができるので、クライアント信号を柔軟かつ効率的にフレームに収容することが可能である。
例えば、n種類のTS(TS1〜TSn)が用いられる場合、各TSに割り当てられる帯域は、OPU2フレームのペイロード領域に収容可能な帯域である約10Gbpsをn等分した帯域となる。n=100であれば、1つのTSに割り当てることができる帯域は、約100Mbpsとなる。
本例によれば、クライアント信号の帯域に応じてTS数を設定することにより、クライアント信号を柔軟にフレーム収容することが可能となる。
また、受信側が、OTNフレームに収容されるS−ODUフレームを抽出できるようにするため、高次のODUフレームやOTUフレームのオーバヘッド領域に、S−ODUフレームの収容位置を識別するための識別情報を収容してもよい。
例えば、ODU2フレームのオーバヘッド領域に収容されるPSI情報は、図8(A)に示すように、1〜2ビット目にODTU type情報を有するとともに、3〜8ビット目にトリビュタリポート情報を有する。
ここで、図8(B)に示すように、ODTU type情報は、ODTU12である場合に「00」が設定され、ODTU2.tsである場合に「10」が設定される。また、「01」は予約領域(Reserved)であり、「11」は未定義(Unallocated)である。
そこで、S−ODUが収容されるTSに対応するPSI情報の1〜2ビット目を未定義領域である「11」を用いて示すことができる。これにより、受信装置2は、1〜2ビット目が「11」であるPSI情報に対応するTSに、S−ODUフレームが収容されていることを認識することができる。
また、図8(B)に示すように、トリビュタリポート情報の1〜3ビット目(つまり、PSI情報の3〜5ビット目)はいずれも0となっている。
そこで、S−ODUが収容されるTSに対応するPSI情報の3〜5ビット目の少なくとも1つを「1」に設定することで、S−ODUフレームの収容を示すことができる。これにより、受信装置2は、3〜5ビット目の少なくとも1つが「1」であるPSI情報に対応するTSに、S−ODUフレームが収容されていることを認識することができる。
なお、ODTU type情報の未定義領域と、トリビュタリポート情報の未定義領域とを組み合わせて使用してもよい。
また、例えば、ODU3フレームのオーバヘッド領域に収容されるPSI情報は、図9(A)に示すように、ODU2フレームと同様に、1〜2ビット目にODTU type情報を有するとともに、3〜8ビット目にトリビュタリポート情報を有する。
ここで、図9(B)に示すように、ODTU type情報は、ODTU13である場合に「00」が設定され、ODTU23である場合に「01」が設定され、ODTU3.tsである場合に「10」が設定される。また、「11」は未定義(Unallocated)である。
そこで、S−ODUが収容されるTSに対応するPSI情報の1〜2ビット目を未定義領域である「11」を用いて示すことができる。これにより、受信装置2は、1〜2ビット目が「11」であるPSI情報に対応するTSに、S−ODUフレームが収容されていることを認識することができる。
また、図9(B)に示すように、トリビュタリポート情報の1ビット目(つまり、PSI情報の3ビット目)は0となっている。
そこで、S−ODUが収容されるTSに対応するPSI情報の3ビット目を「1」に設定することで、S−ODUフレームの収容を示すことができる。これにより、受信装置2は、3〜5ビット目の少なくとも1つが「1」であるPSI情報に対応するTSに、S−ODUフレームが収容されていることを認識することができる。
なお、ODTU type情報の未定義領域と、トリビュタリポート情報の未定義領域とを組み合わせて使用してもよい。また、図8(A),図8(B),図9(A)及び図9(B)は、PT=21の場合のPSI情報の構成例を示すものであるが、他のPTであっても同様に、PSI情報の未定義領域などを用いてS−ODUフレームの識別情報とすることができる。
例えば、OTU4,ODU4及びOPU4フレームの場合は、OPU4フレームのオーバヘッド領域に収容されるOMFI(OPU4 Multiframe Identifier)を用いることができる。
OMFIは、図10(A)に示すように、1ビット目が0に固定されており、2〜8ビット目がインクリメントされていく。そこで、OMFIの1ビット目を1にすることで、受信装置2にS−ODUフレームの存在を認識させることができる。
また、OTU1,ODU1及びOPU1フレームの場合においても、OMFIをS−ODUフレームの識別情報とすることができるが、例えば、図10(B)に示すように、OPU1フレームのPSI情報の3〜7ビット目(つまり、トリビュタリポート情報の1〜5ビット目)の少なくとも1つを1に設定することで、S−ODUフレームの識別情報とするようにしてもよい。
再び図4に戻り、多重部15により生成された多重フレームは、OTUフレーム生成部16またはOPUフレーム生成部13へ送出される。
OTUフレーム生成部16は、ODUフレーム生成部14により生成されたODUフレームまたは多重部15により生成された多重フレームに、所定のOTUオーバヘッドを付加することによりOTUフレームを生成する。OTUフレーム生成部16により生成されたOTUフレームは、送信部7へ送出される。
以上のように、本例では、PSI情報をm×nバイトのマルチフレーム構成により規定することにより、TSを規定するための情報に割り当て可能なビット数を拡大することができる。
これにより、ペイロード領域におけるTS数を増やすことができるので、TSに収容可能な帯域を、より詳細に(例えば、1.25Gbpsよりも細かく)規定することができる。
このように、本例によれば、1.25Gbpsよりも低いビットレートを有するクライアント信号を柔軟かつ効率的にフレームに収容することができるようになる。
また、クライアント信号についての制御情報を規定することができるので、警報転送や帯域保証処理などのサービスをクライアント信号毎に提供することが可能となる。
即ち、本例では、VLANインスタンスをTS単位で管理することで、クライアント信号の警報転送などをTS単位で行なうことができるので、警報転送処理におけるハードウェア処理負荷を軽減することが可能になる。
(1.5)抽出部9の動作例
一方、受信装置2では、抽出部9が、受信部8で受信したフレームに含まれる、クライアント信号の収容位置を示す位置情報に基づいて、フレームからクライアント信号を抽出する。
例えば、抽出部9は、OTUフレームまたはODUフレームのオーバヘッド領域に含まれる上記識別情報に基づいて、S−ODUフレームを識別する。そして、S−ODUフレームのオーバヘッド領域に含まれる、m×nバイト周期のマルチフレーム構成で規定されたPSI情報に基づいて、S−ODUフレームのペイロード領域に収容されるTSからクライアント信号を抽出する。
このように、受信装置2は、上記識別情報に基づいて、OTUフレームに含まれるS−OPUフレームを確実に抽出することができる。
〔2〕第1実施例
ここで、第1実施例に係る送信装置1Aの構成例を図11に示す。この図11に示すように、送信装置1Aは、例示的に、第1受信部17と、第2受信部18と、送信側分離部19と、帯域処理部20と、TS管理部21と、符号化処理部22と、TS生成部23とをそなえる。また、送信装置1Aは、例示的に、OPUフレーム生成部24と、ODUフレーム生成部25と、多重部26と、OTUフレーム生成部27と、送信部93とをそなえる。
ここで、第1受信部17は、送信装置1Aに入力されるクライアント信号を受信する。第1受信部17で受信されるクライアント信号は、例えば、1.25Gbpsよりも低い帯域を有するイーサネット(登録商標)信号であってもよい。即ち、第1受信部17は、イーサネット(登録商標)を伝送媒体とするトラフィックを、ポート単位で受信可能なイーサネット(登録商標)ポートとしての機能を有する。また、第1受信部17は、実際に複数の受信ポートをそなえて構成されてもよい。
第1受信部17で受信したクライアント信号は、送信側分離部19へ送出される。なお、クライアント信号は、例えばクライアント端末に各種サービスを提供する信号であり、SDH/SONET信号、イーサネット(登録商標)信号、TDM信号などを含む。
第2受信部18は、送信装置1Aに入力されるトラフィックを受信する。第2受信部18で受信されるトラフィックは、例えば、光伝送路を介して入力されるOch(Optical channel)やOTUフレームなどのトラフィックを含む。即ち、第2受信部18は、OTNフレームを受信可能なOTNポートとしての機能を有する。また、第2受信部18は、実際に複数の受信ポートをそなえて構成されてもよい。
さらに、第2受信部18は、受信したOTUフレームに所定の受信処理を施すことにより、ODUフレームを抽出し、ODUフレーム第2生成部26へ抽出したODUフレームを送出する。なお、前記所定の受信処理は、例えば、OTUオーバヘッドに基づくOTU処理や、FEC処理などを含んでいてもよい。
即ち、第1受信部17及び第2受信部18は、前記一実施形態に係る受信部5の一例として機能する。
送信側分離部19は、第1受信部17で受信したクライアント信号を、例えばVLAN ID毎に分離する。つまり、送信側分離部19は、イーサネット(登録商標)信号などのトラフィックをVLAN単位に分離する機能を有する。送信側分離部19により分離されたトラフィックは、帯域処理部20へ送出される。
帯域処理部20は、送信側分離部19で分離したトラフィックに所定の帯域処理を施す。例えば、帯域処理部20は、TS管理部21で決定されるTS数(n個)に応じた帯域で、トラフィックを帯域制限することができる。例えば、各TSに割り当てられる帯域に基づき、トラフィックの帯域を制限してもよい。また、各TSに割り当てられる帯域に基づき、CIRやEIRを決定するようにしてもよい。
これにより、送信装置1Aは、クライアント信号について保証すべき帯域に応じて、クライアント信号をペイロード領域上の異なる領域に収容することができる。
TS管理部21は、OPUフレームのPSI情報をm×nバイトのマルチフレームとして規定し、当該PSI情報を用いて、ペイロード領域におけるクライアント信号の収容位置を規定する。即ち、TS管理部21は、前述の位置情報規定部11及び収容位置規定部12の一例として機能する。
具体的には例えば、TS管理部21は、図13及び図14に示すTS管理テーブルを用いて、トラフィックをどのようにTSに割り当てるかを決定する。
図13に例示する第1のTS管理テーブルは、トラフィックのサービス定義に関する情報と、サービス帯域の総和に関する情報と、TS割り当てに関する情報とを対応付けて保持している。
この図13に示す例では、VLAN IDがXであり、ポートAで受信したトラフィックが、総和としてPMbpsのサービス帯域を有する場合、当該トラフィックを多重フレームのTS#1,TS#a,・・・に割り当てることが設定されている。
同様に、VLAN IDがYであり、ポートBで受信したトラフィックが、総和としてQMbpsのサービス帯域を有する場合、当該トラフィックを多重フレームのTS#b,TS#d,・・・に割り当て、また、ポートC及びDで受信したトラフィックが、総和として2Mbpsのサービス帯域を有する場合、当該トラフィックを多重フレームのTS#j,TS#k,・・・に割り当てることが設定されている。このように、複数の受信ポートで受信したトラフィックについては、各受信ポートで受信したトラフィックを多重してTSへ割り当ててもよい。
また、図14に示す第2のTS管理テーブルは、多重フレームが有するTSがどのような信号によって占有されているかを示す。この第2のTS管理テーブルは、例えば、TS管理部21によって、第1のTS管理テーブルの「TS割り当て」フィールドの内容に基づき生成されてもよい。図14に示す例では、多重フレームのTS1及びTS2にS−ODUフレームが収容されるとともに、TS3にODUフレームが収容されることが示されている。
なお、上記の各TS管理テーブルの内容は、TS生成部23,OPUフレーム生成部24,多重部26へ通知される。また、各TS管理テーブルの内容は、受信装置2Aへ通知されてもよいし、システム管理者などによって、受信装置2Aに同様のテーブルを設定してもよい。
符号化処理部22は、帯域処理部20からのトラフィックについて、例えば、8B/10B変換などの所定の符号化処理を実施する。なお、前記所定の符号化処理には、例えば、IFGやアイドル信号などの挿入が含まれていてもよい。符号化処理部22により所定の符号化処理を施されたトラフィックは、TS生成部23へ送出される。
TS生成部23は、トラフィックを収容するTSを生成する。TS生成部23は、例えば、TS管理部21により決定されるTS数に基づいて、TSを生成してもよい。
OPUフレーム生成部24は、TS生成部23により生成されたTSにトラフィックを収容するとともに、TSをペイロード領域に収容し、さらに、当該ペイロードにOPUオーバヘッドを付加することにより、S−OPUフレームを生成する。OPUフレーム生成部24によって生成されたS−OPUフレームは、ODUフレーム生成部25へ送出される。
ODUフレーム生成部25は、OPUフレーム生成部24により生成されたS−OPUフレームをペイロードに収容し、さらに、ODUオーバヘッドを付加することによりS−ODUフレームを生成する。ODUフレーム生成部25によって生成されたS−ODUフレームは、多重部26へ送出される。
多重部26は、ODUフレーム生成部25から入力されるS−ODUフレームと、第2受信部18から入力されるODUフレームとを多重することにより、多重フレームを生成する。
また、多重部26は、生成した多重フレームのオーバヘッド領域における未定義の領域に、当該多重フレームのペイロード領域におけるS−ODUフレームの位置を識別するための識別情報を格納することができる。多重部26によって生成された多重フレームは、OTUフレーム生成部27へ送出される。
OTUフレーム生成部27は、多重部26で生成した多重フレームに、OTUオーバヘッド及び誤り訂正符号を付加することにより、OTUフレームを生成する。
即ち、送信側分離部19,帯域処理部20,TS管理部21,符号化処理部22,TS生成部23,OPUフレーム生成部24,ODUフレーム生成部25,多重部26及びOTUフレーム生成部27は、前記一実施形態に係るフレーム処理部6の一例として機能する。
また、送信部93は、OTUフレーム生成部27により生成されたOTUフレームを、光伝送路を介して受信装置2Aへ送信する。
即ち、送信部93は、前記一実施形態に係る送信部7の一例として機能する。
次に、第1実施例に係る受信装置2Aの構成の一例を図12に示す。この図12に示すように、受信装置2Aは、例示的に、OTUフレーム受信部28と、受信側分離部29と、OPUフレーム抽出部30と、TS抽出部31と、復号処理部32と、振分け処理部33と、第1送信部34と、第2送信部35とをそなえる。
ここで、OTUフレーム受信部28は、送信装置1Aから送信されたOTUフレームを受信する。また、OTUフレーム受信部28は、受信したOTUフレームに所定の受信処理を施すことにより、多重フレームを抽出する。抽出された多重フレームは、受信側分離部29へ送出される。
即ち、OTUフレーム受信部28は、前記一実施形態に係る受信部8の一例として機能する。
受信側分離部29は、OTUフレーム受信部28から入力される多重フレームからS−ODUフレームとODUフレームとを抽出して分離する。例えば、受信側分離部29は、多重フレームのオーバヘッド領域に含まれる識別情報に基づき、S−ODUフレームを抽出してOPUフレーム抽出部31へ送出する一方、ODUフレームを抽出して第2送信部35へ送出する。
OPUフレーム抽出部30は、受信側分離部29から入力されるS−ODUフレームからS−OPUフレームを抽出する。OPUフレーム抽出部30によって抽出されたS−OPUフレームはTS抽出部31へ送出される。
TS抽出部31は、OPUフレーム抽出部30で抽出したS−OPUフレームのペイロード領域に格納されるTSからクライアント信号を抽出する。例えば、TS抽出部31は、S−OPUフレームのオーバヘッド領域に含まれる、m×nバイト周期のマルチフレーム構成で規定されたPSI情報に基づき、S−OPUフレームのペイロード領域からクライアント信号を抽出することができる。TS抽出部31によって抽出されたクライアント信号は、復号処理部32へ送出される。
復号処理部32は、TS抽出部31で抽出したクライアント信号について、所定の復号処理を施す。例えば、符号化処理部22による符号化処理に、IFGやアイドル信号などの挿入が含まれている場合、復号処理部32は、これらのIFGやアイドル信号などの除去を行なうようにしてもよい。復号処理部32によって所定の復号処理が施されたクライアント信号は、振分け処理部33へ送出される。
振分け処理部33は、復号処理部32で復号処理を施されたクライアント信号を、各送信ポートへ振り分ける。例えば、振分け処理部33は、クライアント信号が有するVLAN IDなどに基づいて、振分け先の送信ポートを決定してもよい。
即ち、受信側分離部29,OPUフレーム抽出部30,TS抽出部31,復号処理部32及び振分け処理部33は、前記一実施形態に係る抽出部9の一例として機能する。
第1送信部34は、振分け処理部33から入力されるクライアント信号について、所定の送信処理を施す。第1送信部34によって所定の送信処理を施されたクライアント信号は、クライアント装置などへ送信される。このため、第1送信部34は、各クライアント装置に対応する少なくとも1つの送信ポートを有していてもよい。
また、第2送信部35は、分離部29から入力されるODUフレームに所定の送信処理を施す。第2送信部35による所定の送信処理により、クライアント信号がクライアント端末へ送信されたり、OTUフレームが光伝送路へ送信されたりする。即ち、第2送信部35によって施される所定の送信処理には、クライアント信号の抽出処理のほか、OTUフレーム生成処理などが含まれる。なお、第2送信部35は、送信先のクライアント装置や光伝送路に対応する少なくとも1つの送信ポートを有していてもよい。
即ち、第1送信部34及び第2送信部35は、前記一実施形態に係る送信部10の一例として機能する。
以上のように、本例によれば、上記実施形態により得られる効果に加え、保証すべき帯域に応じて、クライアント信号をペイロード領域上の異なる領域に収容して伝送することができるので、より柔軟なフレーム収容を実現することが可能となる。
〔3〕第2実施例
次に、第2実施例に係る送信装置1Bの構成の一例を図15に示す。この図15に示すように、送信装置1Bは、例示的に、第1受信部36と、第2受信部37と、送信側分離部38と、帯域処理部39と、TS管理部40と、符号化処理部41と、マッピング処理部42とをそなえる。また、送信装置1Bは、例示的に、TS生成部43と、OPUフレーム生成部44と、ODUフレーム生成部45と、多重部46と、OTUフレーム生成部47と、送信部94とをそなえる。
なお、第1受信部36,第2受信部37,送信側分離部38,TS管理部40,符号化処理部41,TS生成部43,OPUフレーム生成部44,ODUフレーム生成部45,多重部46,OTUフレーム生成部47及び送信部94は、それぞれ、前記第1実施例における第1受信部17,第2受信部18,送信側分離部19,TS管理部21,符号化処理部22,TS生成部23,OPUフレーム生成部24,ODUフレーム生成部25,多重部26,OTUフレーム生成部27及び送信部93と同様の機能を有する。
即ち、第1受信部36及び第2受信部37は、前記一実施形態に係る受信部5の一例として機能する。また、送信部94は、前記一実施形態に係る送信部7の一例として機能する。
ここで、本例の帯域処理部39は、送信側分離部38で分離したトラフィック毎に所定の帯域処理を施す。例えば、CIR以下の帯域を有するクライアント信号は、符号化処理部41へ送出されTSへ収容される一方、EIR以上の帯域を有するクライアント信号は、マッピング処理部42へ送出され専用のTSへ収容される。
EIR以上の帯域を有するクライアント信号については、各インスタンスの統計多重を行なった後、専用のTSにアサインすればよい。EIR以上の帯域を有するクライアント信号については、ベストエフォートで十分だからである。
マッピング処理部42は、帯域処理部39から入力されるクライアント信号を専用のTSへマッピングする。また、CIRが増加した場合、専用のTSへマッピングしていたクライアント信号を、CIRの増加により生じた空きのTSへ、マッピングし直してもよい。
即ち、送信側分離部38,帯域処理部39,TS管理部40,符号化処理部41,マッピング処理部42,TS生成部43,OPUフレーム生成部44,ODUフレーム生成部45,多重部46及びOTUフレーム生成部47は、前記一実施形態に係るフレーム処理部6の一例として機能する。
これにより、本例では、品質、即ちサービス帯域を維持したまま多重することが可能になる。
〔4〕第3実施例
また、本例のように、例えば、送信装置1Cと受信装置2Cとの間に複数の伝送経路を有することにより、冗長性をもたせることもできる。
図16に、第3実施例に係る送信装置1Cの構成の一例を示す。この図16に示すように、送信装置1Cは、例示的に、第1受信部48と、第2受信部49と、送信側分離部50と、帯域処理部51と、TS管理部52と、符号化処理部53と、分岐部54と、分岐制御部55と、第1送信部56−1と、第2送信部56−2とをそなえる。
なお、第1受信部48,第2受信部49,送信側分離部50,帯域処理部51,TS管理部52及び符号化処理部53は、それぞれ、第1受信部17,第2受信部18,送信側分離部19,帯域処理部20,TS管理部21及び符号化処理部22と同様の機能を有する。
即ち、第1受信部48及び第2受信部49は、前記一実施形態に係る受信部5の一例として機能する。
ここで、第1送信部56−1は、現用パスを介して受信装置2Cへ、OTUフレームを送信する。このため、第1送信部56−1は、TS生成部57と、OPUフレーム生成部58と、ODUフレーム生成部59と、多重部60と、OTUフレーム生成部61と、送信部95とをそなえる。なお、TS生成部57,OPUフレーム生成部58,ODUフレーム生成部59,多重部60,OTUフレーム生成部61及び送信部95は、それぞれ、TS生成部23,OPUフレーム生成部24,ODUフレーム生成部25,多重部26,OTUフレーム生成部27及び送信部93と同様の機能を有する、
即ち、送信部95は、前記一実施形態に係る受信部7の一例として機能する。
第2送信部56−2は、予備パスを介して受信装置2Cへ、OTUフレームを送信する。このため、第2送信部56−2は、第1送信部56−1と同様の構成を有する。なお、予備パスは複数あってもよい。
分岐部54は、符号化処理部53から入力されるトラフィックを、第1送信部56−1のTS生成部57及び第2送信部56−2のTS生成部57の少なくとも1つへ送出する。
分岐制御部55は、分岐部54におけるトラフィックの送出先を制御する。例えば、現用パスにおいて障害が発生した場合は、それまでの経路を切り替えるように、分岐部54を制御することができる。また、現用パスにおいて障害が復旧した場合には、予備パスから現用パスへ経路を切り替えるように、分岐部54を制御してもよい。また、障害が復旧していない場合、冗長性を確保すべく、現用パスと予備パスとの双方にトラフィックを送出するように、分岐部54を制御してもよい。なお、現用パスにおいて障害が発生したかどうかは、OTNフレームのオーバヘッド領域に収容されるAIS(Alarm Indication Signal)やRDI(Remote Defect Indicator)や、S−ODU/S−OPUフレームのPSI情報に規定されるAPS(Automatic Protection Switching)信号などの警報転送情報に基づいて検知することができる。
即ち、分岐部54及び分岐制御部55は、受信装置2Cからの通知に基づいて、伝送経路を他の伝送経路へ切り替える切替部の一例として機能する。また、送信側分離部50,帯域処理部51,TS管理部52,符号化処理部53,分岐部54,分岐制御部55,TS生成部57,OPUフレーム生成部58,ODUフレーム生成部59,多重部60,OTUフレーム生成部61及び送信部95は、前記一実施形態に係るフレーム処理部6の一例として機能する。
次に、第3実施例に係る受信装置2Cの構成の一例を図17に示す。この図17に示すように、受信装置2Cは、例示的に、第1受信部62−1と、第2受信部62−2と、選択部67と、選択制御部68と、復号処理部69と、振分け処理部70と、第1送信部71と、第2送信部72とをそなえる。
なお、復号処理部69,振分け処理部70,第1送信部71及び第2送信部72は、それぞれ、前記第1実施例における復号処理部32,振分け処理部33,第1送信部34及び第2送信部35と同様の機能を有する。
即ち、第1送信部71及び第2送信部72は、前記一実施形態に係る送信部10の一例として機能する。
ここで、第1受信部62−1は、現用パスを介して送信装置1CからOTUフレームを受信する。このため、第1受信部62−1は、OTUフレーム受信部64と、受信側分離部65と、OPUフレーム抽出部66と、TS抽出部67とをそなえる。なお、OTUフレーム受信部64,受信側分離部65,OPUフレーム抽出部66及びTS抽出部67は、それぞれ、前記第1実施例におけるOTUフレーム受信部28,分離部29,OPUフレーム抽出部30及びTS抽出部31と同様の機能を有する、
第2受信部62−2は、予備パスを介して送信装置1CからOTUフレームを受信する。このため、第2受信部62−2は、第1受信部62−1と同様の構成を有する。なお、予備パスは複数あってもよい。
即ち、OTUフレーム受信部64は、前記一実施形態に係る受信部8の一例として機能する。
選択部67は、第1受信部62−1及び第2受信部62−2の少なくとも1つを選択して、OTUフレームから抽出したクライアント信号を受信する。
選択制御部68は、選択部67での受信動作を制御する。例えば、選択制御部68は、OTNフレームに含まれる警報転送情報などの制御情報に基づいて、送信装置1Cと受信装置2Cとの間に存在する複数のパスのうち現用パスにおける障害発生を検出する。また、選択制御部68は、当該検出結果を送信装置1Cに通知する。
即ち、選択制御部68は、送信装置1Cにより生成されたフレームに含まれる、クライアント信号についての制御情報に基づいて、複数の伝送経路のうち現用伝送経路における障害発生を検出する障害検出部の一例として機能するとともに、前記検出結果を送信装置1Cに通知する障害通知部の一例として機能する。また、受信側分離部64,OPUフレーム抽出部65,TS抽出部66,選択部67,選択制御部68,復号処理部69及び振分け処理部70は、前記一実施形態に係る抽出部9の一例として機能する。
ここで、本例の送信装置1C及び受信装置2Cの動作例について、図18及び図19を用いて説明する。
まず、図18に示すように、例えば、送信装置1Cと受信装置2Cとが現用パスを用いてOTNフレームを伝送している場合において、現用パスに伝送路断などの障害が発生すると、受信装置2Cは、OTNフレームに含まれる警報転送情報に基づいて、障害発生を検知する(ステップS10)。
そして、受信装置2Cは、障害が発生したことを送信装置1Cへ通知する(ステップS20)。
送信装置1Cは、受信装置2Cから障害発生の通知を受信すると(ステップS30)、現用パスから予備パスへ経路の切り替えを行なう(ステップS40)。
一方、図19に示すように、現用パスでの障害が復旧した場合、受信装置2Cは、警報転送情報に基づいて、障害復旧を検知する(ステップS50)。
そして、受信装置2Cは、障害が復旧したことを送信装置1Cへ通知する(ステップS60)。
送信装置1Cは、受信装置2Cから障害復旧の通知を受信すると(ステップS70)、予備パスから現用パスへ経路の切り替えを行なう(ステップS80)。
以上のように、本例では、S−OPUフレームのPSI情報に、警報転送情報などの制御情報を設定することにより、障害時における伝送経路の切り替え制御を行なうことが可能となる。
また、例えば、S−ODUフレームのオーバヘッド領域に、APS/PCC(Automatic Protection Switching/Protection Communication Channel)フィールドを設けることにより、上記と同様の伝送経路の切り替え制御を実現することもできる。この場合、TS単位での動作を実現すべく、APS/PCCフィールドのマルチフレーム処理を、MSI(Multiplex Structure Identifier)と連動させてもよい。
〔5〕第4実施例
図20は第4実施例に係る伝送システムの構成の一例を示す図である。この図20に示す伝送システムは、例えば、送信装置1Dと、受信装置2Dと、伝送路3Dと、シグナリング処理装置73−1,73−2,73−3とをそなえる。なお、送信装置1Dは、送信装置1,1A,1Bと同様の機能を有し、受信装置2Dは、前記一実施形態及び各実施例における送信装置2,2A,2Bと同様の機能を有する。
本例では、多重フレームにおいてS−ODUフレームを識別するための識別情報,多重フレームにおけるS−ODUフレームの収容位置,S−ODUフレームにおけるTSの配置に関する情報などの制御情報をRFC(Request For Comments)3471,RFC3473,RFC4328などで定義されているRSVP−TE(Resource reSerVation Protocol with Traffic Extensions)などのシグナリングプロトコルを用いて、送信装置1Dと受信装置2Dとの間で送受信してもよい。
例えば、シグナリング処理装置73−1,73−2,73−3は、送信装置1D側から受信装置2D側へ「PATH」メッセージを送信する一方、受信装置2D側から送信装置1D側へ「RESV」メッセージを送信する。「PATH」メッセージ及び「RESV」メッセージには、上記の制御情報が含まれていてもよい。
これにより、送信装置1D及び受信装置2Dは、多重フレームにおいてS−ODUフレームを識別するための識別情報,多重フレームにおけるS−ODUフレームの収容位置,S−ODUフレームにおけるTSの配置に関する情報などの制御情報を共有することができる。
具体的なシグナリング方法としては、例えば、OTNシグナリングの拡張である、IETF(The Internet Engineering Task Force)のドラフト「draft-zhang-ccamp-gmpls-evolving-g709」を例にした場合、図21(A)に示すように、ODUkのラベルスペースにおいてODUjと付された領域に所定の値を割り当てることにより、S−ODUフレームを定義することができる。
ODUjと付された領域に割り当てられる値の種類を図21(B)に示す。この図21(B)に示すように、8〜15は予約値(Reserved)であるため、これらの値をS−ODUフレームの信号種別(Signal Type)を表す値として用いるようにしてもよい。
また、S−ODUフレームのペイロード領域に収容されるTSなどの、S−ODUフレーム内部のシグナリングに関しては、ドラフト「draft-ceccarellifuxh-ccamp-gmpls-ext-for-evol-otn」を例にした場合、図22(A)に示すように、Signal Typeと付された領域に所定の値を割り当てることにより、S−ODUフレームを定義することができる。
Signal Typeと付された領域に割り当てられる値の種類を図22(B)に示す。この図22(B)に示すように、4,5,20〜255は予約値(Reserved)であるため、これらの値をS−ODUフレームの信号種別(Signal Type)を表す値として用いることができる。
さらに、図23に示すように、Generalized Label(ODUkラベルスペース)を新たに定義することにより、S−ODUフレーム内部のTSの配置を定義してもよい。
なお、上述したシグナリング処理装置73−1,73−2,73−3としての各機能は、送信装置1D及び受信装置2Dが備えていてもよい。この場合、シグナリング処理装置73−1,73−2,73−3を省略することもできる。
〔6〕第5実施例
図24は第5実施例に係る伝送システムの構成の一例を示す図である。この図24に示す伝送システムは、例えば、送信装置1Eと、中継装置74と、受信装置2E−1,2E−2とをそなえる。また、送信装置1Eと中継装置74とはパス#1を介して接続されており、中継装置74と受信装置2E−1とはパス#2を介して接続されており、中継装置74と受信装置2E−2とはパス#3を介して接続されている。なお、送信装置1Eは、前記一実施形態及び各実施例における送信装置1,1A,1B,1Dと同様の機能を有し、受信装置2E−1及び2E−2は、前記一実施形態及び各実施例における送信装置2,2A,2B,2Dと同様の機能を有する。
ここで、中継装置74は、S−ODUフレームが有するTS単位で、クライアント信号のスイッチング処理を行なう。例えば、図24に示す例では、中継装置74がパス#1を介して送信装置1Eから受信したS−ODUフレーム#1からTSを抽出し、各TSをスイッチングテーブルに従って、受信装置2E−1または受信装置2E−2へ送出する。このとき、各TSは、S−ODUフレーム#2またはS−ODUフレーム#3に収容されて、パス#2またはパス#3へ送出される。なお、中継装置74は、例えば、パス#1を介して送信装置1Eから受信したS−ODUフレーム#1に含まれるTSを、複製して、パス#2及び#3に送出してもよい。
このため、中継装置74は、図25に示すように、例えば、OTUフレーム受信部75と、受信側分離部76と、OPUフレーム抽出部77と、TS抽出部78と、第1スイッチ処理部79と、第2スイッチ処理部80と、第1送信部81−1と、第2送信部81−2とをそなえる。なお、OTUフレーム受信部75,受信側分離部76,OPUフレーム抽出部77及びTS抽出部78は、それぞれ、前記第1実施例におけるOTUフレーム受信部28,受信側分離部29,OPUフレーム抽出部30及びTS抽出部31と同様の機能を有する。
即ち、OTUフレーム受信部75は、送信装置1Eにおいて生成されたフレームをパス#1を介して受信する中継受信部の一例として機能する。
また、TS抽出部78は、OTUフレーム受信部75で受信したフレームに含まれる、クライアント信号の収容位置を示す位置情報に基づいて、クライアント信号を抽出する中継抽出部の一例として機能する。
ここで、第1送信部81−1は、パス#2を介して受信装置2E−1へ、OTUフレームを送信する。このため、第1送信部81−1は、OPUフレーム生成部82と、ODUフレーム生成部83と、多重部84と、OTUフレーム生成部85と、送信部96をそなえる。なお、OPUフレーム生成部82,ODUフレーム生成部83,多重部84,OTUフレーム生成部85及び送信部96は、それぞれ、前記第1実施例におけるOPUフレーム生成部24,ODUフレーム生成部25,多重部26及びOTUフレーム生成部27と同様の機能を有する、
また、第2送信部81−2は、パス#3を介して受信装置2E−2へ、OTUフレームを送信する。このため、第2送信部81−2は、第1送信部81−1と同様の構成を有する。
第1スイッチ処理部79は、TS抽出部78によってS−ODUフレームから抽出されたクライアント信号を第1送信部81−1及び第2送信部81−2の少なくとも1つへ送出する。具体的には、例えば、第1スイッチ処理部79は、クライアント信号と当該クライアント信号の送信先との対応関係を保持するスイッチングテーブルを有する。
図26にスイッチングテーブルの一例を示す。この図26に例示するスイッチングテーブルには、例えば、パス#1から入力されるS−ODUフレーム#1に収容されたTS{a,b,c}を、S−ODUフレーム#2のTS{d,e,f}に収容し直して、パス#2から送出することが規定されている。また、パス#3から入力されるS−ODUフレーム#1に収容されたTS{x,y}を、S−ODUフレーム#1のTS{v,w}に収容し直して、パス#1から送出することなどが規定されている。
これにより、第1スイッチ処理部79は、S−ODUフレームに収容されるクライアント信号を、TS単位で、いずれかのパスへ切り替えて出力することができる。
即ち、第1スイッチ処理部79は、クライアント信号と、前記クライアント信号の送信先との対応関係を保持する宛先保持部の一例として機能する。
また、第2送信部81−2は、スイッチングテーブルに保持される対応関係に基づいて、TS抽出部78で抽出したクライアント信号を、他の受信装置2E−2へ送信する中継送信部の一例として機能する。
また、第2スイッチ処理部80は、受信側分離部76によって分離されたODUフレームからクライアント信号を抽出するとともに、抽出したクライアント信号を第1送信部81−1及び第2送信部81−2の少なくとも1つへ送出する。具体的には、例えば、第2スイッチ処理部80も、第1のスイッチ処理部79と同様に、クライアント信号と当該クライアント信号の送信先との対応関係を保持するスイッチングテーブルを有する。
これにより、第2スイッチ処理部80は、ODUフレームに収容されるクライアント信号を、TS単位で、いずれかのパスへ切り替えて出力することができる。
〔7〕第6実施例
図27は第6実施例に係る伝送システムの構成の一例を示す図である。この図27に示す伝送システムは、例えば、送信装置1Fと、監視装置86と、受信装置2Fとをそなえる。なお、送信装置1Fは、前記一実施形態及び各実施例における送信装置1,1A,1B,1D,1Eと同様の機能を有し、受信装置2Fは、前記一実施形態及び各実施例における送信装置2,2A,2B,2D,2Eと同様の機能を有する。
ここで、監視装置86は、送信装置1Fと受信装置2Fとの間に配置され、送信装置1Fと受信装置2Fとの間を伝送されるフレームについて、タンデムコネクションモニタリング(TCM)処理を行なう。即ち、送信装置1Fと監視装置86との間、または、監視装置86と受信装置2Fとの間、またはそれらの双方でTCM処理が行なわれる。
このため、監視装置86は、図28に示すように、例えば、OTUフレーム受信部87と、受信側分離部88と、ODUフレーム第1処理部89と、ODUフレーム第2処理部90と、多重部91と、OTUフレーム生成部92と、送信部97とをそなえる。なお、OTUフレーム受信部87,受信側分離部88,多重部91,OTUフレーム生成部92及び送信部97は、それぞれ、前記第1実施例におけるOTUフレーム受信部28,受信側分離部29,多重部26,OTUフレーム生成部27及び送信部93と同様の機能を有する。
ここで、ODUフレーム第1処理部89は、受信側分離部88によって分離されたS−ODUフレームについて、TCM処理を施す。
また、ODUフレーム第2処理部90は、受信側分離部88によって分離されたODUフレームについて、TCM処理を施す。
これにより、例えば、ITU−TによりG.873.1で規定されている線形プロテクションをTCMに対し実現することが可能となり、例えば、送信装置1Fと監視装置86との間で冗長系を提供することができる。
〔8〕その他
なお、上述した前記一実施形態及び各実施例における送信装置1,1A,1B,1C,1D,1E,1F、受信装置2,2A,2C,2D,2E−1,2E−2,2F、シグナリング処理装置73−1,73−2,73−3、中継装置74、監視装置86などの各構成及び各機能は、必要に応じて取捨選択してもよいし、適宜組み合わせて用いてもよい。即ち、本発明の機能を発揮できるように、上記の各構成及び各機能を取捨選択したり、適宜組み合わせて用いたりしてもよい。
〔9〕付記
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
クライアント信号が収容されるペイロード領域と、前記クライアント信号の収容位置を示す位置情報を収容するオーバヘッド領域とを有し、m(mは2以上の整数)バイト周期のマルチフレームとして処理され得るフレームを生成するフレーム生成装置の信号収容方法であって、
前記フレーム生成装置が、
前記位置情報を、m×n(nは2以上の整数)バイト周期のマルチフレームとして規定し、
前記マルチフレームとして規定された前記位置情報を用いて、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の収容位置を規定し、
該規定された前記クライアント信号の収容位置に基づいて、前記クライアント信号を前記ペイロード領域に収容する、ことを特徴とする、信号収容方法。
(付記2)
クライアント信号が収容されるペイロード領域と、前記クライアント信号の収容位置を示すPSI(Payload Structure Identifier)情報を収容するオーバヘッド領域とを有し、256バイト周期のマルチフレームとして処理され得るOPU(Optical channel Payload Unit)フレームを生成するフレーム生成装置の信号収容方法であって、
前記フレーム生成装置が、
前記PSI情報を、256×n(nは2以上の整数)バイト周期のマルチフレームとして規定し、
前記マルチフレームとして規定された前記PSI情報を用いて、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の収容位置を規定し、
該規定された前記クライアント信号の収容位置に基づいて、前記クライアント信号を前記ペイロード領域に収容する、ことを特徴とする、信号収容方法。
(付記3)
クライアント信号が収容されるペイロード領域と、前記クライアント信号の収容位置を示す位置情報を収容するオーバヘッド領域とを有し、m(mは2以上の整数)バイト周期のマルチフレームとして処理され得るフレームを生成するフレーム生成装置であって、
前記位置情報を、m×n(nは2以上の整数)バイト周期のマルチフレームとして規定する位置情報規定部と、
前記位置情報規定部により前記マルチフレームとして規定された前記位置情報を用いて、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の収容位置を規定する収容位置規定部と、
該収容位置規定部により規定された前記クライアント信号の収容位置に基づいて、前記クライアント信号を前記ペイロード領域に収容することによりフレームを生成するフレーム生成部と、をそなえる、ことを特徴とする、フレーム生成装置。
(付記4)
前記位置情報規定部が、前記m×nバイト周期のマルチフレームを、それぞれmバイト長を有するn個のサブマルチフレームにより規定し、
前記収容位置規定部が、前記n個のサブマルチフレームに、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の配置に関する配置情報を格納する、ことを特徴とする、付記3記載のフレーム生成装置。
(付記5)
クライアント信号が収容されるペイロード領域と、前記クライアント信号の収容位置を示すPSI(Payload Structure Identifier)情報を収容するオーバヘッド領域とを有し、256バイト周期のマルチフレームとして処理され得るOPU(Optical channel Payload Unit)フレームを生成するフレーム生成装置であって、
前記PSI情報を、256×n(nは2以上の整数)バイト周期のマルチフレームとして規定する位置情報規定部と、
該位置情報規定部により前記マルチフレームとして規定された前記PSI情報を用いて、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の収容位置を規定する収容位置規定部と、
該収容位置規定部により規定された前記クライアント信号の収容位置に基づいて、前記クライアント信号を前記ペイロード領域に収容することによりOPUフレームを生成するフレーム生成部と、をそなえる、ことを特徴とする、フレーム生成装置。
(付記6)
前記位置情報規定部が、前記256×nバイト周期のマルチフレームを、それぞれ256バイト長を有するn個のサブマルチフレームにより規定し、
前記収容位置規定部が、前記n個のサブマルチフレームに、TS(Tributary Slot)に関する情報を格納する、ことを特徴とする、付記5記載のフレーム生成装置。
(付記7)
前記位置情報規定部が、前記n個のサブマルチフレームに、前記ペイロード領域に収容される前記クライアント信号の種類または構成を示す情報,前記サブマルチフレームの各先頭位置を示す情報及び前記サブマルチフレームのシーケンス番号を示す情報のうち少なくとも1つを格納する、ことを特徴とする、付記4または6に記載のフレーム生成装置。
(付記8)
前記収容位置規定部が、前記n個のサブマルチフレームのうち少なくとも1つに、前記ペイロード領域に収容される前記クライアント信号についての制御情報を格納する、ことを特徴とする、付記4,6,7のいずれか1つに記載のフレーム生成装置。
(付記9)
前記フレーム生成部が、前記OPUフレームにODU(Optical channel Data Unit)オーバヘッドを付加することにより、ODUフレームを生成する、ことを特徴とする、付記5または6に記載のフレーム生成装置。
(付記10)
前記フレーム生成部が、前記ODUフレームを多重化することにより多重フレームを生成する、ことを特徴とする、付記9記載のフレーム生成装置。
(付記11)
前記フレーム生成部が、前記多重フレームのオーバヘッド領域における未定義の領域に、前記ODUフレームを識別するための識別情報を格納する、ことを特徴とする、付記10記載のフレーム生成装置。
(付記12)
前記フレーム生成部が、前記クライアント信号について保証すべき帯域に応じて、前記クライアント信号を前記ペイロード領域上の異なる領域に収容する、ことを特徴とする、付記3〜11のいずれか1つに記載のフレーム生成装置。
(付記13)
付記3〜12のいずれか1つに記載のフレーム生成装置に接続されるフレーム受信装置であって、
前記フレーム生成装置において生成されたフレームを受信する受信部と、
前記受信部で受信した前記フレームに含まれる、クライアント信号の収容位置を示す位置情報に基づいて、前記フレームから前記クライアント信号を抽出する抽出部と、をそなえる、ことを特徴とする、フレーム受信装置。
(付記14)
付記3〜12のいずれか1つに記載のフレーム生成装置と、
前記フレーム生成装置と接続される付記13記載のフレーム受信装置と、をそなえる、ことを特徴とする、伝送システム。
(付記15)
前記フレーム生成装置と前記フレーム受信装置との間に複数の伝送経路を有し、
前記フレーム受信装置が、
前記フレーム生成装置により生成されたフレームに含まれる、クライアント信号についての制御情報に基づいて、前記複数の伝送経路のうち現用伝送経路における障害発生を検出する障害検出部と、
前記障害検出部での検出結果を前記フレーム生成装置に通知する障害通知部とをそなえ、
前記フレーム生成装置が、
前記障害通知部からの通知に基づいて、他の伝送経路へ切り替える切替部をそなえる、ことを特徴とする、付記14記載の伝送システム。
(付記16)
前記フレーム生成装置と前記フレーム受信装置との間に、他のフレーム受信装置と接続されるフレーム中継装置をそなえ、
前記フレーム中継装置が、
前記フレーム生成装置において生成されたフレームを受信する中継受信部と、
前記中継受信部で受信した前記フレームに含まれる、クライアント信号の収容位置を示す位置情報に基づいて、前記フレームから前記クライアント信号を抽出する中継抽出部と、
前記クライアント信号と、前記クライアント信号の送信先との対応関係を保持する宛先保持部と、
前記宛先保持部に保持される前記対応関係に基づいて、前記中継抽出部で抽出した前記クライアント信号を、前記他のフレーム受信装置へ送信する中継送信部と、をそなえる、ことを特徴とする、付記14記載の伝送システム。
(付記17)
前記フレーム生成装置と前記フレーム受信装置との間に配置され、前記フレーム生成装置と前記フレーム受信装置との間を伝送されるフレームについて、タンデムコネクションモニタリング処理を行なう監視装置をそなえる、ことを特徴とする、付記14記載の伝送システム。
以上詳述したように、本発明によれば、クライアント信号をより柔軟かつ効率的にフレームに収容することができ、ネットワークの伝送効率を向上させることが可能であるので、光伝送技術分野に極めて有用であると考えられる。
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F 送信装置
2,2A,2C,2D,2E−1,2E−2,2F 受信装置
3,3D 伝送路
4 伝送システム
5 受信部
6 フレーム処理部
7,93,94,95,96,97 送信部
8 受信部
9 抽出部
10 送信部
11 位置情報規定部
12 収容位置規定部
13,24,44,58,82 OPUフレーム生成部
14,25,45,59,83 ODUフレーム生成部
15,26,46,60,84,91 多重部
16,27,47,61,85,92 OTUフレーム生成部
17,36,48,62−1 第1受信部
18,37,49,62−2 第2受信部
19,38,50 送信側分離部
20,39,51 帯域処理部
21,40,52 TS管理部
22,41,53 符号化処理部
23,43,57 TS生成部
28,63,75,87 OTUフレーム受信部
29,64,76,88 受信側分離部
30,65,77 OPUフレーム抽出部
31,66,78 TS抽出部
32,69 復号処理部
33,70 振分け処理部
34,56−1,71,81−1 第1送信部
35,56−2,72,81−2 第2送信部
42 マッピング処理部
54 分岐部
55 分岐制御部
67 選択部
68 選択制御部
73−1,73−2,73−3 シグナリング処理装置
74 中継装置
79 第1スイッチ処理部
80 第2スイッチ処理部
86 監視装置
89 ODUフレーム第1処理部
90 ODUフレーム第2処理部

Claims (9)

  1. クライアント信号が収容されるペイロード領域と、前記クライアント信号の収容位置を示す第1の位置情報を収容するオーバヘッド領域とを有し、m(mは2以上の整数)バイト周期のマルチフレームとして処理され得る第1のフレームを生成するフレーム生成装置の信号収容方法であって、
    前記フレーム生成装置が、
    前記第1の位置情報を、mバイト周期のサブマルチフレームをn(nは2以上の整数)個有するマルチフレームとして規定し、
    前記マルチフレームとして規定された前記第1の位置情報を用いて、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の収容位置を規定し、
    該規定された前記クライアント信号の収容位置に基づいて、前記クライアント信号を前記ペイロード領域に収容し、
    前記第1のフレームは、予め定められたサイズを有する、複数のスロット領域と、当該複数のスロット領域のそれぞれの種別を示す種別情報を含む、mバイトの第2の位置情報と、を含む第2のフレームの当該複数のスロット領域の少なくとも1つに収容され、
    前記種別情報が、スロット領域毎に、前記第1のフレームの少なくとも一部が当該スロット領域に収容されているか否かを示す、ことを特徴とする、信号収容方法。
  2. クライアント信号が収容されるペイロード領域と、前記クライアント信号の収容位置を示す第1のPSI(Payload Structure Identifier)情報を収容するオーバヘッド領域とを有し、256バイト周期のマルチフレームとして処理され得るOPU(Optical channel Payload Unit)フレームを生成するフレーム生成装置の信号収容方法であって、
    前記フレーム生成装置が、
    前記第1のPSI情報を、256バイト周期のサブマルチフレームをn(nは2以上の整数)個有するマルチフレームとして規定し、
    前記マルチフレームとして規定された前記第1のPSI情報を用いて、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の収容位置を規定し、
    該規定された前記クライアント信号の収容位置に基づいて、前記クライアント信号を前記ペイロード領域に収容し、
    前記OPUフレームは、予め定められたサイズを有する、複数のスロット領域と、当該複数のスロット領域のそれぞれの種別を示す種別情報を含む、256バイトの第2のPSI情報と、を含むODU(Optical channel Data Unit)フレームの当該複数のスロット領域の少なくとも1つに収容され、
    前記種別情報が、スロット領域毎に、前記OPUフレームの少なくとも一部が当該スロット領域に収容されているか否かを示す、ことを特徴とする、信号収容方法。
  3. クライアント信号が収容されるペイロード領域と、前記クライアント信号の収容位置を示す第1の位置情報を収容するオーバヘッド領域とを有し、m(mは2以上の整数)バイト周期のマルチフレームとして処理され得る第1のフレームを生成するフレーム生成装置であって、
    前記第1の位置情報を、mバイト周期のサブマルチフレームをn(nは2以上の整数)個有するマルチフレームとして規定する位置情報規定部と、
    前記位置情報規定部により前記マルチフレームとして規定された前記第1の位置情報を用いて、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の収容位置を規定する収容位置規定部と、
    該収容位置規定部により規定された前記クライアント信号の収容位置に基づいて、前記クライアント信号を前記ペイロード領域に収容することにより前記第1のフレームを生成するフレーム生成部と、をそなえ
    前記フレーム生成部は、予め定められたサイズを有する、複数のスロット領域と、当該複数のスロット領域のそれぞれの種別を示す種別情報を含む、mバイトの第2の位置情報と、を含む第2のフレームを、前記第1のフレームが当該複数のスロット領域の少なくとも1つに収容されるように生成し、
    前記種別情報が、スロット領域毎に、前記第1のフレームの少なくとも一部が当該スロット領域に収容されているか否かを示す、ことを特徴とする、フレーム生成装置。
  4. 記収容位置規定部が、前記n個のサブマルチフレームに、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の配置に関する配置情報を格納する、ことを特徴とする、請求項3記載のフレーム生成装置。
  5. クライアント信号が収容されるペイロード領域と、前記クライアント信号の収容位置を示す第1のPSI(Payload Structure Identifier)情報を収容するオーバヘッド領域とを有し、256バイト周期のマルチフレームとして処理され得るOPU(Optical channel Payload Unit)フレームを生成するフレーム生成装置であって、
    前記第1のPSI情報を、256バイト周期のサブマルチフレームをn(nは2以上の整数)個有するマルチフレームとして規定する位置情報規定部と、
    該位置情報規定部により前記マルチフレームとして規定された前記第1のPSI情報を用いて、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の収容位置を規定する収容位置規定部と、
    該収容位置規定部により規定された前記クライアント信号の収容位置に基づいて、前記クライアント信号を前記ペイロード領域に収容することにより前記OPUフレームを生成するフレーム生成部と、をそなえ
    前記フレーム生成部は、予め定められたサイズを有する、複数のスロット領域と、当該複数のスロット領域のそれぞれの種別を示す種別情報を含む、256バイトの第2のPSI情報と、を含むODU(Optical channel Data Unit)フレームを、前記OPUフレームが当該複数のスロット領域の少なくとも1つに収容されるように生成し、
    前記種別情報が、スロット領域毎に、前記OPUフレームの少なくとも一部が当該スロット領域に収容されているか否かを示す、ことを特徴とする、フレーム生成装置。
  6. 記収容位置規定部が、前記n個のサブマルチフレームに、TS(Tributary Slot)に関する情報を格納する、ことを特徴とする、請求項5記載のフレーム生成装置。
  7. 前記位置情報規定部が、前記n個のサブマルチフレームに、前記ペイロード領域に収容される前記クライアント信号の種類または構成を示す情報,前記サブマルチフレームの各先頭位置を示す情報及び前記サブマルチフレームのシーケンス番号を示す情報のうち少なくとも1つを格納する、ことを特徴とする、請求項4または6に記載のフレーム生成装置。
  8. 請求項3〜7のいずれか1項に記載のフレーム生成装置に接続されるフレーム受信装置であって、
    前記フレーム生成装置において生成されたフレームを受信する受信部と、
    前記受信部で受信した前記フレームに含まれる、クライアント信号の収容位置を示す位置情報に基づいて、前記フレームから前記クライアント信号を抽出する抽出部と、をそなえる、ことを特徴とする、フレーム受信装置。
  9. 請求項3〜7のいずれか1項に記載のフレーム生成装置と、
    前記フレーム生成装置と接続される請求項8記載のフレーム受信装置と、をそなえる、ことを特徴とする、伝送システム。
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