JP5472467B2 - 信号収容方法、フレーム生成装置、フレーム受信装置及び伝送システム - Google Patents
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Description
OTNでは、SDH/SONET(Synchronous Digital Hierarchy/Synchronous Optical NETwork)信号、イーサネット(登録商標)信号、TDM(Time Division Multiplexing)信号などの多様なクライアント信号を、OPU(Optical channel Payload Unit),ODU(Optical channel Data Unit),OTU(Optical channel Transport Unit)などのOTNフレームに収容して伝送することができる。
そのため、アクセス網からコア網(あるいはメトロ網)へ信号を収容する際、SDH/SONET信号,イーサネット(登録商標)信号,TDM信号など、種々の帯域(ビットレート)を有する信号を、効率的にOTNフレームに収容する技術が要求されている。
なお、下記特許文献1には、ITUにて規格化されたOTNフレームを、収容する信号種類に依存せず固定的に適用し、それに対応したITUにて規格化されたSDH/SONETフレームに信号を収容する方法が記載されている。
また、下記特許文献4には、NJOバイトにより吸収可能な周波数偏差量を超えた周波数偏差を吸収する際、OTUフレームに定義されているFSバイトに、NJOバイトの吸収許容量を超えた分の周波数偏差に相応するデータを格納する方法が記載されている。
しかしながら、このTSは、イーサネット(登録商標)の物理ポート間を伝送するクライアント信号の収容を想定して規定されている。
つまり、TSは、VLAN(Virtual Local Area Network)などのレイヤ2識別子で規定される仮想ポート間を伝送するクライアント信号の収容を想定して規定されてはいない。
例えば、1.25Gbpsよりも低い帯域を有するクライアント信号を、OTNフレームに収容、多重して伝送することは考慮されていない。
(1.1)伝送システムの構成例
図1は一実施形態に係る伝送システムの構成の一例を示す図である。この図1に示す伝送システム4は、送信装置1と、受信装置2と、伝送路3とをそなえる。
送信装置1は、クライアント端末などから受信したクライアント信号をフレームに収容して、フレームを生成する。即ち、送信装置1は、フレーム生成装置の一例として機能する。
受信部5は、クライアント端末などから入力されるクライアント信号を受信する。即ち、受信部5は、クライアント端末などの装置と送信装置1とを接続可能な入力インタフェースとしての機能を有する。
受信部5で受信したクライアント信号は、フレーム処理部6へ送出される。
フレーム処理部6は、受信部5が受信したクライアント信号について、所定のフレーム処理を行なう。例えば、フレーム処理部6は、クライアント信号をOPUフレームに収容し、ODUフレームへ収容あるいは多重することにより、OTUフレームを生成する。
フレーム処理部6によって生成されたOTNフレームは送信部7へ送出される。なお、フレーム処理部6の構成例及び動作例については(1.4)で詳述する。
ここで、伝送路3は、送信装置1と受信装置2との間に配置され、送信装置1から送信されたOTNフレームを受信装置2へ伝送する伝送媒体である。伝送路3には、例えば、光ファイバなどのほか、自由空間などの無線伝送路が含まれてもよい。
抽出部9は、受信部8が受信したOTNフレームからクライアント信号を抽出する。抽出部9によって抽出されたクライアント信号は送信部10へ送出される。なお、抽出部9の動作例については(1.5)で述べる。
(1.2)OTNフレームの構成例
ここで、OTNフレームの構成例について、図2を用いて説明する。図2は、OTNフレームの1つであるOTUフレームの構成の一例を示した図である。
OTNフレームのオーバヘッド領域には、送信装置1や受信装置2などの伝送装置間の接続及び信号品質の管理などに用いられる各種の情報が格納される。
ここで、OTUフレームの第1行目且つ第7列目、即ちフレーム同期用バイトの最終位置には、マルチフレーム処理のために用いられるMFAS(MultiFrame Alignment Signal)が収容されている。
MFASが、例えば、m(mは2以上の整数)までカウントできる場合、m個のフレームを1単位とするマルチフレームを構成することができる。即ち、OTNフレームは、mバイト周期のマルチフレームとして処理され得るフレームである。
また、誤り訂正用ビット領域には、OTUフレームの伝送中に発生する誤りを訂正するための誤り訂正用ビットが収容される。誤り訂正用ビットには、例えば、パリティビットやハミング符号などが含まれてもよい。なお、送信データに誤り訂正用ビットを前もって付加することにより誤り訂正を行なう方法をFEC(Forward Error Correction)と称する。
さらに、OPUフレームには、1.239Gbps帯のクライアント信号を収容するOPU0及びOPUflex,2.488Gbps帯のクライアント信号を収容するOPU1,9.995Gbps帯のクライアント信号を収容するOPU2,40.150Gbps帯のクライアント信号を収容するOPU3,104.356Gbps帯のクライアント信号を収容するOPU4が規定されている。
さらに、上述した各フレームについて、ITU−Tは、複数のフレーム多重方法及びマッピング方法を規定している。
OTNフレームの多重及びマッピング方法の一例を、図3(A)〜図3(C)に示す。
そして、OPU1フレームにフレーム同期用バイト及びODU1オーバヘッドが付加されて、ODU1フレームが生成される。このODU1フレームは、他のODUフレームが多重されていないので、低次の(LO:lower-order)ODUフレームとも称される。
さらに、OPU2フレームにフレーム同期用バイト及びODU2オーバヘッドが付加されて、ODU2フレームが生成される。このとき、図3(B)に示すOPU2フレームは、他のOPUフレームが多重されているので、高次の(HO:Higher-order)OPUフレームとも称される。同様に、図3(B)に示すODU2フレームは、他のODUフレームが多重されているので、高次の(HO)ODUフレームとも称される。
ここで、図3(C)に示すように、クライアント信号は、ペイロード領域内のTS(Tributary Slot)に収容される。
例えば、4種類のTS(TS1〜TS4)が用いられる場合、各TSに割り当てられる帯域は、OPU2フレームのペイロード領域に収容可能な帯域である約10Gbpsを4等分した約2.5Gbpsとなる。
このように、OTNフレームでは、ギガビットイーサネット(登録商標)信号を収容することが前提となっているため、1.25Gbps以上の帯域を有するTSが規定されるに留まっている。
(1.3)クライアント信号の収容方法
クライアント信号をフレーム収容して伝送する方法の一例として、クライアント信号をGFP−F(Frame-mapped Generic Framing Procedure)にマッピングし、さらに、GFP−FをOTNフレームに収容して伝送する方法が考えられる。
また、OTNフレームにおいてチャネル数を規定するChannel IDは、オプションとして用いられているに過ぎないので、そもそもOTNフレームにおいてチャネルを利用できない場合がある。
また、VLANなどのレイヤ2識別子により規定される仮想ポート間を伝送する信号は、OPUフレームへランダムに収容されるので、仮想ポート毎の信号識別を行なうことができない。このため、各仮想ポートに定義されるCIR(Committed Information Rate),EIR(Excess Information Rate)などの帯域保障処理を適用することができないほか、仮想ポート毎の警報情報の転送などを行なうことができない。
そこで、本例では、例えば以下の方法を用いることにより、クライアント信号を柔軟かつ効率的にフレームに収容する。また、警報転送などの制御情報の送受信や、帯域保障処理などを可能とする。
(1.4)フレーム処理部6の構成及び動作例
本例のフレーム処理部6は、例えば1.25Gbpsよりも低い帯域を有するクライアント信号を、柔軟かつ効率的にフレームに収容する。
位置情報規定部11は、フレームのペイロード領域におけるクライアント信号の収容位置を示す位置情報を規定する。例えば、位置情報規定部11は、mバイト周期のマルチフレームとして処理され得るフレームのオーバヘッド領域に収容される位置情報を、m×n(nは2以上の整数)バイトを1単位(つまり、m×nバイト周期)とするマルチフレームとして規定する。なお、nが1の場合は、ITU−Tにおいて規定されている標準規格に相当する。
本例では、位置情報規定部11が、m×n個のフレームを1マルチフレームとして規定することにより、PSI情報を、m×nバイトを1単位として伝送する。
なお、OTNフレームでは、m=256であることが多い。このため、以下では、m=256を例にして本例を説明する。
図6は、256×nバイト周期のマルチフレームとして構成されたPSI情報の構成例を示す図である。この図6に示すように、本例のPSI情報は、合計{256(n−1)+255}個のフレームからなる、{256(n−1)+255}バイトのマルチフレーム構成を有する。さらに、当該マルチフレームは、各256バイトのサブマルチフレームをn個有する。
ここで図4に戻り、収容位置規定部12は、位置情報規定部11により256×nバイトのマルチフレームとして規定されたPSI情報を用いて、ペイロード領域におけるクライアント信号の収容位置を規定する。
TS情報は、図6に示すように、例えば、各サブマルチフレームの3バイト目〜256バイト目{PSI[2]〜PSI[255],PSI[258]〜PSI[511],・・・,PSI[256(n−1)+2]〜PSI[256(n−1)+255]}に格納される。
また、本例のPSI情報は、クライアント信号についての制御情報を含むことができるので、警報転送や帯域保証処理などのサービスをクライアント信号毎に提供することが可能となる。
再び図4に戻り、OPUフレーム生成部13は、収容位置規定部12により規定されたクライアント信号の収容位置に基づいて、受信部8からのクライアント信号をOPUフレームのペイロード領域に収容する。
さらに、OPUフレーム生成部13は、後述する多重部15により生成された多重フレームをOPUフレームのペイロード領域に収容することにより高次の(HO)OPUフレームを生成することもできる。なお、上記m×nバイトのマルチフレームとして規定されたPSI情報を有するOPUフレームを複数含む高次の(HO)OPUフレームについても、S−OPUフレームと称することがある。
具体的には例えば、クライアント装置側からVLAN単位でトラフィックを抽出し、サービス要件などに従った所定の帯域制限を行なう。また、IFG(Inter Frame Gap)及びアイドル信号を含ませて、8B/10B変換などの符号化を施し、各TSに収容するようにしてもよい。
また、OPUフレーム生成部13は、クライアント信号の帯域が所定の帯域(例えば1.25Gbps)以上かどうかを判定し、当該判定結果に基づいて、異なる種類のOPUフレームを生成するようにしてもよい。
OPUフレーム生成部13により生成されたS−OPUフレームは、ODUフレーム生成部14へ送出される。
また、ODUフレーム生成部14は、OPUフレーム生成部13により生成された通常のOPUフレームに所定のODUオーバヘッドを付加することにより、通常のODUフレームを生成することもできる。
多重部15は、ODUフレーム生成部14により生成されたS−ODUフレームあるいはODUフレームを多重することにより、多重フレームを生成する。多重フレームのオーバヘッド領域における未定義の領域には、S−ODUフレームを識別するための識別情報が格納されてもよい。
まず、図7(A)に示すように、m×nバイト周期のマルチフレーム構成をなすPSI情報が収容されるS−OPU1オーバヘッドと、TS1〜TSnが格納されるペイロード領域とを有するS−OPU1フレームに、フレーム同期用バイト及びODU1オーバヘッドが付加されて、S−ODU1フレームが生成される。S−ODU1フレームのペイロード領域に格納されるTS1〜TSnには、例えば、1.25Gbpsよりも低い帯域を有するクライアント信号がそれぞれ収容される。
さらに、上記OPU2フレームに、フレーム同期用バイト及びODU2オーバヘッドが付加されて、ODU2フレームが生成される。
このように、本例では、ペイロード領域におけるTS数を拡大することができるので、クライアント信号を柔軟かつ効率的にフレームに収容することが可能である。
例えば、n種類のTS(TS1〜TSn)が用いられる場合、各TSに割り当てられる帯域は、OPU2フレームのペイロード領域に収容可能な帯域である約10Gbpsをn等分した帯域となる。n=100であれば、1つのTSに割り当てることができる帯域は、約100Mbpsとなる。
また、受信側が、OTNフレームに収容されるS−ODUフレームを抽出できるようにするため、高次のODUフレームやOTUフレームのオーバヘッド領域に、S−ODUフレームの収容位置を識別するための識別情報を収容してもよい。
ここで、図8(B)に示すように、ODTU type情報は、ODTU12である場合に「00」が設定され、ODTU2.tsである場合に「10」が設定される。また、「01」は予約領域(Reserved)であり、「11」は未定義(Unallocated)である。
また、図8(B)に示すように、トリビュタリポート情報の1〜3ビット目(つまり、PSI情報の3〜5ビット目)はいずれも0となっている。
なお、ODTU type情報の未定義領域と、トリビュタリポート情報の未定義領域とを組み合わせて使用してもよい。
ここで、図9(B)に示すように、ODTU type情報は、ODTU13である場合に「00」が設定され、ODTU23である場合に「01」が設定され、ODTU3.tsである場合に「10」が設定される。また、「11」は未定義(Unallocated)である。
また、図9(B)に示すように、トリビュタリポート情報の1ビット目(つまり、PSI情報の3ビット目)は0となっている。
なお、ODTU type情報の未定義領域と、トリビュタリポート情報の未定義領域とを組み合わせて使用してもよい。また、図8(A),図8(B),図9(A)及び図9(B)は、PT=21の場合のPSI情報の構成例を示すものであるが、他のPTであっても同様に、PSI情報の未定義領域などを用いてS−ODUフレームの識別情報とすることができる。
OMFIは、図10(A)に示すように、1ビット目が0に固定されており、2〜8ビット目がインクリメントされていく。そこで、OMFIの1ビット目を1にすることで、受信装置2にS−ODUフレームの存在を認識させることができる。
OTUフレーム生成部16は、ODUフレーム生成部14により生成されたODUフレームまたは多重部15により生成された多重フレームに、所定のOTUオーバヘッドを付加することによりOTUフレームを生成する。OTUフレーム生成部16により生成されたOTUフレームは、送信部7へ送出される。
これにより、ペイロード領域におけるTS数を増やすことができるので、TSに収容可能な帯域を、より詳細に(例えば、1.25Gbpsよりも細かく)規定することができる。
また、クライアント信号についての制御情報を規定することができるので、警報転送や帯域保証処理などのサービスをクライアント信号毎に提供することが可能となる。
即ち、本例では、VLANインスタンスをTS単位で管理することで、クライアント信号の警報転送などをTS単位で行なうことができるので、警報転送処理におけるハードウェア処理負荷を軽減することが可能になる。
一方、受信装置2では、抽出部9が、受信部8で受信したフレームに含まれる、クライアント信号の収容位置を示す位置情報に基づいて、フレームからクライアント信号を抽出する。
例えば、抽出部9は、OTUフレームまたはODUフレームのオーバヘッド領域に含まれる上記識別情報に基づいて、S−ODUフレームを識別する。そして、S−ODUフレームのオーバヘッド領域に含まれる、m×nバイト周期のマルチフレーム構成で規定されたPSI情報に基づいて、S−ODUフレームのペイロード領域に収容されるTSからクライアント信号を抽出する。
〔2〕第1実施例
ここで、第1実施例に係る送信装置1Aの構成例を図11に示す。この図11に示すように、送信装置1Aは、例示的に、第1受信部17と、第2受信部18と、送信側分離部19と、帯域処理部20と、TS管理部21と、符号化処理部22と、TS生成部23とをそなえる。また、送信装置1Aは、例示的に、OPUフレーム生成部24と、ODUフレーム生成部25と、多重部26と、OTUフレーム生成部27と、送信部93とをそなえる。
第2受信部18は、送信装置1Aに入力されるトラフィックを受信する。第2受信部18で受信されるトラフィックは、例えば、光伝送路を介して入力されるOch(Optical channel)やOTUフレームなどのトラフィックを含む。即ち、第2受信部18は、OTNフレームを受信可能なOTNポートとしての機能を有する。また、第2受信部18は、実際に複数の受信ポートをそなえて構成されてもよい。
即ち、第1受信部17及び第2受信部18は、前記一実施形態に係る受信部5の一例として機能する。
帯域処理部20は、送信側分離部19で分離したトラフィックに所定の帯域処理を施す。例えば、帯域処理部20は、TS管理部21で決定されるTS数(n個)に応じた帯域で、トラフィックを帯域制限することができる。例えば、各TSに割り当てられる帯域に基づき、トラフィックの帯域を制限してもよい。また、各TSに割り当てられる帯域に基づき、CIRやEIRを決定するようにしてもよい。
TS管理部21は、OPUフレームのPSI情報をm×nバイトのマルチフレームとして規定し、当該PSI情報を用いて、ペイロード領域におけるクライアント信号の収容位置を規定する。即ち、TS管理部21は、前述の位置情報規定部11及び収容位置規定部12の一例として機能する。
図13に例示する第1のTS管理テーブルは、トラフィックのサービス定義に関する情報と、サービス帯域の総和に関する情報と、TS割り当てに関する情報とを対応付けて保持している。
同様に、VLAN IDがYであり、ポートBで受信したトラフィックが、総和としてQMbpsのサービス帯域を有する場合、当該トラフィックを多重フレームのTS#b,TS#d,・・・に割り当て、また、ポートC及びDで受信したトラフィックが、総和として2Mbpsのサービス帯域を有する場合、当該トラフィックを多重フレームのTS#j,TS#k,・・・に割り当てることが設定されている。このように、複数の受信ポートで受信したトラフィックについては、各受信ポートで受信したトラフィックを多重してTSへ割り当ててもよい。
符号化処理部22は、帯域処理部20からのトラフィックについて、例えば、8B/10B変換などの所定の符号化処理を実施する。なお、前記所定の符号化処理には、例えば、IFGやアイドル信号などの挿入が含まれていてもよい。符号化処理部22により所定の符号化処理を施されたトラフィックは、TS生成部23へ送出される。
OPUフレーム生成部24は、TS生成部23により生成されたTSにトラフィックを収容するとともに、TSをペイロード領域に収容し、さらに、当該ペイロードにOPUオーバヘッドを付加することにより、S−OPUフレームを生成する。OPUフレーム生成部24によって生成されたS−OPUフレームは、ODUフレーム生成部25へ送出される。
多重部26は、ODUフレーム生成部25から入力されるS−ODUフレームと、第2受信部18から入力されるODUフレームとを多重することにより、多重フレームを生成する。
OTUフレーム生成部27は、多重部26で生成した多重フレームに、OTUオーバヘッド及び誤り訂正符号を付加することにより、OTUフレームを生成する。
また、送信部93は、OTUフレーム生成部27により生成されたOTUフレームを、光伝送路を介して受信装置2Aへ送信する。
次に、第1実施例に係る受信装置2Aの構成の一例を図12に示す。この図12に示すように、受信装置2Aは、例示的に、OTUフレーム受信部28と、受信側分離部29と、OPUフレーム抽出部30と、TS抽出部31と、復号処理部32と、振分け処理部33と、第1送信部34と、第2送信部35とをそなえる。
即ち、OTUフレーム受信部28は、前記一実施形態に係る受信部8の一例として機能する。
TS抽出部31は、OPUフレーム抽出部30で抽出したS−OPUフレームのペイロード領域に格納されるTSからクライアント信号を抽出する。例えば、TS抽出部31は、S−OPUフレームのオーバヘッド領域に含まれる、m×nバイト周期のマルチフレーム構成で規定されたPSI情報に基づき、S−OPUフレームのペイロード領域からクライアント信号を抽出することができる。TS抽出部31によって抽出されたクライアント信号は、復号処理部32へ送出される。
即ち、受信側分離部29,OPUフレーム抽出部30,TS抽出部31,復号処理部32及び振分け処理部33は、前記一実施形態に係る抽出部9の一例として機能する。
また、第2送信部35は、分離部29から入力されるODUフレームに所定の送信処理を施す。第2送信部35による所定の送信処理により、クライアント信号がクライアント端末へ送信されたり、OTUフレームが光伝送路へ送信されたりする。即ち、第2送信部35によって施される所定の送信処理には、クライアント信号の抽出処理のほか、OTUフレーム生成処理などが含まれる。なお、第2送信部35は、送信先のクライアント装置や光伝送路に対応する少なくとも1つの送信ポートを有していてもよい。
以上のように、本例によれば、上記実施形態により得られる効果に加え、保証すべき帯域に応じて、クライアント信号をペイロード領域上の異なる領域に収容して伝送することができるので、より柔軟なフレーム収容を実現することが可能となる。
次に、第2実施例に係る送信装置1Bの構成の一例を図15に示す。この図15に示すように、送信装置1Bは、例示的に、第1受信部36と、第2受信部37と、送信側分離部38と、帯域処理部39と、TS管理部40と、符号化処理部41と、マッピング処理部42とをそなえる。また、送信装置1Bは、例示的に、TS生成部43と、OPUフレーム生成部44と、ODUフレーム生成部45と、多重部46と、OTUフレーム生成部47と、送信部94とをそなえる。
ここで、本例の帯域処理部39は、送信側分離部38で分離したトラフィック毎に所定の帯域処理を施す。例えば、CIR以下の帯域を有するクライアント信号は、符号化処理部41へ送出されTSへ収容される一方、EIR以上の帯域を有するクライアント信号は、マッピング処理部42へ送出され専用のTSへ収容される。
マッピング処理部42は、帯域処理部39から入力されるクライアント信号を専用のTSへマッピングする。また、CIRが増加した場合、専用のTSへマッピングしていたクライアント信号を、CIRの増加により生じた空きのTSへ、マッピングし直してもよい。
これにより、本例では、品質、即ちサービス帯域を維持したまま多重することが可能になる。
また、本例のように、例えば、送信装置1Cと受信装置2Cとの間に複数の伝送経路を有することにより、冗長性をもたせることもできる。
図16に、第3実施例に係る送信装置1Cの構成の一例を示す。この図16に示すように、送信装置1Cは、例示的に、第1受信部48と、第2受信部49と、送信側分離部50と、帯域処理部51と、TS管理部52と、符号化処理部53と、分岐部54と、分岐制御部55と、第1送信部56−1と、第2送信部56−2とをそなえる。
即ち、第1受信部48及び第2受信部49は、前記一実施形態に係る受信部5の一例として機能する。
即ち、送信部95は、前記一実施形態に係る受信部7の一例として機能する。
分岐部54は、符号化処理部53から入力されるトラフィックを、第1送信部56−1のTS生成部57及び第2送信部56−2のTS生成部57の少なくとも1つへ送出する。
なお、復号処理部69,振分け処理部70,第1送信部71及び第2送信部72は、それぞれ、前記第1実施例における復号処理部32,振分け処理部33,第1送信部34及び第2送信部35と同様の機能を有する。
ここで、第1受信部62−1は、現用パスを介して送信装置1CからOTUフレームを受信する。このため、第1受信部62−1は、OTUフレーム受信部64と、受信側分離部65と、OPUフレーム抽出部66と、TS抽出部67とをそなえる。なお、OTUフレーム受信部64,受信側分離部65,OPUフレーム抽出部66及びTS抽出部67は、それぞれ、前記第1実施例におけるOTUフレーム受信部28,分離部29,OPUフレーム抽出部30及びTS抽出部31と同様の機能を有する、
第2受信部62−2は、予備パスを介して送信装置1CからOTUフレームを受信する。このため、第2受信部62−2は、第1受信部62−1と同様の構成を有する。なお、予備パスは複数あってもよい。
選択部67は、第1受信部62−1及び第2受信部62−2の少なくとも1つを選択して、OTUフレームから抽出したクライアント信号を受信する。
選択制御部68は、選択部67での受信動作を制御する。例えば、選択制御部68は、OTNフレームに含まれる警報転送情報などの制御情報に基づいて、送信装置1Cと受信装置2Cとの間に存在する複数のパスのうち現用パスにおける障害発生を検出する。また、選択制御部68は、当該検出結果を送信装置1Cに通知する。
まず、図18に示すように、例えば、送信装置1Cと受信装置2Cとが現用パスを用いてOTNフレームを伝送している場合において、現用パスに伝送路断などの障害が発生すると、受信装置2Cは、OTNフレームに含まれる警報転送情報に基づいて、障害発生を検知する(ステップS10)。
送信装置1Cは、受信装置2Cから障害発生の通知を受信すると(ステップS30)、現用パスから予備パスへ経路の切り替えを行なう(ステップS40)。
一方、図19に示すように、現用パスでの障害が復旧した場合、受信装置2Cは、警報転送情報に基づいて、障害復旧を検知する(ステップS50)。
送信装置1Cは、受信装置2Cから障害復旧の通知を受信すると(ステップS70)、予備パスから現用パスへ経路の切り替えを行なう(ステップS80)。
以上のように、本例では、S−OPUフレームのPSI情報に、警報転送情報などの制御情報を設定することにより、障害時における伝送経路の切り替え制御を行なうことが可能となる。
図20は第4実施例に係る伝送システムの構成の一例を示す図である。この図20に示す伝送システムは、例えば、送信装置1Dと、受信装置2Dと、伝送路3Dと、シグナリング処理装置73−1,73−2,73−3とをそなえる。なお、送信装置1Dは、送信装置1,1A,1Bと同様の機能を有し、受信装置2Dは、前記一実施形態及び各実施例における送信装置2,2A,2Bと同様の機能を有する。
これにより、送信装置1D及び受信装置2Dは、多重フレームにおいてS−ODUフレームを識別するための識別情報,多重フレームにおけるS−ODUフレームの収容位置,S−ODUフレームにおけるTSの配置に関する情報などの制御情報を共有することができる。
また、S−ODUフレームのペイロード領域に収容されるTSなどの、S−ODUフレーム内部のシグナリングに関しては、ドラフト「draft-ceccarellifuxh-ccamp-gmpls-ext-for-evol-otn」を例にした場合、図22(A)に示すように、Signal Typeと付された領域に所定の値を割り当てることにより、S−ODUフレームを定義することができる。
さらに、図23に示すように、Generalized Label(ODUkラベルスペース)を新たに定義することにより、S−ODUフレーム内部のTSの配置を定義してもよい。
〔6〕第5実施例
図24は第5実施例に係る伝送システムの構成の一例を示す図である。この図24に示す伝送システムは、例えば、送信装置1Eと、中継装置74と、受信装置2E−1,2E−2とをそなえる。また、送信装置1Eと中継装置74とはパス#1を介して接続されており、中継装置74と受信装置2E−1とはパス#2を介して接続されており、中継装置74と受信装置2E−2とはパス#3を介して接続されている。なお、送信装置1Eは、前記一実施形態及び各実施例における送信装置1,1A,1B,1Dと同様の機能を有し、受信装置2E−1及び2E−2は、前記一実施形態及び各実施例における送信装置2,2A,2B,2Dと同様の機能を有する。
また、TS抽出部78は、OTUフレーム受信部75で受信したフレームに含まれる、クライアント信号の収容位置を示す位置情報に基づいて、クライアント信号を抽出する中継抽出部の一例として機能する。
また、第2送信部81−2は、パス#3を介して受信装置2E−2へ、OTUフレームを送信する。このため、第2送信部81−2は、第1送信部81−1と同様の構成を有する。
図26にスイッチングテーブルの一例を示す。この図26に例示するスイッチングテーブルには、例えば、パス#1から入力されるS−ODUフレーム#1に収容されたTS{a,b,c}を、S−ODUフレーム#2のTS{d,e,f}に収容し直して、パス#2から送出することが規定されている。また、パス#3から入力されるS−ODUフレーム#1に収容されたTS{x,y}を、S−ODUフレーム#1のTS{v,w}に収容し直して、パス#1から送出することなどが規定されている。
即ち、第1スイッチ処理部79は、クライアント信号と、前記クライアント信号の送信先との対応関係を保持する宛先保持部の一例として機能する。
また、第2送信部81−2は、スイッチングテーブルに保持される対応関係に基づいて、TS抽出部78で抽出したクライアント信号を、他の受信装置2E−2へ送信する中継送信部の一例として機能する。
〔7〕第6実施例
図27は第6実施例に係る伝送システムの構成の一例を示す図である。この図27に示す伝送システムは、例えば、送信装置1Fと、監視装置86と、受信装置2Fとをそなえる。なお、送信装置1Fは、前記一実施形態及び各実施例における送信装置1,1A,1B,1D,1Eと同様の機能を有し、受信装置2Fは、前記一実施形態及び各実施例における送信装置2,2A,2B,2D,2Eと同様の機能を有する。
このため、監視装置86は、図28に示すように、例えば、OTUフレーム受信部87と、受信側分離部88と、ODUフレーム第1処理部89と、ODUフレーム第2処理部90と、多重部91と、OTUフレーム生成部92と、送信部97とをそなえる。なお、OTUフレーム受信部87,受信側分離部88,多重部91,OTUフレーム生成部92及び送信部97は、それぞれ、前記第1実施例におけるOTUフレーム受信部28,受信側分離部29,多重部26,OTUフレーム生成部27及び送信部93と同様の機能を有する。
また、ODUフレーム第2処理部90は、受信側分離部88によって分離されたODUフレームについて、TCM処理を施す。
これにより、例えば、ITU−TによりG.873.1で規定されている線形プロテクションをTCMに対し実現することが可能となり、例えば、送信装置1Fと監視装置86との間で冗長系を提供することができる。
なお、上述した前記一実施形態及び各実施例における送信装置1,1A,1B,1C,1D,1E,1F、受信装置2,2A,2C,2D,2E−1,2E−2,2F、シグナリング処理装置73−1,73−2,73−3、中継装置74、監視装置86などの各構成及び各機能は、必要に応じて取捨選択してもよいし、適宜組み合わせて用いてもよい。即ち、本発明の機能を発揮できるように、上記の各構成及び各機能を取捨選択したり、適宜組み合わせて用いたりしてもよい。
〔9〕付記
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
クライアント信号が収容されるペイロード領域と、前記クライアント信号の収容位置を示す位置情報を収容するオーバヘッド領域とを有し、m(mは2以上の整数)バイト周期のマルチフレームとして処理され得るフレームを生成するフレーム生成装置の信号収容方法であって、
前記フレーム生成装置が、
前記位置情報を、m×n(nは2以上の整数)バイト周期のマルチフレームとして規定し、
前記マルチフレームとして規定された前記位置情報を用いて、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の収容位置を規定し、
該規定された前記クライアント信号の収容位置に基づいて、前記クライアント信号を前記ペイロード領域に収容する、ことを特徴とする、信号収容方法。
(付記2)
クライアント信号が収容されるペイロード領域と、前記クライアント信号の収容位置を示すPSI(Payload Structure Identifier)情報を収容するオーバヘッド領域とを有し、256バイト周期のマルチフレームとして処理され得るOPU(Optical channel Payload Unit)フレームを生成するフレーム生成装置の信号収容方法であって、
前記フレーム生成装置が、
前記PSI情報を、256×n(nは2以上の整数)バイト周期のマルチフレームとして規定し、
前記マルチフレームとして規定された前記PSI情報を用いて、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の収容位置を規定し、
該規定された前記クライアント信号の収容位置に基づいて、前記クライアント信号を前記ペイロード領域に収容する、ことを特徴とする、信号収容方法。
(付記3)
クライアント信号が収容されるペイロード領域と、前記クライアント信号の収容位置を示す位置情報を収容するオーバヘッド領域とを有し、m(mは2以上の整数)バイト周期のマルチフレームとして処理され得るフレームを生成するフレーム生成装置であって、
前記位置情報を、m×n(nは2以上の整数)バイト周期のマルチフレームとして規定する位置情報規定部と、
前記位置情報規定部により前記マルチフレームとして規定された前記位置情報を用いて、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の収容位置を規定する収容位置規定部と、
該収容位置規定部により規定された前記クライアント信号の収容位置に基づいて、前記クライアント信号を前記ペイロード領域に収容することによりフレームを生成するフレーム生成部と、をそなえる、ことを特徴とする、フレーム生成装置。
(付記4)
前記位置情報規定部が、前記m×nバイト周期のマルチフレームを、それぞれmバイト長を有するn個のサブマルチフレームにより規定し、
前記収容位置規定部が、前記n個のサブマルチフレームに、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の配置に関する配置情報を格納する、ことを特徴とする、付記3記載のフレーム生成装置。
(付記5)
クライアント信号が収容されるペイロード領域と、前記クライアント信号の収容位置を示すPSI(Payload Structure Identifier)情報を収容するオーバヘッド領域とを有し、256バイト周期のマルチフレームとして処理され得るOPU(Optical channel Payload Unit)フレームを生成するフレーム生成装置であって、
前記PSI情報を、256×n(nは2以上の整数)バイト周期のマルチフレームとして規定する位置情報規定部と、
該位置情報規定部により前記マルチフレームとして規定された前記PSI情報を用いて、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の収容位置を規定する収容位置規定部と、
該収容位置規定部により規定された前記クライアント信号の収容位置に基づいて、前記クライアント信号を前記ペイロード領域に収容することによりOPUフレームを生成するフレーム生成部と、をそなえる、ことを特徴とする、フレーム生成装置。
(付記6)
前記位置情報規定部が、前記256×nバイト周期のマルチフレームを、それぞれ256バイト長を有するn個のサブマルチフレームにより規定し、
前記収容位置規定部が、前記n個のサブマルチフレームに、TS(Tributary Slot)に関する情報を格納する、ことを特徴とする、付記5記載のフレーム生成装置。
(付記7)
前記位置情報規定部が、前記n個のサブマルチフレームに、前記ペイロード領域に収容される前記クライアント信号の種類または構成を示す情報,前記サブマルチフレームの各先頭位置を示す情報及び前記サブマルチフレームのシーケンス番号を示す情報のうち少なくとも1つを格納する、ことを特徴とする、付記4または6に記載のフレーム生成装置。
(付記8)
前記収容位置規定部が、前記n個のサブマルチフレームのうち少なくとも1つに、前記ペイロード領域に収容される前記クライアント信号についての制御情報を格納する、ことを特徴とする、付記4,6,7のいずれか1つに記載のフレーム生成装置。
(付記9)
前記フレーム生成部が、前記OPUフレームにODU(Optical channel Data Unit)オーバヘッドを付加することにより、ODUフレームを生成する、ことを特徴とする、付記5または6に記載のフレーム生成装置。
(付記10)
前記フレーム生成部が、前記ODUフレームを多重化することにより多重フレームを生成する、ことを特徴とする、付記9記載のフレーム生成装置。
(付記11)
前記フレーム生成部が、前記多重フレームのオーバヘッド領域における未定義の領域に、前記ODUフレームを識別するための識別情報を格納する、ことを特徴とする、付記10記載のフレーム生成装置。
(付記12)
前記フレーム生成部が、前記クライアント信号について保証すべき帯域に応じて、前記クライアント信号を前記ペイロード領域上の異なる領域に収容する、ことを特徴とする、付記3〜11のいずれか1つに記載のフレーム生成装置。
(付記13)
付記3〜12のいずれか1つに記載のフレーム生成装置に接続されるフレーム受信装置であって、
前記フレーム生成装置において生成されたフレームを受信する受信部と、
前記受信部で受信した前記フレームに含まれる、クライアント信号の収容位置を示す位置情報に基づいて、前記フレームから前記クライアント信号を抽出する抽出部と、をそなえる、ことを特徴とする、フレーム受信装置。
(付記14)
付記3〜12のいずれか1つに記載のフレーム生成装置と、
前記フレーム生成装置と接続される付記13記載のフレーム受信装置と、をそなえる、ことを特徴とする、伝送システム。
(付記15)
前記フレーム生成装置と前記フレーム受信装置との間に複数の伝送経路を有し、
前記フレーム受信装置が、
前記フレーム生成装置により生成されたフレームに含まれる、クライアント信号についての制御情報に基づいて、前記複数の伝送経路のうち現用伝送経路における障害発生を検出する障害検出部と、
前記障害検出部での検出結果を前記フレーム生成装置に通知する障害通知部とをそなえ、
前記フレーム生成装置が、
前記障害通知部からの通知に基づいて、他の伝送経路へ切り替える切替部をそなえる、ことを特徴とする、付記14記載の伝送システム。
(付記16)
前記フレーム生成装置と前記フレーム受信装置との間に、他のフレーム受信装置と接続されるフレーム中継装置をそなえ、
前記フレーム中継装置が、
前記フレーム生成装置において生成されたフレームを受信する中継受信部と、
前記中継受信部で受信した前記フレームに含まれる、クライアント信号の収容位置を示す位置情報に基づいて、前記フレームから前記クライアント信号を抽出する中継抽出部と、
前記クライアント信号と、前記クライアント信号の送信先との対応関係を保持する宛先保持部と、
前記宛先保持部に保持される前記対応関係に基づいて、前記中継抽出部で抽出した前記クライアント信号を、前記他のフレーム受信装置へ送信する中継送信部と、をそなえる、ことを特徴とする、付記14記載の伝送システム。
(付記17)
前記フレーム生成装置と前記フレーム受信装置との間に配置され、前記フレーム生成装置と前記フレーム受信装置との間を伝送されるフレームについて、タンデムコネクションモニタリング処理を行なう監視装置をそなえる、ことを特徴とする、付記14記載の伝送システム。
2,2A,2C,2D,2E−1,2E−2,2F 受信装置
3,3D 伝送路
4 伝送システム
5 受信部
6 フレーム処理部
7,93,94,95,96,97 送信部
8 受信部
9 抽出部
10 送信部
11 位置情報規定部
12 収容位置規定部
13,24,44,58,82 OPUフレーム生成部
14,25,45,59,83 ODUフレーム生成部
15,26,46,60,84,91 多重部
16,27,47,61,85,92 OTUフレーム生成部
17,36,48,62−1 第1受信部
18,37,49,62−2 第2受信部
19,38,50 送信側分離部
20,39,51 帯域処理部
21,40,52 TS管理部
22,41,53 符号化処理部
23,43,57 TS生成部
28,63,75,87 OTUフレーム受信部
29,64,76,88 受信側分離部
30,65,77 OPUフレーム抽出部
31,66,78 TS抽出部
32,69 復号処理部
33,70 振分け処理部
34,56−1,71,81−1 第1送信部
35,56−2,72,81−2 第2送信部
42 マッピング処理部
54 分岐部
55 分岐制御部
67 選択部
68 選択制御部
73−1,73−2,73−3 シグナリング処理装置
74 中継装置
79 第1スイッチ処理部
80 第2スイッチ処理部
86 監視装置
89 ODUフレーム第1処理部
90 ODUフレーム第2処理部
Claims (9)
- クライアント信号が収容されるペイロード領域と、前記クライアント信号の収容位置を示す第1の位置情報を収容するオーバヘッド領域とを有し、m(mは2以上の整数)バイト周期のマルチフレームとして処理され得る第1のフレームを生成するフレーム生成装置の信号収容方法であって、
前記フレーム生成装置が、
前記第1の位置情報を、mバイト周期のサブマルチフレームをn(nは2以上の整数)個有するマルチフレームとして規定し、
前記マルチフレームとして規定された前記第1の位置情報を用いて、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の収容位置を規定し、
該規定された前記クライアント信号の収容位置に基づいて、前記クライアント信号を前記ペイロード領域に収容し、
前記第1のフレームは、予め定められたサイズを有する、複数のスロット領域と、当該複数のスロット領域のそれぞれの種別を示す種別情報を含む、mバイトの第2の位置情報と、を含む第2のフレームの当該複数のスロット領域の少なくとも1つに収容され、
前記種別情報が、スロット領域毎に、前記第1のフレームの少なくとも一部が当該スロット領域に収容されているか否かを示す、ことを特徴とする、信号収容方法。 - クライアント信号が収容されるペイロード領域と、前記クライアント信号の収容位置を示す第1のPSI(Payload Structure Identifier)情報を収容するオーバヘッド領域とを有し、256バイト周期のマルチフレームとして処理され得るOPU(Optical channel Payload Unit)フレームを生成するフレーム生成装置の信号収容方法であって、
前記フレーム生成装置が、
前記第1のPSI情報を、256バイト周期のサブマルチフレームをn(nは2以上の整数)個有するマルチフレームとして規定し、
前記マルチフレームとして規定された前記第1のPSI情報を用いて、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の収容位置を規定し、
該規定された前記クライアント信号の収容位置に基づいて、前記クライアント信号を前記ペイロード領域に収容し、
前記OPUフレームは、予め定められたサイズを有する、複数のスロット領域と、当該複数のスロット領域のそれぞれの種別を示す種別情報を含む、256バイトの第2のPSI情報と、を含むODU(Optical channel Data Unit)フレームの当該複数のスロット領域の少なくとも1つに収容され、
前記種別情報が、スロット領域毎に、前記OPUフレームの少なくとも一部が当該スロット領域に収容されているか否かを示す、ことを特徴とする、信号収容方法。 - クライアント信号が収容されるペイロード領域と、前記クライアント信号の収容位置を示す第1の位置情報を収容するオーバヘッド領域とを有し、m(mは2以上の整数)バイト周期のマルチフレームとして処理され得る第1のフレームを生成するフレーム生成装置であって、
前記第1の位置情報を、mバイト周期のサブマルチフレームをn(nは2以上の整数)個有するマルチフレームとして規定する位置情報規定部と、
前記位置情報規定部により前記マルチフレームとして規定された前記第1の位置情報を用いて、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の収容位置を規定する収容位置規定部と、
該収容位置規定部により規定された前記クライアント信号の収容位置に基づいて、前記クライアント信号を前記ペイロード領域に収容することにより前記第1のフレームを生成するフレーム生成部と、をそなえ、
前記フレーム生成部は、予め定められたサイズを有する、複数のスロット領域と、当該複数のスロット領域のそれぞれの種別を示す種別情報を含む、mバイトの第2の位置情報と、を含む第2のフレームを、前記第1のフレームが当該複数のスロット領域の少なくとも1つに収容されるように生成し、
前記種別情報が、スロット領域毎に、前記第1のフレームの少なくとも一部が当該スロット領域に収容されているか否かを示す、ことを特徴とする、フレーム生成装置。 - 前記収容位置規定部が、前記n個のサブマルチフレームに、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の配置に関する配置情報を格納する、ことを特徴とする、請求項3記載のフレーム生成装置。
- クライアント信号が収容されるペイロード領域と、前記クライアント信号の収容位置を示す第1のPSI(Payload Structure Identifier)情報を収容するオーバヘッド領域とを有し、256バイト周期のマルチフレームとして処理され得るOPU(Optical channel Payload Unit)フレームを生成するフレーム生成装置であって、
前記第1のPSI情報を、256バイト周期のサブマルチフレームをn(nは2以上の整数)個有するマルチフレームとして規定する位置情報規定部と、
該位置情報規定部により前記マルチフレームとして規定された前記第1のPSI情報を用いて、前記ペイロード領域における前記クライアント信号の収容位置を規定する収容位置規定部と、
該収容位置規定部により規定された前記クライアント信号の収容位置に基づいて、前記クライアント信号を前記ペイロード領域に収容することにより前記OPUフレームを生成するフレーム生成部と、をそなえ、
前記フレーム生成部は、予め定められたサイズを有する、複数のスロット領域と、当該複数のスロット領域のそれぞれの種別を示す種別情報を含む、256バイトの第2のPSI情報と、を含むODU(Optical channel Data Unit)フレームを、前記OPUフレームが当該複数のスロット領域の少なくとも1つに収容されるように生成し、
前記種別情報が、スロット領域毎に、前記OPUフレームの少なくとも一部が当該スロット領域に収容されているか否かを示す、ことを特徴とする、フレーム生成装置。 - 前記収容位置規定部が、前記n個のサブマルチフレームに、TS(Tributary Slot)に関する情報を格納する、ことを特徴とする、請求項5記載のフレーム生成装置。
- 前記位置情報規定部が、前記n個のサブマルチフレームに、前記ペイロード領域に収容される前記クライアント信号の種類または構成を示す情報,前記サブマルチフレームの各先頭位置を示す情報及び前記サブマルチフレームのシーケンス番号を示す情報のうち少なくとも1つを格納する、ことを特徴とする、請求項4または6に記載のフレーム生成装置。
- 請求項3〜7のいずれか1項に記載のフレーム生成装置に接続されるフレーム受信装置であって、
前記フレーム生成装置において生成されたフレームを受信する受信部と、
前記受信部で受信した前記フレームに含まれる、クライアント信号の収容位置を示す位置情報に基づいて、前記フレームから前記クライアント信号を抽出する抽出部と、をそなえる、ことを特徴とする、フレーム受信装置。 - 請求項3〜7のいずれか1項に記載のフレーム生成装置と、
前記フレーム生成装置と接続される請求項8記載のフレーム受信装置と、をそなえる、ことを特徴とする、伝送システム。
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