JP5471656B2 - 現像装置及び該現像装置を備えた画像形成装置 - Google Patents
現像装置及び該現像装置を備えた画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5471656B2 JP5471656B2 JP2010060808A JP2010060808A JP5471656B2 JP 5471656 B2 JP5471656 B2 JP 5471656B2 JP 2010060808 A JP2010060808 A JP 2010060808A JP 2010060808 A JP2010060808 A JP 2010060808A JP 5471656 B2 JP5471656 B2 JP 5471656B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- magnetic
- rotating body
- magnetic pole
- developer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Description
本発明の実施の形態に係る画像形成装置Tについて、添付図面に従って概略説明する。図1に示すように、画像形成装置Tは、静電潜像担持体であるドラム状の感光体1を有する。感光体1は、外周面に感光層を有し、反時計回り方向に回転駆動可能に支持されている。感光体1の周囲には、回転方向に沿って順番に、帯電装置2、露光装置3、現像装置4、転写装置5及び清掃装置6が配置されている。
図1に示すように、現像装置4は、非磁性トナーと磁性キャリアの混合物からなる現像剤Dを混合攪拌する攪拌搬送部40と、攪拌搬送部40で混合された現像剤Dを汲み上げて搬送する現像剤搬送部41と、現像剤搬送部41で搬送される現像剤の中からトナーだけを回収して感光体1に供給する現像部42を有する。
攪拌搬送部40はハウジング44を有する。ハウジング44の内部は、仕切り壁44aによって図の左側に示す前部攪拌搬送路45aと図の右側に示す後部攪拌搬送路45bに区画されており、これら搬送路45a、45bに第1攪拌搬送スクリュー40aと第2攪拌搬送スクリュー40bがそれぞれ配置されている。図示しないが、仕切り壁44aの手前側と奥側(図面の表面側と裏面側)には前部搬送路45aと後部搬送路45bを連通する連通路が形成されており、一方又は他方の搬送路45a、45bの現像剤を他方又は一方45b、45aの搬送路に送り込むようにしてある。
現像剤搬送部41は、非磁性の導電材料からなる中空円筒体の回転体であるスリーブ41aを有する。スリーブ41aは、図示しない駆動系に駆動連結されており、図の時計回り方向に回転する。スリーブ41aの内側には、スリーブ41aの外周面に現像剤Dを保持するために、磁石体41bが非回転状態で固定されている。磁石体41bは、スリーブ41aの内周面に対向する外周部に複数の磁極が形成されている。これらの磁極の配置は後に説明する。スリーブ41aの外側には、該スリーブ41aの図上左斜め下外周面に所定のギャップ(穂高規制ギャップ)を介して対向する規制部材43が配置されており、スリーブ41aの回転によって搬送される現像剤Dを一定に規制するようにしてある。
現像部42は、非磁性の導電材料からなる2つの回転体で構成され、第1現像ローラ42aと第2現像ローラ42bとを有する。現像ローラ42a,42bは、アルミニウム等の導電性基体上に、例えば、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリスルホン樹脂、シリコン樹脂及びフッ素樹脂等の樹脂コーティングした構成のものや、シリコンゴム又はウレタンゴム等のゴムコーティングしたものであってもよい。これら現像ローラ42a,42bは、感光体1と現像剤搬送部41の間に配置され、感光体1と現像剤搬送部41(スリーブ41a)にそれぞれ所定のギャップを介して対向している。以下、第1現像ローラ42aが感光体1と現像剤搬送部41に対向する領域をそれぞれ「第1現像領域90a」、「第1供給回収領域80a」といい、第2現像ローラ42bが感光体1と現像剤搬送部41に対向する領域をそれぞれ「第2現像領域90b」、「第2供給回収領域80b」という。現像ローラ42a,42bはまた、図示しない駆動系に駆動連結されており、図の時計回り方向に回転するようにしてある。
現像剤搬送部41と現像ローラ42a,42bは電源に接続されている。実施の形態では、現像剤搬送部41のスリーブ41aが電源部50に接続され、現像ローラ42a,42bが電源部51a,51bにそれぞれ接続されている。電源部50,51a及び51bから現像剤搬送部41及び現像ローラ42a,42bにそれぞれ印加される電圧(供給回収バイアス電圧、現像バイアス電圧)は後に説明する。
磁石体41bの磁極及びその配置について説明する。本実施の形態において、磁石体41bは、スリーブ41aの回転方向に沿って順番に配置された7つの磁極N1,S1,N2,S2,S3,N3,N4を有する。ここで、磁極に付された符号「N」、「S」はその極性(N極、S極)を意味する。
現像装置4の動作について、図1及び図2を参照して説明する。現像剤槽45内の現像剤Dは、第1攪拌搬送スクリュー40a,第2攪拌搬送スクリュー40bの回転により混合撹拌され、トナーとキャリアはそれぞれ両者の摩擦接触によって異なる極性に帯電される。本実施の形態では、トナーは負極性、キャリアは正極性に帯電される。また、現像剤Dは、前部搬送路45aを手前側から奥側に搬送され、また後部搬送路45bを奥側から手前側に搬送され、仕切り壁44aの手前側と奥側に設けた連通路を介して、他方の搬送路に送り込まれる。
(数1)
P.D[%]={M/(Ds・ρ)}×100
M:現像剤搬送部41による単位面積当たりの現像剤搬送量(g/m2)
Ds:現像ローラ42a,42bと現像剤搬送部41との間隔(cm)
ρ:現像剤の単位体積質量(g/cm3)
一般に、現像剤は、トナー、該トナーを帯電するためのキャリア、及び逆極性粒子等を含む。トナーは、一般的に用いられている公知のトナーが利用可能で、バインダー樹脂中に着色剤や必要に応じて荷電制御剤や離型剤等を含有させ、外添剤を処理したものを用いることができる。トナーの粒径は、限定的ではないが、例えば、3〜15μm程度が好ましい。そのようなトナーは、公知の方法、例えば、粉砕法、乳化重合法、懸濁重合法等で製造できる。
現像装置4及び該現像装置4を備えた画像形成装置Tに関して、画像メモリーの抑制効果を検証するための実施例を、図3〜図16を参照して説明する。
実験例1では、図1に示す現像装置4を備えた画像形成装置Tを用意し、システム速度を800mm/secに設定した。現像装置4において、現像剤搬送部41と現像ローラ42a,42bとのギャップを0.4mm、現像ローラ42a,42bと感光体ドラム1とのギャップを0.2mmに設定した。現像剤搬送部41上の単位面積当たりの現像剤搬送量が目標搬送量となるよう、現像剤搬送部41の周面と規制部材43とのギャップを所定距離に設定した。
実験例2では、図8に示すように、現像剤搬送部41内の磁気ローラ41bに形成されている各磁極N1,S1,N2,S2,S3の磁束密度の最大値を、それぞれ、磁極N1:120mT、磁極S1:80mT、磁極N2:100mT、磁極S2:100mT、搬送磁極S3:80mTに設定した。また、磁極N1、磁極N2及び現像剤搬送部41の回転中心とでなす中心角α1を45度に設定し、磁極S1、磁極N1及び現像剤搬送部41の回転中心とでなす中心角α3を35度に設定し、磁極S1により現像剤搬送部41の表面上に生じる該現像剤搬送部41の法線方向における磁束密度が最大となる点を磁極N1寄りに形成した。その他の設定条件については、「実験例1」と同様であるので説明を省略する。
比較例1として、図10に示す現像装置400を備えた画像形成装置T1を用意した。図10及び図12に示すように、磁気ローラ41bは、スリーブ41aの回転方向に沿ってN1,S1,N2,S2,S3,N3,S4の7つの磁極を有する。そして、磁極N1がトナー供給回収領域80aに対向し、磁極N1に隣接する磁極S1がトナー供給回収領域80bに対向している。また、磁極N1のスリーブ回転方向上流側に磁極S4が、磁極S1のスリーブ回転方向下流側に磁極N2が形成されている。そして、磁極N1,S1,N2,S4の磁束密度の最大値は、磁極N1:120mT、磁極S1:120mT、磁極N2:80mT、磁極S4:80mTに設定した。また、磁極N1、磁極S1及び現像剤搬送部41の回転中心とでなす中心角α1を55度に設定し、磁極S1、磁極N2及び現像剤搬送部41の回転中心とでなす中心角α2を45度に設定し、磁極N1、磁極S4及び現像剤搬送部41の回転中心とでなす中心角α3を45度に設定した。その他の構成は、図1に示した画像形成装置Tと同じであり、その他のシステム速度、電位条件及び現像剤の条件等は上述の実験例1,2と同一である。
比較例2では、図1に示す現像装置4を備えた画像形成装置Tを用意し、現像剤搬送部41内の磁気ローラ41bに形成されている各磁極N1,S1,N2,S2,S3の磁束密度の最大値を、磁極N1:120mT、磁極S1:120mT、磁極N2:120mT、磁極S2:80mT,磁極S2:80mTに設定した。つまり、磁束密度最大値の関係をBr1=Br2=Br3とした。その他のシステム速度、電位条件及び現像剤の条件等は実験例1,2と同一とした。
2 帯電装置
3 露光装置
4 現像装置
5 転写装置
6 清掃装置
40 攪拌搬送部
40a 第1攪拌搬送スクリュー
40b 第2攪拌搬送スクリュー
41 現像剤搬送部
41a スリーブ
41b 磁石体
42 現像部
42a 第1現像ローラ
42a 第2現像ローラ
71 磁力線
Mb 磁気ブラシ
N1,N2,S1 磁極
T 画像形成装置
Claims (5)
- 非磁性材料からなる中空回転体と前記回転体の内側に回転不能に固定された磁石体を有する第1の回転体と、
前記第1の回転体の外周面に所定の間隔をあけて対向する2つの第2の回転体を有し、
前記第1の回転体は、前記磁石体の磁力に基づいて前記第1の回転体の外周面にトナーとキャリアからなる現像剤を磁気ブラシの状態で保持しつつ前記第1の回転体の回転に基づいて前記現像剤を搬送し、前記2つの第2の回転体に対向する供給回収領域でそれぞれ前記第2の回転体の外周面に前記トナーを供給するとともに前記第2の回転体の外周面から前記トナーを回収するようにした現像装置において、
前記磁石体は、前記中空回転体の回転方向に関して上流側と下流側に位置する供給回収領域にそれぞれ対向して配置された同極性の第1及び第2の磁極と、
前記中空回転体の回転方向に関して前記第1及び第2の磁極の間に配置された前記第1及び第2の磁極と異なる極性の第3の磁極と、
前記中空回転体の回転方向に関して前記第2の磁極の下流側に配置された前記第3の磁極と同極性の第4の磁極を有し、
前記第1、第2及び第3の磁極の磁束密度のピーク値をそれぞれBr1,Br2及びBr3、前記第4の磁極の磁束密度のピーク値をBr4としたとき、前記Br1,Br2、Br3、及び前記Br4がBr1≧Br2>Br3、Br3<Br4の関係を有することを特徴とする現像装置。 - 前記中空回転体の回転軸を中心とする、前記第3の磁極の磁束密度ピーク位置から前記第2の磁極(N2)の磁束密度ピーク位置との角度α1、前記第1の磁極(N1)の磁束密度ピーク位置から前記第3の磁極(S1)の磁束密度ピーク位置との角度α3がα1≧α3の関係を有することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
- 前記第1の磁極の磁束密度ピーク位置が、前記中空回転体の回転方向に関して、前記第2の回転体と前記中空回転体の最近接位置の上流側に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
- 前記第2の磁極の磁束密度ピーク位置が、前記中空回転体の回転方向に関して、前記第2の回転体と前記中空回転体の最近接位置の上流側に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の現像装置。
- 前記請求項1から請求項4のいずれかに記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010060808A JP5471656B2 (ja) | 2010-03-17 | 2010-03-17 | 現像装置及び該現像装置を備えた画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010060808A JP5471656B2 (ja) | 2010-03-17 | 2010-03-17 | 現像装置及び該現像装置を備えた画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011197074A JP2011197074A (ja) | 2011-10-06 |
JP5471656B2 true JP5471656B2 (ja) | 2014-04-16 |
Family
ID=44875442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010060808A Active JP5471656B2 (ja) | 2010-03-17 | 2010-03-17 | 現像装置及び該現像装置を備えた画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5471656B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004341012A (ja) * | 2003-05-13 | 2004-12-02 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2005037523A (ja) * | 2003-07-17 | 2005-02-10 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP4932339B2 (ja) * | 2006-06-21 | 2012-05-16 | 京セラミタ株式会社 | 現像装置及びこれを備えた画像形成装置 |
JP2008145709A (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-26 | Kyocera Mita Corp | 現像装置 |
JP4636091B2 (ja) * | 2008-02-14 | 2011-02-23 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 現像装置および画像形成装置 |
-
2010
- 2010-03-17 JP JP2010060808A patent/JP5471656B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011197074A (ja) | 2011-10-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4393900B2 (ja) | 現像装置、画像形成装置、プロセスカートリッジ及び現像方法 | |
JP2008122952A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2011059163A (ja) | 現像装置およびその制御方法 | |
JP4600531B2 (ja) | 現像装置および画像形成装置 | |
JP2009168893A (ja) | 画像形成装置 | |
CN108062015B (zh) | 显影装置 | |
JP5618930B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5062012B2 (ja) | 現像装置、及び画像形成装置 | |
JP5471656B2 (ja) | 現像装置及び該現像装置を備えた画像形成装置 | |
JP2009223118A (ja) | 現像方法、現像装置及び画像形成装置 | |
JP4973649B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004021122A (ja) | 現像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP5115143B2 (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
JP4636091B2 (ja) | 現像装置および画像形成装置 | |
JP2008224721A (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
JP2008225356A (ja) | 現像装置および画像形成装置 | |
JP4670951B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5422433B2 (ja) | 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP5353144B2 (ja) | 現像装置および画像形成装置 | |
JP5176351B2 (ja) | 現像装置および画像形成装置 | |
JP5115576B2 (ja) | 現像装置 | |
JP2010072403A (ja) | 画像形成装置および画像形成方法 | |
JP5115296B2 (ja) | 現像装置、及び画像形成装置 | |
JP3968285B2 (ja) | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP2009198677A (ja) | 現像装置および画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120913 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20130415 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130920 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131001 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131125 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140107 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140120 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5471656 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |