JP5469277B1 - 重度巻き爪の予備矯正用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】重度の巻き爪の幅方向端縁を短時間で開いて常時装着用の矯正用具の装着可能な状態にする。
【解決手段】線状弾性材を屈曲してなり、爪1の右側、左側端縁2A、2Bに係合可能な第1、第2装具20、30と、爪1に係合状態の、第1、第2装具20、30に巻き付けられ、これらを引き付ける巻き締め部材40とからなり、第1装具20は右側端縁2Aに係合可能な第1掛止部21と、係合状態で爪甲3に当接するように凸に湾曲された第1円弧状部23とを、第1直平面25内で連続して形成してなり、第1掛止部21と反対側が第1フリーエンド部29とされ、第2装具30は、同様の第2掛止部31と、第2円弧状部33とを、第2直平面35内で連続して形成し、第2フリーエンド部39を有し、巻き締め部材40は、第1及び第2掛止部21、31が、爪甲3の面と直交する共通直平面41内で、左右対称に幅方向右側、左側端縁2A、2Bに引掛けられた状態で、第1円弧状部23と第1フリーエンド部29を含むこれらの間及び第2円弧状部33と第2フリーエンド部39を含むこれらの間に巻き掛け可能とされた重度巻き爪の予備矯正用具10。
【選択図】図1

Description

本発明は、長時間装着して巻き爪を矯正する巻き爪矯正用具が取り付けられないような重度の巻き爪を、短時間で巻き爪矯正用具を装着可能とする重度巻き爪の予備矯正用具に関する。
本発明者は、特許文献1に記載されるような、巻き爪矯正用具について特許を取得している。
この巻き爪用矯正用具の一つは、線状弾性材を、同一平面内又は曲面内で少なくとも2つの半円弧状部を含む一筆描き様で屈曲して形成された第1屈曲部を備えた第1装具の一端の第1係止部を、爪の幅方向右側端縁及び左側端縁の一方に係止し、線状弾性材を、同一平面内又は曲面内で少なくとも2つの半円弧状部を含む一筆描き様で屈曲して形成された第2屈曲部を備えた第2装具の一端の第2係止部を、爪の幅方向右側端縁及び左側端縁の他方に係止し、可撓性材料からなる巻き締め部材を、前記第1装具と第2装具とに巻き掛けて、前記第1係止部及び第2係止部が相互に接近する方向に巻き締めするようにしたものである。
WO2013/027256号公報
上記特許文献1の巻き爪矯正用具は、装着した状態で、患者が通常の生活をできるようにするために、線状弾性材を同一平面内又は曲面内で少なくとも2つの半円弧状部を含む一筆描き様で屈曲して形成された第1装具及び第2装具を有し、これら第1装具及び第2装具を爪甲の表面に重ねて巻き締め部材により巻き付けた構成であるために、巻き爪が、例えば、直径5mmで、中心角が270度以上の円弧状に強く巻かれているとき、仮に、第1装具及び第2装具の係止部を巻き爪の幅方向両端に掛け止めできたとしても、この巻き爪を大きな角度で巻き戻すような矯正力を付与することができない場合があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、重度の巻き爪を、爪甲に沿って平面内又は曲面内で波状に一筆書き様で屈曲して形成された第1及び第2装具を装着して矯正可能となるまで、巻き爪を短時間で矯正するための重度巻き爪の予備矯正用具を提供することを課題とする。
本発明者は、鋭意研究の結果、爪の先端側から見て、爪の幅方向右側端縁にそれぞれ第1装具と第2装具を係合させて、且つ、その状態で、線状弾性材からなる第1装具及び第2装具のフリーエンド部を爪甲の面及び爪甲の幅方向中心線と直交する直平面内で、爪の幅方向右側及び左側端縁を中心として幅方向中心方向に大きく揺動させることにより、短時間で重度の巻き爪の幅方向右側及び左側端縁を開くことができることを見出した。
また、これら第1及び第2装具によって重度の巻き爪の幅方向右側及び左側端縁を開くことができれば、これに、従来の、爪甲の表面に沿って巻き締められる平面状の第1及び第2装具を係止させることにより、通常の生活をしつつ長時間矯正して、矯正状態を固定できることを見出した。
すなわち、以下の実施例により上記課題を解決することができる。
線状弾性材を屈曲してなり、爪の先端側から見て、爪の幅方向右側端縁及び左側端縁の一方に係合可能な第1装具と線状弾性材を屈曲してなり、前記爪の幅方向右側端縁及び左側端縁の他方に係合可能で、前記第1装具と別体の第2装具と、前記第1装具と前記第2装具とが、爪の先端側から見て左右対称に爪の幅方向右側端縁及び左側端縁に係合された状態で、前記第1装具と前記第2装具に巻き付けられ、これらを相互に接近する方向に引き付け可能な巻き締め部材と、を有する重度巻き爪の予備矯正用具であって、前記第1装具は、爪の幅方向右側端縁及び左側端縁の一方に係合可能な第1係合部を一端に備えた線状弾性材からなる第1掛止部と、前記第1係合部が前記爪の幅方向一方の側端縁に係合している状態で、湾曲の外側で爪甲の表面に当接するように、該爪甲側に凸に湾曲された第1円弧状部とを、前記第1掛止部の前記第1円弧状部との接続部を含む第1直平面内で連続して形成してなり、且つ、前記第1係合部と反対側の端部が第1フリーエンド部とされ、前記第2装具は、爪の幅方向右側端縁及び左側端縁の他方に係合可能な第2係合部を一端に備えた線状弾性材からなる第2掛止部と、前記第2係合部が前記他方の側端縁に係合している状態で、湾曲の外側で爪甲の表面に当接するように、該爪甲側に凸に湾曲された第2円弧状部とを、前記第2掛止部の前記第2円弧状部との接続部を含む第2直平面内に連続して形成してなり、且つ、前記第2係合部と反対側の端部が第2フリーエンド部とされ、前記巻き締め部材は、前記第1掛止部及び第2掛止部が、前記第1直平面と第2直平面とが、爪甲の面及び爪甲の幅方向中心線と直交する共通直平面と平行になるように、且つ、爪の先端側から見て左右対称に爪の幅方向右側端縁及び左側端縁に引掛けられた状態で、前記第1円弧状部と第1フリーエンド部を含むこれらの間及び第2円弧状部と第2フリーエンド部を含むこれらの間に巻き掛け可能とされたことを特徴とする重度巻き爪の予備矯正用具により上記課題を解決することができる。
本発明は、また、巻き爪部分を35℃〜45℃の温湯に約15分間浸けた後に、上記のような予備矯正用具における前記第1装具及び第2装具を、前記第1直平面と第2直平面とが、爪甲の面及び爪甲の幅方向中心線と直交する同一直平面内にあるように、且つ、爪の前記幅方向中心線方向から見て、左右対称に爪の幅方向右側端縁及び左側端縁に引掛けた状態で、前記巻き締め部材により、前記第1円弧状部及び第2円弧状部を相互に接近する方向に引き付けて、前記爪の幅方向右側端縁及び左側端縁を開くことを特徴とする重度巻き爪の予備矯正方法により、上記課題を解決するものである。
更に、上記の予備矯正方法により、重度巻き爪を予備矯正した後に、線状弾性材を、同一平面内又は曲面内で少なくとも2つの半円弧状部を含む一筆描き様で屈曲して形成された第1屈曲部を備えた第1装具の一端の第1係止部を、前記予備矯正した爪の幅方向右側端縁及び左側端縁の一方に係止し、線状弾性材を、同一平面内又は曲面内で少なくとも2つの半円弧状部を含む一筆描き様で屈曲して形成された第2屈曲部を備えた第2装具の一端の第2係止部を、爪の幅方向右側端縁及び左側端縁の他方に係止し、可撓性材料からなる巻き締め部材を、前記第1装具と第2装具とに巻き掛けて、前記第1係止部及び第2係止部が相互に接近する方向に巻き締めすることを特徴とする重度巻き爪の矯正方法により、上記課題を解決することができる。
本発明によれば、重度の巻き爪も、幅方向右側端縁及び左側端縁を短時間で開いて、常時装着用の矯正用具の装着可能な状態に調整することができるという効果を有する。
本発明の実施例1に係る巻き爪の予備矯正用具を示す平面図 同予備矯正用具を、巻き締め部材を省略して示す拡大正面図 同予備矯正用具を爪に装着して予備矯正する初期過程を模式的に示す正面図 同予備矯正の途中の過程を模式的に示す正面図 図1と同様の状態を示す写真 第1装具と第2装具を重度巻き爪に係止させた状態を示す写真 予備矯正を終えた状態を示す写真 予備矯正を終了後の爪に、通常の巻き爪矯正用具を装着した状態を示す写真 第1及び第2装具への巻き締め部材を糸とした場合の具体的な巻き掛け手順における最初の状態を示す写真。 図9に示される状態から第2装具のループ部を引き付ける過程を示す写真 図10に示された状態から第1装具の第1フリーエンド部に糸を掛けた状態を示す写真 第1フリーエンド部を引き寄せた状態を示す写真 図12の状態から更に第1フリーエンド部を引き寄せた状態を示す写真 第1、第2フリーエンド部を引き寄せた後に、余った糸を巻き付けた状態を示す写真 実施例2に係る巻き爪の予備矯正用具を示す平面図 実施例3に係る巻き爪の予備矯正用具を示す平面図 実施例4に係る巻き爪の予備矯正用具を示す平面図 実施例5に係る巻き爪の予備矯正用具を示す斜視図 実施例5に係る巻き爪の予備矯正用具を図18Aの状態から傾けて示す斜視図 実施例6に係る巻き爪の予備矯正用具を示す斜視図 実施例7に係る巻き爪の予備矯正用具を示す平面図 同実施例7の一部のゴム帯を示す斜視図
本発明の実施の形態に係る重度巻き爪の予備矯正用具は、爪の幅方向右側端縁及び左側端縁の一方に係合可能な第1装具と、この第1装具とは別体で、爪の幅方向右側端縁及び左側端縁の他方に係合可能な第2装具と、第1装具と第2装具とが、爪の先端側から見て左右対称に爪の幅方向右側端縁及び左側端縁に係合された状態でこれらに巻き付けられ、相互に接近する方向に引き付け可能な巻き締め部材と、を備えて構成されている。
第1装具及び第2装具は、共に線状弾性材を屈曲して構成されている。
第1装具は、爪の幅方向右側端縁及び左側端縁の一方に係合可能な第1係合部を備えた線状弾性材からなる第1掛止部と、第1係合部が爪の幅方向一方の側端縁に係合している状態で、湾曲の外側で爪甲の表面に当接するように爪甲側に凸に湾曲された第1円弧状部とが、これらの接続部を含む第1直平面内で連続して形成されていて、第2装具も同様に、第2掛止部と第2円弧状部との接続部を含む第2直平面内で連続して構成されていて、これら第1掛止部及び第2掛止部を第1及び第2直平面が爪甲の面及び爪甲の幅方向中心線と直交する同一直平面内にあるようにして、第1及び第2円弧状部を巻き締め部材に巻き掛けて引っ張ると、第1及び第2装具は、爪甲の面及び幅方向中心線と直交する同一直平面内で中心方向に揺動して爪の幅方向右側及び左側端縁を引き起こして通常の巻き爪矯正用具が係合できるようになるまで重度巻き爪を大きな矯正力で開くことができる。
第1装具及び第2装具の一部又は全部を構成する線状弾性材は、例えば超弾性合金であるニッケル−チタン合金(ニチノール)、銅−アルミニウム−マンガン合金、あるいは、銅−アルミニウム−ニッケル合金からなり、また、例えば超弾性樹脂であるポリフェニールサルフォンからなり、その超弾性効果によって、変形状態から復元しようとする力が一定に保たれて、巻き爪に対して安定して矯正力を付与するものである。
巻き締め部材は、綿や絹あるいは樹脂製の糸、ゴム糸あるいは同様の材料によって形成された細い紐、帯状のゴムなどを用いる。
この重度巻き爪の予備矯正用具は、第1装具と第2装具とを左右対称に用いてもよく、巻き爪の左右の大きさや変形によってその大きさや線径を選択すればよく、また、左右非対称であってもよい。また、第1装具の第1係止部をフック形状部として、一方の側部の裏側に、また、第2装具の第2係止部を、他方の側部の外側に、例えば接着によって係止する構成としてもよい。
上記接着によって係止する構成とは、(爪の側部の外側に、)熱可塑性樹脂とともに、線状弾性材の端部を貼り付けたり、又、接着した熱可塑性樹脂に線状弾性材の端部を差し込んだり、直接又は間接的に引っ掛けるようにする構成である。
第1係止部は、爪甲の幅方向一方の側部の裏側に係止するようにされたフック形状部の先端から構成されるか、あるいは、側部の表側に、樹脂により実質的に接着又は掛止自在とされている。第2係止部も同様である。
本発明の実施例1に係る重度巻き爪の予備矯正用具10は、図1〜図3に示されるように、爪1に、その幅方向右側端縁及び左側端縁の一方から装着可能な第1装具20と、爪1に、その幅方向右側端縁及び左側端縁の他方から装着可能な第2装具30と、これら第1装具20及び第2装具30を爪1に装着した状態で、両者に巻き掛け可能とされ、且つ、爪1の幅方向両側端縁が開かれるように巻き締め可能とされた巻き締め部材40とを備えて構成されている。第1装具20及び第2装具30のいずれも、一本の線状弾性材を屈曲されて形成された構成となっている。
詳細には、爪1を正面から見て、幅方向の右側端縁2Aが反時計方向に、左側端縁2Bが時計方向に、それぞれ開かれるように第1装具20及び第2装具30の自由端縁にモーメントが付与されるようになっている。
第1装具20は、爪1の幅方向右側端縁2A及び左側端縁2Bのうち、右側端縁2Aに係合可能な第1係合部22を一端に備えた線状弾性材からなる第1掛止部21と、第1係合部22が爪1の幅方向一方の側端縁(この実施例では右側端縁)2Aに係合している状態で、湾曲の外側で爪甲3の表面に当接するように、爪甲3側に凸に湾曲された第1円弧状部23と、第1掛止部21の第1円弧状部23との接続部24を含む第1直平面25内で連続して形成してなり、且つ、第1係合部22と反対側(自由端縁側)の端部が第1フリーエンド部29とされている。
第2装具30は、爪1の幅方向右側端縁2A及び左側端縁2Bのうち、左側端縁2Bに係合可能な第2係合部32を一端に備えた線状弾性材からなる第2掛止部31と、第2係合部32が左側端縁2Bに係合している状態で、湾曲の外側で爪甲3の表面に当接するように、爪甲3側に凸に湾曲された第2円弧状部33と、第2掛止部31の第2円弧状部33との接続部34を含む第2直平面35内で連続して形成してなり、且つ、第2係合部32と反対側(自由端側)の端部を第2フリーエンド部39としたものである。
第1装具20と第2装具30とは同一形状であり、第1直平面25及び第2直平面35を、爪甲3と直交するように装着した状態で上から見たとき、第1直平面25及び第2直平面35の中間にある共通直平面41と爪1の幅方向中心線4との交点を中心として、回転対称(180°)となるように爪に装着する。
第1装具20における第1円弧状部23は、第1ループ部26の一部とされている。この第1ループ部26は、接続部24と反対側に形成された約360度のループを有し、更に、第1フリーエンド部29に連続して構成されている。第1フリーエンド部29は、第1ループ部26と同一方向に約3/4円弧形状に巻かれた形状とされている。
第2装具30における第2円弧状部33は、第1装具20におけると同様に、第2ループ部36の一部から構成され、第2ループ部36は、約360度のループを有し、更に、第2フリーエンド部39に連続して構成されている。第2フリーエンド部39は、第2ループ部36と同一方向に約3/4円弧形状に巻かれた形状となっている。
次に、図3を参照して、実施例1に係る第1装具20、第2装具30を爪甲3に装着して、巻き締め部材40によりこれらを巻き締めして、爪1の幅方向右側端縁2A及び幅方向左側端縁2Bを巻き爪の巻き方向と反対方向に開いて予備矯正する過程について説明する。
まず、図3に示されるように、第1装具20及び第2装具30のそれぞれの第1係合部22及び第2係合部32を、爪の幅方向右側端縁2A及び左側端縁2Bに、それぞれ裏側から係止するようにして装着する。このとき、前記第1掛止部21及び第2掛止部31が、図2に示されるように、前記第1直平面25と第2直平面35とが、爪甲3の面及び爪甲3の幅方向中心線4に対して直交する共通直平面41内の両側で平行になるように、且つ、爪の先端側から見て左右対称に爪の幅方向右側端縁2A及び左側端縁2Bに引掛けると、これらは前述のように回転は対称となる。
第1装具20及び第2装具30のそれぞれの第1係合部22及び第2係合部32と反対側の端部は第1フリーエンド部29及び第2フリーエンド部39とされているので、第1係合部22、第2係合部32を右側端縁2A、左側端縁2Bの裏側に係止する際の妨げとならず係止が容易である。
次に、例えば糸からなる巻き締め部材40を、第1装具20においては、第1円弧状部23と第1フリーエンド部29とを含むこれらの間の部分、及び、第2装具30においては、第2円弧状部33と第2フリーエンド部39を含むこれらの間の部分に巻き掛けて巻き締め部材40を引っ張って、更に巻き掛けて、且つ、巻き締めする過程を繰り返す。
図3では、まず、第1、第2ループ部26、36に巻き締め部材40をかけて、これらを引き寄せて、第1、第2装具20、30を安定させてから第1ループ部26と第2フリーエンド部39間を巻き締めて引き寄せる。
最初、巻き締め部材40は、後述のひばり結びにより先端を第1又は第2装具20、30に結び付けてもよい。
上記のように、巻き締め部材40によって巻き締めすると、図3に示されるように、第2装具30は、第2円弧状部33の外側に凸の部分が爪甲3に接触して、その接触点を中心として、第2フリーエンド部39側が、図1、図3において時計方向に引っ張られ、てこの原理により、第2円弧状部33と爪甲3との接点から先の第2係合部32が該接点を中心として時計方向に強く引っ張られ、第2係合部32が係止している爪1の左側端縁2Bが時計方向に外側に広げられる。図3はこの外側に広げられる過程の初期状態を示している。
このとき、第2装具30の第2フリーエンド部39が爪甲3に接近する方向に引っ張られるが、第2フリーエンド部39は、爪1の左側端縁2Bから、爪1に対して外側に突出しているので、この部分に巻き締め部材40を巻き掛けて巻き締めすると、左側端縁2Bは、てこの原理によって増大された力により、矯正方向に曲げられる。
また、爪1は重度の巻き爪であって、爪の正面からみて中心角が270度近くになっているので、これらに係合された第1装具20の第1フリーエンド部29と第2装具30の第2フリーエンド部39とは、その間が大きく開いている。
したがって、図3の状態から、巻き締め部材40を第1フリーエンド部29と第2ループ部36間に掛け廻して、更に巻き締めすると、爪1の右側端縁2Aを大きく開くことができる(図4参照)。
この実施例の場合、第1装具20と第2装具30とは同一形状で、図2に示されるように、共通直平面41と爪1の幅方向中心線4との交点を中心とした回転対称となるように装着されているので、第1フリーエンド部29と第2フリーエンド部39は、図1において反時計方向及び時計方向にそれぞれ変形したとき、互いに干渉することなくすれ違うことができる。
したがって、第1、第2フリーエンド部29及び39は、爪1の正面から見て衝突する位置から、更に大きく揺動させることができる。
上記図3及び図4に示される過程に対応する実際の治療例の写真を図5〜図7に示す。
図5は、第1装具20と第2装具30とを重度巻き爪の右側端縁2A及び左側端縁2Bに係止させた状態の写真である。
図5から分かるように、重度巻き爪の右側端縁2Aと左側端縁2Bとは、その巻き状態が異なり、左側端縁2Bが強く巻かれている。したがって、左側端縁2Bの予備矯正量は右側端縁2Aのそれよりも大きくしなければならない。
図6は、第1装具20と第2装具30とに、紐状の巻き締め部材40を巻き掛けて巻き締めすることによって、巻き爪の右側端縁2A及び左側端縁2Bを開いていく過程を示し、図7は、予備矯正を終了した状態を示している。
図7に示されるように、第1装具20と第2装具30とは、そのフリーエンド部29、39が爪の正面から見て相互に接触していないが、上記のように、両者は干渉しないので、重なり合うまで巻き締め部材40によって巻き締めることができ、必要であれば巻き爪の右側端縁2A及び左側端縁2Bを更に大きく開くことができる。
図6及び図7、特に図7から分かるように、第2装具30の第2フリーエンド部39の、図7においてより高い位置にまで巻き締め部材40が巻き掛けられている。これによって、第2装具30に加えられる矯正力を形成するモーメントが第1装具20に加えられるモーメントよりも大きくなり、左右の予備矯正が均一になる。
図8は、予備矯正後の爪に特許文献1に記載されるような巻き爪矯正用具5を装着して予備矯正状態を一定期間維持して固定する過程を示している。巻き爪矯正用具5は爪甲に沿って装着されるので、日常生活に支障が少ない。
なお、巻き締め部材40が巻き掛けられる位置が右側、左側端縁2A、2Bに近い程、矯正力が小さくなり、左右の一方のみが巻き爪の場合は、他方に掛る矯正力をゼロにすることもでき、巻き爪が重症の場合は、第1あるいは第2フリーエンド部29、39の外端位置に巻き締め部材40を巻き掛けることになり、また、矯正途中で、矯正力ゼロと最大の間で適宜調整することができる。
更に、この実施例の場合、巻き締め部材40による巻き締め力が、第1、第2ループ部26、36のねじり変形として蓄えられ、爪1の矯正力として矯正量に応じて放出されることになるので、円滑な矯正が可能である。
更に又、第1及び/又は第2装具20、30を、複数、爪1の右側及び/又は左側端縁に沿って並べて、該端縁に沿って均一に矯正力が掛けられるようにしてもよい。この場合、左右で異なる数の装具を用いてもよい。
次に、巻き締め部材40の、図1に示される巻き爪の予備矯正用具10への、具体的、且つ、詳細な巻き締め手順について説明をする。ここでは、巻き締め部材40は糸とされている。
例えば、図3に示されるように、第2装具30の第2フリーエンド部39と第1装具20の第1ループ部26とを互いに引き付けあうように巻き締め部材(以下、糸)40を掛けて巻き締めしていくと、第1係合部22には矯正力が発生しないが、第2係合部32には、幅方向左側端縁2Bを持ち上げる矯正力が働く。第1係合部22に矯正力が働かない理由は次のとおりである。
第1ループ部26と第2フリーエンド部39とを糸40によって引き付けあうと、第1ループ部26に作用する力(幅方向右側端縁2Aを中心とした第1円弧状部23の曲げ力)が、超弾性の金属である第1掛止部21を伝わって第1係合部22に反対方向に作用するが、この時、てこの原理により、第1ループ部26に作用する力の大きさに比べて、第1係合部22に作用する力は極めて小さくなる。このため、第1係合部22には、矯正力がほとんど作用しないことになる。
一方、第2フリーエンド部39に作用する力は、第2係合部32に伝達されるが、この場合は、てこの原理によって、第2フリーエンド部39に加わる力よりもさらに大きな力が爪1の幅方向左側端縁2Bを持ち上げる方向に作用する。
即ち、ループとその反対側のフリーエンド部を、糸40によって引き付け合うと、ループ側には矯正力がほとんど作用しないが、フリーエンド部側の幅方向側端縁(ここでは幅方向左側端縁2B)に対して、第2係合部32から大きく矯正力が作用する。
本発明における矯正の原理は、上記のようなてこの原理によって、右側及び左側側端縁に対して別々に矯正力を働かせるものであり、このようにして、爪の幅方向右側及び左側端縁をそれぞれの理想的な角度にまで即時に矯正するものである。矯正が足りない場合は、後から更に必要な矯正を糸40を巻き掛けることによって、その側の矯正を追加して行う。
以上を、図9〜図14の写真を参照して、更に具体的に説明する。
まず、図9に示されるように、はじめに第1、第2装具20、30を爪1に固定するために、両方のループ(第1、第2ループ部26、36)部同士を糸40によって引き付け合う。
このとき、一本の糸40をその長さ方向中間点で折って、図15における第2装具30Aへの結び方法と同様に、該中間点を二つ折りのまま、いわゆるひばり結び(Cowhitch又はLark‘s head)により第1ループ部26に掛けて、更に、2本になった糸を一つにした端部側を引っ張っていって、反対側の第2ループ部36に通して、2つのループ部の引き締めを行う。
次に、図10に示されるように、上記端部側を更に、第1ループ部26に通して、ここから出た糸40を反対側の第2フリーエンド部39の湾曲個所にかけてそれを元に戻し、反対側の第1ループ部26に掛けて、第2フリーエンド部39と反対側の第1ループ部26間を往復させて両者を引き付け、ある程度の矯正を第2フリーエンド部39側にて行う。
次に、図11に示されるように、第1フリーエンド部29側の第1ループ部26と、その反対側にある第2フリーエンド部39との間に糸40を往復させて、まだ矯正していない側(図11において右側)の幅方向右側端縁2Aの矯正を行う。
その後は、図12、図13に示されるように、矯正の程度を確認しながら、上記の要領で、糸40による巻き締めをして必要な矯正を行い、幅方向右側端縁2A及び左側端縁2Bを理想的な矯正角度にする。
なお、図14の写真で、巻き締めの最後に、第1及び第2装具20、30の両方の上の方に糸40を巻き付けてあるのは、糸40が長くて余っている部分を巻き付けただけである。ただ、そうしておくことによって、引き付けた糸が緩まないようにすることができる。
又、第1及び第2装具の両方のフリーエンド部を、最初から、糸40によって引き付け合うことはしない。これは、後々、個別にフリーエンド部を反対側のループ部に引き付けていく際に、はじめにフリーエンド部同士にかけた糸40が邪魔になるからである。
本発明者は、爪の理想形は、ある程度湾曲があり、爪と趾の形のバランスにもよるが、約40度の湾曲があるのが機能的に優れていることを見出した。したがって、ここでは、約40度の湾曲になるまで矯正しておく。
従来は、巻き爪を極短時間で矯正する装具や方法がなく、時間をかけて矯正していく過程で、適当な湾曲で矯正を止めればよかった。しかし、本発明により極短時間で矯正可能になると、矯正のオーバーシュートが生じることを防止するために、予め矯正の目標値を上記のように設定することが必要になった。
目標値まで矯正した後は、図8に示されるような巻き爪矯正用具5を持続的に装着するだけで、その矯正力が小さくても、上記40度前後の湾曲のある角度まで最終矯正に到達する。
即ち、本発明に係る重度巻き爪の予備矯正用具10を用いることによって、あらかじめ予備矯正をしておくと、爪は、あとから容易に最終矯正することができる特徴を持つことになるので、簡単にその理想形にすることができる。
したがって、後から、持続的な装具である巻き爪矯正用具5を付けただけで、爪を理想形にして、且つ、その形を維持しながら形の固定をすることができる。
換言すれば、本発明の予備矯正用具と持続的な巻き爪矯正用具による2段階の操作によって、一次的には即時理想形の矯正をして、二次的にはその形の固定をすることができる。
ここで、上記の型の固定の原理について説明する。
本発明者は、爪を矯正して、その型を固定させるのには時間がかかることが分かっていたが、研究の結果、爪には、「粘弾性」という性質があるために、型の固定に時間がかかることを見出した。
「粘弾性」という性質は、元の形に徐々に戻ってくる性質であり、プラスチック等に見られるものであり、これに対して、通常の弾性はバネ等に見られるように、すぐに元の形に戻ろうとする性質である。
爪に「粘弾性」があることは、従来は知られていなかったが、本発明者は巻き爪の矯正治療例を重ねているうちに、巻き爪に「粘弾性」があることを発見した。更に、この「粘弾性」があるために、巻き爪の矯正の際の形の維持及び固定という操作が必要であることを発見した。
この形の維持及び固定のために、頭髪のパーマネントと同様に、化学的に繊維間の分子の結合状態を変えて、非可逆的に変化を加えることができるが、このようにすると、爪そのものが傷んでしまい、又、皮膚にとっても好ましくない。
本発明者は、患部に矯正用具を装着した状態で、温湯に浸漬すると、爪の繊維間の分子の結合状態が、水素結合のみの変化となり、爪が傷まず、自然な形での矯正ができるということを見出した。
詳細には、発明者は、巻き爪の予備矯正用具10を装着した状態で、患部を、温湯(例えば湯温35℃〜45℃のもの)に15分間程度浸けておくと、爪1をその裏側で強く引っ張って巻き爪の原因となっているケラチンの繊維が水分によって軟化(水素結合部の変化)して、その間に、爪1が、通常の巻き爪矯正用具を装着できる程度に復元することを見出した。また、予備矯正用具10を装着する前に、患部を温湯で温めておいてもよく、装着後に再度温湯に浸けるようにしてもよい。更に、温湯を用いない場合でも、患部の状態によっては15分から30分で予備矯正が完成した。
実施例1に係る予備矯正用具10において、第1装具20及び第2装具30は、それぞれ、第1ループ部26と第1フリーエンド部29、及び、第2ループ部36と第2フリーエンド部39を備えて構成されているが、本発明はこれに限定されるものでなく、第1装具については、第1掛止部21及び第1円弧状部23のみを備えたものであってもよく、同様に、第2装具は、第2掛止部31と第2円弧状部33のみを備えたものであってもよい。
又、実施例1において、第1、第2装具20、30の第1、第2掛止部21、31は、爪の右側及び左側端縁2A、2Bに下側から引っ掛けるようにして係合される第1、第2係合部22、32を備えているが、本発明はこれに限定されるものでなく、右側、左側端縁2A、2Bの外側に熱可塑性樹脂の固まりを取付けた第1、第2掛止部を構成してもよい(詳細後述)。
実施例2において、第1及び第2装具はともにS字形状となる。詳細には、図15に示されるように、実施例2の重度巻き爪の予備矯正用具10Aにおける第1装具20Aは下向きに凸の下第1円弧状部23A及びこの下第1円弧状部23Aの上端から連続する上向きに凸の上第1円弧状部23Bを、第1直平面25内でS字形状に形成してなり、前記共通直平面41内で、爪1の先端側から見て下第1円弧状部23Aの上向きの先端が爪の幅方向右側端縁2Aの裏側に係合可能な、第1掛止部21を構成し、また、上第1円弧状部23Bにおける円弧の一部が、その外側で、爪甲3の表面に当接可能な第1円弧状部23を構成し、上第1円弧状部23Bは、第1掛止部21が、爪1の幅方向右側端縁2Aに引掛けられた状態で、巻き締め部材40が掛けられるように構成されている。
第2装具30Aは、下向きに凸の下第2円弧状部33A及びこの下第2円弧状部33Aの上端から連続する上向きに凸の上第2円弧状部33Bを、第2直平面35内で連続的に形成してなり、前記共通直平面41内で、爪1の先端側から見て、下第2円弧状部33Aの上向きの先端が爪の幅方向左側端縁2Bの裏側に係合可能な前記第2掛止部31を構成し、また、上第2円弧状部33Bにおける円弧の一部が、その外側で、爪甲3の表面に当接可能な前記第2円弧状部33を構成し、上第2円弧状部33Bは、第2掛止部31が爪の幅方向左側端縁2Bに引掛けられた状態で、巻き締め部材40が掛けられるように構成されている。
実施例2は、巻き締め部材40を巻き掛けたときの引張り力の作用点の、爪1の右側及び左側端縁2A、2Bからの距離が短くなるので、これらに強い矯正力をかけることはできないが、巻き爪が非常に小さく、実施例1のようなループ部を有する予備矯正用具では装着できない場合に用いることができる。
図16に示されるように、実施例3に係る巻き爪の予備矯正用具10Bにおける第1装具20Bは、前記実施例2における上第1円弧状部23Bの、下第1円弧状部23Aと反対側の端部から連続して、第1直平面25とほぼ同一の面内に形成され、該上第1円弧状部23Bと同一方向に巻かれた第1ループ部26を有し、巻き締め部材40は、上第1円弧状部23B及び第1ループ部26の延長部26aに巻き掛け可能とされている。
第2装具30Bは、第1装具20Bにおける第1ループ部26と同様に、第2ループ部36を有し、この第2ループ部36の延長部36aを備えている。
この実施例3に係る巻き爪の予備矯正用具においては、実施例1と比較して、渦巻状の第1、第2フリーエンド部29、39が設けられていないので、その分短く、第1装具20B、第2装具30Bを巻き締め部材40によって相互に大きく引っ張る必要がない場合に用いる。
次に図17に示される、実施例4に係る巻き爪の予備矯正用具10Cについて説明する。
実施例4において、第1装具20C及び第2装具30Cは、それぞれ実施例3の第1、第2ループ部26、36と同様の第1主ループ26A、第2主ループ36Aを備え、更にこれから連続する第1副ループ26B、第2副ループ36Bをそれぞれ備えて構成されている。
この実施例4の場合は、ループ部が2つ設けられているので、巻き締め部材40によって巻き締めたとき、ループ部が1つの場合よりも、爪甲3に沿って大きく引っ張って湾曲させて、矯正力を均一に、且つ、円滑に爪1に作用させることができる。
次に、図18A、図18Bに示される実施例5について説明する。なお、図18Aにおいて、爪1(模型)は図1におけると反対向き(裏向き)とされていて、図18Bでは、図18Aの状態から反時計方向に傾けて示されている。
実施例5に係る巻き爪の予備矯正用具10Dの第1装具20Dは、実施例2に係る巻き爪の予備矯正用具10Aにおける第1装具20Aの、第1掛止部21と第1円弧状部23との間に第1平行ループ部28を設け、第2装具30Dも、同様に、第2平行ループ部38を設けたものである。
第1平行ループ部28は、第1掛止部21と第1円弧状部23との間で、第1直平面25と直交し、且つ、爪1の幅方向右側端縁2Aと平行な第1平行直平面28a内に、第1掛止部21から第1円弧状部23まで連続して形成されている。
又、第2装具30Dにおける第2平行ループ部38は、第2掛止部31と第2円弧状部33との間で、第2直平面35と直交し、且つ、爪1の幅方向左側端縁2Bと平行な第2平行直平面38a内に、第2掛止部31から第2円弧状部33まで連続するように形成されている。
この実施例5に係る巻き爪矯正用具10Dは、第1装具20Dを爪1に装着したとき、第1平行ループ部28が爪甲3に沿った平面内で接触し、同様に、第2装具30Dを爪1に装着したとき、第2平行ループ部38が爪甲3に沿って接触するので、第1装具20D、第2装具30Dのどちらも、第1、第2掛止部21、31と第1、第2円弧状部23、33を含む第1直平面25及び第2直平面35が、常に爪甲3に対して直交するように維持されるので、安定して爪に装着することができる。
次に、図19に示される本発明の実施例6について説明する。
この実施例6に係る巻き爪の予備矯正用具10Eは、爪甲に熱接着・硬化可能な熱可塑性樹脂部により、第1係合部と第2係合部を構成したものである。
詳細には、第1装具20Eと第2装具30Eとにおける、第1係合部22と第2係合部32に相当する部分を、それぞれ第1熱可塑性樹脂部51及び第2熱可塑性樹脂部61としたものであり、これら第1、第2熱可塑性樹脂部51、61は、爪1の幅方向右側端縁2A及び幅方向左側端縁2Bの外側位置に熱接着・硬化可能とされている。
第1、第2熱可塑性樹脂部51、61に対しては、第1掛止部21には第1線状引掛部52、第2掛止部31には第2線状引掛部62がそれぞれ設けられていて、これらが第1、第2熱可塑性樹脂部51、61に掛止可能とされている。
第1、第2熱可塑性樹脂部51、61には、爪1に熱接着・硬化された状態で、爪甲3の幅方向中心線4と平行な第1引掛孔部53、第2引掛孔部63がそれぞれ設けられ、また、これらに対して、それぞれ挿通、且つ、引き抜き自在の第1、第2直線状部52A、62Aが第1、第2線状引掛部52、62に設けられている。
この実施例6は、第1、第2熱可塑性樹脂部51、61が爪の外側に熱接着され得るので、U字形状の第1及び/又は第2係合部22、32を巻き爪に掛けることができないような場合に用いられる。
次に、図20に示される本発明の実施例7に係る巻き爪の予備矯正用具10Fについて説明する。
この実施例7は、可撓性部材からなる巻き締め部材40の変形例を用いるものであり、巻き締め部材40Fは、実施例1に用いられるような紐状の巻き締め部材40と、第1装具及び第2装具に掛けられるゴム帯70とから構成されている。
ゴム帯70は、第1掛止部21及び第2掛止部31を、第1直平面25と第2直平面35とが、爪甲3の面及び爪甲3の幅方向中心線4と直交する同一直平面内にあるように、且つ、爪1の先端側から見て、左右対称に爪1の幅方向右側端縁2A及び左側端縁2Bに引掛けた状態で第1円弧状部23及び第2円弧状部33に掛けられるようになっている。
このゴム帯70は、一端に第1円弧状部23が貫通する第1貫通孔70Aと他端に第2円弧状部33が貫通する第2貫通孔70Bとをそれぞれ備え、且つ、第1、第2円弧状部23、33の間において、爪甲3に密着するように構成されている。
なお、このゴム帯70は、上記実施例1〜実施例6のいずれにも適用されるものである。
この実施例では、爪の幅方向右側端縁及び左側端縁に引掛けられた状態の第1及び第2掛止部の姿勢を安定させることができるので、巻き締め部材40を第1、第2装具20、30に巻き掛けるときに安定して操作をすることができる。
なお、上記各実施例において、第1装具と第2装具は回転対称に形成されているが、本発明はこれに限定されるものでなく、これらは左右対称に構成しても良い。更に、上記実施例はいずれも左右同一の大きさ、形状の装具を用いているが、これは、第1装具と第2装具の大きさや形状を異なるもので組合せても良い。
1…爪
2A…(幅方向)右側端縁
2B…(幅方向)左側端縁
3…爪甲
4…幅方向中心線
5…巻き爪矯正用具
10、10A、10B、10C、10D、10E、10F…巻き爪の予備矯正用具
20、20A、20B、20C、20D、20E、20F…第1装具
21…第1掛止部
22…第1係合部
23…第1円弧状部
23A…下第1円弧状部
23B…上第1円弧状部
24…接続部
25…第1直平面
26…第1ループ部
26a…延長部
26A…第1主ループ
26B…第1副ループ
28…第1平行ループ部
29…第1フリーエンド部
30、30A、30B、30C、30D、30E、30F…第2装具
31…第2掛止部
32…第2係合部
33…第2円弧状部
33A…下第2円弧状部
33B…上第2円弧状部
34…接続部
35…第2直平面
36…第2ループ部
36a…延長部
36A…第2主ループ
36B…第2副ループ
38…第2平行ループ部
39…第2フリーエンド部
40、40F…巻き締め部材
41…共通直平面
51…第1熱可塑性樹脂部
52…第1線状引掛部
52A…第1直線状部
53…第1引掛孔部
61…第2熱可塑性樹脂部
62…第2線状引掛部
62A…第2直線状部
63…第2引掛孔部
70…ゴム帯
70A…第1貫通孔
70B…第2貫通孔

Claims (20)

  1. 線状弾性材を屈曲してなり、爪の先端側から見て、爪の幅方向右側端縁及び左側端縁の一方に係合可能な第1装具と線状弾性材を屈曲してなり、前記爪の幅方向右側端縁及び左側端縁の他方に係合可能で、前記第1装具と別体の第2装具と、前記第1装具と前記第2装具とが、爪の先端側から見て左右対称に爪の幅方向右側端縁及び左側端縁に係合された状態で、前記第1装具と前記第2装具に巻き付けられ、これらを相互に接近する方向に引き付け可能な巻き締め部材と、を有する重度巻き爪の予備矯正用具であって、
    前記第1装具は、爪の幅方向右側端縁及び左側端縁の一方に係合可能な第1係合部を一端に備えた線状弾性材からなる第1掛止部と、前記第1係合部が前記爪の幅方向一方の側端縁に係合している状態で、湾曲の外側で爪甲の表面に当接するように、該爪甲側に凸に湾曲された第1円弧状部とを、前記第1掛止部の前記第1円弧状部との接続部を含む第1直平面内で連続して形成してなり、且つ、前記第1係合部と反対側の端部が第1フリーエンド部とされ、
    前記第2装具は、爪の幅方向右側端縁及び左側端縁の他方に係合可能な第2係合部を一端に備えた線状弾性材からなる第2掛止部と、前記第2係合部が前記他方の側端縁に係合している状態で、湾曲の外側で爪甲の表面に当接するように、該爪甲側に凸に湾曲された第2円弧状部とを、前記第2掛止部の前記第2円弧状部との接続部を含む第2直平面内に連続して形成してなり、且つ、前記第2係合部と反対側の端部が第2フリーエンド部とされ、
    前記巻き締め部材は、前記第1掛止部及び第2掛止部が、前記第1直平面と第2直平面とが、爪甲の面及び爪甲の幅方向中心線と直交する共通直平面と平行になるように、且つ、爪の先端側から見て左右対称に爪の幅方向右側端縁及び左側端縁に引掛けられた状態で、前記第1円弧状部と第1フリーエンド部を含むこれらの間及び第2円弧状部と第2フリーエンド部を含むこれらの間に巻き掛け可能とされた、
    ことを特徴とする重度巻き爪の予備矯正用具。
  2. 請求項1において、
    前記第1装具及び第2装具は、同一形状であって、第1係合部が前記爪の幅方向一方の側端縁に、前記第2係合部が前記爪の幅方向他方の側端縁に、それぞれ係合した状態で、爪甲を上から見たとき、爪の幅方向中心線と、これと直交する前記共通直平面との交点を中心として回転対称となるように装着可能とされたことを特徴とする重度巻き爪の予備矯正用具。
  3. 請求項1又は2において、
    前記第1装具は下向きに凸の下第1円弧状部及びこの下第1円弧状部の上端から連続する上向きに凸の上第1円弧状部を、前記第1直平面内でS字形状に形成してなり、爪甲の面及び爪甲の幅方向中心線と直交する直平面内で、爪の先端側から見て、前記下第1円弧状部の上向きの先端が爪の幅方向右側端縁及び左側端縁の一方の裏側に係合可能な、前記第1掛止部を構成し、又、前記上第1円弧状部における円弧の一部が、その外側で、前記爪甲の表面に当接可能な前記第1円弧状部を構成し、
    前記上第1円弧状部は、前記第1掛止部及び第2掛止部が、前記第1直平面と第2直平面とを共通にして爪の先端側から見て、爪の幅方向右側端縁及び左側端縁に引掛けられた状態で、前記巻き締め部材が掛けられるように構成されたことを特徴とする重度巻き爪の予備矯正用具。
  4. 請求項3において、
    前記第1装具は、前記上第1円弧状部の、前記下第1円弧状部と反対側の端部から連続して、前記第1直平面とほぼ同一の面内に形成され、該上第1円弧状部と同一方向に巻かれた少なくとも1つのループを含む第1ループ部を有し、
    前記巻き締め部材は、前記上第1円弧状部及び前記少なくとも1つのループの延長部に巻き掛け可能とされた可撓性部材を含むことを特徴とする重度巻き爪の予備矯正用具。
  5. 請求項3において、
    前記第1装具は、前記上第1円弧状部の、前記下第1円弧状部と反対側の端部から連続して、前記第1直平面内で前記上第1円弧状部と同一方向に巻いて形成された第1うず巻き部を有し、
    前記巻き締め部材は、前記第1うず巻き部に巻き掛けられる可撓性部材を含むことを特徴とする重度巻き爪の予備矯正用具。
  6. 請求項3又は4において、
    前記第2装具は、下向きに凸の下第2円弧状部及びこの下第2円弧状部の上端から連続する上向きに凸の上第2円弧状部を、前記第2直平面内で連続的に形成してなり、爪甲の面及び爪甲の幅方向中心線と直交する直平面内で、爪の先端側から見て、前記下第2円弧状部の上向きの先端が爪の幅方向右側端縁及び左側端縁の他方の裏側に係合可能な、前記第2掛止部を構成し、又、前記上第2円弧状部における円弧の一部が、その外側で、前記爪甲の表面に当接可能な前記第2円弧状部を構成し、
    前記上第2円弧状部は、前記第1掛止部及び第2掛止部が、前記第1直平面と第2直平面とを共通にして爪の先端側から見て、爪の幅方向右側端縁及び左側端縁に引掛けられた状態で、前記巻き締め部材が掛けられるように構成されたことを特徴とする重度巻き爪の予備矯正用具。
  7. 請求項6において、
    前記第2装具は、前記上第2円弧状部の、前記下第2円弧状部と反対側の端部から連続して、前記第2直平面とほぼ同一の面内に形成され、該上第2円弧状部と同一方向に巻かれた少なくとも1つのループを含む第2ループ部を有し、
    前記巻き締め部材は、前記上第2円弧状部及び前記少なくとも1つのループの延長部に巻き掛け可能とされた可撓性部材を含むことを特徴とする重度巻き爪の予備矯正用具。
  8. 請求項5において、
    前記第2装具は、前記上第2円弧状部の、前記下第2円弧状部と反対側の端部から連続して、前記第2直平面内で前記上第2円弧状部と同一方向に巻いて形成された第2うず巻き部を有し、
    前記巻き締め部材は、前記第2うず巻き部に巻き掛けられる可撓性部材を含むことを特徴とする重度巻き爪の予備矯正用具。
  9. 請求項4において、
    前記第1装具の前記第1ループ部は、第1主ループと第1副ループからなり、前記第1主ループの始端と、前記第1副ループの終端とが、前記第1直平面内にあるように形成されていることを特徴とする重度巻き爪の予備矯正用具。
  10. 請求項7において、
    前記第2装具の前記第2ループ部は、第2主ループと第2副ループからなり、前記第2主ループの始端と、前記第2副ループの終端とが、前記第2直平面内にあるように形成されていることを特徴とする重度巻き爪の予備矯正用具。
  11. 請求項4又は9において、
    前記第1装具は、前記第1ループ部の、前記下第1円弧状部と反対側の端部から連続して、前記第1直平面内で前記第1ループ部のループと同一方向に巻いて形成された第1うず巻き部を有し、
    前記巻き締め部材は、前記第1うず巻き部に巻き掛けられる可撓性部材を含むことを特徴とする重度巻き爪の予備矯正用具。
  12. 請求項7又は10において、
    前記第2装具は、前記第2ループ部の、前記下第2円弧状部と反対側の端部から連続して、前記第2直平面内で前記第2ループ部のループと同一方向に巻いて形成された第2うず巻き部を有し、
    前記巻き締め部材は、前記第2うず巻き部に巻き掛けられる可撓性部材を含むことを特徴とする重度巻き爪の予備矯正用具。
  13. 請求項1乃至12のいずれかにおいて、
    前記巻き締め部材は、前記第1掛止部及び第2掛止部が、前記第1直平面と第2直平面とが、爪甲の面及び爪甲の幅方向中心線と直交する同一直平面内にあるように、且つ、爪の先端側から見て、左右対称に爪の幅方向右側端縁及び左側端縁に引掛けられた状態で、前記第1円弧状部及び第2円弧状部に掛けられたゴム帯を含んでなり、このゴム帯は、一端に前記第1円弧状部が貫通する第1貫通孔と、他端に前記第2円弧状部が貫通する第2貫通孔をそれぞれ備え、且つ、前記第1円弧状部及び第2円弧状部の間において、爪甲に密着するように構成されていることを特徴とする重度巻き爪の予備矯正用具。
  14. 請求項1乃至13のいずれかにおいて、
    前記第1装具は、前記第1掛止部と前記第1円弧状部との間に、前記第1直平面と直交し、且つ、前記爪の幅方向右側端縁及び左側端縁の一方と平行な直平面内に、前記第1掛止部から前記第1円弧状部まで連続する第1平行ループ部を形成したことを特徴とする重度巻き爪の予備矯正用具。
  15. 請求項1乃至14のいずれかにおいて、
    前記第2装具は、前記第2掛止部と前記第2円弧状部との間に、前記第2直平面と直交し、且つ、前記爪の幅方向右側端縁及び左側端縁の他方と平行な直平面内に、前記第2掛止部から前記第2円弧状部まで連続する第2平行ループ部を形成したことを特徴とする重度巻き爪の予備矯正用具。
  16. 請求項1乃至15のいずれかにおいて、
    前記第1係合部は、前記第1掛止部から連続して形成され、爪の幅方向右側端縁及び左側端縁の一方の裏側に係止可能なU字形状の線状弾性材からなり、
    前記第2係合部は、前記第2掛止部から連続して形成され、爪の幅方向右側端縁及び左側端縁の他方の裏側に係止可能なU字形状の線状弾性材からなる、
    ことを特徴とする重度巻き爪の予備矯正用具。
  17. 請求項1乃至15のいずれかにおいて、
    前記第1係合部と第2係合部の少なくとも一方は、爪の右側端縁及び左側端縁の一方の表面に熱接着・硬化可能な第1熱可塑性樹脂部とされ、前記第1掛止部は、前記第1円弧状部に連続して形成されていて、爪の右側端縁及び左側端縁の一方の表面に熱接着・硬化された前記第1熱可塑性樹脂部に掛止可能な第1線状引掛部を有してなる、
    ことを特徴とする重度巻き爪の予備矯正用具。
  18. 請求項17において、
    爪に熱接着・硬化された状態の前記第1熱可塑性樹脂部は、爪甲の幅方向中心線と平行な第1引掛孔部を有し、前記第1線状引掛部は前記第1引掛孔部に挿通、且つ、引き抜き自在の第1直線状部を有する、
    ことを特徴とする重度巻き爪の予備矯正用具。
  19. 請求項17又は18において、
    前記第2係合部は、爪の右側端縁及び右側端縁の他方の表面に熱接着・硬化可能な第2熱可塑性樹脂部とされ、前記第2掛止部は、前記第2円弧状部に連続して形成されていて、爪の右側端縁及び右側端縁の他方の表面に熱接着・硬化された前記第2熱可塑性樹脂部に掛止可能な第2線状引掛部を有してなる、
    ことを特徴とする重度巻き爪の予備矯正用具。
  20. 請求項19において、
    爪に熱接着・硬化された状態の前記第2熱可塑性樹脂部は、爪甲の幅方向中心線と平行な第2引掛孔部を有し、前記第2線状引掛部は前記第2引掛孔部に挿通、且つ、引き抜き自在の第2直線状部を有する、
    ことを特徴とする重度巻き爪の予備矯正用具。
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