JP3133233U - 変形爪治療具 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻き爪・陥入爪を矯正整復することのできる変形爪治療具を得る。
【解決手段】本変形爪治療具は装着された状態では、巻き爪・陥入爪の両端に挿入される端子(プラスチックまたは金属製)と両端子間を連結するU型より∩型に反転し装着された超弾性ワイヤー及びそのワイヤーの最大湾曲部に嵌合される歯列矯正用ブラケットからなっている。巻き爪・陥入爪の爪甲の外側縁部直下には、両端子が挿入されうる爪下の遊離腔がある。本変形爪治療具は変形爪の両端を持続的に挙上し、自律的に矯正整復する力を爪甲に作用させる。他側の端子と超弾性ワイヤーは爪甲上に於いて現場に合わせて接着結合させるため、医師または個人が容易に本変形爪治療具を装着できる。本変形爪治療具を装着後には、既に特許を得たチオグリコール酸塩のクリームを爪甲に塗布することが好ましい。
従来の手法とは全て異なり、極めて短時間に容易に巻き爪・陥入爪の矯正整復ができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、爪の変形を直す際に用いられる変形爪治療具に関する。
変形爪とは、巻き爪、陥入爪等をいい、臨床上治療を要する巻き爪・陥入爪は拇趾に発生する。
巻き爪・陥入爪とは、爪甲の外側縁が内側に巻き込み屈曲して側爪部に陥入し、足趾周囲の軟部組織を圧迫刺激し、疼痛と炎症を発来させる疾患である。この炎症により、周囲の軟部組織の発赤、腫脹、疼痛の悪循環を来たし、さらに病的肉芽が形成され、浸出液、膿の排出もよくみられる。
若年者では、靴の装用と歩行に際して、拇趾の爪部と周囲の軟部組織に異常な圧力が高まり、激しい疼痛と歩行障害を示す。
最近では、高齢者の拇趾に巻き爪・陥入爪が多々みられ、歩行障害、転倒の要因ともなっている。このため、厚生労働省の高齢者介護予防事業としてフットケアが取り上げられ、巻き爪・陥入爪に対する対策が注目されている。
巻き爪・陥入爪の発生要因としては、爪前縁下部の常在細菌(ブドウ球菌他)が爪裏面の微細な長軸方向の溝、爪床上皮の突起間部をつたわり、爪下面のより中枢に至り、生体との反応を惹起させる。その反応生成物が爪裏面に於いて縮小硬化し、巻き爪・陥入爪を発生させている。さらに爪の外側縁部が異常な圧力、温度、湿度変化を受けて常在細菌が生体に対して病原性を示すようになり、爪外側縁部と側爪郭部に炎症を発生させる。
さらにこの炎症が周囲の軟部組織の腫脹を増強させて、悪循環を形成し、病的な肉芽形成、膿の排出、強い疼痛を伴う爪郭部炎へと進展していく。
従来からの巻き爪・陥入爪の治療法としては、
(1)爪甲の外側縁部、陥入して強い疼痛の元となっている爪棘を外科的に手術し切除する方法、
(2)爪の中枢の爪母等を外科的に手術し切除する方法、
(3)爪甲の外側縁部と軟部組織の間に、綿、アルミホイルを挿入する方法、
(4)特許文献に開示されている、形状記憶合金を用いる陥入爪矯正具を貼り付ける方法、
(5)爪甲の遊離前縁に開孔し、超弾性ワイヤーを挿入して、その弾性力によって治療する方法、
(6)特開2001−276104号公報に示す第1、第2の係止部を有する爪矯正具を用いる方法、
(7)前者に類似するスチールワイヤーを使用するドイツのVHO式の矯正法
の幾多の手法がある。
石黒隆著 「陥入爪に対するアルミホイル挿入療法」NEW MOOK整形外科No.17、特集/整形外科プライマリケア 314頁−319頁 特許第2648735号公報 町田英一著 「巻き爪を伴う嵌入爪」手術第60巻第4号2006. 461頁−466頁 畠山昌樹・橋本道夫著 「超弾性ワイヤーによる陥入爪の保存的治療」東北整災誌Vol.48 No.1(2004年6月) 74頁−75頁 特開2001−276104号公報 河合修三 著「陥入爪・巻き爪に対する新しいワイヤー矯正法-VHO式治療-」Expert Nurse Vol.20 No.5(2004年5月) 25頁−27頁
巻き爪・陥入爪は、一側又は両側の爪に変形を来たし、周囲の軟部組織に突出している。爪の外側縁を剔出する手術は簡単とはいえず、手術によって爪の巾が狭小となったり、爪棘が遺残することもある。また、新生する爪が再び変形を来たし、再発するなどの術後合併症の問題がある。
爪外側縁部と爪下の軟部組織との間に綿花を挿入し、爪の外側縁部を挙上させる方法では、爪面を挙上させる作用力は弱く、綿花のさらに中枢部に浸出液、膿が貯留しやすく、頻繁に綿花の交換を要する。
特許文献1における陥入爪矯正具は、爪巾が狭い場合にはそれを固定することが困難である。また、この矯正具は足趾に熱を加えられた時のみ作用するため、作用力が極めて弱く持続的に作用させることはできない。
爪の前端の遊離縁に2ヶ所の開孔をし、その開孔に直線状の超弾性ワイヤーを挿入し湾曲させて、その反発力で陥入爪を矯正する手法が、現今広く行われている。しかし、爪が短い、つまり深爪の場合には装着ができない。爪の前端に一本のみの超弾性ワイヤーを挿入しているが、複数の超弾性ワイヤーを同時に用いることはできない。もっぱら爪前端を挙上するが、爪全体を挙上する作用力は極めて弱い。このため爪前縁部を挙上し矯正するのに、数ヶ月〜1年の長期間を要している。時に爪が開孔部付近で破損する等、幾多の欠点がみられる。
第1、第2の係止部を有する爪矯正具は係止部が細い針金であり、炎症によって脆弱化している爪外側縁にとっては鋭利であり、爪を破損しやすい。また、爪に対して矯正力を付与するためには、常時その矯正力の調整と爪外側縁部の観察が長期間に亘り必要となる欠点を有している。
本考案の目的は、前述の課題点を解決し、適切な矯正整復力を自律的に作用させて、爪の外側縁部を挙上し平坦にすることによって変形を治療すると同時に、爪の外側縁部の周囲軟部組織への刺激と圧迫を減少消失させ、周囲軟部組織の炎症・肉芽・発赤・疼痛を極めて短時間・短日時に消退させうる巻き爪・陥入爪治療具を提供することである。
上記の課題は、本考案の下記(1)〜(5)のいずれかの構成の変形爪治療具によって解決することができる。
(1)コの字状であり、爪の両外側縁に挿入される一対の端子、該一対の端子の間に延び、両端が該一対の端子に固定され、前記一対の端子を弾性力により引き上げることにより、爪の両外側縁を引き上げる超弾性ワイヤー、および前記超弾性ワイヤーに設けられ、前記爪上に配置されることにより、前記超弾性ワイヤーの中間部と該爪との間に間隔を置くようにして、該超弾性ワイヤーの両端が前記一対の端子に作用する弾性力を向上させるブラケットを備えていることを特徴とする変形爪治療具。
(2)前記超弾性ワイヤーとして、予め湾曲された超弾性ワイヤーを使用し、この超弾性ワイヤーを、湾曲底部が爪側になるようにし、両端を下側に変形させた状態で前記一対の端子に固定された上記(1)の変形爪治療具。
(3)前記ブラケットが、前記超弾性ワイヤーに沿って移動可能であり、爪上の配置位置が調節可能である上記(1)または(2)の変形爪治療具。
(4)前記ブラケットが、前記超弾性ワイヤーの中間部と爪との間の間隔を調節可能なように調整可能である上記(1)〜(3)のいずれかの変形爪治療具。
(5)前記超弾性ワイヤーとして、爪の症状にあわせた湾曲と太さを有するものを使用する上記(1)〜(4)のいずれかの変形爪治療具。
本考案に係る変形爪治療具は、上記のような構造のものであるので、力学上最も作用させたい陥入爪の爪面上の任意の部位に設置することができる。必要があれば複数設置することもできる。巻き爪・陥入爪の爪外縁の爪下面には、爪下遊離腔が存し、特に病的肉芽を形成している症例では、本変形爪治療具の両端の端子のコの字状の部分を挿入しうる充分な腔隙が存している。この腔隙を活用し、本変形爪治療具は有効な力学を変形した爪に作用させている。両側の端子は線状の針金ではなく、数ミリ巾をもつ面状で爪に接触し、病的に軟化している爪に対して愛護的に矯正整復力を作用させうる。
前記超弾性ワイヤーは、爪の症状にあわせて種々の太さと曲率をもつものを準備しておくことが望ましい。爪甲上に設置されたブラケットは、本変形爪治療具を設置状態で安定させることができる。また、その高さを調節することによって作用力を倍加・増加させうる。
臨床上では、症例に応じて簡便に現場加工のように容易に本変形爪治療具を装着できうることも特徴である。
次に、添付図面を参照して、本考案の実施の形態による変形爪治療具について説明する。
図1は、本考案の実施の形態による変形爪治療具10を変形爪Cに装着した状態で示した斜視図、図2は、図1の状態の正面図である。
本変形爪治療具10は、変形爪Cの両外側縁部に挿入される一対の(第1および第2)端子12、14、該一対の端子12、14の間に延び、両端が該一対の端子12、14に固定され、前記一対の端子12、14を弾性力により引き上げることにより、変形爪Cの両外側縁を引き上げる超弾性ワイヤー16、および前記超弾性ワイヤー16に設けられ、前記変形爪C上に配置されることにより、前記超弾性ワイヤー16の中間部と該変形爪Cとの間に間隔を置くようにして、該超弾性ワイヤー16の両端が前記一対の端子12、14に作用する弾性力を向上させるブラケット18を備えている。図において、符号Dは、病的肉芽を示す。
本変形爪治療具10は、上記超弾性ワイヤー16の弾性力による自律的な矯正整復力により、巻き爪や嵌入爪等の変形爪Cの両側縁部を引き上げ、該変形爪Cの矯正を行うものである。
上記端子12、14は、プラスチックまたは金属の0.2〜0.8mm程度の厚さの板状材料で構成されており、図3に示したように細長い水平上方部分12a,14a、長さが上方部分12a,14aの長さの半分程度の矩形の水平下方部分12b,14b、および上方部分12a,14aと下方部分12b,14bを間隔を保った状態で接続する垂直接続部分12c,14cとからなっている。上記上方部分12a,14aには、図示したように円形の開口12d,14dが設けられていることが望ましい。
上記上方部分12a,14aの広い方の幅Wは、2〜4mm程度であることが好ましく、端子全体の高さTは、2〜4mm程度であることが好ましい。
これらの端子12、14は、下方部分12b,14bが変形爪Cの両外側縁の下部の遊離腔に挿入される。
上記超弾性ワイヤー16は、超弾性合金で作られたもので、図4に示したように予め湾曲が付けられたものであることが好ましい。効果は落ちるがストレートのものであってもよい。
超弾性合金としては、例えば、Ni-Ti(Ni:49-51 atomic%, Ni-Tiに第3元素を添加したものも含む),Cu-Al-Zn(Al:3-8 atomic%,Zn:15-28 atomic%),Fe-Mn-Si(Mn:30 atomic%,Si:5 atomic%),Cu-Al-Ni(Ni:3-5 atomic%,Al:28-29 atomic%),Ni-Al(Al:36-38 atomic%),Mn-Cu(Cu:5-35 atomic%),Au-Cd(Cd:46-50 atomic%)などが挙げられる。なお、この超弾性合金は、形状記憶合金としても知られている。本考案には、Ni-Ti合金が好適である。
超弾性ワイヤーとしては、上記の曲率と太さが種々のものを準備しておき、症状にあわせて最も望ましい自律的な矯正整復力が得られる曲率と太さのものを選択して用いることが好ましい。超弾性ワイヤーの太さ(直径)は、0.4〜0.6mm程度であることが好ましい。
上記超弾性ワイヤー16は、図4に示したようにその一端が予め端子12または14に固定されていることが好ましい。この固定は、瞬間接着剤等の接着剤で行うことが好ましいが、半田づけ又は端子と超弾性ワイヤーの嵌合でもよい。この固定の際に、接着剤等が端子12、14の開口12d,14dにしみ込んで、超弾性ワイヤーへの端子の固定が強固なものとなる。
この固定の際は、大きな矯正整復力を得るため、超弾性ワイヤー16の湾曲底部が下(装着したときの爪側)になるようにして固定される。
上記ブラケット18は、プラスチックまたは金属で形成されたものであり、ほぼ矩形の上部部材18a、ほぼ矩形の下部部材18bおよびこれらの上部部材18aと下部部材18bの中間のステム18cで構成されている。上記上部部材18aには、一方の側面から他方の側面に貫通する超弾性ワイヤー挿通用の挿通孔18dが形成されている。この挿通孔18dは、超弾性ワイヤー16が容易に離れないようであるなら溝の形状であってもよい。このブラケット18は、図1および図2に示されたような態様で配置され、変形爪C上において、変形爪治療具10を安定させる作用、並びに超弾性ワイヤー16の中間部の位置を高くすることにより、弾性力による矯正整復力を高める作用をなす。
本変形爪治療具10で用いるブラケットとしては、歯列矯正用のブラケットを用いることができる。
超弾性ワイヤー16の中間部の高さ位置を調節可能にするためには、図6に示したように、上記上部部材18aと下部部材18bとを分離するとともに、上部部材18aに上下に貫通するネジ孔18eを設け、このネジ孔18eに長いネジ18fを螺合し、その下端に下部部材18bを固定すればよい。超弾性ワイヤー16の中間部の高さ位置を調節するには、高さの異なる種々のブラケットを用意しておき、選択して用いてもよい。
次に、図7以降の代用写真を用いて、本変形爪治療具10の変形爪Cへの取り付け方法について説明する。なお、写真での描写は、模型を用いてのものである。
図7を参照すると、爪の両側に浸出液・膿の排出を伴う病的肉芽があり、周囲の軟部組は腫脹している。爪は腫脹した軟部組織と病的肉芽に埋入・陥入している。爪挙上鉤を用いて病的肉芽を排除し、爪の外側縁下に鉤先を挿入し、爪の外側縁を少し挙上する。浸出液の作用によって、爪は既に軟化している。
次に図8に示したように、本変形爪治療具の超弾性ワイヤーが既に接合されている端子を爪前縁の外側部にはめこみ、鉄道のレールに滑らせるように端子を中枢方向へ挿入する。このとき、上記超弾性ワイヤーには、予めブラケットを嵌め込んでおく。
次に、図9に示したように、他端の爪の外側縁にも爪挙上鉤を用いて、爪を少し挙上させる。そして、図10に示したように、他端の爪縁直下の遊離腔に他端の端子をはめこみ、鉄道のレールに滑らせるように端子のみを挿入する。
この後、図11に示したように、先に装着された超弾性ワイヤーを変形した爪面上に沿うように押し下げる。超弾性ワイヤーと、既に装着された他端の端子上面に密着させる。
次に、図12に示したように、他端の端子と超弾性ワイヤーを接着剤(または金属)を用いて固定する。続いて、図13に示したように、長く延びて固定されている超弾性ワイヤーを他端の端子の外側の部位で切断する。本変形爪治療具によって爪が薄い場合は、術の終了時には既に爪は挙上される。また、本変形爪治療具を安定させるため中央のブラケットを爪甲に押着させる。なお、この時、爪上のブラケットは、図2に示したように、変形が最も強い爪面上であって、爪の曲がりが強い方に近づけて配置する。
図14に示したように、術後1日で爪の陥入変形が消失し、飛行機の翼状に反転湾曲することもある。爪の厚さにもよるが術後1日〜数日で巻き爪・陥入爪の変形が矯正整復され、病的肉芽と周囲の軟部組織の腫脹は消退する。
最後に、図15に示したように、病的肉芽と周囲の軟部組織の腫脹と炎症の消退を待って本変形爪治療具を除去するとともに、爪甲上にアクリルプラスチックを塗布して、良好な矯正整復位で爪を固定する。
なお、本変形爪治療具による変形爪の整復治療は、特許第3914881号公報に記載された変形爪矯正用処理剤を爪に塗布して行うと、爪が軟化するので整復時間を極めて短縮することができる。
図16に示したように、両側性の巻き爪・陥入爪であって、巻き爪・陥入爪の爪面が広く肥厚している場合には、本変形爪治療具10を2つ以上装着することが好ましい。
以上説明したように、本考案の変形爪治療具は、爪外側縁の直下に存する爪下遊離腔を利用して端子を挿入し、超弾性ワイヤーの矯正整復力により従来の手法とはまったく異なる、短時間または短日時で爪を挙上浮上させることができる。この効果は、上記したように、特許第3914881号公報に記載された変形爪矯正用処理剤を併用すると特に顕著である。
本変形爪治療具は同時に爪の両外側縁を挙上することができる。
本変形爪治療具の爪外側縁にかかる端子は、線状ではなく面をなしており、既に炎症によって易損性を示す爪に対して単位面積当たりの作用力が加減でき、爪外側縁を損傷させることなく爪に挙上力を作用させることができる。
本変形爪治療具は複数同時に用いることができる。広い面に亘って変形している爪を挙上させるのにも適している。
本変形爪治療具では超弾性ワイヤーの曲率と太さを選ぶことによって、矯正整復力をあらかじめ調整しておくことができる。
本変形爪治療具では、中央部の歯列矯正用のブラケットの使用によって超弾性ワイヤーの矯正整復力をさらに倍加させることができる。
本変形爪治療具の中央部のブラケットを爪甲上に押着させることによって、本変形爪治療具を爪甲において安定させることができる。
本変形爪治療具の部品をあらかじめ用意して操作を行うと、極めて容易に短時間で行うことができる。
本変形爪治療具の使用によって爪外側縁は挙上され、周囲の軟部組織への刺激は消失し、爪縁に対する薬物の塗布、抗生物質の内服注射を行うことなく、急速に周囲の軟部組織の炎症・病的肉芽・腫脹は消退する。
本変形爪治療具はいわゆる巻き爪と陥入爪のいずれに対しても適応となる。
本変形爪治療具は従来の技術では対処が困難であった深爪の症例、なおかつ著しく沈潜化した陥入爪に対しても、局所麻酔を併用することにより良好に矯正整復し、爪全体を浮上させることができる。
本変形爪治療具によって変形した爪甲の任意の部分を選択的に挙上させることもできる。
本発明の実施の形態による変形爪治療具を変形爪に装着した状態を示す斜視図である。 図1を正面から見た図である。 変形爪治療具の端子を示す図であり、(A)は一対の端子の斜視図、(B)は一つの端子の平面図、(C)は一つの端子の正面図である。 変形爪治療具の超弾性ワイヤーを一つの端子に取り付けた図であり、(A)は斜視図、(B)は正面図である。 変形爪治療具のブラケットを示す斜視図である。 ブラケットの変形例を示す図であり、(A)は最も高さが低い状態で示した図であり、(B)は最も高さが高い状態で示した図である。 変形爪治療具の変形爪への装着の一過程を示す図である。 変形爪治療具の変形爪への装着の一過程を示す図である。 変形爪治療具の変形爪への装着の一過程を示す図である。 変形爪治療具の変形爪への装着の一過程を示す図である。 変形爪治療具の変形爪への装着の一過程を示す図である。 変形爪治療具の変形爪への装着の一過程を示す図である。 変形爪治療具の変形爪への装着の一過程を示す図である。 変形爪治療具の変形爪への装着の一過程を示す図である。 変形爪治療具の変形爪への装着の一過程を示す図である。 変形爪へ変形爪治療具を二つ装着した状態を示す図である。
符号の説明
10 変形爪治療具
12 端子
14 端子
16 超弾性ワイヤー
18 ブラケット

Claims (5)

  1. コの字状であり、爪の両外側縁に挿入される一対の端子、該一対の端子の間に延び、両端が該一対の端子に固定され、前記一対の端子を弾性力により引き上げることにより、爪の両外側縁を引き上げる超弾性ワイヤー、および前記超弾性ワイヤーに設けられ、前記爪上に配置されることにより、前記超弾性ワイヤーの中間部と該爪との間に間隔を置くようにして、該超弾性ワイヤーの両端が前記一対の端子に作用する弾性力を向上させるブラケットを備えていることを特徴とする変形爪治療具。
  2. 前記超弾性ワイヤーとして、予め湾曲された超弾性ワイヤーを使用し、この超弾性ワイヤーを、湾曲底部が爪側になるようにし、両端を下側に変形させた状態で前記一対の端子に固定された請求項1の変形爪治療具。
  3. 前記ブラケットが、前記超弾性ワイヤーに沿って移動可能であり、爪上の配置位置が調節可能である請求項1または2の変形爪治療具。
  4. 前記ブラケットが、前記超弾性ワイヤーの中間部と爪との間の間隔を調節可能なように調整可能である請求項1〜3のいずれかの変形爪治療具。
  5. 前記超弾性ワイヤーとして、爪の症状にあわせた湾曲と太さを有するものを使用する請求項1〜4のいずれかの変形爪治療具。


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