JP5468833B2 - 施肥装置の散布具 - Google Patents
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Description
この施肥ノズルは、パイプ状のノズル本体の下端部前面に作溝部材が略下方に延びた状態で一体に取付けられており、施肥ノズルの下端部を畝に挿入したまま前進させることで、作溝部材の後方に施肥溝を作溝することができる。また、施肥ノズルは、ノズル本体の下端で且つ作溝部材の上端部に肥料排出口が形成されており、肥料排出口から排出された肥料を作溝部材で案内して施肥溝の底部に到達させることで、肥料排出口に土が詰まらないように構成されている(特許文献1参照)。
しかしながら、作溝板は板状体であって背面部(上面)が露出しており、この背面部上を肥料が流下している際に施肥溝の周囲の土が崩れ落ちて肥料の拡散が妨げられるため、施肥溝の幅方向全体に亘って均等に肥料を散布させることが困難になっている。
第1に、肥料タンク2からの肥料Hを供給する筒状のガイド体3と、このガイド体3の下端に接続され且つ畝U内に挿入されるノズル体4とを有していて、前記畝U内に肥料Hを施肥する施肥装置の散布具であって、前記ノズル体4は、横長の筒形状で且つ前記ガイド体3に接続された前部から後部にかけて後方末広がり形状であり、内部に肥料Hを拡散させて放出する放出路5が形成され、この放出路5の底面における左右方向の中央部には、この中央部を通る肥料H1の量を抑えて前記放出路5の中央部からの肥料H1の放出量と左右側部からの肥料H2、H3の放出量とを均す隆起部6が形成されていることを特徴とする。
第3に、前記ノズル体4の外底面の左右側部に下方へ突出し且つ突出長さが前記中央溝切体7より短い側部溝切体8を設けていることを特徴とする。
第4に、前記ガイド体3の下部を前後に長い断面略長円形状又は断面略楕円形状に形成していることを特徴とする。
これらの特徴により、肥料Hを供給するガイド体3下端に横長の筒形状で且つ後方末広がり形状のノズル体4を接続し、ノズル体4の内部で肥料Hを拡散して放出する放出路5の底面における左右方向の中央部に隆起部6を形成することで、周囲の土が崩れても妨害されることなく畝Uの土中において放出路5の中央部からの肥料H1の放出量と左右側部からの肥料H2、H3の放出量とを均すことができ、ノズル体4内部で肥料Hを施肥幅に亘って略均等に拡散させることができる。
さらに、ノズル体4の外底面の左右側部に下方突出状で且つ突出長さが中央溝切体7より短い側部溝切体8を設けることで、ノズル体4の左右側部の下方における畝Uの土を、中央溝切体7によって掘られる深さよりも浅く掘って溝切りし、ノズル体4の下方で畝断面略円弧状となるように肥料Hを畝U内に散布することができる。
本発明の最も好ましい技術的手段は、肥料タンク2からの肥料Hを供給する筒状のガイド体3と、このガイド体3の下端に接続され且つ畝U内に挿入されるノズル体4とを有していて、前記畝U内に肥料Hを施肥する施肥装置の散布具であって、前記ノズル体4は、前部から後部にかけて後方末広がり形状な底壁4dと、この底壁4dの左右両側に設けられた側壁4cと、前記左右側壁4cの間に設けられた上壁4aにより横長の筒状に形成され且つ前記筒状内部に肥料Hを拡散させて放出する放出路5が形成され、前記放出路5の前側に前記ガイド体3が接続されており、前記放出路5の前記底壁4dにおける左右方向の中央部には、この中央部を通る肥料H1の量を抑えて前記放出路5の中央部からの肥料H1の放出量と左右側部からの肥料H2、H3の放出量とを均す後方末広がり形状の隆起部6が、当該放出路5の上壁4aとの間に空間を残す状態で形成されていることを特徴とする。
また、肥料タンク2からの肥料Hを供給する筒状のガイド体3と、このガイド体3の下端に接続され且つ畝U内に挿入されるノズル体4とを有していて、前記畝U内に肥料Hを施肥する施肥装置の散布具であって、前記ノズル体4は、前部から後部にかけて後方末広がり形状な底壁4dと、この底壁4dの左右両側に設けられた側壁4cと、前記左右側壁4cの間に設けられた上壁4aとにより横長の筒状に形成され且つ前記筒状内部に肥料Hを拡散させて放出する放出路5が形成されており、この放出路5の前記底壁4dにおける左右方向の中央部には、この中央部を通る肥料H1の量を抑えて前記放出路5の中央部からの肥料H1の放出量と左右側部からの肥料H2、H3の放出量とを均す隆起部6が形成され、前記ガイド体3の下端部は、前記隆起部6の前側で前記上壁4aを貫通して接続されていて前記放出路5の前記底壁4dに対向していることを特徴とする。
図1、5〜7には、施肥装置47を搭載したロータリ耕耘機21が示され、図2〜4には施肥装置47に取り付けられた本発明に係る散布具1が示されている。
ロータリ耕耘機21は、ロータリ耕耘部31、畝成形器41及び施肥装置47を有しており、トラクタTの後部にリンク機構22を介して昇降自在に連結されたロータリ機枠23によって支持されている。
このロータリ機枠23は、左右方向中央部のギアケース24から左右両側に突設するサポートアーム25と、これら左右のサポートアーム25から上方へ延設された施肥機枠26と、前記ギアケース24から上方突出状に固定されたトップマスト27と、ギアケース24の下端側に上部が連結されている伝動ケース28とを備えている。
ロータリ耕耘部31は、センタドライブ駆動方式であって、トラクタTのPTO軸からの駆動力が、ギアケース24及び伝動ケース28内に設けられた伝動機構を介して爪軸30に伝達される。この爪軸30が図1の矢印X方向に回転することで、耕耘爪29は土を耕起反転すると共に砕土する。
ロータリ機枠23には、ロータリ耕耘部31を覆う耕耘カバー32が支持されている。
この耕耘カバー32は、ロータリ耕耘部31の上方を覆う側面視で円弧状の板体であって、取付手段33によって、ロータリ機枠23に対して爪軸30の軸心を中心として回動自在で且つ任意の回動位置で固定可能に、該ロータリ機枠23に取り付けられている。
取付手段33は、左右各サポートアーム25に固定された左右一対の固定ブラケット34と、耕耘カバー32の上面に固定された左右一対の可動ブラケット35とを有する。
前記可動ブラケット35は後方に延長されており、この延長部分に支持フレーム37が固定されている。この支持フレーム37及び耕耘カバー32に畝Uの成形を行う畝成形器41が取り付けられており、ロータリ機枠23に対して、耕耘カバー32、支持フレーム37、畝成形器41が爪軸30を中心として角度調節自在である。
支持フレーム37は、左右の可動ブラケット35の後端に左右方向に配置されたツールバー38と、このツールバー38の左右方向中途部に設けられた取付具39とを有する。
ツールバー38は、角パイプ等によって構成され、左右可動ブラケット35の後端に溶接等によって連結されている。
支持フレーム37の下方側には、ロータリ耕耘部31から後方に放てきされる土を左右方向中央に案内する左右一対の案内板40と、左右の各案内板40の内側縁から後方へ延設している畝成形器41とが配備されている。
案内板40は、平面視で略ハの字状に2つの板状体を配置したものであって、左右案内板40間に畝成形口40aを形成していて、後方に放てきされた土を中央の畝成形口40aへ集めて後方の畝成形器41に案内している。左右の案内板40は、若干後傾した断面円弧状となっており、ロータリ耕耘部31で耕耘され後方へ放てきされた土を掻き上げることができる。
天板42は、前端が左右の案内板40の間で且つ畝成形口40a上方に取り付けられた板体であり、後方にいくにつれて徐々に下がるように配備されており、この天板42に沿って畝Uの上面が形成される。また、天板42には、後述する散布具1のガイド体3を挿通させる挿通孔42aが形成されている。
一方、畝成形器41の左右両側には、畝Uの左右両側を転動してロータリ耕耘部31の耕深を決定するゲージ輪(ゲージ部材)44が配置されている。
左右のゲージ輪44は、左右サポートアーム25の中途部に揺動自在に取り付けられた支持枠体45によって回動自在に支持されており、この支持枠体45と前記トップマスト27とにわたって、ゲージ輪44の高さを調整する高さ調整部46が設けられている。
施肥機枠26は、左右の各サポートアーム25の左右方向中途部に揺動自在に取り付けられた左右の支柱受け50と、この左右支柱受け50に対し固定具51aによって高さ調整自在に支持できる左右の支柱51と、この左右支柱51の上端間に亘って架設されていて該支柱51に取付固定された横梁部材52と、この横梁部材52に固定されたタンク取付フレーム53とを有する。
横梁部材52の左右方向略中央部には、リンク機構22の連結ロッド22aが連結されたリンク連結部52aが設けられており、左右の支柱受け50及び支柱51の揺動が規制されていると共に、連結ロッド22aの長さを調節することによって、肥料タンク2の水平度が調節可能となっている。
肥料タンク2は、前記タンク取付フレーム53に左右に各1つずつ取り付けられ、上方開口状で下方へいくほど先細り且つ下部中央に吐き出し口を有したホッパ2aと、このホッパ2aの上方開口部を塞ぐ蓋体2bとを有している。よって、肥料タンク2内における粒状、粉状等の肥料Hは、ホッパ2aの下部中央に集って吐き出し口から肥料繰出機構48へ送り込まれる。
この繰出ロール54は、左右軸回りに所定の回転速度で回転可能な円柱体であって、この周面には複数の肥料繰り出し用の繰出凹部54aが周方向に沿って所定間隔ごとに形成されている。また、繰出ロール54の回転速度を調節することによって、肥料Hの繰り出し量を調節することができる。
繰り出された肥料Hは、案内ホース49を通って左右の各散布具1に供給される。
ガイド体3は、案内ホース49の下端に取り付けられた筒状体であって、図2、7に示した如く、上部が前述したツールバー38の取付具39によって高さ調整自在に取り付けられる取付部3aを形成し、下部が取付部3aよりも径小で且つ前後に長い断面略長円形状又は断面略楕円形状に形成された土中挿入部3bを構成している。
なお、取付具39は、角パイプ状のツールバー38周面を外嵌するブラケット部39aと、このブラケット部39aの後面に取り付けれていてガイド体3を内部に挿通させる筒状の挿通部39bとを有している。この挿通部39b周面の後部側が開口しており、この開口部を通ってガイド体3の取付部3aを径内外方向に移動可能な固定体39cが設けられている。この固定体39cをネジ、ボルト等の固定具によって取付部3aの外周面に押し付け固定することで、畝U内での意図した施肥深さに応じてガイド体3の高さを調整できる。
前記ノズル体4は、ガイド体3下端に前部が接続されていて、この前部から後部にかけて後方末広がり形状で且つ後方開口した(この開口部を放出口4eとする)横長の筒形状となっている。
この放出路5及びノズル体4の左右幅は、前部から後部に亘りガイド体3の左右幅よりも広く形成されており、ノズル体4が土中を進む際には、ノズル体4及び放出路5におけるガイド体3の左右幅よりも左右外方へ突出した部分がガイド体3の左右幅狭の土中挿入部3bよりも幅広い範囲の土を切り崩しながら前進することとなる。
しかし、放出路5は上方が前記上壁4aによって覆われているため、ノズル体4が土中進行中で土が切り崩されても放出路5の上方から土が侵入することを防ぐことができ、肥料Hの左右拡散に支障を及ぼすことはない。
この隆起部6は、底壁4dから緩やかに上方へ膨らみはじめる先端部6aがガイド体3下端の開口から所定長さだけ後方に位置していて、先端部6aから下流端までに亘って左右方向中央に位置する膨出部6bが底壁4dを上方へ膨出させて形成されている。したがって、ガイド体3下端からノズル体4内部に入ってきた肥料Hは、まず隆起部6の先端部6aに当たり、左右へ略均等に拡散される肥料H2、H3と、そのまま真っ直ぐ流下する肥料H1とに分かれる。
また、ノズル体4は、土中における散布具1の進行方向(略水平方向)に対して側面視で約30度の角度をなして後下方に延設するように設けられている。これによって、ノズル体4は、内部を肥料Hが拡散しながら転がるのに必要で、且つ土中のノズル体4の抵抗を可及的に少なくするような後方下向き傾斜を有している。
ノズル体4の底壁4dの下面(ノズル体4の外底面)には、中央溝切体7とこの中央溝切体7の左右外側方に位置する左右一対の側部溝切体8とを設けている。
前記側部溝切体8は、底壁4dの外底面の左右側部(底壁4dにおける平坦部4f、4gの外底面)から後下方に突出しており、中央溝切体7と略相似形状に且つ小さく形成された柱体8aと、この柱体8aの尖った前側辺に沿って前方に設けられた断面略円形状の棒体8bとを有している。なお、棒体8bは、後端が柱体8a先端を巻くように後方へ湾曲し、棒体8bの後端面と柱体8aの後面とは側面視で略面一となっている。
また、側部溝切体8における柱体8aと棒体8bとを合わせた前後長さは、中央溝切体7よりも若干短く設定されている。
第1実施形態に係る施肥装置47の散布具1を装着したロータリ耕耘機21の使用態様を説明する。
次に、ロータリ耕耘部31の後方にある案内板40によって、耕耘された土が中央に集められ、その土が畝成形器41をくぐることで畝Uが形成されると同時に、成形される畝U内に散布具1から肥料Hが散布される。
ここで、肥料タンク2からの肥料Hは、案内ホース49及びガイド体3を経てノズル体4の内部に供給される。供給された肥料Hは、ノズル体4内部で放出路5の隆起部6にぶつかり、中央だけでなく左右にも分散され、放出路5における中央部からの肥料H1の放出量と左右側部からの肥料H2、H3の放出量とが均されて、畝U内で肥料Hを全施肥幅に亘って略均等に拡散させることができる。
これと同時に、左右の側部溝切体8によってノズル体4の左右側部の直下の土が掻き分けられ、左右側部溝切体8の直後にできる空間(断面略V字形の溝M2、M3)が形成され、溝M2、M3の深さは、図5中にて1点鎖線で示した如く、中央溝切体7による溝M1の深さよりも浅くなる。
これによって、栽培する野菜の根域だけに成育に必要な肥料Hを局所散布することができ、肥料Hを無駄なく活用して減肥を行うことが可能となる。特に、レタスやキャベツ等の葉菜類の根が肥料焼けすることなく畝U内において根域を中心として略円弧状に肥料Hを散布できるため、不必要な肥料Hを可及的に減らすことができる。
比較例と第1実施形態との違いは、ロータリ耕耘部31の前方にて施肥をしている点と、第1実施形態における鉈爪タイプの耕耘爪29と異なった局所撹拌用の耕耘爪62を有する点とである。
ロータリ耕耘機61は、耕耘カバー32の前方から案内ホース63を垂らしており、耕耘される前の圃場Fに肥料Hが散布される。この散布位置は後述する耕耘爪62の前方であり、肥料Hは土ごとロータリ耕耘部31によって耕起、撹拌されることとなる。
図9に示されたように、耕耘爪62は、短尺タイプの爪であって、側面視で略への字形に途中で左右方向内方へ約40°屈曲しており、この屈曲した部分(屈曲部)62aの両側縁には、土を切り込んで撹拌するための刃62bが設けられている。このような両刃型であるために、同一形状の耕耘爪62を爪軸30の左右で兼用できる。耕耘爪62の基端側には、固定具30cを挿通させる固定孔62cが設けられている。
また、耕耘爪29は、側面視で爪軸30から放射状に複数延びているが、局所撹拌用の耕耘爪62は左右に1本ずつ配備されており、撹拌範囲が抑えられている。耕耘爪62は、栽培する野菜の根域に応じた長さ及び屈曲角度としてもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。施肥装置47の散布具1等の各構成又は全体の構造、形状、寸法などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
ノズル体4は、内部で肥料Hが転がって左右方向に拡散するのであれば、土中での抵抗がなるべく少なくなるように、略水平から若干後下方へ傾斜する角度でガイド体3に取り付けられていてもよい。
中央溝切体7は、前側に断面略円形状の棒体を有していてもよい。
中央溝切体7及び側部溝切体8を設けなくてもよく、このとき、肥料Hは畝U内の所定深さにて略横一列に散布されることとなる。
また、側部溝切体8は、柱体8aのみで、棒体8bを有さないものであってもよい。
2 肥料タンク
3 ガイド体
4 ノズル体
5 放出路
6 隆起部
7 中央溝切体
8 側部溝切体
H 肥料
H1 放出路の中央部を通る肥料
H2、H3 放出路の左右側部を通る肥料
U 畝
Claims (4)
- 肥料タンク(2)からの肥料(H)を供給する筒状のガイド体(3)と、このガイド体(3)の下端に接続され且つ畝(U)内に挿入されるノズル体(4)とを有していて、前記畝(U)内に肥料(H)を施肥する施肥装置の散布具であって、
前記ノズル体(4)は、前部から後部にかけて後方末広がり形状な底壁(4d)と、この底壁(4d)の左右両側に設けられた側壁(4c)と、前記左右側壁(4c)の間に設けられた上壁(4a)により横長の筒状に形成され且つ前記筒状内部に肥料(H)を拡散させて放出する放出路(5)が形成され、前記放出路(5)の前側に前記ガイド体(3)が接続されており、
前記放出路(5)の前記底壁(4d)における左右方向の中央部には、この中央部を通る肥料(H1)の量を抑えて前記放出路(5)の中央部からの肥料(H1)の放出量と左右側部からの肥料(H2、H3)の放出量とを均す後方末広がり形状の隆起部(6)が、当該放出路(5)の上壁(4a)との間に空間を残す状態で形成されていることを特徴とする施肥装置の散布具。 - 肥料タンク(2)からの肥料(H)を供給する筒状のガイド体(3)と、このガイド体(3)の下端に接続され且つ畝(U)内に挿入されるノズル体(4)とを有していて、前記畝(U)内に肥料(H)を施肥する施肥装置の散布具であって、
前記ノズル体(4)は、横長の筒形状で且つ前記ガイド体(3)に接続された前部から後部にかけて後方末広がり形状であり、内部に肥料(H)を拡散させて放出する放出路(5)が形成され、
この放出路(5)の底面における左右方向の中央部には、この中央部を通る肥料(H1)の量を抑えて前記放出路(5)の中央部からの肥料(H1)の放出量と左右側部からの肥料(H2、H3)の放出量とを均す隆起部(6)が形成され、
前記ノズル体(4)の外底面の左右方向中央に下方へ突出する中央溝切体(7)を設けていることを特徴とする施肥装置の散布具。 - 前記ノズル体(4)の外底面の左右側部に下方へ突出し且つ突出長さが前記中央溝切体(7)より短い側部溝切体(8)を設けていることを特徴とする請求項2に記載の施肥装置の散布具。
- 肥料タンク(2)からの肥料(H)を供給する筒状のガイド体(3)と、このガイド体(3)の下端に接続され且つ畝(U)内に挿入されるノズル体(4)とを有していて、前記畝(U)内に肥料(H)を施肥する施肥装置の散布具であって、
前記ノズル体(4)は、前部から後部にかけて後方末広がり形状な底壁(4d)と、この底壁(4d)の左右両側に設けられた側壁(4c)と、前記左右側壁(4c)の間に設けられた上壁(4a)とにより横長の筒状に形成され且つ前記筒状内部に肥料(H)を拡散させて放出する放出路(5)が形成されており、
この放出路(5)の前記底壁(4d)における左右方向の中央部には、この中央部を通る肥料(H1)の量を抑えて前記放出路(5)の中央部からの肥料(H1)の放出量と左右側部からの肥料(H2、H3)の放出量とを均す隆起部(6)が形成され、前記ガイド体(3)の下端部は、前記隆起部(6)の前側で前記上壁(4a)を貫通して接続されていて前記放出路(5)の前記底壁(4d)に対向していることを特徴とする施肥装置の散布具。
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