JP5468703B1 - 電源アダプタ - Google Patents

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Abstract

【課題】
サーバーのメンテナンス等を行う作業者が、サーバーの電源プラグを抜く際に、サーバーの電源が入っているか否かを容易に判断でき、作業者の作業性を向上することのできる電源アダプタ1を提供する。
【解決手段】
機器31と、機器31に電気を供給する電源33との間に接続される電源アダプタ1であって、電源アダプタ1が、本体2と、本体2の一端に設置され且つ電源から交流電流を受ける受電部3と、本体2の他端に設置され且つ受電部3で受電した交流電流を機器に供給する送電部4と、本体2に設置された1つ以上の表示部5と、受電部3で受電した交流電流を直流電流に変換して表示部5に送る制御回路6と、を有しており、表示部5が、制御回路6から送られた直流電流により、点滅又は点灯する構成を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、機器と電源の間に設置する電源アダプタに関するものである。
従来、複数のサーバーは、ラック等に設置され、使用されている。図11に、サーバー31が設置されたラック30の概略を示す。複数のサーバー31は、ラック30等に固定されている。また、サーバー31の電源プラグ32は、ラック30に設置された電源タップ33にそれぞれ接続されている。この複数のサーバー31は、定期的に電源をオフにされ、メンテナンスされる。
メンテナンスを行う際には、作業者が、まず複数のサーバーの中で対象となるサーバー(以下、対象サーバーという)の電源をオフにする。その後、作業者は、対象サーバーの電源プラグ32を、電源タップ33から抜き、対象サーバーの分解作業等を伴うメンテナンスを行う。このメンテナンス等は、ラック30に設置された複数のサーバー31の中から、1台ずつ順番に行われる。このとき、電源をオフとされ停止しているサーバーの機能は、他の稼働しているサーバーにより補完されている。
なお、ラック30等に設置される電源タップ33の中には、正しくアースされているか否かを示す表示ランプを有したものがある(例えば特許文献1参照)。この電源タップにより、サーバー31が正しくアースされているかを、監視することができる。
しかし、上記のメンテナンス等の作業は、いくつかの問題点を有している。第1に、作業者が、対象サーバーとは異なる稼働中のサーバーの電源プラグを抜いてしまう可能性があるという問題を有している。これは、ラック30等の電源タップ33には、複数のサーバーの電源プラグが接続されており、複数のサーバーには、多数の通信線等が接続されており、電源タップ33に接続された電源プラグ32が対象サーバーのものであるか否かを確認することが困難となるからである。特に、作業者の作業領域が、ラック30の背面等の狭く暗い場所である場合には、電源プラグの確認が更に困難となる。
第2に、メンテナンス等における作業者の作業性を、向上することが困難であるとう問題を有している。これは、作業者は、慎重に電源タップ33に接続された電源プラグ32と、電源プラグ32の先に接続されているサーバー31の確認を行う必要があるからである。
特開2003−7403号公報
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、サーバーのメンテナンス等を行う作業者が、サーバーの電源プラグを抜く際に、サーバーの電源が入っているか否かを容易に判断でき、作業者の作業性を向上することのできる電源アダプタを提供することである。
上記の目的を達成するための本発明に係る電源アダプタは、機器と、該機器に電気を供
給する電源との間に接続される電源アダプタであって、該電源アダプタが、本体と、該本体の一端に設置され且つ該電源から交流電流を受ける受電部と、該本体の他端に設置され且つ該受電部で受電した交流電流を該機器に供給する送電部と、該本体に設置された1つ以上の表示部と、該受電部で受電した交流電流を直流電流に変換して該表示部に送る制御回路と、を有しており、該表示部が、該制御回路から送られた直流電流により、点滅又は点灯する構成を有していることを特徴とする。
本発明の構成により、サーバーのメンテナンス等を行う作業者の作業性を向上することができる。これは、作業者が、サーバーへの通電状態をLED等の点滅又は点灯により容易に確認できるからである。これにより、作業者はメンテナンス対象であるサーバーに対応する電源プラグを容易に見つけることができ、作業性が飛躍的に向上する。また、作業者が稼働中の機器の電源プラグを誤って抜いてしまう事故も防止できる。
上記の電源アダプタにおいて、前記電源アダプタが、1つの前記受電部に対して複数の前記送電部を有しており、且つ1つ以上の前記表示部と1つ以上の前記制御回路を有するように構成してもよい。この構成により、電源アダプタは電源タップの代わりに使用できるため、サーバーラック等の設置スペースに制限がある場所でも採用可能となる。
上記の電源アダプタにおいて、前記制御回路が、前記受電部と前記送電部の間に設置されたカレントトランスを有しており、前記カレントトランスが、リング状のコアと、該コアの一部に複数回巻きつけられて構成された2次側コイルと、を有しており、該コアの内部を該送電部の送電側端子の1つが貫通するように配置されてもよい。この構成により、送電側端子の近傍の既存のスペースに、カレントトランスのコアを配置できるため、電源アダプタを小型にできる。
上記の電源アダプタにおいて、前記制御回路が、前記受電部と前記送電部の間に設置されたカレントトランスと、該カレントトランスで生じた交流電流を直流電流に変換する整流平滑部と、該整流平滑部から送られた直流電流を蓄電する蓄電部と、該蓄電部に接続された前記表示部と、該蓄電部に蓄電された電気が予め定めた値を超えたとき該蓄電部から該表示部に電流を流す構成を有する電圧監視部と、を有し、該表示部が点滅するように制御されてもよい。この構成により、作業者の作業性を更に向上できる。これは、表示部の点滅により、視認性が向上するからである。
本発明の電源アダプタの実施形態の概略を示した概略図である。 本発明の電源アダプタの実施形態の制御回路を示した概略図である。 制御回路の1例の概略を示した図である。 制御回路の別の実施形態の概略を示した図である。 本発明の電源アダプタの別の実施形態の概略を示した概略図である。 本発明の電源アダプタの別の実施形態の概略を示した概略図である。 本発明の電源アダプタの別の実施形態の概略を示した概略図である。 本発明の電源アダプタの実施形態の制御回路を示した概略図である。 制御回路の別の実施形態を示した概略図である。 カレントトランスの1例の概略を示した概略図である。 従来のサーバーが設置されたラックを例示する概略図である。
以下、本発明に係る実施の形態の電源アダプタについて、図面を参照しながら説明する。図1に、本発明の実施の形態の電源アダプタ1の概略を示す。電源アダプタ1は、サーバー等の機器と、機器に電気を供給する電源タップ等の電源の間に接続される電源アダプタ1である。この電源アダプタ1は、本体2と、本体2の一端に設置され且つ電源から交流電流を受ける受電部3と、本体2の他端に設置され且つ受電部3で受電した交流電流を機器に供給する送電部4と、本体2に設置された1つ以上の表示部5と、受電部3で受電した交流電流を直流電流に変換して表示部5に送る制御回路6と、を有している。また、表示部5は、制御回路6から送られた直流電流により、点滅又は点灯する構成を有している。
この電源アダプタ1は、例えば、受電部3がラックに設置された電源タップに接続され、送電部4がサーバーの電源プラグに接続される。また、受電部3及び送電部4は、それぞれ受電側端子7及び送電側端子8を有している。この受電部3及び送電部4は、交流電源用のプラグ(3極のプラグ)に対応した形状であり、アース電極を有するものである。更に、表示部5は、例えば送電部4を形成されている面と同一面に設置されており、LEDやネオンライト等の光源で構成することができる。加えて、制御回路6は、本体2の内部に設置されている。
なお、電源アダプタ1は、アース電極を有さない電源アダプタとして構成することもできる。また、表示部5の設置場所は、上記に限られない。作業者の視認性が良い場所であれば、他の場所であっても設置することができる。更に、図1では、受電部3を雄側形状とし、送電部4を雌側形状としているが、機器や電源の種類や配置により、受電部3を雌側形状とし、送電部4を雄側形状とすることもできる。
図2に、電源アダプタ1の本体2内に設置された制御回路6の概略を示す。受電部3及び送電部4は、3極のプラグに対応する形状となっており、ライブライン(又は非接地側ライン)Lと、ニュートラルライン(又は接地側ライン)Nと、アースラインGで、受電側端子7及び送電側端子8がそれぞれ接続されている。また、制御回路6は、1次側コイルをライブラインLに接続されたカレントトランス10と、カレントトランス10の2次側コイルから、整流平滑部12、振幅制限部13、及び蓄電部14を介して接続されたLED等で構成された表示部5と、を有している。更に、制御回路6は、カレントトランス10の2次側コイルの両端に接続された共振用キャパシタ11を有している。加えて、制御回路6は、蓄電部14と表示部5の間に、上記の接続と独立して接続された電圧監視部15を有している。
次に、電源アダプタ1の制御回路6の作動について説明する。まず、カレントトランス10が、ライブラインLに流れた交流電流の電流値に比例する電圧を、2次側コイルに生じさせる。ここで、カレントトランス10の1次側コイルは、ライブラインLを貫通させる場合と、ライブラインLを1ターン巻く場合等の複数の方法のいずれかで、ライブラインLに接続することができる。このため、カレントトランス10のインピーダンスは低く、電源から機器に大電流が流れるような場合であっても、ライブラインLで生じる電圧降下を無視できる程度に抑制することができる。また、カレントトランス10の2次側コイルは、ターン数を任意に決定することができるが、例えば500〜1000ターンとすることができる。この2次側コイルのターン数を多くするほど、カレントトランス10の感度を向上することができる。
次に、カレントトランス10の2次側コイルで生じた電圧は、共振用キャパシタ11との間で共振(直列共振)する。ここで、共振用キャパシタ11の両端に発生する電圧Ecは、以下の式で表すことができる。
ここで、eは共振回路を流れる電圧を示す。また、Qは、Q値(Quality Factor)を示し、以下の式で示される。
ここで、ωは周波数、Lは2次側コイルのインダクタンス、Rは2次側コイルの抵抗を示す。以上より、共振用キャパシタ11の両端に発生する電圧Ecは、共振回路を流れる電圧eのQ倍になる。
また、共振用キャパシタ11は、共振周波数が50Hzと60Hzの間になるように構成することが望ましい。これは、電源の交流電流が50Hz又は60Hzのいずれの場合であっても、同程度の感度を得ることができるからである。
次に、カレントトランス10の2次側コイルに生じた交流電流は、整流平滑部12で滑らかな直流電流に変換される。この整流平滑部12は、複数のダイオード及びキャパシタを有する多倍圧整流回路で構成されることが望ましい。この構成により、感度を向上できるからである。
次に、整流平滑部12で生成された直流電流は、蓄電部14に送られ蓄電される。この蓄電部14は、表示部5のLED等を点灯させるために設置されている。ここで、カレントトランス10の2次側コイルに流れる電流値は、1次側コイルを流れる電流の値を2次側コイルの巻き数で除した値となる。そのため、2次側コイルに流れる電流値は、表示部5のLED等を点灯させるには小さい電流値となる。また、2次側コイルで高い電圧を得ることは容易であるが、電流量を増加させようとすると、この電圧が降下してしまう問題があった。以上を解決するべく、本発明では、蓄電部14に設置したキャパシタ等を、微少電流で充電する構成を採用している。この蓄電部14の電圧は、振幅制限部13で制限された電圧まで、徐々に上昇していく。蓄電部14は、充電電流が大きいほど、電圧が早く上昇する構成を有している。ここで、振幅制限部13は、蓄電部14に予め定めた値を超える電圧が生じたとき電圧を逃がす安全装置として設置されている。そのため、振幅制限部13は、ライブラインLに大電流が流れた際に、カレントトランス10の2次側コイルに発生する過大な電圧を制限する構成を有している。
蓄電部14の電圧は、電圧監視部15により監視される。この電圧監視部15は、蓄電部14の電圧が、表示部5を構成するLED等の光源を光らせる電圧に達したか否かを監視する構成を有している。電圧監視部15は、蓄電部14の電圧が予め定めた電圧に達したとき、表示部5に充電完了の信号を送る。
表示部5は、電圧監視部15からの充電完了の信号を受けたとき、蓄電部14に蓄えられた電気で発光する。その後、蓄電部14は再び充電を行う。以上の繰り返しにより、表示部5を構成するLED等はオン、オフを繰り返し、その結果として点滅することができる。
上記の構成により、電源アダプタ1は、主に以下の作用効果を得ることができる。第1に、サーバー等の機器のメンテナンス等を行う作業者が、稼働中の機器の電源プラグを抜いてしまう事故を防止することができる。これは、作業者が、電源プラグを抜く際に、LED等で構成された電源アダプタの表示部により、機器への通電の有無を確認できるからである。また、電源アダプタ1にスイッチ等を設けない構成により、機器に電力が供給されているにも関わらず、表示部5にその旨が表示されないような事態が発生しないからである。
第2に、作業者の作業性を更に向上することができる。これは、LED等で構成された表示部を点滅させる構成により、作業者の視認性を向上することができるからである。また、作業者は、機器に供給される交流電流の電流量を知ることができるため、更に作業性を向上することができる。これは、電源アダプタを通過する電流量により、LED等で構成された表示部の点滅する速度が変化するからである。具体的には、ライブラインLを通過する電流量が大きいほど、表示部5を構成するLED等の光源の点滅速度が速くなる。
第3に、安全性の高い電源アダプタを提供することができる。これは、カレントトランスの設置により、電源アダプタに設置された表示部を含む制御回路が、受電部3と送電部4の間を流れる電気の電圧である線間電圧を利用しない構成となるからである。
第4に、低コストで電源アダプタ1を提供することができる。これは、電源アダプタ1には、接続された制御回路6を動作させるための電源が不要だからである。
第5に、電源アダプタ1の設置に伴い、機器に供給される電力の損失が増大することを防止できる。これは、電源アダプタ1のインピーダンスが小さいからである。
なお、カレントトランス10はニュートラルラインNに接続されてもよい。また、表示部5のLED等は、点滅ではなく点灯する構成とすることもできる。ただし、表示部5を点滅させる場合の方が、点灯させる場合に比べ、電源アダプタ1のインピーダンスが低くなるため、有利である。
図3に例示する実施形態の制御回路6Aは、整流平滑部12と、振幅制限部13と、蓄電部14と、電圧監視部15と、表示部5と、を有している。整流平滑部12は、例えば2つの直流阻止用キャパシタC1と、2つの平滑用キャパシタC2と、4つのダイオードD1と、を組み合わせて構成された4倍両波整流回路で構成される。振幅制限部13は、2つの振幅制限用ツェナーダイオードZD1で構成されている。蓄電部14は、蓄電用キャパシタで構成されている。電圧監視部15は、3つのトランジスタQ1〜Q3を有している。表示部5は、発光ダイオード(LED)50で構成されている。
次に、制御回路6Aの制御について説明する。まず、カレントトランス10の2次側コイルで生じた電流が、整流平滑部12及び抵抗Rを経由して、充電部14に送られる。充電部14のキャパシタが所定の電圧まで昇圧されると、電圧監視部15を構成するトランジスタが、トランジスタQ2、トランジスタQ3、トランジスタQ1の順番でオンとなる。トランジスタQ1がオンになると、充電部14のキャパシタに充電された電荷は、表示部5の発光ダイオード50を通して放電される。このとき、発光ダイオード50が点灯する。発光ダイオード50の点灯とほぼ同時に、トランジスタQ2は、ベース電圧の低下によりオフとなる。トランジスタQ2のオフにより、トランジスタQ3もオフとなろうとするが、トランジスタQ3のベース電流が、電圧監視部15に設置されたキャパシタC3を充電するため、トランジスタQ3は一定の時間オン状態を維持する。トランジスタQ3のベース電流が流れなくなると、トランジスタQ3及びトランジスタQ1が順番にオフとなり、発光ダイオード50は消灯する。発光ダイオード50は、再び充電部14のキャパシタが充電されるまで消灯状態を持続する。この制御回路6Aにより、表示部5の発光ダイオード50を点滅させることができる。
なお、振幅制限部13には、蓄電部14に予め定めた値を超える電圧が生じたときのみ、安全装置として電流が流れるため、カレントトランス10の2次側コイルに過大な電圧が生じた場合であっても、制御回路6Aを保護できる。
また、本発明の電源アダプタ1に設置する制御回路は、図3に示した制御回路6Aに限定されない。例えば、整流平滑部12に、半波整流回路、倍電圧半波整流回路、倍電圧両波整流回路、コッククロフトウォルトン回路、コッククロフトウォルトン回路(両波整流型)等を採用してもよい。更に、この制御回路は、図4に例示した制御回路6Bのように、1つのダイオードで構成された整流平滑部12と、発光ダイオード50で構成された表示部5のみにより、構成されてもよい。制御回路6Bは、感度が低いものの構成が単純であるため、製造コストの低減及び小型化が可能となる。
図5に、本発明の異なる実施の形態の電源アダプタ1Cの概略を示す。この電源アダプタ1Cは、送電部4Cに、サーバー等の電源プラグの抜け止め機構を有する送電側端子8Cを有している。この抜け止め機構は、電源プラグを挿入後、一方向に回転させることにより、電源プラグが電源アダプタ1Cから抜けないように固定する機構である。この抜け止め機構は、例えば特開平1−298663号公報等に開示されている。また、電源アダプタ1Cは、本体2の送電部4Cを形成された面とは異なる面となる本体2上面であり且つ送電部4Cの近傍に配置された表示部5Cを有している。
この構成により、電源アダプタ1Cは以下の作用効果を得ることができる。第1に、抜け止め機構を採用した構成により、サーバー等の電源プラグが意図せず電源アダプタ1Cから抜ける事故を防止することができる。
第2に、表示部5Cを本体2上面に設置する構成により、作業者の視認性を向上することができる。例えば、LEDライト等の表示部を、送電部4Cに設置した場合、電源プラグの回転を阻害したり、電源プラグによって表示部が隠されてしまうような事態が発生し得る。図5の構成は、このような事態を回避することができる。この構成により、特に、多種の形状を有するサーバー等の電源プラグの形状が、いずれの形状であっても、作業者は容易に表示部5Cを確認することができる。
なお、表示部5Cは、本体2の壁面よりも内部側に埋没するように配置されてもよい。この構成により、電源プラグとの接触や、電源タップに接続された際に、電源アダプタ1C同士の接触による問題を回避することができる。また、抜け止め機構は、上記に限らず、例えば電源アダプタ1Cに接続した電源プラグを、冶具を介したねじ止め等により電源アダプタ1Cに固定する構成を有していてもよい。
図6に、本発明の異なる実施の形態の電源アダプタ1Dの概略を示す。この電源アダプタ1Dは、送電部4Dに送電側端子の代わりに設置された電源ケーブル18を有している。この場合、送電部は、電源ケーブル18の他端に形成されており、例えばサーバー等に直接接続するように構成することができる。また、本体2に設置された2つ以上の表示部5Dを有している。
上記の構成により、電源アダプタ1Dは以下の作用効果を得ることができる。第1に、電源アダプタ1Dから機器の電源プラグが抜ける事故を防止することができる。つまり、前述の抜け止め機構と同様の作用効果を得ることができる。
第2に、複数の表示部5Dを設置する構成により、作業者の作業性を向上することができる。これは、電源アダプタ1Dの設置状況にかかわらず、作業者は、複数の表示部5Dの内のいずれかを確認することができるからである。例えば、複数の電源アダプタ1Dが、鉛直方向に並ぶように電源タップに接続される場合、作業者は、電源アダプタ1Dの側方に設置された表示部5Dを容易に確認することができる。また、電源アダプタ1Dが、高所に設置されている場合は、作業者は、電源アダプタ1Dの下方に設置された表示部5Dを確認することができる。
図7に例示する実施形態の電源アダプタは、前述の電源アダプタを複数連結して1つに構成された特殊な電源アダプタ(以下、電源タップ20という)である。電源タップ20は、サーバー等の機器と、機器に電気を供給する電源の間に接続される。電源タップ20は、本体21と、本体21から引き出されたケーブル端部に設置され且つ電源から交流電流を受ける受電部3と、本体21の一面に設置され且つ受電部3で受電した交流電流を機器に供給する複数の送電部4と、本体2に設置された1つ以上の表示部5と、受電部3で受電した交流電流を直流電流に変換して表示部5に送る1つ以上の制御回路6(図示しない)と、を有している。
図8に例示する実施形態の電源タップ20は、送電部4ごとにそれぞれ接続された制御回路6を有している。制御回路6は、図2の実施例で示したものと同様に、カレントトランス10、整流平滑部12、振幅制限部13、充電部14、電圧監視部15及び表示部5を有している。
この構成により、電源タップ20は、前述の電源アダプタ1と同様の作用効果を得ることができる。更に、電源タップ20とした構成により、サーバーラック等に直接組み込むことが可能となる。
図9に例示する異なる実施形態の電源タップ20Eは、例えば3つの送電部4に対して1つの制御回路6を接続した構成を有している。そのため、上記3つの送電部4の内、1つでも機器が接続され通電していれば、LED等で構成された表示部5は、点滅又は点灯する。この構成により、電源タップ20Eに設置すべき制御回路6の数が減るため、電源タップ20Eを低コスト且つ小型に製造できる。なお、制御回路6の1つあたりに接続される送電部4の数は、上記の3つに限られず2つ又は4つ以上としてもよい。
図10に例示する実施形態のカレントトランス10は、リング状のコア24と、コア24の一部に複数回巻きつけられた2次側コイル25と、を有しており、送電部4の送電側端子8の1つが、リング状のコア24の内側を貫通するように配置されている。コア24が設置される送電側端子8は、機器等の電源プラグ32が挿入される電源アダプタ1又は電源タップ20の送電部4に設置されており、且つライブラインL又はニュートラルラインN(図2参照)に接続されている。つまり、送電部4と電源プラグ32の接続により、カレントトランス10の1次側コイルは、ライブラインL又はニュートラルラインNが貫通した状態となり、カレントトランス10が接続されたことになる。
この構成により、カレントトランス10の設置位置の確保が容易となり、電源アダプタ1及び電源タップの小型化が可能となる。つまり、制御回路の中でも大きな容積を有するコア24を、送電側端子8近傍の既存のスペースに配置できるため、従来の電源タップ等に対しても、制御回路を組み込むことが可能となる。
本発明の電源アダプタ1、1C、1D、及び電源タップ20、20Eにより、サーバーのメンテナンス等を行う作業者が、サーバーの電源プラグを抜く際に、サーバーの電源が入っているか否かを容易に判断でき、作業者の作業性を向上することのできる電源アダプ
タを提供することができる。なお、複数の表示部5を設置する構成、及び抜け止め機構等は、いずれの実施例においても適宜選択し、採用することができる。また、電源アダプタを接続する機器は、サーバーに限られず、不用意に電源が抜かれる事態を回避しなければならない他の機器にも同様に接続し、同様の作用効果を得ることができる。
1、1C、1D 電源アダプタ
2 本体
3 受電部
4、4C、4D 送電部
5、5C、5D 表示部
6 制御回路
10 カレントトランス
12 整流平滑部
14 蓄電部
15 電圧監視部
20、20E 電源タップ

Claims (3)

  1. 機器と、該機器に電気を供給する電源との間に接続される電源アダプタであって、
    該電源アダプタが、本体と、該本体の一端に設置され且つ該電源から交流電流を受ける受電部と、該本体の他端に設置され且つ該受電部で受電した交流電流を該機器に供給する送電部と、該本体に設置された1つ以上の表示部と、該受電部で受電した交流電流を直流電流に変換して該表示部に送る制御回路と、を有しており、
    前記制御回路が、前記受電部と前記送電部の間に設置されたカレントトランスと、該カレントトランスで生じた交流電流を直流電流に変換する整流平滑部と、該整流平滑部から送られた直流電流を蓄電する蓄電部と、該蓄電部に接続された前記表示部と、該蓄電部に蓄電された電気が予め定めた値を超えたとき該蓄電部から該表示部に電流を流す構成を有する電圧監視部と、を有し、
    該表示部が、前記蓄電部から送られた直流電流により、点滅又は点灯する構成を有していることを特徴とする電源アダプタ。
  2. 前記電源アダプタは、複数の前記送電部と、この送電部ごとにそれぞれ接続された前記制御回路とを備える請求項1に記載の電源アダプタ。
  3. 前記カレントトランスが、リング状のコアと、該コアの一部に複数回巻きつけられて構成された2次側コイルと、を有しており、該コアの内部を該送電部の送電側端子の1つが貫通するように配置されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電源アダプタ。
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