JP5468458B2 - ロータの検査方法及びロータの検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ロータに備えられた磁性部材を無着磁状態で検査するそのロータの検査方法及びロータの検査装置に関するものである。
従来よりモータの特性などを検査するべく様々な検査方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような検査方法として例えばロータを抜き取りで検査する際に、そのロータに設けられる磁性部材の配向方向などを検査するロータの検査方法が知られている。このロータの検査方法において、ロータに設けられる磁性部材の配向方向などの磁性部材の特性を検査する場合には、一時的に磁性部材を着磁した状態で検査を実施することが一般的である。しかしながら、ロータとステータとを組付けてモータを製造する場合には、組付け容易性や磁性部材への鉄粉の付着を抑えるなどの様々な理由から磁性部材を無着磁状態でその磁性部材が設けられるロータとステータとを組付けることが望ましい。このため、前述のロータの検査方法にて一度着磁した磁性部材をステータと組付ける際には脱磁を行う必要がある。
特開平5−196702号公報
ところで、上記のようなロータの検査方法では、検査実施の際に使用したロータ(磁性部材)は、一度着磁した磁性部材をステータとの組付け時には脱磁する必要があるが、完全に脱磁することは困難である。また、一度脱磁を行った磁性部材に対して再度着磁を実施したとしても脱磁の影響による劣化によって所望の特性を得ることが難しい。このため、検査で使用したロータ(磁性部材)を廃却するといった無駄が生じており、このことがロータの生産性、ひいてはモータの生産性を悪化させることとなっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ロータ及びモータの生産性の向上に寄与することができるロータの検査方法及びロータの検査装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ロータに備えられた磁性部材を無着磁状態で検査するそのロータの検査方法であって、前記ロータの径方向対向位置に設けられるとともに電流を印加して励磁する励磁手段と、前記磁性部材の配向方向及び磁性部材の有無の少なくとも一方によって変化する前記励磁手段の電圧値を検知する電圧検知手段とを用い、前記複数の磁性部材が設けられる前記ロータを前記励磁手段に対して相対回動させるとともに、前記磁性部材によって変化される前記励磁手段の電圧値の変化を前記電圧検知手段にて検知することで前記磁性部材の配向方向及び磁性部材の有無の少なくとも一方を検査することをその要旨とする。
この発明では、ロータの径方向対向位置に設けられるとともに電流が印加されて励磁される励磁手段と、無着磁状態の磁性部材の配向方向及び磁性部材の有無によって変化する励磁手段の電圧値を検知する電圧検知手段とが備えられる。複数の磁性部材が設けられるロータが励磁手段に対して相対回動されるとともに、磁性部材によって変化される励磁手段の電圧値の変化を電圧検知手段にて検知することで磁性部材の配向方向及び磁性部材の有無の少なくとも一方が検査される。このように、無着磁状態の磁性部材の配向方向及び磁性部材の有無によって変化する励磁手段の挙動をその励磁手段間の電圧値を電圧検知手段によって検出することで磁性部材の配向方向や磁性部材の有無を検査することができる。このため、ステータとの組付けの際には無着磁状態の磁性部材を有するロータとしてステータと組み付けることができる。ステータとの組付け後にロータの磁性部材を着磁する場合、それ以前に脱磁を行っていないため、モータとして所望の特性を得ることが可能となる。これにより、従来のようにロータの検査に伴ってその検査に使用したロータの廃却が不要となるため、ロータ及びモータの生産性を向上させることが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のロータの検査方法において、前記励磁手段は、径方向に突出して前記ロータと対向するティース部と該ティース部に巻回されるとともに電流が印加される巻線とを有するステータで構成されるものであり、前記電圧検知手段は前記巻線間の電圧値の変化を検知することで前記磁性部材の配向方向及び磁性部材の有無の少なくとも一方を検査することをその要旨とする。
この発明では、励磁手段は、径方向に突出して前記ロータと対向するティース部とこのティース部に巻回されるとともに電流が印加される巻線を有するステータで構成される。このように、励磁手段がロータと組付けられるステータにて構成されるため、ステータと異なる励磁手段を別途設ける必要がない。これにより、ステータ以外の励磁手段を別途設けた場合と比較して検査にかかるコストを抑えることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のロータの検査方法において、前記励磁手段は、複数設けられる前記ティース部のいずれか1つのみに巻線が巻回されて構成され、前記電圧検知手段は、巻線が巻回されるティース部に対して前記ロータが1回転以上回動される際の前記巻線間の電圧値の変化を検知することで前記磁性部材の配向方向及び磁性部材の有無の少なくとも一方を検査することをその要旨とする。
この発明では、励磁手段は複数設けられるティース部のいずれか1つのみに巻線が巻回されて構成されるとともに、電圧検知手段は巻線が巻回されるティース部に対してロータが1回転以上回動される際の巻線間の電圧値の変化が検知されることで磁性部材の配向方向及び磁性部材の有無の少なくとも一方が検査される。このように、ロータの検査の段階において、複数のティースの内の1つのみに巻線が巻回される構成であるため、簡素な構成にてロータ(磁性部材)の検査を行うことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のロータの検査方法であって、前記ロータに備えられる前記磁性部材は、周方向等間隔の空隙を有した異方性磁性材料で構成されるものであり、その磁性部材を有するロータの検査を行うことをその要旨とする。
この発明では、ロータに備えられる磁性部材は周方向等間隔の空隙を有した異方性磁性材料で構成され、その磁性部材を有するロータの検査が行われる。このように、ロータに備えられる磁性部材が周方向等間隔の空隙を有した異方性磁性材料であるため、等方性磁性材料であったり空隙を有しない環状(リング)タイプの磁性材料である場合と比較して電圧検知手段による電圧値の変化(振幅)が大きくなるため、配向違いの磁性材料や磁性材料が無いなどの所謂不良品のロータであるか否かを容易に検査することが可能となる。
請求項5に記載の発明は、ロータに備えられた磁性部材を無着磁状態で検査するそのロータの検査装置であって、前記ロータの径方向対向位置に設けられるとともに電流を印加して励磁する励磁手段と、該励磁手段に対して相対回動されるロータに設けられる前記磁性部材の配向方向及び磁性部材の有無の少なくとも一方によって変化する前記励磁手段の電圧値を検知する電圧検知手段とを備え、前記複数の磁性部材が設けられる前記ロータを前記励磁手段に対して相対回動させるとともに、前記磁性部材によって変化される前記励磁手段の電圧値の変化を前記電圧検知手段にて検知することで前記磁性部材の配向方向及び磁性部材の有無の少なくとも一方を検査することをその要旨とする。
この発明では、ロータの径方向対向位置に設けられるとともに電流が印加されて励磁される励磁手段と、この励磁手段に対して相対回動されるロータに設けられる磁性部材の配向方向及び磁性部材の有無の少なくとも一方によって変化する励磁手段の電圧値を検知する電圧検知手段とが備えられる。複数の磁性部材が設けられるロータを励磁手段に対して相対回動させるとともに、磁性部材によって変化される励磁手段の電圧値の変化を電圧検知手段にて検知することで磁性部材の配向方向及び磁性部材の有無の少なくとも一方が検査される。このような構成とすることで、請求項1に記載の効果と同様の効果を奏することができるロータの検査装置を提供することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のロータの検査装置において、前記励磁手段は、径方向に突出して前記ロータと対向するティース部と該ティース部に巻回されるとともに前記電流が印加される巻線とを有するステータで構成されたことをその要旨とする。
この発明では、励磁手段は、径方向に突出して前記ロータと対向するティース部とこのティース部に巻回されるとともに電流が印加される巻線を有するステータで構成されるため、請求項2の効果と同様の効果を奏することができるロータの検査装置を提供することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のロータの検査装置において、前記励磁手段は、複数設けられる前記ティース部のいずれか1つのみに巻線が巻回されて構成されたことをその要旨とする。
この発明では、励磁手段は、複数設けられるティース部のいずれか1つのみに巻線が巻回されて構成される。このように、ロータの検査の段階において、複数のティースの内の1つのみに巻線が巻回される構成であるため、簡素な構成にてロータ(磁性部材)の検査を行うことができる。
請求項8に記載の発明は、請求項5〜7のいずれか一項に記載のロータの検査装置において、前記ロータに備えられる前記磁性部材は、周方向等間隔の空隙を有した異方性磁性材料で構成されたことをその要旨とする。
この発明では、ロータに備えられる磁性部材は、周方向等間隔の空隙を有した異方性磁性材料で構成されるため、請求項4の効果と同様の効果を奏することができるロータの検査装置を提供することができる。
従って、上記記載の発明によれば、ロータ及びモータの生産性の向上に寄与することができるロータの検査方法及びロータの検査装置を提供することができる。
本実施形態におけるロータ及びその検査装置を示す概略構成図である。 ロータの良否判定について説明するための波形図である。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は本実施形態のロータの検査装置とこの検査装置により検査されるロータを示す。ロータの検査装置10は、ロータ1が良品か不良品かを検査するものである。具体的には、ロータ1の円筒状のヨーク2の径方向外側の外表面に空隙3を有して等角度間隔に配置される複数(本実施形態では8個)の無着磁状態の磁性部材4の有無や磁性部材4の配向方向が良品と比較して適正であるか否か又は磁性部材4の有無を検査するものである。なお、本実施形態のロータ1は、例えば回転軸5と一体回転可能に設けられる前記ヨーク2と、このヨーク2の径方向外側に装着される無着磁状態の前記磁性部材4と、この磁性部材4の外周部において磁性部材4の飛散などを防止するカバー部材6とを有している。
本実施形態のロータの検査装置10は、前記ロータ1と対向配置される励磁手段としてのステータ11と、ステータ11の巻線11aに電力供給(電流を印加)する電源12と、このステータ11の巻線11aの端部間の電圧の挙動を検知する電圧検知手段としての電圧計13とを有している。
前記ロータ1の径方向外側に設けられるステータ11は、前記ロータ1側である径方向内側に延出する複数のティース部11bを有し、その内の1つのティース部11bに対して前記巻線11aが巻装されている。なお、このステータ11は、本検査方法にて良品と判定されたロータ1と組付け可能に構成されている。1つのティース部11bに巻装される巻線11aの両端部には、前記電源12が接続されるとともに、その電源12から巻線11aに対して電流が印加されるようになっている。また、巻線11aの両端部に前記電圧計13が接続されるとともに、この電圧計13にて前記巻線11aの端部間の電圧が計測されるようになっている。
次に、上記のように構成されたロータの検査装置10を用いたロータ1及びそのロータ1に設けられる無着磁状態の磁性部材4の良否判定について説明する。
周方向略等角度間隔に複数の磁性部材4が等間隔に組付けられたロータ1を図示しない回転装置によって回動させると、前記磁性部材4の配向方向が仕様範囲である場合には図2に示すように前記電圧計13にて計測される巻線11aの両端部間での電圧が略正弦波状で一定の周期且つ略一定の振幅となるように電圧値が変動するようになっている。一方、例えば磁性部材4の配向方向と前記ステータ11が励磁されることで発する磁束の方向とが異なる場合、その部位の振幅量が小さくなる(図2における1点鎖線)。また、マグネットが所定位置に組付けされていない状態においては、その部位の振幅がなくなることとなる(図2における2点鎖線)。前述のことからロータ1に配置される磁性部材4の配向方向と、ステータ11(ティース部11b及び巻線11aによる励磁手段)が発する磁束の方向とが一致した場合、ティース部11bに流れる磁束が多くなり、一方例えば前記磁性部材4の配向方向とステータ11が発する磁束の方向とが一致しない場合、ティース部11bに流れる磁束が小さくなることがわかる。このため、前述のように無着磁状態の磁性部材4の配向方向とステータ11が発する磁束の方向とが概ね一致する場合では電圧値の振幅が大きくなるとともに、一致しない場合には電圧値の振幅が小さくなる。また、磁性部材4が無い場合には、ステータ11が発する磁束に対して影響を与える(ティース部11bに流れる磁束を増減させる)部材が存在しないこととなるため電圧値の振幅が発生しないこととなる。このようなことは、特に異方性の磁性材料からなる磁性部材4で顕著となり易く、更に各磁性部材4間に空隙3を有するセグメントタイプである場合には更に顕著となる。
上述したように、巻線11aに一定の電流を流した上で、ロータ1をステータ11に対して1回転以上回動させるとともに磁性部材4の配向方向や磁性部材4の有無によって変化する巻線11a間の電圧値を計測することで、電圧計13に示される電圧値の変化から検査対象であるロータ1が良品であるのか不良品であるのかを検査することが可能となる。その方法として、予めモータの仕様によって決まる電圧値の変化量が所定の値以上であれば良品のロータ1(磁性部材4)と判定されるとともに、電圧値の変化量が前記所定の値未満であれば不良品のロータ1(磁性部材4)として判定される。なお、判定基準である良品のロータ1(磁性部材4)である場合の電圧値の振幅(変化量)はモータの仕様によって異なるため、適宜設定する必要がある。また、前記電圧計に示されるロータ1を回転回動させる際の電圧値の変化を作業者が例えば目視で確認することでロータ1(磁性部材4)が良品か不良品かを判定したり、計測された電圧値の変化と判定基準である電圧値の変化とをコンピュータ等で比較して判定してもよい。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)ロータ1の径方向対向位置に設けられるとともに電流を印加して励磁する励磁手段を構成するステータ11と、無着磁状態の磁性部材4の配向方向及び磁性部材4の有無によって変化するステータ11を構成する巻線11aの両端部間の電圧値を検知する電圧計13とが備えられる。複数の磁性部材4が設けられるロータ1がステータ11に対して相対回動されるとともに、磁性部材4によって変化される前記巻線11aの両端部間の電圧値の変化を電圧計13にて検知することで磁性部材4の配向方向及び磁性部材4の有無が検査される。このように、無着磁状態の磁性部材4の配向方向及び磁性部材4の有無によって変化するステータ11を構成する巻線11aの電圧値を電圧計13によって検出することで磁性部材4の配向方向や磁性部材4の有無を検査することができる。このため、ステータ11との組付けの際には無着磁状態の磁性部材4を有するロータ1としてステータ11と組み付けることができる。ステータ11との組付け後にロータ1の磁性部材を着磁する場合、それ以前に脱磁を行っていないため、モータとして所望の特性を得ることが可能となる。これにより、従来のようにロータ1の検査に伴ってその検査に使用したロータ1の廃却が不要となるため、ロータ1及びモータの生産性を向上させることが可能となる。
(2)径方向に突出して前記ロータ1と対向するティース部11bとこのティース部11bに巻回されるとともに電流が印加される巻線11aを有するステータ11にて励磁手段が構成される。このように、励磁手段がロータ1と組付け可能なステータ11にて構成されるため、ステータ11と異なる励磁手段を別途設ける必要がない。これにより、ステータ11以外の励磁手段を別途設けた場合と比較して検査にかかるコストを抑えることができる。
(3)ステータ11の複数設けられるティース部11bのいずれか1つのみに巻線11aが巻回されて励磁手段が構成されるとともに、電圧計13は巻線が巻回されるティース部11bに対してロータ1が1回転以上回動される際の巻線11a間の電圧値の変化が検知されることで磁性部材4の配向方向及び磁性部材4の有無が検査される。このように、ロータ1の検査の段階において、複数のティース部11bの内の1つのみに巻線11aが巻回される構成であるため、簡素な構成にてロータ1(磁性部材4)の検査を行うことができる。
(4)複数設けられる各磁性部材4は、周方向等間隔となる空隙3を有した無着磁状態の異方性磁性材料で構成される。このように、周方向等間隔となる空隙3を有した異方性磁性材料であるため、等方性磁性材料と比較して電圧計13よる電圧値の変化(振幅)が大きくなるため、配向違いの磁性部材や磁性部材が無いなどの所謂不良品のロータ1を容易に検査することが可能となる。
(5)トルク測定装置を用いたロータ(モータ)の検査方法と比較して簡素な構成にてロータ1の検査を実施することができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、分割(セグメント)タイプの異方性の磁性部材4を等角度間隔で配置する構成としたが、これに限らない。分割タイプの磁性部材でなく環状タイプの磁性部材を用いた構成や、異方性の磁性部材でなく等方性の磁性部材を用いた構成であってもよい。
・上記実施形態では、ロータ1と組付けられるステータ11にて励磁手段を構成したが、これに限らず、ステータ11とは異なる励磁手段を別途設ける構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、1つのティース部11bに巻線11aを巻装するとともに、その巻線11aに対して電源12から電流を印加することで励磁手段を構成したが、これに限らない。例えば、各ティース部11bの内の2つ以上に巻線11aを巻装し、それぞれに電流を印加することで励磁させる構成を採用してもよい。この場合、例えば各巻線11aの両端部間の電圧を個別に計測することが望ましい。これにより、ロータ1を1回転未満で回動させた状態でもロータ1に設けられる磁性部材の配向方向が適正か否か、また磁性部材の有無を検査することが可能となる。
1…ロータ、3…空隙、4…磁性部材、10…ロータの検査装置、11…ステータ(励磁手段)、11a…巻線、11b…ティース部、13…電圧計(電圧検知手段)。

Claims (8)

  1. ロータに備えられた磁性部材を無着磁状態で検査するそのロータの検査方法であって、
    前記ロータの径方向対向位置に設けられるとともに電流を印加して励磁する励磁手段と、前記磁性部材の配向方向及び磁性部材の有無の少なくとも一方によって変化する前記励磁手段の電圧値を検知する電圧検知手段とを用い、
    前記複数の磁性部材が設けられる前記ロータを前記励磁手段に対して相対回動させるとともに、前記磁性部材によって変化される前記励磁手段の電圧値の変化を前記電圧検知手段にて検知することで前記磁性部材の配向方向及び磁性部材の有無の少なくとも一方を検査することを特徴とするロータの検査方法。
  2. 請求項1に記載のロータの検査方法において、
    前記励磁手段は、径方向に突出して前記ロータと対向するティース部と該ティース部に巻回されるとともに電流が印加される巻線とを有するステータで構成されるものであり、
    前記電圧検知手段は、前記巻線間の電圧値の変化を検知することで前記磁性部材の配向方向及び磁性部材の有無の少なくとも一方を検査することを特徴とするロータの検査方法。
  3. 請求項2に記載のロータの検査方法において、
    前記励磁手段は、複数設けられる前記ティース部のいずれか1つのみに巻線が巻回されて構成され、
    前記電圧検知手段は、巻線が巻回されるティース部に対して前記ロータが1回転以上回動される際の前記巻線間の電圧値の変化を検知することで前記磁性部材の配向方向及び磁性部材の有無の少なくとも一方を検査することを特徴とするロータの検査方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のロータの検査方法であって、
    前記ロータに備えられる前記磁性部材は、周方向等間隔の空隙を有した異方性磁性材料で構成されるものであり、その磁性部材を有するロータの検査を行うことを特徴とするロータの検査方法。
  5. ロータに備えられた磁性部材を無着磁状態で検査するそのロータの検査装置であって、
    前記ロータの径方向対向位置に設けられるとともに電流を印加して励磁する励磁手段と、該励磁手段に対して相対回動されるロータに設けられる前記磁性部材の配向方向及び磁性部材の有無の少なくとも一方によって変化する前記励磁手段の電圧値を検知する電圧検知手段とを備え、
    前記複数の磁性部材が設けられる前記ロータを前記励磁手段に対して相対回動させるとともに、前記磁性部材によって変化される前記励磁手段の電圧値の変化を前記電圧検知手段にて検知することで前記磁性部材の配向方向及び磁性部材の有無の少なくとも一方を検査することを特徴とするロータの検査装置。
  6. 請求項5に記載のロータの検査装置において、
    前記励磁手段は、径方向に突出して前記ロータと対向するティース部と該ティース部に巻回されるとともに前記電流が印加される巻線とを有するステータで構成されたことを特徴とするロータの検査装置。
  7. 請求項6に記載のロータの検査装置において、
    前記励磁手段は、複数設けられる前記ティース部のいずれか1つのみに巻線が巻回されて構成されたことを特徴とするロータの検査装置。
  8. 請求項5〜7のいずれか一項に記載のロータの検査装置において、
    前記ロータに備えられる前記磁性部材は、周方向等間隔の空隙を有した異方性磁性材料で構成されたことを特徴とするロータの検査装置。
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