JP5467599B2 - 気密装置シャッタ開閉機構 - Google Patents
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Description
しかし、このような気密装置の開口部における隙間を確実に塞ぎ、且つ、そのような密閉機能を長期間維持することは、必ずしも容易ではない。
この発明によれば、シャッタ板は偏倚手段によって恒温槽の壁面から離れる方向に偏倚されるから、移動中は恒温槽の壁面に触れることはなく、閉位置に近い僅かな距離だけ、恒温槽の壁面に摺動し、摩耗の発生を極力少なくすることができる、また、閉位置に到達した状態でテーパ面が係合子と係合し、この係合によって恒温槽の壁面にシャッタ板を圧接させることができるとされている。
同発明によれば、駆動手段の駆動力と、移動抑制手段の反力により閉塞蓋を強力に押圧して液槽の開口部を閉塞するようにしているから、液槽の開口部を効率的に閉塞することができ、また、移動時にシャッタ板がシール部材に接触しないようにしたので、シール部材の摩耗を防止することができ、寿命を延ばすことができるとされている。
ベースプレートと、シャッタ板と、該シャッタ板の支持手段と、シャッタ板ガイドレールと、直線駆動手段と、前記シャッタ板と直線駆動手段とを連結する連結アームと、連結アームガイドローラ及び連結アームガイドローラ用レールと、前記ベースプレートの閉位置側に設けられたストッパとからなり、
前記支持手段は、前記シャッタ板の側部に少なくとも1つずつ配置され、一端部に前記シャッタ板ガイドレールに嵌挿される支持手段ガイドローラを具え、他端部にその一端が前記シャッタ板に対して固定された弾性部材が連結され、前記シャッタ板に設けられた支持台に揺動可能に設置されてなり、
前記連結アームは、前記直線駆動手段の先端部との第1連結部及び前記シャッタ板との第2連結部が回動可能に構成され、
前記連結アームガイドローラは、前記連結アームの第1連結部に取付けられ、前記ベースプレート上に固定された前記連結アームガイドローラ用レールに嵌挿され、
前記直線駆動手段は、前記連結アームが直立状態となった時に作動する駆動規制手段を具え、
前記シャッタ板が前記ストッパに当接すると、前記直線駆動手段の伸長により前記連結アームが直立状態となって、前記シャッタ板が前記ベースプレートに押圧されるとともに、前記支持手段の揺動により前記弾性部材が伸長した状態で、前記駆動規制手段の作動により前記直線駆動手段の動作が停止されて密閉状態となり、
前記直線駆動手段の再作動と前記弾性部材の伸長に伴う偏倚力により、前記シャッタ板と前記ベースプレート間の押圧が解かれて再び開状態となることを特徴とする気密装置シャッタ開閉機構によって、上記課題を解決した。
そして、シャッタ板の移動距離は連結アームの構成により自在に調整可能であり、僅かな隙間も密閉することができる。また、複数箇所でシャッタ板を支持しているため、シャッタ板の開閉を安定的且つスムーズに行うことができる。
さらに、連結アームによる押圧力と支持手段に連結された弾性部材の弾性力によって密閉状態が維持されるから、水平、垂直、天井取付等、あらゆる取付方向に対応可能であり、シャッタ板の振動・がたつきを抑えることができる。また、密閉状態において、弾性部材が伸張することにより、シャッタ板をベースプレートから引離す方向に偏倚力が働いているから、スムーズに開状態に移行することができる。
本発明は、簡易な構造且つ低コストで、上記効果を奏する気密装置シャッタ開閉機構を提供する。
図1は、本発明の気密装置シャッタ開閉機構10の平面図、図2は、図1の2−2線における横断面図である。
本発明の気密装置シャッタ開閉機構10は、ベースプレート20、シャッタ板30、シャッタ板ガイドレール40、直線駆動手段50、シャッタ板30と直線駆動手段50とを連結する連結アーム60、ストッパ70、連結アームガイドローラ80、連結アームガイドローラ用レール82とを有する。ベースプレート20は、気密装置開口部の壁面であり、直線駆動手段50は、さらに駆動規制手段52を具えている。
連結アームガイドローラ用レール82は、図1,2に示すように、シャッタ板先端側のベースプレート20上に設けられたレール支持台84と、シャッタ板ガイドレール40上に固定された門形部材86によって固定されている。
図3(a)から分かるように、開状態において、シャッタ板30は、支持手段32及びシャッタ板ガイドレール40によって、ベースプレート20との間に一定の隙間Δが形成されるように、また、直線駆動手段50の駆動に伴い気密装置の開口面に沿って平行移動できるように支持されている。本実施形態において、直線駆動手段50はボールねじを用いた直線作動機である。
本実施形態において、支持手段32は、シャッタ板30の両側部に2箇所ずつ、計4箇所に設けられているが、少なくとも、両側部に1箇所ずつ、計2箇所に設けられていればよい。密閉状態を確実に実現・維持するためには、本実施形態のように、4箇所に設けることが好ましい。
アーム支持台はシャッタ板と一体的に形成されてもよく、この場合弾性部材はシャッタ板の側面に固定される。いずれにせよ、弾性部材はシャッタ板に対して固定されていればよい。
すなわち、連結アーム60は、駆動手段50先端部との第1連結部64、連結アーム取付台62との第2連結部66とを有し、それぞれが回動可能なように構成されている。第1連結部64には連結アームガイドローラ80が取付けられており、これが連結アームガイドローラ用レール82に嵌挿されている。そして、連結アーム60は、通常時は駆動手段50側に傾斜した状態で、連結アームガイドローラ用レール82に沿ってガイドされるが、シャッタ板30がストッパ70に当接し、シャッタ板の進行が停止すると、駆動手段50のさらなる伸長に伴い、第2連結部66を支点として回動し、直立状態となるように構成されている。
連結アーム60には、カム機構を用いてもよい。
シャッタ板30は、図1の破線で示す開位置から、駆動手段50の伸長によってベースプレート20上を平行移動させられる。閉位置に至ると、シャッタ板30の先端部が、ストッパ70に当接するが、駆動手段50はさらに伸長しシャッタ板を前方に押し続ける。このため、連結アーム60は、連結アーム取付台62との第2連結部66を支点として回動し、次第に直立状態となる。
シャッタ板30がベースプレート20側に押圧されるのに伴い、支持手段32の他端部32bも、ベースプレート20側に引っ張られ、弾性部材36のコイルばねを伸長させる。
また、図3に示すように、シャッタ板30のベースプレートとの当接面に、シール部材90を取付けると、密閉状態を確実にし、流体の漏れを防ぐことができる。シール部材としては、Oリング等を用いることができる。
上記のとおり、連結アーム60を直立させて密閉状態とする際、支持手段32の他端部32bは、ベースプレート20側に引っ張られ、これに伴い弾性部材36のコイルばねが伸長しているから、支持手段32には、シャッタ板30をベースプレート20から引離す方向に偏倚力が働いている。従って、密閉状態実現のためにシャッタ板30及びベースプレート20にかけられていた圧力はスムーズに解かれ、気密装置は再び開状態となる。連結アーム60が通常の傾斜状態となった後、駆動手段50が伸長した距離を戻ると、シャッタ板30は、再び図1に破線で示した開位置に至る。
また、ベースプレート20及び/又はシャッタ板30の当接面に、シール部材を装着すると、密閉状態をさらに確実に実現・保持できるから、用途に応じて付加するとよい。本実施形態においては、シャッタ板30がOリングを具える構成を例示したが、これに限定されず、種々の構成を採ることができる。
20:ベースプレート
30:シャッタ板
32:支持手段
32a:支持手段一端部
32b:支持手段他端部
34:支持手段ガイドローラ
36:弾性部材
38:支持台
40:シャッタ板ガイドレール
50:直線駆動手段
52:駆動規制手段
60:連結アーム
62:連結アーム取付台
64:第1連結部
66:第2連結部
70:ストッパ
80:連結アームガイドローラ
82:連結アームガイドローラ用レール
Claims (3)
- 気密装置の開口部をシャッタ板によって密閉する気密装置シャッタ開閉機構であって、
ベースプレートと、シャッタ板と、該シャッタ板の支持手段と、シャッタ板ガイドレールと、直線駆動手段と、前記シャッタ板と直線駆動手段とを連結する連結アームと、連結アーム用ガイドローラ及び連結アームガイドローラ用レールと、前記ベースプレートの閉位置側に設けられたストッパとからなり、
前記支持手段は、前記シャッタ板の側部に少なくとも1つずつ配置され、一端部に前記シャッタ板ガイドレールに嵌挿される支持手段ガイドローラを具え、他端部にその一端が前記シャッタ板に対して固定された弾性部材が連結され、前記シャッタ板に設けられた支持台に揺動可能に設置されてなり、
前記連結アームは、前記直線駆動手段の先端部との第1連結部及び前記シャッタ板との第2連結部が回動可能に構成され、
前記連結アームガイドローラは、前記連結アームの第1連結部に取付けられ、前記ベースプレート上に固定された前記連結アームガイドローラ用レールに嵌挿され、
前記直線駆動手段は、前記連結アームが直立状態となった時に作動する駆動規制手段を具え、
前記シャッタ板が前記ストッパに当接すると、前記直線駆動手段の伸長により前記連結アームが直立状態となって、前記シャッタ板が前記ベースプレートに押圧されるとともに、前記支持手段の揺動により前記弾性部材が伸長した状態で、前記駆動規制手段の作動により前記直線駆動手段の動作が停止されて密閉状態となり、
前記直線駆動手段の再作動と前記弾性部材の伸長に伴う偏倚力により、前記シャッタ板と前記ベースプレート間の押圧が解かれて再び開状態となることを特徴とする、
気密装置シャッタ開閉機構。 - 前記ベースプレート及び/又はシャッタ板の当接面に、シール部材が具えられている、請求項1の気密装置シャッタ開閉機構。
- 前記ストッパが、軸、軸受、及び回動体からなる、請求項1又は2の気密装置シャッタ開閉機構。
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