JP5466541B2 - 棘突起分離装置 - Google Patents

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本発明は、食肉用家畜屠体の上半身領域の背骨に付着した棘突起を効率良く分離可能な、軽量で取り扱いの容易な棘突起分離装置に関する。
豚、牛、羊等の食肉用家畜屠体の解体処理は、次の手順で行なう。まず、腹部を割って放血し、内臓を取り出した後、後ろ両足をギャンブレルに掛けて吊り下げ、逆さ状態にして搬送する。この状態で、搬送しながら解体処理を行なう。まず、背骨の中央を背骨に沿って左右対称に両断し、半截ブロック(枝肉)とする。この状態を豚の場合を例に取った図6及び図7に示す。
図6及び図7において、搬送装置100は、搬送方向に配置されたレール102と、レール102上を走行するトロリ104と、トロリ104の下端に取り付けられたギャンブレル106とからなる。ギャンブレル106の二股の鉤に夫々右半身枝肉MRと左半身枝肉MLが吊下されている。
図7に示すように、豚枝肉MR、MLの骨格は、前足を形成する上腕骨110及び前腕骨112と、背骨114と、肩甲骨116と、背骨114に接続した肋骨118と、肋骨118の先端にある肋軟骨120と、背骨114から背側に突出する棘突起122と、背骨114の下半身部分を構成する腰椎124と、腰椎124に連なる坐骨126と、後足を形成する大腿骨128及び下腿骨130とからなる。
その後、枝肉は、洗浄された後、棘突起とそれに付着した肉とが分離される。その後、枝肉は懸肉室に収容され、洗浄後の水切り、予冷及び血抜きがなされる。その後、枝肉は冷蔵保管された後、図6に示すように、前駆体A、中駆体B及び後駆体Cに3分割される。このように、大分割された後、ブロック毎に、オペレータの手作業により除骨処理される。
棘突起とそれに付着した肉とを分離する装置に関しては、特許文献1に、背割り作業前に、棘突起とそれに付着した赤肉とを分離しておくことにより、分離後の肉の冷却効果を向上させ、かつ保水力の高まりによる鮮度保持を可能にした装置が開示されている。
また、特許文献2及び特許文献3には、棘突起とそれに付着する肉とを分離する工程を自動化し、これによって、手作業を排し、作業の能率を向上させるようにした装置が開示されている。
特開2004−261166号公報 特開2007−5号公報 特開2007−6号公報
特許文献1〜3に開示された装置は、棘突起と肉部の分離作業を自動化できるが、いずれも大掛かりなものとなり、操作が複雑で、かつ高コストである。そのため、必要な時にオペレータの手作業で、手軽に棘突起の所望の部分の肉分離を行なうことができ、かつ軽量で取り扱いが容易な棘突起分離装置が望まれている。
なお、後述するように、下半身領域の棘突起は周囲の肉部と密着しているので、手動の分離装置で肉部から分離することは困難である。一方、上半身領域の棘突起は、先端が周囲の肉部と分離しているので、下半身領域と比べて、手動の分離装置で肉部から分離するのが比較的容易である。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、食肉用家畜屠体の上半身領域の背骨に付着した棘突起と肉部との分離作業を、オペレータが手に持って手軽に行なうことができる、軽量かつハンディな棘突起分離装置を実現することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明の棘突起分離装置は、
食肉用家畜屠体の半割りされた枝肉の上半身側背骨に付着した棘突起を分離する棘突起分離装置において、
取っ手を備えた基部と、
該基部に夫々設けられた第1のエアシリンダ及び第2のエアシリンダと、
該第1のエアシリンダのピストンロッドに取り付けられて進退可能な押え部材と、
該第2のエアシリンダによって駆動され該押え部材の進退経路と一定の間隔を空けて同一方向に進退可能な分離刃と、を備え、
肉ブロックの背骨を前記押え部材で押え、該押え部材を支点として前記分離刃を前進させ、棘突起と該棘突起を囲む肉部との間に該分離刃を進入させて棘突起と肉部とを分離するように構成したものである。
本発明装置において、オペレータは取っ手を握り、押え部材及び分離刃を肉ブロック側に向ける。そして、押え部材を背骨の凸部に係止させる。そして、該押え部材を支点として、第1のエアシリンダ及び第2のエアシリンダを同時に駆動させ、押え部材を背骨の凸部に係止させた状態で後退させ、押え部材で背骨全体を引き付けながら、分離刃を肉ブロックに向けて接近させる。
押え部材の進退経路と分離刃の進退経路とは、押え部材を背骨の凸部に係止させた状態で、分離刃を前進させると、分離刃が棘突起と棘突起に付着した肉部との間に挿入されるように、予め設定された間隔を有している。そのため、分離刃を押え部材に向かって前進させるだけで分離刃を棘突起と肉部間に正確に挿入できる。
このように、第1のエアシリンダ及び第2のエアシリンダを設け、これらを同時に駆動させるようにしているので、押え部材と分離刃との間隔を広く取ることができる。そのため、肉ブロックに対する分離装置のセットが容易になる。また、第1のエアシリンダ及び第2のエアシリンダを同時に駆動することにより、分離動作を速くすることができる。
従って、分離作業が容易であると共に、分離装置の構成を簡素化でき、軽量化が可能となり、オペレータが両手で持って操作できる。また、オペレータの意志で、所望の棘突起に位置決めでき、所望部分の肉分離を行なうことができる。
本発明装置において、押え部材が、第1のエアシリンダのピストンロッドの両側に対称に配置された一対の押えバーからなると共に、分離刃が該一対の押えバーの外側に該ピストンロッドの軸線を中心に対称に配置された2枚の分離刃からなり、ギャンブレルに吊下された枝肉のうち、右半身の枝肉に対し、第1のエアシリンダのピストンロッドの一方側に配置された押えバー及び分離刃を用いて棘突起と肉部とを分離すると共に、左半身の枝肉に対し該ピストンロッドの他方側の押えバー及び分離刃を用いて棘突起と肉部とを分離するように構成するとよい。
図6に示すように、右半身枝肉MRと左半身枝肉MLとは、通常、二股のギャンブレル106に並べて吊下されている。本発明装置が前記構成とすることにより、1台の分離装置で、右半身枝肉MR及び左半身枝肉MLの両方の棘突起と肉部との分離が可能となる。
また、本発明装置において、第2のエアシリンダのシリンダ径を第1のエアシリンダより大きくし、前記分離刃を棘突起と肉部との間に挿入する加圧力を前記押えバーが背骨を押える加圧力より大きくするとよい。これによって、分離刃による棘突起と肉部との分離を高めることができ、棘突起と肉部との分離を確実に行なうことができる。
本発明装置において、押え部材及び分離刃が吊下された枝肉の棘突起と肉部との分離線に沿って上下方向を向くように配置したとき、取っ手の握り部が水平方向に配置されるように構成し、該取っ手の握り部に、握り方向に作動して第2のエアシリンダを起動させる操作バーを設けるようにするとよい。
これによって、分離作業時のオペレータの取っ手の握りが容易になり、分離装置の操作が容易になる。また、オペレータが取っ手の握り部を握ると同時に、第2のエアシリンダが作動し、分離刃を前進できる。そのため、オペレータが装置を起動させるためのスィッチを操作する必要がなく、分離刃の位置決めに専念できるので、棘突起と周囲の肉部との間を精度良く分離できる。
なお、図5(a)は、豚枝肉の上半身領域(図6中の上半身領域M)の背割り面を示し、図5(b)は、下半身領域(図6中の下半身領域M)を示す。図示のように、上半身領域Mの棘突起122の先端部分122aは、周囲の軟骨132から分離している。一方、下半身領域Mの棘突起122の先端部分122aは周囲の軟骨132と分離していない。そのため、本発明装置は、主として、上半身領域Mの棘突起分離に使用される。
本発明装置によれば、食肉用家畜屠体の半割りされた枝肉の上半身側背骨に付着した棘突起を分離する棘突起分離装置において、取っ手を備えた基部と、該基部に夫々設けられた第1のエアシリンダ及び第2のエアシリンダと、第1のエアシリンダのピストンロッドに取り付けられて進退可能な押え部材と、該第2のエアシリンダによって駆動され該押え部材の進退経路と一定の間隔を空けて同一方向に進退可能な分離刃と、を備え、肉ブロックの背骨を押え部材で押え、該押え部材を支点として分離刃を前進させ、棘突起と該棘突起を囲む肉部との間に該分離刃を進入させて棘突起と肉部とを分離するように構成し、背骨の凸部に押え部材を係止させ、該押え部材を支点として、分離刃を前進させるだけで分離刃を棘突起と肉部間に正確に挿入でき、分離作業が容易であると共に、構成を簡素化でき、軽量化が可能となり、オペレータが両手で持って操作できる。
本発明装置の一実施形態に係る棘突起分離装置の斜視図である。 前記棘突起分離装置を別な方向から視た斜視図である。 前記棘突起分離装置の一部を示す説明図である。 前記棘突起分離装置の操作時を示す斜視図である。 (a)は上半身側棘突起を示す斜視図であり、(b)は下半身側棘突起を示す斜視図である。 ギャンブレルに吊下された豚枝肉の正面図である。 豚枝肉の骨格図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
本発明の棘突起分離装置の一実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。まず、図1及び図2により、棘突起分離装置10の構成を説明する。図1及び図2において、基板12と基板14とが直角方向に一体に結合され、基板14の下面に圧縮空気給排ユニット16が取り付けられている。基板12には、上方から第1のエアシリンダ18及び第2のエアシリンダ20が並列に取り付けられている。圧縮空気給排ユニット16には、供給ホース23(図4参照)を介して図示省略の圧縮空気供給タンクに接続される圧縮空気供給口22が設けられている。
圧縮空気供給口22から圧縮空気給排ユニット16に供給された圧縮空気は、ホース24を介して,第1のエアシリンダ18及び第2のエアシリンダ20に送られ、これらエアシリンダを作動させる。圧縮空気供給口22の両側にはサイレンサ26,26が装着されている。
第1のエアシリンダ18のピストンロッド28の先端には、ガイド板30と、押え具32が固着されている。押え具32は、ピストンロッド28に同軸方向に固着された円筒軸34と、円筒軸34に直角方向に固着された接続板36と、該接続板36の両端に、円筒軸34と直角方向に固着された一対の押えバー38a及び38bとからなる。基板12には、ピストンロッド28の方向に向けて、ガイドロッド40が固着され、ガイドロッド40の先端は、ガイド板30に穿設された孔30aに遊嵌されている。ガイドロッド40によって、円筒軸34の往復動を安定支持している。
第2のエアシリンダ20のピストンロッド42には、接続板44を介して一対の分離刃46a及び46bが固着されている。分離刃46a、46bは、円筒軸34の両側で押えバー38a、38bと同一方向に向けられている。基板12には、ピストンロッド42の方向にむけて、ガイドロッド48が固着され、ガイドロッド48の先端は接続板44に穿設された孔44aに遊嵌されている。ガイドロッド48によって、往復動するピストンロッド42を安定支持している。
基板14の上面には取っ手50が固着されている。取っ手50の内側には、軸52を中心に回動可能に操作バー54が装着されている。操作バー54には、軸52を介して、操作バー54と直角方向にスィッチ板56が接続されている。かかる構成により、オペレータが取っ手50を握ると、操作バー54及びスィッチ板56が矢印方向に移動し、スィッチ板56が第1のエアシリンダ18及び第2のエアシリンダ20の図示省略の起動スィッチを操作して、第1のエアシリンダ18及び第2のエアシリンダ20を作動させる。
第2のエアシリンダ20のケーシング外表面には、水平方向に取っ手58が着脱可能に螺着されている。図6に図示されているように、ギャンブレル106に吊下された枝肉MR、MLに対して、オペレータが右手で取っ手50を握ると共に、左手で取っ手58を握り、押えバー38a、38b及び分離刃46a、46bを上下方向に向け、かつ枝肉側に向けて、棘突起122と周囲肉部mとの分離作業を行なう。
図3は、上方から視た図で、押えバー38a、38bと分離刃46a、46bとの位置関係を示す。押えバー38aと分離刃46aとの間隔i,及び押えバー38bと分離刃46bとの間隔iは、予め設定されている。即ち、図3に示すように、押えバー38a又は38bで背骨114の凸部を押えた状態で、分離刃46a又は46bが棘突起とその周囲付着した肉部mとの境界に位置するように設定されている。
かかる構成の棘突起分離装置10を用いて、オペレータが棘突起分離作業を行なっている状態を図4に示している。図4は、円筒軸34の左側に配置された押えバー38a及び分離刃46aを用い、左半身枝肉MLの棘突起122とその周囲の肉部mとの分離を行なっている。オペレータが右手で取っ手50を握ると共に、左手で取っ手58を握り、取っ手50及び58を水平方向に向け、押えバー38a、38b及び分離刃46a、46bを上下方向に向けた状態で、押えバー38aを背骨114の凸部に係止させる。
この状態で、オペレータが右手で取っ手50を握りながら、操作バー54を矢印方向に回動させる。これによって、第1のエアシリンダ18と第2のエアシリンダ20が起動して、押えバー38a、38bが後退し、分離刃46a、46bが前進する。押えバー38aを背骨114の凸部に係止させた状態で、押えバー38aを後退させ、押え部材38aで背骨全体を引き付けながら、分離刃46aを押えバー38aに向かって前進させる。
押えバー38aと分離刃46aとの間隔iは、押えバー38aを背骨114の凸部に係止させた状態で、分離刃46aが前進すると、分離刃46aが棘突起122と棘突起122の周囲に付着した軟骨132との境界に正確に挿入されるように設定されている。そのため、押えバー38aを背骨114の凸部に係止させた状態で、分離刃46aをそのまま前進させるだけで、分離刃46aを棘突起122と軟骨132とを正確に分離できる。
右半身枝肉MRの棘突起を分離する場合には、円筒軸34の右側に配置されている押えバー38bと分離刃46bを使用する。この場合、押えバー38bを背骨114の凸部に係止させ、この状態で分離刃46bを前進させるようにする。操作の仕方は、左半身枝肉MLの場合と同一である。
図5は、豚枝肉の切断面を示す。図5(a)は、図6に示す上半身領域M(前駆体A及び中駆体Bの前半部分)を示し、図5(b)は、上半身領域Mの上方に位置する下半身領域M(中駆体Bの後半部分及び後駆体C)の切断面である。上半身領域Mでは、棘突起122の先端部分は、周囲の軟骨132に対して分離している。一方、下半身領域Mでは、棘突起122と周囲の軟骨132とは、棘突起122の先端部分を含めて密着している。
従って、本実施形態の棘突起分離装置10で、下半身領域Mの棘突起122とその周囲の軟骨132とを分離するのは困難である。そのため、棘突起分離装置10は、主に上半身領域Mの棘突起に対して用いられる。
本実施形態によれば、押えバー38aと分離刃46a、又は押えバー38bと分離刃46bとの間隔iが予め設定され、押えバーを後退させながら分離刃を前進させると、分離刃が棘突起122と棘突起122に付着した軟骨132との間に正確に挿入されるので、棘突起122と軟骨132との分離を正確に行なうことができる。
また、第1のエアシリンダ18及び第2のエアシリンダ20を同時に駆動させるようにしているので、押えバー38a、38bと分離刃46a、46bとの間隔を広く取ることができる。そのため、肉ブロックに対する棘突起分離装置10のセットが容易になる。また、第1のエアシリンダ18及び第2のエアシリンダ20を同時に駆動するので、分離動作を速くすることができる。
また、棘突起分離装置10の構成が簡素化され、オペレータが両手で持って操作できるように軽量化されているので、操作が容易であり、装置も低コストとなる。さらに、オペレータの意志で、所望の棘突起に位置決めでき、所望部分の棘突起の肉分離を行なうことができる。従って、本装置で前処理として、予め棘突起122と軟骨132とを分離することで、後工程で行なわれるオペレータの手作業による脱骨工程を容易にすることができる。
また、二股のギャンブレル106に並べて吊下されている右半身枝肉MR及び左半身枝肉MLの両方の棘突起122と肉部mとの分離を、1台の装置で可能となる。
また、第2のエアシリンダ20のシリンダ径を第1のエアシリンダ18より大きくし、分離刃46a、46bの加圧力を、押えバー38a、38bの加圧力より大きくしているので、棘突起122と軟骨132との分離を確実に行なうことができる。
また、押えバー38a、38b及び分離刃46a、46bが吊下された枝肉MR、MLの棘突起122と軟骨132との分離線に沿って上下方向を向くように配置したとき、取っ手50及び58の握り部が水平方向に配置されるので、分離作業時のオペレータの取っ手の握りが容易になり、分離装置の操作が容易になる。
また、取っ手50の握り部に、操作バー54を設けているので、オペレータが取っ手50を握るだけで、スィッチ板56が作動する。これによって、第2のエアシリンダ20が作動し、分離刃46a、46bを前進できる。そのため、オペレータが装置を起動させるためのスィッチを操作する必要がなく、該分離刃の位置決めに専念できる。
本発明によれば、食肉用家畜屠体の枝肉等、肉ブロックの背骨に付着した棘突起を効率良く分離可能であって、軽量で取り扱いの容易な棘突起分離装置を実現できる。
10 棘突起分離装置
12,14 基板
16 圧縮空気給排ユニット
18 第1のエアシリンダ
20 第2のエアシリンダ
22 圧縮空気供給口
23,24 ホース
26 サイレンサ
28,42 ピストンロッド
30 ガイド板
32 押え具
34 円筒軸
36,44 接続板
38a、38b 押えバー
40,48 ガイドロッド
46a、46b 分離刃
50,58 取っ手
52 軸
54 操作バー
56 スィッチ板
114 背骨
122 棘突起
122a 棘突起先端部分
132 軟骨
m 肉部

Claims (4)

  1. 食肉用家畜屠体の半割りされた枝肉の上半身側背骨に付着した棘突起を分離する棘突起分離装置において、
    取っ手を備えた基部と、
    該基部に夫々設けられた第1のエアシリンダ及び第2のエアシリンダと、
    該第1のエアシリンダのピストンロッドに取り付けられて進退可能な押え部材と、
    該第2のエアシリンダによって駆動され該押え部材の進退経路と一定の間隔を空けて同一方向に進退可能な分離刃と、を備え、
    肉ブロックの背骨を前記押え部材で押え、該押え部材を支点として前記分離刃を前進させ、棘突起と該棘突起を囲む肉部との間に該分離刃を進入させて棘突起と肉部とを分離するように構成したことを特徴とする棘突起分離装置。
  2. 前記押え部材が、前記第1のエアシリンダのピストンロッドの両側に対称に配置された一対の押えバーからなると共に、前記分離刃が該一対の押えバーの外側に該ピストンロッドの軸線を中心に対称に配置された2枚の分離刃からなり、
    ギャンブレルに吊下された枝肉のうち、右半身の枝肉に対し前記ピストンロッドの一方側に配置された押えバー及び分離刃を用いて棘突起と肉部とを分離すると共に、左半身の枝肉に対し該ピストンロッドの他方側の押えバー及び分離刃を用いて棘突起と肉部とを分離するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の棘突起分離装置。
  3. 前記第2のエアシリンダのシリンダ径を第1のエアシリンダより大きくし、前記分離刃を棘突起と肉部との間に挿入する加圧力を前記押えバーが背骨を押える加圧力より大きくしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の棘突起分離装置。
  4. 前記押え部材及び分離刃が吊下された枝肉の棘突起と肉部との分離線に沿って上下方向を向くように配置したとき、前記取っ手の握り部が水平方向に配置されるように構成し、
    該取っ手の握り部に、握り方向に作動して前記第2のエアシリンダを起動させる操作バーを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の棘突起分離装置。
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