JP5465123B2 - 画像測定装置のための入射角高速可変照射装置 - Google Patents

画像測定装置のための入射角高速可変照射装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像測定装置のための入射角高速可変照射装置に関する。
検査画像におけるエッジまたは他の特徴を強調するため、精密画像測定装置においてワークの特徴に特有の照射が必要なことがよくある。画像測定装置の照明システムは、照明光に顕微鏡のレンズを通過させる「同軸照射」、シルエット画像を形成するためワーク後方から照明光を照射させる「ステージ照射」、および/または「拡散照射」を提供可能である。いくつかの照明システムは、撮像されるワーク表面に対して垂直な軸に対して調整可能な入射角度でワーク上に光を投影可能な構成を含む。多くの従来の画像測定装置において、水平なワーク表面に対して垂直な軸は、装置の光軸に対して平行であるか、または一致している。選択された角度範囲および/または0°〜90°の入射角度で投影される光により、画像におけるエッジのコントラストを向上させることができ、および/または、テクスチャ付き表面をより鮮明に照射することができる。典型的には、かかる光源は、概ね10°〜70°で変化する選択可能な入射角度の範囲を有する。かかる範囲は、各種のワークの特徴について画像コントラストを増大可能であるように、比較的広いものである。
エッジ探索動作および表面自動合焦動作を行う画像処理アルゴリズムは、検査画像における最大のグレースケール勾配に関連する位置を検出するように設計されていることが多いため、特徴についての画像コントラストを増大させることは重要である。従って、ワーク検査画像においてグレースケール勾配は特別の意義を有し、画像コントラストを増大させるとこれらの「勾配信号」が増大する。
また、一部の照明システムでは、例えばアドレス指定可能なセクタまたは象限を含む「リング光」構成で光軸の周囲に構成された照明素子を用いることにより、光軸周りの照明の径方向を調整または選択可能である。かかる略リング形状の照明システムのセクタまたは象限の任意の組み合わせにより、カメラの視野を照射可能である。光源の輝度レベルおよび/または色内容を光源の入射角度および径方向と協調させることで、ワークのエッジの照射を最適化可能である。
一種の照明システムでは、発光ダイオード(LED)を環状パターンに構成することで、画像測定装置の光軸を取り囲んでいる。この種の例示的照明システムが、Choateに付与された米国特許第5,897,195号(以下「’195号特許」)(特許文献1)に開示されている。’195号特許では、円筒形または切頭円錐形のLEDアレイから構成された斜めLED照射装置が開示されている。LEDアレイは、平行化された光ビームを発生させ、それらの光ビームを、LEDアレイの径方向内方に同軸的に構成された環状のフレネル型散光器の傾斜表面に方向付ける。フレネル型散光器は、LED光ビームを屈折させ、様々な入射角度でワークの表面上に方向付ける。フレネル型散光器は、所望の入射角度により形状が異なる複数の環状のプリズム状突起を含む。特定の入射角度範囲および/または入射角度を有する光ビームを形成するため、光ビームは、特定のLED(例えば、1つ以上のLED)からフレネル型散光器内の関連するプリズム状突起に発せられ、かかるフレネル型散光器は、特定の入射角度範囲および/または入射角度で光ビームをワーク上に再び方向付ける。
ワークを連続的に移動させながら正確でぶれのない画像を提供することで検査処理能力を向上させるため、精密画像測定装置においてストロボ照明がますます用いられている。’195号特許の照明システムでは、様々なLED間すなわち様々な入射角度間の高速な切り換えが可能になる一方、LEDの光エネルギー出力が比較的低いため照射輝度が制限され、所与の画像露光に要求される露光時間が長くなってしまう(例えば、数十〜数百ミリ秒以上)。一般に、画像露光時間が長いと、ワークのぶれを許容レベルに制限するためにワークの動きを遅くすることが要求される。このため、’195号特許のシステムでは、許容可能なワークの動きの速度が制限されるため、検査処理能力が制限されてしまう。
別の種類のリング照明システムでは、LEDおよび関連する光学素子を選択的に移動させることで所望の入射角度を達成している。この種のシステムの一例が、Shimokawaらに付与された米国特許第6,857,762号(以下「’762号特許」)(特許文献2)に開示され、かかる特許は、参照により本明細書に組み込まれる。’762号特許では、画像測定装置の光軸の周囲に略環状に構成されたLEDが開示されている。環状の反射ミラーが環状LEDの径方向外方に同軸的に構成され、それによりLEDからの光が、反射ミラーに方向付けられ、反射ミラーから特定の入射角度で撮像平面上の焦点に向けて反射される。反射ミラーは、変化する曲率半径を有する凸表面を有し、光軸に沿ってLEDに対して移動可能である。従って、ユーザは、反射ミラーをLEDに対して選択的に移動させ、それによりLEDからの光が、反射ミラーの変化する曲率半径に沿う異なる位置から反射されることで、異なる入射角度で撮像平面上の焦点を照射することが可能である。この構成では、LEDを、ハロゲンランプとともに用いた光ファイバケーブルなどの高輝度光源で置換してもよい。具体的には、光ファイバケーブルの第1端が高輝度光源(ハロゲンランプ等)から光を受ける一方、光ファイバケーブルの第2端が光軸の周囲に環状に構成されるように、数本の光ファイバケーブルを構成してもよい。光ファイバケーブル、または光ファイバケーブルのセットを個々に制御することで、高輝度光を光源からカメラの視野上に、環状の反射ミラーの選択的な移動に基づく所望の入射角度で投影可能である。かかる照明システムでは、関与する様々な部品を機械的に移動させることにより高輝度照射源の入射角度の調整が可能になる一方、この調整には、数十または数百ミリ秒以上がかかり得る。従って、入射角度の調整は、可動部品が含まれない上記’195号特許の場合ほど高速に行うことができない。このため、’762号特許のシステムでは、照明システム構成が次の画像に用いられる特定の構成に再構成されるのを待機している間、ワーク特徴撮像位置で(またはワーク特徴撮像位置間で)ワークを遅延させる必要があるため、検査処理能力が制限されてしまう。
米国特許第5,897,195号 米国特許第6,857,762号
精密画像測定装置において用いるための照射システム構成について、照射の入射角度範囲および/または公称入射角度(設計時に意図した入射角度、以下単に「入射角度」という。)を非常に高速に調整するとともに高輝度光源(ハロゲンランプ等)を用いることにより、検査処理能力を増加させる必要性が存在する。
ここでは、詳細な説明において以下でさらに説明する数々の概念を単純化した形態で導入する。ここでの記載は、特許請求する主題の枢要な特長を識別することを意図するものではなく、特許請求する主題の範囲を決定する補助として用いることを意図するものでもない。
本発明の様々な例示的実施形態によれば、画像測定装置において用いられる入射角高速可変照射装置が提供される。画像測定装置は、光軸を有する少なくとも第1対物レンズを含む。入射角高速可変照射装置は、概して3つの素子、すなわち:(a)光ビームを第1光路部に沿うように方向付けるように構成された第1光源と;(b)第1光路部に沿う光ビームを受けるとともに光ビームを第2光路部に沿うように指向させるように構成されたビーム指向構成と;(c)第2光路部に沿う光ビームを受けるとともに光ビームを第3光路部に沿うように偏向させることで、対物レンズの視野を照射する、ビーム偏向構成と;を含む。ビーム偏向構成は、複数のそれぞれの入射角度で受けた光を反射するように構成された複数のそれぞれのストリップ状の弓状面など、光軸に対してそれぞれの入射角度をなして構成された複数のそれぞれの表面部を含む。一実装形態において、それぞれの表面部間の変わり目は、容易に区別できてもよい。別の実装形態において、それぞれの表面部間の変わり目は、各表面部がはっきりした物理的境界ではなくそのそれぞれの入射角度により主に区別される、なだらかなものでもよい。
(b)のビーム指向構成は、概して3つのサブ素子、すなわち:(i)少なくとも1つの可動ビーム指向素子および可動ビーム指向素子を移動させる制御可能アクチュエータと;(ii)第2光路部に沿う光ビームに第1発散量を提供する少なくとも第1ビーム指向表面部であって、発散量は、光軸を含む平面において定義されるものである、第1ビーム指向表面部と;(iii)第2光路部に沿う光ビームに第2発散量を提供する少なくとも第2ビーム指向表面部であって、発散量は、光軸を含む平面において定義されるものである、第2ビーム指向表面部と;を含む。
第1発散量は、ビーム偏向構成の概ね単一の表面部を照射し、当該表面部の入射角度に対応する狭い入射角度範囲から視野を照射する光ビームに対応するものである。換言すれば、第1発散量を用いると、「狭い」光ビーム(例えば、シート状の弓状または円錐状ビーム)が視野を照射する。
第2発散量は、ビーム偏向構成の少なくとも2つの表面部を照射し、狭い角度範囲よりも幅広く、少なくとも2つの表面部のそれぞれの入射角度を含む幅広い入射角度範囲から視野を照射する光ビームに対応するものである。換言すれば、第2発散量を用いると、「幅広い」光ビーム(例えば、厚い弓状または円錐状ビーム)が視野を照射する。
(b)のビーム指向構成は、第1発散量を有する第2光路部に沿う光ビームをビーム偏向構成の概ね一つの表面部に提供することで、狭い入射角度範囲から視野を照射するように構成されている。換言すれば、ビーム指向構成は、異なる入射角度(例えば30°、35°、40°等)の「狭い」光ビームで視野を照射するように構成されている。ビーム指向構成は、さらに、第2発散量を有する第2光路部に沿う光ビームをビーム偏向構成の少なくとも2つの表面部に提供することで、幅広い入射角度範囲から視野を照射するように構成されている。換言すれば、ビーム指向構成は、さらに、複数の入射角度を含む「幅広い」光ビーム(例えば10°〜70°の任意の範囲にわたる入射角度の「幅広い」光ビーム)で視野を照射するように構成されている。
これにより、本発明の様々な実施形態による照射装置は、照射の入射角度の高速な調整だけでなく、照射に含まれる入射角度の(狭いまたは広い)範囲の高速な調整をも可能にする。さらにその上、照射装置は、ハロゲンランプなどの高い光エネルギーを有する光源の使用を問題なく許容する。
本発明の一態様によれば、ビーム指向構成(b)の第1および第2ビーム指向表面部(ii)および(iii)ならびに/またはビーム偏向構成(c)のそれぞれの表面部は、反射性を有するものである。本発明の別の態様によれば、ビーム偏向構成(c)のそれぞれの表面部は屈折性を有するものである。
本発明のさらなる態様によれば、ビーム指向構成(b)は、可動ビーム指向素子(i)から光ビームを受けるとともに第2光路部に沿う光ビームを出射する固定素子を含む。固定素子は、複数の異なるビーム指向表面部を含んでもよく、異なるビーム指向表面部は、第2光路部に沿う光ビームをビーム偏向構成(c)の異なるそれぞれの表面部に出射する。例えば、固定素子は、第1および第2ビーム指向表面部(ii)および(iii)を含む。
本発明の追加のさらなる態様によれば、複数の固定された異なるビーム指向表面部は、異なるビーム指向表面部の第1および第2セットを含み、それにより対物レンズから光軸に沿ってそれぞれ第1距離(第1焦点面上)および第2距離(第2焦点面上)における対物レンズの視野を照射する。
本発明の別の態様によれば、第1および第2ビーム指向表面部(ii)および(iii)は、可動ビーム指向素子(i)に含まれてもよく、従って可動であってもよい。第1ビーム指向表面部は、略平坦な表面を含むことで「狭い」光ビームを発生させてもよく、一方、第2ビーム指向表面部は、略半球状の表面を含むことで「幅広い」光ビームを発生させてもよい。
本発明のさらに別の態様によれば、ビーム偏向構成(c)の複数のそれぞれの表面部は、それぞれの表面部の第1および第2セットを含み、かかるセットは、第3光路部に沿う光ビームを出射することで、対物レンズから光軸に沿ってそれぞれ第1距離(第1焦点面上)および第2距離(第2焦点面上)における対物レンズの視野を照射するように構成されている。
本発明の上述の態様および付随する利点の多くが、後続の詳細な説明を以下の添付の図面と併せて参照することで、より良好に理解され、より容易に評価されよう。
本発明の様々な実施形態による照射装置を組み込んだ画像測定装置の部分破断斜視図である。 本発明の一実施形態による照射装置の部分破断斜視図である。 略円形の照射システムの一象限に設けられた図2の照射装置の断面図であり、かかる照射システムは、対向象限に設けられた鏡像をなす同じ照射装置をさらに含んでいる。 本発明の別の実施形態による照射装置の部分破断斜視図である。 本発明のさらに別の実施形態による照射装置の部分破断斜視図である。 本発明のさらなる実施形態による照射装置の一象限についての断面図である。 本発明の追加のさらなる実施形態による照射装置の一象限についての断面図である。 本発明の異なる実施形態による照射装置の一象限についての断面図である。
図1は、本発明の様々な例示的実施形態による入射角高速可変照射装置を組み込むのに好適な画像測定装置10を示す。画像測定装置10は、テーブル14を有するベースコンソール12を含む。テーブル14上にはステージ16が、駆動装置18の制御下でテーブル14に対してY方向に移動可能に搭載されている。駆動装置18はモータおよびリードスクリューを含む。垂直に搭載されたカメラ90が、対物レンズ23(図1では図示せず、図2に示す)を含む光学系92を介して検査対象のワーク20に臨んでいる。ステージ16は、ワーク20をカメラ90の視野内の所望の位置に配置するように移動可能である。
カメラ90は、Z軸駆動装置36により垂直方向に駆動されるZ軸支持体94上に搭載され、それによりカメラ90は、視野内に存在するワーク20の特定の領域および表面上に合焦可能である。カメラ90およびZ軸支持体94は、X軸搬送体70上に搭載され、X軸搬送体70は、次いで、ステージ16の上方で視野にわたり延在する無振動ブリッジ72上に搭載されている。搬送体70は、モータおよびリードスクリューを含む駆動装置74により水平平面内で並進する。駆動装置18および74ならびにZ軸駆動装置36は、プロセッサ80からの信号により制御される。プロセッサ80は、典型的には、ワーク20をカメラ90に対して所与のXおよびY軸位置に位置決めし、また、カメラ90をZ軸に沿うワーク20の特定のレベルに合焦させるようにプログラムされている。Z軸支持体94上には、カメラ90および光学系92とともに、光学系92の光軸と同心の素子を有する照射装置100が搭載されている。照射装置100は、本発明の様々な例示的実施形態による入射角高速可変照射装置である。図1に示すように、プロセッサ80は、照射装置100の動作、すなわち輝度および色を含む照射光の特性(「光」)、ならびに円形の照射システムのいずれの象限またはセクションを作動させるか、いずれの入射角度とするかなどを含む照射器の位置(「照射器位置」)などを制御する。
図2および図3は、本発明により形成された高速可変入射角度(下付添字を伴うまたは伴わない入射角度β、図3参照)を有する照射装置100aの一実施形態を示す。照射装置100aは、光軸25を有する対物レンズ23、および検査対象のワーク(図示せず)が載置されるステージ16を含む画像測定装置において用いるためのものである。明瞭さのため、画像測定装置の残りの部分については図示しない。
図2は、照射装置100aの斜視図であり、図3は、略円形の照射システムの第1象限および対向象限をそれぞれカバーするように対物レンズ23の対向側上に設けられた、2つの同じ照射装置100a’および100a”の断面図である。照射装置100a’および100a”は、互いに鏡像である点を除き、同じように構成され、動作する。
照射装置100aは、概して3つの素子、すなわち:(a)光ビームを第1光路部41に沿うように方向付けるように構成された第1光源30aと;(b)第1光路部41に沿う光ビームを受けるとともに光ビームを第2光路部43(複数のセグメントを有してもよい)に沿うように指向させるように構成されたビーム指向構成50aと;(c)光軸25に対してそれぞれの入射角度をなして構成された複数のそれぞれの表面部(例えば、図2に示す実施形態における表面部38NA〜38NHおよび38W)を含み、第2光路部43に沿う光ビームを受けるとともに光ビームを第3光路部45に沿うように偏向させることで、それぞれの入射角度における所望の入射角度範囲を用いて概ね対物レンズ23の焦点長における視野46を照射する、ビーム偏向構成38と;を含む。
図示の実施形態において、ビーム偏向構成38は、表面部38Wが交互に構成されたそれぞれの表面部38NA〜38NHを含む。以下でより詳しく説明するように、それぞれの表面部38NA〜38NHは、それぞれの入射角度における狭い入射角度範囲(例えば、θNに対応する)で視野46を照射するために用いられ、表面部38Wは、広い入射角度範囲(例えばθWに対応する)で視野46を照射するために用いられる。本明細書で用いる番号付けの取り決めでは、「N」を含む参照番号は、一般に、比較的狭い入射角度範囲を提供するように動作する素子に言及し、「W」を含む参照番号は、一般に、比較的広い入射角度範囲を提供するように動作する素子に言及する。しかし、説明全体から明らかになるように、NまたはW指定子の有無にかかわらず、素子が両方のモードで動作する場合もある。
図示の実施形態において、第1光源30aは、光ファイバケーブル31a(例えば、ファイバまたはファイババンドル)を含み、さらに、遠隔光源から生成された光33を伝達するビーム形成レンズ35aを含む。ビーム形成レンズ35aは、第1光路部41に沿う光ビームを形成し、合焦させる。遠隔光源は、好ましくは、ハロゲンランプ、LED光エンジン、超連続光源、レーザ光源、キセノンもしくは水銀アークランプ、キセノンフラッシュランプ、または他の種類のフラッシュランプなど、非常に短い画像露光時間(例えばマイクロ秒オーダー)をサポートする高輝度光を提供するために十分な光エネルギーを有する。いくつかの実施形態において、遠隔光源は、様々な制御可能なパルス長および/または色などを提供するため、パワー制御可能またはシャッター制御可能であってもよい。代替として、第1光源30aは、LEDなどのローカル光源(遠隔光源ではなく)で形成してもよい。任意選択により、1つ以上の追加光源30a’を用いて、より幅広い結合されたビーム形状、またはさらなる光輝度、または第1光源30aとは異なる光特性(例えば異なる色)を提供してもよい。
以下でより詳細に説明するように、ビーム指向構成50aは、一般に、少なくとも1つの可動ビーム指向素子51と、可動ビーム指向素子51を選択された位置に移動させる制御可能アクチュエータ52と、第1の比較的狭い発散量(例えば、光軸25を含む平面において定義されるθNに対応する)および/または入射角度範囲を提供する少なくとも第1ビーム指向表面部54N(例えば、図2に示す実施形態における表面部54NA〜54HN)と、第2の比較的広い発散量(例えば、光軸25を含む平面において定義されるθWに対応する)および/または入射角度範囲を提供する少なくとも第2ビーム指向表面部54Wとを含む。図示の実施形態において、第1ビーム指向表面部54N(この場合、54NA〜54NH)および第2ビーム指向表面部54Wは、対物レンズ23に近接した支持体55aに固定されている。様々な実施形態において、光源30a、ビーム指向構成50a、およびビーム偏向構成38は、対物レンズ23の周囲の動作可能な構成のフレーム(例えば、図3に示すフレーム58a)に固定してもよい。様々な実施形態において、ビーム偏向構成38ならびに/または第1および第2ビーム指向表面部54Nおよび54Wは、ユニット成形反射素子もしくは素子アセンブリから、または他の既知の光学コンポーネント製造方法により製作してもよい。様々な実施形態において、制御可能アクチュエータ52は、検流計、圧電モータ、小型のステッパモータまたはDCモータなどで構成してもよく、可動ビーム指向素子51は、反射(例えばミラー)表面を含み、それらはともに、光源30aから入力された光ビームの指向を制御する制御可能偏向ミラーを形成する。
先に述べたように、第2光路部43は、複数のセグメントを含んでもよい。図示の実施形態において、第2光路部43は、可動ビーム指向素子51と第1または第2ビーム指向表面部54Nまたは54Wとの間の第1(「下処理前の」(unprimed))セグメント43Nまたは43Wと、第1または第2ビーム指向表面部54Nまたは54Wとビーム偏向構成38の対応する表面部38Nまたは38Wとの間の第2(「下処理後の」(primed))セグメント43N’または43W’とを含む。例えば、代替の第1および第2セグメント43NAおよび43NA’、43NHおよび43NH’、ならびに43W1および43W1’をそれぞれ含む3つの代替の第2光路部を図2に示す。
特定の入射角度から比較的狭い入射角度範囲(例えば、第1の比較的狭い発散量θNに対応する)で視野を照射する際に典型的な動作の一例を、可動ビーム指向素子51と対応する表面部54NAおよび38NAの特定のセットとを含む光路を参照して説明することができる。本例において、可動ビーム指向素子51は、第1光路部41に沿う光ビームを受けるとともに第2光路部43の第1セグメント43NAに沿う光ビームを第1ビーム指向表面部54NAに指向させるように位置決めされている。次いで、表面部54NAは、光軸25に対して平行な平面(例えば光軸25を含む平面)において比較的狭い発散角度θNを提供または維持しながら(例えば、表面部54Nは、光軸25に対し略垂直方向に向く面で光軸25を含む平面上に比較的小さい曲率を有するように整形してもよい)、第2光路部43の第2セグメント43NA’に沿う光ビームをビーム偏向構成38の表面部38NAに偏向させる。図2に示すように、第1ビーム指向表面部54NAは、光軸25に対し略垂直方向に向く面で光軸25に対して略垂直な平面において湾曲するように整形し、それにより光ビームを第2光路部43の第2セグメント43NA’に沿って略水平に発散させ、表面部38NAの長さ方向に沿って照射させるようにしてもよい。例えば、図2は、第1ビーム指向表面部54NAから出射され、第2セグメント43NA’に沿って水平に発散し、表面部38NA内の3つのそれぞれの点38NA1、38NA2、および38NA3において表面部38NAを照射する3つの代表的な光線を示す。表面部38NAは、第2光路部43の第2セグメント43NA’に沿う光ビームを受けるとともにその光ビームを第3光路部45NAに沿うように偏向させ、円錐のセグメント(例えば象限)に概ね沿って収束する湾曲したシート状の光ビームを形成することで、比較的狭い入射角度範囲(例えばθNに対応する)にわたる対応する入射角度βNAで光軸25の周囲の第1象限から視野を照射する。
図2に示し上で説明したように、比較的狭い発散量θNは、ビーム偏向構成38の概ね単一の表面部38N(例えば各38NA、38NB等)を照射し、それぞれの表面部38Nの特定の1つのそれぞれの入射角度近辺の比較的狭い入射角度範囲から視野46を照射する光ビームに対応する第1発散量であってもよい。換言すれば、第1発散量θNを用いると、第3光路部45Nに沿う「狭い」すなわち薄いシート状の光ビームが視野46を照射する。可動ビーム指向素子51を適切に位置決めすることにより、対応する素子ペア54NX−38NX(Xは識別子A〜Hの1つを表す)を含む類似の光路に沿って同様の照射が提供され、他のそれぞれの入射角度βNXで同様の「狭い入射角度範囲の」照射が視野46に提供される、ということが理解されよう。例えば、図2は、入射角度βNHで照射を提供する光路43H〜54NH〜43NH’〜38NH〜45NHに沿う中心線を示す。いくつかの実施形態において、第1の比較的狭い発散量θNに対応する入射角度範囲は、多くとも15度、もしくは10度、またはそれ以下であってもよい。なお、狭い発散量のける光ビームは、必ずしもビーム偏向構成38の一つの表面部38Nに照射されなくても、場合によっては2つの表面部38Nに照射されてもよい。
比較的広い入射角度範囲(例えば、第2の比較的広い発散量θWに対応する)で視野を照射する際に典型的な動作の一例を、可動ビーム指向素子51と対応する表面部54Wおよび38Wのセットとを含む光路を参照して説明することができる。本例において、可動ビーム指向素子51は、第1光路部41に沿う光ビームを受けるとともに第2光路部43の第1セグメント43Wに沿う光ビームを第2(タイプの)ビーム指向表面部54Wに指向させるように位置決めされている。図2および図3に示す実施形態において、表面部54Wは、第2光路部43の第2セグメント43W’における個々の角度に沿う光ビームをビーム偏向構成38の個々の表面部38Wに対して個々に偏向するように整形された複数のファセットを含んでもよい(例えば、個々のファセットは、光軸25に対して略垂直な平面においては湾曲し、光軸25を含む平面においては個々のファセット角度をなすように角度付けられ、個々に大きく湾曲していない)。従って、図2に示すように、表面部54Wのファセットのセットからの光ビームが結合して、光軸25に対して平行な平面において比較的広い発散角度θWが提供される。表面部38Wのセットは、ビーム偏向構成38のほとんどにわたるように分散されており、第2光路部43の第2セグメント43NA’に沿う比較的広い発散角度θWにわたる表面部54Wのファセットから光ビームを受けるとともにその光ビームを第3光路部45NAに沿うように偏向させることで、円錐のセグメント(例えば象限)中に分散した光ビームを形成し、比較的広い入射角度範囲(例えば、θWおよび/または表面部38Wの組み合わせセットに対応する入射角度範囲に対応する)にわたる光軸25の周囲の第1象限から視野を照射する。様々な実施形態において、第2の比較的広い発散量θWに対応する入射角度範囲は、表面部38Nにより提供される入射角度の少なくとも2つ分、または少なくとも30度、もしくは45度、もしくは60度、またはそれ以上にわたってもよい。
照射装置100aでは、狭いおよび広い入射角度範囲間の切り換え、ならびに狭い入射角度範囲については特定の入射角度の選択が、極めて小型で軽量(例えば、表面積が数平方ミリメートルのオーダー)に製作できる可動ビーム指向素子51について必要とされる非常に細かい角度調整に基づいて非常に高速に行われる、ということは言うまでもない。同時に、強力で集中的な光源(例えば、強力な遠隔光源から光ファイバにより伝導される光)を用いてもよい。このような特徴の組み合わせは、汎用精密画像測定装置の様々なアプリケーションにおいて検査処理能力を増加させるために望ましい、高速な動きを効果的に捉えた画像を提供可能な迅速に構成可能なストロボ照射を提供するために不可欠であり得る。かかる高速アプリケーションでは、強力なストロボ照射が重要であるだけでなく、ワーク上の一連の位置(被検査特徴)をカバーする画像間でかかる照射を再構成するのに非常に少ない時間(例えば、マイクロ秒またはミリ秒のオーダー)しか許容および/または使用されないことも重要である、ということは言うまでもない。従って、上で略述した照射装置の特徴の組み合わせは、かかるアプリケーションに特に有益である。
上で略述した照射装置は、視野46における照射の輝度(焦点の集中)および角度特定性の最大化が可能であるように構成されている。このため、表面部54Nおよび54Wは個々の位置が異なるため、それらと協働する表面部38Nおよび38Wも位置が異なる。しかし、他の実施形態では、上記の要因においていくらか妥協し、表面部54Wを表面部38Nのセットと協働させ、表面部38Wを省略してもよい、ということは言うまでもない。さらにその上、いくつかの実施形態において、表面部54N(および/または38N、および/または38W)は、区別がはっきりしていなくてもよく、および/または、連続表面の各部分により設けてもよい。
対物レンズ23を取り囲む2つ以上の照射装置100aを設け、各々が光軸25の周囲の略円形の照射システムのセクションまたは象限をカバーするようにしてもよい。図3は、4つの象限の一部である2つの対向象限をカバーするための2つの照射装置100a’および100a”を示すが、光軸25周りの照射空間は任意の数のセクション(8以上等)に分割可能である、ということが当業者には明白である。
図2および図3を参照して説明した照射装置100aは、単焦点長設計である。すなわち、照射は、対物レンズ23についての合焦された視野46と一致する、光軸25に沿う単一の位置において概ね合焦される。しかし、相互交換可能な対物レンズを用いるいくつかの汎用画像測定装置において、照射装置は、様々な代替の対物レンズについて合焦された視野の位置により、光軸25に沿う2つの位置のいずれかで概ね合焦された照射を提供することが望ましい。
図4は、光軸25に沿う2つの焦点距離faおよびfbを提供する照射装置100bの別の実施形態を示し、対物レンズ23の様々な代替が、それぞれ焦点距離faおよびfbに対応する2つの異なる合焦された視野46aおよび46bのいずれかを提供し得る。同様の機能を提供する素子は、典型的には、図2〜図8において参照番号が同様の接頭部を有する(例えば、図4における素子54aまたは54bは、図2および図3における対応素子54に類似し、図4における50bは、図2および図3における対応素子50aに類似している)。さらにその上、先に説明した狭いおよび広い入射角度範囲の指標NおよびWに関する取り決めを継続して用い、これらは、図2を参照して先に説明したように、それぞれ第1の狭い発散角度(例えばθN)または第2の広い発散角度(例えば、図2に示すθWと同様)に関連する動作に対応することが理解されよう。このため、図4〜図8の照射装置の素子は、説明または文脈により別途指定がない限り、図1および図2におけるそれらに類似の対応物についての先の説明に基づいて大部分を理解することができる。このため、図4〜図8の照射装置の特定の態様についてのみ、以下で詳細に説明する。
図4に示す照射装置100bは、照射装置100bが第1および第2光源30aおよび30a’を含み、ビーム指向構成50bが光源30aとともに用いられるビーム指向表面部54aN(54aNA〜54aNH)および54aWと、光源30a’とともに用いられるビーム指向表面部54bN(54bNA〜54bNH)および54bWとを含む点を除き、上記の照射装置100aと同様に動作する。ビーム指向表面部の第1および第2セットは、それぞれ第1および第2光源30aおよび30a’からの光ビームを受けるとともに光ビームをそれぞれ第1および第2焦点面上の視野46aおよび46bに方向付ける。
特定の入射角度から比較的狭い入射角度範囲(例えば、第1の比較的狭い発散量θNに対応する)で焦点距離faにおける視野46aを照射する際に典型的な動作の一例を、第1光源30a、可動ビーム指向素子51、ならびに対応する表面部54aNAおよび38NAの特定のセットを含む光路を参照して説明することができる。本例において、第1光源30aはオン(第2光源30a’はオフ)であり、可動ビーム指向素子51は、第1光路部41に沿う第1光源30aからの光ビームを受けるとともに第2光路部43の第1セグメント43aNAに沿う光ビームを第1ビーム指向表面部54aNAに指向させるように位置決めされている。次いで、表面部54aNAは、光軸25に対して平行な平面(例えば光軸25を含む平面)において比較的狭い発散角度を提供または維持しながら、第2光路部43の第2セグメント43aNA’に沿う光ビームをビーム偏向構成38の表面部38NAに偏向させる。表面部38NAは、表面部54aNAから特定の角度の第2光路部43の第2セグメント43aNA’に沿う光ビームを受け、その結果、その光ビームを対応する第3光路部45aNAに沿うように偏向させ、円錐のセグメント(例えば象限)に概ね沿って収束する湾曲したシート状の光ビームを形成することで、比較的狭い入射角度範囲にわたる対応する入射角度βaNA(総称的にβaNと示す)で焦点長faにおける視野46aを照射する。先の説明との類推により、可動ビーム指向素子51を適切に位置決めすることで、光ビームを様々な第1(タイプの)ビーム指向表面部54aXに向けることにより、他のそれぞれの入射角度βaNXで焦点距離faにおける照射を提供することができ、光ビームを第2(タイプの)ビーム指向表面部54aWに向けることにより、広い入射角度範囲にわたる焦点距離faにおける照射を提供することができる、ということが理解されよう。
特定の入射角度から比較的狭い入射角度範囲(例えば、第1の比較的狭い発散量θNに対応する)で焦点距離fbにおける視野46bを照射する際に典型的な動作の一例を、第2光源30a’、可動ビーム指向素子51、ならびに対応する表面部54bNAおよび38NAの特定のセットを含む光路を参照して説明することができる。本例において、第2光源30a’はオン(第1光源30aはオフ)であり、可動ビーム指向素子51は、第1光路部41に沿う第2光源30a’からの光ビームを受けるとともに第2光路部43の第1セグメント43bNAに沿う光ビームを第1ビーム指向表面部54bNAに指向させるように位置決めされている。次いで、表面部54bNAは、光軸25に対して平行な平面(例えば光軸25を含む平面)において比較的狭い発散角度を提供または維持しながら、第2光路部43の第2セグメント43bNA’に沿う光ビームをビーム偏向構成38の表面部38NAに偏向させる。表面部38NAは、表面部54bNAから特定の角度の第2光路部43の第2セグメント43bNA’に沿う光ビームを受ける。この特定の角度は、先の動作例において表面部54aNAにより提供されたものと異なるため、表面部38NAは、その結果、その光ビームを対応する第3光路部45bNAに沿うように偏向させ、円錐のセグメント(例えば象限)に概ね沿って収束する湾曲したシート状の光ビームを形成することで、比較的狭い入射角度範囲にわたる対応する入射角度βbNA(総称的にβbNと示す)で焦点長fbにおける視野46bを照射する。先の説明との類推により、可動ビーム指向素子51を適切に位置決めすることで、光ビームを様々な第1(タイプの)ビーム指向表面部54bXに向けることにより、他のそれぞれの入射角度βbNXで焦点距離fbにおける照射を提供することができ、光ビームを第2(タイプの)ビーム指向表面部54bWに向けることにより、広い入射角度範囲にわたる焦点距離fbにおける照射を提供することができる、ということが理解されよう。
図示の実施形態では、同じ可動ビーム指向素子51および制御可能アクチュエータ52がすべての動作に用いられるように、2つの光源30a、30a’が個々に位置合わせされている。しかし、各光源に独立した別々の可動ビーム指向素子51および制御可能アクチュエータ52を設けることも、または、2軸において制御可能な可動ビーム指向素子を用いることで単一の光源からの光ビームを表面部54aN、54aW、54bN、または54bWのいずれにも適切に指向させることも可能である。3つ以上の焦点面に位置する視野46の照射を可能にするさらなる実施形態が可能である、ということが当業者には明白である。
図5は、本発明により構成された照射装置100cのさらに別の実施形態を示す。簡潔に言えば、図5に示す照射装置100cは、2つの主要な相違点を除き、上記の照射装置100aと同様に動作する。第1に、第1光源30cは、円形レンズではなく円筒形レンズ35cを含む。このため、円筒形レンズ35cの「非合焦面」により、光ビームを、第1の光路部41に沿うおよび第2光路部43の第1セグメント43NX(例えば43NA)に沿う1つの平面において第1または第2ビーム指向表面部54cNX(例えば54cNA)または54cWまで発散させ続けることが可能になる。第2に、第1および第2ビーム指向表面部54cNXおよび54cWは、円筒形レンズ35cにより可能になる上述の発散の結果生じる広い光ビーム(例えば、図5において第1表面部54cNA上に破線で外形を示すビームスポットを参照)と協働するように整形されている。図5に示す実施形態において、第1および第2ビーム指向表面部54cNXおよび54cWは、図2におけるそれらの対応物と比較して広く、光軸25に対して垂直な平面における湾曲が小さい。ビーム偏向構成38cの表面部38cNXおよび38cWの曲率を上述の光ビームの相違点に照らして調整する(先に説明したその対応物に対して)ことで、視野46において所望の照射合焦状態が提供される、ということが理解されよう。
照射装置100cの1つの利点は、照射装置100cが、並べて構成してもよい(例えば、図5に示す2つの光源30cおよび30c’のように)複数の光源からの光ビームを、比較的単純な光学素子を用いておよび複雑な位置合わせを行うことなく、実質的に同じ光路に沿うように重なることを可能にするため都合がよい、という点である。かかる光源は、輝度を増大させるため同時に動作させてもよく、および/または、スペクトルの選択肢を増大させるため個々に動作させてもよい。光源30cおよび/または30c’(強力な遠隔光発生器を用いることができる)の代わりにローカルLED光源を用いる実施形態では、望ましい光輝度を提供するために複数のLEDを組み合わせることが必要な場合があるため、この構成が特に有益であり得る。
図6は、本発明により形成された照射装置100dのさらなる代替の実施形態を示す。図示しないが、先の実施形態について説明したように、「第1象限」に示すものと同じ照射装置100dを、鏡像をなすように対向象限に設けてもよく、および/または、対物レンズ23の周囲の象限またはセグメントに追加して設けてもよい。簡潔に言えば、図6に示す照射装置100dは、2つの主たる相違点を除き、上記の照射装置と同様に動作する「2焦点長」設計である。第1の相違点は、先に説明した対応物に対するビーム指向構成50dの構成におけるものである。第2の相違点は、ビーム偏向構成38dにおけるもので、ビーム指向構成50dにおける変更の結果、以下でより詳細に説明するように、特に広い入射角度範囲の表面部(例えば、先の実施形態における38Wに相当する)が省略されているが、第1照射焦点長faを提供する表面部38dXaのセットと第2照射焦点長fbを提供する表面部38dXbのセットとが提供されている(Xは識別子A〜Hの1つを表す)、という点である。図6に示す実施形態では、以下でより詳細に説明するように、各表面部が両方のタイプの照射を(異なる時間に)提供することができるため、この実施形態では素子38dの表面部が先の実施形態において示すNおよびW指定子を含まない。
図6に示すように、先の実施形態と同様に、ビーム指向構成50dは、可動ビーム指向素子51dおよび制御可能アクチュエータ52dを含む。しかし、本実施形態50dにおいて、可動ビーム指向素子51dは、以下でより詳細に説明するように光ビームを素子38dXaまたは38dXbに直接指向させ、狭い入射角度範囲の照射を発生させるための第1(タイプの)ビーム指向表面部51dNと広い入射角度範囲の照射を発生させるための第2(タイプの)ビーム指向表面部51dW1、51dW2とを含む。このため、先の実施形態に含まれていた素子54(またはその対応物54a等)は省略されている。
特定の入射角度から比較的狭い入射角度範囲(例えば、第1の比較的狭い発散量θNに対応する)で焦点距離faにおける視野46aを照射する際に典型的な動作の一例を、第1光源30d、可動ビーム指向素子51d、ならびに特定の表面部51dNおよび38dAaを含む光路を参照して説明することができる。本例において、可動ビーム指向素子51dは、第1ビーム指向表面部51dNが、光軸25に対して平行な平面(例えば光軸25を含む面)において比較的狭い発散角度θNを提供または維持しながら、第1光路部41に沿う第1光源30aからの光ビームを受けるとともに第2光路部43に沿う光ビームをビーム偏向構成38dの表面部38dAaに指向させるように位置決めされている。表面部38dAaは、表面部51dNから特定の角度の第2光路部43に沿う光ビームを受け、その結果、その光ビームを対応する第3光路部45に沿うように偏向させ、円錐のセグメント(例えば象限)に概ね沿って収束する湾曲したシート状の光ビームを形成することで、先に説明した実施形態と同様に、比較的狭い入射角度範囲にわたる対応する入射角度βaNA(総称的にβと示す)で焦点長faにおける視野46aを照射する。先の説明との類推により、可動ビーム指向素子51dを適切に位置決めすることで、第1光線指向表面部51dNからの光ビームを様々な表面部38dXa(Xは識別子A〜Hの1つを表す)に向けることにより、他のそれぞれの入射角度βaNXで焦点距離faにおいて狭い入射角度範囲の照射を提供することができる、ということが理解されよう。代替として、焦点距離faにおいて広い入射角度範囲の照射を提供するため、可動ビーム指向素子51dは、第2ビーム指向表面部51dW1が第1光路部41に沿う第1光源30aからの光ビームを受けるとともに光軸25に対して平行な平面(例えば光軸25を含む平面)において広い発散角度(例えば、図2に示す広い発散角度θWと同様の)を有する第2光路部43に沿う光ビームをビーム偏向構成38dの表面部38dAa〜38dHaの各々に指向させるように回転または位置決めしてもよい。次いで、表面部38dAa〜38dHaの組み合わせからの光ビームが結合して、焦点距離faにおいて広い入射角度範囲の照射が提供される。
焦点距離fbにおける視野46bを照射するときは、狭い入射角度範囲の照射を提供する場合は、第1ビーム指向表面部51dNが第2光路部43に沿う光ビームをビーム偏向構成38dの表面部38dAbに指向させる点を除き、広い入射角度範囲の照射を提供する場合は、第2ビーム指向表面部51dW2が第1光路部41に沿う光ビームを受けるとともに広い発散角度を有する第2光路部43に沿う光ビームをビーム偏向構成38dの表面部38dAb〜38dHbの各々に指向させるように位置決めされる点を除き、類似の動作を用いることができる、ということが理解されよう。一実施形態において、第1ビーム指向表面部51dNは、図2に示す第1ビーム指向表面部54Nについて先に説明したものに類似の形状を有し(例えば、表面部51dNは、光軸25を含む平面において比較的小さい曲率を有するように整形し、光軸25に対して略垂直な平面において湾曲させ)、それにより光ビームを、表面部38dXaまたは38dXbの長さに沿って照射させるように第2光路部43に沿って水平に発散させてもよい。第2ビーム指向表面部51dW1または51dW2は、図2に示す第2ビーム指向表面部54Wについて先に説明したものに類似の形状を有してもよい。例えば、第2ビーム指向表面部51dW1は、必要に応じて様々なファセット角度をなして構成された湾曲ファセットを含み、それにより光ビームを、複数の表面部38dXaに照射させるように同時に方向付けてもよい(または第2ビーム指向表面部51dW2および表面部38dXbについても同様である)。先に述べたように、いくつかの実施形態において、表面部38dXa(および/または38dXb)は、互いに容易に区別可能でなく、および/または、連続的に湾曲した表面の一部であるように形成してもよい。いくつかの実施形態において、第2ビーム指向表面部51dW1(または51dW2)は、区別可能なファセットではなく、広い発散角度を提供する連続的に湾曲した表面を含んでもよい。いくつかの実施形態において、照射装置100dは、第2ビーム指向表面部51dW2が省略されるように構成してもよく、第2ビーム指向表面部51dW1は、焦点長faおよびfbのいずれかについて広い入射角度の照射を提供するように位置決めしてもよい。3つ以上の焦点長における視野46の照射を可能にするさらなる実施形態が可能であり、単一の焦点長における照射が所望される場合は、表面部51dW2および38dXbを省略してもよい、ということが当業者には明白である。
図7は、本発明により形成された照射装置100eのさらに別の実施形態を示す。この実施形態は、光源30eの位置を除き、先に説明した図6の実施形態と同様に動作することが理解できる。具体的には、本実施形態では光源30eが対物レンズ23の付近に設けられているため、光源30eおよび/または第1光路部41がビーム偏向構成38eを通って延在する必要はない。このため、図6の実施形態とは対照的に、ビーム偏向構成38eは、ビームを「妨げない」それぞれの表面部38eXaおよび38eXbのセットを含むことができ、製作および組立が簡略化され、提供される照射の均一性を増大させることができる。図示しないが、先に説明した実施形態と同様に、「第1象限」に示すものと同じ照射装置100eを、鏡像をなすように対向象限に設けてもよく、および/または、対物レンズ23の周囲の他のセグメントまたは象限に設けてもよい。
図8は、本発明により形成された照射装置100fのさらに別の実施形態を示す。この実施形態は、この実施形態ではビーム偏向構成38fの複数のそれぞれの表面部38fA〜38fHが反射性ではなく屈折性または回折性である(例えば、一実施形態において、ビーム偏向構成38fは、比較的平坦なフレネル型回折レンズ表面部を含んでもよい)点を除き、先に説明した図7の実施形態と同様に動作することが理解できる。簡潔に言えば、特定の入射角度から比較的狭い入射角度範囲で視野46を照射するとき、可動ビーム指向素子51fは、第1ビーム指向表面部51fNが、光軸25に対して平行な平面(例えば光軸25を含む平面)において比較的狭い発散角度θNを提供または維持しながら、第1光路部41に沿う第1光源30fからの光ビームを受けるとともに第2光路部43に沿う光ビームをビーム偏向構成38fの表面部38fX(Xは識別子A〜Hの1つを表す)に指向させるように位置決めされている。表面部38fXは、第2光路部43に沿う光ビームを受けるとともにその光ビームを対応する第3光路部45に沿うように偏向させ、円錐のセグメント(例えば象限)に概ね沿って収束する湾曲したシート状の光ビームを形成することで、先に説明した実施形態と同様に、比較的狭い入射角度範囲にわたる入射角度βNX(総称的にβと示す)で視野46を照射する。代替として、広い入射角度範囲の照射を提供するため、可動ビーム指向素子51fは、第2ビーム指向表面部51fWが第1光路部41に沿う第1光源30fからの光ビームを受けるとともに光軸25に対して平行な平面(例えば光軸25を含む平面)において広い発散角度(例えば、図2に示す広い発散角度θWと同様の)を有する第2光路部43に沿う光ビームをビーム偏向構成38fの表面部38fA〜38fHの各々に指向させるように回転または位置決めされている。次いで、表面部38fA〜38fHの組み合わせからの光ビームが結合して、広い入射角度範囲の照射が提供される。
図8に示す実施形態は、単焦点長設計である。しかし、2つ以上の焦点長における視野46の照射を可能にするさらなる実施形態が可能である、ということが当業者には明白である。例えば、1つのかかる実施形態は、図7に示す交互の反射性の表面部38eXaおよび38eXbに類似の、異なる焦点長を提供する交互の表面部38fXを有する屈折性または回折性のビーム偏向構成38fを含んでもよい。図示しないが、先に説明した実施形態と同様に、「第1象限」に示すものと同じ照射装置100fを、鏡像をなすように対向象限に設けてもよく、および/または、対物レンズ23の周囲の他のセグメントまたは象限に設けてもよい。
例示の実施形態を図示および説明したが、本発明の要旨から逸脱することなく様々な変更をそれらの実施形態において行うことができることは言うまでもない。
10 画像測定装置
12 ベースコンソール
14 テーブル
16 ステージ
18 駆動装置
20 ワーク
23 対物レンズ
25 光軸
30 第1光源
31 光ファイバケーブル
33 光
35 ビーム整形レンズ
36 Z軸駆動装置
38 ビーム偏向構成
41 第1光路部
43 第2光路部
45 第3光路部
46 視野
50 ビーム指向構成
51 可動ビーム指向素子
52 制御可能アクチュエータ
54 ビーム指向表面部
70 X軸搬送体
72 ブリッジ
80 プロセッサ
90 カメラ
92 光学系
94 Z軸支持体
100 照射装置
74 駆動装置
35c 円筒形レンズ
38N、38W 表面部
43N、43W 第1セグメント
43N’、43W’ 第2セグメント
51N、51W ビーム指向表面部
55a 支持体
58a フレーム
fa、fb 焦点距離
β 入射角度

Claims (15)

  1. 光軸を有する少なくとも一つの対物レンズを含む画像測定装置に用いられる入射角高速可変照射装置であって:
    (a)光ビームを第1光路部に沿うように方向付けるように構成された第1光源と;
    (b)前記第1光路部に沿う前記光ビームを受けるとともに前記光ビームを第2光路部に沿うように指向させるように構成されたビーム指向構成と;
    (c)前記光軸に対してそれぞれの入射角度をなして構成された複数の表面部を含み、前記第2光路部に沿う前記光ビームを受けるとともに前記光ビームを第3光路部に沿うように偏向させることで、前記対物レンズの視野を照射する、ビーム偏向構成と;を含み、
    (b)の前記ビーム指向構成は:
    (i)少なくとも1つの可動ビーム指向素子および前記可動ビーム指向素子を移動させる制御可能アクチュエータと;
    (ii)前記第2光路部に沿う前記光ビームに第1発散量を提供する少なくとも一つの第1ビーム指向表面部であって、前記発散量は、前記光軸を含む平面において定義されるものである、第1ビーム指向表面部と;
    (iii)前記第2光路部に沿う前記光ビームに第2発散量を提供する少なくとも一つの第2ビーム指向表面部であって、前記発散量は、前記光軸を含む平面において定義されるものである、第2ビーム指向表面部と;を含み、
    前記第1発散量は、前記ビーム偏向構成の概ね一つの表面部をを照射し、前記表面部の前記入射角度に対応する狭い角度範囲から前記視野を照射する前記光ビームのものであり、
    前記第2発散量は、前記ビーム偏向構成の少なくとも2つの表面部を照射し、前記狭い角度範囲よりも幅広く、前記少なくとも2つの表面部の前記入射角度を含む幅広い角度範囲から前記視野を照射する前記光ビームのものであり、
    前記ビーム指向構成は、前記第1発散量を有する前記第2光路部に沿う前記光ビームを前記ビーム偏向構成の概ね一つの表面部に提供することで、第1の時間には前記狭い角度範囲から前記視野を照射するように構成されるとともに、前記第2発散量を有する前記第2光路部に沿う前記光ビームを前記ビーム偏向構成の前記少なくとも2つの表面部に提供することで、第2の時間には前記幅広い角度範囲から前記視野を照射するように構成されている、入射角高速可変照射装置。
  2. 前記第1および第2ビーム指向表面部は反射性を有するものである、請求項1に記載の照射装置。
  3. 前記ビーム偏向構成の前記それぞれの表面部は反射性を有するものである、請求項2に記載の照射装置。
  4. 前記ビーム偏向構成の前記それぞれの表面部は屈折性を有するものである、請求項2に記載の照射装置。
  5. 前記ビーム指向構成は、前記可動ビーム指向素子から前記光ビームを受けるとともに前記第2光路部に沿う前記光ビームを出射する固定素子を含む、請求項1に記載の照射装置。
  6. 前記固定素子は、複数の異なるビーム指向表面部を含み、異なるビーム指向表面部は、前記第2光路部に沿う前記光ビームを前記ビーム偏向構成の異なる表面部にそれぞれ出射する、請求項5に記載の照射装置。
  7. 前記固定素子は、前記第1および第2ビーム指向表面部を含み、前記可動ビーム指向素子は、前記光ビームを前記第1および第2ビーム指向表面部に方向付ける第3ビーム指向表面部を含む、請求項6に記載の照射装置。
  8. 前記第1発散量を提供する前記第1ビーム指向表面部は、複数のビーム指向表面部を含み、それらの異なるビーム指向表面部は、前記第2光路部に沿う前記光ビームを前記ビーム偏向構成の異なる表面部にそれぞれ出射する、請求項7に記載の照射装置。
  9. 前記第2発散量を提供する前記第2ビーム指向表面部は、前記第2光路部に沿う前記光ビームを前記ビーム偏向構成の複数の表面部にそれぞれ出射する複数のファセットを有する、請求項7に記載の照射装置。
  10. 前記複数の異なるビーム指向表面部は、異なるビーム指向表面部の第1および第2セットを含み、
    異なるビーム指向表面部の前記第1セットは、前記第2光路部に沿う前記光ビームを前記ビーム偏向構成の異なるそれぞれの表面部に出射し、それにより前記ビーム偏向構成の異なるそれぞれの表面部が、前記第3光路部に沿う前記光ビームを偏向させることで、前記対物レンズから前記光軸に沿って第1距離における前記対物レンズの前記視野を照射するように構成され、
    異なるビーム指向表面部の前記第2セットは、前記第2光路部に沿う前記光ビームを前記ビーム偏向構成の異なるそれぞれの表面部に出射し、それにより前記ビーム偏向構成の異なるそれぞれの表面部が、前記第3光路部に沿う前記光ビームを偏向させることで、前記対物レンズから前記光軸に沿って第2距離における前記対物レンズの前記視野を照射するように構成されている、請求項6に記載の照射装置。
  11. 前記複数の異なるビーム指向表面部の各々は、そこから出射される前記光ビームが前記第2光路部に沿って発散するように、前記光軸に対して略垂直な方向に向く面に沿う曲率を有する、請求項6に記載の照射装置。
  12. 前記複数の異なるビーム指向表面部の各々は、そこから出射される前記光ビームが拡張された幅を有するように、前記光軸に対して略垂直な方向に向く面に沿う伸長寸法を有する、請求項6に記載の照射装置。
  13. 前記可動ビーム指向素子は前記第1および第2ビーム指向表面部を含む、請求項1に記載の照射装置。
  14. 前記第1ビーム指向表面部は略平坦な表面を含み、前記第2ビーム指向表面部は略半球状の表面を含む、請求項13に記載の照射装置。
  15. 前記ビーム偏向構成の前記複数のそれぞれの表面部は、それぞれの表面部の第1および第2セットを含み、
    それぞれの表面部の前記第1セットは、前記第3光路部に沿う前記光ビームを出射することで、前記対物レンズから前記光軸に沿って第1距離における前記対物レンズの前記視野を照射するように構成され、
    それぞれの表面部の前記第2セットは、前記第3光路部に沿う前記光ビームを出射することで、前記対物レンズから前記光軸に沿って第2距離における前記対物レンズの前記視野を照射するように構成されている、請求項13に記載の照射装置。
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